JP2009267670A - データ放送コンテンツ受信変換装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】データ放送コンテンツ受信変換装置1において、コンテンツ解析部11が、コンテンツ受信部10で受信したデータ放送コンテンツの特徴量の値を算出すると共に、前記データ放送コンテンツの伝送上の名前空間と算出した前記データ放送コンテンツの特徴量の値を変換ルール取得判定部13に出力する。そして、変換ルール蓄積部15に蓄積され、各データ放送コンテンツの伝送上の名前空間と各データ放送コンテンツの特徴量と各データ放送コンテンツに対応する変換ルールとの対応関係情報に基づき、変換ルール取得判定部13は、前記データ放送コンテンツに対応する変換ルールを取得する。
【選択図】図1
Description
(1)変換ルールによるデータ放送コンテンツの変換に失敗した場合
(2)変換ルールに設けた有効期限の期限切れを検知した場合
上記(1)の場合、データ放送コンテンツが頻繁に更新されるとき、変換ルールによるデータ放送コンテンツの変換に失敗する割合が多くなり、その結果、変換ルールの再取得、更新が多くなるため、前記の通り、変換ルールの配信コストが高くなるという問題が発生する。また、上記(2)の場合、変換ルールに設けた有効期限も短い場合、上記(1)と同様に、変換ルールの再取得、更新が多くなるため、前記の通り、変換ルールの配信コストが高くなるという問題が発生する。
かかる構成によれば、対象となるデータ放送コンテンツが異なれば、異なる特徴量の値が計算され、仮に、伝送上の名前空間が同一であったとしても、データ放送コンテンツの内容が少しでも異なれば、特徴量の値も異なる。
更に、請求項3に係るデータ放送コンテンツ受信変換装置では、前記特徴量算出部は、前記データ放送コンテンツの構成の中で予め定めた変化を伴わない部分を記述している箇所から前記ハッシュ関数を用いて前記特徴量の値を算出することを特徴とする構成とした。
かかる構成によれば、前記データ放送コンテンツを構成する部品など静的な部分を記述している箇所以外の部分、例えば、スタイルを記述する<style>タグや、データ放送コンテンツの動的な部分を記述する<script>タグの部分で微修正が行われても、前記データ放送コンテンツから得られる特徴量の値が変更されることがなくなる。
かかる構成によれば、例えば、データ放送コンテンツが朝と夜といった時間帯に応じてコンテンツ構成が異なり、朝用の変換ルールと夜用の変換ルールを交互に適用する場合、両変換ルールを前記変換ルール蓄積部から取得する。
<1.第1の実施形態のデータ放送コンテンツ受信変換装置>
まず、第1の実施形態のデータ放送コンテンツ受信変換装置について、図1、図2を参照して説明する。図1は、第1の実施形態のデータ放送コンテンツ受信変換装置の構成を示すブロック図である。図2は、第1の実施形態のデータ放送コンテンツ受信変換装置のコンテンツ解析部及び変換ルール取得判定部の構成を示すブロック図である。本実施形態のデータ放送コンテンツ受信変換装置1は、図1の通り、コンテンツ受信部10、コンテンツ解析部11、コンテンツ蓄積部12、変換ルール取得判定部13、変換ルール適用部14、変換ルール蓄積部15から構成されている。また、外部(例えば、放送局)には、変換ルール取得判定部13とインターネット等の通信網17を介して接続される変換ルール配信サーバ16が存在する。また、本実施形態のデータ放送コンテンツ受信変換装置1のコンテンツ解析部11は、図2の通り、特徴量算出部20、情報抽出部21から構成される。また、本実施形態のデータ放送コンテンツ受信変換装置1の変換ルール取得判定部13は、図2の通り、変換ルール問い合わせ部22、第1の変換ルール取得部23、変換ルール送出要求部24、第2の変換ルール取得部25から構成されている。
次に、本実施形態のデータ放送コンテンツ受信変換装置1の各機器について、説明する。
コンテンツ受信部10は、放送局からのデータ放送の放送波が入力されることにより、放送されているデータ放送コンテンツを受信し、このデータ放送コンテンツをコンテンツ解析部11に出力する。なお、このコンテンツ受信部10は、受信アンテナ(図示せず)、増幅器(図示せず)、検波回路(図示せず)等から構成されるものである。
なお、前記の通り、コンテンツ解析部11は、特徴量算出部20、情報抽出部21から構成されており、特徴量算出部20は、コンテンツ受信部10から出力されたデータ放送コンテンツの特徴量の値を計算し、情報抽出部21は、データ放送コンテンツに予め放送局で付加されたデータ放送コンテンツの伝送上の名前空間を、コンテンツ受信部10から出力されたデータ放送コンテンツから抽出する。
次に、データ放送コンテンツの特徴量の値について説明する。データ放送コンテンツの特徴量の値として、例えば、各データ放送コンテンツを構成するBML文書を対象としたハッシュ値を用いる。なお、ハッシュ値とは、任意のデータからこのデータを代表する数値を得るための関数であるハッシュ関数を用いて計算した結果であり、元のデータが異なれば、計算結果であるハッシュ値も異なるという特徴を持つ。従って、対象となるBML文書が異なれば、異なるハッシュ値が計算され、仮に、伝送上の名前空間が同一であったとしても、BML文書の内容が異なれば、ハッシュ値も異なるため、データ放送コンテンツが同一であるか異なるかを区別することができる。従って、伝送上の名前空間と、データ放送コンテンツから得たハッシュ値と、このデータ放送コンテンツを構成するBML文書に対応する変換ルールと、この変換ルールのバージョンとの関係のデータテーブルを保持することで、このデータ放送コンテンツに適切な変換ルールを特定することができる。
次に、本実施形態のデータ放送コンテンツ受信変換装置の動作について、図1、図2、図5、図6、図7を参照して説明する。図5は本実施形態のデータ放送コンテンツ受信変換装置の動作を示すフローチャートの第1面である。図6は本実施形態のデータ放送コンテンツ受信変換装置の動作を示す第2面である。図7は本実施形態のデータ放送コンテンツ受信変換装置の動作を示す第3面である。
次に、第2の実施形態のデータ放送コンテンツ受信変換装置について、説明する。本実施形態のデータ放送コンテンツ受信変換装置は、第1の実施形態のデータ放送コンテンツ受信変換装置と同様の構成を有しているが、変換ルール蓄積部15に蓄積されているデータテーブルが異なる。
なお、本実施形態のデータ放送コンテンツ受信変換装置では、変換ルール蓄積部15に所定のデータ放送コンテンツに対応する最新のバージョンの変換ルールとその1つ前のバージョンの変換ルールが蓄積されている場合について説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。例えば、変換ルール蓄積部に所定のデータ放送コンテンツに対応する最新のバージョンの変換ルールと予め定めた数の古いバージョンの変換ルールとを蓄積したデータ放送コンテンツ受信変換装置でも、同様にして、外部の変換ルール配信サーバではなく、変換ルール蓄積部に所定のデータ放送コンテンツに対する変換ルールの有無の問い合わせをすることにより、変換ルールを取得することができる。
次に、第3の実施形態のデータ放送コンテンツ受信変換装置について、説明する。本実施形態のデータ放送コンテンツ解析装置では、第1、第2の実施形態のデータ放送コンテンツ解析装置と同様の構成を有しているが、変換ルール蓄積部15に蓄積されるデータテーブルが異なる。本実施形態のデータ放送コンテンツ解析装置の変換ルール蓄積部15に蓄積されるデータテーブルは、図9の通り、伝送上の名前空間の一部であると共に、放送局側でのデータ放送コンテンツ蓄積サーバ(図示せず)のデータ放送コンテンツの記憶場所を特定する情報であるモジュール(例えば、0004.40F2.0067/61/0000)毎に、それぞれ対応するモジュールのバージョン、ハッシュ値、変換ルール、変換ルールのバージョンをまとめたものである。なお、図9は、変換ルール蓄積部15に蓄積される伝送上の名前空間のモジュールとモジュールのバージョンとハッシュ値と変換ルールと変換ルールのバージョンとの対応関係を示すデータテーブルの一例を示す図である。
一方、比較例として、図10の通り、データ放送コンテンツ受信変換装置の変換ルール蓄積部に蓄積されるデータテーブルでは、1つの伝送上の名前空間に対応する複数の変換ルールを有すると共に、2つの伝送上の名前空間に共通して適用できる変換ルールを有している。例えば、伝送上の名前空間が0004.40F2.0067/61/0000/yen−chumoku.bmlであるとき、この伝送上の名前空間に対応する変換ルールは、yen−chumoku.rhtml、yen−chumoku2.rhtml、yen−chumoku3.rhtml、common.drctblであることにより、変換ルールは4つある。また、common.drctblという変換ルールは、0004.40F2.0067/61/0000/yen−chumoku.bmlと0004.40F2.0067/61/0000/yen−search.bmlの2つの伝送上の名前空間に共通して適用できる。このデータテーブルでは、変換ルールのバージョン管理が煩雑になり、変換ルール配信サーバへの問い合わせも重複することになる。なお、図10は、比較例のデータ放送コンテンツ受信変換装置の変換ルール蓄積部に蓄積される伝送上の名前空間のモジュールとモジュールのバージョンとハッシュ値と変換ルールと変換ルールのバージョンとの対応関係を示すデータテーブルの一例を示す図である。
10 コンテンツ受信部
11 コンテンツ解析部
12 コンテンツ蓄積部
13 変換ルール取得判定部
14 変換ルール適用部
15 変換ルール蓄積部
16 変換ルール配信サーバ
17 通信網
20 特徴量算出部
21 情報抽出部
22 変換ルール問い合わせ部
23 第1の変換ルール取得部
24 変換ルール送出要求部
25 第2の変換ルール取得部
Claims (5)
- データ放送コンテンツ送信装置からのデータ放送コンテンツを受信し、当該データ放送コンテンツを、対応する変換ルールを用いて他の提示形式に変換して出力するデータ放送コンテンツ受信変換装置において、
前記データ放送コンテンツを受信するコンテンツ受信部と、
当該コンテンツ受信部が受信したデータ放送コンテンツの特徴量の値を、前記データ放送コンテンツからハッシュ関数を用いて算出する特徴量算出部と、
前記データ放送コンテンツの記憶場所を特定する情報である伝送上の名前空間を前記データ放送コンテンツから抽出する情報抽出部と、
各データ放送コンテンツの特徴量の値と各データ放送コンテンツの伝送上の名前空間と各データ放送コンテンツに対応する変換ルールとの対応関係情報を蓄積する変換ルール蓄積部と、
前記特徴量算出部で算出された前記データ放送コンテンツの特徴量の値と前記情報抽出部で抽出された前記伝送上の名前空間を用いて、前記データ放送コンテンツに対応する変換ルールが蓄積されているか否かの問い合わせを前記変換ルール蓄積部に対して行う変換ルール問い合わせ部と、
前記データ放送コンテンツに対応する変換ルールが前記変換ルール蓄積部に蓄積されている場合、前記変換ルール蓄積部から前記データ放送コンテンツに対応する変換ルールを取得する第1の変換ルール取得部と、
前記データ放送コンテンツに対応する変換ルールが前記変換ルール蓄積部に蓄積されていない場合、前記特徴量算出部で算出された前記データ放送コンテンツの特徴量の値と前記情報抽出部で抽出された前記伝送上の名前空間を用いて、前記データ放送コンテンツに対応する変換ルールの送出要求を、通信網を介して接続された変換ルール配信サーバに対して行う変換ルール送出要求部と、
前記変換ルール配信サーバから前記通信網を介して前記データ放送コンテンツに対応する変換ルールを取得する第2の変換ルール取得部と、
前記第1の変換ルール取得部または前記第2の変換ルール取得部が取得した変換ルールを用いて前記データ放送コンテンツを変換して出力する変換ルール適用部と
を備えることを特徴とするデータ放送コンテンツ受信変換装置。 - 前記特徴量算出部は、前記データ放送コンテンツ全体から前記ハッシュ関数を用いて前記特徴量の値を算出することを特徴とする請求項1記載のデータ放送コンテンツ受信変換装置。
- 前記特徴量算出部は、前記データ放送コンテンツの構成の中で予め定めた変化を伴わない部分を記述している箇所から前記ハッシュ関数を用いて前記特徴量の値を算出することを特徴とする請求項1記載のデータ放送コンテンツ受信変換装置。
- 前記変換ルール蓄積部は、前記データ放送コンテンツに対応する最新のバージョンの変換ルールだけでなく、予め定めた数の古いバージョンの変換ルールも保持することを特徴とする請求項1記載のデータ放送コンテンツ受信変換装置。
- 前記変換ルール蓄積部は、前記データ放送コンテンツの記憶場所を特定する情報毎に、複数の変換ルールと各々の前記変換ルールに対応する複数の特徴量の値との対応関係情報を蓄積し、
前記変換ルール問い合わせ部は、前記データ放送コンテンツの記憶場所を特定する情報が共通する複数の変換ルールが蓄積されているか否かの問い合わせを前記変換ルール蓄積部に対して行い、
前記複数の変換ルールが前記変換ルール蓄積部に蓄積されている場合、前記第1の変換ルール取得部は、前記複数の変換ルールを一括して取得し、
前記複数の変換ルールが前記変換ルール蓄積部に蓄積されていない場合、前記変換ルール送出要求部が、前記複数の変換ルールの送出要求を、通信網を介して接続されると共に、前記データ放送コンテンツの記憶場所を特定する情報毎に、複数の変換ルールと各々の前記変換ルールに対応する複数の特徴量の値との対応関係情報が蓄積された前記変換ルール配信サーバに対して行い、
前記第2の変換ルール取得部は、前記変換ルール配信サーバから、前記通信網を介して、前記データ放送コンテンツの記憶場所を特定する情報が共通する複数の変換ルールを一括して取得し、当該取得した複数の変換ルールを一括して前記変換ルール蓄積部に送出し、
前記変換ルール蓄積部は、前記データ放送コンテンツの記憶場所を特定する情報が共通する複数の変換ルールを、前記第2の変換ルール取得部から送出された複数の変換ルールに一括して更新することを特徴とする請求項1記載のデータ放送コンテンツ受信変換装置。
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