JP2009276328A - 圧力センサの評価装置及び評価方法 - Google Patents

圧力センサの評価装置及び評価方法 Download PDF

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Abstract

【課題】圧力センサに大きな圧力振幅及び圧力変化率の圧力脈動を作用させながら、評価時間の短縮を図ることができる圧力センサの評価装置及び評価方法を提供する。
【解決手段】油圧ポンプ2の吸入配管3に設けられた吸入調整弁4を絞って圧力媒体に気泡を発生させることにより、油圧ポンプ2から出力される圧力媒体にキャビテーションを発生させ、大きな圧力振幅及び圧力変化率の圧力脈動を圧力センサ11に作用させることができる。そして、圧力センサ11に作用する圧力波形の圧力振幅及び圧力変化率を統計処理して正規分布化することにより、圧力センサ11の寿命を評価することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、圧力センサに大きな圧力振幅及び圧力変化率の圧力脈動を作用させることにより圧力センサの寿命を評価する評価装置及び評価方法に関する。
例えば車両に取り付けられる圧力センサは、使用環境が苛酷であるにもかかわらず長寿命が求められることから、寿命を延ばすための改良が種々提案されている(特許文献1参照)。
特開2007−121196号公報
ところで、圧力センサの評価装置としては、大きな圧力振幅及び圧力変化率の圧力脈動を圧力センサに作用させて、圧力センサに大きなストレスを繰返し与えることにより圧力センサの寿命を評価するようにしている。このように大きな圧力振幅及び圧力変化率の圧力脈動を発生させる手段としては、ピストンを駆動して圧力センサに間欠的に大きな圧力を与える方法、或いは高圧に蓄圧された油を切換弁の開閉で圧力センサに圧力変化を与えたりする方法がある。
しかしながら、これらの圧力発生手段では、図5に示すように、圧力周波数が低い状態では圧力振幅及び圧力変化率として所望の数値(圧力振幅が3MPa、圧力変化率が3MPa/ms)を得ることができるものの、それでは評価時間が長くなってしまう。
そこで、評価時間の短縮を図るために圧力周波数を2倍に高めると、圧力振幅及び圧力変化率が所望の数値から低下してしまう。このため、圧力周波数を高めることができず、圧力センサの寿命の評価に非常に長い時間を要するという問題がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、圧力センサに大きな圧力振幅及び圧力変化率の圧力脈動を作用させながら、評価時間の短縮を図ることができる圧力センサの評価装置及び評価方法を提供することにある。
請求項1の発明によれば、キャビテーション発生手段により圧力ポンプから出力される圧力媒体中にキャビテーションを発生させると、圧力センサに大きな圧力振幅及び圧力変化率の圧力脈動が作用する。この圧力脈動の圧力波形は、圧力振幅及び圧力変化率がランダムな波形のように見えるが、統計処理することによって正規分布化し、圧力センサに作用するストレス回数を求めることにより圧力センサの寿命を評価することができる。
請求項2の発明によれば、圧力ポンプの吸入配管に設けられている吸入調整弁を絞った状態では吸入配管内の圧力媒体が負圧となり、圧力媒体に含まれる気体が発泡するので、油圧ポンプから出力される圧力媒体においてキャビテーションを効率よく発生することができる。
請求項3の発明によれば、圧力ポンプが吸入する圧力媒体に気泡を注入することによって油圧ポンプから出力される圧力媒体にキャビテーションを発生させることができる。
請求項4の発明によれば、キャビテーションの発生を安定させることができる。
本発明の一実施形態について図1ないし図4を参照して説明する。
図1は、評価装置の全体構成を概略的に示している。評価装置1は、油圧ポンプ(圧力ポンプに相当)2、吸入配管3、吸入調整弁(キャビテーション発生手段に相当)4、圧力媒体タンク(貯留容器に相当)5、出力配管6、レギュレートバルブ7、リターン配管8、圧力媒体9、温度調節装置(温度調節手段に相当)10から構成されている。
油圧ポンプ2の低圧側2aには吸入配管3が接続され、その中間に吸入調整弁4が取り付けられている。油圧ポンプ2の高圧側2bには出力配管6が接続されており、その先端に評価対象となる圧力センサ11が接続されている。この圧力センサ11は、例えば、カーエアコンの冷媒配管内の冷媒圧力や、ディーゼル車の排気洗浄フィルタであるDPFの差圧計測等に用いられる。油圧ポンプ2の低圧側2aと高圧側2bとの間にはレギュレートバルブ7が接続されており、高圧側2bの圧力が所定の設定値となるように調整される。油圧ポンプ2のリターン口にはリターン配管8が接続されており、高圧側2bでオーバーフローした圧力媒体がリターン配管8により圧力媒体タンク5に戻される。
油圧ポンプ2は、ベーン式、或いはロータリー式の何れでも良い。また、圧力媒体は、鉱物油、水、ガソリン、軽油、合成油の何れであっても良い。
温度調節装置10は、圧力媒体タンク5に貯量されている圧力媒体の温度を一定となるように調節する。これは、圧力媒体の温度を一定にさせることが後述する気泡の発生を安定させることに有効であるためである。
油圧ポンプ2の動作状態では、圧力媒体タンク5に貯留されている圧力媒体は、吸入配管3から吸入調整弁4を通過して油圧ポンプ2で低圧側2aに吸引され、圧力が高められた状態で高圧側2bに送られる。高圧側2bにおいて、レギュレートバルブ7で設定値に調整された圧力媒体が出力配管6を通じて圧力センサ11に出力される。高圧側2bからオーバーフローした圧力媒体はリターン配管8を通じて圧力媒体タンク5に戻される。
さて、油圧ポンプ2の動作状態で吸入調整弁4を絞ると、吸入配管3において吸入調整弁4と油圧ポンプ2の低圧側2aとの間の圧力媒体が負圧となり、圧力媒体に溶融している気体(通常は空気)が発泡して気泡が発生するようになる。このように気体と液体とが混合した圧力媒体が油圧ポンプ2の高圧側2bから出力配管6に出力されると、気泡が急激に消滅する際にキャビテーションが発生するので、圧力媒体に圧力脈動が発生して圧力センサ11に作用するようになる。
図2は、圧力センサ11に作用する圧力脈動の圧力変化を計測した実験結果を示している。この図2から、圧力振幅3MPa、圧力変化率は20mPa/msとなり、所望の圧力振幅及び圧力変化率を得られることが分った。このような圧力変化は出力配管6を通じて圧力センサ11に与えられるので、圧力センサ11に対して間欠的に大きなストレスを作用させることができる。
ここで、キャビテーションの発生頻度は、気泡の量と油圧ポンプ2の回転数(圧力周波数)によって調整することができるものの、キャビテーションの発生状態は全てが同一ではない。このため、圧力センサ11に作用する圧力脈動の圧力波形は、圧力振幅及び圧力変化率がランダムな波形のように見えるが、統計処理することによって正規分布化することができる。この場合、圧力媒体中の気体と液体の混合割合は、油圧ポンプ2の吸入調製弁4によって変更することができるので、吸入調整弁4を調整することにより圧力波形の正規分布状態を調整することができる。
図3は油圧ポンプ2の回転数を変化させた状態での圧力振幅と頻度との関係を示し、図4は圧力変化率と頻度との関係を示している。これらの図3,4から、圧力振幅及び圧力変化率に対応した発生頻度は、ポンプ回転数が高くなるほど正規分布の中心値となる圧力振幅及び圧力変化率が大きくなることが分る。従って、油圧ポンプ2の回転数を高くすることにより、圧力振幅及び圧力変化率の何れも大きくなるように調整することができる。
圧力センサ11の寿命評価としては、収集した圧力波形を統計処理することにより、試験時間を基準として製品の破壊有無で評価する。つまり、圧力波形の正規分布により圧力振幅の発生率と圧力変化率の発生率とが分るので、評価時間と発生率に基づいて、発生率×評価時間×油圧ポンプの周波数=ストレス回数を算出し、ストレス回数の増加に対する圧力センサ11の破壊有無を検査することにより製品寿命を評価できる。従って、評価結果に基づいて圧力センサ11の破壊部位を改良することにより、圧力センサ11の寿命を高めることができる。
このような実施形態によれば、油圧ポンプ2の吸入配管3に設けられた吸入調整弁4を絞って圧力媒体に気泡を発生させることにより、油圧ポンプ2から出力される圧力媒体にキャビテーションを発生させ、大きな圧力振幅及び圧力変化率の圧力脈動を圧力センサ11に作用させることができる。従って、圧力周波数が低い状態でしか所望の圧力振幅及び圧力変化率を得ることができない従来のものと違って、圧力センサ11に作用する圧力波形の圧力振幅及び圧力変化率を統計処理して正規分布化することにより、圧力センサ11の寿命を評価することができるので、圧力センサ11に大きな圧力振幅及び圧力変化率の圧力脈動を作用させながら、評価時間の短縮を図ることができる。
しかも、油圧ポンプ2の吸入調整弁4を絞ることにより吸入配管3内の圧力媒体を負圧として気泡を発生させるようにしたので、簡単な構成で油圧ポンプ2から出力される圧力媒体内にキャビテーションを効率よく発生することができる。
また、吸入調整弁4は油圧ポンプ2に元々設けられているので、特別な手段を設けることなく容易に実施することができる。
(他の実施形態)
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、次のように変形または拡張できる。
圧力センサ11に作用する圧力波形の圧力振幅、或いは圧力変化率に基づいて吸入調整弁4の絞りを自動的に調整するようにしてもよい。
外部配管を追加し、気体を注入手段により外部配管を通じて吸入配管3内の圧力媒体に気体を注入することで、気体と液体の混合割合を変更するようにしても良い。気体の注入手段の具体的な構成は、加圧した空気を吸入配管内に噴射する噴射装置を設置すればよい。尚、気体を圧力媒体に注入する場合は、吸入調整弁4を省略するようにしても良いが、脈動とは関係なく、油圧ポンプ2の動作を調整する必要がある場合は、吸入調整弁4を設置する必要がある。気体は、圧力媒体への溶融率によって気体、液体の混合割合も変更することができるため、空気、窒素、酸素、二酸化炭素などを使用するようにしても良い。
本発明の一実施形態における全体構成を示す概略図 圧力波形を示す図 圧力振幅と頻度との関係を示す図 圧力変化率と頻度との関係を示す図 従来例を示す図2相当図
符号の説明
図面中、1は評価装置、2は油圧ポンプ(圧力ポンプ)、3は吸入配管、4は吸入調整弁(キャビテーション発生手段)、5は圧力媒体タンク(貯留容器)、6は出力配管、9は圧力媒体、10は温度調節装置(温度調節手段)である。

Claims (6)

  1. 貯留容器内の圧力媒体を吸入配管で吸入し、圧力を高めた状態で出力配管に出力する圧力ポンプを備え、前記出力配管に評価対象の圧力センサを接続し、前記圧力ポンプから圧力センサに圧力脈動を作用させることにより当該圧力センサの寿命を評価する圧力センサの評価装置であって、
    前記圧力ポンプから出力される圧力媒体中にキャビテーションを発生させるキャビテーション発生手段を備えたことを特徴とする圧力センサの評価装置。
  2. 前記キャビテーション発生手段は、前記吸入配管内の圧力媒体を負圧とする吸入調整弁であることを特徴とする請求項1記載の圧力センサの評価装置。
  3. 前記キャビテーション発生手段は、前記吸入配管内の圧力媒体中に気泡を注入する注入手段であることを特徴とする請求項1記載の圧力センサの評価装置。
  4. 前記貯量室内の圧力媒体の温度を一定に保つ温度調節手段を備えたことを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載の圧力センサの評価装置。
  5. 圧力ポンプから評価対象の圧力センサに大きな圧力振幅及び圧力変化率の脈動を作用させることにより当該圧力センサを評価する圧力センサの評価方法において、
    前記圧力ポンプから前記圧力センサに出力される圧力媒体にキャビテーションを発生させ、
    前記圧力センサに作用する圧力脈動の圧力波形を統計処理することによって正規分布化し、
    正規分布化した圧力振幅及び圧力変化率の発生頻度に基づいて圧力センサに対するストレス回数を求めることにより当該圧力センサを評価することを特徴とする圧力センサの評価方法。
  6. ストレス回数を、発生率×評価時間×圧力ポンプの周波数から求めることを特徴とする請求項5記載の圧力センサの評価方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN106017794A (zh) * 2016-06-28 2016-10-12 国营芜湖机械厂 一种发动机滑油压力测试装置及其测试方法
CN108120553A (zh) * 2017-12-15 2018-06-05 芜湖致通汽车电子有限公司 一种压力传感器检测系统
KR20180077526A (ko) * 2016-12-29 2018-07-09 주식회사 현대케피코 맵센서의 응답성 평가 방법
JP2020176889A (ja) * 2019-04-17 2020-10-29 株式会社テムテック研究所 液体封入型圧力センサの検査方法および検査装置

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