JP2009268098A - モバイル直交周波数分割多元接続ネットワークにおける自動利得制御方法及び装置 - Google Patents

モバイル直交周波数分割多元接続ネットワークにおける自動利得制御方法及び装置 Download PDF

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Abstract

【課題】高速かつ高ダイナミックレンジのアナログ・デジタルコンバータは、コストが高くなり、RFフロントエンドでのアナログパワー利得が低くなり、そのため信号が弱い場合の性能が悪くなる。
【解決手段】モバイル直交周波数分割多元接続(OFDMA)ネットワークにおいてアップリンク信号を受信する段階と、前記受信したアップリンク信号をアナログベースバンド信号に変換する段階と、前記受信したアップリンク信号の信号強度を測定し、前記受信したアップリンク信号のアップリンクサブフレーム中のアップリンクゾーン中の最初のシンボルのサイクリックプレフィックスの平均パワーを、前記測定した信号強度に基づき計算する段階と、前記サイクリックプレフィックスの間に前記計算した平均パワーに応じて前記アナログベースバンド信号のパワーレベルを調節する段階と、を含む方法である。
【選択図】図3

Description

本発明は、モバイル直交周波数分割多元接続ネットワークにおける自動利得制御方法及び装置に関する。
無線通信ネットワークはますます多く使われるように成っている。無線通信ネットワークは一般的に基地局を含み、この基地局がその周辺にあるセルエリア(cell area)をサービスする。移動局(携帯電話等)は、基地局のサービスエリア内にいる時、その基地局と通信することができる。
しかし、無線通信ネットワークにおいては、送受信アンテナ間のビルその他の障害物により妨害されて、シャドウイング(shadowing)等の効果により、サービスエリア内であっても基地局との通信ができないデッドゾーンが生じる。この問題を解決するため、直交周波数分割多元接続(OFDMA)ネットワーク(例えば、IEEE802.16標準に基づくネットワーク等)では、ネットワーク内で動作している移動局と基地局との間で仲介者(intermediaries)として機能し、伝送能力を強化する中継局を利用する。このように、セルサービスエリア内の基地局に直接接続できない移動局は、基地局との直接リンク(場合によっては間接リンク)を有する中継局と最初に通信して、基地局に間接的に接続することができる。
IEEE802.16j標準はIEEE802.16の標準体系(suite of standards)に新しく付け加えられたものであり、現在策定作業中であり、IEEE802.16eモバイルネットワークにおいて動作する中継局の振る舞いを司る。この標準はモバイル中継システム(MRS)と呼ばれることも多い。IEEE802.16e/j標準に準拠したシステムは一般にWiMAXシステムと呼ばれる。
IEEE802.16eシステムはデータの搬送にスケーラブルOFDMAを用いる。スケーラブルOFDMAは、1.25MHzと28MHzの間のチャネル帯域幅と2048サブキャリアまでをサポートする。IEEE802.16eシステムは、適応的なMCS(modulation and coding schemes)をサポートする。チャネル状態が良いとき、効率が高い64または16QAM(Quadrature Amplitude Modulation)符号化方式を用い、チャネル状態が悪いとき、基地局と移動局との間ではよりロバストなQPSK(Quadrature Phase-Shift Keying)符号化方式を用いる。
IEEE802.16e/jシステムの場合、異なるMCSが使われるため、及び基地局−移動局間及び中継局−移動局間の距離が異なるために、基地局(または中継局)で受信するアップリンク信号レベルは大きく変動する。IEEE802.16e標準によると、基地局は−45dBmの最大オンチャネル信号(maximum on-channel signal)を復号でき、−10dBmの最大信号を損失無しに許容しなければならない。一方、基地局は、帯域幅3.5MHzでCTC−QPSK1/2(繰り返し6)の場合に、感度レベルの少し上の弱い信号(例えば−100dBm)を復号できなければならない。
[関連出願との相互参照]
本出願は、以下の仮出願の優先権を主張するものである:第61/047,601号(出願日2008年4月24日、発明の名称「WiMAXシステムにおけるアップリンク受信器のためのゾーンベースの自動利得制御(AGC)方式」、発明者Changqin Huo and Dorin Viorel、代理人整理番号第1974/1024P)、及び第61/047,885号(出願日2008年4月25日、発明の名称「WiMAXシステムにおけるアップリンク受信器のためのゾーン/スロットベースの自動利得制御(AGC)方式」、発明者Changqin Huo and Dorin Viorel、代理人整理番号第1974/1025P)。これらの仮出願はここに参照援用する。
55dB以上の信号ダイナミックレンジをサポートするために、高速かつ高ダイナミックレンジのアナログ・デジタルコンバータ(ADC)を使うことが、可能性のある解決策として提案されている。しかし、この解決策ではコストが高くなるが、性能は良くならない。高速かつ高ダイナミックレンジのアナログ・デジタルコンバータは、コストが高くなり、(信号が強い場合にADCの飽和を回避するために)RFフロントエンドでのアナログパワー利得が低くなり、そのため信号が弱い場合の性能が悪くなる。
一実施形態による方法は、モバイル直交周波数分割多元接続(OFDMA)ネットワークにおいてアップリンク信号を受信する段階と、前記受信したアップリンク信号をアナログベースバンド信号に変換する段階とを含む。前記方法は、さらに、前記受信したアップリンク信号の信号強度を測定し、前記受信したアップリンク信号のアップリンクサブフレーム中のアップリンクゾーン中の最初のシンボルのサイクリックプレフィックスの平均パワーを、前記測定した信号強度に基づき計算する段階を含む。最後に該方法は、前記サイクリックプレフィックスの間に前記計算した平均パワーに応じて前記アナログベースバンド信号のパワーレベルを調節する段階を含む。
他の一実施形態による方法は、モバイル直交周波数分割多元接続(OFDMA)ネットワークにおいてアップリンク信号を受信する段階と、前記受信したアップリンク信号をアナログベースバンド信号に変換する段階とを含む。前記方法は、さらに、前記受信したアップリンク信号の信号強度を測定し、カレントスロットが前記受信したアップリンク信号のアップリンクサブフレーム中のアップリンクゾーンの最初のアップリンクスロットであるとき、前記最初のアップリンクスロットの最初のサイクリックプレフィックスの平均パワーを計算し、カレントスロットが前記受信したアップリンク信号のアップリンクサブフレーム中のアップリンクゾーンの最初のアップリンクスロットでないとき、前記アップリンクゾーン中の先行するスロットすべての平均パワーを計算する段階を含む。最後に該方法は、前記カレントスロットの前記サイクリックプレフィックスの間に前記計算した平均パワーに応じて前記アナログベースバンド信号のパワーレベルを調節する段階とを含む。
他の一実施形態による装置は、モバイル直交周波数分割多元接続(OFDMA)ネットワークで動作する装置であって、アップリンク信号を受信するアンテナと、前記受信したアップリンク信号をアナログベースバンド信号に変換するアナログブロックを含む。前記装置は、さらに、前記受信したアップリンク信号のアップリンクサブフレーム中のアップリンクゾーン中の最初のスロットの最初のサイクリックプレフィックス、または前記アップリンクゾーン中の最初のスロット及び前記アップリンクゾーン中に先行するアップリンクスロットがあれば前記先行するアップリンクスロットの最初のサイクリックプレフィックスのいずれかの間に受信したアップリンク信号の信号強度を測定して、デジタル受信信号強度を出力する受信信号強度部を含む。また、前記装置は、前記受信アップリンク信号のアップリンクサブフレーム中のアップリンクゾーン中の最初のシンボルのサイクリックプレフィックス、または前記アップリンクゾーンの各アップリンクスロットの最初のサイクリックプレフィックスのいずれかの間に前記受信信号強度に応じてアナログベースバンド信号のパワーレベルを調節する自動利得制御器を含む。
他の一実施形態による装置は、モバイル直交周波数分割多元接続(OFDMA)ネットワークで動作する装置であって、アップリンク信号を受信するアンテナと、前記受信したアップリンク信号をアナログベースバンド信号に変換するアナログブロックを含む。前記装置は、さらに、前記受信したアップリンク信号の信号強度を測定してアナログ受信信号強度を出力する受信信号強度部を含む。また、前記装置は、前記アナログ受信信号強度をデジタル化するアナログ・デジタルコンバータと、前記受信アップリンク信号のアップリンクサブフレーム中のアップリンクゾーン中の最初のサイクリックプレフィックス、または前記受信アップリンク信号のアップリンクサブフレーム中のアップリンクゾーンの各アップリンクスロットの最初のサイクリックプレフィックスのいずれかの間に前記デジタル化された受信信号強度に応じてアナログベースバンド信号のパワーレベルを調節する自動利得制御器を含む。
本発明の上記の実施形態は単なる例であり、本発明のすべての実施形態はこれらの例には限定されない。
本発明のその他の有利性は、一部は以下の説明に記載してあり、一部はその説明から自明であり、一部は本発明の実施により分かるであろう。
本発明のこれらの特徴と利点は、添付した図面を参照して以下の好ましい実施形態の説明を読めば明らかとなるであろう。
OFDMAネットワークにおける信号のフレーム構成例を示す図である。 OFDMAネットワークにおける信号のフレーム構成例を示す図である。 一実施形態による、自動利得制御方法を実施する受信器を示す図である。 一実施形態による、自動利得制御方法を実施する受信器を示す図である。 一実施形態による、自動利得制御方法を示すグラフである。 一実施形態による、自動利得制御方法を示すグラフである。 一実施形態によるサイクリックプレフィックスを示す図である。
22 アナログブロック
24 アンテナ
26 バンドパスフィルタ
28 低雑音増幅器
30 ローカルオシレータ
32 デジタルベースバンドブロック
34、36 増幅器
38 受信信号強度部
40 制御論理部
42 イネーブルパルス
46、48 アナログ・デジタルコンバータ
52 アナログブロック
54 アンテナ
56 バンドパスフィルタ
58 低雑音増幅器
60 ローカルオシレータ
62 アナログ・デジタルコンバータ
64、66 増幅器
68 受信信号強度部
70 制御論理部
72 イネーブルパルス
76 制御ブロック
本発明の好ましい実施形態を詳細に参照する。これらの好ましい実施形態の例は添付した図面に示した。同じ要素には図面を通して同じ参照数字を付した。
図1は、直交周波数分割多元接続(OFDMA)ネットワークにおける信号のフレーム構成例を示す図である。例えば、OFDMAネットワークは、例えばIEEE802.16標準に準拠したモバイルOFDMAネットワークである。しかし、様々な実施形態は、IEEE802.16標準に基づくモバイルOFDMAネットワークに限定されず、いかなるタイプのOFDMAネットワークであってもよい。
OFDMAシステムでは、送信はシンボル単位で行われる。アップリンクサブフレームにおいては、送信時間は、基地局または中継局によるOFDMシンボル受信ウィンドウの開始時と終了時で示される。この受信ウィンドウには、送信器(スレーブ局)により送信された、OFDMシンボルに対応するすべての信号が含まれ、受信器(マスター局)でサンプリングされる。
実施形態では、自動利得制御(AGC)方式により、デジタルベースバンドの信号処理に影響を与えないで、モバイルOFDMAネットワークにおける受信器(例えば、基地局または中継局に関連する受信器)のアンテナポートからアナログ・デジタルコンバータ(ADC)入力までのアナログ信号チェーンのパワー利得を自動的に調節する。図1を参照するに、かかる方式により、各アップリンクゾーンの第1のサイクリックプレフィックス(CP)10の平均パワーを用いる。アップリンクゾーンである第1のアップリンクゾーン12及び第2のアップリンクゾーン14は、受信器がモバイルOFDMAネットワークにおける共通セル内で動作するマスター局からアップリンク信号を受信できる時間を表す。
IEEE802.16e標準では、アップリンクサブチャンネルアロケーションは時間優先(time-first manner)で行われる。より具体的には、サブチャンネルは、最初に利用可能なシンボルの最初に利用可能なサブチャンネルにおけるバーストにアロケート(allocate)され、OFDMAシンボルインデックスが大きくなるように連続的にアロケートされる。第1のアップリンクゾーン12の端に来たら、サブチャネルは、次のサブチャネルで利用可能な数字が最も低いOFDMシンボルからアロケートされる。このように、各アップリンクゾーンの最初のシンボルの平均パワーはそのアップリンクゾーンの平均パワーと近くなる。さらにまた、各シンボルのCPは、実際には、IEEE802.16e/jシステムの有用シンボルの後部と同じである。それゆえ、様々な実施形態では、ADCの入力における信号レベルを許容範囲内にするようアナログチェインのパワー利得を調節するために、CP10の平均パワーを用いてアップリンクゾーン12全体の平均パワーを表すより具体的には、様々な実施形態では、基地局及び中継局の受信器のダイナミックレンジを63dBより広くする。
一実施形態では、小さなレベルでは、カレントゾーン(current zone)の前のスロットの平均レベルを用いて、スロットベースのAGC方式のAGC性能をさらに改善できる。IEEE802.16e/jシステムにおいて、アップリングサブフレーム中のスロット16は、一般的に3つのOFDMシンボルにより構成される。このように、高速フェージングチャネルにおけるAGC性能を改善するために、ADCの入力における信号レベルがADCの許容範囲内になるようにアナログチェインのパワー利得を調整するために、カレントゾーンの前のスロットの推定平均パワーをさらに用いる。もちろん、ADCによって許容範囲は異なり、実施形態は特定のADCに限定されるものではない。
もちろん、モバイルOFDMAネットワークには、アップリンクサブチャンネルアロケーションにおいて、時間優先アロケーションルールに従わない制御領域(レンジング領域や高速フィードバック領域など)がある。しかし、これらの領域のインパクトは、それぞれの基地局や中継局による、関係のあるアップリンクゾーンにおけるこれらの領域の適切なスケジューリングにより、緩和することができる。図1に示した制御領域のアロケーション例(制御領域18)は、可能性のある解の1つである。もちろん、図2に示したように、制御領域20がスタンドアロンエリアとしてスケジュールされれば、そのスタンドアロンエリアを特殊な「ゾーン」として取り扱うことができる。この場合、ゾーンの残りには、他のAGCサイクルが必要である。この場合の解決策は、このエリアで受信したターゲットパワーにより固定アナログブロック利得を設定することでえある。
図3において、一実施形態によるAGC方式を実施する受信器(基地局または中継局等と結合したもの)のアーキテクチャを示した。図3では、受信器のアナログブロック22に接続されたアンテナ24でアップリンク信号を受信する。バンドパスフィルタ(BPF)26を利用して、受信したアップリンク信号の不要な帯域外ノイズを低下させる。そして、低雑音アンプ(LNA)28により受信アップリンク信号を増幅して、アナログチェインの雑音指数(noise figure)を制御する。RFチップの技術によっては、LNA28の利得は複数の利得から選択可能とすることもできる。ローカルオシレータ(LO)30は、無線周波数(RF)信号をベースバンド信号または中間周波数(IF)信号にダウンコンバートするローカルキャリアトーン(local carrier tone)を供給する。アナログ・デジタルコンバータ(ADC)46、48は、アナログ信号をデジタル信号に変換する。
可変利得増幅器法を用いて一実施形態によるAGC方式を実施する。図3に示した実施例は、2つの増幅器(VGA)34、36を含む。これらの増幅器34、36は、アナログブロック22から出力されるベースバンドアナログ信号の利得(減衰)値を、デジタル(アナログ)制御入力に応じて調節し、ADC入力における信号レベルがADCの許容範囲内にあるようにする。上記の通り、ゾーンベースAGC(zone-based AGC)の場合、モバイルOFDMAネットワークにおいて、アップリンクサブフレームのアップリンクゾーンにある最初のシンボルのサイクリックプレフィックスの平均パワーを決定し、その決定したサイクリックプレフィックスの平均パワーに応じて増幅器34、36のパワー利得を調節し、ADCへのアナログベースバンド信号出力をADCの許容範囲内にする。
スロットベースのAGCの場合最初のスロットの最初のシンボルのサイクリックプレフィックスの平均パワー、または、最初のスロットでない各スロットの場合、アップリンクゾーン中の先行するスロットの平均パワーを決定し、対応するスロットの最初のサイクリックプレフィックスにおける、決定された平均パワーに応じて増幅器34、36のパワーゲインを調節し、ADCへのアナログベースバンド信号出力をそのADCの許容範囲内にする。
図3から分かるように、一実施形態によりアナログベースバンド信号は、受信したアップリンク信号の同相信号と、直交信号の両方を含む。よって、アップリンクサブフレームのアップリンクゾーン中にある最初のシンボルのCPの平均パワーに応じたベースバンド信号の調節を、同相信号と直交信号の一方または両方に対して行うことができる。これは、上記のゾーンベースAGC方式とスロットベースAGC方式の両方に当てはまる。
図3に示した実施形態では、受信信号強度(RSSI)部38で求めた信号強度に基づきAGC方式を実行する。IEEE802.16システムでは、RSSI値は無線環境における受信信号強度である。図3の受信器の場合、RSSI部38はADC46、48の後段に設けられている。それゆえ、RSSI値をADC46、48の出力の基づき求められ、次式を用いて計算することができる:
Figure 2009268098
ここで、RSSI(k)はOFDMサンプルkに対応するRSSIであり、αはRSSI(k)を更新するために利用する変数であり、RX(k)+RX(k)はOFDMサンプルkの瞬時受信信号強度を表す。
変数αはネットワークシステムで使用されるOFDM高速フーリエ変換(FFT)サイズに基づき選択する。上記の式において、αの値が小さければ小さいほど、RSSIの変動が小さくなる。一方、αの値が大きいと、信号パワーが急に小さくなったときにRSSIが収束するためには、OFDMサンプルの数が少ない必要がある。一実施形態によるスロットベースAGC方式の場合、上記の式を用いてカレントアップリンクゾーンの前のスロットの平均パワーを推定することができ、必要なメモリ量を低減することができる。変数αを0.4にし、FFTサイズを512にした場合に上記の式のRSSI推定性能を図5に示す。図5において、この式(解)は、自動利得制御の目的にとって満足のいく性能を提供していることが分かる。
図3の受信器の場合、RSSI部38はADC46、48の後段に設けられている。それゆえ、RSSI値をADC46、48の出力に基づき求められ、次式を用いて計算することもできる:
Figure 2009268098
ここで、RSSI(k)はOFDMサンプルkに対応するRSSIであり、Kはウィンドウの長さであり、RX(k)+RX(k)はOFDMサンプルkの瞬時受信信号強度を表す。
ウィンドウKはネットワークシステムで使用されるOFDM高速フーリエ変換(FFT)サイズに基づき選択する。上記の式において、Kの値が大きければ大きいほど、RSSIの変動が小さくなる。一方、Kの値が大きいと、信号パワーが急に小さくなったときにRSSIが収束するためには、OFDMサンプルの数が多い必要がある。ウィンドウの長さKを10にして、FFTサイズを512にした場合に、上記の式のRSSI推定性能を図6に示す。図6において、この式(解)は、自動利得制御の目的にとって満足のいく性能を提供していることが分かる。
図3を再び参照して、デジタルベースバンドブロック32は、(例えば、RSSI部38からのデジタルRSSIと古いVGA利得制御出力等の)入力から新しいVGA利得制御出力へのマッピングをする制御論理部40も含む。このマッピングは、設定可能ルックアップテーブル(LUT)またはその他の方法を用いて実施することができる。通常、VGA(増幅器34と36)への制御ビット数N1は約7である。LNA28に出力されるビット数N2は、可変であり、必要に応じてダイナミックレンジをさらに大きくするために利用できる。アナログブロックのVGAがアナログ入力しか受け付けない場合、デジタル・アナログコンバータを用いて制御情報をデジタルフォーマットからアナログフォーマットに変換できる。
ゾーン/スロットベースのイネーブルパルス42が論理ハイになると、VGA利得更新クロックCLKの立ち上がりエッジが制御論理部40をトリガーして、制御論理部40のVGA利得制御出力を更新する。ゾーンベースAGCの場合、各ゾーンに対して少なくとも1つのパルスが必要である。一方、スロットベースAGCの場合、各スロットに対して少なくとも1つのイネーブルパルスを供給する。ネットワークシステムで用いられるFFTサイズと、ADC46及び48の変換遅延と、RSSI実施方法及びパラメータとに基づき、ゾーンベースのイネーブルパルスやVGA利得更新クロックCLKを設計することができる。
ゾーンベースのイネーブルパルスとVGA利得更新クロックCLKの一例を図7に示す。CPの長さの最初の3/8はRSSIの準備に用いられる。図3の受信器によるAGC方法の場合、2つのVGA利得更新クロックパルス44が「AND」論理を通り、各アップリンクゾーンの最初のCP内で2回、VGA利得が更新される。これにより、最初に大きな信号入力がありADC46と48が飽和しても、AGCの性能が改善される。CPの長さの最後の1/8は、VGA34と36の利得値の設定に利用される。スロットベースのAGC方式では、VGA利得の更新は、各アップリンクゾーンの最初のCPを除き、スロットごとに1回でよい。
図4において、一実施形態によるAGC方式を実施する受信器(基地局または中継局等と結合したもの)のアーキテクチャを示した。図4では、受信器のアナログブロック52に接続されたアンテナ54でアップリンク信号を受信する。バンドパスフィルタ(BPF)56を利用して、受信したアップリンク信号の不要な帯域外ノイズを低下させる。そして、低雑音アンプ(LNA)58により受信アップリンク信号を増幅して、アナログチェインの雑音指数(noise figure)を制御する。LNA58の利得は複数の利得から選択可能とすることもできる。ローカルオシレータ(LO)60は、無線周波数(RF)信号をベースバンド信号または中間周波数(IF)信号にダウンコンバートするローカルキャリアトーン(local carrier tone)を供給する。
可変利得増幅器法を用いて一実施形態によるAGC方式を実施する。図4に示した実施例は、2つの増幅器(VGA)64と66を使用する。これらの増幅器64、66は、アナログブロック52から出力されるベースバンドアナログ信号の利得(減衰)値を、デジタル(アナログ)制御入力に応じて調節し、ADC(図4には図示せず)の入力における信号レベルがそのADCの許容範囲内に入るようにする。上記の通り、ゾーンベースAGC(zone-based AGC)の場合、モバイルOFDMAネットワークにおいて、アップリンクサブフレームのアップリンクゾーンにある最初のシンボルのサイクリックプレフィックスの平均パワーを決定し、その決定したサイクリックプレフィックスの平均パワーに応じて増幅器64、66のパワー利得を調節し、ADCに出力されるアナログベースバンド信号をそのADCの許容範囲内にする。
スロットベースのAGCの場合最初のスロットの最初のシンボルのサイクリックプレフィックスの平均パワー、または、最初のスロットでない各スロットの場合、アップリンクゾーン中の先行するスロットの平均パワーを決定し、対応するスロットの最初のサイクリックプレフィックスにおける、決定された平均パワーに応じて増幅器64、66のパワーゲインを調節し、ADCへのアナログベースバンド信号出力をそのADCの許容範囲内にする。
図4の受信器の場合、RSSI部68はアナログブロック52に含まれる。そのため、アナログベースバンド信号をADC(図4には図示せず)に出力する前に、アナログブロック52でRSSI値を求める。
引き続き図4を参照するに、アナログブロック52が供給するRSSIがアナログフォーマットであり、ADCがアナログのRSSIをデジタル化する場合、ADC62は制御ブロック76に含まれる。制御ブロック76は、(例えば、RSSI部68からのデジタル化されたRSSIと古いVGA利得制御出力の一部等の)入力から新しいVGA利得制御出力へのマッピングをする制御論理部70も含む。このマッピングは、設定可能ルックアップテーブル(LUT)またはその他の方法を用いて実施することができる。通常、VGA(増幅器64と66)への制御ビット数N1は約7である。LNA58に出力されるビット数N2は、可変であり、必要に応じてダイナミックレンジをさらに大きくするために利用できる。アナログブロックのVGAがアナログ入力しか受け付けない場合、デジタル・アナログコンバータを用いて制御情報をデジタルフォーマットからアナログフォーマットに変換できる。
ゾーン/スロットベースのイネーブルパルス72が論理ハイになると、VGA利得更新クロックCLKの立ち上がりエッジが制御論理部70をトリガーして、制御論理部70のVGA利得制御出力を更新する。ゾーンベースAGCの場合、各ゾーンに対して1つのパルスが必要である。一方、スロットベースAGCの場合、各スロットに対して1つのイネーブルパルスを供給する。ネットワークシステムで用いられるFFTサイズと、ADC62の変換遅延と、RSSIステップ応答性能とに基づき、ゾーンベースのイネーブルパルスやVGA利得更新クロックCLKを設計することができる。
ゾーンベースのイネーブルパルスとVGA利得更新クロックCLKの一例を図7に示す。CPの長さの最初の3/8はRSSIの準備に用いられる。図4の受信器により提供されるAGC方法の場合、1つのVGA利得更新クロックパルス74が「AND」論理を通過する。これによりRSSI推定の精度は良くなる。CPの長さの最後の1/8は、VGA64と66の利得値の設定に利用される。
本発明の実施形態は、AGC実施方式を提供するものである。該AGC実施方式は、ゾーンベースAGC及びスロットベースAGC方式の両方の場合、アップリンクゾーンの最初のCPのパワー測定に基づき、アップリンクゾーンの最初のCPにおいて、アナログチェイン利得を更新する。また、アップリンクゾーンの最初のスロットでないスロットのスロットベースAGCの場合、前のアップリンクスロットのパワー測定に基づき、アップリンクスロットの最初のCPにおいて、アナログチェイン利得を更新する。これらの方式により、WiMAXシステムにおける(基地局及び/または中継局等で実施される)アップリンク受信器のダイナミックレンジを効果的に向上し、デジタルベースバンドの信号処理には影響を与えないことができる。さらに、これらのAGC方式の実施は非常に容易であり、アナログブロックに利得制御可能増幅器があればよい。
本発明は、IEEE802.16e、IEEE802.16j等を含むがこれには限定されない修正及び拡張を含めて、IEEE802.16標準でのモバイルOFDMAネットワークに関する。IEEE802.16標準はその全体をここに参照援用する。
アナログブロックとアナログ・デジタルコンバータの様々な例を示した。しかし、本発明の実施形態はこれらの具体的な実施例に限定されず、多くの変形が可能である。
本発明の少数の好ましい実施形態を図示して説明したが、当業者には言うまでもなく、本発明の原理と精神から逸脱することなくこれらの実施形態に変更を加えることができる。本発明の範囲は、請求項及びその均等の範囲により規定される。
以上説明した実施形態に関し、以下の付記を記す。
(付記1) モバイル直交周波数分割多元接続(OFDMA)ネットワークにおいてアップリンク信号を受信する段階と、
前記受信したアップリンク信号をアナログベースバンド信号に変換する段階と、
前記受信したアップリンク信号の信号強度を測定し、前記受信したアップリンク信号のアップリンクサブフレーム中のアップリンクゾーン中の最初のシンボルのサイクリックプレフィックスの平均パワーを、前記測定した信号強度に基づき計算する段階と、
前記サイクリックプレフィックスの間に前記計算した平均パワーに応じて前記アナログベースバンド信号のパワーレベルを調節する段階と、を含む方法。
(付記2) 前記信号強度は直交周波数分割多重されたサンプルにおいて測定した信号強度であり、前記計算は次式
Figure 2009268098

で行い、ここで、RSSI(k)はOFDMサンプルkで測定した信号強度であり、αはRSSI(k)を更新するために利用する変数であり、RSSI(k−1)はOFDMサンプルk−1で測定した信号強度であり、RX(k)+RX(k)はサンプルkの瞬時受信信号強度である、付記1に記載の方法。
(付記3) 信号強度は直交周波数分割多重されたサンプルにおいて測定した信号強度であり、前記計算は次式
Figure 2009268098

で行い、ここで、RSSI(k)はOFDMサンプルkで測定した信号強度であり、Kは最初のシンボルのウィンドウの長さであり、RX(i)+RX(i)はOFDMサンプルiの瞬時受信信号強度である、付記1に記載の方法。
(付記4) 前記アナログベースバンド信号は前記受信アップリンク信号の同相信号である、付記1に記載の方法。
(付記5) 前記アナログベースバンド信号は前記受信アップリンク信号の直交信号である、付記1に記載の方法。
(付記6) 前記アナログベースバンド信号は前記受信アップリンク信号の同相信号と直交信号を両方とも含み、前記調節する段階において、前記計算された平均パワーに応じて前記同相信号と前記直交信号の両方のパワーレベルを前記計算された平均パワーに応じて調節する、付記1に記載の方法。
(付記7) 前記アナログベースバンド信号はある利得を有する増幅器により増幅され、前記調節する段階は前記増幅器の利得を調節することにより前記アナログベースバンド信号のパワーレベルを調節する段階を含む、付記1に記載の方法。
(付記8) 前記サイクリックプレフィックスの計算した平均パワーをアップリンクゾーン全体の平均パワーとして設定する段階をさらに含む、付記1に記載の方法。
(付記9) モバイル直交周波数分割多元接続(OFDMA)ネットワークにおいてアップリンク信号を受信する段階と、
前記受信したアップリンク信号をアナログベースバンド信号に変換する段階と、
前記受信したアップリンク信号の信号強度を測定し、カレントスロットが前記受信したアップリンク信号のアップリンクサブフレーム中のアップリンクゾーンの最初のアップリンクスロットであるとき、前記最初のアップリンクスロットの最初のサイクリックプレフィックスの平均パワーを計算し、カレントスロットが前記受信したアップリンク信号のアップリンクサブフレーム中のアップリンクゾーンの最初のアップリンクスロットでないとき、前記アップリンクゾーン中の先行するスロットすべての平均パワーを計算する段階と、
前記カレントスロットの前記サイクリックプレフィックスの間に前記計算した平均パワーに応じて前記アナログベースバンド信号のパワーレベルを調節する段階と、を含む方法。
(付記10) 前記信号強度は直交周波数分割多重されたサンプルにおいて測定した信号強度であり、前記計算は次式
Figure 2009268098
で行い、ここで、RSSI(k)はOFDMサンプルkで測定した信号強度であり、αはRSSI(k)を更新するために利用する変数であり、RSSI(k−1)はOFDMサンプルk−1で測定した信号強度であり、RX(k)+RX(k)はサンプルkの瞬時受信信号強度である、付記9に記載の方法。
(付記11) 前記アナログベースバンド信号は前記受信アップリンク信号の同相信号である、付記9に記載の方法。
(付記12) 前記アナログベースバンド信号は前記受信アップリンク信号の直交信号である、付記9に記載の方法。
(付記13) 前記アナログベースバンド信号は前記受信アップリンク信号の同相信号と直交信号を両方とも含み、前記調節する段階において、前記計算された平均パワーに応じて前記同相信号と前記直交信号の両方のパワーレベルを前記計算された平均パワーに応じて調節する、付記9に記載の方法。
(付記14) 前記アナログベースバンド信号はある利得を有する増幅器により増幅され、前記調節する段階は前記増幅器の利得を調節することにより前記アナログベースバンド信号のパワーレベルを調節する段階を含む、付記9に記載の方法。
(付記15) 先行するスロットがあれば、前記先行するスロットの計算された平均パワーを前記カレントスロットの平均パワーとして設定する段階をさらに含む、付記9に記載の方法。
(付記16) モバイル直交周波数分割多元接続(OFDMA)ネットワークで動作する装置であって、
アップリンク信号を受信するアンテナと、
前記受信したアップリンク信号をアナログベースバンド信号に変換するアナログブロックと、
前記受信したアップリンク信号のアップリンクサブフレーム中のアップリンクゾーン中の最初のスロットの最初のサイクリックプレフィックス、または前記アップリンクゾーン中の最初のスロット及び前記アップリンクゾーン中に先行するアップリンクスロットがあれば前記先行するアップリンクスロットの最初のサイクリックプレフィックスのいずれかの間に受信したアップリンク信号の信号強度を測定して、デジタル受信信号強度を出力する受信信号強度部と、
前記受信アップリンク信号のアップリンクサブフレーム中のアップリンクゾーン中の最初のシンボルのサイクリックプレフィックス、または前記アップリンクゾーンの各アップリンクスロットの最初のサイクリックプレフィックスのいずれかの間に前記受信信号強度に応じてアナログベースバンド信号のパワーレベルを調節する自動利得制御器とを有する装置。
(付記17) 前記受信信号強度部は、ゾーンベース自動利得制御方式の場合、前記受信したアップリンク信号のアップリンクサブフレーム中のアップリンクゾーン中の最初のシンボルのサイクリックプレフィックス中に受信した前記アップリンク信号の信号強度を測定する、付記16に記載の装置。
(付記18) 前記受信信号強度部は、前記装置がスロットベース自動利得制御方式の場合、前記アップリンクゾーンの最初のアップリンクスロット及び前記アップリンクゾーン中の先行するアップリンクスロットがあれば前記アップリンクスロットの各々の最初のサイクリックプレフィックスにおいて受信した前記アップリンク信号の信号強度を測定する、付記16に記載の装置。
(付記19) モバイル直交周波数分割多元接続(OFDMA)ネットワークで動作する装置であって、
アップリンク信号を受信するアンテナと、
前記受信したアップリンク信号をアナログベースバンド信号に変換するアナログブロックと、
前記受信したアップリンク信号の信号強度を測定してアナログ受信信号強度を出力する受信信号強度部と、
前記アナログ受信信号強度をデジタル化するアナログ・デジタルコンバータと、
前記受信アップリンク信号のアップリンクサブフレーム中のアップリンクゾーン中の最初のサイクリックプレフィックス、または前記受信アップリンク信号のアップリンクサブフレーム中のアップリンクゾーンの各アップリンクスロットの最初のサイクリックプレフィックスのいずれかの間に前記デジタル化された受信信号強度に応じてアナログベースバンド信号のパワーレベルを調節する自動利得制御器とを有する装置。
(付記20) 前記受信信号強度部は、ゾーンベース自動利得制御方式の場合、前記受信したアップリンク信号のアップリンクサブフレーム中のアップリンクゾーン中の最初のシンボルのサイクリックプレフィックスにおいて、または中断せずに、前記アップリンク信号の信号強度を供給する、付記19に記載の装置。
(付記21) 前記受信信号強度部は、前記装置がスロットベース自動利得制御方式の場合、アップリンクゾーンの各アップリンクスロットの最初のサイクリックプレフィックスにおいて、または中断されずに、前記受信したアップリンク信号の信号強度を測定する、付記19に記載の装置。

Claims (7)

  1. モバイル直交周波数分割多元接続(OFDMA)ネットワークにおいてアップリンク信号を受信する段階と、
    前記受信したアップリンク信号をアナログベースバンド信号に変換する段階と、
    前記受信したアップリンク信号の信号強度を測定し、前記受信したアップリンク信号のアップリンクサブフレーム中のアップリンクゾーン中の最初のシンボルのサイクリックプレフィックスの平均パワーを、前記測定した信号強度に基づき計算する段階と、
    前記サイクリックプレフィックスの間に前記計算した平均パワーに応じて前記アナログベースバンド信号のパワーレベルを調節する段階と、を含む方法。
  2. 前記信号強度は直交周波数分割多重されたサンプルにおいて測定した信号強度であり、前記計算は次式
    Figure 2009268098
    で行い、ここで、RSSI(k)はOFDMサンプルkで測定した信号強度であり、αはRSSI(k)を更新するために利用する変数であり、RSSI(k−1)はOFDMサンプルk−1で測定した信号強度であり、RX(k)+RX(k)はサンプルkの瞬時受信信号強度である、請求項1に記載の方法。
  3. 信号強度は直交周波数分割多重されたサンプルにおいて測定した信号強度であり、前記計算は次式
    Figure 2009268098
    で行い、ここで、RSSI(k)はOFDMサンプルkで測定した信号強度であり、Kは最初のシンボルのウィンドウの長さであり、RX(i)+RX(i)はOFDMサンプルiの瞬時受信信号強度である、請求項1に記載の方法。
  4. モバイル直交周波数分割多元接続(OFDMA)ネットワークにおいてアップリンク信号を受信する段階と、
    前記受信したアップリンク信号をアナログベースバンド信号に変換する段階と、
    前記受信したアップリンク信号の信号強度を測定し、カレントスロットが前記受信したアップリンク信号のアップリンクサブフレーム中のアップリンクゾーンの最初のアップリンクスロットであるとき、前記最初のアップリンクスロットの最初のサイクリックプレフィックスの平均パワーを計算し、カレントスロットが前記受信したアップリンク信号のアップリンクサブフレーム中のアップリンクゾーンの最初のアップリンクスロットでないとき、前記アップリンクゾーン中の先行するスロットすべての平均パワーを計算する段階と、
    前記カレントスロットの前記サイクリックプレフィックスの間に前記計算した平均パワーに応じて前記アナログベースバンド信号のパワーレベルを調節する段階と、を含む方法。
  5. 前記信号強度は直交周波数分割多重されたサンプルにおいて測定した信号強度であり、前記計算は次式
    Figure 2009268098
    で行い、ここで、RSSI(k)はOFDMサンプルkで測定した信号強度であり、αはRSSI(k)を更新するために利用する変数であり、RSSI(k−1)はOFDMサンプルk−1で測定した信号強度であり、RX(k)+RX(k)はサンプルkの瞬時受信信号強度である、請求項4に記載の方法。
  6. モバイル直交周波数分割多元接続(OFDMA)ネットワークで動作する装置であって、
    アップリンク信号を受信するアンテナと、
    前記受信したアップリンク信号をアナログベースバンド信号に変換するアナログブロックと、
    前記受信したアップリンク信号のアップリンクサブフレーム中のアップリンクゾーン中の最初のスロットの最初のサイクリックプレフィックス、または前記アップリンクゾーン中の最初のスロット及び前記アップリンクゾーン中に先行するアップリンクスロットがあれば前記先行するアップリンクスロットの最初のサイクリックプレフィックスのいずれかの間に受信したアップリンク信号の信号強度を測定して、デジタル受信信号強度を出力する受信信号強度部と、
    前記受信アップリンク信号のアップリンクサブフレーム中のアップリンクゾーン中の最初のシンボルのサイクリックプレフィックス、または前記アップリンクゾーンの各アップリンクスロットの最初のサイクリックプレフィックスのいずれかの間に前記受信信号強度に応じてアナログベースバンド信号のパワーレベルを調節する自動利得制御器とを有する装置。
  7. モバイル直交周波数分割多元接続(OFDMA)ネットワークで動作する装置であって、
    アップリンク信号を受信するアンテナと、
    前記受信したアップリンク信号をアナログベースバンド信号に変換するアナログブロックと、
    前記受信したアップリンク信号の信号強度を測定してアナログ受信信号強度を出力する受信信号強度部と、
    前記アナログ受信信号強度をデジタル化するアナログ・デジタルコンバータと、
    前記受信アップリンク信号のアップリンクサブフレーム中のアップリンクゾーン中の最初のサイクリックプレフィックス、または前記受信アップリンク信号のアップリンクサブフレーム中のアップリンクゾーンの各アップリンクスロットの最初のサイクリックプレフィックスのいずれかの間に前記デジタル化された受信信号強度に応じてアナログベースバンド信号のパワーレベルを調節する自動利得制御器とを有する装置。
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