JP2009276054A - 相変換冷却器及び携帯機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】使用姿勢によらず冷却効果が大きい相変換冷却器及び携帯機器を提供する。
【解決手段】冷却対象物に接する第1の面2aを有する冷却ヘッド2と、第2の面2bに設けられた第1給排口3と、第3の面2cに設けられた第2給排口4と、第1給排口3に接続された第1配管5と、放熱環境に置かれる放熱部6と、第2給排口4に接続された第2配管7とを備え、冷却ヘッド2から放熱部6を経由して冷却ヘッド2に戻る内部空間に、液相が所定の割合以上を占めるように冷媒が収容され、冷却ヘッド2の第3の面が冷却ヘッド2の下側に位置する姿勢において冷媒の液面が第3の面より上に位置する。
【選択図】 図1
【解決手段】冷却対象物に接する第1の面2aを有する冷却ヘッド2と、第2の面2bに設けられた第1給排口3と、第3の面2cに設けられた第2給排口4と、第1給排口3に接続された第1配管5と、放熱環境に置かれる放熱部6と、第2給排口4に接続された第2配管7とを備え、冷却ヘッド2から放熱部6を経由して冷却ヘッド2に戻る内部空間に、液相が所定の割合以上を占めるように冷媒が収容され、冷却ヘッド2の第3の面が冷却ヘッド2の下側に位置する姿勢において冷媒の液面が第3の面より上に位置する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、使用姿勢によらず冷却効果が大きい相変換冷却器及び携帯機器に関する。
コンピュータ内に設けられている部品のうち、大きな発熱を伴う部品については、自然放熱に頼らず、強制的な放熱対策が施される。例えば、CPU(中央演算処理装置)などのLSI(大規模集積回路)は、集積度が高いほど、また、処理速度が速いほど発熱が深刻となるため、放熱対策は省けない。
このような電子部品に適用する冷却器として、相変換冷却器が知られている。
図6に示されるように、従来の相変換冷却器101は、冷却対象物に接する第1の面(図示裏側の正面)を有した冷却ヘッド102と、冷却ヘッド102の第1の面とは対向しない第2の面102bに設けられた第1給排口103と、冷却ヘッド102の第1の面とも第2の面102bとも対向しない第3の面102cに設けられた第2給排口104と、第1給排口103に接続された第1配管105と、第1配管105に繋がり放熱環境に置かれた放熱部106と、放熱部106に繋がり第2給排口104に接続された第2配管107とを備える。
冷却ヘッド102は、ほぼ直方体状に形成された熱伝導率の高い金属製の容器である。冷却ヘッド102の第1の面(図示裏側の正面)が冷却対象物であるLSIの放熱面に接している。
第1給排口103に接続された第1配管105は、冷却ヘッド102の第2の面102bに直角な方向に十分に長く延ばされ放熱部106に繋がる。図示した状態では、冷却ヘッド102の第2の面102bは、冷却ヘッド102の上側に位置するので、第1配管105は上に伸びている。
放熱部106は、熱伝導率の高い金属管を複数回折り返すなどして表面積を大きくしたものである。放熱部106は、冷却対象物から十分に離れた放熱環境に置かれる。放熱環境とは、放熱に適した環境のことであり、大気に触れやすい環境、大気に触れている熱伝導性の良い部材に接する環境、周囲に熱源や熱に弱い部材が無い環境などを指す。
第2給排口104に接続された第2配管107は、冷却ヘッド102の第3の面102cに直角な方向に比較的短く延ばされ、放熱部106の方向に曲げられ、第1配管105と平行に長く延ばされ放熱部106に繋がる。図示した状態では、冷却ヘッド102の第3の面102cは、冷却ヘッド102の横側に位置するので、第2配管107は、いったん横に伸びてから上に伸びている。
第1配管105と放熱部106と第2配管107は、1本の連続した管で形成することができる。
相変換冷却器101は、冷却ヘッド102から第1配管105、放熱部106、第2配管107を経由して冷却ヘッド102に戻る内部空間に冷媒を収容している。
この相変換冷却器101において、冷却対象物からの熱が冷却ヘッド102に熱伝導し、その熱で冷却ヘッド102内の冷媒が気化(沸騰)して気相となる。気相となった冷媒は、冷却ヘッド102内を上昇し第1給排口103を介して第1配管105に流れ込み放熱部106に導かれる。気相の冷媒は、放熱部106で熱を奪われて、液化(凝縮)して液相となる。液相となった冷媒は、放熱部106から第2配管107を降下し第2給排口104を介して冷却ヘッド102に流れ込む。このようにして、従来の相変換冷却器101では、冷媒が冷却対象物の熱を気化熱によって奪い、放熱部106で系外(大気など)に熱を放出し、液相となって冷却ヘッド102に戻る、という冷媒の循環が繰り返される。これにより、冷却対象物は継続的に強制冷却される。
この相変換冷却器101は、冷却対象物を空冷する冷却ファンよりも小型で簡素であり、冷媒を機械的な力で押し流して循環させるポンプ機構も必要としない。
相変換冷却器全体(冷却ヘッド102から、第1配管105、放熱部106、第2配管107を経由して冷却ヘッド102に戻る内部空間)における液相の比率は体積比で冷媒総量の20〜30%である。冷却ヘッド102内においても、冷媒が気相と液相に適宜な比率で存在している。
液相の冷媒は、冷却ヘッド102の下に溜まり、液面sが第2給排口104を越えている。気相の冷媒は、液面sよりも上部の空間を占めている。第1給排口103はその空間の上にある。よって、気化によって体積を増した気相の冷媒は第1配管105に容易に流れ込み、かつ、第1配管105にしか流れ込まない。また、放熱部106で液相となった冷媒は重力に従って第2配管107に流れ落ち冷却ヘッド102に戻る。これにより、気相の冷媒が冷却ヘッド102から上昇して放熱部106に流れ込み、液相の冷媒が放熱部106から下降して冷却ヘッド102に流れ込むという冷媒の循環を促進・円滑化させている。
ところで、従来の相変換冷却器101は、デスクトップ型パソコンなどに搭載されていた。しかし、この相変換冷却器101を携帯電話機やノートパソコンなどの携帯機器(モバイル機器)に搭載しようとすると、問題が生じる。
モバイル機器、特に携帯電話機は、パソコンのような定置式の機器と異なり、使用時の姿勢に自由度がある。例えば、使用者が立って通話をしているときの姿勢を携帯電話機の正立姿勢と定義する。図6に示した相変換冷却器101は、携帯電話機が正立姿勢のときの状態を示している。前述した動作説明は、相変換冷却器101が図6に示した通りの姿勢にあるときに該当するものである。
使用者が仰向けに寝て右耳に携帯電話機をあてがうと、携帯電話機は右傾姿勢となる。携帯電話機が右傾姿勢のとき、相変換冷却器101は、図7に示されるように、第1配管105が冷却ヘッド102の比較的下側の位置で横向き、第2配管107が冷却ヘッド102の上側の面から上向きとなる。第2給排口104が液面sの上に位置し、第1給排口103が液面sの下に位置する。このとき、冷媒の循環経路は図6の逆向きとなるが、冷媒の循環が円滑に繰り返されることには変わりない。
しかし、使用者が仰向けに寝て左耳に携帯電話機をあてがうと、携帯電話機は左傾姿勢となる。携帯電話機が左傾姿勢のとき、相変換冷却器101は、図8に示されるように、第1配管105が冷却ヘッド102の比較的上側の位置で横向き、第2配管107が冷却ヘッド102の下側の面から下向きとなる。第2配管107は下向きに伸びてから適宜な位置で横に曲げられ、そのまま横に伸びて放熱部106に至る。液相の冷媒は、第2配管107に溜まり、液面sは冷却ヘッド102の第3の面102cよりも下に位置する。
この状態では、冷却ヘッド102内に液相の冷媒が存在しないため、冷却ヘッド102では冷媒の気化による冷却の効果は失われる。したがって、気相の冷媒による対流と配管を通じての熱伝導はあるものの、本来の相変換冷却ができず冷却効率が著しく低下する。
なお、冷媒の量を増やすことで、図8の姿勢においても液面sを冷却ヘッド102内に上げることができる。しかし、冷媒を冷却ヘッド102に、例えば、冷却ヘッド102の容積の80%以上に充満させると、冷媒が気化されにくくなり、十分な冷却効果を得ることが難しくなる。このため、冷媒の量を増やすことには限界がある。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、使用姿勢によらず冷却効果が大きい相変換冷却器及び携帯機器を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の相変換冷却器は、冷却対象物に接する第1の面を有する冷却ヘッドと、該冷却ヘッドの上記第1の面とは対向しない第2の面に設けられた第1給排口と、上記冷却ヘッドの上記第1の面とも上記第2の面とも対向しない第3の面に設けられた第2給排口と、上記第1給排口に接続された第1配管と、該第1配管に繋がり放熱環境に置かれる放熱部と、該放熱部に繋がり上記第2給排口に接続された第2配管とを備え、上記冷却ヘッドから上記第1配管、上記放熱部、上記第2配管を経由して上記冷却ヘッドに戻る内部空間に、液相が所定の割合以上を占めるように冷媒が収容され、上記冷却ヘッドの第3の面が上記冷却ヘッドの下側に位置する姿勢において上記冷媒の液面が上記第3の面より上に位置するものである。
上記第2配管は、上記第1配管側に傾斜した傾斜部を有してもよい。
上記第2配管の長さは、上記第1の配管よりも長くてもよい。
上記第2給排口が設けられている上記第3の面は、上記放熱部と対向していない面であってもよい。
上記冷却ヘッドの第1の面が上記冷却ヘッドの下側に位置する姿勢において、上記第1給排口と上記第2給排口の上下方向の高さが異なっていてもよい。
本発明の携帯機器は、上記相変換冷却器を搭載したものである。
本発明は次の如き優れた効果を発揮する。
(1)使用姿勢によらず冷却効果が大きい。
以下、本発明の一実施形態を添付図面に基づいて詳述する。
図1に示されるように、本発明に係る相変換冷却器1は、冷却対象物に接する第1の面2a(図4参照)を有した冷却ヘッド2と、冷却ヘッド2の第1の面2aとは対向しない第2の面2bに設けられた第1給排口3と、冷却ヘッド2の第1の面2aとも第2の面2bとも対向しない第3の面2cに設けられた第2給排口4と、第1給排口3に接続された第1配管5と、第1配管5に繋がり放熱環境に置かれる放熱部6と、放熱部6に繋がり第2給排口4に接続された第2配管7とを備える。
本発明の相変換冷却器1は、冷却ヘッド2から第1配管5、放熱部6、第2配管7を経由して冷却ヘッド2に戻る内部空間に液相が例えば体積比で20%以上を占めるように冷媒が収容され、冷却ヘッド2の第3の面2cが冷却ヘッド2の下側に位置する姿勢において冷媒の液面sが第3の面2cより上に位置するものである(図3参照)。具体的には、第2配管7に、第1配管5に対して傾斜した傾斜部8が形成されていることにより、冷媒の液面sが第3の面2cより上に保持されている。
冷却ヘッド2は、ほぼ直方体状に形成された熱伝導率の高い金属製の容器か又は、ほぼ直方体状に形成された樹脂製の容器に金属板を付加したものである。冷却ヘッド2の第1の面2a(図示裏側の正面)は、冷却対象物であるLSIの放熱面に接している。LSIの放熱面に接する冷却ヘッド2の面を受熱面という。冷却ヘッド2が樹脂製の場合、受熱面には金属板が付加される。
第1給排口3に接続された第1配管5は、冷却ヘッド2の第2の面2bに直角な方向に十分に長く延ばされ放熱部6に繋がる。図示した状態では、冷却ヘッド2の第2の面2bは、冷却ヘッド2の上側に位置するので、第1配管5は上に伸びている。
放熱部6は、熱伝導率の高い金属管を複数回折り返すなどして表面積を大きくしたものである。放熱部6は、冷却対象物から十分に離れた放熱環境に置かれる。放熱環境とは、放熱に適した環境のことであり、大気に触れやすい環境、大気に触れている熱伝導性の良い部材に接する環境、周囲に熱源や熱に弱い部材が無い環境などを指す。
第2給排口4に接続された第2配管7は、冷却ヘッド2の第3の面2cに直角な方向に比較的短く延ばされ、放熱部6の方向に曲げられ、冷却ヘッド2の第2の面2bの辺りから第1配管5に対して近付く方向に傾斜して長く延ばされ放熱部6に繋がる。図示した状態では、冷却ヘッド2の第3の面2cは、冷却ヘッド2の横側に位置するので、第2配管7は、少し横に伸び、少し上に伸びてから、大部分を占める傾斜部8が斜めに伸びている。
以下、図1〜図3を用いて本発明の相変換冷却器の動作を説明する。
図1は、本発明の相変換冷却器1を搭載している携帯電話機が正立姿勢のときの状態を示している。相変換冷却器1は、冷却ヘッド2の第2の面2bが冷却ヘッド2の上側に位置する姿勢である。このとき、第2給排口4より上に冷媒の液面sが位置する。
この相変換冷却器1において、冷却対象物からの熱が冷却ヘッド2に熱伝導し、その熱で冷却ヘッド2内の冷媒が気化(沸騰)して気相となる。気相となった冷媒は、冷却ヘッド2内を上昇し第1給排口3を介して第1配管5に流れ込み放熱部6に導かれる。気相の冷媒は、放熱部6で熱を奪われて、液化(凝縮)して液相となる。液相となった冷媒は、放熱部6から第2配管7を降下し第2給排口4を介して冷却ヘッド2に流れ込む。このようにして、本発明の相変換冷却器1では、冷媒が冷却対象物の熱を気化熱によって奪い、放熱部6で系外(大気など)に熱を放出し、液相となって冷却ヘッド2に戻る、という冷媒の循環が繰り返される。これにより、冷却対象物は継続的に強制冷却される。
使用者が仰向けに寝て右耳に携帯電話機をあてがうと、携帯電話機は右傾姿勢となる。携帯電話機が右傾姿勢のとき、相変換冷却器1は、図2に示されるように、第1配管5が冷却ヘッド2の比較的下側の位置で横向き、第2配管7が冷却ヘッド2の上側の面から上向きとなる。第2給排口4が液面sの上に位置し、第1給排口3が液面sの下に位置する。このとき、冷媒の循環経路が図1のちょうど逆向きとなるが、冷媒の循環が円滑に繰り返されることには変わりない。
このように、冷却ヘッド2の第3の面2cが冷却ヘッド2の上側に位置する姿勢においては、第1給排口3より上に冷媒の液面sが位置する。冷却ヘッド2内に液相の冷媒が存在することにより、受熱面を介して冷却対象物を相変換冷却することができる。
使用者が仰向けに寝て左耳に携帯電話機をあてがうと、携帯電話機は左傾姿勢となる。携帯電話機が左傾姿勢のとき、相変換冷却器1は、図3に示されるように、第1配管5が冷却ヘッド2の比較的上側の位置で横向き、第2配管7が冷却ヘッド2の下側の面から下向きとなる。第2配管7は下向きに少し伸びてから横に曲げられ、少し横に伸びてから斜め上向きに傾斜して放熱部6に至る。傾斜部8を設けることにより、第2配管7の長さが短くなることに加え、冷却ヘッド2の第3の面2cより下に位置する第2配管7の長さが短くなる。これにより、冷媒が充満している第2配管7の長さが図8の従来技術に比べて短くなるため、液面sは冷却ヘッド2の第3の面2cよりも上に位置するようになる。
図3の本発明の相変換冷却器1と図8の従来の相変換冷却器101とを比較すると、第2配管が第1配管5に対して傾斜した傾斜部8を有するために、冷媒の液面sが相変換冷却器101の場合より高くなっている。
このように、本発明の相変換冷却器1では、冷却ヘッド2の第3の面2cが冷却ヘッド2の下側に位置する姿勢において、第3の面2cより上に冷媒の液面sが位置する。したがって、冷却ヘッド2内に液相の冷媒が存在することにより、受熱面を介して冷却対象物を相変換冷却することができる。また、第1給排口3が液面sの上に位置し、第2給排口4が液面sの下に位置するので、図1と同じ冷媒の循環経路で、冷媒の循環が円滑に繰り返される。
傾斜部8の具体的な長さや角度については、液相の比率や各部の容積を考慮して設定すると良い。
次に、本発明の他の実施形態を説明する。
図4に示されるように、相変換冷却器1の冷却ヘッド2は、第1の面2aが冷却対象物であるLSI41に接するように実装される。
第2給排口4は、冷却ヘッド2の第3の面2cの第1の面2aに近い位置に形成されている。一方、第1給排口3は、冷却ヘッド2の第1の面2aに対向する面2fに近い位置に形成されている。つまり、冷却ヘッド2の第1の面2aが冷却ヘッド2の下側に位置する姿勢において、第1給排口3と第2給排口4の上下方向の高さが異なっている。
この構成において、相変換冷却器1の姿勢が、図示の通り、LSI41の上に冷却ヘッド2が位置し、冷却ヘッド2の第1の面2aがLSI41と接している姿勢であるとする(この姿勢を水平姿勢とする)。このとき、第2給排口4は液面sよりも下に位置し、第1給排口3は液面sよりも上に位置する。よって、本実施形態によれば、図1〜図3に示される相変換冷却器1の姿勢に加えて、水平姿勢の場合でも、冷媒の循環が円滑に繰り返される。
次に、本発明の相変換冷却器1を携帯電話機に実装した実施形態を説明する。
図5(a)及び図5(b)に示されるように、携帯電話機51は、キー操作部52と表示器部53とをヒンジ54で回動自在に連結してなる。キー操作部52には基板(図示せず)に実装されたLSI41が内蔵され、LSI41の放熱面に相変換冷却器1の冷却ヘッド2が実装される。表示器部53には、放熱部6が内蔵される。第1配管5と第2配管7は、キー操作部52内から表示器部53内に配管される。
図示のように、相変換冷却器1を平坦地に置くか手に持つなどして、キー操作部52を水平にし、表示器部53を開いてキー操作部52に対する開き角が120°になるようにしたとする。このとき、冷却ヘッド2は、図4に示した水平姿勢となる。したがって、相変換冷却器1は、相変換冷却が行われると共に、冷媒の循環が円滑に繰り返されるため、冷却効果が大きい。
この携帯電話機51を開き角が180°に開いて通話に使用したとする。使用者の姿勢により、携帯電話機は正立姿勢、左傾姿勢、右傾姿勢となるが、図1〜図3で説明したように、相変換冷却器1は、使用姿勢によらず相変換冷却を十分に行うことができるため、冷却効果が低下することはない。
本発明の相変換冷却器1は、図5に示した携帯電話機51に限らず、ノートパソコン、電子辞書、デジタルカメラ、ゲーム機等の携帯機器の全てに搭載することができる。
1 相変換冷却器
2 冷却ヘッド
2a 第1の面
2b 第2の面
2c 第3の面
3 第1給排口
4 第2給排口
5 第1配管
6 放熱部
7 第2配管
8 傾斜部
2 冷却ヘッド
2a 第1の面
2b 第2の面
2c 第3の面
3 第1給排口
4 第2給排口
5 第1配管
6 放熱部
7 第2配管
8 傾斜部
Claims (6)
- 冷却対象物に接する第1の面を有する冷却ヘッドと、該冷却ヘッドの上記第1の面とは対向しない第2の面に設けられた第1給排口と、上記冷却ヘッドの上記第1の面とも上記第2の面とも対向しない第3の面に設けられた第2給排口と、上記第1給排口に接続された第1配管と、該第1配管に繋がり放熱環境に置かれる放熱部と、該放熱部に繋がり上記第2給排口に接続された第2配管とを備え、
上記冷却ヘッドから上記第1配管、上記放熱部、上記第2配管を経由して上記冷却ヘッドに戻る内部空間に、液相が所定の割合以上を占めるように冷媒が収容され、
上記冷却ヘッドの第3の面が上記冷却ヘッドの下側に位置する姿勢において上記冷媒の液面が上記第3の面より上に位置することを特徴とする相変換冷却器。 - 上記第2配管は、上記第1配管側に傾斜した傾斜部を有することを特徴とする請求項1記載の相変換冷却器。
- 上記第2配管の長さは、上記第1の配管よりも長いことを特徴とする請求項2記載の相変換冷却器。
- 上記第2給排口が設けられている上記第3の面は、上記放熱部と対向していない面であることを特徴とする請求項2又は3記載の相変換冷却器。
- 上記冷却ヘッドの第1の面が上記冷却ヘッドの下側に位置する姿勢において、上記第1給排口と上記第2給排口の上下方向の高さが異なることを特徴とする請求項1から4記載の相変換冷却器。
- 請求項1から5記載の相変換冷却器を搭載したことを特徴とする携帯機器。
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WO2017169969A1 (ja) * | 2016-03-31 | 2017-10-05 | 日本電気株式会社 | 冷却装置 |
-
2009
- 2009-03-31 JP JP2009084012A patent/JP2009276054A/ja active Pending
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WO2017169969A1 (ja) * | 2016-03-31 | 2017-10-05 | 日本電気株式会社 | 冷却装置 |
JPWO2017169969A1 (ja) * | 2016-03-31 | 2019-02-14 | 日本電気株式会社 | 冷却装置 |
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