JP2009270885A - 検査端末 - Google Patents

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Abstract

【課題】被検査物の容器を開閉させずに、被検査物に無線ICタグを貼付または封入する方法でなく、無線ICタグの通信特性を用いて被検査物の容器内の水の有無を判定する。
【解決手段】検査端末が、液体の影響を受けて通信距離が短くなる周波数帯による無線通信を行うICタグと、ICタグに対して通信要求を行うICタグリーダとを端末本体部に設け、ICタグリーダがICタグに対して行った通信要求に応じて、ICタグからの応答を受信した場合、ICタグの周囲に液体が存在しないと判定し、ICタグからの応答を受信しなかった場合、ICタグの周囲に液体が存在すると判定する判定処理を行い、判定の結果を出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば通信ケーブルの相互接続を行うクロージャなどの容器内の浸水を検査する検査端末に関する。
従来、架空通信経路や地中通信経路などでケーブルを束ねて相互接続を行う箱であるクロージャ(端子函)が利用されている。クロージャには、電話回線、ケーブルテレビや光ファイバーなどのそれぞれのケーブルが接続され、加入者宅への配線用ケーブルや幹線ケーブル同士の相互接続や配線変更などが行われる。クロージャ内部では相互接続を行うためにケーブルから芯線が引き出されむき出しの状態であり、芯線の劣化や傷みを防ぐために、クロージャ内部に浸水があった場合には早急に発見することが望ましい。ここで、クロージャ内部に浸水があるか否かを判定する方法には、例えば、クロージャを開けて目視による確認を行う方法がある。
ところで、特許文献1には、液体の存在により影響を受ける無線ICタグの通信特性に着目し、無線ICタグを液体収納容器に貼付し、無線ICタグと外部から通信を行うことが可能か否かによって容器内部の液体の有無を判定する技術が記載されている。また、特許文献2には、同様に無線ICタグの通信特性に着目し、冷蔵庫内の給水タンクに水が存在するか否かを判定することを可能とする技術が記載されている。
特開2006−36473号公報 特開2006−162182号公報
しかしながら、クロージャは中空に浮いた状態で両側がケーブルに接続されているために、ケーブルとの接続状態を保ったままクロージャを開けて浸水を目視で確認し、再度閉じる作業は手間が掛かる。また、マンホール内で平行に複数個設置されることの多い地下用クロージャは、架空ケーブル用クロージャに比べて浸水の可能性が高いために、気密封止などにより強固に密封する処置が行われている。したがって、開けた後に再度閉じる際には密封する処置が必要となり、地下用クロージャの開閉は面倒でさらに手間の掛かる作業である。そこで、クロージャを開けずにクロージャ内部に浸水があるか否かを外部から判定する方法として、上述のような特許文献1または特許文献2に記載された技術を応用することが考えられる。ただし、上述の特許文献1または特許文献2に記載された技術は、被検査物に無線ICタグを貼付または封入するものであるために、水への接触などによる経年劣化により通信性能の劣化が起こることを考えると、その判定結果の信頼性にバラツキが発生するとともに、長期に亘って利用するという観点からも好ましくない。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたもので、被検査物の容器を開閉させずに、被検査物に無線ICタグを貼付または封入する方法でなく、無線ICタグの通信特性を用いて被検査物の容器内の水の有無を判定する検査端末を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明は、中空状の容器内の液体の存在の有無を、容器の外部から判定する検査端末であって、端末本体部と、端末本体部に設けられ、液体の影響を受けて通信距離が短くなる周波数帯による無線通信を行うICタグと、端末本体部に設けられ、ICタグに対して周波数帯による通信要求を行うICタグリーダと、ICタグリーダが、ICタグに対して行った周波数帯による通信要求に応じてICタグからの応答を受信した場合、ICタグの周囲に液体が存在しないと判定し、ICタグリーダがICタグからの応答を受信しなかった場合、ICタグの周囲に液体が存在すると判定する判定処理を行う検査部と、検査部による判定の結果を出力する出力部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、上述の端末本体部に、複数のICタグが設けられ、検査部は、複数のICタグ毎に、判定処理を行うことを特徴とする。
また、本発明は、上述のICタグとICタグリーダとが、予め測定された、周波数帯の無線通信において液体の影響を受ける場合の通信可能な距離と液体の影響を受けない場合の通信可能な距離とに基づいて、液体が存在しない場合に通信可能となり、液体が存在すれば通信不可能となる通信距離の間隔を隔てて端末本体部に設けられることを特徴とする。
また、本発明は、上述のICタグが、弾性変形可能な支持部を介して、端末本体部に設けられていることを特徴とする。
また、本発明は、上述のICタグが、端末本体部の表面に形成される凹部内に設けられていることを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、検査端末が、液体の影響を受けて通信距離が短くなる周波数帯による無線通信を行うICタグと、ICタグに対して通信要求を行うICタグリーダとを端末本体部に設け、ICタグリーダがICタグに対して行った通信要求に応じて、ICタグからの応答を受信した場合、ICタグの周囲に液体が存在しないと判定し、ICタグからの応答を受信しなかった場合、ICタグの周囲に液体が存在すると判定する判定処理を行い、判定の結果を出力するようにしたので、被検査物の容器を開けることなく、容器内の液体の有無を判定することが可能となる。
また、本発明によれば、端末本体部に複数のICタグを設け、複数のICタグ毎に判定処理を行うようにしたので、被検査物の複数個所に対して、液体が存在するか否かの判定処理をまとめて行うことが可能となる。
また、本発明によれば、ICタグとICタグリーダとは、周波数帯の無線通信において液体の影響を受ける場合の通信可能な距離と液体の影響を受けない場合の通信可能な距離とが予め測定され、液体が存在しない場合に通信可能となり、液体が存在すれば通信不可能となる通信距離の間隔を隔てて端末本体部に設けられるようにしたので、ICタグリーダとICタグとが液体の有無を判定するために適当な距離間隔で設けられることで、安定して信頼性の高い判定を行うことが可能となる。
また、本発明によれば、ICタグは、弾性変形可能な支持部を介して端末本体部に設けられることしたので、検査のために検査端末のICタグを被検査物にあてがう際に、ICタグと被検査物とをより密着させることができ、より信頼性の高い判定を行うことが可能となる。
また、本発明によれば、ICタグは、端末本体部の表面に形成される凹部内に設けられているようにしたので、被検査物が凸状である場合に、検査のために検査端末のICタグを被検査物にあてがう際に、ICタグと被検査物とをより密着させることができ、より信頼性の高い判定を行うことが可能となる。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態による検査端末10の外観を示す図である。検査端末10は、導電性のない材料で形成された筐体である端末本体部15を有し、垂直方向に配置される端末本体部15に対し、水平方向に延びる円筒状の把持部16が設けられている。端末本体部15の上面に形成された凸部17の側面には、検査端末10によって行われる液体の有無の判定処理による判定の結果を表示するディスプレイである出力部14が設けられる。凸部17の先端には、ICタグ11が設けられる。ここで、検査端末10は、ユーザが片手で携行可能な程度の大きさであることとする。
図2は、本実施形態による検査端末10の側断面図を示す図である。端末本体部15の内部には、凸部17の先端に設けられたICタグ11と一定間隔をおいて、ICタグ11に通信要求を送信しICタグ11からの応答を受信するICタグリーダである送受信部12が設けられる。ここで、凸部17は、導電性のない材料によって中空状に形成され、ICタグ11と送受信部12との無線通信経路が確保される。
ICタグ11と送受信部12との間隔は、予め実験によって測定された、ICタグ11と送受信部12との無線通信への液体の影響の度合いに応じて距離が定められる。ここで、実験では、ICタグ11の周囲に液体が存在する状態で、ICタグ11と送受信部12とが通信可能な通信距離を計測する。さらに、ICタグ11の周囲に存在する液体の量を変化させ、液体の量に関わらず、一定以上の距離が離れた場合に通信不可能となる通信距離の閾値を検出する。ICタグ11と送受信部12との間隔は、実験により検出された通信距離の閾値に応じて、ICタグ11の周囲に液体が存在しない場合に通信可能であり、ICタグ11の周囲に液体が存在する場合に通信不可能である間隔とする。
また、端末本体部15の底面から凸部17の先端までの距離は、検査端末10を用いてマンホール内等の狭い空間で検査作業を行う場合の利便性を考慮し、50mm以下であることが望ましい。ここで、上述のように、実験によって定められたICタグ11と送受信部12との通信距離の閾値に応じた間隔が、50mmを超える場合には、通信距離の閾値が50mm以下となるように調整する。調整の方法としては、例えば、ICタグ11のアンテナの長さを変更することによってアンテナ感度を変更したり、送受信部12から送信される通信要求の出力を弱めたり、ICタグ11と送受信部12との間に電波吸収剤を挿むなどの方法が考えられる。
図3は、本実施形態による検査端末10を用いてクロージャ20内の浸水を検査する概念を示す図である。クロージャ20は、本実施形態における被検査物であり、GRFP(Glass fiber Resin Filled Plated through hole)などの導電性のない材料で構成される。ユーザは、検査端末10の把持部16を持ち、凸部17の先端に設置されたICタグ11を、クロージャ20の下部にあてがって密着させる。そして、検査端末10の送受信部12が、ICタグ11に無線通信要求を送信する。送受信部12が、ICタグ11からの応答を受信した場合、検査端末10は、ICタグ11の周囲に液体が存在しないと判定し、一方、送受信部12がICタグ11からの応答を受信しなかった場合、ICタグ11の周囲に液体が存在すると判定する判定処理を行う。検査端末10は、判定処理の結果を出力部14に出力する。
図4は、本実施形態による検査端末10の構成を示すブロック図である。
本実施形態による検査端末10は、端末本体部15が、ICタグ11と、送受信部12と、検査部13と、出力部14とを備えて構成されている。
端末本体部15は、導電性のない筐体であり、その内部に回路基板等が収納される。
ICタグ11は、液体の影響を受けて通信距離が短くなる周波数帯による無線通信を行うRFID(Radio Frequency IDentification)タグである。本実施形態では、ICタグ11は短波長のマイクロ波帯域(2.45GHz帯)の無線通信を行うこととする。このような周波数帯においては、水の分子の運動が電波に干渉して電波を吸収するため、ICタグ11の周囲に水等の液体が存在する場合には、無線通信の効率が悪くなり、通信可能な距離が短くなる。
ここで、一般的に、RFIDタグは、RFIDリーダから送信される電波を受信して電力を発生させるパッシブタイプと、RFIDタグの内部に電力の供給源であるバッテリを搭載するアクティブタイプとに大別される。本実施形態のICタグ11には、検査端末10を小型化するため、電力が弱く、近距離での通信においても水の影響を受けやすいパッシブタイプのRFIDタグを適用する。なお、被検査物のクロージャが円筒状である場合、ICタグ11には、直線状にアンテナが配置されるダイポールアンテナが最適であり、送受信部12に対して垂直に電波を受けるように設けられる。
送受信部12は、ICタグ11に対応する周波数帯による無線通信要求を送信し、送信した無線通信要求に対応するICタグ11からの応答を受信する。
ここで、端末本体部15に設けられるICタグ11の位置と送受信部12の位置とは、上述のように予め実験によって検出された液体の影響を受ける通信距離の閾値に応じて、ICタグ11の周囲に液体が存在しない場合には通信可能であるが、液体が存在する場合に通信不可能である間隔を隔てて配置される。
検査部13は、送受信部12が、ICタグ11に対して行った周波数帯による無線通信要求に応じてICタグ11からの応答を受信した場合、ICタグ11の周囲に液体が存在しないと判定し、一方、送受信部12がICタグ11からの応答を受信しなかった場合、ICタグ11の周囲に液体が存在すると判定する判定処理を行う。ここで、例えば把持部16に検査開始ボタンを設け、検査開始ボタンが押下されると、検査部13が送受信部12を動作させてICタグ11に無線通信要求を送信させるようにしても良いし、端末本体部15に「ON/OFF」ボタンを設けて、「ON/OFF」ボタンが「ON」である間は送受信部12がICタグ11に通信要求を送信し続け、応答を受信する状態であるようにしても良い。
出力部14は、検査部13による判定処理の結果を出力するディスプレイである。出力部14は、例えば、検査部13がICタグ11の周囲に液体が存在しないと判定した場合には、「水なし」と表示し、一方、ICタグ11の周囲に液体が存在すると判定した場合には、「水あり」と表示する。本実施形態では、このように、出力部14はディスプレイである表示部を適用するが、「水なし」の場合と「水あり」の場合とで異なるビープ音を発生させるスピーカ等の音出力部を適用しても良い。他にも、出力部14として、例えば「水なし」の場合と「水あり」の場合とで異なる色に発光する光出力部を適用しても良い。
次に、図5を参照して、本実施形態による検査端末10の動作例を説明する。ユーザによって、検査端末10のICタグ11が、被検査物であるクロージャに密着されると(ステップS1)、送受信部12が、ICタグ11に無線通信要求を送信する(ステップS2)。検査部13は、送受信部12が、ステップS2で送信した無線通信要求に対する応答を、ICタグ11から受信したか否かによって、クロージャ内の水の有無を判定する(ステップS3)。検査部13は、送受信部12が応答を受信しなければ、「水あり」と判定する(ステップS4)。一方、検査部13は、送受信部12が応答を受信すれば、「水なし」と判定する(ステップS5)。出力部14は、検査部13の判定の結果を表示する(ステップS6)。このようにして、検査端末10のユーザは、クロージャ等の容器を開かなくとも、その内部に液体が存在するか否かを知ることができる。
次に、本発明による他の実施形態を説明する。
図6は、複数のICタグ11a―N(Nは接続されるICタグの数)が設けられた検査端末10aの側面を示す図である。なお、上述の検査端末10と同様の構成については、同様の番号を付している。この例では、凸部17aの先端に凹状の曲面が形成され、形成された曲面上に複数のICタグ11a(ICタグ11a−1、ICタグ11a−2、ICタグ11a−3、ICタグ11a−4)が設けられる。複数のICタグ11aは、把持部16aの側に向かって円弧状に開口する凸部17aの先端部の、円弧の周方向に均等間隔をあけて配列される。このようにすれば、例えば、被検査物であるクロージャ20aが円筒状であり、クロージャ20aの浸水を検査する場合に、浸水している水の水深を計測することが可能となる。例えば、図6に示すように、水面がICタグ11a−1とICタグ11a−2との間にある場合には、ICタグ11a−1は、近傍に水が存在しないため、通信可能であるが、ICタグ11a−2、ICタグ11a−3、ICタグ11a−4は、近傍に水が存在するため、通信不可能となる。このとき、送受信部12には、複数のICタグの同時読み取りが可能なICリーダが適用される。このようにして、複数のICタグ毎に、送受信部12aに応答があったか否かを判定する判定処理を行うことで、浸水の深さが測定できる。ここで、例えば、ICタグ11a−1、ICタグ11a−2、ICタグ11a−3、ICタグ11a−4のそれぞれに異なる識別情報を記憶させておき、送受信部12aが、無線通信要求によってICタグ11aに記憶された識別情報を読み出し、いずれの識別情報を読み出すことができたかを判定することによって、いずれのICタグ11aと通信可能であるかを判定することが可能である。
図7は、凸部17bの先端部に可撓性のある支持部18が設けられ、ICタグ11bが、支持部18を介して端末本体部15bに設けられている検査端末10bの側面を示す図である。なお、上述の検査端末10と同様の構成については、同様の番号を付している。この例では、凸部17bの先端部に樹脂などで形成された可撓性があり弾性変形可能な支持部18にICタグ11bが配置される。このようにすれば、支持部18を被検査物に押し付けることで、ICタグ11bをより被検査物に密着させた状態で、被検査物内の水の有無の判定を行うことができ、より信頼性の高い判定を行うことが可能となる。
図8は、凸部17cの先端部に弾性変形可能な支持部19が設けられ、ICタグ11cが、支持部19を介して端末本体部15cに設けられている検査端末10cの側面を示す図である。なお、上述の検査端末10と同様の構成については、同様の番号を付している。この例では、凸部17cの先端の縁部に片持状に支持され、斜め上方に伸び、板バネ状に変形する支持部19が設けられ、支持部19の先端にICタグ11cが配置される。このようにすれば、支持部19を被検査物に押し付けると、支持部19が弾性変形する。このため、検査端末10aを被検査物にあてがったときに、ICタグ11cを被検査物に密着させた状態で、被検査物内の水の有無の判定を行うことができ、信頼性の高い判定を行うことが可能となる。
図9は、凸部17dの先端部に湾曲上の凹部が形成され、形成された凹部の最深部にICタグ11dが設けられている検査端末10dの側面を示す図である。なお、上述の検査端末10と同様の構成については、同様の番号を付している。このようにすれば、被検査物が凸状である場合にも、凸部17dの凹部を被検査物に押し付けることで、ICタグ11dをより被検査物に安定して密着させた状態で、被検査物内の水の有無の判定を行うことができ、信頼性の高い判定を行うことが可能となる。
以上説明したように、本実施形態によれば、クロージャ等の被検査物の容器を開けることなく、容器内の液体の有無を判定することが可能となる。また、予め実験によって測定された通信可能な距離に基づいて、ICタグ11と送受信部12との間隔が定められることとしたので、ユーザによる調整などを行うことなく、判定結果のバラツキを抑え、安定して再現性のある判定結果を出力することが可能となる。
また、検査端末10は、ICタグ11と送受信部12との双方を一体化して端末本体部15に設けるようにしたので、可搬性があり、またICタグを被検査物の容器に恒常的に貼付または封入しておく必要がないため、水などに晒されることによるICタグの経年劣化の進行を防ぎ、長期間に亘って安定した判定結果を出力することが可能となる。また、凸部17を含む端末本体部15の端末高を50mm以下としたので、一人の作業者が偏狭なマンホール内で行う場合にも効率よく検査を行うことが可能である。
本発明の一実施形態による検査端末の外観を示す図である。 本発明の一実施形態による検査端末の側断面を示す図である。 本発明の一実施形態による検査端末を用いて被検査物の浸水を検査する概念を示す図である。 本発明の一実施形態による検査端末の機能構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態による検査端末の動作例を示すフローチャートである。 本発明の他の実施形態による検査端末の外観を示す図である。 本発明の他の実施形態による検査端末の外観を示す図である。 本発明の他の実施形態による検査端末の外観を示す図である。 本発明の他の実施形態による検査端末の外観を示す図である。
符号の説明
10 検査端末
11 ICタグ
12 送受信部
13 検査部
14 出力部
15 端末本体部
16 把持部
17 凸部
18 支持部
19 支持部
20 クロージャ

Claims (5)

  1. 中空状の容器内の液体の存在の有無を、前記容器の外部から判定する検査端末であって、
    端末本体部と、
    前記端末本体部に設けられ、液体の影響を受けて通信距離が短くなる周波数帯による無線通信を行うICタグと、
    前記端末本体部に設けられ、前記ICタグに対して前記周波数帯による通信要求を行うICタグリーダと、
    前記ICタグリーダが、前記ICタグに対して行った前記周波数帯による通信要求に応じて前記ICタグからの応答を受信した場合、前記ICタグの周囲に液体が存在しないと判定し、前記ICタグリーダが前記ICタグからの応答を受信しなかった場合、前記ICタグの周囲に液体が存在すると判定する判定処理を行う検査部と、
    前記検査部による前記判定の結果を出力する出力部と、
    を備えることを特徴とする検査端末。
  2. 前記端末本体部には、複数の前記ICタグが設けられ、
    前記検査部は、複数の前記ICタグ毎に、前記判定処理を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の検査端末。
  3. 前記ICタグと前記ICタグリーダとは、予め測定された、前記周波数帯の無線通信において液体の影響を受ける場合の通信可能な距離と液体の影響を受けない場合の通信可能な距離とに基づいて、液体が存在しない場合に通信可能となり、液体が存在すれば通信不可能となる通信距離の間隔を隔てて前記端末本体部に設けられる
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の検査端末。
  4. 前記ICタグは、弾性変形可能な支持部を介して、前記端末本体部に設けられている
    ことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の検査端末。
  5. 前記ICタグは、前記端末本体部の表面に形成される凹部内に設けられている
    ことを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の検査端末。
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