JP2009271805A - ポインティングシステム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ポインティングシステムSにおいて、液晶表示装置200は、複数の光源が配列されて成るバックライト17を備え、複数の光源を点灯するとともに、同期信号の入力に基づいて所定の周期で複数の光源を所定の順番で順次消灯する。また、ポインティング装置100は、バックライト17からの光の強度を検出することにより光の変化を検出し、光の変化が検出された場合に所定の信号を送信する。さらに、液晶表示装置200は、所定の信号を受信し、同期信号が入力された時間と所定の信号が受信された時間との差分に基づいて、検出された光の変化が複数の光源の何れの消灯に基づく変化であるかを特定することで液晶パネル16における操作位置を判別する。
【選択図】図2
Description
例えば、特許文献1に開示されたポインティングデバイスでは、ディスプレイ上にマトリクス状に配置した画素同士の間に、ポインタからの信号を検知する検知手段を同じくマトリクス状に配置して、信号が照射された検知手段に基づいて操作位置としての座標を特定している。
前記液晶表示装置は、
前記液晶パネルの背面に配置され、複数の光源が配列されて成るバックライトと、
画像信号に基づいて同期信号を生成する同期信号生成手段と、
前記複数の光源を点灯させるとともに、前記同期信号生成手段により生成される前記同期信号の入力に基づいて、所定の周期で、前記複数の光源を所定の順番で順次消灯させるバックライト駆動手段と、
を備え、
前記ポインティング装置は、
前記バックライト駆動手段により駆動される前記バックライトからの光の強度を検出することにより、予め設定された光の変化を検出する検出手段と、
前記検出手段により前記光の変化が検出された場合に、所定の信号を前記液晶表示装置に送信する送信手段と、
を備え、
前記液晶表示装置は、
前記送信手段により送信された前記所定の信号を受信する受信手段と、
前記同期信号が入力された時間と前記受信手段により前記所定の信号が受信された時間との差分に基づいて、前記検出手段により検出された前記光の変化が、前記複数の光源の何れの消灯に基づく光の変化であるかを特定することで、前記液晶パネルにおける前記ポインティング装置による操作位置を判別する判別手段と、
を備えることを特徴とする。
前記バックライト駆動手段は、前記同期信号生成手段により生成される垂直同期信号の入力に基づいて、垂直方向に配列された前記複数の光源を、第1行から第n行まで垂直方向に順次消灯させることを特徴とする。
前記液晶表示装置は、
前記液晶パネルの背面に配置され、複数の光源が垂直方向にn行配列されて成るバックライトと、
画像信号に基づいて垂直同期信号を生成する同期信号生成手段と、
前記複数の光源を点灯させるとともに、前記同期信号生成手段により生成される垂直同期信号の入力に基づいて、所定の周期で、垂直方向に配列された前記複数の光源を、第1行から第n行まで垂直方向に順次消灯させるバックライト駆動手段と、
を備え、
前記ポインティング装置は、
前記バックライト駆動手段により駆動される前記バックライトからの光の強度を検出することにより、予め設定された光の変化を検出する検出手段と、
前記検出手段により前記光の変化が検出された場合に、所定の信号を前記液晶表示装置に送信する送信手段と、
を備え、
前記液晶表示装置は、
前記送信手段により送信された前記所定の信号を受信する受信手段と、
前記垂直同期信号が入力された時間と前記受信手段により前記所定の信号が受信された時間との差分に基づいて、前記検出手段により検出された前記光の変化が、前記複数の光源の何れの消灯に基づく光の変化であるかを特定することで、前記液晶パネルにおける前記ポインティング装置による操作位置を判別する判別手段と、
前記判別手段により判別された前記操作位置に対応するエリアの表示を、他のエリアの表示と異ならせる表示制御手段と、
を備えることを特徴とする。
すなわち、液晶表示装置において複数の光源が順次消灯されている間に、ポインティング装置を液晶パネルの方向に向けて、液晶パネル上の操作したい位置に対応する光源からの光の変化を検出させるだけで、液晶パネルにおける操作したい位置を指定することができる。
したがって、液晶パネルの背面に配置されたバックライトを利用することにより、液晶表示装置に対して、ポインティング装置による遠隔操作が可能なポインティングシステムを、簡易な構成且つ低コストで提供することができる。
図1は、本実施形態のポインティングシステムの全体図であり、図2は、本実施形態のポインティングシステムを構成する液晶表示装置及びポインティング装置の要部構成を示すブロック図である。
図1及び図2に示すように、本実施形態のポインティングシステムSは、バックライト17からの光の変化を検出した場合に報知信号(所定の信号)sgnを液晶表示装置200に送信することで、液晶表示装置200を遠隔操作するポインティング装置100と、このポインティング装置100により遠隔操作される液晶表示装置200と、を備えて構成される。
ポインティング装置100は、例えば、操作部1、検出手段としての検出部2、送信部3、制御部4等を備える。
具体的には、操作部1は、メニューキー1aを備え、ユーザによるメニューキー1aの操作に応じてメニューキー1aに対応する入力操作信号を生成し、送信部3により液晶表示装置200に送信する。液晶表示装置200では、メニューキー1aの押下に基づく入力操作信号の受信に応じて、後述するポインティング処理が開始される。
また、操作部1には決定キー1bが備わる。後述するように、この決定キー1bは、ポインティング処理において、液晶パネル16上の特定された操作位置が正しいことをユーザが確認して、特定された操作位置を決定する際に操作される。
なお、検出部2に、略水平方向以外からの光を遮蔽して、略水平方向からの光のみを受光するための図示しない遮蔽部材を設けても良い。
また、送信部3は、後述する検出プログラム44aの実行において、予め設定された光の変化が検出された場合に、当該光の変化が検出されたことを報知する報知信号(所定の信号)sgnを液晶表示装置200に対して送信する。
具体的には、メニューキー1aの押下によりポインティング処理が開始されると、バックライト17に備わる複数の光源L1〜L8(後述)が点灯し、検出部2においてバックライト17からの光が受光される。CPU41は、検出部2において受光された光の強度を検出し、光の強度変化を監視する。そして、例えば、検出される光の強度が、所定時間(例えば、2ms)の間、所定値以上低下した場合に、光の変化有りと判断する。そして、光の変化を検出したことを報知する報知信号(所定の信号)sgnが生成され、送信部3から出力される。
なお、予め設定された光の変化が有るか否かの判断基準は任意であり、例えば、光の強度が予め設定された閾値以下となった場合に、光の変化有りと判断しても良い。
CPU41は、かかる検出プログラム44aを実行することにより、検出部2とともに検出手段として機能する。
CPU41は、かかる送信プログラム44bを実行することにより、送信部3とともに送信手段として機能する。
液晶表示装置200は、例えば、テレビジョン受像機であり、信号入力部11、映像処理部12、同期信号生成部13、走査線駆動部14及び信号線駆動部15、液晶パネル16、バックライト17、バックライト駆動部18、受信部19、制御部20等を備える。
基板の上面には、互いに直交するp行の走査線X(X1〜Xp)及びq列の信号線Y(Y1〜Yq)の各交点に画素…がマトリクス状に配設され、各画素には、アクティブ素子としての薄膜トランジスタ(TFT: Thin Film Transistor)が、走査線X及び信号線Yに接続されるように設けられている。各画素には画素電極が形成され、画素電極に対向して、対向する基板に対向電極が形成され、画素電極と対向電極との対向面にはそれぞれ配向膜が形成されている。
CPU201は、かかるバックライト駆動プログラム204aを実行することにより、バックライト駆動手段として機能する。
CPU201は、かかる判別プログラム204bを実行することにより、判別手段として機能する。
CPU201は、かかる確認プログラム204cを実行することにより、表示制御手段として機能する。
ここで、液晶表示装置200とポインティング装置100との間で行われるポインティング処理について具体的に説明する。
例えば、図5では、チャンネルアップを指示するメニュー項目がエリアR1に表示され、チャンネルダウンを指示するメニュー項目がエリアR2に表示され、ボリュームアップを指示するメニュー項目がエリアR3に表示され、ボリュームダウンを指示するメニュー項目がエリアR4に表示され、入力切換を指示するメニュー項目がエリアR5に表示され、音声ミュートを指示するメニュー項目がエリアR6に表示され、EPG(Electric Program Guide)の表示を指示するメニュー項目がエリアR7に表示され、メニュー表示の終了を指示するメニュー項目がエリアR8に表示されている。
前述したように、バックライト17において、8つの光源L1〜L8は、液晶パネル16を垂直方向に均等に分割した8つのエリアR1〜R8(図4参照)のそれぞれに対応するように配置されている。したがって、液晶パネル16では、全てのエリアR1〜R8が同じ明るさで明表示とされるとともに、各エリアR1〜R8が、2ms間隔で一つずつ順に暗表示となる。
図6に示すように、垂直同期信号V_syncが入力されたタイミング(0ms)では、第1行の光源L1のみが消灯してエリアR1のみが暗表示となり、垂直同期信号V_syncの入力から2ms後には、第2行の光源L2のみが消灯してエリアR2のみが暗表示となり、垂直同期信号V_syncの入力から4ms後には、第3行の光源L3のみが消灯してエリアR3のみが暗表示となり、垂直同期信号V_syncの入力から6ms後には、第4行の光源L4のみが消灯してエリアR4のみが暗表示となり、垂直同期信号V_syncの入力から8ms後には、第5行の光源L5のみが消灯してエリアR5のみが暗表示となり、垂直同期信号V_syncの入力から10ms後には、第6行の光源L6のみが消灯してエリアR6のみが暗表示となり、垂直同期信号V_syncの入力から12ms後には、第7行の光源L7のみが消灯してエリアR7のみが暗表示となり、垂直同期信号V_syncの入力から14ms後には、第8行の光源L8のみが消灯してエリアR8のみが暗表示となる。
この状態において、液晶表示装置200において、8つの光源L1〜L8を順に消灯する処理が開始されると、図7(a)に示すように、垂直同期信号V_syncの入力から2ms後に第2行の光源L2が消灯して、エリアR2が暗表示となり、消灯から2ms後に再び点灯する。
すると、ポインティング装置100検出部2において検出される光の強度が、2msの間だけ所定値低下することとなり、ポインティング装置100において光の変化を検出したと判断される。そして、図7(b)に示すように、送信部3から、光の変化を検出した旨を報知する報知信号sgnが液晶表示装置200に送信される。
垂直同期信号V_syncの入力から光の変化までの時間のずれは、例えば、垂直同期信号V_syncが入力された時間から報知信号sgnを受信した時間までの差分に、光源Lの消灯時間(2ms)、ポインティング装置100における処理時間、液晶表示装置200における処理時間等を減算したものである。
これにより算出された垂直同期信号V_syncの入力から光の変化までの時間のずれが、例えば、2msの所定の誤差範囲に含まれる場合、ポインティング装置100において検出された光の変化は、垂直同期信号V_syncの入力から2ms後に消灯される第2行の光源L2の消灯に基づく変化であるとして、操作位置は、エリアR2に含まれると判別される。
また、例えば、垂直同期信号V_syncの入力から光の変化までの時間のずれが、4msの所定の誤差範囲に含まれる場合、ポインティング装置100において検出された光の変化は、垂直同期信号V_syncの入力から4ms後に消灯される第3行の光源L3の消灯に基づく変化であるとして、操作位置は、エリアR3に含まれると判別される。
ユーザは、液晶パネル16上で選択したいメニュー項目が強調表示されているか否かを確認し、選択したいメニュー項目が強調表示されている場合には、決定キー1bを押下する。
液晶表示装置200では、メニュー項目の強調表示を開始してから所定時間内に、受信部19において決定キー1bの押下に基づく入力操作信号を受信すると、判別されたエリアRに対応するメニュー項目が選択されたと判断して、選択されたメニュー項目に対応する処理(例えば、チャンネルダウン処理)を実行する。
一方、ユーザは、液晶パネル16上で、選択したいメニュー項目が強調表示されていない場合には決定キー1bを押下せず、ポインティング装置100の位置や向きを変えて待機する。所定時間内に決定キー1bの押下を検出しなかった液晶表示装置200では、再び、光源L1〜8の順次消灯が行われることとなる。
すなわち、液晶表示装置200において複数の光源L1〜L8が順次消灯されている間に、ポインティング装置100を液晶パネル16の表示面に向けて、液晶パネル16上の操作したい位置に対応する光源L1〜L8からの光の変化を検出させるだけで、液晶パネル16における操作したい位置を指定することができる。
したがって、液晶パネル16の背面に配置されたバックライト17を利用することにより、液晶表示装置200に対して、ポインティング装置100による遠隔操作が可能なポインティングシステムSを、簡易な構成且つ低コストで提供することができる。
したがって、ポインティングシステムSにおいて、ポインティング装置100を垂直方向の位置を調整するだけで、液晶パネル16における垂直方向のn個の位置をそれぞれ指定することができる。また、複数の光源L1〜L8が垂直方向に配列された、スキャンバックライト駆動方式により駆動されるバックライト17を利用することができ、既存の構成を利用したより簡易な構成でポインティングシステムSを提供することができる。
したがって、ユーザが、ポインティング装置100により指定した操作位置を視覚的に確認することができ、使い勝手の良いものとなる。
例えば、上記実施形態では、バックライトとして、垂直方向にCCFL等の管状光源が配列されたバックライト17を採用したが、バックライトはこれに限られず、例えば、LEDをマトリクス状に配列したものであっても良い。これによれば、垂直方向のみならず、水平方向にも分解能を有するシステムとすることができる。また、マトリクス状の光源を用いる場合、バックライト駆動手段は、同期信号生成手段により生成される垂直同期信号V_sync及び水平同期信号H_syncに基づいて、マトリクス状に配列されたLEDを、左上のLEDから順にジグザグ状にスキャンすることとしても良い。
また、バックライト17に備わる光源Lの数、画面の分割数は任意であり、2以上であれば良い。
また、複数の光源Lを消灯させる順番も任意であり、最下段から順に消灯させても良く、ランダムな順番で消灯させても良い。
また、上記実施形態では、光の変化を検出した場合にポインティング装置100から液晶表示装置200に送信される所定の信号を無線で送信することとしたが、ポインティング装置100と液晶表示装置200をケーブルで接続して、所定の信号を有線で送信することとしても良い。
また、上記実施形態では、判別手段により操作位置を特定した後に、表示制御手段により、その操作位置を他と異なる態様で表示させて、ユーザに操作位置の確認を行わせる構成としたが、操作位置の特定後に直ちに特定された操作位置に基づく処理を行うように構成しても良い。
また、液晶表示装置200は、テレビジョン受像機に限られることなく、例えば、PC(Personal Computer)に備わるモニタであっても良い。
100 ポインティング装置
2 検出部(検出手段)
3 送信部(送信手段)
41 CPU(検出手段、送信手段)
44a 検出プログラム(検出手段)
44b 送信プログラム(送信手段)
200 液晶表示装置
13 同期信号生成部(同期信号生成手段)
16 液晶パネル
17 バックライト
201 CPU(バックライト駆動手段、判別手段、表示制御手段)
204a バックライト駆動プログラム(バックライト駆動手段)
204b 判別プログラム(判別手段)
204c 確認プログラム(表示制御手段)
L1〜L8 光源
Claims (3)
- 液晶パネルを備える液晶表示装置と、当該液晶表示装置を操作するポインティング装置と、を備えるポインティングシステムにおいて、
前記液晶表示装置は、
前記液晶パネルの背面に配置され、複数の光源が配列されて成るバックライトと、
画像信号に基づいて同期信号を生成する同期信号生成手段と、
前記複数の光源を点灯させるとともに、前記同期信号生成手段により生成される前記同期信号の入力に基づいて、所定の周期で、前記複数の光源を所定の順番で順次消灯させるバックライト駆動手段と、
を備え、
前記ポインティング装置は、
前記バックライト駆動手段により駆動される前記バックライトからの光の強度を検出することにより、予め設定された光の変化を検出する検出手段と、
前記検出手段により前記光の変化が検出された場合に、所定の信号を前記液晶表示装置に送信する送信手段と、
を備え、
前記液晶表示装置は、
前記送信手段により送信された前記所定の信号を受信する受信手段と、
前記同期信号が入力された時間と前記受信手段により前記所定の信号が受信された時間との差分に基づいて、前記検出手段により検出された前記光の変化が、前記複数の光源の何れの消灯に基づく光の変化であるかを特定することで、前記液晶パネルにおける前記ポインティング装置による操作位置を判別する判別手段と、
を備えることを特徴とするポインティングシステム。 - 前記バックライトは、複数の光源が垂直方向にn行配列されて成り、
前記バックライト駆動手段は、前記同期信号生成手段により生成される垂直同期信号の入力に基づいて、垂直方向に配列された前記複数の光源を、第1行から第n行まで垂直方向に順次消灯させることを特徴とする請求項1に記載のポインティングシステム。 - 液晶パネルを備える液晶表示装置と、当該液晶表示装置を操作するポインティング装置と、を備えるポインティングシステムにおいて、
前記液晶表示装置は、
前記液晶パネルの背面に配置され、複数の光源が垂直方向にn行配列されて成るバックライトと、
画像信号に基づいて垂直同期信号を生成する同期信号生成手段と、
前記複数の光源を点灯させるとともに、前記同期信号生成手段により生成される垂直同期信号の入力に基づいて、所定の周期で、垂直方向に配列された前記複数の光源を、第1行から第n行まで垂直方向に順次消灯させるバックライト駆動手段と、
を備え、
前記ポインティング装置は、
前記バックライト駆動手段により駆動される前記バックライトからの光の強度を検出することにより、予め設定された光の変化を検出する検出手段と、
前記検出手段により前記光の変化が検出された場合に、所定の信号を前記液晶表示装置に送信する送信手段と、
を備え、
前記液晶表示装置は、
前記送信手段により送信された前記所定の信号を受信する受信手段と、
前記垂直同期信号が入力された時間と前記受信手段により前記所定の信号が受信された時間との差分に基づいて、前記検出手段により検出された前記光の変化が、前記複数の光源の何れの消灯に基づく光の変化であるかを特定することで、前記液晶パネルにおける前記ポインティング装置による操作位置を判別する判別手段と、
前記判別手段により判別された前記操作位置に対応するエリアの表示を、他のエリアの表示と異ならせる表示制御手段と、
を備えることを特徴とするポインティングシステム。
Priority Applications (1)
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