JP2009260285A - 照射光学系、照射装置および半導体装置の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】被照射物の特定の領域を照射する場合にそれらの領域間での照射強度のばらつきを十分に小さく抑えてラインビーム照射を行うことができる照射光学系を提供する。
【解決手段】マルチエミッタ半導体レーザ11から射出される複数の光束24を互いに混合した後、複数の光束に分割し、これらの複数の光束を互いに平行な複数のスリットを有するスリット部材18に、これらのスリットを横断するラインビームとして投射する第1の投射光学系2と、スリット部材18の複数のスリットの像を被照射物23に投射する第2の投射光学系3とにより照射光学系を構成する。第2の投射光学系3に、スリット部材18の複数のスリットを通る複数の光束の偏光をそれぞれ制御する複数の偏光制御素子からなる偏光制御素子アレイ19と、偏光制御素子アレイ19を透過した複数の光束の強度を調整する強度調整素子21とを設ける。
【選択図】図1
【解決手段】マルチエミッタ半導体レーザ11から射出される複数の光束24を互いに混合した後、複数の光束に分割し、これらの複数の光束を互いに平行な複数のスリットを有するスリット部材18に、これらのスリットを横断するラインビームとして投射する第1の投射光学系2と、スリット部材18の複数のスリットの像を被照射物23に投射する第2の投射光学系3とにより照射光学系を構成する。第2の投射光学系3に、スリット部材18の複数のスリットを通る複数の光束の偏光をそれぞれ制御する複数の偏光制御素子からなる偏光制御素子アレイ19と、偏光制御素子アレイ19を透過した複数の光束の強度を調整する強度調整素子21とを設ける。
【選択図】図1
Description
この発明は、照射光学系、照射装置および半導体装置の製造方法に関する。より詳細には、この発明は、例えば、高出力のブロードエリア型のマルチエミッタ半導体レーザを光源に用いた照射光学系、この照射光学系を用いた照射装置およびこの照射装置を用いた半導体装置の製造方法に適用して好適なものである。
従来、レーザビームをライン状の照明エリアに照明する照明装置として図10に示すようなものが知られている(特許文献1参照。)。ここで、図10は特許文献1の図1と同様な図である。図10に示すように、この照明装置においては、バーレーザ101の直線状に配列した複数のエミッタ(発光点)101aからそれぞれ光束(レーザビーム)102が射出される。これらの光束(レーザビーム)102は、コリメータレンズ103、104によりエミッタ101aの配列方向に垂直な方向および平行な方向にそれぞれコリメートされると同時に、互いに混合される。この後、こうしてコリメートおよび互いに混合された光束は、一対のシリンドリカルレンズ105a、105bからなるシリンドリカルレンズアレイ105に入射して複数の光束に分割される。これらの光束はシリンドリカルレンズ106、107を通ってラインビームとなり、空間光変調器108の表面のライン状の照明エリアを照射する。
一方、例えば、液晶ディスプレイや有機エレクトロルミネッセンス(EL)ディスプレイなどの素子基板であるTFT(薄膜トランジスタ)基板を製造する場合、次のようにして多結晶シリコン膜を形成する方法がある。すなわち、ガラス基板などの全面にアモルファスシリコン膜を形成した後、このアモルファスシリコン膜のうち画素内のTFT形成領域を含むストライプ状の領域をレーザビームにより照射してレーザアニールにより多結晶シリコン膜とする。この場合、このストライプ状の領域以外の部分はレーザビームを照射しないようにすることが必要とされる。これは、画素内には、配線部などのレーザビームを照射しない方が望ましい部分があるためである。
なお、以下のような照明装置が提案されている(特許文献2参照。)この照明装置は、非一様な配光分布特性を有する発光素子アレイと、この発光素子アレイの各発光素子にそれぞれ対応して配置されるカップリングレンズと、第1のレンズアレイと、第2のレンズアレイと、被照明面とを備える。この照明装置では、カップリングレンズと第1のレンズアレイとの間、またはカップリングレンズと第1のレンズアレイとの近傍に、発光素子の配光分布特性に起因する被照明面の不均一な光量分布を低減する光学素子が配置される。
また、以下のような共焦点顕微鏡が提案されている(特許文献3参照。)。この共焦点顕微鏡は、入射光学系と検出光学系と液晶素子を制御する液晶制御部とを備えている。入射光学系は、照明光源からの偏光を、マイクロレンズアレイを上部に配置したマトリクス式液晶素子および対物レンズを介して被観察物へ入射する。検出光学系は、被観察物からの反射光または蛍光を検出する。液晶制御部は液晶素子を制御する。この共焦点顕微鏡では、マイクロレンズアレイを透過したマイクロレンズ毎の光を、液晶素子の各画素毎に透過させ、対物レンズにて被観察物に複数の焦点を結ばせる。併せて、液晶素子の各画素を透過する光の偏光方向を液晶制御部を用い、各画素を透過する光の偏光方向を互いに直交するように制御する。
しかしながら、本発明者の検討によれば、上述のように画素内のTFT形成領域を含むストライプ状の領域だけをレーザビームにより照射する場合に図10に示す照明装置を用いると、各領域間で照射強度のばらつきが大きい。このため、各領域を均一に照射することが難しく、ひいてはTFTの特性が画素間で不均一になるという問題がある。
すなわち、被照射物の特定の領域を照射するために、図10に示す空間光変調器108の代わりに、バーレーザ101のエミッタ101aの配列方向(図10のX軸方向)に垂直な方向に互いに平行な複数のスリットを有するスリット部材を用いる。そして、このスリット部材の、上記の複数のスリットを横断するライン状の照明エリアを照射し、このスリット部材を通った光束、すなわちラインビームをリレーレンズを介して被照射物の表面に照射する。このとき、この被照射物の表面におけるラインビームの強度分布は図11に示すように櫛形となる。この強度分布の均一性は、バーレーザ101の各エミッタ101aの輝度のばらつき、シリンドリカルレンズ105a、105bの分割数、光学系のアライメント、像面湾曲などの光学系の収差の影響、可干渉性による干渉縞やスペックルの影響などにより決まる。この結果、現実には、被照射物の均一照射性能は5%程度までしか得られない。例えば、図11に示すラインビームにおけるA、B、C間での平均強度のばらつきを5%程度より小さくすることは困難である。
ラインビームの平均強度のばらつきが5%程度以上であると、TFT基板の製造にこのラインビーム照射を適用することは困難である。すなわち、平均強度のばらつきが5%程度の不均一なラインビーム照射による影響は、特に有機EL用TFT基板の製造においてアモルファスシリコン膜を多結晶シリコン膜に変えるレーザアニールでは顕著となる。例えば、図11に示すように、ラインビームの強度がX軸方向に不均一であると、画素間で多結晶シリコン膜の特性の差、したがって多結晶シリコンTFTの特性の差が生じ、それが有機ELパネルの輝度むらとして現れてしまう。この輝度むらを抑えるためには、画素間での照射強度の不均一性は一般的には数%程度しか許されない。
そこで、この発明が解決しようとする課題は、被照射物の特定の領域を照射する場合にそれらの領域間での照射強度のばらつきを十分に小さく抑えてラインビーム照射を行うことができる照射光学系を提供することである。
この発明が解決しようとする他の課題は、上記の照射光学系を用いた照射装置を提供することである。
この発明が解決しようとするさらに課題は、上記の照射装置を用いた半導体装置の製造方法を提供することである。
この発明が解決しようとする他の課題は、上記の照射光学系を用いた照射装置を提供することである。
この発明が解決しようとするさらに課題は、上記の照射装置を用いた半導体装置の製造方法を提供することである。
上記課題を解決するために、この発明は、
直線状に配列した複数の発光点を有するレーザ光源から射出される複数の光束を互いに混合した後、複数の光束に分割し、これらの分割された複数の光束を互いに平行な複数のスリットを有するスリット部材にこれらの複数のスリットを横断するラインビームとして投射する第1の投射光学系と、
上記スリット部材の上記複数のスリットの像を被照射物に投射する第2の投射光学系とを有し、
上記第2の投射光学系は、
上記スリット部材の上記複数のスリットを通る複数の光束が入射し、これらの複数の光束の偏光をそれぞれ制御する、上記複数のスリットと同じ数の複数の偏光制御素子からなる偏光制御素子アレイと、
上記偏光制御素子アレイを透過した複数の光束が入射し、これらの複数の光束の強度を調整する強度調整素子とを有する照射光学系である。
直線状に配列した複数の発光点を有するレーザ光源から射出される複数の光束を互いに混合した後、複数の光束に分割し、これらの分割された複数の光束を互いに平行な複数のスリットを有するスリット部材にこれらの複数のスリットを横断するラインビームとして投射する第1の投射光学系と、
上記スリット部材の上記複数のスリットの像を被照射物に投射する第2の投射光学系とを有し、
上記第2の投射光学系は、
上記スリット部材の上記複数のスリットを通る複数の光束が入射し、これらの複数の光束の偏光をそれぞれ制御する、上記複数のスリットと同じ数の複数の偏光制御素子からなる偏光制御素子アレイと、
上記偏光制御素子アレイを透過した複数の光束が入射し、これらの複数の光束の強度を調整する強度調整素子とを有する照射光学系である。
また、この発明は、
直線状に配列した複数の発光点を有するレーザ光源から射出される複数の光束を互いに混合した後、複数の光束に分割し、これらの分割された複数の光束を互いに平行な複数のスリットを有するスリット部材にこれらの複数のスリットを横断するラインビームとして投射する第1の投射光学系と、
上記スリット部材の上記複数のスリットの像を被照射物に投射する第2の投射光学系とを有し、
上記第2の投射光学系は、
上記スリット部材の上記複数のスリットを通る複数の光束が入射し、これらの複数の光束の偏光をそれぞれ制御する、上記複数のスリットと同じ数の複数の偏光制御素子からなる偏光制御素子アレイと、
上記偏光制御素子アレイを透過した複数の光束が入射し、これらの複数の光束の強度を調整する強度調整素子とを有する照射光学系を用いた照射装置である。
直線状に配列した複数の発光点を有するレーザ光源から射出される複数の光束を互いに混合した後、複数の光束に分割し、これらの分割された複数の光束を互いに平行な複数のスリットを有するスリット部材にこれらの複数のスリットを横断するラインビームとして投射する第1の投射光学系と、
上記スリット部材の上記複数のスリットの像を被照射物に投射する第2の投射光学系とを有し、
上記第2の投射光学系は、
上記スリット部材の上記複数のスリットを通る複数の光束が入射し、これらの複数の光束の偏光をそれぞれ制御する、上記複数のスリットと同じ数の複数の偏光制御素子からなる偏光制御素子アレイと、
上記偏光制御素子アレイを透過した複数の光束が入射し、これらの複数の光束の強度を調整する強度調整素子とを有する照射光学系を用いた照射装置である。
また、この発明は、
直線状に配列した複数の発光点を有するレーザ光源から射出される複数の光束を互いに混合した後、複数の光束に分割し、これらの分割された複数の光束を互いに平行な複数のスリットを有するスリット部材にこれらの複数のスリットを横断するラインビームとして投射する第1の投射光学系と、
上記スリット部材の上記複数のスリットの像を被照射物に投射する第2の投射光学系とを有し、
上記第2の投射光学系は、
上記スリット部材の上記複数のスリットを通る複数の光束が入射し、これらの複数の光束の偏光をそれぞれ制御する、上記複数のスリットと同じ数の複数の偏光制御素子からなる偏光制御素子アレイと、
上記偏光制御素子アレイを透過した複数の光束が入射し、これらの複数の光束の強度を調整する強度調整素子とを有する照射光学系を用いた照射装置により得られるラインビームを用いて半導体基板または半導体薄膜を照射する半導体装置の製造方法である。
直線状に配列した複数の発光点を有するレーザ光源から射出される複数の光束を互いに混合した後、複数の光束に分割し、これらの分割された複数の光束を互いに平行な複数のスリットを有するスリット部材にこれらの複数のスリットを横断するラインビームとして投射する第1の投射光学系と、
上記スリット部材の上記複数のスリットの像を被照射物に投射する第2の投射光学系とを有し、
上記第2の投射光学系は、
上記スリット部材の上記複数のスリットを通る複数の光束が入射し、これらの複数の光束の偏光をそれぞれ制御する、上記複数のスリットと同じ数の複数の偏光制御素子からなる偏光制御素子アレイと、
上記偏光制御素子アレイを透過した複数の光束が入射し、これらの複数の光束の強度を調整する強度調整素子とを有する照射光学系を用いた照射装置により得られるラインビームを用いて半導体基板または半導体薄膜を照射する半導体装置の製造方法である。
この発明において、直線状に配列した複数の発光点を有するレーザ光源の発振波長は、被照射物に施す処理の内容などに応じて適宜選ばれる。例えば、アモルファスシリコン膜のレーザアニールを行う場合、このレーザ光源の発振波長は近赤外域あるいは紫外域の波長に選ばれる。このレーザ光源は特に限定されず、必要に応じて選ばれるが、典型的には、マルチエミッタ半導体レーザ、例えばブロードエリア型のマルチエミッタ半導体レーザが用いられる。
偏光制御素子アレイの複数の偏光制御素子の間隔は、典型的には、スリット部材の複数のスリットの間隔と同じに選ばれるが、これに限定されるものではない。この偏光制御素子アレイは、スリット部材の直後に配置してもよいし、スリット部材および被照射物と光学的に共役な位置に配置してもよい。後者の場合、第2の投射光学系は、スリット部材の複数のスリットの像を偏光制御素子アレイに投射し、偏光制御素子アレイから得られる像を被照射物に投射する。
偏光制御素子は、例えば、この偏光制御素子に対する光束の入射方向と平行な所定の中心軸の周りに回転可能な1/2波長板やソレイユ補償器(ソレイユ補償板)などにより構成されるが、これに限定されるものではない。ソレイユ補償器としては従来公知のものを用いることができる。具体的には、ソレイユ補償器は、例えば次のようなものである。すなわち、一つの複屈折基板とこの複屈折基板の光学軸と直交する一つのくさび基板とが互いに接合または互いに隣接して配置される。このくさび基板に、このくさび基板と同一の光学軸および同一のくさび角を有するもう一つのくさび基板が対向配置され、一方のくさび基板がくさび方向にスライド調整可能である。複数の偏光制御素子の固定側の複屈折基板および一方のくさび基板は一体化してもよい。偏光制御素子はフォトニック結晶板により構成してもよい。このフォトニック結晶板は、例えば、このフォトニック結晶板の面内の光束が透過する位置によりこの光束の位相差が異なるように、例えばこの位相差が一方向に変化、具体的には例えば直線的に増加または減少するように構成する。このフォトニック結晶板は種々の形状に形成することができるが、典型的には長方形の形状に形成される。
レーザ光源から射出される複数の光束を互いに混合した後には、必要に応じて、偏光制御素子を透過させて偏光面を回転させる。偏光制御素子としては、例えば1/2波長板が用いられる。
強度調整素子としては、典型的には、光アイソレータが用いられるが、入射する光束の偏光状態により強度を調整することができる限り、他のものを用いてもよい。
強度調整素子としては、典型的には、光アイソレータが用いられるが、入射する光束の偏光状態により強度を調整することができる限り、他のものを用いてもよい。
この発明による照射装置は、必要に応じて、照射光学系に加えて、被照射物を搭載するステージ、このステージの制御装置などを有する。
この発明による半導体装置の製造方法は、光照射を利用して半導体基板(例えば、シリコン基板など)または半導体薄膜(シリコン薄膜など)に対して各種の処理(例えば、レーザアニールなど)を施す各種の半導体装置の製造に適用することができる。具体的には、例えば、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなどのTFT基板の製造に適用することができる。
この発明による半導体装置の製造方法は、光照射を利用して半導体基板(例えば、シリコン基板など)または半導体薄膜(シリコン薄膜など)に対して各種の処理(例えば、レーザアニールなど)を施す各種の半導体装置の製造に適用することができる。具体的には、例えば、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなどのTFT基板の製造に適用することができる。
上述のように構成されたこの発明においては、第1の投射光学系から射出される櫛形の強度分布を有するラインビームの強度が不均一であっても、次のようにして、被照射物を照射するラインビームの強度を均一化することができる。ここで、第1の投射光学系から射出されるラインビームの強度が不均一となる原因は、レーザ光源の各発光点の輝度のばらつき、光学系のアライメント、像面湾曲などの光学系の収差の影響、可干渉性による干渉縞やスペックルの影響などである。すなわち、この発明においては、第1の投射光学系から射出されるラインビームの強度分布に応じて、偏光制御素子アレイの各偏光制御素子を個別に調整して偏光を制御することにより、強度調整素子により各光束の強度を個別に調整することができる。これによって、第2の投射光学系から射出され、被照射物を照射するラインビームの強度を均一化することができる。
この発明によれば、強度の不均一性が5%程度より小さい、例えば数%程度の櫛形の強度分布を有するラインビームを容易に得ることができる。そして、このラインビームにより被照射物の複数の特定の領域を照射することにより、これらの領域間で照射強度のばらつきを十分に小さく抑えることができる。
以下、発明を実施するための形態(以下「実施の形態」とする)について説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.第1の実施の形態(照射光学系)
2.第2の実施の形態(照射光学系)
3.第3の実施の形態(照射光学系)
4.第4の実施の形態(照射光学系)
5.第5の実施の形態(照射光学系)
6.第6の実施の形態(照射装置)
1.第1の実施の形態(照射光学系)
2.第2の実施の形態(照射光学系)
3.第3の実施の形態(照射光学系)
4.第4の実施の形態(照射光学系)
5.第5の実施の形態(照射光学系)
6.第6の実施の形態(照射装置)
〈1.第1の実施の形態〉
[照射光学系]
第1の実施の形態による照射光学系について説明する。
図1Aおよび図2Aはこの照射光学系の構成を示す。この照射光学系の光軸1に垂直な面内における一つの方向にX軸、この方向に垂直な方向にY軸を取る。図1AはY軸方向から見た図、図2AはX軸方向から見た図である。
[照射光学系]
第1の実施の形態による照射光学系について説明する。
図1Aおよび図2Aはこの照射光学系の構成を示す。この照射光学系の光軸1に垂直な面内における一つの方向にX軸、この方向に垂直な方向にY軸を取る。図1AはY軸方向から見た図、図2AはX軸方向から見た図である。
図1Aおよび図2Aに示すように、この照射光学系は、光軸1上に第1の投射光学系2および第2の投射光学系3を有する。
第1の投射光学系2は、光軸1上に、一次元のマルチエミッタ半導体レーザ11、コリメータレンズ12、13、1/2波長板14、シリンドリカルレンズアレイ15、コンデンサレンズ16、集光レンズ17およびスリット部材18を有する。シリンドリカルレンズアレイ15は、一対のシリンドリカルレンズ15a、15bからなる。
第1の投射光学系2は、光軸1上に、一次元のマルチエミッタ半導体レーザ11、コリメータレンズ12、13、1/2波長板14、シリンドリカルレンズアレイ15、コンデンサレンズ16、集光レンズ17およびスリット部材18を有する。シリンドリカルレンズアレイ15は、一対のシリンドリカルレンズ15a、15bからなる。
第2の投射光学系3は、光軸1上に、偏光制御素子アレイ19、投射レンズ20、光アイソレータ21および投射レンズ22を有する。この第2の投射光学系3から射出されるラインビームにより被照射物23が照射される。
マルチエミッタ半導体レーザ11はX軸方向に直線状に配列した複数のエミッタ(発光点)11aを有する。そして、このマルチエミッタ半導体レーザ11を発振させることにより、これらのエミッタ11aから、光軸1に平行な方向を主軸としてそれぞれ光束(レーザビーム)24が射出されるようになっている。エミッタ11aの数は特に限定されるものではなく、必要に応じて選ばれるが、図1Aにおいては一例としてエミッタ11aの数が5個の場合が示されている。また、エミッタ11aの間隔も特に限定されるものではなく、必要に応じて選ばれる。
マルチエミッタ半導体レーザ11はX軸方向に直線状に配列した複数のエミッタ(発光点)11aを有する。そして、このマルチエミッタ半導体レーザ11を発振させることにより、これらのエミッタ11aから、光軸1に平行な方向を主軸としてそれぞれ光束(レーザビーム)24が射出されるようになっている。エミッタ11aの数は特に限定されるものではなく、必要に応じて選ばれるが、図1Aにおいては一例としてエミッタ11aの数が5個の場合が示されている。また、エミッタ11aの間隔も特に限定されるものではなく、必要に応じて選ばれる。
マルチエミッタ半導体レーザ11から射出される光束24はコリメータレンズ12に入射し、Y軸方向にコリメートされる(図2A参照。)。こうしてY軸方向にコリメートされた光束はコリメータレンズ13に入射し、X軸方向にコリメートされると同時に、互いに混合される(図1A参照。)。こうしてX軸方向およびY軸方向にコリメートされ、混合された光束は1/2波長板14に入射し、偏光面がX軸方向およびY軸方向に対してそれぞれ45度の方向に回転される。
1/2波長板14を透過した光束は、X軸方向に配列した複数のシリンドリカルレンズ部を有するシリンドリカルレンズ15a、15bを順次通ってX軸方向に複数の光束に分割される。こうしてX軸方向に分割された複数の光束はコンデンサレンズ16によりX軸方向に収束される(図1A参照。)。こうしてX軸方向に収束された光束はさらに、集光レンズ17によりY軸方向で見てスリット部材18に集光され、光軸1およびX軸を含む面内においてスリット部材18の全体に広がるラインビームが形成される(図2A参照。)。スリット部材18は、Y軸方向に延在し、かつ互いに平行な複数のスリットを有する。スリット部材18のスリットの数は特に限定されるものではなく、必要に応じて選ばれるが、図1Aにおいては3個のスリット18a、18b、18cが示されている。
以上により、マルチエミッタ半導体レーザ11から射出される光束24がスリット部材18に、複数のスリット、図1に示す例ではスリット18a、18b、18cを横断するラインビームとして投射される、言い換えれば結像する。
以上により、マルチエミッタ半導体レーザ11から射出される光束24がスリット部材18に、複数のスリット、図1に示す例ではスリット18a、18b、18cを横断するラインビームとして投射される、言い換えれば結像する。
偏光制御素子アレイ19はスリット部材18の直後に配置されている。この偏光制御素子アレイ19はX軸方向に直線状に配列した複数の偏光制御素子からなり、各偏光制御素子はスリット部材18の各スリットの直後に配置されている。これらの偏光制御素子はスリット部材18のスリットと同数かつ同間隔に配置されている。図1Aにおいては、スリット部材18の3個のスリット18a、18b、18cに対応して、3個の偏光制御素子19a、19b、19cが示されている。この偏光制御素子アレイ19とスリット部材18との間の間隔は、スリット部材18の各スリットを通った光束がこのスリットに対応する偏光制御素子にのみ入射し、他の偏光制御素子には入射しないように十分小さくするのが望ましい。
図3に偏光制御素子19a、19b、19cからなる偏光制御素子アレイ19の詳細を示す。図3に示すように、偏光制御素子19a、19b、19cはX−Y面に平行な円板の形状を有する1/2波長板からなる。これらの偏光制御素子19a、19b、19cの中心軸は光軸1に平行である。これらの偏光制御素子19a、19b、19cは図示省略した回転機構によりそれらの中心軸の周りに回転可能に構成されている。この回転機構としては従来公知のものを用いることができ、必要に応じて選ばれる。1/2波長板からなるこれらの偏光制御素子19a、19b、19cの回転角度を個別に調整することによりこれらの偏光制御素子19a、19b、19cに入射する光束の偏光面の角度を個別に調整することができる。
なお、これらの偏光制御素子19a、19b、19cの回転角度の調整により偏光面の角度の調整を十分に行うことができる場合には、1/2波長板14は省略してもよい。
なお、これらの偏光制御素子19a、19b、19cの回転角度の調整により偏光面の角度の調整を十分に行うことができる場合には、1/2波長板14は省略してもよい。
スリット部材18にラインビームとして投射され、各スリットを通った光束は偏光制御素子アレイ19の各偏光制御素子に入射して偏光が制御される。こうして偏光が制御されて偏光制御素子アレイ19から射出された複数の光束は、投射レンズ20により収束された後、光アイソレータ21に入射する。この光アイソレータ21は、偏光ビームスプリッタ21aおよびこの偏光ビームスプリッタ21aの射出面に設けられた1/4波長板21bからなる。この光アイソレータ21に入射した複数の光束は、その偏光状態に応じて、偏光ビームスプリッタ21aを透過する光束の強度が変化する。より具体的には、偏光ビームスプリッタ21aに対する入射光束の偏光面の向きに応じて、この偏光ビームスプリッタ21aを透過する光束の強度が変化する。偏光ビームスプリッタ21aの射出面に設けられた1/4波長板21bは戻り光を防止するためのものである。
光アイソレータ21から射出された光束は投射レンズ22により被照射物23に照射される。こうして、ラインビームとして光束が投射されたスリット部材18の複数のスリットの像が被照射物23に投射される、言い換えれば結像する。ここで、スリット部材18と被照射物23とは互いに光学的に共役である。被照射物23を照射するラインビームのX軸方向およびY軸方向の強度分布の一例をそれぞれ図1Bおよび図2Bに示す。
偏光制御素子アレイ19による偏光の制御は次のように行う。
いま、一例として、光束がラインビームとしてスリット部材18に投射され、各スリットから射出される光束のX軸方向の強度分布が図3に示すようなものであるとする。図3に示すように、偏光制御素子19a、19b、19cに入射する光束の強度はこれらの順に大きくなっている。これらの光束間の平均強度のばらつきは、例えば5%程度以上である。この場合、例えば、偏光制御素子19aの回転角度は、この偏光制御素子19cに入射する光束がそのまま強度を保って光アイソレータ21から射出されるように調整する。これに対し、偏光制御素子19b、19cの回転角度は、これらの偏光制御素子19b、19cに入射する光束の強度が光アイソレータ21を通ることにより減少し、偏光制御素子19aを透過する光束の強度と同じになるように調整する。こうして、光アイソレータ21から射出される各光束の強度は均一となる。この結果、被照射物23を照射するラインビームの強度分布は、図1Bに示すように、図3に比べて大幅に均一化される。例えば、図1Bに示すA、B、C間での平均強度のばらつきを3%程度に減少させることができる。
いま、一例として、光束がラインビームとしてスリット部材18に投射され、各スリットから射出される光束のX軸方向の強度分布が図3に示すようなものであるとする。図3に示すように、偏光制御素子19a、19b、19cに入射する光束の強度はこれらの順に大きくなっている。これらの光束間の平均強度のばらつきは、例えば5%程度以上である。この場合、例えば、偏光制御素子19aの回転角度は、この偏光制御素子19cに入射する光束がそのまま強度を保って光アイソレータ21から射出されるように調整する。これに対し、偏光制御素子19b、19cの回転角度は、これらの偏光制御素子19b、19cに入射する光束の強度が光アイソレータ21を通ることにより減少し、偏光制御素子19aを透過する光束の強度と同じになるように調整する。こうして、光アイソレータ21から射出される各光束の強度は均一となる。この結果、被照射物23を照射するラインビームの強度分布は、図1Bに示すように、図3に比べて大幅に均一化される。例えば、図1Bに示すA、B、C間での平均強度のばらつきを3%程度に減少させることができる。
以上のように、この第1の実施の形態による照射光学系によれば、光束がラインビームとして投射されたスリット部材18の各スリットを通った光束の強度に応じて、あらかじめ偏光制御素子アレイ19の各偏光制御素子を最適状態に制御しておく。これによって、マルチエミッタ半導体レーザ11を光源として用いて、例えば平均強度のばらつきが3%程度と不均一性が小さい櫛形の強度分布を有する幅広のラインビームを容易に形成することができる。そして、このラインビームを被照射物23に照射することにより、複数の特定の領域をこれらの領域間の照射強度のばらつきを十分に小さく抑えて照射することができる。また、この第1の実施の形態においては、照射光学系の各構成要素で生じる様々な誤差を個別に補正するのではなく、強度の不均一性を有するラインビームの強度そのものを直接補正するようにしている。このため、照射光学系のアライメントや収差補正などの仕様を緩和することができ、照射光学系の低コスト化を図ることができる。加えて、マルチエミッタ半導体レーザ11の交換時のエミッタ11aの配光特性の影響をも補正するため、マルチエミッタ半導体レーザ11の仕様を緩和することができ、照射光学系のランニングコストの低減を図ることもできる。
〈2.第2の実施の形態〉
[照射光学系]
第2の実施の形態による照射光学系について説明する。
この照射光学系においては、偏光制御素子アレイ19として図4に示すようなソレイユ補償器を用いる。図4に示すように、ソレイユ補償器からなる偏光制御素子19a、19b、19cにおいては、X軸方向に光学軸を有する複屈折基板PとY軸方向に光学軸を有するくさび基板Qとが互いに接合または互いに隣接配置されている。そして、Y軸方向に光学軸を有するくさび基板Rがくさび基板Qと対向配置され、図示省略した駆動機構によりY軸方向にスライド調整できるように構成されている。偏光制御素子19a、19b、19cのそれぞれのくさび基板Rを個別にY軸方向にスライド調整することにより、偏光制御素子19a、19b、19cを透過する各光束の偏光を個別に制御することができる。ここで、複屈折基板P、くさび基板Qおよびくさび基板RとX軸およびY軸との関係は上記と逆にしても構わない。
この照射光学系の上記以外の構成は第1の実施の形態による照射光学系と同様である。
[照射光学系]
第2の実施の形態による照射光学系について説明する。
この照射光学系においては、偏光制御素子アレイ19として図4に示すようなソレイユ補償器を用いる。図4に示すように、ソレイユ補償器からなる偏光制御素子19a、19b、19cにおいては、X軸方向に光学軸を有する複屈折基板PとY軸方向に光学軸を有するくさび基板Qとが互いに接合または互いに隣接配置されている。そして、Y軸方向に光学軸を有するくさび基板Rがくさび基板Qと対向配置され、図示省略した駆動機構によりY軸方向にスライド調整できるように構成されている。偏光制御素子19a、19b、19cのそれぞれのくさび基板Rを個別にY軸方向にスライド調整することにより、偏光制御素子19a、19b、19cを透過する各光束の偏光を個別に制御することができる。ここで、複屈折基板P、くさび基板Qおよびくさび基板RとX軸およびY軸との関係は上記と逆にしても構わない。
この照射光学系の上記以外の構成は第1の実施の形態による照射光学系と同様である。
この第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様な利点に加えて、くさび基板Rをスライド調整するので、くさび基板Rの駆動機構を小型化することができる。これによって、偏光制御素子アレイ19を小型化することができ、ひいては照射光学系を小型化することができるという利点を得ることができる。
〈3.第3の実施の形態〉
[照射光学系]
第3の実施の形態による照射光学系について説明する。
この照射光学系においては、偏光制御素子アレイ19として図5に示すようなソレイユ補償器を用いる。図5に示すように、ソレイユ補償器からなる偏光制御素子19a、19b、19cの複屈折基板Pおよびくさび基板Qは一体に、言い換えると共通に形成されている。偏光制御素子19a、19b、19cに個別に設けられたくさび基板Rは、図示省略した機構によりY軸方向にスライド調整できるように構成されている。
この照射光学系の上記以外の構成は第1および第2の実施の形態による照射光学系と同様である。
[照射光学系]
第3の実施の形態による照射光学系について説明する。
この照射光学系においては、偏光制御素子アレイ19として図5に示すようなソレイユ補償器を用いる。図5に示すように、ソレイユ補償器からなる偏光制御素子19a、19b、19cの複屈折基板Pおよびくさび基板Qは一体に、言い換えると共通に形成されている。偏光制御素子19a、19b、19cに個別に設けられたくさび基板Rは、図示省略した機構によりY軸方向にスライド調整できるように構成されている。
この照射光学系の上記以外の構成は第1および第2の実施の形態による照射光学系と同様である。
この第3の実施の形態によれば、第1および第2の実施の形態と同様な利点に加えて、次のような利点を得ることができる。すなわち、偏光制御素子19a、19b、19cの複屈折基板Pおよびくさび基板Qを一体に形成していることにより、偏光制御素子アレイ19の部品点数を削減することができる。
〈4.第4の実施の形態〉
[照射光学系]
第4の実施の形態による照射光学系について説明する。
図6Aに示すように、この照射光学系においては、偏光制御素子19a、19b、19cはX−Y面に平行でY軸方向に延在する長方形あるいは短冊状の形状を有するフォトニック結晶板からなる。これらの偏光制御素子19a、19b、19cを構成するフォトニック結晶板は、このフォトニック結晶板の面内の光束が透過する位置によりこの光束の位相差が異なり、これによってこの光束の偏光面の回転角度が異なるように構成される。具体的には、この場合、このフォトニック結晶板は、上記の位相差が−Y軸方向に徐々に大きく、例えば直線的に大きくなるように構成されている。一例として偏光制御素子19aを構成するフォトニック結晶板を図6Bに示すが、偏光制御素子19b、19cを構成するフォトニック結晶板も同様である。これらの偏光制御素子19a、19b、19cは図示省略した駆動機構によりY軸方向にスライド調整できるように構成されている。この駆動機構としては従来公知のものを用いることができ、必要に応じて選ばれる。フォトニック結晶板からなるこれらの偏光制御素子19a、19b、19cのY軸方向の位置を個別に調整することによりこれらの偏光制御素子19a、19b、19cに入射する光束の偏光面の角度を個別に調整することができる。
この照射光学系の上記以外の構成は第1の実施の形態による照射光学系と同様である。
[照射光学系]
第4の実施の形態による照射光学系について説明する。
図6Aに示すように、この照射光学系においては、偏光制御素子19a、19b、19cはX−Y面に平行でY軸方向に延在する長方形あるいは短冊状の形状を有するフォトニック結晶板からなる。これらの偏光制御素子19a、19b、19cを構成するフォトニック結晶板は、このフォトニック結晶板の面内の光束が透過する位置によりこの光束の位相差が異なり、これによってこの光束の偏光面の回転角度が異なるように構成される。具体的には、この場合、このフォトニック結晶板は、上記の位相差が−Y軸方向に徐々に大きく、例えば直線的に大きくなるように構成されている。一例として偏光制御素子19aを構成するフォトニック結晶板を図6Bに示すが、偏光制御素子19b、19cを構成するフォトニック結晶板も同様である。これらの偏光制御素子19a、19b、19cは図示省略した駆動機構によりY軸方向にスライド調整できるように構成されている。この駆動機構としては従来公知のものを用いることができ、必要に応じて選ばれる。フォトニック結晶板からなるこれらの偏光制御素子19a、19b、19cのY軸方向の位置を個別に調整することによりこれらの偏光制御素子19a、19b、19cに入射する光束の偏光面の角度を個別に調整することができる。
この照射光学系の上記以外の構成は第1の実施の形態による照射光学系と同様である。
この第4の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様な利点に加えて、次のような利点を得ることができる。すなわち、偏光制御素子19a、19b、19cをフォトニック結晶板により構成し、このフォトニック結晶板をスライド調整することによりこれらの偏光制御素子19a、19b、19cに入射する光束の偏光面の角度を個別に調整するようにしている。このため、偏光制御素子アレイ19の構成および駆動機構を簡単にすることができる。また、フォトニック結晶板は半導体プロセスにより容易に製造することができるため、微細な偏光制御素子19a、19b、19cを形成することができ、偏光制御素子アレイ19を小型に構成することができ、ひいては照射光学系を小型に構成することができる。
〈5.第5の実施の形態〉
[照射光学系]
第5の実施の形態による照射光学系について説明する。
この照射光学系においては、偏光制御素子アレイ19を配置する位置が第1の実施の形態と異なる。具体的には、図7に示すように、この照射光学系においては、スリット部材18の後段に二つのレンズ25a、25bからなるリレーレンズ25が配置されている。そして、このリレーレンズ25に関してスリット部材18と光学的に共役な位置に偏光制御素子アレイ19が配置されている。この偏光制御素子アレイ19と被照射物23とは光学的に共役である。すなわち、この偏光制御素子アレイ19はスリット部材18および被照射物23と光学的に共役な位置に配置されている。
この照射光学系の上記以外の構成は第1の実施の形態による照射光学系と同様である。
[照射光学系]
第5の実施の形態による照射光学系について説明する。
この照射光学系においては、偏光制御素子アレイ19を配置する位置が第1の実施の形態と異なる。具体的には、図7に示すように、この照射光学系においては、スリット部材18の後段に二つのレンズ25a、25bからなるリレーレンズ25が配置されている。そして、このリレーレンズ25に関してスリット部材18と光学的に共役な位置に偏光制御素子アレイ19が配置されている。この偏光制御素子アレイ19と被照射物23とは光学的に共役である。すなわち、この偏光制御素子アレイ19はスリット部材18および被照射物23と光学的に共役な位置に配置されている。
この照射光学系の上記以外の構成は第1の実施の形態による照射光学系と同様である。
この第5の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様な利点に加えて、次のような利点を得ることができる。すなわち、偏光制御素子アレイ19をスリット部材18の直後に設ける必要がない。このため、スリット部材18の各スリットを通った光束がこのスリットに対応して設けられた偏光制御素子だけでなく、他の偏光制御素子にも入射してしまうのをより容易にかつ確実に防止することができる。言い換えれば、リレーレンズ25から射出される各光束をそれぞれ一つの偏光制御素子だけに入射させることができる。これによって、偏光制御素子アレイ19による各光束の偏光の制御をより正確に行うことができ、ひいては被照射物23を照射するラインビームの強度の不均一性をより小さくすることができる。
〈6.第6の実施の形態〉
[照射装置]
第6の実施の形態による照射装置について説明する。
図8Aに示すように、この照射装置は、照射光学系51を有する。この照射光学系51としては、第1〜第5のいずれかの実施の形態による照射光学系を用いる。この照射光学系51からは、図1Bに示すような均一な強度分布を有する櫛形のラインビーム51aが射出される。図7Bにこのラインビーム51aを拡大して示す。この照射光学系51の下方には互いに直交するx軸方向およびy軸方向に可動なステージ52が設けられている。このステージ52は、制御装置53によりy軸方向に走査することができるようになっている。また、ステージ52は、制御装置53によりx軸方向にステップ移動させることができるようになっている。ステージ52上には被照射物23が搭載される。
[照射装置]
第6の実施の形態による照射装置について説明する。
図8Aに示すように、この照射装置は、照射光学系51を有する。この照射光学系51としては、第1〜第5のいずれかの実施の形態による照射光学系を用いる。この照射光学系51からは、図1Bに示すような均一な強度分布を有する櫛形のラインビーム51aが射出される。図7Bにこのラインビーム51aを拡大して示す。この照射光学系51の下方には互いに直交するx軸方向およびy軸方向に可動なステージ52が設けられている。このステージ52は、制御装置53によりy軸方向に走査することができるようになっている。また、ステージ52は、制御装置53によりx軸方向にステップ移動させることができるようになっている。ステージ52上には被照射物23が搭載される。
この照射装置においては、例えば、ステージ52をy軸方向に走査しながら、照射光学系51から射出されるラインビーム51aを被照射物23に照射する。走査が終わったらステージ52をx軸方向にステップ移動させ、再びステージ52をy軸方向に走査しながらラインビーム51aを被照射物23に照射する。符号23aは照射領域を示す。この走査およびステップ移動を繰り返すことにより、被照射物23の全面にラインビーム51aの照射を行う。
一例として、この照射装置を液晶ディスプレイや有機ELディスプレイのTFT基板を製造する場合に適用した場合について説明する。被照射物23は、ガラス基板などの全面にTFT形成用のアモルファスシリコン膜が形成されたものであるとする。図9においてこのアモルファスシリコン膜を符号61で示す。図9には、画素62およびTFT形成領域63を示す。このアモルファスシリコン膜61に対して、図8AおよびBに示すと同様な方法により、照射光学系51から射出される、図1Bに示すような均一な強度分布を有する櫛形のラインビーム51aを照射する。符号64はこのときのストライプ状の照射領域を示す。こうしてラインビーム51aが照射された照射領域64のアモルファスシリコン膜61はレーザアニールされて多結晶シリコン膜になる。この後、例えば、この多結晶シリコン膜をTFT形成領域63の形状にパターニングした後、全面にゲート絶縁膜を形成し、さらにその上にゲート電極を形成する。そして、このゲート電極をマスクとして例えばn型不純物をイオン注入することによりソース領域およびドレイン領域を形成し、nチャネル多結晶シリコンTFTを形成する。
この第6の実施の形態によれば、アモルファスシリコン膜61のTFT形成領域63を含む複数のストライプ状の照射領域64間の照射強度を互いに均一にすることができる。これによって、これらの照射領域64のアモルファスシリコン膜61を均一にレーザアニールすることができることにより、画素間でnチャネル多結晶シリコンTFTの特性を均一にすることができる。
以上、この発明の実施の形態について具体的に説明したが、この発明は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、この発明の技術的思想に基づく各種の変形が可能である。
例えば、上述の実施の形態において挙げた数値、構造、構成、形状、材料などはあくまでも例に過ぎず、必要に応じてこれらと異なる数値、構造、構成、形状、材料などを用いてもよい。
例えば、上述の実施の形態において挙げた数値、構造、構成、形状、材料などはあくまでも例に過ぎず、必要に応じてこれらと異なる数値、構造、構成、形状、材料などを用いてもよい。
1…光軸、2…第1の投射光学系、3…第2の投射光学系、11…マルチエミッタ半導体レーザ、12、13…コリメータレンズ、14…1/2波長板、15…シリンドリカルレンズアレイ、16…コンデンサレンズ、17…集光レンズ、18…スリット部材、18a、18b、18c…スリット、19…偏光制御素子アレイ、19a、19b、19c…偏光制御素子、P…複屈折基板、Q、R…くさび基板、20、22…投射レンズ、21…光アイソレータ、23…被照射物、24…光束、51…照射光学系、51a…ラインビーム、52…ステージ、53…制御装置、61…アモルファスシリコン膜、62…画素、63…TFT形成領域
Claims (15)
- 直線状に配列した複数の発光点を有するレーザ光源から射出される複数の光束を互いに混合した後、複数の光束に分割し、これらの分割された複数の光束を互いに平行な複数のスリットを有するスリット部材にこれらの複数のスリットを横断するラインビームとして投射する第1の投射光学系と、
上記スリット部材の上記複数のスリットの像を被照射物に投射する第2の投射光学系とを有し、
上記第2の投射光学系は、
上記スリット部材の上記複数のスリットを通る複数の光束が入射し、これらの複数の光束の偏光をそれぞれ制御する、上記複数のスリットと同じ数の複数の偏光制御素子からなる偏光制御素子アレイと、
上記偏光制御素子アレイを透過した複数の光束が入射し、これらの複数の光束の強度を調整する強度調整素子とを有する照射光学系。 - 上記偏光制御素子アレイの上記複数の偏光制御素子の間隔は上記スリット部材の上記複数のスリットの間隔と同じである請求項1記載の照射光学系。
- 上記レーザ光源はマルチエミッタ半導体レーザである請求項2記載の照射光学系。
- 上記偏光制御素子アレイは上記スリット部材の直後に配置されている請求項3記載の照射光学系。
- 上記偏光制御素子アレイは上記スリット部材および上記被照射物と光学的に共役な位置に配置されている請求項3記載の照射光学系。
- 上記第2の投射光学系は、上記スリット部材の上記複数のスリットの像を上記偏光制御素子アレイに投射し、上記偏光制御素子アレイから得られる像を上記被照射物に投射する請求項5記載の照射光学系。
- 上記偏光制御素子は中心軸の周りに回転可能な1/2波長板からなる請求項1記載の照射光学系。
- 上記偏光制御素子はソレイユ補償器からなる請求項1記載の照射光学系。
- 上記ソレイユ補償器は、一つの複屈折基板とこの複屈折基板の光学軸と直交する一つのくさび基板とが互いに接合または互いに隣接して配置され、上記くさび基板に、上記くさび基板と同一の光学軸および同一のくさび角を有するもう一つのくさび基板が対向配置され、一方の上記くさび基板がくさび方向にスライド調整可能であるものである請求項8記載の照射光学系。
- 上記偏光制御素子はフォトニック結晶板からなり、このフォトニック結晶板はこのフォトニック結晶板の面内の光束が透過する位置によりこの光束の位相差が異なるように構成されている請求項1記載の照射光学系。
- 上記レーザ光源から射出される上記複数の光束を互いに混合した後、偏光制御素子を透過させる請求項1記載の照射光学系。
- 上記偏光制御素子は1/2波長板である請求項11記載の照射光学系。
- 上記強度調整素子は光アイソレータである請求項1記載の照射光学系。
- 直線状に配列した複数の発光点を有するレーザ光源から射出される複数の光束を互いに混合した後、複数の光束に分割し、これらの分割された複数の光束を互いに平行な複数のスリットを有するスリット部材にこれらの複数のスリットを横断するラインビームとして投射する第1の投射光学系と、
上記スリット部材の上記複数のスリットの像を被照射物に投射する第2の投射光学系とを有し、
上記第2の投射光学系は、
上記スリット部材の上記複数のスリットを通る複数の光束が入射し、これらの複数の光束の偏光をそれぞれ制御する、上記複数のスリットと同じ数の複数の偏光制御素子からなる偏光制御素子アレイと、
上記偏光制御素子アレイを透過した複数の光束が入射し、これらの複数の光束の強度を調整する強度調整素子とを有する照射光学系を用いた照射装置。 - 直線状に配列した複数の発光点を有するレーザ光源から射出される複数の光束を互いに混合した後、複数の光束に分割し、これらの分割された複数の光束を互いに平行な複数のスリットを有するスリット部材にこれらの複数のスリットを横断するラインビームとして投射する第1の投射光学系と、
上記スリット部材の上記複数のスリットの像を被照射物に投射する第2の投射光学系とを有し、
上記第2の投射光学系は、
上記スリット部材の上記複数のスリットを通る複数の光束が入射し、これらの複数の光束の偏光をそれぞれ制御する、上記複数のスリットと同じ数の複数の偏光制御素子からなる偏光制御素子アレイと、
上記偏光制御素子アレイを透過した複数の光束が入射し、これらの複数の光束の強度を調整する強度調整素子とを有する照射光学系を用いた照射装置により得られるラインビームを用いて半導体基板または半導体薄膜を照射する半導体装置の製造方法。
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