JP2009260487A - 光符号分割多重モジュール、光符号分割多重通信システム及び光符号分割多重通信方法。 - Google Patents

光符号分割多重モジュール、光符号分割多重通信システム及び光符号分割多重通信方法。 Download PDF

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Abstract

【課題】環境温度の変動に対してSSFBGの細かい温度制御を不要とする。
【解決手段】同一の光ファイバ中に、複数個の同一構成の単位ファイバブラッググレーティング(FBG:Fiber Bragg Grating)が形成されたスーパーストラクチャファイバブラッググレーティング(SSFBG:Superstructured FBG)を、k個(kは3以上の整数)備える光符号分割多重モジュールが提供される。k個のSSFBGは、第1群と第2群とに2分され、第1群及び第2群の一方に属するSSFBGが位相符号器として機能し、他方に属するSSFBGが位相復号器として機能する。
【選択図】図7

Description

この発明は、位相符号方式の光符号分割多重通信に用いられる、光符号分割多重モジュール、光符号分割多重通信システム及び光符号分割多重通信方法に関する。
近年、インターネットの普及等により通信需要が急速に増大している。この通信需要の増大に対応して、光ファイバを用いた高速・大容量光ネットワークが整備されつつある。
このような高速・大容量光ネットワークでは、複数チャネルの光信号を多重して、一本の光ファイバ伝送路で伝送する光多重伝送技術が必要不可欠である。
光多重伝送技術としては、光時分割多重(OTDM:Optical Time Division Multiplexing)、波長分割多重(WDM:Wavelength Division Multiplexing)及び光符号分割多重(OCDM:Optical Code Multiplexing)が盛んに研究されている。
これら光多重伝送技術の中で、OCDMは時間軸上で同一の時間スロットに複数のチャネルを設定できる、あるいは、波長軸上においても同一波長に複数のチャネルを設定できるという特徴を有しているので、多重度が高い。
また、OCDMは、送信側においてチャネルごとに異なる符号で変調(符号化)し、受信側において、送信側と同一の符号で復調(復号化)する技術であるため、この符号が知られない限り復号化されることが無く、情報の安全確保にも優れている。
OCDMとしては、波長ホップ/時間拡散併用方式(以下、波長ホップ方式と称する。)や、位相符号方式の符号化/復号化技術が知られている。
波長ホップ方式は、光パルス信号を、互いに異なる波長のチップパルスに分岐し、このチップパルスの時間軸上の配置順序を符号とする方式である。一方、位相符号方式は、光パルス信号を複数のチップパルスに分岐し、チップパルス間の位相差を符号とする方式である。
OCDMにおける符号器/復号器としてファイバブラッググレーティング(FBG:Fiber Bragg Grating)を用いたものが知られている。
FBGは、光ファイバのコア内にグレーティングを形成したデバイスであり、特定波長の光を反射する特徴を有する。
近年、多点位相シフト構造を有するスーパーストラクチャFBG(SSFBG:Superstructured FBG)の、位相符号方式OCDMの符号器/復号器への応用が注目されている。
このSSFBGは、同一光ファイバ中に複数個の同一構成のFBG(単位FBG)を有しており、構成する符号に応じて隣り合う単位FBGの間隔を「0」又は所定の間隔としている。15ビットの非周期的位相符号で符号化する場合、第1〜15の単位FBGで反射されるチップパルスの位相が、例えば、「0、0、0、π、π、π、π、0、π、0、π、π、0、0、π」となるように、単位FBGの間隔を設定する(例えば、特許文献1参照)。
位相符号方式OCDMでは、光パルス信号が位相符号器(エンコーダ)の符号に従って、時間軸上に拡散されチップパルス列を形成する。このチップパルス列は、位相復号器(デコーダ)によって元の光パルス信号に復号される。
この場合、エンコーダによって形成されたチップパルス列の各チップパルス間の位相差が符号となる。
エンコーダは、光パルス信号をチップパルス列に拡散する際に、各チップパルス間に位相差を与え、デコーダは、エンコーダで与えられた各チップパルス間の位相差をキャンセルする役割を担う。同一符号が与えられている場合、エンコーダとデコーダの構造は同じである。以下の説明において、位相符号器(エンコーダ)及び位相復号器(デコーダ)を、区別しない場合は、単に符号器と称する。
エンコーダとデコーダに与えられる符号が同じ場合、デコーダで復調される波形は、エンコーダで与えられたチップパルス間の位相差がキャンセルされて、強いピークを有する波形(自己相関波形)となる。一方、エンコーダとデコーダに与えられる符号が異なる場合、デコーダで復調される波形は、エンコーダで与えられたチップパルス間の位相差がキャンセルされないため、複数の小さなピークからなる波形(相互相関波形)となる。
位相符号方式OCDMでは、自己相関波形と相互相関波形のピークの信号強度比(コントラスト比)により信号識別が行われる。
特開2005−173246号公報
しかしながら、上述の従来例の非周期的位相符号を用いた位相符号方式OCDMでは、OCDM信号から復調された信号において、自己相関波形成分と相互相関波形成分のピークのコントラスト比で与えられるS/N比が4程度である。このため、多重数を増やすと、自己相関波形成分は、相互相関波形成分の総和よりも小さくなってしまう。このことから、受信側において自己相関波形成分を識別するためには、時間ゲート処理などを行う必要がある。
そこで、この出願に係る発明者が鋭意研究を行ったところ、符号数Nのa番目の符号を与えるチップパルス間の位相差Δφを、一定の値である2aπ/Nとした周期的位相符号を用いると、S/N比を25以上と大きく取れることを見出した。
さらに、周期的位相符号を用いて、例えば送信側において、例えば、a番目からa+2番目までの、連続する3つの異なる符号で符号化した信号を加算して送信し、受信側では、送信側で用いた3つの符号の中央の符号であるa+1番目の符号を用いて復号化することで、環境温度が変動した場合であっても、正常に復号化できることを見出した。
この発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、この発明の目的は、環境温度の変動に対してSSFBGの細かい温度制御が不要となる光符号分割多重モジュール、この光符号分割多重モジュールを有する光符号分割多重通信システム、及び、この光符号分割多重通信システムで行われる光符号分割多重通信方法を提供することにある。
上述した目的を達成するために、この発明の第1の要旨によれば、同一の光ファイバ中に、複数個の同一構成の単位ファイバブラッググレーティング(FBG:Fiber Bragg Grating)が形成されたスーパーストラクチャファイバブラッググレーティング(SSFBG:Superstructured FBG)を、k個(kは3以上の整数)備える光符号分割多重モジュールが提供される。k個のSSFBGは、第1群と第2群とに2分され、第1群及び第2群の一方に属するSSFBGが位相符号器として機能し、他方に属するSSFBGが位相復号器として機能する。
また、この発明の光符号分割多重モジュールの好適実施形態によれば、SSFBGは、複数個の単位FBGを等間隔に備えるのが良い。
また、この発明の光符号分割多重モジュールのさらなる好適実施形態によれば、SSFBGは、符号長Mに対応する個数の単位FBGを備え、SSFBGに入力された光パルス信号は、各単位FBGでそれぞれ反射されたM個のチップパルスに分岐され、SSFBGごとに隣接する単位FBGで反射されたチップパルス間の位相差が一定になり、この位相差により符号が定まるのが良い。
上述した光符号分割多重モジュールの実施に当たり、符号が、符号数N(Nは2以上の整数)のa番目(aは1以上N以下の整数)の符号であるとき、位相差Δφ[N、a]がΔφ[N、a]=2aπ/Nで与えられる構成にするのが良い。
また、上述した光符号分割多重モジュールの好適実施形態によれば、第1群に、a+1番目の符号を有するSSFBGが属しており、第2群に、a番目の符号を有するSSFBG、及びa+2番目の符号を有するSSFBGが属する構成にするのが良い。
また、第1群に、a+1番目の符号を有するSSFBGが属しており、第2群に、a番目の符号を有するSSFBG、a+1番目の符号を有するSSFBG、及びa+2番目の符号を有するSSFBGが属している構成にしても良い。
また、第1群に、a番目の符号を有するSSFBG、及びa+1番目の符号を有するSSFBGのいずれか一方が属しており、第2群に、a番目の符号を有するSSFBG、及びa+1番目の符号を有するSSFBGが属する構成にしても良い。
また、この発明の光符号分割多重モジュールのさらなる好適実施形態によれば、k個のSSFBGが、負の熱膨張係数を有する実装プレートに固定されているのが良い。
上述した目的を達成するために、この発明の第2の要旨によれば、送信側通信装置と受信側通信装置の間で光符号分割多重通信を行う、光符号分割多重通信システムが提供される。この光符号分割多重通信システムでは、送信側通信装置及び受信側通信装置は、同一の光ファイバ中に、複数個の同一構成の単位FBGが形成されたSSFBGを備えている。このとき、送信側通信装置及び受信側通信装置の一方が1つのSSFBGを備え、他方が2以上のSSFBGを備えて構成される。
また、この発明の光符号分割多重通信システムの好適実施形態によれば、SSFBGは、複数個の単位FBGを等間隔に備えるのが良い。
また、この発明の光符号分割多重通信システムのさらなる好適実施形態によれば、SSFBGは、符号長Mに対応する個数の単位FBGを備え、SSFBGに入力された光パルス信号は、各単位FBGでそれぞれ反射されたM個のチップパルスに分岐され、隣接する単位FBGで反射されたチップパルス間の位相差が一定であり、この位相差により符号が定まるのが良い。
上述した光符号分割多重通信システムの実施に当たり、符号が、符号数Nのa番目の符号であるとき、位相差Δφ[N、a]がΔφ[N、a]=2aπ/Nで与えられる構成にするのが良い。
また、上述した光符号分割多重通信システムの好適実施形態によれば、送信側通信装置及び受信側通信装置の一方が、a+1番目の符号を有するSSFBGを有しており、他方が、a番目の符号を有するSSFBG、及びa+2番目の符号を有するSSFBGを有しているのが良い。
また、送信側通信装置及び受信側通信装置の一方が、a+1番目の符号を有するSSFBGを有しており、他方が、a番目の符号を有するSSFBG、a+1番目の符号を有するSSFBG、及びa+2番目の符号を有するSSFBGを有しているのが良い。
また、送信側通信装置及び受信側通信装置の一方が、a番目の符号を有するSSFBG、及びa+1番目の符号を有するSSFBGのいずれか一方を有しており、他方が、a番目の符号を有するSSFBG、及びa+1番目の符号を有するSSFBGを有している構成にしても良い。
また、この発明の光符号分割多重通信システムのさらなる好適実施形態によれば、SSFBGが、負の熱膨張係数を有する実装プレートに固定されているのが良い。
上述した目的を達成するために、この発明の第3の要旨によれば、同一の光ファイバ中に、複数個の同一構成の単位FBGが等間隔に形成されたSSFBGを備える、送信側通信装置と受信側通信装置の間で光符号分割多重通信を行うにあたり実施される光符号分割多重通信方法が提供される。
SSFBGは、符号長Mに対応する個数の単位FBGを備え、SSFBGに入力された光パルス信号は、前記各単位FBGでそれぞれ反射されたM個のチップパルスに分岐され、隣接する単位FBGで反射されたチップパルス間の位相差が一定であり、この位相差により符号が定まり、符号数Nのa番目の符号の、位相差Δφ[N、a]がΔφ[N、a]=2aπ/Nで与えられるとき、以下の過程を備えている。
送信側通信装置において、光パルス信号を複数のSSFBGでそれぞれ符号化して符号化信号を生成した後、複数の符号化信号を加算して送信信号を生成する。受信側通信装置において、送信信号を、1つのSSFBGで復号化する。
上述した光符号分割多重通信方法の実施に当たり、送信側通信装置において、a番目の符号を有するSSFBG、及びa+2番目の符号を有するSSFBGで符号化し、受信側通信装置において、a+1番目の符号を有するSSFBGで復号化するのが良い。
また、送信側通信装置において、a番目の符号を有するSSFBG、a+1番目の符号を有するSSFBG、及びa+2番目の符号を有するSSFBGで符号化し、受信側通信装置において、a+1番目の符号を有するSSFBGで復号化しても良い。
また、送信側通信装置において、a番目の符号を有するSSFBG、及びa+1番目の符号を有するSSFBGで符号化し、受信側通信装置において、a番目の符号を有するSSFBG、及びa+1番目の符号を有するSSFBGのいずれか一方で復号化しても良い。
上述した光符号分割多重通信方法の他の好適実施形態によれば、送信側通信装置において、1つのSSFBGで符号化した符号化信号を送信信号として生成する。受信側通信装置において、送信信号を、複数のSSFBGで復号化して、複数の復号化信号を生成した後、これら複数の復号化信号を加算するのが良い。
上述した光符号分割多重通信方法の実施に当たり、送信側通信装置において、a+1番目の符号を有するSSFBGで符号化し、受信側通信装置において、a番目の符号を有するSSFBG、及びa+2番目の符号を有するSSFBGで復号化するのが良い。
また、送信側通信装置において、a+1番目の符号を有するSSFBGで符号化し、受信側通信装置において、a番目の符号を有するSSFBG、a+1番目の符号を有するSSFBG、及びa+2番目の符号を有するSSFBGで復号化するのが良い。
また、送信側通信装置において、a番目の符号を有するSSFBG、及びa+1番目の符号を有するSSFBGのいずれか一方で符号化し、受信側通信装置において、a番目の符号を有するSSFBG、及びa+1番目の符号を有するSSFBGで復号化しても良い。
この発明の光符号分割多重モジュール、光符号分割多重通信システム及び光符号分割多重通信方法によれば、符号数Nのa番目の符号として、チップパルス間に与える位相差Δφ[N、a]を2aπ/Nで与える周期的位相符号を用いることで、S/N比を大きくできる。さらに、送信側において、例えば、aからa+2番目まで連続する3つの異なる符号で符号化した信号を加算して符号化するなど複数のSSFBGを用い、受信側では、送信側で用いた3つの符号の中央の符号であるa+1番目の符号を用いることで、環境温度が変動した場合であっても、SSFBGの細かい温度制御が不要になる。
また、SSFBGを固定する実装プレートを負の温度膨張係数を有する材質で構成することにより、例えば、環境温度が0〜80℃の広い温度範囲において、SSFBGの温度制御が不要になる。
以下、図を参照して、この発明の実施の形態について説明するが、各構成要素の形状、大きさ及び配置関係については、この発明が理解できる程度に概略的に示したものに過ぎない。また、以下、この発明の好適な構成例につき説明するが、各構成要素の材質及び数値的条件などは、単なる好適例にすぎない。従って、この発明は以下の実施の形態に限定されるものではなく、この発明の構成の範囲を逸脱せずにこの発明の効果を達成できる多くの変更又は変形を行うことができる。
(SSFBGの構成)
先ず、図1を参照して、スーパーストラクチャファイバブラッググレーティング(SSFBG:Superstructured Fiber Bragg Grating)について説明する。図1は、SSFBGの概略構成図である。
SSFBG12は、同一の光ファイバ10中に、複数個の屈折率変調領域である単位ファイバブラッググレーティング(FBG)16を備えた多点位相シフト構造を有している。光ファイバ10には、複数の単位FBG16及び複数の位相シフト領域14が交互に設定されている。光ファイバ10として、例えば、コアにゲルマニウムなどを添加して紫外感光性を高めたシングルモード光ファイバを用いることができる。
単位FBG16の長さ、及び単位FBG16の回折格子間隔は、全て等しく形成されている。また、位相シフト領域14の長さは、全て等しく設定されている。すなわち、SSFBG12では、同一構成の各単位FBG16が、等間隔で配置されている。隣接する1組の単位FBG16と位相シフト領域14とで、単位チップ18が構成される。位相シフト領域14の長さL及び単位FBG16の長さLを、それぞれ、約1.0mm及び約0.3mmとして、単位チップ18の長さLを約1.3mmとすることができる。
SSFBG12が、位相符号方式の光符号分割多重(OCDM:Optical Code Multiplexing)通信における、位相符号器(エンコーダ)又は位相復号器(デコーダ)として用いられるとき、SSFBG12は、符号長Mに等しい個数の単位FBG16を備えて構成される。ここで、M個の単位FBG16を、光パルス信号の入力側から順に、A1,A2,…、AMで示す。なお、図1では、符号長Mが32である例を示している。
SSFBG12に光パルス信号が入力されると、光パルス信号は、各単位FBG16で一部が反射され、一部が透過する。この結果、M個に分岐されたチップパルスがSSFBG12の入力側から出力される。ここで、単位FBG16は、等間隔で配置されているので、M個のチップパルスは、時間軸上に等間隔に配列される。また、隣接する単位FBGで反射されるチップパルス間、すなわち、時間軸上で隣接するチップパルス間の位相差Δφは一定になる。この位相差Δφにより、符号が定まる。このように定めた符号を周期的位相符号と称することもある。
ここでは、符号数をN(Nは2以上の整数)とし、a番目(aは1以上N以下の整数)の符号を[N−a]として表記する。また、a番目の符号を定める位相差をΔφ[N,a]として表記する。このとき、単位チップ18の長さLを、位相差Δφ[N,a]が、以下の式(1)で与えられる長さとする。
Δφ[N,a]=2aπ/N (1)
なお、以下の説明においては、位相差Δφ[N,a]について、2πの表記を省略し、Δφ[N,a]を単にa/Nと記載することもある。
符号長Mは、符号数Nの自然数(1以上の整数)倍とする。
(周期的位相符号による符号化及び復号化)
図2を参照して、符号化と復号化の際の符号が同一である場合の、符号化及び復号化について説明する。図2は、符号化と復号化の際の符号が同一である場合の、符号化及び復号化を説明するための模式図である。
以下の説明では、符号長M及び符号数Nを4とする。
送信側通信装置で用いられるOCDMモジュール(エンコーダ)10aが備えるSSFBGについては、単位FBG16を、入力側から順にA1、A2、A3、A4で示す。また、受信側通信装置で用いられるOCDMモジュール(デコーダ)10bが備えるSSFBGについては、単位FBG16を、入力側から順に、B1、B2、B3、B4で示す。ここでは、光パルス信号S101として、1つの光パルスがエンコーダ10aに入力される例について説明する。
1番目の符号[4−1]に対応する位相差Δφ[4,1]は、上記の式(1)を用いると、0.25(=1/4)となる。ここでは、符号化と復号化の際の符号を同一としており、エンコーダ10a及びデコーダ10bに与えられる符号をともに符号[4−1]としている。
光パルス信号S101が、エンコーダ10aに入力されると、光パルス信号S101は、一定の割合で、エンコーダ10aの各単位FBG(A1〜A4)で反射される。この結果、エンコーダ10aに入力された光パルス信号S101は、M(=4)個のチップパルスに分岐されて、エンコーダ10aの光パルス信号S101が入力された側から、符号化信号S103として出力される。ここで、単位FBG(A1〜A4)の配列周期、すなわち、単位チップ18の長さLは一定なので、M個のチップパルスは、時間(t)軸上に等間隔に配置される。また、時間軸上で隣接するチップパルス間の位相差Δφも一定になる。
符号長が4であり、符号[4−1]を有するエンコーダ10aに光パルス信号S101として1つの光パルスを入力すると、エンコーダ10aから符号化信号S103として4つのチップパルスが出力される。なお、p番目(pは1以上M以下の整数)の単位FBG(Ap)で反射されたチップパルスを第pチップパルスと称する。
この場合、第1チップパルスの位相を0とすると、位相差Δφ[4,1]が0.25であるので、第2チップパルス、第3チップパルス及び第4チップパルスの位相は、それぞれ0.25、0.5及び0.75となる。
これら、第1〜4チップパルスが、デコーダ10bに入力されると、それぞれのチップパルスに対して、デコーダ10bから4つのチップパルス(S105、S107、S109及びS111)が出力される。このデコーダから出力されるチップパルスをサブチップパルスと称することもある。
エンコーダ10a側で第pの単位FBG(Ap)で反射されたチップパルスは、第1の単位FBG(A1)で反射されたチップパルスに対して、(p−1)×2×Lに対応する遅延を受ける。また、デコーダ10b側で第q(qは1以上M以下の整数)の単位FBG(Bq)で反射されたチップパルスは、第1の単位FBG(B1)で反射されたチップパルスに対して、(q−1)×2×Lに対応する遅延を受ける。
従って、エンコーダ10aの第pの単位FBG(Ap)で反射され、かつ、デコーダ10bの第qの単位FBG(Bq)で反射されたサブチップパルスは、エンコーダ10aの第1の単位FBG(A1)で反射され、かつ、デコーダ10bの第1の単位FBG(B1)で反射されたサブチップパルスに対して、(p−1)×2×L+(q−1)×2×L=(p+q−2)×2×Lに対応する遅延を受けることになる。この結果、p+qが等しいサブチップパルスは、デコーダ10bから出力されたときに時間軸上で重なる。
以下の説明では、符号化の際に、エンコーダ10aの第pの単位FBG(Ap)で反射され、復号化の際に、デコーダ10bの第q単位FBG(Bq)で反射されたサブチップパルスを、第p−qサブチップパルスと表し、また、第p−qサブチップパルスの位相をφ[p−q]で表す。
デコーダ10bに第1チップパルスが入力されると、第1−1〜4サブチップパルスが出力される。第1−1サブチップパルスの位相φ[1−1]を0とすると、(φ[1−1]、φ[1−2]、φ[1−3]、φ[1−4])=(0、0.25、0.5、0.75)となる(図中、S105で示す)。
また、第2チップパルスに対して得られるサブチップパルスの位相は、(φ[2−1]、φ[2−2]、φ[2−3]、φ[2−4])=(0.25、0.5、0.75、0)となる(図中、S107で示す)。ここで、φ[p−q]=1(=2π)の場合は、位相が揃っているので、φ[p−q]=0となる。
同様に、第3チップパルスに対して得られるサブチップパルスの位相は、(φ[3−1]、φ[3−2]、φ[3−3]、φ[3−4])=(0.5、0.75、0、0.25)となり(図中、S109で示す)、第4チップパルスに対して得られるサブチップパルスの位相は、(φ[4−1]、φ[4−2]、φ[4−3]、φ[4−4])=(0.75、0、0.25、0.5)となる(図中、S111で示す)。
ここで、時間軸上で重なる、p+qが等しいサブチップパルスについては、同じ時間スロットのサブチップパルスの位相が揃っている。例えば、p+q=5を満たすサブチップパルスの位相である、φ[1−4]、φ[2−3]、φ[3−2]及びφ[4−1]はいずれも0.75となる。このため、信号強度の強い自己相関波形S113が得られる。
次に、図3を参照して、符号化と復号化の際の符号が異なっている場合の、符号化及び復号化について説明する。図3は、符号化と復号化の際の符号が異なっている場合の、符号化及び復号化を説明するための模式図である。
ここでは、エンコーダ10aの符号を符号[4−1]とし、デコーダ10cの符号を符号[4−2]とした場合について説明する。このとき、Δφ[4,1]は、0.25であり、Δφ「4,2」は0.5となる。
ここで、第1−1サブチップパルスの位相φ[1−1]を0とすると、(φ[1−1]、φ[1−2]、φ[1−3]、φ[1−4])=(0、0.5、0、0.5)となる(図中、S115で示す)。
同様に、第2チップパルスに対して得られるサブチップパルスの位相は、(φ[2−1]、φ[2−2]、φ[2−3]、φ[2−4])=(0.25、0.75、0.25、0.75)となり(図中、S117で示す)、第3チップパルスに対して得られるサブチップパルスの位相は、(φ[3−1]、φ[3−2]、φ[3−3]、φ[3−4])=(0.5、0、0.5、0)となり(図中、S119で示す)、第4チップパルスに対して得られるサブチップパルスの位相は、(φ[4−1]、φ[4−2]、φ[4−3]、φ[4−4])=(0.75、0.25、0.75、0.25)となる(図中、S121で示す)。
ここで、時間軸上で重なる、p+qが等しいサブチップパルスについて、位相差が0.5(=π)となる組が存在し、この位相差が0.5となる組のチップパルスは、互いに相殺される。例えば、p+q=5の場合、φ[1−4]が0.5であるのに対し、φ[3−2]が0となる。また、φ[2−3]が0.25であるのに対し、φ[4−1]が0.75となる。この場合、φ[1−4]とφ[3−2]とでは位相が反転しているため、信号を弱め合い、また、φ[2−3]とφ[4−1]も信号を弱め合う。この結果、信号強度の強い自己相関波形が得られずに、相互相関波形S123が得られる。
ここでは、N=4とした場合について説明したが、Nが4の場合に限定されない。例えば、N=32の場合、Δφ[32,1]が1/32となり、Δφ[32,2]が2/32である。このとき、φ[1−17]=0であり、φ[17−1]=0.5であるので、やはりφ[1−17]とφ[17−1]とで弱め合う。
このように、周期的位相符号を用いることにより、符号化と復号化の際の符号が同一の場合は、同じ時間スロットのチップパルスの位相が揃うので互いに強め合って、大きい信号強度となる。一方、符号が異なる場合は、同じ時間スロットのチップパルスに位相が反転しているものが含まれるので互いに相殺され、信号強度が小さくなる。
図4は、符号[32−1]で符号化した信号を復号化した場合の、信号強度比の計算結果を示す図である。横軸には復号器の符号番号を取って示し、縦軸に信号強度比(S/N比)を取って示している。
ここで、符号[32−1]で復号化した場合、すなわち自己相関波形が得られたときの、S/N比を1としている。このとき、符号[32−2]から[32−32]では、符号化の際の符号に隣接する[32−2]及び[32−32]のときでもS/N比が25程度と大きく、[32−3]から[32−31]では、100以上とさらに大きいS/N比が得られている。
この結果、多重数を増やした場合であっても、自己相関波形成分は、相互相関波形成分の総和よりも小さくなることはなく、受信側において自己相関波形成分を識別するためには、時間ゲート処理などの手段は不要になる。
以上説明したように、周期的位相符号によれば、光多重信号から生成される自己相関波形成分のエネルギーと相互相関波形成分の信号強度比(S/N比)を大きくとることができる。
受信側では他チャンネルによる相互相関波形成分は自己相関波形成分に対して雑音となるため、S/N比が大きい程、信号受信の確実性が増す。周期的位相符号に基づく符号器は、従来の非周期的位相符号に基づく符号器と比較してその構造が複雑になるわけではなく、同様の技術で製造することができる。
(光符号分割多重モジュール)
図5を参照して、光符号分割多重(OCDM)モジュールについて説明する。図5は、OCDMモジュールを上面から見た概略的平面図である。
光符号分割多重モジュール20は、k個(kは3以上の整数)のSSFBG12を備えている。これらk個のSSFBG12は、実装プレート40に固定され、筺体30内に格納される。図では実装プレート40に3個のSSFBG12を固定した例を示しているが、4個以上固定しても良い。
実装プレート40として、熱膨張係数が負の値の−68×10−7(/℃)であるガラスセラミック「CERSAT」(株式会社日本電気硝子製)を用いることができる。
ここでは、実装プレート40を厚さ5mmの板状とし、一方の面42に第1〜第3SSFBG12を固定するための3つの溝44を設けている。また、実装プレート40は、少なくとも一方の長手方向側面に位置決め溝を形成するのが良い。
実装プレート40の熱膨張係数や外形寸法、あるいはSSFBG12を固定するための溝44の寸法や断面形状などは、SSFBG12の長さや単位FBGにおける屈折率変化量ならびにその感温性、実装プレート40と光ファイバ10の熱膨張係数の差異などから、所望の温度補償能力を得るための設計条件に合わせて決定すればよい。
第1〜第3のSSFBG12は、それぞれ所定の引張張力が印加された状態で、実装プレートの両端(図中、Aで示す部分)において接着固定される。ここでは、SSFBG12の実装プレート40への接着固定には、紫外線/加熱硬化型のエポキシ系接着剤「WR8774」(協立化学産業株式会社製)を用いている。SSFBG12の接着固定は、上記の接着剤に限定されるものではなく、アクリル系などの接着剤も利用できるが、硬化後のショアD硬度は80以上、ガラス転移温度は100℃以上であることが望ましい。
筺体30はアルミニウムなど安価かつ加工が容易な材料で形成することができる。筺体30はSSFBG12を固定した実装プレート40を収納できるよう本体部と蓋部から構成される。筺体は、箱状であり、実装プレート40に位置決め溝が設けられている場合は、当該位置決め溝に対応する部位に位置決め爪を少なくとも1つ有するのが良い。本体部にSSFBGなどを格納した後、蓋部は、本体部にネジ止め固定される。
(符号の環境温度依存性)
周期的位相符号を用いた場合、環境温度の変化などによって反射波長がλ0からλ1に変動すると、λ0に対して規定される位相差と、λ1に対して規定される位相差が変わるため異なる符号を構成することになる。
ここで環境温度の変化により、符号[32−1]が符号[32−2]に変化する場合を例として符号変更の原理を説明する。符号[32−1]に適用される位相差は、上記の式(1)から、0.03125[rad](=1/32×2π)で与えられる。
一方、符号[32−2]に適用される位相差は、同様に式(1)から、0.06250[rad](=2/32×2π)で与えられる。
符号[32−1]を符号[32−2]に変更する場合、0.03125(=0.06250−0.03125)[rad]に相当する位相変化を符号[32−1]に与えれば良い。
ここで、SSFBGが温度T0のときに、反射波長λ0で0.03125[rad]の位相差を与えるよう符号[32−1]を構成しているとする。このときSSFBGの温度がΔTだけ変化して反射波長がλ1になると、各単位チップ領域における温度変化に伴う熱膨張(ΔL)と屈折率変化(Δn)により、チップパルス間の位相差Δφは、位相差変化量δ(Δφ)だけ、位相差が変化する。この位相差変化量δ(Δφ)は、以下の式(2)で与えられる。
δ(Δφ)=[{ΔL×(n+Δn)}×2]/λ0 (2)
ここで、光ファイバの熱膨張係数を5.5×10−7/℃、コアの屈折率を1.45、屈折率の温度による変化率を8.6×10−6/℃、反射波長の温度による変化率を10pm/℃とすると、上記の式(2)は、以下の式(3)のように変形できる。
δ(Δφ)={(L+5.5×10−7×ΔT×L)×(1.45+8.6×10−6×ΔT)×2}/λ0 (3)
ここで、ΔTは、反射波長をλ0からλ1とするために必要な温度変化量である。
λ0は、温度T0に対して設定された反射波長であり、ここでは、1549.32nmとする。また、単位チップの長さLを1.3mmとする。これらの値を上記の式(3)に代入すると、温度変化ΔTが1℃のときの、位相変化量δ(Δφ)は0.0157[rad]となる。この結果、符号器に2℃の温度変化、すなわち、約20pmの波長変動が与えられると、符号[32−1]が符号[32−2]に変化することになる。
ここで、FBGの反射中心波長は、FBGに与えられる応力と環境温度によって変動することが知られており、その波長変動量ΔλBは、以下の式(4)で与えられる(例えば、特表2000-503415号、又は、Andreas Othonos and Kyriacos Kalli著:Fiber Bragg Gratings参照)。
Figure 2009260487
上記の式(4)の第1項は、応力に依存した波長変動量ΔλB_strainを表しており、以下の式(5)で与えられる。
ΔλB_Strain=λ(1−p)ε (5)
また、上記の式(4)の第2項は、温度に依存した波長変動量ΔλB_Tempを表しており、以下の式(6)で与えられる。
ΔλB_Temp=λΔT[(1/Λ)(dΛ/dT)+(1/neff)(dneff/dT)] (6)
上記の式(5)及び(6)において、λは、基準温度における反射中心波長を表す。式(5)において、εは、単位長あたりの歪量を表す。また、pは、実効的応力光学定数(effective strain−optic constant)であり、光ファイバを構成するガラス材料の応力テンソル成分、ポアッソン比及び光ファイバの実効屈折率の関数として与えられる。式(6)においては、ΔTは温度変化量、λはFBGにおける屈折率周期構造の周期、neffは光ファイバの実効屈折率をそれぞれ示す。
温度に依存した波長変動量ΔλB_Tempは、環境温度が上昇すると正の値をとり、動作波長は長波長側に変化する。逆に、環境温度が低下すると、温度に依存した波長変動量ΔλB_Tempは、負の値をとり、動作波長は短波長側に変化する。
一方、応力に依存した波長変動量ΔλB_strainは、環境温度が上昇すると、実装プレート40が収縮するため、SSFBGの固定点間距離が短くなり、SSFBGを実装プレートに固定したときの引張応力が緩和される。このため、SSFBGにおける屈折率周期構造Λが小さくなり、反射中心波長は短波長側に変化する。逆に、環境温度が低下すると、反射中心波長は長波長側に変化する。
このように、応力に依存した波長変動量ΔλB_strainと、温度に依存した波長変動量ΔλB_Tempは、環境温度の変化に対して、一方が長波長側に変化し、他方が短波長側に変化する。すなわち、温度に依存した波長変動量ΔλB_Tempを、応力に依存した波長変動量ΔλB_strainにより抑制することが可能になる。
図6を参照して、環境温度とSSFBGの反射中心波長について説明する。図6は、SSFBGの反射中心波長の環境温度依存性を示す特性図である。図6では、横軸に環境温度(℃)を取って示し、縦軸に、波長変動量(pm)を取って示している。ここでは、環境温度が40℃のときの反射波長を基準に取っている。
温度に依存した波長変動量ΔλB_Temp(図中、黒丸で示す。)は、1℃の温度変化ΔTに対して、10pm程度波長が変動し、環境温度が0〜80℃の範囲で、800pm程度の波長変動がある。
これに対し、負の熱膨張係数を有する実装プレートにSSFBGを固定した場合、波長変動量Δλは、温度に依存した波長変動量ΔλB_Tempと応力に依存した波長変動量ΔλB_strainの和で与えられる(図中、黒菱形で示す。)。このとき、温度に依存した波長変動量ΔλB_Tempは、応力に依存した波長変動量ΔλB_strainにより抑制されるので、波長変動量Δλは、環境温度が0〜80℃の範囲で、最大でも25pm程度となる。なお、ここでは、40〜50g重(0.392〜0.490N)程度の引張応力でSSFBGを固定している。
(OCDM通信システム)
図7を参照して、この光符号分割多重モジュールを備える、OCDM通信装置について説明する。ここでは、第1OCDM通信装置と第2OCDM通信装置が光ファイバで接続されている場合の例について説明する。
k個のSSFBGは、第1群と第2群とに2分される。第1群及び第2群の一方に属するSSFBGは位相符号器として機能し、他方に属するSSFBGが位相復号器として機能する。ここでは、kを3として、第1OCDM通信装置100a及び第2OCDM通信装置100bが備えるOCDMモジュール20a及び20bが、3個のSSFBGを備えているものとする。
第1OCDM通信装置100aは、送信モジュール50a、受信モジュール60a及びOCDMモジュール20aを備えて構成される。OCDMモジュール20aは、第1群が1個のSSFBGを備えて構成されていて、位相符号器(エンコーダ)として機能する。また、第2群が2個のSSFBGを備えて構成されていて、位相復号器(デコーダ)として機能する。
同様に、第2OCDM通信装置100bは、送信モジュール50b、受信モジュール60b及びOCDMモジュール20bを備えて構成される。OCDMモジュール20bは、第1群が1個のSSFBGを備えて構成されていて、位相符号器(エンコーダ)として機能する。また、第2群が2個のSSFBGを備えて構成されていて、位相復号器(デコーダ)として機能する。
第1OCDM通信装置100aと第2OCDM通信装置100bは、例えば光ファイバ回線90を介して接続されていて、OCDM通信システムを構成する。ここでは、第1OCDM通信装置100aから第2OCDM通信装置100bへ向けて信号を送信する場合を例にとって説明するが、第2OCDM通信装置100bから第1OCDM通信装置100aへ向けて信号を送信する場合も同様に行うことができる。
第1OCDM通信装置100aの送信モジュール50aで生成された、送信データを示す光パルス信号は、第1の光サーキュレータ72aを経てOCDMモジュール20aに送られる。OCDMモジュール20aが備えるエンコーダで符号化されて生成された符号化信号は、送信信号として第1の光サーキュレータ72a及び第1の光カプラ82aを経て、第2OCDM通信装置100bに送られる。
第2OCDM通信装置100bでは、第1OCDM通信装置100aから受け取った送信信号が第1の光カプラ82bを経て、第2の光カプラ84bに送られる。第2の光カプラ84bは、送信信号を2分岐して、一方を第2の光サーキュレータ74bを経てOCDMモジュール20bに送り、他方を第3の光サーキュレータ76bを経てOCDMモジュール20bに送る。
OCDMモジュール20bに送られた送信信号は、OCDMモジュール20bでそれぞれ復号化される。OCDMモジュール20bでそれぞれ復号化された信号は、第3の光カプラ86bで加算された後、受信モジュール60bに送られる。
ここで、1つの通信チャネル(チャネル1)では、第1群の1個のSSFBGをエンコーダとして、符号[N−(a+1)]を割り当て、また、第2群の2個のSSFBGをデコーダとして、それぞれ、符号[N−a]及び符号[N−(a+2)]を割り当てるのが良い。
このとき、隣接する他の通信チャネル(チャネル2)では、第1群の1個のSSFBGをエンコーダとして、符号[N−(a+5)]を割り当て、また、第2群の2個のSSFBGをデコーダとして、それぞれ、符号[N−(a+4)]及び符号[N−(a+6)]を割り当てるのが良い。
例えば、チャネル1のエンコーダの符号を[32−2]とした場合、チャネル1のデコーダの符号を[32−1]及び[32−3]とする。復号の際には、符号[32−1]及び[32−3]を有するデコーダでそれぞれ復号化された信号を加算して、復号化信号とする。
一方、チャネル2のエンコーダの符号を[32−6]とした場合、チャネル2のデコーダの符号を[32−5]及び[32−7]とする。復号の際には、符号[32−5]及び[32−7]を有するデコーダでそれぞれ復号化された信号を加算して、復号化信号とする。
図8を参照して、チャネル1のエンコーダに対して、チャネル1及びチャネル2のそれぞれをデコーダとして用いたときの、受信パワーについて説明する。図8では、デコーダの符号が[32−1]及び[32−3]の場合(チャネル1)の受信パワーを黒三角で示し、デコーダの符号が[32−5]及び[32−7]の場合(チャネル2)の受信パワーを黒丸で示している。
図8では横軸に、エンコーダの反射波長と、デコーダの反射波長の差(pm)を取って示し、縦軸に、受信パワー(dBm)の計算結果を示している。
エンコーダの反射波長に対して、デコーダの反射波長の差が40pm以内であるならば、チャネル1の受信パワーは、チャネル2の受信パワーより大きい。さらに、反射波長の差が26pm以内であれば、チャネル1とチャネル2の受信パワーの比が10dB以上となるので、チャネル1で符号化された信号は、チャネル2では復号化できない。
ここで、チャネル1とチャネル2は、例えば異なるユーザ宅など、異なる環境下に設置されることが想定されるが、SSFBGを負の熱膨張係数を有する実装プレートに固定した場合、少なくとも0〜80℃の環境温度では、エンコーダ及びデコーダの波長変動は最大25pm程度に抑制される。このため、チャネル1とチャネル2の受信パワーの比は10dB以上となり、チャネル1の信号はチャネル2では受信できない。
なお、チャネル3以降についても、チャネル3のエンコーダを符号[32−10]、デコーダを符号[32−9]及び符号[32−11]にするなど、同様に設定することができる。
ここでは、第1群に、a+1番目の符号を有するSSFBGが属しており、第2群に、a番目の符号を有するSSFBG、及びa+2番目の符号を有するSSFBGが属する構成であって、第1群をエンコーダとして用い、第2群をデコーダとして機能させる構成として説明したが、この例に限定されない。
例えば、第1群をデコーダとして用い、第2群をエンコーダとして用いても良い。この場合、送信側では、光パルス信号を2分岐して、それぞれa番目の符号を有するSSFBG、及びa+2番目の符号を有するSSFBGで符号化した後、加算して符号化信号を生成し、受信側では、a+1番目の符号を有するSSFBGで復号化すれば良い。
また、第1群に、a番目からa+2番目まで連続する、3つの符号を有するSSFBGが属しており、第2群に、a+1番目の符号を有するSSFBGが属している構成にして、第1群及び第2群のいずれか一方を送信側に用いて、他方を受信側に用いても良い。
また、第1群に、a番目の符号を有するSSFBG、及びa+1番目の符号を有するSSFBGが属しており、第2群に、a番目の符号を有するSSFBG、及びa+1番目の符号を有するSSFBGのいずれか一方が属する構成にして、第1群及び第2群のいずれか一方を送信側に用いて、他方を受信側に用いても良い。
この発明の光符号分割多重モジュール、光符号分割多重通信システム及び光符号分割多重通信方法によれば、周期的位相符号を用いることで、S/N比を大きく取り、さらに、送信側において、例えば、連続する3つの異なる符号で符号化した信号を加算して符号化するなど複数のSSFBGを用い、受信側では、送信側で用いた3つの符号の中央の符号を用いることで、環境温度が変動した場合であっても、SSFBGの温度制御を容易にできる。
また、SSFBGを固定する実装プレートを負の温度膨張係数を有する材質で構成することにより、例えば、環境温度が0〜80℃の広い温度範囲において、SSFBGの温度制御が不要になる。
このOCDMモジュールは、安価かつ簡略な構成で実現できる光ファイバ型のデバイスであるため、例えばアレイ導波路回折格子(AWG:Arrayed Waveguide Grating)や平面光波回路(PLC:Planar Lightwave Circuit)などで構成した符号可変型OCDM符号器と比べて、伝送路となる光ファイバ網への挿入損失は小さく、小型化も容易でありコストを低く抑えることもできる。
また、このOCDMモジュールには、温度制御などのデバイスを含まないため、部品点数を低減できる他、電力消費を伴わずに性能を提供できる。
SSFBGの概略構成図である。 符号化と復号化の際の符号が同一である場合の、符号化及び復号化を説明するための模式図である。 符号化と復号化の際の符号が異なっている場合の、符号化及び復号化を説明するための模式図である。 信号強度比の計算結果を示す図である。 OCDMモジュールを上面から見た概略的平面図である。 SSFBGの反射中心波長の環境温度依存性を示す特性図である。 OCDM通信システムの概略構成図である。 OCDMモジュールにおける受信パワーを示すである。
符号の説明
10 光ファイバ
12 SSFBG
14 位相シフト領域
16 単位FBG
18 単位チップ
20 OCDMモジュール
30 筺体
40 実装プレート
50 送信モジュール
60 受信モジュール
72、74、76 光サーキュレータ
82、84、86 光カプラ
90 光ファイバ回線
100 OCDM通信装置

Claims (24)

  1. 同一の光ファイバ中に、複数個の同一構成の単位ファイバブラッググレーティング(FBG:Fiber Bragg Grating)が形成されたスーパーストラクチャファイバブラッググレーティング(SSFBG:Superstructured FBG)を、k個(kは3以上の整数)備え、
    前記k個のSSFBGは、第1群と第2群とに2分され、
    前記第1群及び前記第2群の一方に属するSSFBGが位相符号器として機能し、他方に属するSSFBGが位相復号器として機能する
    ことを特徴とする光符号分割多重モジュール。
  2. 前記SSFBGは、前記複数個の単位FBGを等間隔に備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の光符号分割多重モジュール。
  3. 前記SSFBGは、符号長Mに対応する個数の前記単位FBGを備え、
    前記SSFBGに入力された光パルス信号は、前記各単位FBGでそれぞれ反射されたM個のチップパルスに分岐され、
    前記SSFBGごとに、隣接する単位FBGで反射されたチップパルス間の位相差が一定になり、
    該位相差により符号が定まる
    ことを特徴とする請求項2に記載の光符号分割多重モジュール。
  4. 前記符号が、符号数N(Nは2以上の整数)のa番目(aは1以上N以下の整数)の符号であるとき、
    前記位相差Δφ[N、a]がΔφ[N、a]=2aπ/Nで与えられる
    ことを特徴とする請求項3に記載の光符号分割多重モジュール。
  5. 前記第1群に、a+1番目の符号を有するSSFBGが属しており、
    前記第2群に、a番目の符号を有するSSFBG、及びa+2番目の符号を有するSSFBGが属している
    ことを特徴とする請求項4に記載の光符号分割多重モジュール。
  6. 前記第1群に、a+1番目の符号を有するSSFBGが属しており、
    前記第2群に、a番目の符号を有するSSFBG、a+1番目の符号を有するSSFBG、及びa+2番目の符号を有するSSFBGが属している
    ことを特徴とする請求項4に記載の光符号分割多重モジュール。
  7. 前記第1群に、a番目の符号を有するSSFBG、及びa+1番目の符号を有するSSFBGのいずれか一方が属しており、
    前記第2群に、a番目の符号を有するSSFBG、及びa+1番目の符号を有するSSFBGが属している
    ことを特徴とする請求項4に記載の光符号分割多重モジュール。
  8. 前記k個のSSFBGが、負の熱膨張係数を有する実装プレートに固定されている
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の光符号分割多重モジュール。
  9. 送信側通信装置と受信側通信装置の間で光符号分割多重通信を行う、通信システムであって、
    前記送信側通信装置及び前記受信側通信装置は、同一の光ファイバ中に、複数個の同一構成の単位ファイバブラッググレーティング(FBG:Fiber Bragg Grating)が形成されたスーパーストラクチャファイバブラッググレーティング(SSFBG:Superstructured FBG)を備え、
    前記送信側通信装置及び前記受信側通信装置の一方が1つのSSFBGを備え、他方が少なくとも2つのSSFBGを備える
    ことを特徴とする光符号分割多重通信システム。
  10. 前記SSFBGは、前記複数個の単位FBGを等間隔に備える
    ことを特徴とする請求項9に記載の光符号分割多重通信システム。
  11. 前記SSFBGは、符号長Mに対応する個数の前記単位FBGを備え、
    前記SSFBGに入力された光パルス信号は、前記各単位FBGでそれぞれ反射されたM個のチップパルスに分岐され、
    前記SSFBGごとに、隣接する単位FBGで反射されたチップパルス間の位相差が一定になり、
    該位相差により符号が定まる
    ことを特徴とする請求項10に記載の光符号分割多重通信システム。
  12. 前記符号が、符号数N(Nは2以上の整数)のa番目(aは1以上N以下の整数)の符号であるとき、
    前記位相差Δφ[N、a]がΔφ[N、a]=2aπ/Nで与えられる
    ことを特徴とする請求項11に記載の光符号分割多重通信システム。
  13. 前記送信側通信装置及び受信側通信装置の一方が、a+1番目の符号を有するSSFBGを有しており、
    他方が、a番目の符号を有するSSFBG、及びa+2番目の符号を有するSSFBGを有している
    ことを特徴とする請求項12に記載の光符号分割多重通信システム。
  14. 前記送信側通信装置及び受信側通信装置の一方が、a+1番目の符号を有するSSFBGを有しており、
    他方が、a番目の符号を有するSSFBG、a+1番目の符号を有するSSFBG、及びa+2番目の符号を有するSSFBGを有している
    ことを特徴とする請求項12に記載の光符号分割多重通信システム。
  15. 前記送信側通信装置及び受信側通信装置の一方が、a番目の符号を有するSSFBG、及びa+1番目の符号を有するSSFBGのいずれか一方を有しており、
    他方が、a番目の符号を有するSSFBG、及びa+1番目の符号を有するSSFBGを有している
    ことを特徴とする請求項12に記載の光符号分割多重通信システム。
  16. 前記SSFBGが、負の熱膨張係数を有する実装プレートに固定されている
    ことを特徴とする請求項9〜15のいずれか一項に記載の光符号分割多重通信システム。
  17. 同一の光ファイバ中に、複数個の同一構成の単位ファイバブラッググレーティング(FBG:Fiber Bragg Grating)が等間隔に形成されたスーパーストラクチャファイバブラッググレーティング(SSFBG:Superstructured FBG)を備える、送信側通信装置と受信側通信装置の間で光符号分割多重通信を行うにあたり、
    前記SSFBGは、符号長Mに対応する個数の前記単位FBGを備え、
    前記SSFBGに入力された光パルス信号は、前記各単位FBGでそれぞれ反射されたM個のチップパルスに分岐され、
    隣接する単位FBGで反射されたチップパルス間の位相差が一定であり、該位相差により符号が定まり、
    符号数N(Nは2以上の整数)のa番目(aは1以上N以下の整数)の符号の、前記位相差Δφ[N、a]がΔφ[N、a]=2aπ/Nで与えられるとき、
    前記送信側通信装置において、光パルス信号を複数のSSFBGでそれぞれ符号化して、複数の符号化信号を生成する過程と、
    前記複数の符号化信号を加算して送信信号を生成する過程と、
    前記受信側通信装置において、前記送信信号を、1つのSSFBGで復号化する過程と
    を備えることを特徴とする光符号分割多重通信方法。
  18. 前記送信側通信装置において、a番目の符号を有するSSFBG、及びa+2番目の符号を有するSSFBGで符号化し、
    前記受信側通信装置において、a+1番目の符号を有するSSFBGで復号化する
    ことを特徴とする請求項17に記載の光符号分割多重通信方法。
  19. 前記送信側通信装置において、a番目の符号を有するSSFBG、a+1番目の符号を有するSSFBG、及びa+2番目の符号を有するSSFBGで符号化し、
    前記受信側通信装置において、a+1番目の符号を有するSSFBGで復号化する
    ことを特徴とする請求項17に記載の光符号分割多重通信方法。
  20. 前記送信側通信装置において、a番目の符号を有するSSFBG、及びa+1番目の符号を有するSSFBGで符号化し、
    前記受信側通信装置において、a番目の符号を有するSSFBG、及びa+1番目の符号を有するSSFBGのいずれか一方で復号化する
    ことを特徴とする請求項17に記載の光符号分割多重通信方法。
  21. 同一の光ファイバ中に、複数個の同一構成の単位ファイバブラッググレーティング(FBG:Fiber Bragg Grating)が等間隔に形成されたスーパーストラクチャファイバブラッググレーティング(SSFBG:Superstructured FBG)を備える、送信側通信装置と受信側通信装置の間で光符号分割多重通信を行うにあたり、
    前記SSFBGは、符号長Mに対応する個数の前記単位FBGを備え、
    前記SSFBGに入力された光パルス信号は、前記各単位FBGでそれぞれ反射されたM個のチップパルスに分岐され、
    隣接する単位FBGで反射された光パルス間の位相差が一定であり、該位相差により符号が定まり、
    符号数N(Nは2以上の整数)のa番目(aは1以上N以下の整数)の符号の、前記位相差Δφ[N、a]がΔφ[N、a]=2aπ/Nで与えられるとき、
    前記送信側通信装置において、1つのSSFBGで符号化した符号化信号を送信信号として生成する過程と、
    前記受信側通信装置において、前記送信信号を、複数のSSFBGで復号化して、複数の復号化信号を生成する過程と、
    前記複数の復号化信号を加算する過程と
    を備えることを特徴とする光符号分割多重通信方法。
  22. 前記送信側通信装置において、a+1番目の符号を有するSSFBGで符号化し、
    前記受信側通信装置において、a番目の符号を有するSSFBG、及びa+2番目の符号を有するSSFBGで復号化する
    ことを特徴とする請求項21に記載の光符号分割多重通信方法。
  23. 前記送信側通信装置において、a+1番目の符号を有するSSFBGで符号化し、
    前記受信側通信装置において、a番目の符号を有するSSFBG、a+1番目の符号を有するSSFBG、及びa+2番目の符号を有するSSFBGで復号化する
    ことを特徴とする請求項21に記載の光符号分割多重通信方法。
  24. 前記送信側通信装置において、a番目の符号を有するSSFBG、及びa+1番目の符号を有するSSFBGのいずれか一方で符号化し、
    前記受信側通信装置において、a番目の符号を有するSSFBG、及びa+1番目の符号を有するSSFBGで復号化する
    ことを特徴とする請求項21に記載の光符号分割多重通信方法。
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