JP2009267956A - 音声出力システム、音声出力方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】例えばホームシアターシステム等に採用できる音声出力システムとして、ケーブルの配線を最小限もしくは不要としつつ、高品位な音声出力を可能とする。
【解決手段】前方音のチャンネルの音声データと後方音のチャンネルの音声データを含む複数チャンネルの音声データを送信装置部から音声出力装置部に空間伝送する。即ち、リアスピーカ用のチャンネルの音声データも、映像表示面の近傍に配置される音声出力装置部に送信する。そして音声出力装置部では、リアスピーカを含む各チャンネルのスピーカを有するようにしている。つまり例えば5.1チャンネル音声データ等の複数チャンネル音声データを伝送し、全てのチャンネルの音声出力を音声出力装置部側で行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、音声出力システム及び音声出力方法に関し、例えばホームシアターシステムに適用して好適なものである。
特開2006−126465号公報
従来、例えばホームシアターシステムなどのAV(Audio Video)システムでは、テレビジョン放送用チューナやDVD(Digital Versatile Disc)再生装置等の音声データを取得して出力する機器にスピーカを接続することが必要となる。
この場合において、例えばDVD規格ではオーディオチャンネルとして5.1チャンネルが規定されており、スピーカとして少なくとも3個のフロントスピーカ、2個のリアスピーカ及び1個のサブウーハの合計6つのスピーカを用いるため、最低でも6本ものスピーカケーブルを配線する必要がある。そしてこのような配線作業は煩雑であり、また再生装置やアンプから多くのケーブルが引き回されるために設置後の美観を損ねる要因ともなっている。
そこで本出願人は先に、上記特許文献1に示される技術を提案した。これは、映像表示面としてスクリーンを用いるとともに、その映像表示面と対向する側にプロジェクタ及びDVDプレーヤを配置するものである。例えばスクリーンは、部屋の壁面に沿って配置され、プロジェクタ及びDVDプレーヤが、部屋の反対側やユーザの視聴位置の近くなどに配置される。スピーカは、例えばセンタースピーカ、フロント右スピーカ、フロント左スピーカ及びサブウーハースピーカがスクリーン近辺に配置される。また室内の後方(スクリーンの対向側)にリア右スピーカ、リア左スピーカが配置される。
ここで、スクリーン近辺に配置される各スピーカに対する音声信号を、DVDプレーヤから空間伝送することで、DVDプレーヤ側(ユーザがスクリーン側を向いた場合での部屋の後方)と、スクリーン側(部屋の前方)との間で、スピーカケーブルを引き回すことを解消したものである。
しかしながら上記特許文献1に示される技術では、依然、次のような問題は残されている。
スクリーン側(部屋の前方)に配置する各スピーカ(センタースピーカ、フロント右スピーカ、フロント左スピーカ及びサブウーハースピーカ)が、それぞれ空間伝送されるオーディオ信号の受信部を備える構成とすると、各スピーカの構成が複雑化し、コストアップを生ずる。さらに、空間伝送として赤外線伝送を用いる場合、その指向性の制限により、各スピーカの配置位置の自由度が制限されることもある。
一方、スクリーン側に1つの空間伝送受信ユニットを設け、受信したオーディオ信号を各スピーカに振り分ける構成の場合、上記コストや指向性による問題は解消できるが、その空間伝送受信ユニットとスクリーン側に配置する各スピーカの間でケーブル接続が必要になる。
また、DVDプレーヤ側(部屋の後方)では、リアスピーカと接続するケーブルが必要になる。DVDプレーヤと、リア右スピーカ、リア左スピーカの配置位置によっては、比較的長いケーブルが必要になる場合もある。
DVDプレーヤの本体にリアスピーカを搭載すれば、ケーブルは不要となるが、DVDプレーヤ内蔵型のスピーカは、非常に小型のスピーカを用いざるを得ず、高品位な後方音声を出力することが難しい。またその場合、DVDプレーヤの配置位置は、ユーザの都合によって決められるものであり、すると内蔵型のリアスピーカは必ずしも好適な位置に配置できない。
即ち、特にリアスピーカを設ける場合は、高品位音声出力とケーブル削減を両立させることが困難であった。
そこで本発明は、例えばホームシアターシステム等に採用できる音声出力システムとして、ケーブルの配線をさらに低減しつつ、高品位な音声出力を可能とすることを目的とする。
本発明の音声出力システムは、映像表示面と対向する側に配置されるとともに、上記映像表示面に表示される映像に付随する音声データとして、前方音のチャンネルの音声データと後方音のチャンネルの音声データを含む複数チャンネルの音声データを取得し、送信部から該複数チャンネルの音声データを空間伝送送信する送信装置部と、少なくとも前方音と後方音を出力して音場空間を形成する複数チャンネルのスピーカと受信部を有した状態で上記映像表示面側に配置されるとともに、上記送信装置部から空間伝送送信されてくる複数チャンネルの音声データを上記受信部で受信し、受信した複数チャンネルの音声データから、上記各スピーカ用の音声信号を生成して上記各スピーカからの音声出力を行う音声出力装置部とを備える。
また上記音声出力装置部は、上記前方音を出力するスピーカとして、センタースピーカ、フロント右スピーカ、フロント左スピーカを備え、上記後方音を出力するスピーカとして、リア右スピーカ、リア左スピーカを備える。そして上記センタースピーカ、上記フロント右スピーカ、上記フロント左スピーカ、上記リア右スピーカ、上記リア左スピーカは、一体的なユニットとして形成されているようにする。
また上記音声出力装置部は、さらに、サブウーハースピーカを備える。
また上記送信装置部は、上記センタースピーカ、上記フロント右スピーカ、上記フロント左スピーカ、上記リア右スピーカ、上記リア左スピーカ、及び上記サブウーハースピーカに対応する5.1チャンネル音声データを上記送信部から空間伝送送信し、上記音声出力装置部は、上記受信部で受信した5.1チャンネル音声データから、各スピーカ用の音声信号を生成して各スピーカからの音声出力を行う。
また上記サブウーハースピーカも、上記センタースピーカ、上記フロント右スピーカ、上記フロント左スピーカ、上記リア右スピーカ、上記リア左スピーカとともに一体的なユニットとして形成されているようにする。
このような本発明では、前方音のチャンネルの音声データと後方音のチャンネルの音声データを含む複数チャンネルの音声データを送信装置部から音声出力装置部に空間伝送する。即ち、リアスピーカ用のチャンネルの音声データも、映像表示面の近傍に配置される音声出力装置部に送信する。そして音声出力装置部では、リアスピーカを含む各チャンネルのスピーカを有するようにしている。つまり例えば5.1チャンネル音声データ等の複数チャンネル音声データを伝送し、全てのチャンネルの音声出力を音声出力装置部側で行う。
本発明によれば、音声出力装置部側、つまり映像表示面と対向する側にはスピーカを配置する必要はなく、これによって送信装置部の配置位置近辺(例えば上述した部屋の後方)において、スピーカケーブルの配線が不要になる。また音声出力装置部側では、複数のスピーカ及び受信部が一体のユニットで形成されていることで、ユニット内の各スピーカについての配線が不要となる。これらのことからスピーカケーブルの引き回しを最小限に削減できる。さらにサブウーハースピーカまで一体化すれば、スピーカケーブルの配線は全く不要となる。
これによって室内の美観、機器配置の自由度、機器設置の容易性などを向上でき、またシステムコストの低減を実現できる。
以下、本発明の実施の形態を説明する。実施の形態では、図1(a)に示すようにプロジェクタ1、ディスクプレーヤ2、スクリーン3、スピーカユニット4、アンプ/サブウーハーユニット5を備えたホームシアターシステムを例に挙げる。この場合、ディスクプレーヤ2が本発明の送信装置部に相当し、スピーカユニット4及びアンプ/サブウーハーユニット5が、音声出力装置部に相当する。
なお、後述するがスピーカユニット4及びアンプ/サブウーハーユニット5が一体化された図1(b)のスピーカ・アンプユニット6が設けられても良く、その場合は当該スピーカ・アンプユニット6が音声出力装置部に相当することになる。
図1(a)は、プロジェクタ1、ディスクプレーヤ2、スクリーン3、スピーカユニット4、アンプ/サブウーハーユニット5を備えたホームシアターシステムを示している。
室内において、例えば壁面に沿った位置に映像表示面としてスクリーン3が配置される。なお、スクリーン3は必ずしも配置しなくても、壁面自体をスクリーンとして使用するようにしても良い。
説明の便宜上、室内においてスクリーン3が配置される側を「部屋の前方」といい、スクリーン3に対向する側を「部屋の後方」ともいう。
スピーカユニット4は、部屋の前方のスクリーン3の近傍に配置される。このスピーカユニット4には、その正面側に、赤外線伝送信号を受信する受光部60が設けられる。またスピーカユニット4内には、センタースピーカ51、フロント左スピーカ52、フロント右スピーカ53、リア左スピーカ54、リア右スピーカ55が設けられてる。
アンプ/サブウーハーユニット5も、部屋の前方のスクリーン3の近傍に配置される。このアンプ/サブウーハーユニット5内には、サブウーハースピーカ56と、全スピーカについて音声出力を実行するためのパワーアンプ回路系や、上記受光部60の受信信号の復調系回路などが設けられている。
なお図示していないが、スピーカユニット4とアンプ/サブウーハーユニット5の間は、背面側に設けられた端子間などで、信号伝送のためのケーブル接続が行われる。
プロジェクタ1は、スクリーン3に対向する部屋の後方に配置される。
ディスクプレーヤ2は、プロジェクタ1の近傍に配置され、例えばプロジェクタ1との間でビデオケーブル9を介して接続されている。図では、ディスクプレーヤ2の上にプロジェクタ1を積み重ねて配置しているが、もちろん配置位置は任意である。ただし積み重ねることで短いビデオケーブル9で機器間を接続できることは言うまでもない。
なお、プロジェクタ1とディスクプレーヤ2を一体型の機器としてもよい。或いはプロジェクタ1とディスクプレーヤ2が図のように積み重ねた状態で、例えばプロジェクタ1の底面側とディスクプレーヤ2の上面側に設けられたコネクタ同士が接続されるように構成しても良い。これらの構成とすることで、ビデオケーブル9を不要とすることもできる。
ディスクプレーヤ2は、例えばDVDやブルーレイディスク(Blu-ray Disc:登録商標)などのディスクメディアを再生することができる機器である。
ディスクプレーヤ2は、ディスクメディアから再生した映像信号をプロジェクタ1に供給する。プロジェクタ1は、供給された映像信号により、スクリーン3への映像投影を行う。
またディスクメディアからは、映像に付随する音声データとして、例えば5.1チャンネルの音声データが再生されるが、ディスクプレーヤ2は、再生された5.1チャンネルの音声データを、赤外線変調信号により空間伝送送信する。この5.1チャンネルの音声データについての赤外線変調信号は、スピーカユニット4の受光部60で受信される。
このような音声データの空間伝送を行うため、ディスクプレーヤ2には図2(a)に示すように赤外線変調信号を送信出力する発光部24が形成されている。
図2(a)は、ディスクプレーヤ2の正面図を示しているが、この図のように正面部には、ディスクメディアを挿入/脱却するディスクトレイ部21や、ジョグダイヤル22,キー23などの各種の操作子が形成され、ユーザの取り扱いに供される。
これらとともに、所要部位に発光部24が配置される。
図2(b)(c)に発光部24の構造例を示している。発光部24は、ドーム状(半球状)のフィルタカバー32内に、赤外線変調信号を発光出力するLED(Light Emitting Diode)33が配置される構造を持つ。そしてフィルタカバー32は、ディスクプレーヤ2の筐体に形成されているハウジング31内に取り付けられる。この取付状態において発光部24は、ハウジング31内で制限される範囲で可動とされる。例えば全周囲20°程度の可動範囲が確保される。
赤外線変調信号によって音声データを伝送する場合、到達距離を確保するために指向性を高めるようにされる。この場合、ディスクプレーヤ2とスピーカユニット4の配置関係によっては、必ずしも発光部24が受光部60の正面に来るものではないため、場合によっては指向性範囲から外れて良好な送受信ができにくくなる場合もある。そこで、室内でスピーカユニット4やディスクプレーヤ2の配置位置を決めた時点で、ユーザが手動で送信部24の指向性範囲が、受光部60に向けられるように送信部24の方向を調整できるようにしている。
図3にディスクプレーヤ2の構成を示す。
ディスクプレーヤ2は、その内部構成として、再生機構部41、復調回路部42、変調回路部43、発光駆動部44、デコーダ45、ビデオドライバ46を有する。
再生機構部41は、例えばDVD等のディスクメディアが装填された際に、そのディスクメディアに対して情報読み出し動作を行う。このため、ディスクメディアを回転駆動するスピンドル機構、ディスクメディアに対してレーザ照射を行い、その反射光情報として再生情報を読み取るピックアップ機構、反射光情報から電気信号としての再生情報信号やサーボ信号を生成するマトリクスアンプ回路、アナログ信号としての再生情報信号について2値化処理を行って再生信号データを得る復号回路、フォーカスサーボ、トラッキングサーボ、スピンドルサーボ等のサーボ動作を実行するサーボ機構及びサーボ制御回路部などを備える。
再生機構部41で読み出された再生信号データは、復調回路部42に供給される。
復調回路部42は、供給される再生信号データに対して、ディスク記録フォーマットに応じたデコード処理や、誤り訂正処理等を行って、読み出し情報としての映像データ及び音声データをそれぞれ抽出する。そして復調回路部42は、得られた映像データをデコーダ45に送出する一方、音声データを空間伝送送信のための変調回路部43に送出する。
例えばディスクメディアがDVDであるとすると、復調回路部42で復調された映像データは、DVD規格で標準化されているMPEG(Moving Picture image coding Experts Group)方式で圧縮符号化されている。
デコーダ45は、供給される映像データに対してMPEG方式のデコード処理を施し、得られたベースバンドの映像データをビデオドライバ46に送出する。
ビデオドライバ46は、供給される映像データに対し、ビデオケーブル9の抵抗負荷に起因する反射等を防止するための所定のマッチング処理を施し、得られた映像データをビデオケーブル9を介してプロジェクタ1に送出する。
プロジェクタ1は、供給される映像データに基づく映像をスクリーン3に向けて投影する。これによりディスクメディアから再生された映像がスクリーン3上に表示される。
一方、復調回路部42から変調回路部43に与えられる音声データは、例えば5.1チャンネル音声データであり、DVD規格で標準化されているドルビーAC3方式やDTS(Digital Theater Systems)方式で圧縮符号化されている。
変調回路部43は、この圧縮符号化されている5.1チャンネル音声データに対して所定の赤外空間伝送方式に応じた所定のディジタル変調処理を施し、得られた変調音声信号を発光駆動部44に印加する。発光駆動部44は、変調音声信号に応じて、上述した発光部24内のLED33を発光駆動(点滅駆動)する。
これによりこの変調音声信号に基づく赤外線伝送信号が、スピーカユニット4の受光部60に向けて送信出力される。
なおこの実施の形態の場合、音声データを赤外空間伝送する際の赤外空間伝送方式として、IEC(International Electrotechnical Commission)−61603−8−1に規定されたプロトコルを利用している。このIEC−61603−8−1は、音声データを赤外線で空間伝送するための規格であるが、伝送帯域幅が2.5MHz、フルバンドモード時の伝送レートが3.072Mb/secであることから、圧縮符号化された音声データを伝送するには十分な帯域と伝送レートを確保でき、しかもサブキャリア周波数が既存の赤外線リモコン等の赤外線システムにおいて用いられているサブキャリア周波数から離れているため、これら他の赤外線システムにおける伝送信号との干渉を起こさせることなく、圧縮音声データを伝送できる。
次に図4に、スピーカユニット4及びアンプ/サブウーハーユニット5の内部構成を示す。
スピーカユニット4は、受光部60と、センタースピーカ51、フロント左スピーカ52、フロント右スピーカ53、リア左スピーカ54、リア右スピーカ55が設けらる。
アンプ/サブウーハーユニット5には、サブウーハースピーカ56が設けられるとともに、赤外線伝送された音声データの復調系や、全スピーカに対する音声出力駆動系が設けられる。復調系として、復調部67,オーディオデコード部68が設けられる。また音声出力駆動系として、パワーアンプ61〜66、D/A変換器71〜76、遅延回路69,70が設けられる。
スピーカユニット4における受光部60は、例えばフォトダイオードによって、赤外線変調信号を受信する。この受光部60は、受信した赤外線伝送信号を光電変換し、得られた変調音声信号を、アンプ/サブウーハーユニット5における復調部67に送出する。
復調部67は、供給された変調音声信号に対してエラー訂正処理を含む所定の復調処理を施し、空間伝送用の変調がなされた変調音声信号から、空間伝送前の元の音声データ、例えばこの場合、圧縮符号化された5.1チャンネルの音声データを得る。そしてこの圧縮符号化された5.1チャンネルの音声データをオーディオデコード部68に送出する。
オーディオデコード部68は、供給される音声データについて、ドルビーAC3方式やDTS方式などに応じた所定の伸張処理を施すとともに、5.1チャンネルとしての各チャンネルのベースバンドの音声データを抽出する。
即ち、センタースピーカ51に対する音声データAc、フロント左スピーカ52に対する音声データAfL、フロント右スピーカ53に対する音声データAfR、リア左スピーカ54に対する音声データArL、リア右スピーカ55に対する音声データArR、サブウーハーユニット5に対する音声データAswを抽出する。
音声データAswは、D/A変換器76でアナログ音声信号に変換され、パワーアンプ66で増幅され、サブウーハースピーカ56に供給される。これによりこの音声データAswに基づく音声がサブウーハースピーカ56から出力される。
音声データAcは、D/A変換器71でアナログ音声信号に変換され、パワーアンプ61で増幅された後、スピーカユニット4内のセンタースピーカ51に供給される。これにより音声データAcに基づく音声がセンタースピーカ51から出力される。
音声データAfLは、D/A変換器72でアナログ音声信号に変換され、パワーアンプ62で増幅された後、スピーカユニット4内のフロント左スピーカ52に供給される。これにより音声データAfLに基づく音声がフロント左スピーカ52から出力される。
音声データAfRは、D/A変換器73でアナログ音声信号に変換され、パワーアンプ63で増幅された後、スピーカユニット4内のフロント右スピーカ53に供給される。これにより音声データAfRに基づく音声がフロント右スピーカ53から出力される。
音声データArLは、遅延回路69で、所定の遅延時間が与えられた後、D/A変換器74でアナログ音声信号に変換されてパワーアンプ64で増幅され、スピーカユニット4内のリア左スピーカ54に供給される。これにより音声データArLに基づく音声がリア左スピーカ54から出力される。
音声データArRは、遅延回路70で、所定の遅延時間が与えられた後、D/A変換器75でアナログ音声信号に変換されてパワーアンプ65で増幅され、スピーカユニット4内のリア右スピーカ55に供給される。これにより音声データArRに基づく音声がリア右スピーカ55から出力される。
なお、遅延回路69、70で遅延を与えているのは、リア左スピーカ54、リア右スピーカ55が、スピーカユニット4内に配置されることによる。即ち、リア左スピーカ54、リア右スピーカ55が部屋の前方に配置されるため、時間遅延を与えることで、擬似的にユーザにとってリア左スピーカ54、リア右スピーカ55の出力音声が後方配置されたスピーカによる出力音として知覚させるようにする。これによって全体としていわゆるサラウンド効果を得るようにするためである。
また図4では、リア左スピーカ54、リア右スピーカ55を外側に向けた配置状態を示しているが、このようにスピーカ放音面を外側に向けることで、より好適なサラウンド効果が得られる。
以上の図1〜図4で説明した構成により、本例では、DVD等のディスクメディアからの再生データに基づく映像をスクリーン3上に投影する一方、これと同期して、当該映像に応じた音声を各スピーカ51〜56からそれぞれ出力することができる。
このような本実施の形態では、次のような効果が得られる。
リアスピーカ(リア左スピーカ54、リア右スピーカ55)は、スピーカユニット4内において、センタースピーカ51、フロント左スピーカ52、フロント右スピーカ53とともに配置される。このため、部屋の後方においてリアスピーカを配置させる必要がない。このため、ディスクプレーヤ2とリアスピーカの間をスピーカケーブルを用いて接続する必要はなく、部屋の後方におけるスピーカケーブルの配線が解消される。
またこのことは、リアスピーカとの配線の都合を考慮してディスクプレーヤ2の配置位置の自由度が制限されるということもなくなる。
その上で、リアチャンネルも含む5.1チャンネルの音声データがスピーカユニット4に伝送され、リア左スピーカ54からはリア左チャンネルの音声データArL、リア右スピーカ55からはリア右チャンネルの音声データArRによる出力が行われるため、高品質なサラウンド音声による音場空間を実現できる。
また、部屋の前方に配置されるスピーカユニット4及びアンプ/サブウーハーユニット5においては、これらの間が1つの受光信号ラインと5つのスピーカラインを含む1本の専用ケーブルで接続されれば良く、各スピーカを個別配置するような場合のようにスピーカケーブルが多数必要になることがない。
また、1つの受光部60で受信した変調音声信号を復調部67及びオーディオデコード部68で復調し、各スピーカ51〜56の音声データを得ることで、各スピーカにそれぞれ対応して受光部や復調系を備える必要もない。
そして本例では、スピーカケーブルの最小限化(例えばスピーカケーブルとしては、スピーカユニット4とアンプ/サブウーハーユニット5の間の上記の専用ケーブルのみ必要)により、室内の美観の向上、機器配置の自由度の向上、機器設置の際の煩雑なケーブル接続作業の解消などを実現でき、またシステムコストの低減を実現できる。
ところで、図1(b)に示すスピーカ・アンプユニット6を用いる構成も考えられる。これは、図1(a)のスピーカユニット4とアンプ/サブウーハーユニット5を一体化したものである。即ち図4の構成を、そのまま1つのスピーカ・アンプユニット6とし、このスピーカ・アンプユニット6をスクリーン3の下部などに配置する。
この構成を用いる場合、スピーカケーブルの接続は全く不要になり、室内配置システムとしてより好適となる。
なお本発明は、上記のようにディスクプレーヤ2の再生音声を伝送するシステムだけでなく、多様な音声出力システムに適用できる。
本発明の実施の形態のシステム構成の説明図である。 実施の形態のディスクプレーヤの説明図である。 実施の形態のディスクプレーヤのブロック図である。 実施の形態のスピーカユニット及びアンプ/サブウーハーユニットのブロック図である。
符号の説明
1 プロジェクタ、2 ディスクプレーヤ、3 スクリーン、4 スピーカユニット、5 アンプ/サブウーハーユニット、6 スピーカ・アンプユニット、24 発光部、41 再生機構部、42 復調回路部、43 変調回路部、44 発光駆動部、45 デコーダ、46 ビデオドライバ、51 センタースピーカ、52 フロント左スピーカ、53 フロント右スピーカ、54 リア左スピーカ、55 リア右スピーカ、56 サブウーハースピーカ、60 受光部、61〜65 パワーアンプ、67 復調部、68 オーディオデコード部、69,70 遅延回路、71〜76 D/A変換器

Claims (6)

  1. 映像表示面と対向する側に配置されるとともに、上記映像表示面に表示される映像に付随する音声データとして、前方音のチャンネルの音声データと後方音のチャンネルの音声データを含む複数チャンネルの音声データを取得し、送信部から該複数チャンネルの音声データを空間伝送送信する送信装置部と、
    少なくとも前方音と後方音を出力して音場空間を形成する複数チャンネルのスピーカと受信部を有した状態で上記映像表示面側に配置されるとともに、上記送信装置部から空間伝送送信されてくる複数チャンネルの音声データを上記受信部で受信し、受信した複数チャンネルの音声データから、上記各スピーカ用の音声信号を生成して上記各スピーカからの音声出力を行う音声出力装置部と、
    を備える音声出力システム。
  2. 上記音声出力装置部は、
    上記前方音を出力するスピーカとして、センタースピーカ、フロント右スピーカ、フロント左スピーカを備え、
    上記後方音を出力するスピーカとして、リア右スピーカ、リア左スピーカを備え、
    上記センタースピーカ、上記フロント右スピーカ、上記フロント左スピーカ、上記リア右スピーカ、上記リア左スピーカは、一体的なユニットとして形成されている請求項1に記載の音声出力システム。
  3. 上記音声出力装置部は、さらに、サブウーハースピーカを備える請求項2に記載の音声出力システム。
  4. 上記送信装置部は、上記センタースピーカ、上記フロント右スピーカ、上記フロント左スピーカ、上記リア右スピーカ、上記リア左スピーカ、及び上記サブウーハースピーカに対応する5.1チャンネル音声データを上記送信部から空間伝送送信し、
    上記音声出力装置部は、上記受信部で受信した5.1チャンネル音声データから、各スピーカ用の音声信号を生成して各スピーカからの音声出力を行う請求項3に記載の音声出力システム。
  5. 上記サブウーハースピーカも、上記センタースピーカ、上記フロント右スピーカ、上記フロント左スピーカ、上記リア右スピーカ、上記リア左スピーカとともに一体的なユニットとして形成されている請求項3に記載の音声出力システム。
  6. 映像表示面と対向する側に配置された送信装置部において、上記映像表示面に表示される映像に付随する音声データとして、前方音のチャンネルの音声データと後方音のチャンネルの音声データを含む複数チャンネルの音声データを取得し、送信部から該複数チャンネルの音声データを空間伝送送信するステップと、
    少なくとも前方音と後方音を出力して音場空間を形成する複数チャンネルのスピーカと受信部を有した状態で上記映像表示面側に配置された音声出力装置部において、上記送信装置部から空間伝送送信されてくる複数チャンネルの音声データを上記受信部で受信し、受信した複数チャンネルの音声データから、上記各スピーカ用の音声信号を生成して上記各スピーカからの音声出力を行うステップと、
    を備える音声出力方法。
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