JP2009269234A - 成形加工用樹脂被覆アルミニウム板およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】成形性能、接着性能を向上させ、アルカリ脱脂浴中での脱塗膜性能を確保し、スラッジ生成の低減効果を持たせることができるアルミニウム塗膜材の提供。
【解決手段】特定の群から選ばれる1種又は2種以上からなる水溶性かつアルカリ可溶性の樹脂と、d-酒石酸、クエン酸、リンゴ酸、グリコール酸、グルコン酸及びヘプトグルコン酸並びにそれらのアルカリ金属塩から選ばれる少なくとも1種以上のキレート剤Aと、EDTA、DTPA、HEDP、EDTMP、NTA及びHEDTA並びにそれらのアルカリ金属塩から選ばれる1種以上のキレート剤Bと、ワックスとから成り、各成分が均一に分散した被膜であって、樹脂成分:キレート剤(すなわち、キレート剤A+キレート剤B)の量の比率が90:10〜99.9:0.1で、樹脂+キレート剤(キレート剤A+キレート剤B)の総量に対するワックス成分量の比率が2〜15%であるような塗膜。
【選択図】なし

Description

本発明は、アルカリ脱脂浴におけるスラッジ生成の低減効果を持った、優れた成形加工性を有する樹脂被覆金属板に関するもので、特に高速連続プレス加工において、加工性、耐かじり性、塗膜密着性に優れており、缶エンド材、缶ボディ材、電気電子機器部材、自動車用ボディ材や建材などで使用される樹脂被覆金属板に関するものである。
アルミニウム板及びアルミニウム合金板(以下、総称してアルミニウム板という)は、耐食性が良好で軽量であることから、飲料缶材料、建材、電機及び電子部品を含む家電材並びに自動車材等の用途に広く適用されている。アルミニウム板を前記用途に適用する場合は、通常、アルミニウム板を所定の形状にプレス成形して適用する。アルミニウム板のプレス成形は、プレス機に枚葉状のシートを1枚ずつ供給して行う方法と、プレス機にコイル状のアルミニウム板を連続的に供給して行う方法とがあり、後者は生産性が優れた製造方法として前記用途の事業分野において広く採用されている。また、前記用途のアルミニウム板は、耐食性のより一層の向上、外観の向上及びキズ付きの防止等を目的として、表面に塗料が塗布されて使用されることが多い。
また、圧延時にアルミニウム板やアルミニウム合金板表面に油やカーボン等の焼き付いた汚れが付着している場合が多い。生産ラインでは、生産性を上げるため150〜250m/秒といった高速なラインスピードでアルミニウムやその合金の表面を洗浄し、洗浄後は表面処理や塗装を連続で行っている。生産ラインにおける洗浄工程は、後の表面処理、塗装工程に適した表面状態を作ることを目的としており、処理時間2〜5秒程度の極めて短時間で、先に述べた汚れを洗浄し、且つ均一な表面を与える必要がある。
しかし、上述の従来技術により製造されたアルミニウム塗装板を適用すると潤滑性が不足するため、強い加工を受ける部分、金型に対する塗膜の焼付きや塗膜剥離などの、いわゆるカジリ現象を生じることがある。これは、プレス成形品の商品価値を著しく低減するため、その抑止が求められる。
さらに、アルミニウムやその合金の洗浄により、アルミニウムイオンが処理液中に溶出する。薬品を建浴した時点ではアルミニウムイオンは含有していないものの、洗浄を行う事によってエッチングにより徐々にアルミニウムイオン濃度は上昇する。従って、アルミニウムイオンが混入した場合とそうでない場合とで、いずれも高いエッチング力を維持する必要がある。同時にアルミニウムの溶解とともにアルミニウムの合金成分である鉄を主成分とした黒色系のスラッジが処理液中に沈殿、若しくは浮遊する。このスラッジは被洗浄物に付着するなど後の表面処理、塗装に悪影響を及ぼすとともに、加温用のヒーター等に付着しメンテナンス性を低下させる。従って、アルミニウムイオンの許容量が高く、発生するスラッジ濃度を低く抑える方法が求められてきた。
このような不具合を低減する方法として、成形性能向上方法として塗膜の表面にアウターワックスと呼ばれる潤滑成分をロールコーターまたは静電塗布等の方法により設ける処理が提案されている。特許文献1では塗膜等の表面処理被膜上に融点以上のパラフィンワックスを塗布する方法が,また特許文献2ではクロメート処理後ウレタン、エステル、エポキシ系樹脂にシリカゾル5〜30%、ワックスが5〜20%含有有機組成物を塗布して、1〜10g/m2の被膜を形成させる方法が提案されている。しかし、これらの方法では成形性能は確保されるが、接着性能及び耐アルカリ脱脂での脱膜が不十分となり、その後の塗装外観不良を起こす欠点がある。
また、スラッジ濃度を低減する方法として、特許文献2では亜鉛系めっき層を有する鋼板の表面にキレート剤を含有した樹脂とワックスから成る表面処理被膜層を形成する方法が提案されている。しかし、この方法では表面処理被膜層は、亜鉛めっき鋼板の耐食性向上に寄与することが主体となっており、アルミニウム金属板には適用できない欠点がある。
特開平06-254490号公報 特開平06-055137号公報 特開2006-283082号公報
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、ワックスとアルカリ可溶性樹脂の組み合わせにより、成形性能、接着性能を向上させ、アルカリ脱脂浴中での脱塗膜性能を確保し、塗膜に含有されたキレート剤によるスラッジ生成の低減効果を持ちつつ、その後の化成、塗装処理を現行処理と同等性能に維持することができる、アルミニウム塗膜材を提供しようとするものである。
すなわち、本発明の請求項1は、ウレタン樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂の1種又は2種以上からなる水溶性かつアルカリ可溶性の樹脂と、d-酒石酸、クエン酸、リンゴ酸、グリコール酸、グルコン酸及びヘプトグルコン酸並びにそれらのアルカリ金属塩から選ばれる少なくとも1種以上のキレート剤Aと、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、ジエチレントリアミン五酢酸(DTPA)、ヒドロキシエチリデンジホスホン酸(HEDP)、N,N,N',N'−テトラキス(ホスホノメチル) エチレンジアミン(EDTMP)、ニトリロ三酢酸(NTA)及びヒドロキシエチルエチレンジアミン四酢酸(HEDTA)並びにそれらのアルカリ金属塩から選ばれる少なくとも1種以上のキレート剤Bと、ワックスとから成り、各成分が均一に分散した被膜であって、樹脂成分:キレート剤(すなわち、キレート剤A+キレート剤B)の量の比率が90:10〜99.9:0.1で、樹脂+キレート剤(すなわち、キレート剤A+キレート剤B)の総量に対するワックス成分量の比率が2〜15%であるような塗膜を設けたことを特徴とする、接着性及び成形性に優れた樹脂被覆アルミニウム板である。
また、請求項2においては、請求項1において潤滑用ワックス量が0.03〜0.12g/m2、且つ乾燥塗膜量が0.20〜1.5g/m2であることを規定する。
さらに、請求項3では、アルカリ脱脂処理後に、乾燥塗膜が請求項1の組成になる塗料を、乾燥塗膜量で0.20〜1.5g/m2の範囲に、板表面にロールコーター法により塗布することを特徴とする、接着性及び成形性に優れた樹脂被覆アルミニウム板の製造方法を規定する。
本発明の水溶性且つ耐アルカリ脱膜性有機樹脂とキレート剤の複合塗料にポリエチレンワックスを添加して、成形性、接着性、耐アルカリ脱膜性及び脱脂浴中でのスラッジ生成の低減効果に優れた樹脂被覆アルミニウム板が得られる。
以下、本発明の作用効果について説明する。
本発明に用いるアルミニウム板は特に限定されるものではないが、JIS A1100等の純アルミ系合金板、JIS A3004等のAl-Mn系合金板、JIS A5182等のAl-Mg系合金板、JIS A6063等のAl-Mg-Si系合金板等を用いることができる。
アルミニウム材表面に設ける塗膜は水溶性かつアルカリ可溶性(=アルカリ性溶液で除去される)高分子樹脂と、酒石酸、クエン酸、リンゴ酸、グリコール酸、グルコン酸の
及びヘプトグルコン酸とEDTA、DTPA、HEDP、EDTMP、NTA、HEDTA等のキレート剤及びポリエチレンワックス、カルナウバ、ラノリン、クルスタリン、等の潤滑成分が均一に分散したものである。
本発明により、水溶性且つアルカリ可溶性樹脂としてウレタン樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂の1種または2種以上から成る樹脂成分を90%〜99.9%、キレート剤成分を10%〜0.1%含み、ワックス成分を樹脂+キレート剤量に対して2%〜15%含む塗料をアルミニウム板上に塗布及び乾燥し、塗膜ワックス量が0.03g/m2〜0.12g/m2、総塗膜量が0.20g/m2〜1.5g/m2であるような潤滑性被膜を設けることにより成形性、接着性、アルカリ液での塗膜除去性に優れたアルミニウム塗装板を得ることができる。
本発明の水溶性用かつアルカリ可溶性樹脂成分とキレート剤(キレート剤A+キレート剤B)の混合割合は、樹脂成分とキレート剤の比率が90:10〜99.9:0.1である。キレート剤の含有量が0.1%未満であると、安定なキレート化合物の生成が不十分であり、スラッジ発生量が多くなる。10%を超えてもスラッジ発生の抑制効果は向上せずコストアップ要因になる。キレート剤種は酒石酸、クエン酸、リンゴ酸、グリコール酸、グルコン酸及びヘプトグルコン酸並びにそれらのアルカリ金属塩から選ばれる少なくとも1種以上(キレート剤Aと呼ぶ)とエチレンジアミン四酢酸(EDTA)、ジエチレントリアミン五酢酸(DTPA)、ヒドロキシエチリデンジホスホン酸(HEDP)、N,N,N',N'−テトラキス(ホスホノメチル) エチレンジアミン(EDTMP)、ニトリロ三酢酸(NTA)及びヒドロキシエチルエチレンジアミン四酢酸(HEDTA)並びにそれらのアルカリ金属塩から選ばれる少なくとも1種以上(キレート剤Bと呼ぶ)を含有し、キレート剤Aとキレート剤Bとの2種のキレート剤種のうち、1種は好ましくは0.001%以上含まれる。これらキレート化合物のうち、酒石酸、クエン酸、リンゴ酸、グリコール酸、グルコン酸及びヘプトグルコン酸並びにそれらのアルカリ金属塩から成る群(キレート剤A)は、水酸化アルミニウムの脱脂浴中への溶出による析出を防ぎ、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、ジエチレントリアミン五酢酸(DTPA)、ヒドロキシエチリデンジホスホン酸(HEDP)、N,N,N',N'−テトラキス(ホスホノメチル) エチレンジアミン(EDTMP)、ニトリロ三酢酸(NTA)及びヒドロキシエチルエチレンジアミン四酢酸(HEDTA)並びにそれらのアルカリ金属塩から成る群(キレート剤B)は、脱脂浴中に溶存するアルミニウムイオンとキレート化合物を形成し、吸着除去する機能を持つため、これら2つの群から成るキレート剤種を有することは、脱脂浴中のスラッジ低減能力アップに繋がる。
また、ワックス量が0.03g/m2以下では十分な成形性が確保されず、塗膜中のワックス量が0.12g/m2を超えると成形性はそれ以上向上しないばかりか、接着性能が低下する。
さらに、塗膜量が0.20g/m2以下では、金型とアルミ面が接触しやすくなる結果、座屈やカジリといった成形不良が発生する。また、1.5g/m2を超えると成形性能がそれ以上向上しないばかりかコストアップ要因となるので好ましくない。
本発明に係る被膜の形成方法は特に規定するものではなく、ロールコーター法、ロールスクイズ法、ケミコーター法、浸漬法、スプレー法等を用いることができる。これらの方法のうち塗膜の均一性に優れ、生産性が良好なロールコーター法が好ましい。ロールコーター法としては、塗布量管理が容易なグラビアロール方式や、厚塗りに適したナチュラルコート方式や、塗布面に美的外観を付与するのに適したリバースコート方式等を採用することができる。乾燥は熱風炉、赤外炉、誘導加熱炉などにより行うことができるが、電気ヒーター,燃焼ガス等により間接的に加熱した空気等を用いる熱風炉が好ましい。
最終熱処理を行ったJIS A5182−0(0.8mm厚さ)を用いて塗装前処理はアルカリ脱脂(EC-371:60℃×5sec浸漬日本ペイント製)→水洗(RT×15sec スプレー圧1.5kg/cm2)→酸洗(10wt%H2SO4:30℃×5sec浸漬)→水洗(RT×15sec スプレー圧1.5kg/cm2)→純水先→熱風乾燥の工程で処理した材料を供試材とした。
この供試材を用いて、水溶性かつアルカリ可溶性のウレタン樹脂に、キレート剤Aとしての(1)グルコン酸ナトリウム、(2)d-酒石酸、(3)クエン酸ナトリウム、キレート剤Bとしての(4)EDTA、(5)DTPAの混合割合を変えた塗料を作製して、融点105℃のポリエチレンワックスを固形分比で0.01%〜20%含有させた塗料をロールコーターにて塗布し、PMT 115℃、在炉時間 30secで樹脂被膜層の乾燥を行い、試験片とした。
性能評価試験方法としては下記の方法で評価した。
1)成形性(絞り性)
市販の潤滑油(油研工業製RP-75N)を0.5g/m2塗油後、ポンチ径50mmφ、肩R5mmRの金型にて、BHF600N、成形速度5mm/sで深絞り成形 を行い、限界絞り比(L.D.R.)を求めた。
○ :LDR 2.1以上 合格
△ :LDR 1.9〜2.0 不合格
× :LDR 1.89以下 不合格
2)成形性(カジリ性)
市販の潤滑油(油研工業製RP-75N)を0.5g/m2塗油後、試験荷重=500gf,摺動速度=0.6mm/s,鋼球直径=3/16インチ でのバウデン式磨耗試験器にて、50往復目の動摩擦係数(μ)を測定した。
○ :μ 0.1以下 合格
△ :μ 0.1以上 不合格
× :50往復未満で、かじり発生 不合格
3)耐接着性能
試験片を1mm×25mm×150mmLに切断し、市販の潤滑油(油研工業製RP-75N)を浸漬塗油後1日室温放置した後、構造用接着剤(サンスター製#1086)で接着面積25mm×10mmL、接着剤厚さ0.2mm、180℃×20minの加熱処理を施した後、25mm/minの引っ張り速度でせん断強さを測定した。
◎:せん断強さ 19MPa以上 合格
○:せん断強さ 17.0〜18.9MPa 合格
×:せん断強さ 16.9MPa以下 不合格
4)耐アルカリ脱脂脱膜性
市販の潤滑油(油研工業製RP-75N)を0.5g/m2塗油後、市販のアルカリ脱脂剤(日本パーカライジング製FC-E3003、pH=11にCO2で調整)40℃×2min浸漬後水洗30sec後の水濡れ面積で評価
◎ 水濡れ面積 100% 合格
○ 水濡れ面積 90〜99% 合格
× 水濡れ面積 90%以下 不合格
5)スラッジ発生量
アルカリ脱脂浴にJISA5182−0(0.8mm厚さ)を10g/L溶かし、脱脂浴中のスラッジをろ過し、スラッジの乾燥質量を測定し、脱脂浴1Lあたりに換算した。
◎ 40mg/L未満
○ 40mg/L以上50mg/L未満
× 50mg/L以上
結果を表1に示す。
Figure 2009269234
表1において、1〜10は混合塗料割合及びポリエチレンワックス量、塗膜量、塗膜中のワックス量が請求範囲以内であるため、成形性能、接着性能、耐アルカリ脱膜性能、脱脂浴中でのスラッジ発生抑制効果の全てを満足している。比較例11はキレート剤量が少な過ぎる為、スラッジ発生抑制効果を満足しない。比較例12は樹脂被膜のみの為、スラッジ発生抑制効果を満足しない。比較例13はキレート剤量が多すぎる為、成形性能を満足しない。比較例14はポリエチレンワックス量が少ない為成形性能を満足しない。比較例15は塗膜中ワックス量が多すぎる為、接着性能を満足しない。比較例16は樹脂がない為、成形性能が劣る。
実施例1と同様の塗装前処理行い、水溶性、アルカリ可溶性アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂にグルコン酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、EDTAの混合割合を変化させた塗料を作製し、融点105℃のポリエチレンワックスを固形分比で0.01%〜20%含有させた塗料をロールコーターにて塗布し、PMT 120℃、在炉時間 30secで樹脂被膜層の乾燥を行い、試験片とした。
性能評価は実施例1と同様に評価した。結果を表2に示す。
Figure 2009269234
表2において、17〜30は混合塗料割合及びポリエチレンワックス量、塗膜量、塗膜中のワックス量が請求範囲内であるため、成形性能、接着性能、耐アルカリ脱膜性能、スラッジ発生抑制効果の全てを満足している。比較例31, 32はキレート剤量が多すぎる為、成形性能を満足しない。比較例33, 34はポリエチレンワックス量、塗膜中のワックス量が少ない為成形性能を満足しない。比較例35, 36は塗膜中ワックス量が多すぎる為、接着性能が満足しない。

Claims (3)

  1. ウレタン樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂の1種又は2種以上からなる水溶性かつアルカリ可溶性の樹脂と、d-酒石酸、クエン酸、リンゴ酸、グリコール酸、グルコン酸及びヘプトグルコン酸並びにそれらのアルカリ金属塩から選ばれる少なくとも1種以上のキレート剤Aと、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、ジエチレントリアミン五酢酸(DTPA)、ヒドロキシエチリデンジホスホン酸(HEDP)、N,N,N',N'−テトラキス(ホスホノメチル) エチレンジアミン(EDTMP)、ニトリロ三酢酸(NTA)及びヒドロキシエチルエチレンジアミン四酢酸(HEDTA)並びにそれらのアルカリ金属塩から選ばれる少なくとも1種以上のキレート剤Bと、ワックスとから成り、各成分が均一に分散した被膜であって、樹脂成分:キレート剤(すなわち、キレート剤A+キレート剤B)の量の比率が90:10〜99.9:0.1で、樹脂+キレート剤(すなわち、キレート剤A+キレート剤B)の総量に対するワックス成分量の比率が2〜15%であるような塗膜を設けたことを特徴とする、接着性及び成形性に優れた樹脂被覆アルミニウム板。
  2. 潤滑用ワックス量が0.03〜0.12g/m2、且つ乾燥塗膜量が0.20〜1.5g/m2であることを特徴とする、請求項1に記載の接着性及び成形性に優れた樹脂被覆アルミニウム板。
  3. アルカリ脱脂処理後に、乾燥塗膜が請求項1の組成になる塗料を、乾燥塗膜量で0.20〜1.5g/m2の範囲に、板表面にロールコーター法により塗布することを特徴とする、接着性及び成形性に優れた樹脂被覆アルミニウム板の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102965662A (zh) * 2012-10-22 2013-03-13 大连碧城环保科技有限公司 环保磷化液降渣剂

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