JP2009276882A - 警告出力装置、警告出力プログラムおよび車両側方撮影装置 - Google Patents

警告出力装置、警告出力プログラムおよび車両側方撮影装置 Download PDF

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Abstract

【課題】BCMが動作している場合でも、運転者に目視確認を促すことを課題とする。
【解決手段】警告出力装置は、車両側方撮影装置によって撮影された画像が入力されると、入力された画像に基づいて、自車両が通行する道路から、当該道路と交差する交差道路へ進入する進入位置を検出する。そして、警告出力装置は、検出された進入位置を越えて、自車両が進入位置から交差道路に所定距離進入したか否かを判定する。続いて、警告出力装置は、自車両が進入位置から交差道路に所定距離進入したと判定された場合に、運転者に対して警告を出力する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、警告出力装置、警告出力プログラムおよび車両側方撮影装置に関する。
従来より、見通しの悪い住宅街や商店街などの交差点において、運転者の死角となる位置の画像を車両の外部に設けたカメラにより撮影し、撮影された画像を車両の内部に設けたモニタなどに表示して、安全運転を支援するBCM(Blind Corner Monitor)などの車両側方撮影装置がある。
そして、最近では、BCMを利用した様々な技術が開示されている。例えば、特許文献1では、車両側方に視界を遮る物体がある場合に、側方センサによって当該物体を検知して、車両の内部に設けたモニタに自動的に映し出すことにより、運転者による目視確認とモニタに映し出される映像の確認との双方から安全運転を支援している。
特開2001−39248号公報
しかしながら、上記した従来の技術は、車両を交差点に進入させ過ぎて、他の通行車両の通行の妨げになってしまうという課題があった。具体的には、BCMによりモニタに映像が映し出されている場合に、運転者に対して、目視確認とモニタ映像の確認とのどちらに重点を置くべきであるかの判断を迷わせる可能性がある。また、運転者がモニタを注視し過ぎて、目視確認を疎かにしてしまうことにより、自車両の状況を把握できなくなる可能性もある。そして、目視確認とモニタ確認との判断を迷ったり、自車両の状況が把握できなくなったりする結果、車両を交差点に進入させ過ぎて、他の通行車両の通行の妨げになってしまう。
そこで、本発明は、上述した従来技術の課題を解決するためになされたものであり、BCMが動作している場合でも、運転者に目視確認を促すことが可能である警告出力装置、警告出力プログラムおよび車両側方撮影装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本願の開示する警告出力装置は、車両の側方を撮影する車両側方撮影装置によって撮影された画像に基づいて、自車両が通行する道路から、当該道路と交差する交差道路へ進入する進入位置を検出する道路検出手段と、前記道路検出手段によって検出された進入位置を越えて、前記自車両が前記進入位置から交差道路に所定距離進入したか否かを判定する判定手段と、前記判定手段によって前記自車両が前記進入位置から交差道路に所定距離進入したと判定された場合に、前記自車両を運転する運転者に対して警告を出力する警告出力手段と、を備えたことを要件とする。
本願の開示する警告出力装置によれば、BCMが動作している場合でも、運転者に目視確認を促すことが可能であるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る警告出力装置の実施例を詳細に説明する。なお、以下では、本発明に係る警告出力装置の概要、警告出力装置の構成および処理の流れを順に説明し、最後に本実施例による効果を説明する。
[警告出力装置の概要]
最初に、図1を用いて、実施例1に係る警告出力装置の概要を説明する。図1は、実施例1に係る警告出力装置の概要を示す図である。
本願の開示する警告出力装置は、車両などの移動体に配設されたBCMなどの車両側方撮影装置に接続され、BCMのカメラによって撮影された入力画像やBCMの車両センサによって取得された車両情報などに基づいて、車両の安全運転を支援する役割を担う装置である。
上記した構成において、警告出力装置は、車両などの移動体に配設されたBCMに接続され、車両の安全運転を支援することを概要とするものであり、特に、BCMが動作している場合でも運転者に目視確認を促すことができる。
図1に示すように、警告出力装置は、車両の側方を撮影する車両側方撮影装置によって撮影された画像に基づいて、自車両が通行する道路から、当該道路と交差する交差道路へ進入する進入位置を検出する(図1の(1)参照)。
具体的に説明すると、警告出力装置は、左右方向が映るように調整された魚眼レンズ、または、プリズムレンズなどを有するBCMに接続され、電源が投入されたBCMのカメラによって撮影された画像が入力されると、入力された画像を受け付ける。また、警告出力装置は、BCMの車両センサ部によって収集された自車両の大きさや自車両の速度などの自車両の様々な挙動情報を取得する。
そして、警告出力装置は、受け付けた入力画像に基づいて、歪曲収差の補正をかけて、補正された画像に対してピンホールカメラモデルを適用して真上からの二次元画像を取得する。続いて、警告出力装置は、取得された二次元画像内において、エッジ抽出やHough変換などを適用し、自車両が通行する道路に対して交差する道路(交差点)への進入位置「W」を検出する。その後、警告出力装置は、検出された進入位置「W」と自車両先端部との画像上における距離「D」を算出する。
そして、警告出力装置は、検出された進入位置を越えて、自車両が進入位置から交差道路に所定距離進入したか否かを判定する(図1の(2)参照)。
上記した例で具体的に説明すると、警告出力装置は、検出された画像内の進入位置「W」までの距離「D」に対するオプティカルフロー「v」を時系列ごとに算出する。そして、警告出力装置は、算出された時系列ごとの「v」を用いて、自車両の進入位置「W」への到達時点「D−Σ|v|=0」を求める。
続いて、警告出力装置は、自車両が進入位置「W」に到達し、当該進入位置「W」を越えて、交差道路に所定距離「B」進入したか否かを判定する。ここで、予め算出する所定距離「B」について説明する。所定距離「B」は、例えば、運転者の視線位置から自車両の先端部までの距離を「A」、0でない係数を「α」とすると、「B=A×α」によって算出される。なお、0でない係数「α」は、取得された自車両の速度が速い場合に小さく、自車両の速度が遅い場合に大きな値となる。また、運転者の視線位置から自車両の先端部までの距離「A」が大きい場合に小さく、距離「A」が小さい場合に大きな値となる。
その後、警告出力装置は、算出された所定距離「B」に対するオプティカルフロー「v」を時系列ごとに算出する。そして、警告出力装置は、算出された時系列ごとの「v」を用いて、交差道路の進入位置「W」から進行した自車両の距離が、所定距離「B」への到達時点「B−Σ|v|=0」であるか否かを判定する。
その後、警告出力装置は、自車両が進入位置から交差道路に所定距離進入したと判定された場合に、自車両を運転する運転者に対して警告を出力する(図1の(3)参照)。
上記した例で具体的に説明すると、警告出力装置は、自車両が進入位置「W」から交差道路に所定距離「B」進入したと判定された場合に、自車両を運転する運転者に対して警告を出力する。運転者に対する警告は、例えば、BCMのモニタ出力の停止、警告音を鳴らす、光を発する、運転席の座席に振動を与えるなどの制御により行われる。
上記したように、警告出力装置は、電源が投入されたBCMなどの車両側方撮影装置によって撮影された画像に基づいて、自車両が通行する道路の交差点への進入位置を検出し、検出された進入位置から所定距離進入したか否かを判定し、所定距離進入したと判定された場合に、運転者に対して警告を出力するので、BCMが動作している場合でも、運転者に目視確認を促すことが可能である。
つまり、警告出力装置は、自車両が交差点に進入する場合に、当該自車両の車体形状に基づいて、交差点に進入し過ぎとなる地点を算出し、算出された地点を越えると、BCMのモニタ出力を停止させたり、警告音を発生させたりして、運転者がBCMに注視し過ぎるのを防止することができるので、従来技術のように、運転者に対して、目視確認とモニタ映像の確認とのどちらに重点を置くべきであるかの判断を迷わせる可能性があるのと比較して、BCMが動作している場合でも、運転者に目視確認を促すことが可能である。
[警告出力装置の構成]
次に、図2を用いて、実施例1に係る警告出力装置の構成を説明する。図2は、実施例1に係る警告出力装置の構成を示す図である。また、以下の警告出力装置の構成の説明においては、図3に示すように、車両Qが通行する交差点に自車両Pが進入する場合を説明する。なお、図3は、運転者の視線位置から自車両Pの先端部までの距離Aと所定距離Bとの関係を説明するための図である。
図2に示すように、警告出力装置10は、記憶部20と、制御部30とを有し、BCMなどの車両側方撮影装置に接続され、車両の安全運転を支援するための警告を出力する。
記憶部20は、制御部30による各種処理に必要なデータや、制御部30による各種処理結果を記憶する。例えば、記憶部20は、後述する車両情報取得部32によって取得された自車両の車体長、自車両の速度情報または後述する道路検出部33によって検出された交差点の進入位置などの各種データや各種処理結果を記憶する。
制御部30は、制御プログラム、各種の処理手順などを規定したプログラムおよび所要データを格納するための内部メモリを有するとともに、特に、画像入力部31と、車両情報取得部32と、道路検出部33と、判定部34と、警告出力部35とを有し、これらによって種々の処理を実行する。
画像入力部31は、車両の側方を撮影する車両側方撮影装置によって撮影された入力画像を受け付ける。具体的に例を挙げて説明すると、画像入力部31は、自車両Pにおいて、左右方向が映るように調整された魚眼レンズ、または、プリズムレンズなどを有するBCMのカメラによって撮影された入力画像を受け付ける。
車両情報取得部32は、車両側方撮影装置によって収集された自車両の様々な挙動情報を取得する。上記した例で具体的に例を挙げると、車両情報取得部32は、自車両Pにおいて、警告出力装置10に接続されるBCMなどの車両側方撮影装置や車載装置などの車両センサ部によって収集された自車両Pの大きさや自車両Pの速度などの自車両Pの様々な挙動情報を取得する。
道路検出部33は、画像入力部31によって受け付けられた入力画像に基づいて、自車両が通行する道路から、当該道路と交差する交差道路へ進入する進入位置を検出する。上記した例で具体的に例を挙げると、道路検出部33は、画像入力部31によって受け付けられた入力画像に基づいて、歪曲収差の補正をかけて、補正された画像に対してピンホールカメラモデルを適用して真上からの二次元画像を取得する。
そして、道路検出部33は、取得された二次元画像内において、エッジ抽出やHough変換などを適用し、自車両Pが通行する道路に対して交差する道路(交差点)への進入位置「W」を検出する。続いて、道路検出部33は、検出された進入位置「W」と自車両Pの先端部との画像上における距離「D」を算出する。
なお、道路検出部33による距離「D」の算出については、車両側方撮影装置に配設されたレーザセンサやナビシステムなどと連携して、自車両Pが通行する道路の交差道路の進入位置「W」を検出させて、自車両Pから進入位置「W」までの距離「D」を算出するようにしてもよい。
判定部34は、道路検出部33によって検出された進入位置を越えて、自車両が進入位置から交差道路に所定距離進入したか否かを判定する。上記した例で具体的に例を挙げると、判定部34は、検出された画像内の進入位置「W」までの距離「D」に対するオプティカルフロー「v」を時系列ごとに算出する。そして、判定部34は、算出された時系列ごとの「v」を用いて、自車両Pの進入位置「W」への到達時点「D−Σ|v|=0」を求める。「D−Σ|v|=0」となる地点は、自車両Pが進入位置「W」に到達した地点である。
なお、判定部34による進入位置「W」までの進入時点については、進入位置「W」までの距離「D」と、車両情報取得部32によって取得された自車両Pの速度情報とを用いて算出するようにしてもよい。
続いて、判定部34は、自車両Pが進入位置「W」に到達し、当該進入位置「W」を越えて、交差道路に所定距離「B」進入したか否かを判定する。所定距離「B」は、例えば、図3に示すように、運転者の視線位置から自車両Pの先端部までの距離を「A」、0でない係数を「α」とすると、「B=A×α」によって算出される。なお、0でない係数「α」は、取得された自車両Pの速度が速い場合に小さく、自車両Pの速度が遅い場合に大きな値となる。また、運転者の視線位置から自車両Pの先端部までの距離「A」が大きい場合に小さく、距離「A」が小さい場合に大きな値となる。
その後、判定部34は、算出された所定距離「B」に対するオプティカルフロー「v」を時系列ごとに算出する。そして、判定部34は、算出された時系列ごとの「v」を用いて、交差道路の進入位置「W」から自車両Pが進行した距離が、所定距離「B」への到達時点「B−Σ|v|=0」であるか否かを判定する。「B−Σ|v|=0」となる地点は、自車両Pが交差点において、車両Qの通行の妨げとなる地点である。
警告出力部35は、自車両が進入位置から交差道路に所定距離進入したと判定された場合に、自車両を運転する運転者に対して警告を出力する。上記した例で具体的に例を挙げると、警告出力部35は、自車両Pが進入位置「W」から交差道路に所定距離「B」進入したと判定された場合に、運転者に対して警告を出力する。運転者に対する警告は、例えば、警告出力装置10に接続されるBCMへモニタ出力の停止指示を行うことによりBCMのモニタ出力を停止させる、警告音を鳴らす、光を発する、運転席の座席に振動を与えるなどの制御により行われる。
つまり、警告出力装置10は、自車両Pが交差点に進入する場合に、当該交差点を通行する車両Qを目視できる距離「B」に到達する時点で警告を出力する。言い換えると、警告出力装置10は、車両Qを目視可能な地点で自車両Pに搭載されたBCMを注視させないようにすることができる結果、BCMが動作している場合でも、運転者に目視確認を促して、車両Qの通行の妨げになることを抑止することが可能である。
[警告出力処理]
次に、図4を用いて、実施例1に係る警告出力装置10による警告出力処理を説明する。図4は、実施例1に係る警告出力装置10による警告出力処理を説明するためのフローチャートである。
図4に示すように、警告出力装置10は、自車両に搭載されたBCMの電源が投入されている(BCMが動作可能な状態になっている)場合に(ステップS101肯定)、左右方向が映るように調整された魚眼レンズ、または、プリズムレンズなどを有するBCMのカメラによって撮影された画像の入力を受け付ける。また、警告出力装置10は、BCMの車両センサ部によって収集された自車両の大きさや自車両の速度などの自車両の様々な挙動情報を取得する。
そして、警告出力装置10は、受け付けた入力画像に基づいて、歪曲収差の補正をかけて、補正された画像に対してピンホールカメラモデルを適用して真上からの二次元画像を取得する。続いて、警告出力装置10は、取得された二次元画像内において、エッジ抽出やHough変換などを適用し、自車両が通行する道路に対して交差する道路への進入位置「W」を検出する(ステップS102)。その後、警告出力装置10は、検出された進入位置「W」と自車両先端部との画像上における距離「D」を算出する。
そして、警告出力装置10は、検出された画像内の進入位置「W」までの距離「D」に対するオプティカルフロー「v」に基づいて、自車両の進入位置「W」への到達時点「D−Σ|v|=0」を求める。続いて、警告出力装置10は、自車両が進入位置「W」に到達し、当該進入位置「W」を越えて、交差道路に所定距離「B」進入したか否かを判定する(ステップS103)。
その後、警告出力装置10は、所定距離「B」に対するオプティカルフロー「v」に基づいて、交差道路の進入位置「W」から進行した自車両の距離が、所定距離「B」への到達時点「B−Σ|v|=0」である場合に(ステップS103肯定)、運転者に対して警告を出力する(ステップS104)。なお、運転者に対する警告は、例えば、警告出力装置10に接続されるBCMへモニタ出力の停止指示を行うことによりBCMのモニタ出力を停止させる、BCMへモニタの電源断指示を行うことによりBCMのモニタの電源をオフにさせる、BCMのモニタへ警告表示出力指示を行うことによりBCMのモニタに警告表示を出力させる、警告音を鳴らす、光を発する、運転席の座席に振動を与えるなどの制御により行われる。
[道路検出処理]
次に、図5を用いて、実施例1に係る道路検出部33による道路検出処理を説明する。図5は、実施例1に係る道路検出部33による道路検出処理を説明するためのフローチャートである。
図5に示すように、道路検出部33は、BCMのカメラによって撮影された画像が入力されると(ステップS201肯定)、歪曲収差を補正する(ステップS202)。歪曲収差とは、カメラによって撮影された画像において、レンズ周辺部が歪んだ画像(図6参照)のことであり、当該歪曲収差を補正することで図7に示すような画像を得られる。なお、図6は、入力される入力画像の例を示す図であり、図7は、歪曲収差補正後の画像の例を示す図である。
そして、道路検出部33は、歪曲収差を補正した画像に対してピンホールカメラモデルを適用して真上からの二次元画像(図8参照)を取得する(ステップS203)。ピンホールカメラモデルとは、小さな穴(ピンホール)を焦点として被写体を撮影する手法であり、投影面には、上下が反転された被写体画像が映し出される。なお、図8は、真上からの二次元画像の例を示す図である。
続いて、道路検出部33は、取得された二次元画像内において、エッジ抽出やHough変換などを適用し、自車両が通行する道路に対して交差する道路への進入位置「W」を検出する(ステップS204)。エッジ抽出とは、画像の輪郭を抽出する手法であり、Hough変換とは、画像から直線や円などを抽出する手法である。その後、道路検出部33は、検出された進入位置「W」と自車両先端部との画像上における距離「D」を算出する(ステップS205)。
[実施例1による効果]
上記したように、実施例1に係る警告出力装置10は、自車両が交差点に進入する場合に、BCMなどの車両側方撮影装置によって撮影された画像に基づいて、目視確認が必要となるタイミングで運転者に注意喚起するので、BCMが動作している場合でも、運転者に目視確認を促すことが可能である。
例えば、警告出力装置10は、自車両に搭載されたBCMの電源が投入されている場合に、BCMのカメラによって撮影された画像の入力を受け付ける。そして、警告出力装置10は、受け付けた入力画像に基づいて、自車両が通行する道路に対して交差する道路への進入位置「W」を検出する。続いて、警告出力装置10は、検出された進入位置「W」と自車両先端部との画像上における距離「D」を算出する。その後、警告出力装置10は、検出された画像内の進入位置「W」までの距離「D」に対するオプティカルフロー「v」に基づいて、自車両の進入位置「W」への到達時点「D−Σ|v|=0」を求める。そして、警告出力装置10は、自車両が進入位置「W」に到達し、当該進入位置「W」を越えて、交差道路に所定距離「B」進入したか否かを判定する。続いて、警告出力装置10は、所定距離「B」に対するオプティカルフロー「v」に基づいて、交差道路の進入位置「W」から進行した自車両の距離が、所定距離「B」への到達時点「B−Σ|v|=0」である場合に、運転者に対して警告を出力する。この結果、警告出力装置10は、BCMが動作している場合でも、運転者に目視確認を促すことが可能である。
さて、これまで本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも
種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、(1)所定距離の算出、(2)自車両の後進時、(3)車両側方撮影装置、(4)警告出力装置の構成、(5)プログラムにおいて異なる実施例を説明する。
(1)所定距離の算出
上記実施例1では、運転者の視線位置から自車両Pの先端部までの距離「A」と、自車両Pの速度情報や車体長情報などから決定された0でない係数「α」とに基づいて、所定距離「B」を算出する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、運転者の視線位置から自車両Pの先端部までの距離「A」と、交差点を通行する車両Qの有無から決定された0でない係数「α」とに基づいて、所定距離「B」を算出することもできる。
例えば、警告出力装置10は、自車両Pへの接近移動物体である車両Qの検出について、車両情報取得部32によって車両Qが検出された場合に0でない係数「α」を小さく、車両Qが検出されていない場合に大きな値として所定距離「B」を算出する。つまり、警告出力装置10は、自車両Pに対して接近する移動体があると、交差点で早めに警告を出力することとなる。
(2)自車両の後進時
また、上記実施例1では、自車両が前進している場合に警告を出力する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、自車両が後進している場合に警告を出力することもできる。例えば、警告出力装置10は、自車両の後方に配設されたBCMのカメラによって撮影された画像に基づいて、上記実施例1の処理を行うこととなる。なお、運転者の視線の位置から車両の前端部までの距離「A」は、運転者の視線の位置から車両の後端部までの距離となる。
(3)車両側方撮影装置
また、上記実施例1では、BCMなどの車両側方撮影装置に接続された警告出力装置としての処理手順を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、警告出力装置を有するBCMなどの車両側方撮影装置として実現することもできる。例えば、車両側方撮影装置は、カメラによって撮影した画像に基づいて交差点の進入位置を検出する。そして、車両側方撮影装置は、検出された進入位置から自車両が所定距離進入したか否かの判定を行なう。続いて、車両側方撮影装置は、自車両が所定距離進入したと判定された場合に、配設されるモニタの電源を遮断したり、モニタへの画像出力を停止したり、モニタに警告を出力したりする。
(4)警告出力装置の構成
上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメタを含む情報(例えば、図2に示した「道路検出部33」の進入位置の検出)については、複数の道路検出方法があるため、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、例えば、判定部34を、オプティカルフローや車両情報などによって自車両の進行距離を算出する「進行距離算出部」と、自車両が所定距離進行したか否かを判定する「判定部」とに分散するなど、その全部または一部を、各種の負担や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合することができる。さらに、各装置にて行われる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
(5)プログラム
ところで、上記の実施例では、ハードウェアロジックによって各種の処理を実現する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、あらかじめ用意されたプログラムをコンピュータで実行することによって実現するようにしてもよい。そこで、以下では、図9を用いて、上記の実施例に示した警告出力装置10と同様の機能を有する警告出力プログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。図9は、警告出力プログラムを実行するコンピュータを示す図である。
図9に示すように、警告出力装置としてのコンピュータ110は、HDD130、CPU140、ROM150およびRAM160をバス180などで接続される。
ROM150には、上記の実施例1に示した警告出力装置10と同様の機能を発揮する警告出力プログラム、つまり、図9に示すように道路検出プログラム150aと、判定プログラム150bと、警告出力プログラム150cとが、あらかじめ記憶されている。なお、これらのプログラム150a〜プログラム150cについては、図2に示した警告出力装置10の各構成要素と同様、適宜統合または、分散してもよい。
そして、CPU140がこれらのプログラム150a〜プログラム150cをROM150から読み出して実行することで、図9に示すように、プログラム150a〜プログラム150cは、道路検出プロセス140aと、判定プロセス140bと、警告出力プロセス140cとして機能するようになる。なお、プロセス140a〜プロセス140cは、図2に示した、道路検出部33と、判定部34と、警告出力部35とに対応する。
そして、CPU140はRAM160に記録されたデータに基づいて警告出力プログラムを実行する。
なお、上記した各プログラム150a〜プログラム150cについては、必ずしも最初からROM150に記憶させておく必要はなく、例えば、コンピュータ110に挿入されるフレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどの「可搬用の物理媒体」、またはコンピュータ110の内外に備えられるHDDなどの「固定用の物理媒体」、さらには公衆回線、インターネット、LAN、WANなどを介してコンピュータ110に接続される「他のコンピュータ(またはサーバ)」などに各プログラムを記憶させておき、コンピュータ110がこれから各プログラムを読み出して実行するようにしてもよい。
実施例1に係る警告出力装置の概要を示す図である。 実施例1に係る警告出力装置の構成を示す図である。 運転者の視線位置から自車両の先端部までの距離と所定距離との関係を説明するための図である。 実施例1に係る警告出力装置による警告出力処理を説明するためのフローチャートである。 実施例1に係る道路検出部による道路検出処理を説明するためのフローチャートである。 入力される入力画像の例を示す図である。 歪曲収差補正後の画像の例を示す図である。 真上からの二次元画像の例を示す図である。 警告出力プログラムを実行するコンピュータを示す図である。
符号の説明
10 警告出力装置
20 記憶部
30 制御部
31 画像入力部
32 車両情報取得部
33 道路検出部
34 判定部
35 警告出力部

Claims (6)

  1. 車両の側方を撮影する車両側方撮影装置によって撮影された画像に基づいて、自車両が通行する道路から、当該道路と交差する交差道路へ進入する進入位置を検出する道路検出手段と、
    前記道路検出手段によって検出された進入位置を越えて、前記自車両が前記進入位置から交差道路に所定距離進入したか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段によって前記自車両が前記進入位置から交差道路に所定距離進入したと判定された場合に、前記自車両を運転する運転者に対して警告を出力する警告出力手段と、
    を備えたことを特徴とする警告出力装置。
  2. 前記所定距離は、前記自車両を運転する運転者の視線位置から前記自車両の前端までの距離に基づいて決定された値であることを特徴とする請求項1に記載の警告出力装置。
  3. 前記所定距離は、前記自車両を運転する運転者の視線位置から前記自車両の前端までの距離に、所定の係数を乗じて決定された値であることを特徴とする請求項1に記載の警告出力装置。
  4. 前記判定手段によって前記自車両が前記進入位置から交差道路に所定距離進入したと判定された場合に、前記車両側方撮影装置の表示手段の動作停止を指示する指示手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の警告出力装置。
  5. 車両の側方を撮影する車両側方撮影装置によって撮影された画像に基づいて、自車両が通行する道路から、当該道路と交差する交差道路へ進入する進入位置を検出する道路検出手順と、
    前記道路検出手順によって検出された進入位置を越えて、前記自車両が前記進入位置から交差道路に所定距離進入したか否かを判定する判定手順と、
    前記判定手順によって前記自車両が前記進入位置から交差道路に所定距離進入したと判定された場合に、前記自車両を運転する運転者に対して警告を出力する警告出力手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする警告出力プログラム。
  6. 搭載されたカメラによって自車両の側方を撮影する画像撮影手段と、
    前記画像撮影手段によって撮影された画像に基づいて、前記自車両が通行する道路から、当該道路と交差する交差道路へ進入する進入位置を検出する道路検出手段と、
    前記道路検出手段によって検出された進入位置を越えて、前記自車両が前記進入位置から交差道路に所定距離進入したか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段によって前記自車両が前記進入位置から交差道路に所定距離進入したと判定された場合に、前記画像の出力を停止する停止手段と、
    を備えたことを特徴とする車両側方撮影装置。
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