JP2009272230A - 投げ込み型ヒーター - Google Patents
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Abstract
【解決手段】発熱部を液没させ、垂直に立てた状態で使用する投げ込み式ヒーターにおいて、該ヒーターの液没しない非発熱部に傾斜センサーを設け、該センサーからの信号を電子制御回路のゲートに付加し、センサーが許容の傾斜角度を超えて傾いたことを感知すると通電が停止する機能を備えて構成する。
【選択図】 図1
Description
そして、このような空焼きを誘発する要因となる状況として、容器やヒーターの転倒、誤って通電状態で容器から取り出しそのまま放置してしまった場合、あるいは、浅く幅広い容器にヒーターを寝かせて使用するといった誤った使用方法などにより、該ヒーターが垂直以外の状態に長く置かれることが上げられる。
そこで、従来から、この種のヒーターに用いられる空焼きによる異常加熱を防止するための安全装置として、温度検知装置(例えば、発熱部に設ける温度ヒューズ)や、水位検知装置(例えば、フロートスイッチ)などの手段があるが、温度ヒューズでは、断電までにある程度の時間が必要で、一度作動した安全装置は交換の必要があるといった問題や、フロートスイッチでは、装置が複雑となり、使い勝手が悪いなどの問題があり、それぞれ一長一短がある。
その中で、横転したさいの誤通電防止に着目した安全装置として、熱線を内装した収納筒を吊下げしてなる主体を有し、該主体には熱線への導線によって形成される電気回路中にスイッチを装備し、このスイッチの開閉を収納筒と並行に設けた保護筒を有するフロートによって行なうものにおいて、該フロートの上端に連結杆を介して円錐形の球受け部材を設け、この球受け部材に球体を載置させ、スイッチの一方に取り付けた連杆を保護筒内に挿入して球体に接触させ、スイッチの連杆は球体及び円錐形の球受け部材を介してフロートに連絡させた投入式ヒーターの安全装置が開示されている。(特許文献1)
また、装置が複雑化するといった問題もある。
図1は、本例の投げ込み式ヒーターの構成図を示している。本例の投げ込み式ヒーターは、被加熱物となる液体を入れた容器中に、発熱体を内蔵するヒーターシース1の先端側(発熱部)を液没させ、該容器に立掛けて、あるいは、仮固定して使用されるもので、発熱部となるヒーターシース1と、該ヒーターシースの上端部を取り付ける、内部に温度調節等の回路を備えた端子ボックス2と、該端子ボックスに設ける傾斜センサー3、及び、温調ツマミ4と、前記ヒーターシース1と並行して端子ボックス2から該ヒーターシース先端部分まで延設される温度センサー5と、電源コード6、及びヒーターシースの上方に設けられる容器の転倒を防止するための取り付けフック7により基本構成される。
端子ボックス2は、内部に温度調節などの本ヒーターをコントロールするための回路を内蔵した防滴構造に形成され、前記したヒーターシース1、後記する傾斜センサー3、温調ツマミ4、温度センサー5及び電源コード6を外装して構成される。
図2は、傾斜センサーの原理の一例を示す模式図で、Aは、閉成状態(通電状態)、Bは、開成状態(断電状態)を示している。本例原理の傾斜センサーは、適度に離間された隙間33を備えて対向する金属板31を設け、該金属板31の近接する相対部を各々傾斜させ、全体として凹み部32を形成し、該凹み部32に電導性の球体34を自由可動可能に配置してなり、水平状態にあっては、該球体34は、安定する中央の凹み部32に位置し、対向する金属板31間の通電を許容し(図A)、センサーが許容の傾斜角度(本例においては、垂直状態から60度)を超えて傾斜すると、球体34が中央の凹み部32から移動することにより、対向する金属板31間の通電が隙間33により遮断され、その信号がリード線35を通して回路に入力されることでヒーターが断電される。
尚、傾斜センサーには様々な原理により作動するものがあり、本発明に用いられる傾斜センサーも前記のものに限定されるものではない。
また、取り付けフック7は、転倒防止のため投入される容器に仮固定するためのもので必要に応じて取り付けられる。
そして、SSR8のゲート(T1−G)の信号回路を前記センサーで制御することによりヒーターに通電、及び通電を遮断することができる。例えば、傾斜センサー3については、該傾斜センサー3が許容の傾斜角度を超えて傾いたことを感知すると、該センサーの回路が遮断され(図2参照)、その信号がSSR8にゲート入力されることで、該信号によりヒーターへの通電を停止することができる。
2. 端子ボックス
3. 傾斜センサー
31. 金属板
32. 凹み部
33. 開放部
34. 電導性球体
4. 温調ツマミ
5. 温度センサー
6. 電源コード
7. 取り付けフック
8. SSR
9. 温度ヒューズ
Claims (1)
- 発熱部を液没して、垂直に立てた状態で使用する投げ込タイプのヒーターにおいて、該ヒーターの液没しない非発熱部に傾斜センサーを備えることを特徴とした投げ込み型ヒーター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008123458A JP2009272230A (ja) | 2008-05-09 | 2008-05-09 | 投げ込み型ヒーター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008123458A JP2009272230A (ja) | 2008-05-09 | 2008-05-09 | 投げ込み型ヒーター |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009272230A true JP2009272230A (ja) | 2009-11-19 |
Family
ID=41438596
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008123458A Pending JP2009272230A (ja) | 2008-05-09 | 2008-05-09 | 投げ込み型ヒーター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009272230A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101647762B1 (ko) | 2016-01-29 | 2016-08-11 | 주식회사 제이에스전열 | 전기안전기능을 보강한 이동형 수중 전열장치 |
KR102117105B1 (ko) | 2019-09-06 | 2020-05-29 | 주식회사 영창에스엔티 | 휴대용 투입식 전열기 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6247093U (ja) * | 1985-09-10 | 1987-03-23 | ||
JP2002116020A (ja) * | 2000-10-04 | 2002-04-19 | Kayaba Ind Co Ltd | 傾斜センサ |
JP2004170341A (ja) * | 2002-11-22 | 2004-06-17 | Japan Aviation Electronics Industry Ltd | 傾斜センサ |
-
2008
- 2008-05-09 JP JP2008123458A patent/JP2009272230A/ja active Pending
Patent Citations (3)
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20130408 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
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