JP2009264571A - 流体動圧軸受機構、モータおよび記録ディスク駆動装置 - Google Patents

流体動圧軸受機構、モータおよび記録ディスク駆動装置 Download PDF

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Abstract

【課題】流体動圧軸受機構における潤滑油の漏出を防止する。
【解決手段】小型のスピンドルモータに用いられる流体動圧軸受機構において、シャフト22はラジアル間隙261にて発生するラジアル動圧およびスラスト間隙にて発生するスラスト動圧により支持される。また、スリーブの上部を覆う上キャップ25の外側面253とハウジング部材241の環状テーパ部2412の内側面2414との間にテーパシール部271が形成され、毛細管現象を利用して潤滑油が軸受機構内部に保持される。上キャップ25はプレス加工により形成されており、潤滑油の界面が接する外側面253にはメッキ層が形成されている。これにより、プレス加工における金型からの引き抜き時の摺接により外側面253に生じた傷がメッキ層に覆われ、潤滑油の広がりが防止されて流体動圧軸受機構における潤滑油の漏出が防止される。
【選択図】図9

Description

本発明は、電動式のモータに用いられる流体動圧軸受機構に関する。
従来より、記録ディスク駆動装置等に用いられる小型のスピンドルモータでは、軸受機構の1つとして流体動圧を利用するものが採用されている。このような軸受機構では、軸受機構内部に潤滑油を保持するために毛細管力を利用したテーパシール部がスリーブの周囲に設けられることがある。
特許文献1に開示される軸受機構では、スリーブの上端から径方向外側に突出するフランジ部の外周面とロータハブの内周面との間に軸受機構の内部と連通する間隙が設けられ、軸受機構の内部に潤滑油が充填される。間隙はフランジ部の上側から下側に向かって漸次広がっており、間隙(以下、「テーパ間隙」という。)内では潤滑油の界面が毛細管現象および表面張力によりメニスカス状となる。これにより、テーパ間隙がオイルバッファとしての役割を果たすとともに潤滑油の流出を防止する。
特開2004−324681号公報
ところで、テーパ間隙を形成する部材をプレス加工により製造する設計を行うと、部材の金型からの引き抜き時にテーパ間隙を形成する面が金型と摺接して傷が生じる場合がある。特に、金型の抜き勾配が小さくなると摩擦が大きくなり傷が生じやすい。傷が生じると潤滑油が広がりやすくなり、テーパ間隙から潤滑油が漏出する可能性が高くなる。
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、流体動圧軸受機構における潤滑油の漏出を防止することを主たる目的としている。
請求項1に記載の発明は、電動式のモータに用いられる流体動圧軸受機構であって、略円筒状のスリーブ部と、前記スリーブ部に挿入されて回転時に前記スリーブ部の内側面との間のラジアル間隙にて発生する潤滑油の流体動圧を利用して前記スリーブ部に支持されるシャフトと、前記ラジアル間隙に連絡するとともに開口側に向かって漸次幅が広がるテーパ間隙を有し、前記テーパ間隙内に前記潤滑油の界面が形成されることにより毛細管現象を利用して前記潤滑油の漏出を防止する毛細管シール部とを備え、前記テーパ間隙内にて前記潤滑油の前記界面に接する面の少なくとも一部が、前記テーパ間隙を形成する部材をプレス加工または鍛造により形成する際に金型と摺接した摺接面に薄膜を形成した面である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の流体動圧軸受機構であって、前記摺接面が、前記テーパ間隙において内側から前記開口に向かう方向に前記金型と摺接する。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の流体動圧軸受機構であって、前記スリーブ部の上面および外側面上部を覆う有蓋略円筒状の上キャップと、前記上キャップの下方にて前記スリーブ部の外側面に固定され、上部が前記上キャップの外側面を覆う略円筒状のハウジング部材とをさらに備え、前記上キャップの前記外側面と前記ハウジング部材の前記上部の内側面との間に前記テーパ間隙が形成され、前記摺接面に前記薄膜を形成した面が、前記上キャップの前記外側面である。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の流体動圧軸受機構であって、前記シャフトに接続された有蓋略円筒状のロータハブをさらに備え、前記スリーブ部の外側面と、前記スリーブ部の前記外側面を覆う前記ロータハブの円筒部との間に前記テーパ間隙が形成され、前記摺接面に前記薄膜を形成した面が、前記円筒部の内側面である。
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の流体動圧軸受機構であって、前記薄膜が金属によるメッキである。
請求項6に記載の発明は、電動式のモータであって、請求項1ないし5のいずれかに記載の流体動圧軸受機構と、前記シャフトに接続されたロータ部と、前記流体動圧軸受機構が固定されるステータ部とを備える。
請求項7に記載の発明は、記録ディスク駆動装置であって、記録ディスクを回転する請求項6に記載のモータと、前記記録ディスクに対する情報の読み出しまたは書き込みを行うアクセス部と、前記モータおよび前記アクセス部を収容するハウジングとを備える。
本発明によれば、テーパ間隙を形成する面に薄膜を形成することにより、流体動圧軸受機構における潤滑油の漏出を防止することができる。
図1は本発明の第1の実施の形態に係る電動式のスピンドルモータ(以下、「モータ」という。)を備える記録ディスク駆動装置3の断面図である。記録ディスク駆動装置3はいわゆるハードディスク駆動装置であり、情報を記録する円板状の記録ディスク31、記録ディスク31に対する情報の読み出しおよび書き込みを行うアクセス部32、記録ディスク31を保持して回転する電動式のモータ1、並びに、記録ディスク31、モータ1およびアクセス部32を内部空間に収容するハウジング33を備える。
ハウジング33は、上部に開口を有するとともにモータ1およびアクセス部32が内側の底面に取り付けられる無蓋箱状の第1ハウジング部材331、並びに、第1ハウジング部材331の開口を覆う板状の第2ハウジング部材332を備える。記録ディスク駆動装置3では、第1ハウジング部材331に第2ハウジング部材332が接合されてハウジング33が形成され、内部空間は塵や埃が極度に少ない清浄な空間とされる。
記録ディスク31はモータ1上に載置され、クランパ34およびネジ35によりモータ1に固定される。アクセス部32は、記録ディスク31に近接して情報の読み出しおよび書き込みを磁気的に行うヘッド321、ヘッド321を支持するアーム322、並びに、アーム322を移動することによりヘッド321を記録ディスク31およびモータ1に対して相対的に移動するヘッド移動機構323を有する。
図2はモータ1の縦断面図であり、記録ディスク31を二点鎖線にて示している。モータ1はアウタロータ型のモータであり、回転体であるロータ部11、固定体であるステータ部12、および、ロータ部11をステータ部12に対して回転可能に支持する流体動圧軸受機構2(以下、「軸受機構2」という。)を備える。以下の説明では、便宜上、中心軸J1に沿ってロータ部11側を上側、ステータ部12側を下側として説明するが、中心軸J1は必ずしも重力方向と一致する必要はない。
ロータ部11は、記録ディスク31が固定される有蓋略円筒状のロータハブ111、および、ロータハブ111に取り付けられて中心軸J1の周囲に配置される界磁用磁石112を備える。ステータ部12は、中央に穴部が形成されたベース部であるベースブラケット121、および、穴部の周囲にてベースブラケット121に取り付けられた電機子122を備え、電機子122は多極着磁された円環状の界磁用磁石112との間で中心軸J1を中心とする回転力(トルク)を発生する。また、軸受機構2はステータ部12のベースブラケット121の穴部に熱硬化性の接着剤により固定される。
図3は、モータ1の流体動圧を利用する軸受機構2を示す縦断面図である。軸受機構2は中心軸J1を中心とする略円筒状のスリーブ部21、スリーブ部21に挿入されるシャフト22、シャフト22の下端に取り付けられ、スリーブ部21の下面に対向するスラストプレート23、スラストプレート23の下面およびスリーブ部21の外側面を覆うスリーブハウジング24、並びに、スリーブ部21の上面および外側面の上部を覆う上キャップ25を備える。
スリーブハウジング24は、スリーブ部21の外側面を覆う略円筒状のハウジング部材241の下部に有底円筒状の下キャップ242が嵌合されて接着剤により固定されたものとなっている。上キャップ25は、スリーブ部21から突出するシャフト22の上端が挿入される開口部2511を有し、図2に示すように、シャフト22の上端がロータ部11に接続されることによりロータ部11がステータ部12に対して回転可能に支持される。
図4はスリーブ部21の縦断面図であり、断面より奥側も示している。スリーブ部21は上面211に径方向に伸びる複数の上面溝2111、外側面212に中心軸J1に平行に伸びる複数の外側面溝2121、および、下面213にスパイラル形状のスラスト動圧溝2131を有する。外側面溝2121は上端部にて上面溝2111の径方向外側の端部に連絡しており、潤滑油の流路を形成する。なお、スリーブ部21は多孔質の焼結金属体であり、プレス成形時に上面溝2111、外側面溝2121およびスラスト動圧溝2131が形成される。
図5はシャフト22の正面図であり、シャフト22は、外側面に形成されたラジアル動圧溝221、ラジアル動圧溝221の上方に形成された中心軸J1を中心とする環状凹部222、および、下端に中心軸J1に沿う雌ネジ223を有する。雌ネジ223にスラストプレート23(図3参照)の雄ネジが螺合されることによりスラストプレート23がシャフト22の下端に取り付けられる。
ラジアル動圧溝221は、軸方向において離れた2箇所に形成され、シャフト22の回転によりスリーブ部21の内側面との間のラジアル間隙261(図3参照)にラジアル動圧を発生させ、これにより、シャフト22が潤滑油を介してスリーブ部21により非接触にてラジアル方向に支持される。ラジアル動圧溝221の上側の溝(の集合)2211および下側の溝(の集合)2212はそれぞれヘリングボーン形状であり、溝2211の上側の直線部分は下側の直線部分より長く、ラジアル動圧と同時に潤滑油をラジアル間隙261内において下方に送る動圧が発生する。溝2212では上下の直線部分の長さが等しく、ラジアル動圧のみが発生する。環状凹部222は下側にテーパ面2221を有し、テーパ面2221は下方から上方に向かってシャフト22の外径が小さくなるように傾斜している。
図3に示すように、シャフト22およびスラストプレート23が回転すると、潤滑油はラジアル間隙261からスリーブ部21の下面213とスラストプレート23の上面との間の第1スラスト間隙262へと流入する。一方、下面213のスラスト動圧溝2131(図4参照)により第1スラスト間隙262にスラスト動圧が発生する。スラストプレート23と下キャップ242との間の第2スラスト間隙263にも潤滑油が充填されており、スラストプレート23の下面に形成されたスラスト動圧溝により第2スラスト間隙263にてスラスト動圧が発生し、第1スラスト間隙262および第2スラスト間隙263のスラスト動圧によりシャフト22がスラスト方向に支持される。また、スラストプレート23の外側面とスリーブハウジング24の内側面および内底面との間には、第1スラスト間隙262と第2スラスト間隙263とを連通する間隙264が設けられ、潤滑油が充填されている。
図6はスリーブハウジング24の略円筒状のハウジング部材241の縦断面図であり、断面より奥側も示している。ハウジング部材241は下部が円筒部2411とされ、上部が下方から上方に向かって漸次径が増大する環状テーパ部2412とされる。環状テーパ部2412の下端部における内径は円筒部2411の内径よりも大きく、円筒部2411と環状テーパ部2412との間は段差部2413となっている。また、環状テーパ部2412の内側面2414にはニッケル等の金属によるメッキが形成され、防錆が施されるとともに表面粗度が低減されている。既述のように円筒部2411には下キャップ242(図3参照)が下から嵌合されて接着剤にて接着される。
図3に示すように、ハウジング部材241の円筒部2411は上キャップ25の下方にてスリーブ部21の外側面に圧入により固定され、ハウジング部材241の上部である環状テーパ部2412が上キャップ25の外側面253を覆う。また、ハウジング部材241およびスリーブ部21の外側面溝2121(図4参照)により、スリーブ部21の外側面212(図4参照)と円筒部2411の内側面との間に、第1スラスト間隙262からの潤滑油を上方へと導く流路265(以下、「外側下部流路265」という。)が形成される。
図7は有蓋略円筒状の上キャップ25の縦断面図であり、断面より奥側も示している。上キャップ25は環状かつ板状の上部251および上部251の外周から下方に伸びる円筒部252を有し、図3に示すように、上部251の中央の円形の開口部2511にシャフト22の上端が挿入され、円筒部252にスリーブ部21の上部が圧入される。開口部2511の内径はシャフト22の外径よりも大きく、図7に示すように開口部2511の内側面2513は中心軸J1に平行な円筒面とされる。また、上部251の下面には下方に突出する複数の円形の突起である凸部2512が周方向に等間隔に設けられる。図6の環状テーパ部2412と同様に、円筒部252の外側面253にはニッケル等による薄膜であるメッキ層が形成される。なお、ニッケルメッキは鉄系の材料表面よりも潤滑油の濡れ拡散性が小さい。さらに、円筒部252の下端部には外側面253よりも径方向外側に僅かに突出するプレス加工時の切断面2522が形成され、円筒部252の内側面には下端部から上部251の下面まで中心軸J1に平行に伸びる溝状の複数の凹部2521が周方向に等間隔に設けられる。
図8は軸受機構2の上部を拡大して示す図である。図8に示すように、上キャップ25の上部251の凸部2512はスリーブ部21の上面211に当接する。また、スリーブ部21の外側面212と上キャップ25の円筒部252の内側面との間には、スリーブ部21の外側面溝2121および上キャップ25の内側面の凹部2521により外側上部流路266が形成され、スリーブ部21の上面211と上キャップ25の上部251の下面との間には、上キャップ25の凸部2512がスリーブ部21の上面211に当接することにより設けられる間隙2514と、スリーブ部21の上面溝2111とにより上側流路267が形成される。潤滑油は外側下部流路265から外側上部流路266に流入し、上方へと流れて上側流路267へと流入し、中央のラジアル間隙261へと戻る。
図3に示すように、軸受機構2内ではラジアル間隙261、第1スラスト間隙262、外側下部流路265、外側上部流路266および上側流路267により循環路26が形成され、潤滑油は循環路26内に連続して充填されてシャフト22の回転に伴って発生する動圧により循環する。一方、上キャップ25の外周には毛細管シール部である第1テーパシール部271が設けられ、上キャップ25の内周にも毛細管シール部である第2テーパシール部272が設けられ、これらのテーパシール部271,272により潤滑油が保持される。
図9は第1テーパシール部271および第2テーパシール部272近傍を拡大して示す図である。第1テーパシール部271は、上キャップ25の円筒部252の外側面253、および、外側面253を覆うハウジング部材241の内側面2414により形成されるテーパ状の間隙2712(以下、「第1テーパ間隙2712」という。)を有し(すなわち、第1テーパシール部271は第1テーパ間隙2712を形成する部位を指す。第2テーパシール部272においても同様)、第1テーパ間隙2712の幅は中心軸J1に沿って上方である第1テーパ間隙2712の開口側に向かって漸次幅が広がる。図9では第1テーパ間隙2712のテーパ角に符号θ1を付している。また、第1テーパ間隙2712は循環路26(図3参照)を介してラジアル間隙261に連絡しており、第1テーパ間隙2712の内部の圧力と釣り合う位置に潤滑油の第1界面2711が形成される。第1テーパシール部271では第1界面2711による毛細管現象を利用して潤滑油が保持されるとともに潤滑油の漏出が防止される。
第2テーパシール部272は、ラジアル間隙261の上方においてシャフト22のテーパ面2221および上キャップ25の開口部2511(図7参照)の内側面2513によるテーパ状の間隙2722(以下、「第2テーパ間隙2722」という。)を有する。第2テーパ間隙2722は上方(すなわち、第2テーパ間隙2722の開口側)に向かって漸次幅が広がり、図9において符号θ2を付す第2テーパ間隙2722のテーパ角は、第1テーパ間隙2712のテーパ角θ1よりも大きくされる。第2テーパ間隙2722は循環路26(図3参照)に連絡しており、第2テーパシール部272では、第2テーパ間隙2722の内部の圧力と釣り合う位置に第2界面2721が形成される。第2テーパシール部272においても、第2界面2721による毛細管現象を利用して潤滑油が保持されるとともに潤滑油の漏出が防止される。
図10は上キャップ25の製造の流れを示す図であり、図11ないし図16は製造途上の上キャップ25を示す図である(ただし、上キャップ25は図7に示すものと上下逆に形成され、細部の図示は省略している。)。まず、図11に示すように、プレス加工のための金型である上金型91および下金型92の間にSPCC、SPCD、SPCE等の平板状の板部材8が配置される。上金型91は図7の上キャップ25の内側面および上部底面に対応する円筒状の凸部911を有し、下金型92は上キャップ25の外側面および上面に対応する円筒状の凹部921を有する。
図12に示すように上金型91が下金型92側に向かって下方に移動すると、凸部911および凹部921の形状に沿って板部材8の一部が上キャップ25の上部251および円筒部252の形状に変形する。その後、上金型91および下金型92が板部材8から引き抜かれる。このとき、中心軸J1に平行な円筒部252の外側面253aでは、下金型92の内側面との摺接により、外側面253a上に引き抜き方向に沿う傷が生じる。なお、外側面253aは、メッキ前の円筒部252の外側面であり、以下、「摺接外側面253a」という。また、図12のプレスによる板部材8の変形は、複数回に分けられて行われてよい。
次に、図13に示すように、板部材8はパンチ93およびダイ94の間に配置される。パンチ93は上キャップ25よりも径が小さい円柱状であり、ダイ94はパンチ93が挿入される穴部941を有する。そして、図14に示すように、パンチ93が下方に移動して穴部941に挿入されることによりパンチ93の下部およびダイ94により上キャップ25の上部251(図13では下側に位置する。)の中央が打ち抜かれて開口部2511が形成される。
開口部2511が形成されると、図15に示すように、板部材8はパンチ95およびダイ96の間にさらに移される。パンチ95の上部であるパンチ上部951は上キャップ25の摺接外側面253aよりも僅かに径が大きい円柱状となっており、パンチ95の下部であるパンチ下部952は上キャップ25の内側面に嵌め合わされる円柱状となっており、パンチ上部951とパンチ下部952との間の段差に板部材8の上面が当接する。ダイ96は円筒状であり、中央にパンチ95が挿入される穴部961を有する。図16に示すように、ダイ96が上方に移動すると穴部961にパンチ95が挿入されるとともに板部材8から上キャップ25が打ち抜かれ、円筒部252の上部の断面が図7に示す切断面2522となる。
以上のプレス加工により、上キャップ25の本体(すなわち、上部251および円筒部252(図7参照))が形成される(ステップS11)。なお、説明を省略しているが図7に示す凸部2512はプレス加工の際に半抜き加工により形成される。
次に、円筒部252の摺接外側面253aにニッケルおよびリンを成分とする無電解メッキが施され(ステップS12)、摺接外側面253aに5〜10μmのメッキ層が形成される。これにより、摺接外側面253aが、メッキ層により表面粗度が低減された外側面253となり、上キャップ25が完成する。
以上に説明したように、第1の実施の形態に係る軸受機構2では、上キャップ25がプレス加工により形成される際に、第1テーパ間隙2712(図9参照)にて潤滑油の第1界面2711に接する外側面253となる予定の摺接外側面253aに傷が生じるが、摺接外側面253aにメッキ層が形成されることにより傷が覆われて潤滑油の広がりが防止される。その結果、防錆とともに軸受機構2における潤滑油の漏出を防止することができる。
特に、軸受機構2では、第1テーパ間隙2712において内側から開口に向かう方向(図12における上方)に摺接外側面253aが下金型92(図12参照)と摺接し、傷の方向が第1テーパ間隙2712の開口に向かう方向となって潤滑油が傷に沿って広がって漏出しやすくなるため、メッキによる漏出防止はこのような傷に対して特に効果を有する。なお、メッキにより、第1テーパ間隙2712の外側や開口近傍に塗布される撥油剤が不必要に広がってしまうことも防止される。
図17は本発明の第2の実施の形態に係るモータ5を備える記録ディスク駆動装置4の内部構成を示す縦断面図である。記録ディスク駆動装置4はいわゆるハードディスク駆動装置であり、情報を記録する円板状の記録ディスク42、記録ディスク42に対する情報の読み出しおよび書き込みを行うアクセス部43、記録ディスク42を保持して回転する電動式のモータ5、並びに、記録ディスク42、モータ5およびアクセス部43を内部空間に収容するハウジング41を備える。
記録ディスク駆動装置4の基本的な構造は図1の記録ディスク駆動装置3と比較してほぼ同様であるが、モータの構造は大きく異なっている。図17に示すように、ハウジング41は、無蓋箱状の第1ハウジング部材411および板状の第2ハウジング部材412を備え、内部空間410を形成する。また、記録ディスク42は、モータ5の上側に載置されてクランパ421によりモータ5に固定され、アクセス部43は、ヘッド431、ヘッド431を支持するアーム432、および、ヘッド移動機構433を有する。
図18は、記録ディスク駆動装置4のモータ5を示す縦断面図である。図18では、モータ5の中心軸J1(後述するロータハブ511およびシャフト512の中心軸でもある。)を含む面における断面を示すが、切断面よりも奥側に位置する構成についても、その一部を破線にて描いている。
図18に示すように、モータ5はインナロータ型のモータであり、固定体であるステータ部52、回転体であるロータ部51、および、作動流体である潤滑油による流体動圧を利用する流体動圧軸受機構6(以下、「軸受機構6」という。)を備える。ロータ部51は、軸受機構6を介してモータ5の中心軸J1を中心としてステータ部52に対して回転可能に支持される。ステータ部52は、第1ハウジング部材411(図17参照)の一部でもあるベースプレート521、ベースプレート521に取り付けられた電機子522、および、電機子522の上方に配置されて電機子522からの電磁ノイズを遮断する薄板状の磁気シールド板523を備える。
ロータ部51は、記録ディスク42(図17参照)が固定される有蓋略円筒状のロータハブ511、ロータハブ511に接続された略円筒状のシャフト512、および、ロータハブ511に固定されて中心軸J1の周囲に配置される界磁用磁石513を備える。ロータハブ511は中心軸J1を中心とする略円板状であってシャフト512の上端部から中心軸J1に対して垂直に広がる円板部5111、および、中心軸J1を中心とする略円筒状であって円板部5111の外周縁において下側に突出する円筒部5112を備え、円板部5111および円筒部5112はステンレス鋼やアルミニウム等により一体的に形成される。また、シャフト512の下端には、略円板状のスラストプレート5121が取り付けられる。界磁用磁石513は多極着磁された円環状の磁石であり、ロータハブ511の円筒部5112の外側面に固定され、電機子522との間で中心軸J1を中心とする回転力(トルク)を発生する。
図19は軸受機構6を拡大して示す図であり、軸受機構6は中心軸J1を中心とする略円筒状であって潤滑油を介してシャフト512が挿入される略円筒状のスリーブ部61、および、スリーブ部61の下端側の開口を閉塞する略円板状のシールキャップ62を備え、ロータ部51のロータハブ511およびシャフト512も軸受機構6の一部を兼ねる。スリーブ部61は円筒状の多孔質部材であるスリーブ611、および、スリーブ611の外側面に固定された略円筒状のスリーブハウジング612を有し、スリーブハウジング612およびシールキャップ62はスリーブ611に含浸された潤滑油を保持する役割を果たす。スリーブハウジング612の外側面6121は下方に向かって径が小さくなるように傾斜しており、外側面6121にはメッキ層が形成されている。また、軸受機構6の下部(すなわち、スリーブハウジング612の下部)は、ベースプレート521の中央部に形成された開口に圧入されて固定される。
軸受機構6は、ロータハブ511の円板部5111の下面とスリーブ部61(すなわち、スリーブ611およびスリーブハウジング612)の上端面との間の間隙631、スリーブ611の内側面とシャフト512の外側面との間のラジアル間隙632、スリーブ611の下端面とスラストプレート5121の上面との間のスラスト間隙633、および、スラストプレート5121の下面とシールキャップ62の上面との間の間隙634(以下、これらを「潤滑油保持間隙63」という。)を有し、モータ5では、潤滑油保持間隙63に潤滑油が充填されることにより、中心軸J1を中心にロータ部51をステータ部52に対して回転可能に支持する軸受機構6が構成される。
軸受機構6では、シャフト512の回転に伴ってラジアル間隙632にてスリーブ611の内側面に設けられた動圧溝によりラジアル動圧が発生するとともに、間隙631およびスラスト間隙633にてスリーブハウジング612の上面6122、および、スリーブ611の下端面に設けられた動圧溝によりスラスト動圧が発生し、シャフト512およびロータ部51がラジアル方向およびスラスト方向に支持される。
一方、スリーブ部61の上部の外周には毛細管シール部であるテーパシール部64が設けられる。テーパシール部64は、スリーブ部61の外側面であるスリーブハウジング612の外側面6121、および、ロータハブ511の円筒部5112の内側面5113により形成されるテーパ状の間隙641(以下、「テーパ間隙641」という。)を有し(すなわち、テーパシール部64はテーパ間隙641を形成する部位を指す。)、テーパ間隙641は下方の開口に向かって漸次広がる。テーパ間隙641は間隙631を介してラジアル間隙632に連絡しており、テーパ間隙641の内部の釣り合う位置に潤滑油の界面6411が形成される。このように、テーパシール部64では界面6411による毛細管現象を利用して、潤滑油が保持されるとともに潤滑油の漏出が防止される。
図20はロータハブ511の製造を示す図であり、ロータハブ511を形成する下金型97および上金型98を二点鎖線にて示している。ロータハブ511の製造の流れは、図10に示すステップS11の上キャップ25(図7参照)をプレスで製造する工程が、ロータハブ511を鍛造により形成する工程に置き換えられ、ステップS12のメッキがロータハブ511に施されるものとなる。
ロータハブ511の製造では、まず、ロータハブ511の材料となるステンレス鋼やアルミニウム等の部材8aが加熱され、下金型と上金型との間に配置される。部材8aは下金型と上金型との間で挟まれ、押圧されることにより部材8aが塑性流動により変形する。部材8aは複数の下金型および上金型のセットにより複数段階の加工を経て、図20に示す最終段階の下金型97および上金型98に沿ってロータハブ511の形状とされる。
その後、ロータハブ511は下金型97および上金型98から引き抜かれ、冷却される。さらに、ロータハブ511の表面のうち、上面のディスク載置面および下面のスリーブハウジング612(図19参照)に対向する面に切削による仕上げ加工が行われる(ステップS11参照)。一方、ロータハブ511には金型と摺接した面に傷がついており、下金型97との摺接により生じた円筒部5112の中心軸J1(図19参照)に平行な内側面5113a(メッキ前の摺接面であり、以下、「摺接内側面5113a」という。)の傷に対してニッケル等のメッキが行われて表面粗度が低減され、摺接内側面5113aが図19に示す内側面5113となる(ステップS12参照)。
以上に説明したように、第2の実施の形態に係る軸受機構6においても、図19に示すロータハブ511が鍛造加工により形成される際に、テーパ間隙641において内側から開口に向かう方向(図19における下方)に摺接内側面5113aが下金型97(図20参照)と摺接する。その結果、摺接内側面5113aにテーパ間隙641の開口に向かう方向の傷が生じることとなるが、摺接内側面5113aにメッキ層が形成されることにより、テーパ間隙641にて潤滑油の界面に接する面である内側面5113における傷による潤滑油の広がりが防止され、軸受機構6における潤滑油の漏出が防止される。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。
例えば、図9の外側面253および図19の内側面5113(すなわち、テーパシール部が有する面であって加工時に金型と摺接する面)の表面処理はニッケル以外の金属によるメッキが用いられてもよく、例えば、クロム、亜鉛系のメッキであってもよい。メッキに代えて、例えば、電着塗装膜、テフロン(登録商標)コート等の薄膜が形成されてもよい。
上キャップ25の製造は図11ないし図16に示すものには限定されず、例えば、図13および図14に示す開口部2511の形成よりも前に図15および図16に示す板部材8からの上キャップ25の打ち抜きが行われてもよい。また、上キャップ25を製造する金型は図11ないし図16に示すものには限定されず、さらに、図11ないし図16における金型および板部材8が上下逆に配置されてもよい。同様に、ロータハブ511を製造する金型も図20に示すものには限定されない。
図7の上キャップ25の外側面253および図19のロータハブ511の内側面5113がメッキ前に有する傷はテーパ間隙の開口に向かうもの以外であってもよく、例えば、中心軸J1に垂直な方向に生じた傷に対してもメッキが行われることにより潤滑油の広がりが防止されてもよい。
また、軸受機構の構造は上記実施の形態にて示した構造以外のものであってもよく、テーパ間隙を形成する部材をプレス加工または鍛造により形成する際に金型と摺接した摺接面に薄膜を形成した面は、テーパ間隙の両側の面であってもよく、テーパ間隙の一方の面の一部であってもよい。
記録ディスク駆動装置3,4は、ハードディスク駆動装置に限定されず、光ディスク駆動装置、光磁気ディスク駆動装置等のように、記録ディスクに対する情報の読み出しおよび書き込みの一方または両方、すなわち、読み出しまたは書き込みを行う他の装置であってもよい。モータ1,5の用途は記録ディスク装置には限定されず、他の様々な装置の駆動源として用いられてよい。
第1の実施の形態に係る記録ディスク駆動装置の縦断面図である。 モータの縦断面図である。 軸受機構の縦断面図である。 スリーブの縦断面図である。 シャフトの正面図である。 ハウジング部材の縦断面図である。 上キャップの縦断面図である。 軸受機構の上部の拡大図である。 テーパシール部近傍を示す図である。 上キャップの製造の流れを示す図である。 製造途上の上キャップを示す図である。 製造途上の上キャップを示す図である。 製造途上の上キャップを示す図である。 製造途上の上キャップを示す図である。 製造途上の上キャップを示す図である。 製造途上の上キャップを示す図である。 第2の実施の形態に係る記録ディスク駆動装置の縦断面図である。 モータの縦断面図である。 軸受機構近傍を拡大して示す図である。 ロータハブの製造を示す図である。
符号の説明
1,5 モータ
2,6 軸受機構
3,4 記録ディスク駆動装置
11,51 ロータ部
12,52 ステータ部
21 スリーブ
22,512 シャフト
25 上キャップ
31,42 記録ディスク
32,43 アクセス部
33,41 ハウジング
61 スリーブ部
64,271 テーパシール部
92 下金型
98 上金型
211 (スリーブの)上面
212 (スリーブの)外側面
241 ハウジング部材
253 (上キャップの)外側面
253a 摺接外側面
261,632 ラジアル間隙
511 ロータハブ
641 テーパ間隙
2412 環状テーパ部
2414 (環状テーパ部の)内側面
2711 第1界面
2712 第1テーパ間隙
5112 (ロータハブの)円筒部
5113 (ロータハブの)内側面
5112a 摺接内側面
6121 (スリーブハウジングの)外側面
6122 (スリーブハウジングの)上面
6411 界面

Claims (7)

  1. 電動式のモータに用いられる流体動圧軸受機構であって、
    略円筒状のスリーブ部と、
    前記スリーブ部に挿入されて回転時に前記スリーブ部の内側面との間のラジアル間隙にて発生する潤滑油の流体動圧を利用して前記スリーブ部に支持されるシャフトと、
    前記ラジアル間隙に連絡するとともに開口側に向かって漸次幅が広がるテーパ間隙を有し、前記テーパ間隙内に前記潤滑油の界面が形成されることにより毛細管現象を利用して前記潤滑油の漏出を防止する毛細管シール部と、
    を備え、
    前記テーパ間隙内にて前記潤滑油の前記界面に接する面の少なくとも一部が、前記テーパ間隙を形成する部材をプレス加工または鍛造により形成する際に金型と摺接した摺接面に薄膜を形成した面であることを特徴とする流体動圧軸受機構。
  2. 請求項1に記載の流体動圧軸受機構であって、
    前記摺接面が、前記テーパ間隙において内側から前記開口に向かう方向に前記金型と摺接することを特徴とする流体動圧軸受機構。
  3. 請求項2に記載の流体動圧軸受機構であって、
    前記スリーブ部の上面および外側面上部を覆う有蓋略円筒状の上キャップと、
    前記上キャップの下方にて前記スリーブ部の外側面に固定され、上部が前記上キャップの外側面を覆う略円筒状のハウジング部材と、
    をさらに備え、
    前記上キャップの前記外側面と前記ハウジング部材の前記上部の内側面との間に前記テーパ間隙が形成され、前記摺接面に前記薄膜を形成した面が、前記上キャップの前記外側面であることを特徴とする流体動圧軸受機構。
  4. 請求項2に記載の流体動圧軸受機構であって、
    前記シャフトに接続された有蓋略円筒状のロータハブをさらに備え、
    前記スリーブ部の外側面と、前記スリーブ部の前記外側面を覆う前記ロータハブの円筒部との間に前記テーパ間隙が形成され、前記摺接面に前記薄膜を形成した面が、前記円筒部の内側面であることを特徴とする流体動圧軸受機構。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の流体動圧軸受機構であって、
    前記薄膜が金属によるメッキであることを特徴とする流体動圧軸受機構。
  6. 電動式のモータであって、
    請求項1ないし5のいずれかに記載の流体動圧軸受機構と、
    前記シャフトに接続されたロータ部と、
    前記流体動圧軸受機構が固定されるステータ部と、
    を備えることを特徴とするモータ。
  7. 記録ディスク駆動装置であって、
    記録ディスクを回転する請求項6に記載のモータと、
    前記記録ディスクに対する情報の読み出しまたは書き込みを行うアクセス部と、
    前記モータおよび前記アクセス部を収容するハウジングと、
    を備えることを特徴とする記録ディスク駆動装置。
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