JP2009271307A - 液晶表示装置、その駆動方法および電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】液晶表示装置において簡易な構成で静止画を表示させる。
【解決手段】画素回路は、表示部と、液晶の配向状態を示す計測信号Idetを出力する計測部とを備える。計測信号IdetはAD変換回路U2および逆ガンマ回路U3を経て出力階調データDoutとなる。制御信号CTLは静止画を表示する期間においてハイレベルとなる信号である。選択回路SWは、制御信号CTLがハイレベルである場合に出力階調データDoutを選択出力し、制御信号CTLがローレベルである場合に入力階調データDinを選択出力する。静止画を表示する場合、画素回路ごとに、出力階調データDoutを検出してこれを入力階調データDinの代わりにXドライバ内の第1メモリM1に取り込み、画素回路に書き込む。
【選択図】図8

Description

本発明は、液晶表示装置、その駆動方法および電子機器に関する。
従来の液晶表示装置において、静止画を表示する場合には、フレームメモリに1画面の画像データを記憶し、これを読み出して静止画を表示していた。例えば、特許文献1には、デジタルカメラにおいて、ユーザーがシャッターボタンを操作すると、メモリに被写体像を表すデジタル画像データを記憶し、被写体像を静止画として液晶表示装置に表示する技術が開示されている。
特開平11−52468号公報
しかしながら、従来の液晶表示装置では静止画を表示するために、1フレームの画像を記憶するメモリが必要となるので、構成が複雑となりコストが上昇するといった問題があった。
本発明は上述した事情に鑑みてなされたものであり、簡易な構成で静止画を表示させることが可能な液晶表示装置を提供することを解決課題としている。
この課題を解決するために、本発明に係る液晶表示装置は、複数の走査線と、複数のデータ線および複数の信号線と、前記走査線と前記データ線の交差に対応して設けられた複数の画素とを備えたものであって、前記複数の画素の各々は、第1電極と、第2電極と、液晶とを有する表示部と、前記液晶の配向状態を示す計測信号を出力する計測部とを備え、前記計測信号に基づいて前記画素が表示している階調を示す出力階調信号を生成する出力階調生成手段と、表示すべき階調を示す入力階調信号と前記出力階調信号とを制御信号に基づいて選択出力し、前記制御信号が静止画の表示を指示する場合には前記出力階調信号を選択出力し、前記制御信号が動画画の表示を指示する場合には前記入力階調信号を選択出力する選択手段と、前記選択手段から出力される信号に基づいてデータ信号を生成して前記データ線に供給するデータ信号生成手段とを備える。
この発明によれば、データ信号の書き込みの結果である液晶の配向状態を計測部を用いて読み出し、計測信号に基づいて出力階調信号を生成し、静止画を表示する場合には、出力階調信号に基づいてデータ信号を生成する。すなわち、データ信号→液晶の配向状態→出力階調信号→データ信号といった閉ループを形成するので、外部のメモリを用いることなく静止画を表示させることが可能となる。
ここで、前記計測部は、前記液晶を誘電体とする容量を含み、前記液晶の配向状態を前記容量の値に応じた大きさの前記計測信号として出力することが好ましい。誘電体の誘電率は、液晶分子の配向状態によって変化し、誘電率の変化は容量の大きさとして計測される。したがって、容量の大きさを計測することによって、液晶の配向状態が計測される。
また、前記計測部は、前記容量の値に応じた大きさの信号をハイインピーダンスからローインピーダンスに変換して前記計測信号として出力するトランジスタ(例えば、図2に示す増幅トランジスタ41)を備えることが好ましい。この場合には、画素の外部に計測信号を取り出すに際してインピーダンス変換をして出力するので、計測信号のSN比を向上させることができる。
また、上述した液晶表示装置において、前記データ信号生成手段は、ガンマ補正を施すガンマ補正部を備え、前記出力階調生成手段は、前記計測信号に前記ガンマ補正の逆特性を付与する逆ガンマ補正を施すことが好ましい。ガンマ補正とは、表示すべき階調と、それが実際に出力される際の信号の相対関係を人の視覚特性を考慮して調節して、より自然に近い表示を得るための処理の意味である。この発明によれば、逆ガンマ補正を施して、出力階調信号を生成するので、データ信号を生成する過程でガンマ補正が施されても正常な画像を表示させることができる。
前記計測部は、対象物が画面に接触したことを前記液晶の容量の変化によって検出するセンシング回路であることが好ましい。この場合には、接触のセンシング回路と配向状態を計測する手段とを兼用することができるので、新たな構成を追加することなく、表示品質を向上することができる。
次に、本発明に係る電子機器は、上述した液晶表示装置のいずれかを備え、パーソナルコンピュータ、携帯電話機、あるいは情報端末などが該当する。
さらに、本発明は、液晶表示装置の駆動方法として以下のように把握される。
複数の走査線と、複数のデータ線および複数の信号線と、前記走査線と前記データ線の交差に対応して設けられた複数の画素とを備え、前記複数の画素の各々は、第1電極と、第2電極と、液晶とを有する表示部と、前記液晶の配向状態を示す計測信号を出力する計測部とを有する液晶表示装置を駆動する方法であって、前記計測信号に基づいて前記画素が表示している階調を示す出力階調信号を生成し、制御信号が有効な場合には前記出力階調信号を選択し、前記制御信号が無効な場合には表示すべき階調を示す入力階調信号を選択し、前記出力階調信号および前記入力階調信号のうち選択された信号に基づいて、データ信号を生成して前記データ線に供給することを特徴とする。
<1.実施形態>
図1は、本発明の実施形態に係る液晶表示装置の構成を示すブロック図である。液晶表示装置500は、表示領域Aを備える。表示領域Aには、n本の走査線30と、m本のデータ線31が形成されている。また、n本の走査線30とm本のデータ線31の各交差に対応してn×m個の画素回路Pがマトリクス状に配置されている。
図2に画素回路Pの構成を示す。同図に示すように画素回路Pは、画像の表示を行う表示部Paと、液晶35の配向状態を計測して計測信号を出力する計測部Pbを備える。
表示部Paは、図2に示すようにトランジスタ33と、画素電極34と、共通電位Vcomが供給される対向電極36と、画素電極34と対向電極36との間に挟持された液晶35を備える。トランジスタ33はTFT(Thin Film Transistor)で構成され、そのゲートは走査線30に、ドレインはデータ線31に、ソースは画素電極34に接続される。
表示用Yドライバ100Aは、n本の走査線30を順次選択するための走査信号を生成して、各画素回路Pに各々供給する。例えば、1行目の走査線30に供給される走査信号Y1は、1垂直走査期間(1F)の最初のタイミングから1水平走査期間(1H)に相当する幅を有するパルスである。以降、このパルスを1Hずつ順次シフトしたものが、2行目〜n行目の走査線30の各々に走査信号Y2〜Ynとして供給される。一方、Xドライバ200は、選択された走査線30に接続されるm個の画素回路Pの各々に対し、表示すべき階調に応じた大きさのデータ信号を供給する。
次に、計測部Pbは、計測用Yドライバ100BとXドライバ200によって駆動され、静電容量の変化を検出する回路である。計測部Pbは、増幅トランジスタ41、リセットトランジスタ42、および選択トランジスタ43を備える。これらのトランジスタは、上述した画素回路Pのトランジスタ33と同様にTFTで構成され、同じプロセスで形成される。
リセットトランジスタ42のゲートには、第1制御線10を介してリセット信号RESが供給される。リセットトランジスタ42のドレインは電源線20に接続され、そのソースは増幅トランジスタ41のゲートと接続される。電源線20には電圧VRHが供給される。
増幅トランジスタ41のドレインは電源線20に接続され、そのソースは選択トランジスタ43のドレインに接続される。選択トランジスタ43のソースは検出線21に接続され、そのゲートには第2制御線11を介して選択信号SELが供給される。また、増幅トランジスタ41のゲートと第1制御線10との間には、基準容量素子44が設けられている。さらに、静電容量検出素子45の一方の端子は、増幅トランジスタ41のゲートに接続され、その他方の端子には固定電位Vxが供給される。計測部Pbは表示部Paに近接して設けられているので、表示部Paにおける液晶35の配向状態が表示すべき階調に応じて変化すると、静電容量検出素子45における容量値もその影響を受けて変化する。したがって、静電容量検出素子45の容量を計測することによって、表示に寄与する液晶35の配向状態を計測することができる。なお、固定電位Vxは共通電位Vcomと異なる電位であってもよいし、一致していてもよい。また、基準容量素子44はリセットトランジスタ42のゲート・ソース間に発生する寄生容量で代用してもよく、積極的に素子を形成しなくてもよい。
ここで、増幅トランジスタ41はインピーダンス変換する機能を有する。すなわち、増幅トランジスタ41のゲートは、入力インピーダンスがハイインピーダンスであり、増幅トランジスタ41のソースは、出力インピーダンスがローインピーダンスである。仮に、インピーダンスを変換しないで出力すると、容量の変化に応じた小さな電荷が画素回路Pから計測信号として出力される。これに対して、本実施形態では、増幅トランジスタ41からは、そのゲート電位に応じた大きさの定電流が出力される。したがって、計測信号のSN比を向上させることができる。
次に、計測部Pbの動作を図3〜図6を参照して説明する。計測部Pbは、リセット期間Tres、センシング期間Tsen、および読出期間Toutを一単位として動作する。なお、リセット信号RESおよび選択信号SELは、計測用Yドライバ100Bによって生成される。
まず、リセット期間Tresにおいて、リセット信号RESのレベルはVDとなり、リセットトランジスタ42がオン状態となる。このとき、選択信号SELはローレベルであり選択トランジスタ43はオフ状態となる。すると、図4に示すように増幅トランジスタ41のゲートの電位が電源電位VRHにリセットされる。
次に、リセット期間Tresに続くセンシング期間Tsenでは、リセット信号RESのレベルがVDからGND(=0V)に変化する。すると、図5に示すようにリセットトランジスタ42がオフ状態となる。第1制御線10は基準容量素子44の一方の電極と接続されているので、基準容量素子44はカップリング容量として機能し、リセット信号RESのレベルが変化すると増幅トランジスタ41のゲート電位が変化する。
ここで、基準容量素子44の容量値をCr、静電容量検出素子45の容量値をCs、第1制御線10の電位変化をΔVgate(=VD)とすれば、増幅トランジスタ41のゲート電位の変化分ΔVは、以下に示す式(1)で与えられる。但し、寄生容量は無視する。
ΔV=ΔVgate×Cr/(Cr+Cs)……(1)
式(1)から、静電容量検出素子45の容量値Csが大きければ容量カップリングによる変化分ΔVは小さく、逆に容量値Csが小さければ変化分ΔVは大きいことがわかる。したがって、静電容量検出素子45の容量変化をゲート電位に反映させることができる。
次に、読出期間Toutでは、選択信号SELがローレベルからハイレベルに変化する。すると、図6に示すように選択トランジスタ43がオン状態となる。これによって、増幅トランジスタ41のゲート電位に応じた計測信号Idetが検出線21に流れる。
ところで、読出期間Toutにおいて、選択トランジスタ43を確実にオン状態とするためには、読出期間Toutに先立って、検出線21の電位をプリチャージ電位Vpreにプリチャージすることが好ましい。この例では、図3に示すように、リセット期間Tresおよびセンシング期間Tsenをプリチャージ期間Tpreとし、当該期間において検出線21にプリチャージ電位Vpreを供給している。
次に、図7はXドライバ200の構成を示すブロック図である。この図に示すように、Xドライバ200は、シフトレジスタ210、線順次変換回路220、および駆動回路230を備える。シフトレジスタ210は、Xクロック信号XCKに同期してXスタート信号XSPを順次シフトして、排他的に有効となるシフト信号S1〜Smを生成する。
線順次変換回路220は、m個の単位メモリMを備え、これを用いて、点順次の入力階調データDinを線順次の画像データに変換する。また、駆動回路230は、m個の単位回路Uを備え、これを用いて、画素回路P(表示部Pa)に供給するデータ信号の生成と、画素回路P(計測部Pb)から読み出した計測信号Idetに基づく出力階調データの生成を行う。
図8に単位メモリMと単位回路Uの詳細な構成を示す。この例は、kを1からmまでの任意の自然数としたとき、左からk番目に位置する単位メモリMと単位回路Uについて示すものである。単位メモリMは、第1メモリM1と第2メモリM2を備える。
第1メモリM1には、入力階調データDinと、後述する逆ガンマ回路U3から出力される出力階調データDoutに加え、制御信号CTLが供給される。ここで、制御信号CTLは、図示を省略した制御回路によって生成される信号であり、静止画を表示する期間においてハイレベルとなる。また、この制御信号CTLは、Xドライバ200内の他の第1メモリM1にも共通して供給されることに加え、計測用Yドライバ100Bにも供給される。
また、第1メモリM1は選択回路SWを備え、この選択回路SWは、制御信号CTLがローレベルの場合に入力階調データDinを選択出力し、制御信号CTLがハイレベルの場合に出力階調データDoutを選択出力する。第1メモリM1は、シフト信号Skが有効になったタイミングで、選択回路SWから選択出力されている入力階調データDinまたは出力階調データDoutを取り込む。つまり第1メモリM1には、制御信号CTLがハイレベルの場合(すなわち静止画を表示する期間である場合に)、出力階調データDoutが取り込まれる一方、制御信号CTLがローレベルの場合(すなわち動画を表示する期間である場合に)、入力階調データDinが取り込まれる。
第2メモリM2は、1H周期のラッチ信号LATが有効になると第1メモリM1の出力データを取り込む。ここで、ラッチ信号LATは、Xドライバ200内の他の第2メモリM2にも共通して供給される。したがって、ラッチ信号LATによって規定されるタイミングで、入力階調データDinが線順次のデータに変換される。
単位回路Uは、DA変換回路U1、AD変換回路U2、および逆ガンマ回路U3を備える。DA変換回路U1は、第2メモリM2から供給される入力階調データDin’をデジタル信号からアナログ信号に変換してデータ信号Dataを生成する。この際、DA変換回路U1はガンマ補正を施す。DA変換回路U1は、液晶35の特性を考慮したガンマ補正を実行する機能と、データ信号をデータ線31を介して画素回路P(表示部Pa)に書き込む機能を有する。
AD変換回路U2は、画素回路P(計測部Pb)から読み出した計測信号Idetをアナログ信号からデジタル信号に変換する。逆ガンマ回路U3は、DA変換回路U1のガンマ補正と逆の特性を与える逆ガンマ補正を実行する。このようにして逆ガンマ回路U3は、液晶35の配向状態、すなわち実際の表示階調を示す出力階調データDoutを出力する。
図9に静止画を表示する場合の動作を説明するタイミングチャートを示す。なお、同図において、T0,T1,T2,…Tn−1,Tnの各期間は、各々、1水平走査期間(1H)に相当する。
静止画を表示する場合、まず、図示を省略した制御回路において、制御信号CTLがローレベルからハイレベルに変更される。例えば、本実施形態に係る液晶表示装置500を表示ユニットとして備えるとともに静止画を撮像するカメラ機能を備えた携帯電話機では、静止画の撮像を指示するシャッターボタンが押下される際に、被写体の画像が既に表示領域Aに表示されている。したがって、この場合、制御回路は、シャッターボタンが押されたことに応じて制御信号CTLをローレベルからハイレベルに切り替えて、以降、撮像した静止画を表示領域Aに表示し続けている間、制御信号CTLの信号レベルをハイレベルに維持する。
なお、制御信号CTLは計測用Yドライバ100BとXドライバ200に供給され、計測用Yドライバ100BとXドライバ200は、制御信号CTLがハイレベルの期間においてのみ、各計測部Pbを駆動して計測信号Idetの読み出しを行う。
第1行目の画素回路Pにおける静止画の表示について考える。まず、第1フレームF1の期間T1において、走査信号Y1がハイレベルになる。このとき、液晶表示装置500は、1行目に位置するm個の画素回路P(表示部Pa)の各々にデータ信号Dataを書き込む処理と、2行目に位置するm個の画素回路P(計測部Pb)の各々から計測信号Idetを読み出す処理を行う。そして、第1フレームF1の期間Tnにおいて、n行目に位置するm個の画素回路P(表示部Pa)の各々にデータ信号Dataを書き込む処理と、1行目に位置するm個の画素回路P(計測部Pb)の各々から計測信号Idetを読み出す処理を行う。
液晶表示装置500は、1行目に位置するm個の画素回路Pに対して、期間T1でデータ信号Dataを書き込む。このデータ信号Dataは次のフレームで書き込みが実行されるまで、保持される。より具体的には、図2示す液晶35の容量によって保持される。そして、次の書き込みが実行される第2フレームF2の期間T1の直前に配向状態が読み出される。すなわち、第1フレームF1の期間Tnにおいて、計測信号Idetを読み出す処理が実行される。
この際、計測用Yドライバ100Bは、同図に示すように、1行目の計測部Pb(m個)に対して供給するリセット信号RES1のレベルを、期間T0のうちリセット期間Tresにおいてのみハイレベルに切り替えるとともに、1行目の計測部Pb(m個)に対して供給する選択信号SEL1のレベルを、期間T0のうち読出期間Toutにおいてのみハイレベルに切り替える。また、Xドライバ200は、期間T0のうちプリチャージ期間Tpreにおいて、m本の検出線21の各々をプリチャージする。これにより1行目のm個の計測部Pbが駆動され、m本の検出線21を介してm個の計測信号IdetがXドライバ200に読み出される。また、読み出された各計測信号Idetは、AD変換回路U2および逆ガンマ回路U3を介して出力階調データDoutに変換される。
次に、第2フレームF2の期間T1では、出力階調データDoutに基づく書き込みが実行される。期間T1において、Xドライバ200内に設けられたm個の第1メモリM1の各々には、制御信号CTLがハイレベルであるので、入力階調データDinではなく出力階調データDoutが取り込まれる。そして、この出力階調データDoutが第2メモリM2およびDA変換回路U1を経て、データ信号Dataとして画素回路P(表示部Pa)に書き込まれる。つまり、1行目のm個の画素回路Pの各々について、液晶35の配向状態を計測して得た出力階調データDoutが、入力階調データDinの代わりにXドライバ200内の第1メモリM1に取り込まれ、再び画素回路P(表示部Pb)に書き込まれる。
このように液晶表示装置500では、静止画を表示する場合、N(1からn−1までの整数)行目に位置するm個の画素回路Pの各々に対してデータ信号Dataを書き込む期間TNにおいて、N+1行目に位置するm個の画素回路Pの各々から計測信号Idetを読み出して出力階調データDoutを生成する。また、液晶表示装置500は、このようにして生成したm個の出力階調データDoutの各々を、期間TN+1において、Xドライバ200内の対応する第1メモリM1に取り込んで再び画素回路P(表示部Pb)に書き込む。
なお、n行目に位置するm個の画素回路Pの各々に対してデータ信号Dataを書き込む期間Tnにおいては、1行目に位置するm個の画素回路Pの各々から計測信号Idetが読み出されて出力階調データDoutが生成される。
また、静止画の表示を終える場合には、図示を省略した制御回路において制御信号CTLがハイレベルからローレベルに変更される。このように制御信号CTLがローレベルに変化すると、計測用Yドライバ100BとXドライバ200は、各計測部Pbの駆動を停止させる。また、制御信号CTLがローレベルに変化すると、選択回路SWは、入力階調データDinを選択出力することになるので、Xドライバ200内のm個の第1メモリM1には、シフト信号Sが有効になったタイミングで入力階調データDinが取り込まれることになる。
以上説明したように本実施形態によれば、液晶表示装置500では、静止画を表示する場合、画素ごとに、液晶35の配向状態を計測して実際の表示階調を示す出力階調データDoutを検出し、この出力階調データDoutを入力階調データDinの代わりにXドライバ200内の第1メモリM1に取り込んで再び画素回路P(表示部Pb)に書き込む、というフィードバック制御を行うようにしたので、静止画を表示する場合にフレームメモリを使用せずに済む。
<2.変形例>
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に示す変形が可能である。
(1)上述した実施形態では、制御信号CTLがハイレベルの期間においてのみ計測部Pbを駆動する構成としたが、制御信号CTLがローレベルの期間においても計測部Pbを駆動する構成としてもよい。但し、制御信号CTLがハイレベルの期間においてのみ計測部Pbを駆動する構成であると、静止画を表示していない期間においては計測部Pbを駆動せずに済むから、その分だけ液晶表示装置500の電力消費を低減できる。
また、図8においてAD変換回路U2と逆ガンマ回路U3の配置を入れ替えて、AD変換と逆ガンマ補正を行う順序を逆にしてもよい。
(2)上述した実施形態において、液晶35の配向状態を計測する計測部Pbを、指やタッチペン等の対象物が画面に接触したことを検出するセンシング回路と兼用としてもよい。ここで、静電容量検出素子45による静電容量の変化を図10を参照して説明する。静電容量検出素子45は、図10に示すように第1電極45aと第2電極45bとの間に液晶35を挟持して構成される。指やタッチペン等の対象物が液晶表示装置500の画面に触れていない状態では、同図(A)に示すように第1電極45aと第2電極45bとが平行である。これに対し、同図Bに示すように指やタッチペン等の対象物によって画面が押されると、第2電極45bが撓み、第1電極45aと第2電極45bの距離が短くなる。このため、対象物が画面に触れると、静電容量検出素子45の容量値Csが大きくなる。したがって、静電容量検出素子45の容量値Cs(計測信号Idet)を検出してこれを閾値と比較することで、指やタッチペン等の対象物が画面に接触したか否かを検出することができる。なお、このようにタッチ判定を行う場合は、タッチ入力モードである場合に信号レベルがハイレベルとなるタッチ判定用の制御信号をさらに設け、このタッチ判定用の制御信号がハイレベルである場合にも、各計測部Pbを駆動して計測信号Idetを読み出し、読み出した計測信号Idetを閾値と比較すればよい。また、この例の基準容量素子44は一方の電極として半導体層47を用い、他方の電極としてゲート配線48を用い、それらの間にゲート酸化膜49を挟持して構成される。なお、半導体層47、ゲート配線48、およびゲート酸化膜49は、他のトランジスタ41や42と同一のプロセスによって形成される。したがって、基準容量素子44を形成するために特別なプロセスは不要であり、製造コストを削減することができる。
<3.応用例>
次に、本発明に係る液晶表示装置を利用した電子機器について説明する。図11は、液晶表示装置500を表示部として採用したモバイル型のパーソナルコンピュータの構成を示す斜視図である。パーソナルコンピュータ2000は、表示部としての液晶表示装置500と本体部2010とを備える。本体部2010には、電源スイッチ2001およびキーボード2002が設けられている。
図12に、実施形態に係る液晶表示装置500を適用した携帯電話機の構成を示す。携帯電話機3000は、複数の操作ボタン3001およびスクロールボタン3002、ならびに表示部としての液晶表示装置500を備える。スクロールボタン3002を操作することによって、液晶表示装置500に表示される画面がスクロールされる。
図13に、実施形態に係る液晶表示装置500を適用した携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assistants)の構成を示す。情報携帯端末4000は、複数の操作ボタン4001および電源スイッチ4002、ならびに表示部としての液晶表示装置500を備える。
なお、本発明に係る電気光学装置が適用される電子機器としては、図11から図13に示したもののほか、デジタルスチルカメラ、テレビ、ビデオカメラ、カーナビゲーション装置、電子手帳、電子ペーパー、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、スキャナ、複写機、ビデオプレーヤ、タッチパネルを備えた機器等などが挙げられる。
本発明の実施形態に係る液晶表示装置の構成を示すブロック図である。 画素回路の構成を示す回路図である。 計測部の動作を示すタイミングチャートである。 リセット期間における計測部の動作を示す説明図である。 センシング期間における計測部の動作を示す説明図である。 読出期間における計測部の動作を示す説明図である。 Xドライバの構成を示すブロック図である。 単位メモリおよび単位回路の詳細構成を示すブロック図である。 静止画を表示する場合の動作を説明するタイミングチャートである。 静電容量検出素子における静電容量の変化を示す説明図である。 本発明に係る電子機器の具体的な形態を示す斜視図である。 本発明に係る電子機器の具体的な形態を示す斜視図である。 本発明に係る電子機器の具体的な形態を示す斜視図である。
符号の説明
500……液晶表示装置、A……表示領域、P……画素回路、Pa……表示部、Pb……計測部、41……増幅トランジスタ、44……基準容量素子、45……静電容量検出素子、100A……表示用Yドライバ、100B……計測用Yドライバ、200……Xドライバ、220……線順次変換回路、M1……第1メモリ、M2……第2メモリ、SW……選択回路、230……駆動回路、U1……DA変換回路、U2……AD変換回路、U3……逆ガンマ回路、CTL……制御信号、Din……入力階調データ、Idet……計測信号、Dout……出力階調データ。

Claims (7)

  1. 複数の走査線と、複数のデータ線および複数の信号線と、前記走査線と前記データ線の交差に対応して設けられた複数の画素とを備えた液晶表示装置であって、
    前記複数の画素の各々は、
    第1電極と、第2電極と、液晶とを有する表示部と、
    前記液晶の配向状態を示す計測信号を出力する計測部とを備え、
    前記計測信号に基づいて前記画素が表示している階調を示す出力階調信号を生成する出力階調生成手段と、
    表示すべき階調を示す入力階調信号と前記出力階調信号とを制御信号に基づいて選択出力し、前記制御信号が静止画の表示を指示する場合には前記出力階調信号を選択出力し、前記制御信号が動画画の表示を指示する場合には前記入力階調信号を選択出力する選択手段と、
    前記選択手段から出力される信号に基づいてデータ信号を生成して前記データ線に供給するデータ信号生成手段とを、
    備える液晶表示装置。
  2. 前記計測部は、前記液晶を誘電体とする容量を含み、前記液晶の配向状態を前記容量の値に応じた大きさの前記計測信号として出力することを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 前記計測部は、前記容量の値に応じた大きさの信号をハイインピーダンスからローインピーダンスに変換して前記計測信号として出力するトランジスタを備えることを特徴とする請求項1または2に記載の液晶表示装置。
  4. 前記データ信号生成手段は、ガンマ補正を施すガンマ補正部を備え、
    前記出力階調生成手段は、前記計測信号に前記ガンマ補正の逆特性を付与する逆ガンマ補正を施す、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載の液晶表示装置。
  5. 前記計測部は、対象物が画面に接触したことを前記液晶の容量の変化によって検出するセンシング回路であることを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか1項に記載の液晶表示装置。
  6. 請求項1乃至5のうちいずれか1項に記載の液晶表示装置を備えたことを特徴とする電子機器。
  7. 複数の走査線と、複数のデータ線および複数の信号線と、前記走査線と前記データ線の交差に対応して設けられた複数の画素とを備え、前記複数の画素の各々は、第1電極と、第2電極と、液晶とを有する表示部と、前記液晶の配向状態を示す計測信号を出力する計測部とを有する液晶表示装置の駆動方法であって、
    前記計測信号に基づいて前記画素が表示している階調を示す出力階調信号を生成し、
    制御信号が有効な場合には前記出力階調信号を選択し、前記制御信号が無効な場合には表示すべき階調を示す入力階調信号を選択し、
    前記出力階調信号および前記入力階調信号のうち選択された信号に基づいて、データ信号を生成して前記データ線に供給する、
    ことを特徴とする液晶表示装置の駆動方法。
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