JP2009266059A - 広告配信システム - Google Patents

Abstract

【課題】ユーザーに応じた広告を行うことができる新たな広告配信システムを提供することである。
【解決手段】コンピュータを用いて、ユーザーの端末装置に対して広告を配信する広告配信システムにおいて、前記コンピュータが、前記端末装置で動作するソフトウェアからの要求に応じて、該ソフトウェア固有の広告を配信する広告配信手段を備えたことを特徴とする。
【選択図】図５

Description

本発明は広告配信システムに関し、特に、新たな広告ルートを提供する広告配信システムに関する。

最近では、インターネット上にヤフー（非特許文献１参照）などのポータルサイトが開設され、ユーザーに対して様々なサービスを提供する動きが広がっている。

このようなポータルサイトでは、サービスを利用するユーザーに対して広告表示を行うようにされている。すなわち、ユーザーがそのポータルサイトを閲覧すると、そのページにはさまざまな広告が表示されており、ユーザーは必要に応じてその表示された広告をクリックして、広告対象のｗｅｂページへと進むことができる。

ポータルサイト［ＹＡＨＯＯ！（ヤフー）］、［online］、ヤフー株式会社、［平成２０年３月２８日検索］、インターネット＜URL：http://www.yahoo.co.jp/＞

ところが、上述のような従来のポータルサイトにおける広告では、ポータルサイトを利用するユーザーの属性が特定不可能であるため、ユーザーに応じた効率的な広告を行うことができないという問題があった。

また、最近のビジネスシーンは多様化しており、ユーザーに広告を行う新たな媒体の提供が望まれる。

本発明は上記の点にかんがみてなされたもので、ユーザーに応じた広告を行うことができる新たな広告配信システムを提供することを目的とする。

本発明は上記の目的を達成するために、コンピュータを用いて、ユーザーの端末装置に対して広告を配信する広告配信システムにおいて、前記コンピュータが、前記端末装置で動作するソフトウェアからの要求に応じて、該ソフトウェア固有の広告を配信する広告配信手段を備えたことを特徴とする。

また本発明は請求項１に記載の発明において、前記広告配信手段が、広告属性に基づいて配信する広告を選択することを特徴とする。

また本発明は請求項１に記載の発明において、前記広告配信手段が、ユーザー属性に基づいて配信する広告を選択することを特徴とする。

また本発明は請求項２に記載の発明において、前記広告属性が、広告主の業種、広告主の社名、広告商品の種類のうちの少なくとも一つを含むことを特徴とする。

また本発明は請求項３に記載の発明において、前記ユーザー属性が、業種、年齢、性別、趣味、嗜好、所在地のうちの少なくとも一つを含むことを特徴とする。

本発明によれば、ユーザーに応じた広告を行うことができる新たな広告配信システムを提供することができる。

以下、本発明による実施の形態について図面を参照して説明する。

図１は、本発明による広告配信システムの一実施の形態の構成を示すブロック図である。

本実施の形態の広告配信システムは、たとえばソフトウェアアプリケーションのような製品をユーザーが販社から購入し、その製品を端末装置上で動作させると、その製品においてたとえば別の商品の広告を表示するよう動作する。

図１に示すように、本実施の形態の広告配信システムは、サーバコンピュータである広告主Ｗｅｂサーバ１、２と、サーバコンピュータである広告配信サーバ４と、端末装置であるパソコン６、７、８とを有し、広告主Ｗｅｂサーバ１、２と広告配信サーバ４とをネットワーク３で接続し、広告配信サーバ４とパソコン６、７、８とをネットワーク５で接続して構成される。

なお、本実施の形態では、広告主Ｗｅｂサーバ１、２とパソコン６、７、８とは、広告配信サーバ４を介してデータ送受を行うようにしているが、本発明はこれに限られず、同一のネットワークに接続され、直接にデータ送受を行うものであってもよい。

図１において、ネットワーク３、５としては、たとえばイーサネット（登録商標）やトークンリング等のＬＡＮやそのほかインターネットなど、また有線、無線を問わず、また通信プロトコルも問わず、どのようなネットワークでもかまわない。ネットワーク３、５に接続された各装置のそれぞれには、予めネットワーク上のアドレスが設定されており、各装置はこのアドレスによって識別され、ネットワーク５に接続された他の装置との通信を行う。

図２は、図１に示した広告主Ｗｅｂサーバ１の構成を示すブロック図である。

広告主Ｗｅｂサーバは、本実施の形態の広告配信システムにおいて配信する広告を行う広告主のサーバであり、たとえば広告主の数だけ設けてあってもよいし、複数の広告主で１台を共用する構成であってもよい。

図１に示した広告主Ｗｅｂサーバ１および２は、ハードウェアに関わる基本構成は同様であるので、ここでは代表して広告主Ｗｅｂサーバ１について説明する。

広告主Ｗｅｂサーバ１は、図１に示したネットワーク３とのインタフェースであるネットワーク接続手段１４と、広告主Ｗｅｂサーバ１全体の動作を制御するＣＰＵやＭＰＵなどの制御手段１１と、操作者が広告主Ｗｅｂサーバ１に対する操作、指示等を入力したり、広告主Ｗｅｂサーバ１が操作者に対して様々な情報を表示したり出力する入出力手段１２と、広告主Ｗｅｂサーバ１の動作に必要なプログラムおよびパラメータ等を記憶する記憶手段１３とを有して構成される。入出力手段１２としては、たとえば、入力のためにキーボードやマウス等が用いられ、出力のためにディスプレイ装置等が用いられる。

図３は、図１に示した広告配信サーバ４の構成を示すブロック図である。

広告配信サーバは、本実施の形態の広告配信システムにおいて、ユーザーがたとえばソフトウェアアプリケーションのような製品を購入した販社のサーバである。この製品は、ワープロソフトや表計算ソフトのように一般にアプリケーションと呼ばれるものでもよいし、またＯＳのようなものであってもよく、端末装置で動作可能なものであればいかなるものであってもかまわない。

広告配信サーバ４は、図１に示したネットワーク３やネットワーク５とのインタフェースであるネットワーク接続手段４４と、広告配信サーバ４全体の動作を制御するＣＰＵやＭＰＵなどの制御手段４１と、操作者が広告配信サーバ４に対する操作、指示等を入力したり、広告配信サーバ４が操作者に対して様々な情報を表示したり出力する入出力手段４２と、広告配信サーバ４の動作に必要なプログラムおよびパラメータ等を記憶する記憶手段４３とを有して構成される。入出力手段４２としては、たとえば、入力のためにキーボードやマウス等が用いられ、出力のためにディスプレイ装置等が用いられる。

図４は、図１に示したパソコン６の構成を示すブロック図である。

パソコンは、本実施の形態の広告配信システムにおいて、ユーザーが購入した製品を動作させる端末装置であり、その製品を購入し、動作させるユーザーの数だけ設けられ、複数ユーザーで共用するものであってもよい。

図１に示したパソコン６、７および８は、本実施の形態に関わる基本構成は同様であるので、ここでは代表してパソコン６について説明する。

パソコン６は、図１に示したネットワーク５とのインタフェースであるネットワーク接続手段６４と、パソコン６全体の動作を制御するＣＰＵやＭＰＵなどの制御手段６１と、ユーザーがパソコン６に対する操作、指示等を入力したり、パソコン６がユーザーに対して様々な情報を表示したり出力する入出力手段６２と、パソコン６の動作に必要なプログラムおよびパラメータ等を記憶する記憶手段６３とを有して構成される。入出力手段６２としては、たとえば、入力のためにキーボードやマウス等が用いられ、出力のためにディスプレイ装置等が用いられる。

次に、本実施の形態の広告配信システムの動作について説明する。

本実施の形態の広告配信システムによれば、ユーザーは、パソコン６、７や８を操作して販社から購入した製品を動作させ、その製品本来の機能を利用する。その際、あらかじめ設定した条件に応じて、販社に広告依頼した広告主の広告を製品上に表示する。

ユーザーに製品を販売した販社は、いわば広告代理店の役割を果たし、広告の対価を広告主から得る。

図５は、図１に示した広告配信システムの動作を説明するブロック図である。

また、図６は、図１に示した広告配信システムの動作を説明するフローチャートであり、パソコン６の動作を示す図である。

さらに、図７は、図１に示した広告配信システムの動作を説明するフローチャートであり、広告配信サーバ４の動作を示す図である。

図５に示すように、本実施の形態の広告配信システムでは、広告配信サーバ４が、製品端末であるパソコン６、７、８と広告主Ｗｅｂサーバ１、２との間に介在して、広告配信に係る制御を司る。

販社は広告主に対して広告募集を行い、自社の販売製品上にその広告を表示する。また、販社は、製品上の広告表示におけるユーザーの所定の動作を契機に広告主に対して広告料を請求するよう課金を行う。

図６および図７を参照しながらさらに詳しく説明する。

まず、販社と広告主との間では広告に係る課金の方法を定め、これをあらかじめ広告配信サーバ４に登録しておく。

課金の方法の例としては、
（Ｉ）製品上に表示された広告をユーザーがクリックした数に応じた広告料を広告主が販社に支払う、
（II）製品上に広告が表示された回数に応じた広告料を広告主が販社に支払う、
（III）製品上に表示された広告を介して、その広告商品が購入された数や金額に応じた広告料を広告主が販社に支払う、
などが挙げられる。

また、製品を販社から購入したユーザーは、以下の（ｉ）〜（vii）のような事項を販社に対して申告し、販社はこの申告を広告配信サーバ４に登録し、広告配信サーバ４はその登録内容に基づいて広告表示の制御を行う。なお、これらの情報は、ユーザーが操作するパソコン６によって入力され、ネットワーク５を介して広告配信サーバ４に登録する。また、ユーザーから申告するのではなく、ユーザーの許諾の下で販社が調査し、その調査結果を広告配信サーバ４に登録するものであってもよい。

登録事項の例としては、
（ｉ）製品上に広告表示することの承諾、
（ii）広告表示を許諾する広告主の業種、社名、広告商品の種類
（iii）広告表示を拒否する広告主の業種、社名、広告商品の種類
（iv）ユーザーが会社等の団体である場合のその業種、
（ｖ）ユーザーの年齢、性別、ユーザーが会社等の団体である場合の構成員の年齢層、性別、
（vi）ユーザーの趣味、嗜好、ユーザーが会社等の団体である場合の構成員個々の趣味、嗜好、
（vii）ユーザーの所在地（住所、居所）、ユーザーが会社等の団体である場合の構成員の居所、
などが挙げられる。

ここで、ユーザーが配信を受け入れるか否かの判断材料としての上記（ii）および（iii）については広告属性と呼び、そのユーザーに対して広告を配信するか否かの判断材料としての上記（iv）〜（vii）についてはユーザー属性と呼ぶ。

ユーザーが、販社から購入した製品をパソコン６上で動作させると、その動作した製品は、広告配信サーバ４に接続する（図６のステップ（Ａ−１）、図７のステップ（Ｂ−１））。

続いて、パソコン６の操作者はユーザーＩＤやパスワードなどを入力し、これを広告配信サーバ４に送信してユーザー認証を行う（図６のステップ（Ａ−２））。広告配信サーバ４にはあらかじめユーザーＩＤやパスワードなどが登録されており、受信したユーザーＩＤやパスワードなどを登録されているものと照合してユーザー認証を行う（図７のステップ（Ｂ−２））。

広告配信サーバ４では、ユーザー認証が済んだならば、そのユーザーについて登録されている上記（ｉ）〜（vii）を参照し、依頼された複数の広告の中から広告主があらかじめ登録した配信対象の条件に合致する広告を抽出し、配信する広告を選択する（図７のステップ（Ｂ−３））。

広告主は、配信対象の条件として、たとえば、どのような業種の会社（ユーザー）に対して広告するかを登録しておくこともできるし、また、年齢層、性別等で広告を配信する相手を選別してもよい。さらに、ユーザーの趣味、嗜好により配信相手を選別したり、会社（ユーザー）の所在地、ユーザーの住所、居所により、広告商品が適した地域の配信相手を選別したりすることができる。

このようにすれば、広告商品のターゲット層に効果的に広告することができ、広告効率を上げることができる。

続いて、広告を表示するレイアウトを選択する（図７のステップ（Ｂ−４））。ステップ（Ｂ−３）で選択された広告が複数ある場合などその表示順をどうするかが問題となる。たとえば製品上で広告を表示する位置には、ユーザーの目に付きやすく広告効果の高い位置もあればそうでもない位置もある。そこで、本発明では、たとえば各広告主が販社に支払う広告料金の額に差をつけ、広告料金が高い順に、その広告を、上から順に表示するなど、ユーザーの目に付きやすい位置に表示するようにレイアウトを選択する。

また、ステップ（Ｂ−３）で選択された広告をすべて製品上で表示するのではなく、所定の表示確率で表示するようにし、広告主が販社に支払う広告料金の額が高いほど、この表示確率を高くして、この表示確率で各広告を表示するようにレイアウトを選択するものであってもよい。さらに、ユーザーが動作させた製品においてユーザーが入力したキーワードを広告配信サーバ４に送信し、このキーワードに合致した広告を表示するようにしてもよい。さらにまた、この所定の表示確率で表示するものにおいて、このキーワードに合致した広告を表示する制御を組み合わせてもよい。

広告配信サーバ４は、上述のようにして選択した配信レイアウトにてパソコン６に対して広告配信を行う（図７のステップ（Ｂ−５））。広告が表示された回数は広告配信サーバ４において記憶しておく。

これを受けたパソコン６では、受信結果に基づき、製品上に広告を表示する（図６のステップ（Ａ−３））。

この製品上に表示された広告がユーザーによってクリックされたならば（図６のステップ（Ａ−４））、そのクリック情報を広告配信サーバ４に送信する（図６のステップ（Ａ−５））。このクリック情報を受信した広告配信サーバ４は（図７のステップ（Ｂ−６））、そのクリックされた広告で宣伝している商品が購入可能なＷｅｂ画面を表示するためのＷｅｂ広告データを広告主Ｗｅｂサーバ１から取得し、これをパソコン６に対して送信する（図７のステップ（Ｂ−７））。また、ステップ（Ｂ−６）で受信したクリック情報に基づき、当該広告がクリックされた数を更新し、記憶しておく（図７のステップ（Ｂ−８））。

ステップ（Ｂ−７）で送信されたＷｅｂ広告データを受信したパソコン６では、このデータに基づいた表示を行う（図６のステップ（Ａ−６））。ユーザーはこの表示を参照して広告商品を購入する場合にはパソコン６を操作してその購入申込の入力を行う。この入力を受けたパソコン６では（図６のステップ（Ａ−７））、その購入情報を広告配信サーバ４に送信する（図６のステップ（Ａ−８））。

この購入情報を受信した広告配信サーバ４は（図７のステップ（Ｂ−９））、その購入情報を広告主Ｗｅｂサーバ１に送信する（図７のステップ（Ｂ−１０））。これを受けた広告主Ｗｅｂサーバ１を管理する広告主は、そのユーザーによる商品購入手続きを進める。

また、広告配信サーバ４では、本実施の形態の広告配信システムによる広告で購入された購入数や購入金額を更新し、記憶しておく（図７のステップ（Ｂ−１１））。

ステップ（Ｂ−８）で記憶したクリック数は、上記「（Ｉ）製品上に表示された広告をユーザーがクリックした数に応じた広告料を広告主が販社に支払う、」場合の課金の基となる。

また、図７のステップ（Ｂ−５）で配信した広告に基づく、広告が表示された回数は、上記「（II）製品上に広告が表示された回数に応じた広告料を広告主が販社に支払う、」場合の課金の基となる。

また、ステップ（Ｂ−１１）で記憶した購入数、購入金額は、上記「（III）製品上に表示された広告を介して、その広告商品が購入された数や金額に応じた広告料を広告主が販社に支払う、」場合の課金の基となる。

なお、上述した本発明の各構成は、逐次いずれかが選択されるものであってもよいし、組み合わせて用いられてもよい。

本発明による広告配信システムの一実施の形態の構成を示すブロック図である。 図１に示した広告主Ｗｅｂサーバ１の構成を示すブロック図である。 図１に示した広告配信サーバ４の構成を示すブロック図である。 図１に示したパソコン６の構成を示すブロック図である。 図１に示した広告配信システムの動作を説明するブロック図である。 図１に示した広告配信システムの動作を説明するフローチャートであり、パソコン６の動作を示す図である。 図１に示した広告配信システムの動作を説明するフローチャートであり、広告配信サーバ４の動作を示す図である。

符号の説明

１、２ 広告主Ｗｅｂサーバ
３ ネットワーク
４ 広告配信サーバ
５ ネットワーク
６、７、８ パソコン
１１ 制御手段
１２ 入出力手段
１３ 記憶手段
１４ ネットワーク接続手段
４１ 制御手段
４２ 入出力手段
４３ 記憶手段
４４ ネットワーク接続手段
６１ 制御手段
６２ 入出力手段
６３ 記憶手段
６４ ネットワーク接続手段

Claims (5)

1. コンピュータを用いて、ユーザーの端末装置に対して広告を配信する広告配信システムにおいて、
   前記コンピュータが、前記端末装置で動作するソフトウェアからの要求に応じて、該ソフトウェア固有の広告を配信する広告配信手段を備えたことを特徴とする広告配信システム。
2. 前記広告配信手段が、広告属性に基づいて配信する広告を選択することを特徴とする請求項１に記載の広告配信システム。
3. 前記広告配信手段が、ユーザー属性に基づいて配信する広告を選択することを特徴とする請求項１に記載の広告配信システム。
4. 前記広告属性が、広告主の業種、広告主の社名、広告商品の種類のうちの少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項２に記載の広告配信システム。
5. 前記ユーザー属性が、業種、年齢、性別、趣味、嗜好、所在地のうちの少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項３に記載の広告配信システム。

Images