JP2009270791A - 空気調和機用室内機 - Google Patents
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Abstract
【課題】空気調和機用室内機のドレン受けのドレン水排出口部分から機内への外部気体の侵入を防止する。
【解決手段】熱交換器の下部に熱交換器からの凝縮水を受けるドレン受けを備え、該ドレン受け底部に設けられたドレン溜りのドレン水排出口に接続されたドレンホースを介してドレン水を排出するようにしてなる空気調和機用室内機であって、上記ドレン溜りの内部にドレン水よりも相対的に比重が小さく、上記ドレン水排出口の径よりも外径の大きなフロートタイプの球状体を収納し、同ドレン溜り内にドレン水が溜まった状態では当該球状体がドレン水の浮力で浮き上がって上記ドレン水排出口を開いてドレン水が排出される一方、ドレン水が排出されると同球状体が重力により降下して上記ドレン水排出口を塞ぐようにした。
【選択図】 図3
【解決手段】熱交換器の下部に熱交換器からの凝縮水を受けるドレン受けを備え、該ドレン受け底部に設けられたドレン溜りのドレン水排出口に接続されたドレンホースを介してドレン水を排出するようにしてなる空気調和機用室内機であって、上記ドレン溜りの内部にドレン水よりも相対的に比重が小さく、上記ドレン水排出口の径よりも外径の大きなフロートタイプの球状体を収納し、同ドレン溜り内にドレン水が溜まった状態では当該球状体がドレン水の浮力で浮き上がって上記ドレン水排出口を開いてドレン水が排出される一方、ドレン水が排出されると同球状体が重力により降下して上記ドレン水排出口を塞ぐようにした。
【選択図】 図3
Description
本願発明は、熱交換器用のドレン受けを備えた空気調和機用室内機の構成に関するものである。
一般に空気調和機用室内機の熱交換器では、冷房運転時やデフロスト時に発生したドレン水(凝縮水)は、熱交換器下部のドレン受け部分に集められ、該ドレン受けのドレン水排出口よりドレンホースを介して自然の落差で外部に排出される。
一方、熱交換器の構造面では、熱交換器の空気吹出側(下流側)にクロスフローファン等の送風ファンを取り付け、熱交換器を介して室内空気を吸い込む方式が一般的である(例えば特許文献1を参照)。
今、例えば従来の同空気調和機用室内機およびそのドレン受け部分の構成の一例を図9に示す。
図9中における符号2は、空気調和室の壁6に取り付けられた当該空気調和機用室内機1の本体ハウジング(本体ケーシング)である。
該本体ハウジング2の前面側上方部分には空気吸込口2aが、また同下方部分には空気吹出口2dが各々形成されている。そして、該本体ハウジング2内には、上記上流側空気吸込口2aから下流側空気吹出口2dに至る空気流通路(送風路)2b〜2cが形成されており、この空気流通路2b〜2cには、その上流側から下流側にかけてプレートフィン熱交換器3、クロスフローファン4が順番に並設されている。
また符号5は上記空気吸込口2a部分に設けられたエアフィルタであり、このエアフイルタ5は、上記空気吸込口2aの背後に沿って必要に応じて下方側から取出し可能な状態で設けられている。また、上記プレートフィン熱交換器3は、上記エアフイルタ5の背後に位置して並設されている。さらに、クロスフローファン4は、上記空気流通路2b〜2cの設置形状に対応して、上記プレートフィン熱交換器3の下部側背後に位置して配設されている。
他方、符号10は、上記プレートフィン熱交換器3の下部に位置して設けられたドレン受け(ドレンパン)であり、冷房時やデフロスト時等のプレートフィン熱交換器3からのドレン水Dwを受け止めるようになっている。冷房運転時やデフロスト時に発生したドレン水Dwは、ドレン受け10部分に集められ、ドレン受け10底部のドレン水排出口11aよりドレンホース13を介して自然の落差で外部に排出される。
そして、冷暖房時には、上記クロスフローファン4が駆動されると、室内の空気は図示矢印のように、空気吸込口2aから吸込まれ、エアフイルタ5を通してプレートフィン熱交換器3に供給されて熱交換(加熱又は冷却)される。その後、該熱交換された空気は、クロスフローファン4を介して上記空気吹出口2dより室内に適宜所定の角度で吹き出される。
ところが、以上のような構造の場合、上記熱交換器3に汚れが付着して空気抵抗が大きくなると、熱交換器3とクロスフローファン4との間の空気吹出通路(機内)2bが負圧になり、そのため、ドレンホース13内のドレン通路13a、ドレン水排出口11aより室外の空気が流入してくるケースが生じる。そして、もしもドレンホース13が下水管などに接続されているような場合には、汚水中の硫化水素やアンモニアガスなどの汚染ガスを機内に吸い込んでしまう可能性が生じる。
熱交換器3の構成部品である銅配管は、同硫化水素やアンモニアの作用で腐食を受ける。そして、この腐食が進むと、銅管やロウ付け接合部の腐食により内部に貫通して外部に冷媒が漏洩する問題が生じる。
本願発明は、このような問題を解決するためになされたもので、上記ドレン受けの底部にドレン溜りを設けるともに該ドレン溜りの底部にドレン水排出口を設け、該ドレン水溜りの内部にドレン水よりも相対的に比重が小さいフロートタイプの球状体を収納し、ドレン水が溜まった時点では同球状体が浮力で浮き上がって上記ドレン水排出口を開いてドレン水が排出されるようにする一方、ドレン水が減少すると同球状体が重力により上記ドレン水排出口を塞ぐようにすることにより、上述のような汚染ガスの機内への侵入を防止した空気調和機用室内機を提供することを目的とするものである。
本願発明は、上記の目的を達成するたに、次のような課題解決手段を備えて構成されている。
(1) 第1の課題解決手段
この第1の課題解決手段は、熱交換器の下部に熱交換器からの凝縮水を受けるドレン受けを備え、該ドレン受け底部に設けられたドレン溜りのドレン水排出口に接続されたドレンホースを介してドレン水を排出するようにしてなる空気調和機用室内機であって、上記ドレン溜りの内部にドレン水よりも相対的に比重が小さく、上記ドレン水排出口の径よりも外径の大きなフロートタイプの球状体を収納し、同ドレン溜り内にドレン水が溜まった状態では当該球状体がドレン水の浮力で浮き上がって上記ドレン水排出口を開いてドレン水が排出される一方、ドレン水が排出されると同球状体が重力により降下して上記ドレン水排出口を塞ぐようにしたことを特徴としている。
この第1の課題解決手段は、熱交換器の下部に熱交換器からの凝縮水を受けるドレン受けを備え、該ドレン受け底部に設けられたドレン溜りのドレン水排出口に接続されたドレンホースを介してドレン水を排出するようにしてなる空気調和機用室内機であって、上記ドレン溜りの内部にドレン水よりも相対的に比重が小さく、上記ドレン水排出口の径よりも外径の大きなフロートタイプの球状体を収納し、同ドレン溜り内にドレン水が溜まった状態では当該球状体がドレン水の浮力で浮き上がって上記ドレン水排出口を開いてドレン水が排出される一方、ドレン水が排出されると同球状体が重力により降下して上記ドレン水排出口を塞ぐようにしたことを特徴としている。
このような構成の場合、ドレン留り内に所定量以上のドレン水が滞留している時には、球状体はドレン水上に浮上しており、同状態でドレン水がドレン水排出口およびドレンホースを介して外部に排出される。一方、そのようにしてドレン水の排出が完了すると、上記球状体は下方に降下して、その重量により上記ドレン水排出口を塞ぐ。この球状体の重量は、同ドレン水排出口を閉塞した降下状態において、上記空気調和機の室内機内が負圧になったとしても、同負圧レベルの吸引力では上昇することのない重量とされている。
したがって、同構成の場合、仮に上記ドレンホースが下水管等に接続されていたとしても、室内機内に有害ガスが侵入するようなことがなくなる。しかも、それでいながら、ドレン水自体はスムーズに排出することができる。
(2) 第2の課題解決手段
この第2の課題解決手段は、上記第1の課題解決手段の構成において、球状体は、単一材の樹脂製ボールよりなることを特徴としている。
この第2の課題解決手段は、上記第1の課題解決手段の構成において、球状体は、単一材の樹脂製ボールよりなることを特徴としている。
上記水に浮くフロートタイプの球状体は、金属やセラミック等によって形成することもできるが、比重および大きさの設定が容易で、腐食せず、製造も容易な樹脂製ボールの単一材が適している。
このような樹脂製ボールの単一材は、ドレン水排出口に嵌合した時のシール性(気密シール性)も高い。
(3) 第3の課題解決手段
この第3の課題解決手段は、上記第1の課題解決手段の構成において、球状体は、多数の小さな微粒子状の樹脂製ボールを相互の間に微細な隙間を形成する状態で大きな球状体に結合一体化して構成されていることを特徴としている。
この第3の課題解決手段は、上記第1の課題解決手段の構成において、球状体は、多数の小さな微粒子状の樹脂製ボールを相互の間に微細な隙間を形成する状態で大きな球状体に結合一体化して構成されていることを特徴としている。
このように、フロートタイプの球状体が、多数の小さな微粒子状の樹脂製ボールを相互の間に微細な隙間を形成する状態で大きな球状体に結合一体化して構成されている場合にも、球状体全体の比重を、相対的に水よりも小さくすることにより、多量のドレン水が発生すると浮力で上昇して、ドレン水排出口を開くので、滞留するドレン水をスムーズに排出することができる。
上記第2の課題解決手段のような単なる球状体であれば、排水は球状体を上昇させるに必要な浮力を維持できなくなった時点で、球状体によりドレン水排出口が塞がれてしまい、若干のドレン水が残ることになるが、同構成の球状体であれば、その後も毛細管現象により隙間を介してドレン水が確実に排水されるために、ドレン溜りの内部にドレン水を残さなくてすむ。
このようにドレン溜り内のドレン水は、毛細管作用により樹脂製ボール間の微細な隙間に浸入してゆき、さらに重力作用により同ボールの下部から排出されるが、他方、空気は同微細な隙間により圧力損失が生じるため、途中で圧力差が消失してしまい、空気の移動が無くなるので、ドレンホースからの外気の浸入は阻止される。
(4) 第4の課題解決手段
この第4の課題解決手段は、上記第1,第2又は第3の課題解決手段の構成において、球状体には、抗菌機能が付加されていることを特徴としている。
この第4の課題解決手段は、上記第1,第2又は第3の課題解決手段の構成において、球状体には、抗菌機能が付加されていることを特徴としている。
このように球状体に抗菌機能が付加されていると、さらにドレン溜りに生じるスライムの抑制機能が発揮される。
(5) 第5の課題解決手段
この第5の課題解決手段は、上記第2又は第3の課題解決手段の構成において、球状体の表面に抗菌剤を塗布したことを特徴としている。
この第5の課題解決手段は、上記第2又は第3の課題解決手段の構成において、球状体の表面に抗菌剤を塗布したことを特徴としている。
このように球状体の表面に抗菌剤が塗布されていると、球状体の表面にスライムが付着するようなことがなくなり、常に球状体の表面が滑らかになり、外部気体の侵入に対する確実なシール性が維持される。また、ドレン溜り内のスライムも生じにくくなって、確実なドレン水の排出機能が確保される。
(6) 第6の課題解決手段
この第6の課題解決手段は、上記第3又は第4の課題解決手段の構成において、微粒子状の樹脂製ボール間に微粒子状の抗菌剤が混入されていることを特徴としている。
この第6の課題解決手段は、上記第3又は第4の課題解決手段の構成において、微粒子状の樹脂製ボール間に微粒子状の抗菌剤が混入されていることを特徴としている。
このように抗菌剤が同じく微粒子構造の球状体をなし、微粒子構造の樹脂製ボール中に混入されていると、第5の課題解決手段の場合と同様に球状体の表面にスライムが付着するようなことがなくなることは素より、表面に塗布する場合と異なって樹脂製ボール相互間の微細な隙間が確実に確保される。
以上の結果、本願発明によれば、ドレン受けのドレン水排出口をドレンホース等を介して外部下水管等に接続したような場合にも、汚染ガス等が機内に侵入するようなことがなくなる。
(最良の実施の形態1)
先ず図1〜図3は、本願発明の最良の実施の形態に係る空気調和機用室内機およびそのドレン受け部分の構成を示している。
先ず図1〜図3は、本願発明の最良の実施の形態に係る空気調和機用室内機およびそのドレン受け部分の構成を示している。
先ず、図1中における符号2は、空気調和室の壁6に取り付けられた当該空気調和機用室内機1の本体ハウジング(本体ケーシング)である。
該本体ハウジング2の前面側上方部分には空気吸込口2aが、また同下方部分には空気吹出口2dが各々形成されている。そして、該本体ハウジング2内には、上記上流側空気吸込口2aから下流側空気吹出口2dに至る空気流通路(送風路)2b〜2cが形成されており、この空気流通路2b〜2cには、その上流側から下流側にかけてプレートフィン熱交換器3、クロスフローファン4が順番に並設されている。
また符号5は、上記空気吸込口2a部分に設けられたエアフィルタであり、このエアフイルタ5は、上記空気吸込口2aの背後に沿って必要に応じて下方側から取出し可能な状態で設けられている。また、上記プレートフィン熱交換器3は、上記エアフイルタ5の背後に位置して並設されている。さらに、クロスフローファン4は、上記空気流通路2b〜2cの設置形状に対応して、上記プレートフィン熱交換器3の下部背後に位置して配設されている。
他方、符号10は、上記プレートフィン熱交換器3の下部に位置して設けられたドレン受け(ドレンパン)であり、冷房時やデフロスト時等のプレートフィン熱交換器3からのドレン水Dwを受け止めるようになっている。
そして、冷暖房時には、上記クロスフローファン4が駆動されると、室内の空気は図示矢印実線のように、空気吸込口2aから吸込まれ、エアフイルタ5を通してプレートフィン熱交換器3に供給されて熱交換(加熱又は冷却)される。その後、該熱交換された空気は、クロスフローファン4を介して上記空気吹出口2dより室内に適宜所定の角度で吹き出される。
ところで、上記ドレン受け10には、その底部10a部分に所定の深さのドレン留り11が設けられており、該ドレン留り11の底部にドレン水排水口11aが形成されている。そして、ドレン水排水口11aに対して従来と同様のドレンホース13が接続されている。また、上記ドレン留り11内には、該ドレン留り11底部のドレン水排出口11aを開閉する球状体12が収納されている。
この球状体12は、所定の重量を有するとともに、相対的に水よりも比重が小さな単一の有機樹脂材(例えばポリエチレンやポリプロピレン)よりなる内実型のもので、上記ドレン水排出口11aよりも外径が大きい樹脂製ボールよりなり、ドレン留り11内に所定量以上のドレン水Dwが滞留している時には、例えば図2のようにドレン水Dw上に浮上しており、同状態ではドレン排水口11aが開放されるので、ドレン水Dwがドレン水排出口11a、ドレンホース13を介して外部にスムーズに排出される。他方、そのようにしてドレン水Dwの排出が完了すると、例えば図3のように降下して、その重量により上記ドレン水排出口11aを塞ぐ。この球状体12の重量は、同ドレン水排出口11aを閉塞した降下状態において、上記空気調和機の室内機1内(空気流通路2b内)が負圧になったとしても、同負圧レベルの吸引力では上昇することのない重量とされている。
したがって、同構成の場合、仮に上記ドレンホース13が下水管等に接続されているような場合にも、同ドレンホース13内通路13aを介して室内機1内に上述のような汚染ガスが侵入するようなことがなくなる。しかも、それでいながら、ドレン水Dwが留まると再び浮上して、ドレン排水口11aを開放するので、ドレン水Dw自体は変わりなくスムーズに排出することができる。
ところで、上記のように球状体12は、単一材の樹脂製ボールよりなっている。
上記水に浮くフロートタイプの球状体は、もちろん金属やセラミック等によって形成することもできるが、比重および大きさの設定が容易で、腐食せず、製造も容易な上記樹脂製ボールの単一材が適している。
このような樹脂製ボールは、ドレン水排出口に嵌合した時のシール性(気密シール性)も高い。
(最良の実施の形態2)
次に図4は、本願発明の最良の実施の形態2に係る空気調和機用室内機のドレン受け部分の構成を示している。
次に図4は、本願発明の最良の実施の形態2に係る空気調和機用室内機のドレン受け部分の構成を示している。
この実施の形態では、上記実施の形態1の構成における球状体12の表面に、例えば銀、銅、亜鉛、有機錫などよりなる抗菌剤14を塗布(またはコーティング)することによって表面に抗菌剤層を形成したことを特徴とするものである。
その他の部分の構成は、上記最良の実施の形態1のものと同一である。
このような構成によると、ドレン水Dw自体の殺菌が可能となり、ドレン留り11に生じるスライムの抑制機能が発揮され、衛生的になる。
また、球状体12の表面にスライムが付着するようなことがなくなり、常に球状体12の表面が滑らかになり、外部気体の侵入に対する確実なシール性が維持される。また、ドレン溜り11内のスライムも生じにくくなって、ドレン排水口11aの詰まりがなくなり、確実なドレン水の排出機能が確保される。
(最良の実施の形態3)
次に図5は、本願発明の最良の実施の形態3に係る空気調和機用室内機のドレン受け部分の構成を示している。
次に図5は、本願発明の最良の実施の形態3に係る空気調和機用室内機のドレン受け部分の構成を示している。
上述の最良の実施の形態1,2の構成における球状体12は、材料自体が相対的に水よりも比重が小さい単一の樹脂材により形成される内実型のものとしたが、同球状体12の材料自体は水よりも相当に比重の大きい金属やセラミックにより形成することもできる。
その場合、ドレン水Dwに対してフローティング可能とするために、例えば図5に示すように、中空構造に形成される。このような金属やセラミックによる構成とすると、フローティン構造でありながら、重量自体を十分に大きなものとすることができるので、ドレン水Dw排出後のドレン水排出口11aの閉塞機能を一層高いものとすることができる。
(最良の実施の形態4)
次に図6および図7は、本願発明の最良の実施の形態4に係る空気調和機用室内機のドレン受け部分の構成を示している。
次に図6および図7は、本願発明の最良の実施の形態4に係る空気調和機用室内機のドレン受け部分の構成を示している。
この実施の形態の球状体12は、上述の単一かつ均一材質の内実型の樹脂ボールに代えて、多数の微粒子構造の樹脂ボール12a,12a・・・を採用し、それら樹脂ボール12a,12a・・・相互の間に微細な立体構造の隙間を形成した状態で、上述の最良の実施の形態1の樹脂ボールと同じ大きさの球状体12に形成したことを特徴とするものである。
このような構成によると、球状体12自体が多数の微細な樹脂ボールよりなり、それらの間に微細な立体的に入りくんだ隙間が形成されるので、それにより効果的な毛細管現象が実現され、ドレン留り11内のドレン水Dwが完全に無くなるまで確実に排出される。他方、同毛細管状の隙間は、微細で、しかも複雑に入り組んだ立体構造となっているために、ドレン水Dwは排出できるものの、機内の負圧は途中で同微細な隙間により圧力損失が生じて途中で相殺されてしまい、逆方向に侵入しようとする汚染ガスの移動が阻止される。したがって、室内機1内には侵入しない。
(最良の実施の形態5)
さらに図8は、本願発明の最良の実施の形態5に係る空気調和機用室内機のドレン受け部分の構成を示している。
さらに図8は、本願発明の最良の実施の形態5に係る空気調和機用室内機のドレン受け部分の構成を示している。
この実施の形態の球状体12は、上記最良の実施の形態4の微粒子構造の樹脂ボール12a,12a・・・の結合体よりなる球状体12を、微粒子タイプの抗菌剤14,14・・・を混入させた上で一体に構成したことを特徴とするものである。
その他の構造および作用は、上記最良の実施の形態4のものと全く同一である。
このような構成によると、球状体12を形成した後、その表面に抗菌剤14を塗布(またはコーティング)する場合に比べて、各樹脂ボール12a,12a・・・間の微細な隙間を塞ぐことなく抗菌機能を付加することができる。
1は空気調和機用室内機、2は本体ケーシング、2aは空気吸込口、2b〜2cは空気流通路、2dは空気吹出口、3は熱交換器、4はクロスフローファン、10はドレン受け、11はドレン留り、11aはドレン水排出口、12は球状体、13はドレンホース、14は抗菌剤である。
Claims (6)
- 熱交換器の下部に熱交換器からの凝縮水を受けるドレン受けを備え、該ドレン受け底部に設けられたドレン溜りのドレン水排出口に接続されたドレンホースを介してドレン水を排出するようにしてなる空気調和機用室内機であって、上記ドレン溜りの内部にドレン水よりも相対的に比重が小さく、上記ドレン水排出口の径よりも外径の大きなフロートタイプの球状体を収納し、同ドレン溜り内にドレン水が溜まった状態では当該球状体がドレン水の浮力で浮き上がって上記ドレン水排出口を開いてドレン水が排出される一方、ドレン水が排出されると同球状体が重力により降下して上記ドレン水排出口を塞ぐようにしたことを特徴とする空気調和機用室内機。
- 球状体は、単一材の樹脂製ボールよりなることを特徴とする請求項1記載の空気調和機用室内機。
- 球状体は、多数の小さな微粒子状の樹脂製ボールを相互の間に微細な隙間を形成する状態で大きな球状体に結合一体化して構成されていることを特徴とする請求項1記載の空気調和機用室内機。
- 球状体には、抗菌機能が付加されていることを特徴とする請求項1,2又は3記載の空気調和機用室内機。
- 球状体の表面に抗菌剤を塗布したことを特徴とする請求項1,2,3又は4記載の空気調和機用室内機。
- 微粒子状の樹脂製ボール間に微粒子状の抗菌剤を混入したことを特徴とする請求項3又は4記載の空気調和機用室内機。
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013108677A (ja) * | 2011-11-21 | 2013-06-06 | Mitsubishi Electric Corp | 空気調和装置 |
KR101582921B1 (ko) * | 2015-07-20 | 2016-01-19 | 김동규 | 응축수 배수관이 없는 팬코일 유니트 |
TWI647410B (zh) * | 2018-04-12 | 2019-01-11 | 台灣日立江森自控股份有限公司 | 氣體阻隔裝置 |
CN114234431A (zh) * | 2021-12-02 | 2022-03-25 | 珠海格力电器股份有限公司 | 一种除湿机 |
-
2008
- 2008-05-09 JP JP2008123246A patent/JP2009270791A/ja active Pending
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