JP2009274759A - 箱形容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】単一の金型を用いて射出成形された同一の2つの半体を嵌合することにより構成することが可能で、使い勝手の良い容器を提供する。
【解決手段】容器は単一の金型を用いて射出成形された同一の2つの半体12を互いに向かい合わせに嵌合することにより構成される。容器の各半体12は、端壁14と側壁16と嵌合用壁18とを有する。嵌合用壁18は、容器の垂直中央面を境として、相対的に大きな水平断面輪郭の外側壁20と小さな水平断面輪郭の内側壁22とに分かれており、2つの半体12を向かい合わせに嵌合した時に、一方の半体の外側壁20の内側に他方の半体の内側壁22が嵌合して二重壁を形成するようになっている。
【選択図】図3

Description

本発明は、単一の金型を用いて射出成形された同一の2つの半体を互いに嵌合することにより構成される形式の容器に関する。
本発明の容器は、例えば、歯科用ハンドピースのような加熱滅菌を要する物品をオートクレーブで加熱滅菌するための容器として使用することができるが、本発明はこのような用途に限定されるものではない。
箱形容器は、典型的には、本体に蓋を嵌合することにより構成される。本体とその上に被せる蓋とはサイズ及び/又は形状が多少異なるので、それらを樹脂の射出成形により製造する場合には、本体を成形するための金型と蓋を成形するための金型との2組の金型が必要である。また、1つの容器を組み立てるために本体と蓋との2種の部品を必要とするので、部品の在庫管理が面倒である。
特開平7−105921号には、単一の金型を用いて樹脂成形した同一形状の2つのケース半部を凹凸嵌合して一体化した電池パックが開示されている。各ケース半部の開口面の外周側壁には、中心線に対して線対称となる位置に、嵌合凹部と嵌合凸部が設けてある。 この電池パックは、一方のケース半部の嵌合凸部と他方のケース半部の嵌合凹部を嵌合し、超音波溶着又は接着により両半部を一体化することにより構成される。
この電池パックでは、2つのケース半部は超音波溶着又は接着により接合されるので、嵌合凹部と嵌合凸部との嵌め代は小さく設定してある。このため、接合にあたり両半部を相互に位置決めするのがかなり細かい作業となり、注意を要する。
従って、この電池パックは、一般ユーザが両半部を頻繁に嵌合したり分離したりするような用途に使用するには適さず、改良の余地がある。
本発明の目的は、単一の金型を用いて射出成形された同一の2つの半体を互いに嵌合することにより構成される形式の容器について技術を豊富化することにある。
本発明の他の目的は、単一の金型を用いて射出成形された同一の2つの半体からなる容器であって、一般ユーザにとって使い勝手が良い容器を提供することである。
本発明は、単一の金型を用いて射出成形された同一の2つの半体を互いに向かい合わせに嵌合することにより構成される中空箱形の容器を提供するもので、
前記半体の各々は、前記容器の底板又は天板を形成する端壁と、前記端壁の周縁から第1の高さだけ立ち上がった側壁と、前記側壁の周縁から第2の高さだけ立ち上がった嵌合用壁とを備え、
各半体の前記嵌合用壁は、容器の垂直中央面を境界として、所与の水平断面輪郭を有する内側壁と前記内側壁よりも大きな水平断面輪郭を有する外側壁とに分かれており、2つの半体を分離自在に互いに向かい合わせに嵌合した時に、一方の半体の外側壁の内側に他方の半体の内側壁が嵌合して二重壁を形成するようになっている。
このような構成であるから、例えば左右の手で夫々1つの半体を持ち、一方の半体の外側壁の内側面によって他方の半体の内側壁の外側面を案内しながら、一方の半体の外側壁の内側面に沿って他方の半体の内側壁の外側面を摺動させれば、2つの半体を容易かつ簡単に嵌合することができる。従って、本発明の容器は、ユーザにとって使い勝手が良い。
好ましい実施態様においては、各半体の外側壁には係止用切欠きが設けてあり、各半体の内側壁には、2つの半体を互いに向かい合わせに嵌合した時に、他方の半体の係止用切欠きに係合する係止用鉤部材が設けてある。
このようにすれば、2つの半体を互いに嵌合した時には一方の半体の係止用鉤部材は他方の半体の係止用切欠きに係合するので、2つの半体は自動的に係止される。係止を解除するには係止用鉤部材を指で押し込んで他方の半体の係止用切欠きから釈放すればよい。
好ましくは、各半体の内側壁は係止用鉤の両側で切欠いてあり、内側壁のうち係止用鉤を担持した部分に可撓性を与えるようになっている。このようにすれば、係止用鉤を指で楽に押し込むことができる。
各半体の端壁の表面には、容器を複数積み重ねた時にそれらの容器が互いに横ずれするのを防止するための位置決め突起を設けることができる。
本発明の上記特徴や効果並びに他の特徴や効果は以下の実施例の記載につれて更に明らかにする。
図1から図5を参照しながら本発明の第1実施例を説明する。
図1は本発明の第1実施例に基づく容器10を示し、図2は図1に示した容器10を構成する半体12が示してある。容器10は図2に示した半体12を2つ向かい合わせに嵌合することにより構成される。
容器10を構成する2つの半体12は、単一の金型を用いて射出成形されており、形状および寸法において同一である。従って、本発明の容器10の構成要素としての半体12を射出成形するには唯一の金型しか必要としないし、部品の在庫管理の手数も半減するという利点がある。
図2を参照するに、夫々の半体12は、容器の底板又は天板となる端壁14と、端壁14の周縁から立ち上がった側壁16と、側壁16の周縁から立ち上がった嵌合用壁18とを備えている。
嵌合用壁18は、容器12の垂直中央面P−P’を境として、所与の水平断面輪郭を有する外側壁20と、相対的に小さな水平断面輪郭を有する内側壁22とに分かれている。より詳しくは、図示した実施例では、内側壁22は側壁16の水平断面輪郭よりやゝ大きな水平断面輪郭を有し、外側壁20は内側壁22の水平断面輪郭よりもほぼ内側壁22の肉厚だけ大きな水平断面輪郭を有する。
従って、2つの半体12を向かい合わせに嵌合した時には、図4に示したように、一方の半体12の外側壁20の内側に他方の半体12の内側壁22が嵌合して二重壁構造24を形成する。
更に図2を参照するに、各半体12の外側壁20の基部には係止用切欠き26が設けてあると共に、各半体12の内側壁22の自由縁には、段落0014で前述したように2つの半体を互いに向かい合わせに嵌合した時に、他方の半体の前記係止用切欠き26に係合する係止用鉤部材28が設けてある。
この容器10の使用に際しては、図3に示したように同一の2つの半体12を用意し、例えば左側の半体12に物品を容れて左手で持ち、右側の半体12を右手で持ち、鎖線矢印で示したように右側の半体12を転回しながら左側の半体12の上に被せると、一方の半体12の外側壁20の内側面によって他方の半体12の内側壁22の外側面が案内されながら、2つの半体12は向かい合わせに嵌合される。2つの半体12を更に押し込むと、双方の半体12の係止用鉤部材28が、夫々、他方の半体12の係止用切欠き26に係合(図3)することにより、2つの半体12は互いにロックされる。
容器10に収容した物品を取り出す時には、図5に矢印で示したように、係止用鉤部材28を指で内側に押し込むことにより対応する係止用切欠き26から釈放するか(図5左側)、外側壁20の自由縁を指で内側に押し込むことにより係止用鉤部材28を撓めて対応する係止用切欠き26から釈放すると(図5右側)、ロックは解除され、容器10は2つの半体12に分離される。
図2から良く分かるように、各半体12の内側壁22の基部の外周に沿って延長するフランジ30のうち係止用鉤部材28の下方に位置する部分には係止用鉤部材28の幅にほぼ等しい幅の切欠き32が設けてあり、この領域で内側壁22の剛性を低減することにより係止用鉤部材28を指で容易に押し込むことができるようになっている。
図1に示したように、各半体12の端壁14の外側表面には、容器10を多段に積み重ねた時にそれら容器が互いに横ずれするのを防止するための位置決め突起34を設けることができる。これらの位置決め突起34は、上段の容器10の下側半体12の位置決め突起34と下段の容器10の上側半体12の位置決め突起34とが互い違いになるように例えば4箇所に設けることができる。
図6および図7は、本発明の第2実施例に基づく容器を示す。図6および図7においては図1から図5に示した構成要素と共通する構成要素は同じ参照番号で示し、重複する説明は省略する。
この第2実施例は、係止用鉤を指で押し込むのを容易にするため各半体の内側壁を係止用鉤の両側で切欠いたこと、および、歯科用ハンドピースのような加熱滅菌を要する物品を使用後にオートクレーブで加熱滅菌するための容器として使用するため半体の端壁に多数の通気孔を設けたことを特徴としている。
より詳しくは、図7から良く分かるように、各半体12の内側壁22には、係止用鉤部材28の左右両側において一対の切欠き36が設けてある。
このように切欠き36を設け、内側壁22のうち係止用鉤部材28を担持した部分38を内側壁22の残部から切り離したので、この部分38は撓み易くなっている。従って、係止用鉤部材28を指で容易に押し込むことができる。
図6および図7に示したように、各半体12の端壁14には多数の通気孔40が設けてある。従って、歯科用ハンドピースのような加熱滅菌を要する物品をこの容器10に収容し、容器ごとオートクレーブに入れると、高温空気の対流は通気孔40を通って容器10の内部を流通するので、容器に収容された物品を効果的に加熱滅菌することができる。また、位置決め突起34は、容器10を多段に積み重ねた時に容器同士の間の隙間を確保し、加熱用空気の流通を可能にする役割も果たす。
第2実施例に基づく容器の使用の態様は第1実施例と同様である。
以上には本発明の特定の実施例を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の設計変更を施すことができる。例えば、本発明の容器は、歯科用ハンドピースのような物品をユーザに販売・納入するにあたりそれらを収納する容器として使用することができ、納入後はユーザはハンドピースをオートクレーブ加熱滅菌するために使用することができる。
また、図面には矩形の水平断面輪郭を有する容器を示したが、容器の水平断面輪郭は楕円形、長円形、円形、その他の形状にしてもよい。
本発明の第1実施例に係る容器の斜視図である。 図1に示した容器を構成する2つの半体の任意の一方の斜視図である。 図2に示した半体の2つを嵌合するやり方を例示する斜視図である。 図1のIV−IV線に沿った断面図である。 図4の円A、B内部分の拡大断面図で、係止用鉤部材を指で押し込んだところを示す。 図1と同様の斜視図で、本発明の第2実施例に係る容器を示す。 図2と同様の斜視図で、図6に示した容器を構成する2つの半体の任意の一方を示す。
符号の説明
10: 容器
12: 半体
14: 端壁
16: 側壁
18: 嵌合用壁
20: 外側壁
22: 内側壁
24: 二重壁構造
26: 係止用切欠き
28: 係止用鉤部材
34: 位置決め突起
36: 切欠き

特許出願人 株式会社 ミクロン
代 理 人 弁理士 伊藤 宏

Claims (4)

  1. 単一の金型を用いて射出成形された同一の2つの半体を互いに向かい合わせに嵌合することにより構成される中空箱形の容器であって、
    前記半体の各々は、前記容器の底板又は天板を形成する端壁と、前記端壁の周縁から第1の高さだけ立ち上がった側壁と、前記側壁の周縁から第2の高さだけ立ち上がった嵌合用壁とを備え、
    各半体の前記嵌合用壁は、容器の垂直中央面を境として、所与の水平断面輪郭を有する内側壁と前記内側壁よりも大きな水平断面輪郭を有する外側壁とに分かれており、2つの半体を分離自在に互いに向かい合わせに嵌合した時に、一方の半体の外側壁の内側に他方の半体の内側壁が嵌合して二重壁を形成するようになっていることを特徴とする容器。
  2. 各半体の前記外側壁には係止用切欠きが設けてあり、各半体の前記内側壁には、2つの半体を互いに向かい合わせに嵌合した時に、他方の半体の前記係止用切欠きに係合する係止用鉤部材が設けてあることを特徴とする請求項1に基づく容器。
  3. 各半体の前記内側壁は前記係止用鉤の両側で切欠いてあり、前記内側壁のうち前記係止用鉤を担持した部分に可撓性を与えていることを特徴とする請求項2に基づく容器。
  4. 各半体の前記端壁の表面には、容器を複数積み重ねた時にそれらの容器が互いに横ずれするのを防止するための位置決め突起が設けてあることを特徴とする請求項1から3のいづれかに基づく容器。
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