JP2009269682A - 配送システム及びその方法 - Google Patents

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良次 池田
Koichiro Ueki
浩一郎 植木
Masakazu Horiuchi
正和 堀内
Toshio Takada
敏生 高田
Junya Tasaka
順哉 田坂
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Abstract

【課題】荷物配送の妥当性確認を高精度に行い、異常を検知した配送に対しては配送自体を制御し、安全性及び確実性を高めた配送システムを提供する。
【解決手段】配送システムは、納入先200へ荷物を施錠して配送する配送車100の配送状況を監視する車載監視機10と、配送状況を確認する配送センター20を備える。この車載監視機は、配送情報格納部11と、位置情報取得部12と、暗証鍵情報又は停止解除依頼を入力される入力部13と、配送車のドア部103の開閉状態を検知するドアセンサー部14と、この車載監視機の各機能部を制御し、配送車の車載電子制御部101、施錠部102及びドア部に指示を行う車載制御部15を備える。この配送センターは、配送情報を設定する配送設定部21と、配送情報を記憶する記憶部22と、暗証鍵情報をこの納入先に送付する暗証鍵送付部23と、この配送センターの各機能部を制御する配送制御部24を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、荷物の配送を行う配送システムに関して、特に配送状況を監視して不正な配送行為に対する配送制限及び外部通報により配送の安全性及び確実性を高めた配送システムの提供を目的とする。
貴重品を含む荷物配送の盗難防止の方法としては、鍵付き専用ボックスを用いて人為的に施錠及び施錠解除することが広く利用されている。この方法は、荷物を積載する際に施錠を行い、荷物を降ろす際に施錠解除する仕組みである。しかし、この方法では、前記専用ボックスの鍵を盗難された場合や荷物を強奪された場合には何の防御にもならないという問題を有する。
この問題を解決するために、荷物配送の安全性及び確実性を高めた配送システムが考案されている。従来の配送システムでは、車両の配送ルート情報と車両の位置情報を比較し、車両が配送ルートを逸脱した場合に異常を通知するものがある(例えば、特許文献1参照)。また、従来の配送システムでは、車両で配送される荷物にGlobal Positioning System(全地球測位システム:以下、GPSという)受信機を内蔵し、GPS受信機による所定時刻の位置照合を行い、携帯端末を介して開錠信号を取得することにより荷物の施錠管理を行うものがある(例えば、特許文献2参照)。
特開2002―298292号公報 特開2003―221955号公報
しかし、従来の配送システムは、配送車の乗務員による不正や荷物のみを持ち出される場合には異常を検知できないために盗難を防止できないという課題を有する。また、従来の配送システムは、GPS受信機を用いて配送状況を管理する場合では、到着地が地下や2階以上となる場合もあり、緯度及び経度のみの位置照合では到着地の妥当性を判断できなくなるという課題を有する。
特に、従来の配送システムは、配送の異常を検知して異常通知を行う場合には、異常を通知するのみで配送車は正常に動作できるために配送車の逃走を許してしまうという課題を有する。また、従来の配送システムは、配送車の乗務員の携帯端末に送信される開錠信号に基づいて施錠解除される場合には、携帯端末の通信が行えない場所では施錠解除できないという課題を有する。さらに、配送車に設置された外部との通信部分を壊された場合には外部から走行位置が検知できなくなり、外部から配送車の監視が行えなくなるという課題を有する。
本発明は前記課題を解消するためになされたもので、配送位置の確認精度を高め、荷物配送の妥当性の確認を行い、異常を検知した場合には異常通知の発行のみならず配送自体を制御し、配送の安全性及び確実性を高めた配送システムの提供を目的とする。
本願に開示する配送システムは、納入先へ荷物を施錠して配送する配送手段の配送状況を監視する配送監視手段と、当該配送監視手段の監視に基づいて当該配送状況を確認する配送確認手段を備える配送システムにおいて、前記配送確認手段が、納入先及び経路を少なくとも含む搬送情報を設定する搬送設定部を備え、前記配送監視手段が、設定された前記搬送情報を格納する搬送情報格納部と、前記配送手段の位置及び経路を取得する位置情報取得部と、前記搬送情報格納部及び前記位置情報取得部に基づいて前記配送手段の位置及び/又は経路の異常を検出する異常検出部と、当該異常検出手段に基づいて前記配送手段における走行速度及び/又は停止の駆動を制御する駆動制御部を備えるものである。
このように、前記配送確認手段が、搬送設定部により搬送情報を設定し、前記配送監視手段が、搬送情報格納部により前記搬送情報を格納し、位置情報取得部により前記配送手段の位置及び経路を取得し、異常検出部により当該位置及び経路及び前記搬送情報に基づいて前記配送手段の位置及び/又は経路の異常を検出し、当該異常検出手段で異常を検出した場合に、配送手段に対して駆動制御部により走行速度を低速化させて駆動を停止させることから、走行異常を検出された配送手段の自由な動きを封じ込めることとなり、配送手段自体の盗難による荷物の盗難を防止することができる。
また、本願に開示する配送システムは必要に応じて、前記位置情報取得部が、前記配送手段の所定時刻の位置における緯度、経度及び高度を取得するものである。このように、前記位置情報取得部が、前記配送手段の緯度、経度のみならず高度までも取得することから、建物の地上階や地下階のような三次元的な位置を識別することとなり、一層正確な位置把握を行うことができ、到着判断及び走行異常の検知の精度を向上させることができる。
また、本願に開示する配送システムは必要に応じて、前記配送確認手段が、前記配送手段の施錠を解除する暗証鍵情報を納入先に送付する暗証鍵送付部を備え、前記配送監視手段が、前記位置情報取得部及び前記搬送情報に基づいて納入先への到着を判断する到着判断部と、当該到着判断部で到着と判断された場合に納入先で暗証鍵情報が入力され、当該暗証鍵情報の妥当性を判断し、当該判断に基づいて前記配送手段の施錠解除を判断する施錠判断部を備えるものである。このように、前記配送確認手段が、暗証鍵送付部により暗証鍵情報を納入先に送付し、前記配送監視手段が、到着判断部により前記位置情報取得部及び前記搬送情報から納入先への到着を判断し、当該到着判断部で到着と判断された場合に納入先で暗証鍵情報が施錠判断部に入力され、当該施錠判断部が当該暗証鍵情報の正しい場合に前記配送手段の施錠を解除することから、納入先で入力される暗証鍵情報の照合が一致しない限り施錠解除されず荷物を取り出せないこととなり、荷物の盗難を防止し、配送のセキュリティを向上させることができる。
また、本願に開示する配送システムは必要に応じて、前記暗証鍵情報送付部が、前記暗証鍵情報を納入側鍵情報及び配送側鍵情報に分割し、当該納入側鍵情報を納入先に割当てると共に、当該配送側鍵情報を前記配送手段に割当て送付し、前記施錠判断部が、納入先で前記納入側鍵情報及び前記配送側鍵情報に基づいて生成される暗証鍵情報に基づいて前記配送手段の施錠解除を判断するものである。このように、前記暗証鍵情報送付部が、前記暗証鍵情報を分割し、当該分割された暗証鍵情報を納入先及び前記配送手段の各々に割当て送付し、前記施錠判断部が、納入先において当該分割された両方の暗証鍵情報を用いて生成される暗証鍵情報の正しい場合に限り前記配送手段の施錠を解除することから、一方の暗証鍵情報のみでは施錠を解除不可とすることとなり、一方の暗証鍵情報を盗難された場合や一方の暗証鍵情報を用いた内部犯行の場合にも施錠解除の試行を防御することができ、配送のセキュリティを一層向上させることができる。
また、本願に開示する配送システムは必要に応じて、前記配送手段が、開閉可能なドアを備え、前記配送監視手段が、前記ドアの開閉状態を検知する開閉検知部を備え、前記異常検出部が、少なくとも前記開閉検知部の検知結果に基づいて前記配送手段の異常を検出するものである。このように、前記配送監視手段が、開閉検知部により前記配送手段のドアの開閉状態を検知し、前記異常検出部が、少なくとも当該検知結果から前記配送手段の異常を検出することから、位置に関する異常検知のみならず、不正なドア開放に対しても前記配送手段の異常を検知することとなり、配送のセキュリティを一層向上させることができる。
(本発明の第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態に係る配送システムを、図1から図8に基づいて説明する。
この図1は本発明の第1の実施形態に係る配送システムの構成を示すブロック図、図2は図1に記載された配送システムの車載制御部の構成を示すブロック図、図3は図1に記載された配送システムのデータ例、図4は図1に記載された配送システムの全体フローチャート、図5は図1に記載された配送システムの配送車の出庫時のフローチャート、図6は図1に記載された配送システムの配送車の移動中のフローチャート、図7は図1に記載された配送システムの配送車のエンジン停止解除のフローチャート、図8は図1に記載された配送システムの配送車の納入先到着時のフローチャートを示す。
図1において、本実施形態に係る配送システムは、納入先200へ荷物を施錠して配送する配送手段としての配送車100と、この配送手段としての配送車100の配送状況を監視し、この配送車100の駆動状態を制御する配送監視手段としての車載監視機10と、この車載監視機10の監視に基づいてこの配送状況を確認する配送確認手段としての配送センター20を備える。
前記配送車100は、エンジン駆動を制御する車載電子制御部101と、配送する荷物を施錠する施錠部102と、開閉自在のドア部103を備えることができる。
前記車載監視機10は、配送に関する配送情報を格納する配送情報格納部11と、前記配送車100の位置及び配送の経路を取得する位置情報取得部12と、前記配送車100の荷物の施錠を解除する場合に暗証鍵情報を入力され、前記配送車100が強制停止された場合に停止解除依頼を入力される入力部13と、前記ドア部103の開閉状態を検知するドアセンサー部14と、この配送情報格納部11、この位置情報取得部12、この入力部13及びこのドアセンサー部14からの情報を入力され、前記車載監視機10の各機能部への処理の振り分けを制御する車載制御部15を備える。
前記配送情報格納部11は、納入先200に関する納入先情報11a、配送車100の通過ポイントに関する通過情報11b及び配送車100の停車可能場所に関する停車情報11cを格納することができる。この納入先情報11aは、図3(a)に示すように、配送番号項目、納入先項目、緯度項目、経度項目、高度項目及び納入時刻項目を備えることもできる。
この配送番号項目は、配送を一意に識別する番号を示す。また、この納入先は、納入先200の名称を示す。また、この緯度項目、経度項目及び高度項目は、納入先200の所在する緯度、経度及び高度を示す。また、この納入時刻項目は、この配送の予定された納入時刻を示す。また、この暗証鍵情報項目は、この配送の荷物の施錠を解除するための暗証鍵情報を示す。同図の例では、配送番号001で識別される配送は、納入先Aが緯度B、経度C及び高度Dの位置に存在し、配送車100による荷物の納入時刻が12時30分に指定されることを示す。
また、前記通過情報11bは、同図(b)に示すように、前記配送番号で識別される配送に対して、緯度範囲項目、経度範囲項目、通過予定時刻項目及び許容時間項目を備えることもできる。この緯度範囲項目及び経度範囲項目は、前記配送車100の通過予定場所の緯度及び経度の範囲を示す。また、この通過予定時刻項目は、この通過予定場所を通過する予定時刻を示す。また、この許容時間項目は、この予定時刻に対する許容時間の範囲を示す。
同図の例では、前記通過情報11bは、配送番号001で識別される配送において、緯度範囲E及び経度範囲Fで指定される通過ポイントを10時30分に通過する予定を示し、この通過予定時刻の前後40分を許容時間として示す。即ち、前記通過情報11bは、この通過ポイントを9時50分から11時10分の許容時間内に前記配送車100が通過する予定を示す。
また、前記停車情報11cは、同図(c)に示すように、前記配送番号で識別される配送に対して、停車可能場所項目及び停車可能時間項目を備えることもできる。この停車可能場所項目及び停車可能時間項目は、前記配送車100の停車可能な場所及びこの場所における滞在可能な時間を示す。同図の例では、前記停車情報11cは、配送番号001で識別される配送において、停車可能場所Uにて30分の停車を可能であることを示す。
また、前記位置情報取得部12は、GPS12a及びジャイロセンサ12bを備えることもできる。このGPS12a及びこのジャイロセンサ12bは、前記配送車100の緯度、経度及び高度を算出する。このジャイロセンサ12bは、角速度を検出して傾斜角度を演算するものであり、ジャイロセンサであれば種類を問わずに、例えば機械式ジャイロ、光学式ジャイロ及び流体式ジャイロ等のいづれでも利用することができる。
前記車載制御部15は、図2に示すように、前記配送情報格納部11、前記位置情報取得部12及び前記入力部13から入力される情報に基づいて前記車載制御部15の各部に指示を行う演算制御部15aと、この演算制御部15aの指示に基づいて前記配送情報格納部11により格納された前記配送情報及び前記位置情報取得部12により取得された前記位置情報を比較し、前記配送車100の位置及び経路の異常を検出する異常検出部15bと、この異常検出手段42による異常検出時に前記配送車100をスローダウンさせて停止させる制御を前記車載電子制御部101に対して行う駆動制御部15cと、前記演算制御部15aの指示に基づいて前記配送情報及び前記位置情報を比較し、前記配送車100の前記納入先200への到着を判断する到着判断部15dと、前記演算制御部15aの指示に基づいてこの到着判断部15dにより到着と判断された場合に前記入力部13から入力された暗証鍵情報の妥当性を判断し、この判断に基づいて前記施錠部102の施錠解除を判断する施錠判断部15eを備える。
また、前記車載制御部15は、電波の送受信を可能とする送受信部15fを備えることもできる。この送受信部15fは、前記演算制御部15aの指示に基づいて前記配送センター20へ電波を送信することもでき、前記配送センター20から電波を受信して前記演算制御部15aにこの受信内容を入力することもできる。
図1に示す前記配送センター20は、前記配送情報を設定する配送設定部21と、この配送情報を記憶する記憶部22と、前記配送車100の施錠を解除する暗証鍵情報を前記納入先200に送付する暗証鍵送付部23と、この配送設定部21、この記憶部22及びこの暗証鍵送付部23からの情報を入力され、前記配送センター20の各機能部への処理の振り分けを制御する配送制御部24を備える。
また、前記記憶部22は、納入先200に関する納入先情報22a、配送車100の通過ポイントに関する通過情報22b及び配送車100の停車可能場所に関する停車情報22cを記憶することができる。この納入先情報22aは、図3(d)に示すように、配送番号項目、納入先項目、緯度項目、経度項目、高度項目、納入時刻項目及び暗証鍵情報項目を備える。同図の例では、前記配送番号001で識別される配送は、暗証鍵情報が”2awfawef”であることを示す。
このように、前記記憶部22の前記納入先情報22aにおいては暗証鍵情報項目を備えるとしたのに対し、前記配送情報格納部11の前記納入先情報11aが暗証鍵情報項目を備えないデータ構成としたことから、納入先200への到着時のみ暗証鍵情報を配送車100に知らされることとなり、配送途中の車ごとの盗難発生時でも荷物の施錠の解除を防止して、配送のセキュリティレベルを向上させることができる。
また、この通過情報22bは、同図(b)に記載した前記通過情報11bと同様に、緯度範囲項目、経度範囲項目、通過予定時刻項目及び許容時間項目を備えることもできる。また、この停車情報22cは、同図(c)に記載した前記停車情報11cと同様に、停車可能場所項目及び停車可能時間項目を備えることもできる。
また、前記配送センター20は、電波の送受信を可能とする送受信部25を備えることもできる。この送受信部25は、前記配送制御部24の指示に基づいて前記車載監視機10へ電波を送信することもでき、前記車載監視機10から電波を受信して前記配送制御部24にこの受信内容を入力することもできる。
以下、前記構成に基づく本実施形態の配送システムの配送監視動作について説明する。
まず、前記配送車100は、図4に示すように、前記配送センター20から出庫する(出庫状態A)。
前記配送設定部21は、この出庫時に、図5に示すように、納入先200の場所及び到着予定時刻を入力される。前記記憶部22は、この配送設定部21に入力された情報を納入先情報22aに登録する(S1)。また、前記配送設定部21は、通過ポイント、通過予定時刻及び許容範囲を入力される。前記記憶部22は、この配送設定部21の入力された情報を通過情報22bに登録する(S2)。
また、前記配送設定部21は、停車可能場所及び停車可能時間を入力される。前記記憶部22は、この配送設定部21の入力された情報を停車情報22cに登録する(S3)。また、前記車載監視機10は、前記S1から前記S3で前記記憶部22に記憶された情報に基づいて、配送情報格納部11の前記納入先情報11a、前記通過情報11b及び前記停車情報11cを取得する(S4)。
前記車載監視機10は、この情報取得において、ICカード及び電気的通信を用いられることも可能である。前記暗証鍵送付部23は、前記S1から前記S4の後、荷物の施錠を解除する暗証鍵情報を納入先に送付する(S5)。前記暗証鍵送付部23は、パソコン端末又は携帯電話による電気的通信を用いてこの送付を行うことも可能である。
次に、出庫した前記配送車100は、図4に示すように、納入先200に向かい移動する。前記配送車100は、移動途中で荷物の盗難や車ごとの持ち逃げ等の不正が発生した場合には前記車載監視機10の制御により強制停止される(異常状態B)。
前記異常検出部15bは、図6に示すように、この移動時に、定期的に位置情報取得部12で取得された位置情報及び配送情報格納部11に格納された通過情報11bを比較することにより、通過予定時刻に通過ポイントを通過しているか否かの監視を行う(S11)。前記異常検出部15bは、この監視により、通過予定時刻になっても通過ポイントを通過しない場合には異常の発生を検知する。
前記駆動制御部15cは、前記異常検出部15bにより異常の発生が検知された場合には、前記位置情報取得部12に取得された位置情報及び前記GPS12aの地図情報に基づいて前記配送車100の走行前方における駐車スペースの有無を判断する(S12)。この駐車スペースとしては、例えば、高速道路ではパーキングエリアが該当し、高速道路以外の一般道路では歩行者側の側道車線が該当する。
前記駆動制御部15cは、前記配送車100の走行前方に駐車スペースが有ると判断した場合には、前記車載電子制御部101を制御して前記配送車100をスローダウンさせた後にエンジンを停止させる(S13)。さらに、前記駆動制御部15cは、前記送受信部15fに前記配送センター20への異常通知の送信を指示する。前記送受信部15fは、この指示に基づいて前記配送センター20へ異常通知を送信する(S14)。
また、前記駆動制御部15cは、前記S12において前記配送車100の走行前方における駐車スペースが無いと判断した場合には、前記配送センター20への異常通知の送信を前記送受信部15fに指示する。この指示に基づいて、前記送受信部15fは、前記配送センター20へ異常の発生を通知する(S15)。このように、前記配送車100の走行前方における駐車スペースの有無に基づいてエンジン停止の実施を判断することにより、危険な場所でのエンジン停止を防止することとなり、周囲の安全を考慮した仕組みとすることができる。
また、前記異常検出部15bは、前記S11において通過予定時刻に通過ポイントを通過している場合には、前記位置情報と配送情報格納部11に格納された停車情報11cを比較し、納入先200以外の停車が一定時間以内か否かの監視を行う(S16)。前記異常検出部15bは、この監視により、納入先200以外の停車が一定時間以上の場合には異常の発生を検知する。前記駆動制御部15cは、前記異常検出部15bにより異常の発生が検知された場合には、前記S12ないし前記S14と同様に異常発生時の処理を行う。
また、前記異常検出部15bは、前記S16において納入先200以外の停車が一定時間以内の場合には、ドアセンサー部14によるドア部103の開閉状態の検知に基づいて納入先200以外でドア部103が開放されていないか否かの監視を行う(S17)。前記異常検出部15bは、納入先200以外でドア部103が開放された場合には、この監視により異常の発生を検知する。前記駆動制御部15cは、前記異常検出部15bにより異常の発生が検知された場合には、前記S12ないし前記S14と同様に異常発生時の処理を行う。
また、前記異常検出部15bは、前記S17において納入先200以外でドア部103が開放されていない場合には、監視を終了するかの判断を行う(S18)。この監視を終了する場合としては、例えば、前記配送車100の納入先200への到達が該当する。
前記異常検出部15bは、前記S18において監視を終了すると判断した場合には、前記配送車100の監視を終了する。また、前記異常検出部15bは、前記S18において監視を終了できないと判断した場合には、前記S11に戻り、前記配送車100の監視を継続して行う。
次に、前記S13において強制停止された場合の前記配送車100は、図4に示すように、前記配送センター20へ強制停止の解除を依頼することができ、前記配送センター20から許可を得た場合には配送を再開することができる(移動状態C)。
前記配送車100の乗務員は、図7に示すように、強制停止時に、前記配送車100に備えられたエンジン停止解除ボタンを押下する(S21)。前記送受信部15fは、このボタン押下に基づいて解除依頼信号を前記配送センター20に送信する(S22)。
この配送センター20は、この解除依頼信号を前記送受信部25で受信し、前記配送制御部24で解除依頼の内容が妥当か判断する(S23)。前記送受信部25は、この解除依頼の内容が妥当と判断した場合には、解除通知信号による解除通知を前記車載監視機10に送信する(S24)。
前記車載監視機10は、前記送受信部15fによりこの解除通知信号を受信する。駆動制御部15cは、この解除通知信号に基づいて前記車載電子制御部101を制御してエンジンの停止を解除する(S25)。
また、前記車載監視機10は、前記S23の判断により、前記解除依頼の内容が妥当ではないと判断した場合には、解除依頼を拒否する(S26)。前記配送センター20は、この解除依頼の拒否の場合には、解除拒否信号を前記車載監視機10に送信してもよいし、前記車載監視機10からの前記解除依頼に対する応答を無応答としてもよい。
前記配送車100は、図4に示すように、納入先200に到着した場合には、到着場所が正しいかを確認される(到着状態D)。前記配送車100は、この確認により到着場所が正しいとされた場合には、前記配送車100の荷物の施錠解除を前記配送センター20に依頼する(開錠状態E)。
前記配送車100の乗務員は、図8に示すように、前記納入先200に到着した場合に、前記車載監視機10に備えられた到着ボタンを押下する(S401)。前記送受信部15fは、前記配送センター20と交信可能か判断する(S402)。
前記送受信部15fは、前記配送センター20と交信可能の場合には、現時点での緯度、経度、高度及び時刻の情報を前記配送センター20へ送信する(S403)。前記配送制御部24は、前記送受信部15fからこの情報を受信し、この受信した情報と前記納入先情報22aとを照合する(S404)。
前記配送制御部24は、この照合結果が正常か否かを判断する(S405)。前記配送制御部24は、この照合結果を正常と判断した場合には、前記入力部13を暗証鍵情報入力待ち状態に遷移させる(S406)。
前記配送車100の乗務員は、前記配送センター20から前記納入先200に送付された暗証鍵情報を用いて、前記入力部13にこの暗証鍵情報を入力する(S407)。前記送受信部15fは、この入力された暗証鍵情報を前記配送センター20へ送信する(S408)。
前記配送センター20は、前記送受信部25によりこの暗証鍵情報を受信する。前記配送制御部24は、前記送受信部25により受信された暗証鍵情報の内容が正常か否かを判断する(S409)。前記配送センター20は、この判断によりこの暗証鍵情報の内容が正常とされた場合には、前記送受信部25により解除信号による解除通知を前記車載監視機10に送信する(S410)。
前記車載監視機10は、前記送受信部15fによりこの解除通知信号を受信する。前記施錠判断部15eは、この解除通知信号に基づいて前記施錠部102を制御して荷物の施錠を解除する(S411)。また、前記車載監視機10は、前記S402において前記配送センター20と交信できない場合には、前記到着判断部15dにより前記配送情報格納部11に基づいて前記納入先200への到着判断を前記配送センター20に代替して行うこともできる(S412)。この後、前記配送センター20と交信可能となった時点で、前記配送センター20にこの到着判断の結果を通知することもできる。
このように、前記車載監視機10は、前記配送センター20と交信不可の場合にも、前記車載監視機10の内部で到着判断することとなり、場所に依存することなく確実に到着判断することができる。また、前記配送制御部24は、前記S405において、前記照合結果が正常でないと判断された場合には、暗証鍵情報の入力を拒否することができる(S413)。
また、前記配送センター20は、前記S408において、暗証鍵情報の内容が正常ではないと判断された場合には施錠の解除を拒否することができる(S414)。前記配送センター20は、この施錠解除を拒否する場合には、解除拒否信号を前記車載監視機10に送信してもよいし、前記車載監視機10からの暗証鍵情報入力に対する応答を無応答としてもよい。
また、前記位置情報取得部12で取得された位置情報は、緯度及び経度のみならず高度を含むことから、建物の地上階や地下階のような三次元的な位置を識別することとなり、一層正確な位置を把握でき、到着判断及び走行異常の検知精度を向上させることができる。
また、本実施形態に係る配送システムを構成する各機器のハードウエア構成は、CPU、メモリ、大容量記憶装置、ディスプレイ、通信装置、キーボード、マウス、入力手段及び上記各部を接続するバスからなる。なお、本配送システムにおける各機器はいずれも同一のハードウエア構成を有するものとする。
(本発明のその他の実施形態)
以下、本発明のその他の実施形態に係る配送システムを、図9及び図10に基づいて説明する。
この図9は本発明のその他の実施形態に係る配送システムの配送車の出庫時のフローチャート、図10は図9に記載された配送システムの暗証鍵情報の分割例を示す説明図を示す。
本実施形態に係る配送システムは、前記第1の実施形態を記載した図1と同様に、前記車載監視機10と、前記配送情報格納部11と、前記納入先情報11aと、前記通過情報11bと、前記停車情報11cと、前記位置情報取得部12と、前記GPS12aと、前記ジャイロセンサ12bと、前記入力部13と、前記ドアセンサー部14と、前記車載制御部15と、前記演算制御部15aと、前記異常検出部15bと、前記駆動制御部15cと、前記到着判断部15dと、前記施錠判断部15eと、前記送受信部15fと、前記配送センター20と、前記配送設定部21と、前記記憶部22と、前記納入先情報22aと、前記通過情報22bと、前記停車情報22cと、前記暗証鍵送付部23と、前記配送制御部24と、前記送受信部25を備え、前記配送制御部24が暗証鍵情報を2つに分割し、前記暗証鍵送付部23が一方の暗証鍵情報を納入先200へ送付し、他方の暗証鍵情報を配送車100へ送付するものである。
以下、前記構成に基づく本実施形態の配送システムの配送監視動作について、前記第1の実施形態から変更された処理に関して説明する。
本実施形態の処理の流れに関して、前記暗証鍵送付部23は、図9に示すように、前記第1の実施形態に記載したS1からS4の処理の後、荷物を施錠解除する暗証鍵情報を2つに分割する(S5−1)。
この分割方法は、暗証鍵情報を前半部分及び後半部分の2つに分割してもよいし、暗証鍵情報を1文字間隔の文字を連結して2つに分割してもよい。この2つに分割された暗証鍵情報は、例えば、図10(a)に示すように、”ABCDEFGH”の暗証鍵情報の前半部分及び後半部分の”ABCD”及び”EFGH”とすることもできる。また、この2つに分割された暗証鍵情報は、例えば、同図(b)に示すように、”ABCDEFGH”の暗証鍵情報を1文字間隔の文字を連結して”ACEG”及び”BDFH”とすることもできる。
前記暗証鍵送付部23は、この分割された暗証鍵情報の一方を納入先200に送付する(S5−2)。また、前記暗証鍵送付部23は、この分割された暗証鍵情報の他方を配送車100の乗務員に送付する(S5−3)。前記暗証鍵送付部23は、パソコン端末又は携帯電話による電気的通信を用いてこの送付を行うことも可能である。
また、この乗務員は、前記第1の実施形態に記載した図7に示すように、前記S21のエンジン停止解除ボタン押下の際に、この乗務員の所有する前記暗証鍵情報を前記車載監視機10に入力することもできる。前記送受信部15fは、前記S22と同様に、このボタン押下に基づいて、この入力された暗証鍵情報を含む解除依頼信号を前記配送センター20に送信することもできる。
また、前記配送センター20は、前記S23と同様に、この解除依頼信号を前記送受信部25で受信し、前記配送制御部24で解除依頼の内容が妥当か判断することもできる。前記配送制御部24は、この解除依頼信号に含まれる前記暗証鍵情報を含めてこの妥当性判断を行うこともできる。このように、エンジン停止解除の際にこの暗証鍵情報を必要とすることから、この乗務員の認証を高精度に行うことで第三者が車ごと盗難した場合にもエンジン停止解除を困難とすることとなり、荷物配送におけるセキュリティレベルを一層向上させることができる。
また、この乗務員は、前記第1の実施形態の図8に記載したS401において、到着ボタンを押下する際にこの乗務員の所有する前記暗証鍵情報を前記車載監視機10に入力することもできる。このように、この入力に前記暗証鍵情報を含めることから、前記配送制御部24は、前記暗証鍵情報を含めて前記配送車100の前記納入先200への到着を妥当か判断することとなり、より精度の高い到着判断を行うことができる。
また、前記入力部13は、前記第1の実施形態の図8に記載したS407において、この乗務員の所有する前記暗証鍵情報及び納入先200に送付された前記暗証鍵情報を暗証鍵として共に入力することをこの乗務員に要求することもできる。このように、到着ボタンの押下時に2つの前記暗証鍵情報を共に必要とすることから、前記配送制御部24は、セキュリティレベルの高い暗証鍵情報の認証を行うこととなり、荷物の盗難や不正行為に対する抑止力を高めることができる。
また、暗証鍵情報を2つに分割することから、1つの暗証鍵情報を盗難された場合でも荷物の施錠を解除できないこととなり、荷物配送におけるセキュリティレベルを一層向上させることができる。また、暗証鍵情報を様々な分割方法により2つに分割できることから、1つの暗証鍵情報から分割前の暗証鍵情報を推測することが困難なこととなり、荷物配送におけるセキュリティレベルを一層向上させることができる。
なお、以上の実施形態において、前記位置情報取得部12は、GPS12a及びジャイロセンサ12bを備えたが、緯度、経度及び高度を測定可能な装置であればこの形態に限定されない。前記位置情報取得部12は、高度を測定する形態として、例えば重力加速度を含む加速度を計測するGセンサーを使用することもできる。
Gセンサーを使用する場合には、前記位置情報取得部12は、Gセンサーに基づいて配送車100の任意の時刻における傾斜角、走行時間及びスピードに関する情報を取得することができる。演算制御部15aは、この取得情報に基づいて高度を求めることができる。Gセンサーは、ビルの2階及び地下においても位置測定できることから、ビルの2階及び地下のようなGPSによる位置測定ができない場所でも位置測定でき、位置測定の可能な範囲を拡大することとなり、任意の時刻における位置情報を漏れなく取得することができる。
なお、以上の実施形態の対象とする荷物配送は、現金等の貴重品の配送に限定されることはなく、広く貴重品以外の一般荷物の配送にも適用することができる。
[付記] 以上の実施例を含む実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)納入先へ荷物を施錠して配送する配送手段の配送状況を監視する配送監視手段と、当該配送監視手段の監視に基づいて当該配送状況を確認する配送確認手段を備える配送システムにおいて、前記配送確認手段が、納入先及び経路を少なくとも含む搬送情報を設定する搬送設定部を備え、前記配送監視手段が、設定された前記搬送情報を格納する搬送情報格納部と、前記配送手段の位置及び経路を取得する位置情報取得部と、前記搬送情報格納部及び前記位置情報取得部に基づいて前記配送手段の位置及び/又は経路の異常を検出する異常検出部と、当該異常検出手段に基づいて前記配送手段における走行速度及び/又は停止の駆動を制御する駆動制御部を備える配送システム。
(付記2)前記位置情報取得部が、前記配送手段の所定時刻の位置における緯度、経度及び高度を取得する付記1に記載の配送システム。
(付記3)前記配送確認手段が、前記配送手段の施錠を解除する暗証鍵情報を納入先に送付する暗証鍵送付部を備え、前記配送監視手段が、前記位置情報取得部及び前記搬送情報に基づいて納入先への到着を判断する到着判断部と、当該到着判断部で到着と判断された場合に納入先で暗証鍵情報が入力され、当該暗証鍵情報の妥当性を判断し、当該判断に基づいて前記配送手段の施錠解除を判断する施錠判断部を備える付記1又は付記2に記載の配送システム。
(付記4)前記暗証鍵情報送付部が、前記暗証鍵情報を納入側鍵情報及び配送側鍵情報に分割し、当該納入側鍵情報を納入先に割当てると共に、当該配送側鍵情報を前記配送手段に割当て送付し、前記施錠判断部が、納入先で前記納入側鍵情報及び前記配送側鍵情報に基づいて生成される暗証鍵情報に基づいて前記配送手段の施錠解除を判断する付記3に記載の配送システム。
(付記5)前記配送手段が、開閉可能なドアを備え、前記配送監視手段が、前記ドアの開閉状態を検知する開閉検知部を備え、前記異常検出部が、少なくとも前記開閉検知部の検知結果に基づいて前記配送手段の異常を検出する付記1ないし付記4に記載の配送システム。
(付記6)納入先へ荷物を施錠して配送する配送工程の配送状況を監視する配送監視工程と、当該配送監視工程の監視に基づいて当該配送状況を確認する配送確認工程を含む配送方法において、前記配送確認工程が、納入先及び経路を少なくとも含む搬送情報を設定する搬送設定工程を含み、前記配送監視工程が、設定された前記搬送情報を格納する搬送情報格納工程と、前記配送工程の位置及び経路を取得する位置情報取得工程と、前記搬送情報格納工程及び前記位置情報取得工程に基づいて前記配送工程の位置及び/又は経路の異常を検出する異常検出工程と、当該異常検出工程に基づいて前記配送工程における走行速度及び/又は停止の駆動を制御する駆動制御工程を含む配送方法。
(付記7)前記位置情報取得工程が、前記配送工程の所定時刻の位置における緯度、経度及び高度を取得する付記6に記載の配送方法。
(付記8)前記配送確認工程が、前記配送工程の施錠を解除する暗証鍵情報を納入先に送付する暗証鍵送付工程を含み、前記配送監視工程が、前記位置情報取得工程及び前記搬送情報に基づいて納入先への到着を判断する到着判断工程と、当該到着判断工程で到着と判断された場合に納入先で暗証鍵情報が入力され、当該暗証鍵情報の妥当性を判断し、当該判断に基づいて前記配送工程の施錠解除を判断する施錠判断工程を含む付記6又は付記7に記載の配送方法。
(付記9)前記暗証鍵情報送付工程が、前記暗証鍵情報を納入側鍵情報及び配送側鍵情報に分割し、当該納入側鍵情報を納入先に割当てると共に、当該配送側鍵情報を前記配送工程に割当て送付し、前記施錠判断工程が、納入先で前記納入側鍵情報及び前記配送側鍵情報に基づいて生成される暗証鍵情報に基づいて前記配送工程の施錠解除を判断する付記8に記載の配送方法。
(付記10)前記配送工程が、開閉可能なドアを備え、前記配送監視工程が、前記ドアの開閉状態を検知する開閉検知工程を備え、前記異常検出工程が、少なくとも前記開閉検知工程の検知結果に基づいて前記配送工程の異常を検出する付記6ないし付記9に記載の配送方法。
(付記11)納入先へ荷物を施錠して配送する配送手段の配送状況を監視する配送監視手段、当該配送監視手段の監視に基づいて当該配送状況を確認する配送確認手段としてコンピュータを機能させる配送プログラムにおいて、前記配送確認手段が、納入先及び経路を少なくとも含む搬送情報を設定する搬送設定部としてコンピュータを機能させ、前記配送監視手段が、設定された前記搬送情報を格納する搬送情報格納部と、前記配送手段の位置及び経路を取得する位置情報取得部と、前記搬送情報格納部及び前記位置情報取得部に基づいて前記配送手段の位置及び/又は経路の異常を検出する異常検出部と、当該異常検出手段に基づいて前記配送手段における走行速度及び/又は停止の駆動を制御する駆動制御部としてコンピュータを機能させる配送プログラム。
(付記12)前記位置情報取得部が、前記配送手段の所定時刻の位置における緯度、経度及び高度を取得する付記11に記載の配送プログラム。
(付記13)前記配送確認手段が、前記配送手段の施錠を解除する暗証鍵情報を納入先に送付する暗証鍵送付部を備え、前記配送監視手段が、前記位置情報取得部及び前記搬送情報に基づいて納入先への到着を判断する到着判断部と、当該到着判断部で到着と判断された場合に納入先で暗証鍵情報が入力され、当該暗証鍵情報の妥当性を判断し、当該判断に基づいて前記配送手段の施錠解除を判断する施錠判断部を備える付記12に記載の配送プログラム。
(付記14)前記暗証鍵情報送付部が、前記暗証鍵情報を納入側鍵情報及び配送側鍵情報に分割し、当該納入側鍵情報を納入先に割当てると共に、当該配送側鍵情報を前記配送手段に割当て送付し、前記施錠判断部が、納入先で前記納入側鍵情報及び前記配送側鍵情報に基づいて生成される暗証鍵情報に基づいて前記配送手段の施錠解除を判断する付記13に記載の配送プログラム。
(付記15)前記配送手段が、開閉可能なドアを備え、前記配送監視手段が、前記ドアの開閉状態を検知する開閉検知部を備え、前記異常検出部が、少なくとも前記開閉検知部の検知結果に基づいて前記配送手段の異常を検出する付記11ないし付記14に記載の配送プログラム。
本発明の第1の実施形態に係る配送システムの構成を示すブロック図 本発明の第1の実施形態に係る配送システムの車載制御部の構成を示すブロック図 本発明の第1の実施形態に係る配送システムのデータ例 本発明の第1の実施形態に係る配送システムの全体フローチャート 本発明の第1の実施形態に係る配送システムの配送車の出庫時のフローチャート 本発明の第1の実施形態に係る配送システムの配送車の移動中のフローチャート 本発明の第1の実施形態に係る配送システムの配送車のエンジン停止解除のフローチャート 本発明の第1の実施形態に係る配送システムの配送車の納入先到着時のフローチャート 本発明のその他の実施形態に係る配送システムの配送車の出庫時のフローチャート 本発明のその他の実施形態に係る配送システムの暗証鍵情報の分割例を示す説明図
符号の説明
10 車載監視機
11 配送情報格納部
11a 納入先情報
11b 通過情報
11c 停車情報
12 位置情報取得部
12a GPS
12b ジャイロセンサ
13 入力部
14 ドアセンサー部
15 車載制御部
15a 演算制御部
15b 異常検出部
15c 駆動制御部
15d 到着判断部
15e 施錠判断部
15f 送受信部
20 配送センター
21 配送設定部
22 記憶部
22a 納入先情報
22b 通過情報
22c 停車情報
23 暗証鍵送付部
24 配送制御部
25 送受信部
100 配送車
101 車載電子制御部
102 施錠部
103 ドア部
200 納入先

Claims (7)

  1. 納入先へ荷物を施錠して配送する配送手段の配送状況を監視する配送監視手段と、当該配送監視手段の監視に基づいて当該配送状況を確認する配送確認手段を備える配送システムにおいて、
    前記配送確認手段が、納入先及び経路を少なくとも含む搬送情報を設定する搬送設定部を備え、
    前記配送監視手段が、設定された前記搬送情報を格納する搬送情報格納部と、前記配送手段の位置及び経路を取得する位置情報取得部と、前記搬送情報格納部及び前記位置情報取得部に基づいて前記配送手段の位置及び/又は経路の異常を検出する異常検出部と、当該異常検出手段に基づいて前記配送手段における走行速度及び/又は停止の駆動を制御する駆動制御部を備える配送システム。
  2. 請求項1に記載の配送システムにおいて、
    前記位置情報取得部が、前記配送手段の所定時刻の位置における緯度、経度及び高度を取得する配送システム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の配送システムにおいて、
    前記配送確認手段が、前記配送手段の施錠を解除する暗証鍵情報を納入先に送付する暗証鍵送付部を備え、
    前記配送監視手段が、前記位置情報取得部及び前記搬送情報に基づいて納入先への到着を判断する到着判断部と、当該到着判断部で到着と判断された場合に納入先で暗証鍵情報が入力され、当該暗証鍵情報の妥当性を判断し、当該判断に基づいて前記配送手段の施錠解除を判断する施錠判断部を備える配送システム。
  4. 請求項3に記載の配送システムにおいて、
    前記暗証鍵情報送付部が、前記暗証鍵情報を納入側鍵情報及び配送側鍵情報に分割し、当該納入側鍵情報を納入先に割当てると共に、当該配送側鍵情報を前記配送手段に割当て送付し、
    前記施錠判断部が、納入先で前記納入側鍵情報及び前記配送側鍵情報に基づいて生成される暗証鍵情報に基づいて前記配送手段の施錠解除を判断する配送システム。
  5. 請求項1ないし請求項4に記載の配送システムにおいて、
    前記配送手段が、開閉可能なドアを備え、
    前記配送監視手段が、前記ドアの開閉状態を検知する開閉検知部を備え、
    前記異常検出部が、少なくとも前記開閉検知部の検知結果に基づいて前記配送手段の異常を検出する配送システム。
  6. 納入先へ荷物を施錠して配送する配送工程の配送状況を監視する配送監視工程と、当該配送監視工程の監視に基づいて当該配送状況を確認する配送確認工程を含む配送方法において、
    前記配送確認工程が、納入先及び経路を少なくとも含む搬送情報を設定する搬送設定工程を含み、
    前記配送監視工程が、設定された前記搬送情報を格納する搬送情報格納工程と、前記配送工程の位置及び経路を取得する位置情報取得工程と、前記搬送情報格納工程及び前記位置情報取得工程に基づいて前記配送工程の位置及び/又は経路の異常を検出する異常検出工程と、当該異常検出工程に基づいて前記配送工程における走行速度及び/又は停止の駆動を制御する駆動制御工程を含む配送方法。
  7. 納入先へ荷物を施錠して配送する配送手段の配送状況を監視する配送監視手段、当該配送監視手段の監視に基づいて当該配送状況を確認する配送確認手段としてコンピュータを機能させる配送プログラムにおいて、
    前記配送確認手段が、納入先及び経路を少なくとも含む搬送情報を設定する搬送設定部としてコンピュータを機能させ、
    前記配送監視手段が、設定された前記搬送情報を格納する搬送情報格納部と、前記配送手段の位置及び経路を取得する位置情報取得部と、前記搬送情報格納部及び前記位置情報取得部に基づいて前記配送手段の位置及び/又は経路の異常を検出する異常検出部と、当該異常検出手段に基づいて前記配送手段における走行速度及び/又は停止の駆動を制御する駆動制御部としてコンピュータを機能させる配送プログラム。
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