JP2009259146A - 車両用休憩告知装置及び車両 - Google Patents
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Abstract
【課題】車両の安全性を確保しつつ、運転者の自発的な停車を効果的に促すことができる車両用休憩告知装置及び車両を提供すること。
【解決手段】車両の運行状態を検知する運行状態検知手段2と、運行状態検知手段2の検知結果を表示する表示手段5と、車両の運転者の状態を検知する運転者状態検知手段3と、運転者状態検知手段3の検知結果に基づいて、運行状態検知手段2の検知結果を変更する検知結果変更手段4とを備え、検知結果変更手段4は、運転者に走行を抑制させるような検知結果に変更し、表示手段5は、検知結果変更手段4が変更した検知結果を表示するようにした。
【選択図】図1
【解決手段】車両の運行状態を検知する運行状態検知手段2と、運行状態検知手段2の検知結果を表示する表示手段5と、車両の運転者の状態を検知する運転者状態検知手段3と、運転者状態検知手段3の検知結果に基づいて、運行状態検知手段2の検知結果を変更する検知結果変更手段4とを備え、検知結果変更手段4は、運転者に走行を抑制させるような検知結果に変更し、表示手段5は、検知結果変更手段4が変更した検知結果を表示するようにした。
【選択図】図1
Description
本発明は、車両用休憩告知装置及び車両に関し、特に、車両の運転者の意識低下を警告する車両用休憩告知装置及び車両に適用して好適なものである。
車両の運転者の居眠り状態や飲酒状態など意識が低下した状態から覚醒させる技術として、近年、種々の技術が提案されている。例えば、特許文献1には、ドライバ(運転者)の疲労度や覚醒度を表すドライバ状態情報に基づいて休憩の必要度を決定し、この必要度に応じた態様で休憩を促す(警告する)車両用運転警告装置が示されている。
特開平5−325098号公報
しかしながら、かかる車両用運転警告装置は、地図情報等に基づく走行注意箇所について、運転者に対し警告による煩わしさを与えることなく、必要に応じた適切な警告を行うものである。従って、運転者の状態に応じた態様で休憩を促す警告を行うことができるものの、運転者が自発的に停車させるように促すものではなかった。
すなわち、単に注意を促す警告では、運転者が高確率で休憩するとは限らず、休憩するか否かは運転者の判断に任されるため、眠気や酒気を帯びて意識の低下した運転者に対し、効果的に自発的な停車を促すことが困難である未だ不十分な問題があった。
そこで、本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、車両の安全性を確保しつつ、運転者の自発的な停車を効果的に促すことができる車両用休憩告知装置及び車両を提供することを主たる目的とする。
上記目的を達成するための本発明の一態様は、車両の運行状態を検知する運行状態検知手段と、運行状態検知手段の検知結果を表示する表示手段と、車両の運転者の状態を検知する運転者状態検知手段と、運転者状態検知手段の検知結果に基づいて、運行状態検知手段の検知結果を変更する検知結果変更手段とを備え、検知結果変更手段は、運行状態検知手段の検知結果を運転者に走行を抑制させるような検知結果に変更し、表示手段は、検知結果変更手段が変更した検知結果を表示するようにした。
従って、本発明の一態様によれば、運転者の状態が眠気や酒気を帯びた意識の低下を表す状態であると検知した場合、車両の走行を抑制させる、すなわち車両の走行が困難である旨の状態を表示することにより、運転者の自発的な停車処置を効果的に促すことができる。このように、運転者に対し速やかに車両の停止を促すことができるため、車両の安全性を確保しつつ、高確率で運転者を覚醒させることができる。
しかも、表示手段としては、既存の機器(メータパネルなど)を用いて実現することができるので、コスト面においても安価に抑えることができる。
このとき、表示手段が表示する前記変更した検知結果は、車両の冷却水温、油圧、速度または、燃料残量の少なくとも一つを、運行状態検知手段の検知結果に基づく実在の数量よりも増加又は減少させたものであることが好ましい。これにより、例えば冷却水温が高すぎる、油圧が高すぎる、走行中であれば速度が速すぎる又は燃料の消費が多すぎる(燃料の残量が少ない)等のように、実際の車両の状態よりも増加または減少させて、車両の走行を抑制する状態を運転者に対し表示する、言い換えれば運転者に対し走行を注意するよう喚起することにより、運転者の自発的な停車処置を効果的に促すことができる。
また、本発明の一態様として、表示手段が表示する前記変更した検知結果は、車両の故障状態に関する表示であることが好ましい。さらに、本発明の一態様として、表示手段が表示する前記変更した検知結果は、車両の走行可能な距離を、運行状態検知手段の検知結果に基づく走行可能な距離よりも短くしたものであることが好ましい。これらにより、運転者により一層注意を喚起する表示によって、運転者が自発的に車両を停止する可能性をさらに高めることができる。
さらに、本発明の一態様として、表示手段は、所定の条件を満たした場合、運転者に対し、意識が低下していることを告知することが好ましい。これにより、運転者自身に意識が低下していることを自覚させることができ、自発的な車両の停止を促し易くすることができる。
さらに、本発明の一態様として、所定の条件とは車速に関する条件であることが好ましい。これにより、例えば車速が20〔km/h〕未満である状態を5〔秒〕間以上継続した場合に、上記運転者の意識の低下している状態を告知することで、通常の運行状態ではないことを運転者に自覚させ、自発的な車両の停止をより一層促し易くすることができる。
また、上記目的を達成するための本発明の一態様は、車両の運行状態を検知する運行状態検知手段と、運行状態検知手段の検知結果に基づく情報を車両の運転者に対し告知する告知手段とを有する車両であって、運転者の状態を検知する運転者状態検知手段と、運転者状態検知手段の検知結果に基づいて、運行状態検知手段の検知結果を変更する検知結果変更手段とを備え、告知手段は、検知結果変更手段が変更した検知結果に基づく情報を運転者に対し告知するようにした。
従って、本発明の一態様によれば、例えば運転者の状態が眠気や酒気を帯びた意識の低下を表す状態であると検知した場合、運行状態検知手段の検知結果を変更した検知結果に基づく情報、すなわち車両の走行を抑制させる(車両の走行が困難である)旨の状態を運転者に対し告知することにより、運転者の自発的な停車処置を効果的に促すことができる。このように、運転者に対し速やかに車両の停止を促すことができるため、車両の安全性を確保することができる。
さらに、本発明の一態様として、告知手段は、検知結果変更手段によって変更されることのない運行状態検知手段の検知結果に基づく情報を運転者に対し告知することが好ましい。これにより、告知手段は、運転者状態検知手段の検知結果によっては、言い換えれば、運転者の意識が低下していない通常の場合、検知結果変更手段によって変更されることのない運行状態検知手段によるありのままの検知結果に基づく情報を運転者に対し告知することができる。
本発明によれば、運転者の状態が眠気や酒気を帯びた意識の低下を表す状態であると推定した場合、運転者に対し車両の走行が困難であるような、すなわち車両の走行を抑制させる表示を行い注意を喚起することにより、運転者の自発的な停車処置を効果的に促すことができる。このように、運転者に対し速やかに車両の停止を促すことができるため、車両の安全性を確保しつつ、高確率で運転者を覚醒させることができる。かくして、車両の安全性を確保しつつ、運転者の自発的な停車を効果的に促すことができる車両用休憩告知装置を提供することができる。
また、本発明によれば、例えば運転者の状態が眠気や酒気を帯びた意識の低下を表す状態であると検知した場合、運行状態検知手段の検知結果を変更した検知結果に基づく情報、すなわち車両の走行を抑制させる(車両の走行が困難である)旨の状態を運転者に対し告知することにより、運転者の自発的な停車処置を効果的に促すことができる。このように、運転者に対し速やかに車両の停止を促すことができるため、車両の安全性を確保することができる。かくして、車両の安全性を確保しつつ、運転者の自発的な停車を効果的に促すことができる車両を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、添付図面を参照しながら実施例を挙げて説明する。
図1は、本発明による車両用休憩告知装置の一実施例の概略構成を示すブロック図であり、全体として本発明の車両用休憩告知装置1を示している。かかる車両用休憩告知装置1は、車両の運行状態を検知する運行状態検知手段としての運行状態検知部2と、運転者の状態を検知する運転者状態検知手段としての運転者状態検知部3と、該運転者状態検知部3の推定結果に基づき、運転者の自発的な停車処置を促すための制御を行う休憩制御部4とを備えている。また、車両用休憩告知装置1は、休憩制御部4の制御により、運転者に対し警告を告知する表示手段としての告知部5と、運転者の意識低下(この場合、特に眠気)を検出するための眠気検出部6とを有している。
運行状態検知部2は、車両の運行状態を検知するための様々な要素を検知する。例えば自車両の走行速度に応じた周期でパルス信号を出力する車速センサ21と、転舵輪(例えば前輪転舵式以外の前後輪転舵式など他のタイプであってもよい)の転舵角(すなわち、ステアリングハンドル操作)を検出する舵角センサ22と、各種操作部(ウインカー(方向指示器)、ワイパー、前照灯など)の操作を検出する操作センサ23を備えている。
そして、運行状態検知部2は、上記各センサ(車速センサ21、舵角センサ22または操作センサ23)から入力される検知結果(例えば、アクセルが操作されている等)を運行状態検知信号として、休憩制御部4に対し出力するようになっている。
眠気検出部6は、例えば、運転席前方に設けられ運転者の顔位置を撮像するカメラ61を有しており、該カメラ61から出力された画像信号に対して各種の画像処理を施す画像処理装置である画像ECUとして機能する運転者状態検知部3に上記画像信号を出力するようになっている。
運転者状態検知部3は、マイクロコンピュータを主要部として構成され、眠気検出部6のカメラ61から出力された画像信号を運転者の顔の位置や向き、目の状態を特定できる画像信号に変換するとともに、予め記憶した運転者が正面を向いているときの顔の輪郭、目の輪郭などの基準データと実際の検出画像データとを比較する。そして、検出画像に運転者の顔が存在しない、顔が正面を向いていない、目をつむっている等の状況を所定期間継続して検出したときに、運転者が正常に運転することができない意識の低下状態、すなわち眠気を帯びていると判断して、休憩制御部4に対し運転者状態推定結果としての眠気検出信号を出力するようになっている。
休憩制御部4は、メインECU(Electronic Control Unit;電子制御装置)であり、CPU(Central Processing Unit;中央演算処理装置)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、各種インタフェース等を備えたマイクロコンピュータを主要部として構成され、後述する運転者休憩制御処理を実行する。
すなわち、休憩制御部4は運行状態検知部2の検知結果と、運転者状態検知部3の推定結果とに基づいて、運転者に対する休憩制御(車両の走行を停止するように注意喚起の告知)を行う。
具体的に休憩制御部4は、運転者状態検知部3から眠気検出部6の検出結果による運転者の意識が低下している、言い換えれば眠気や酒気を帯びている状態であると推定した眠気検出信号が入力された場合、運行状態検知部2から入力される運行状態検知信号に基づき、車両の運行状態(例えば、停車中である状態や、一般道または高速道路を走行中である状態など)に応じた警告を警告データ生成部41にて生成する。そして、生成した警告を的確な告知方法によって運転者に対し告知するよう警告通知部42から警告データを告知部5に対して出力し、告知部5を制御する。
告知部5は、休憩制御部4の警告通知部42から入力される警告データに基づいて制御され、運転者に対して眠気(意識低下)を覚醒させるための注意喚起を促す、つまり車両を自発的に停車させるための警告を告知する。例えば、本実施例において、告知部5は入力された上記警告データに基づいて、メータパネル51内に停車を促す表示を行い、または、上記入力された警告データに基づいて、上記停車を促す音声案内(アナウンス)をスピーカ52から出力するようになっている。
このとき、運転者に対する告知は、メータパネル51による表示と共にスピーカ52からアナウンスしても良いし、別途、例えば車載されるナビゲーション装置などを用いて画像表示および音声ガイダンスを行っても良い。但し、いずれの場合も、運転者の車両運行に支障をきたさないよう(すなわち、車両の安全を確保するよう)考慮した上で選択されるようになっている。
このようにして、運転者は、メータパネル51に車両の走行を停止する表示が行われ、または該停止を促すスピーカ52からのアナウンスにより、走行中であれば近くの安全地帯(一般道であれば道の駅、ガソリンスタンド、コンビニエンスストア等の駐車場など、また高速道路であればサービスエリアなど)に自発的に車両を停止させるようになっている。このとき、別途、車載されるナビゲーション装置のGPS(Global Positioning System)を用いて、車両の現在地を把握し、最寄の安全地帯へと導くガイドアナウンスを行うようにしてもよい。これにより、意識が低下している運転者をより安全に安全地帯へと導くことができ、車両の安全確保に努めることができる。
具体的には、メータパネル51は図2に示すように、エンジンの回転数を表すタコメータ11と、車速を表すスピードメータ12と、燃料の残量を表す燃料計13と、冷却水温を表す水温計14と、様々な表示(例えば、ドアが開いている状態、シートベルトが装着されていない状態、サイドブレーキが掛かっている状態、ヘッドランプが上向きになっている状態など)を行うマルチディスプレイ15とを有している。
そして、告知部5は、上記警告データに基づく運転者の自発的な停車を促す注意喚起を例えばマルチディスプレイ15に表示する。このとき、マルチディスプレイ15に表示される注意喚起の例としては、図3(a)〜(f)に示すように、「給油して下さい」(a)、「Low Fuel」(b)、「安全な場所に停車し、エンジンを止めて下さい」(c)、「安全な場所に停止して下さい」(d)、「エンジンオーバーヒート 安全な場所に停車し、エンジンを冷やして下さい」(e)、「安全な場所に停止し、Pレンジに入れて下さい」(f)等が考えられる。
このように、本実施例の車両用休憩告知装置1では、告知部5が燃料の消費量が多く残量がない(言い換えれば、これから走行可能な距離が短い)、冷却水温やエンジンオイルの油温が上昇し高すぎる、または走行中であればスピードメータ12の表示を実際の速度よりも上げる等のように、実際の車両の状態よりも増加または減少させた状態、またはオーバーヒートである、バッテリーが上がった等のような車両の故障状態によって、車両の走行が困難である、すなわち車両の走行を抑制する表示またはアナウンスを行うことにより、運転者が車両を自発的に停車させるような警告を運転者に対し告知する。
これにより、本実施例の車両用休憩告知装置1では、運転者の自発的な停車処置を効果的に促すことができる。このように、運転者に対し速やかに車両の停止を促すことができるため、車両の安全性を確保しつつ、高確率で運転者を覚醒させることができる。しかも、表示手段として既存の機器(メータパネル51など)を用いて実現することができるので、コスト面においても安価に抑えることができる。
上述した内容に加えて、告知部5は、所定の条件を満たした場合、運転者に対し、意識が低下していることを告知するようにしてもよい。これにより、運転者自身に意識が低下していることを自覚させることができ、自発的な車両の停止をより一層促し易くすることができる。
さらに、上記所定の条件とは、車速に関する条件であることが好ましい。これにより、例えば車速が20〔km/h〕未満である状態を5〔秒〕間以上継続した場合に、上記運転者の意識の低下している状態を告知することで、通常の運行状態ではないことを運転者に自覚させ、自発的な車両の停止をより一層促し易くすることができる。
また、告知部5は、運転者に対し上述のような車両の走行が困難である警告を告知する際に、上記メータパネル51の表示内容を変更した旨(例えば、「運転者様の意識が低下していたため、残油警告灯を表示していました」等)、通知するようにしてもよい。
次に、かかる車両用休憩告知装置1における休憩制御部4において実行される本発明特有の運転者休憩処理の手順について、図4を参照しながら説明する。
図4は、メインECUである休憩制御部4が実行する運転者休憩処理の処理手順を示すフローチャートであり、休憩制御部4のROM内に制御プログラムとして記憶されている。かかる運転者休憩処理は、運転者が車両のイグニッションスイッチを投入することによりステップSP1において起動し、所定の周期で繰り返し実行される。
休憩制御部4は、ステップSP1において起動すると、続くステップSP2に移って運転者の意識状態(眠気や酒気を帯びていないか)を検出し、次のステップSP3に移行する。そして、休憩制御部4は、このステップSP3において、運転者の意識が低下している(眠気や酒気を帯びている)か否かを眠気検出部6および運転者状態検知部3から入力される眠気検出信号に基づいて判断する。
休憩制御部4は、かかるステップSP3において肯定結果、すなわち運転者の意識低下(眠気)を認識すると、続くステップSP4に移り、例えば、図3(a)〜(f)に示すような運転者に対し車両を停車させるための注意勧告として、走行を抑制させるような警告をメータパネル51内に表示またはアナウンスをスピーカ52から出力する。このとき、休憩制御部4は、同じく運行状態検知部2から入力される運行状態検出信号に基づいて、上記警告の内容を警告データ生成部41において選択し、現在の車両の運行状態に応じた警告内容で運転者に対し告知するよう警告データを告知部5に出力する。
そして、休憩制御部4は、次のステップSP5に移り、運転者が車両を停止させたか否かを判断し、車両を停止した旨の肯定結果を得るまでステップSP5を繰り返し、肯定結果を得ると次のステップSP6に移り、運転者休憩処理を終了する。
また、上述した運転者休憩処理では、先のステップSP3において否定結果、すなわち運転者の意識が低下していない(眠気や酒気を帯びていない)状態である結果を得ると、休憩制御部4は、ステップSP6に移行し、運転者休憩処理を終了する。
本実施例の車両用休憩告知装置1では、運転者状態検知部3が眠気検出信号に基づき、運転者の状態が眠気や酒気を帯びた意識の低下を表す状態であると推定した場合、休憩制御部4は車両の走行が困難である、すなわち車両の走行を抑制させる旨の走行を注意喚起する警告をメータパネル51のマルチディスプレイ15に表示、またはスピーカ52によってアナウンスすることで運転者に対し告知する。これにより、運転者の自発的な停車処置を効果的に促すことができる。このように、運転者に対し速やかに車両の停止を促すことができるため、車両の安全性を確保しつつ、高確率で運転者を覚醒させることができる。
しかも、告知部5として既存の機器(メータパネル51やスピーカ52など)を用いて実現することができるので、コスト的にも安価に抑えて実現することができる。
また、告知部5が表示する上記変更した検知結果、すなわち運転者に告知する警告内容は、車両の冷却水温、油圧、速度または、燃料消費の少なくとも一つを運行状態検知部2の検知結果に基づく実在の数量よりも増加又は減少させた表示であることが好ましい。これにより、例えば冷却水温が高すぎる、油圧が高すぎる、走行中であれば速度が速すぎる、または燃料の消費が多すぎる(燃料の残量がない)等のように、実際の車両の状態よりも増加又は減少させて、車両の走行を抑制する状態を運転者に対し警告として告知することにより、運転者の自発的な停車処置を効果的に促すことができる。
さらに、告知部5が運転者に告知する警告内容は、車両の故障状態(オーバーヒートやバッテリー上がり等)に関する表示や車両の走行可能な距離を短くした表示であってもよい。これらにより、運転者に対する警告において、運転者が自発的に車両を停止する可能性を高めることができる。
さらに、告知部5は、所定の条件を満たした場合、運転者に対し、意識が低下していることを告知するようにしてもよい。これにより、運転者自身に意識が低下していることを自覚させることができ、自発的な車両の停止を促し易くすることができる。
このとき、上記所定の条件とは、車速に関する条件であることが好ましい。これにより、例えば車速が20〔km/h〕未満である状態を5〔秒〕間以上継続した場合に、上記運転者の意識の低下している状態を告知することで、通常の運行状態ではないことを運転者に自覚させ、自発的な車両の停止をより一層促し易くすることができる。
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、上述した実施例においては、単に燃料の消費量を多くする旨の記載をしたが、当該燃料とは、ガソリン、軽油、水素、アルコールまたは電気自動車におけるバッテリー電圧など、車両を走行させるための燃料であれば、この他種々の燃料を広く適用することができる。
なお、上述した実施例においては、運転者に自発的な停車を促すための告知として、メータ51内に警告を表示するか、またはスピーカ52から出力する警告音(アナウンス)を用いる場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば、休憩制御部4の制御に基づいて、座席に予め配設される振動源を作動させ、運転者に対し振動を与えるようにしても良く、空調装置を用いて運転者に対し送風等を吹き付けるようにしても良く、または車室内のランプ(例えばマップランプ等)を運転者に対して照らしつけるようにしても良い。要は、運転者が意識の低下状態から覚醒し、自発的な車両の停止処置を行うように警告するものであれば、この他種々の手法を広く適用することができる。但し、いずれの場合においても運転者が車両の運転に支障をきたすものであってはならないことは言うまでもない。
また、上述した実施例においては、眠気検出部6としてカメラ61を有し、画像ECUとして機能する運転者状態検知部3によって運転者の状態を画像により判断する構成を用いる場合について述べたが、本発明はこれに限らず、眠気検出部としては、この他種々の構成のものを広く適用することができる。例えば、操舵操作が所定期間継続して行われない状態を検知して、運転者が正常に運転することができない、すなわち眠気を帯びている状態にあると判断するようにしてもよい。また、運転者の心拍数と呼吸数とを検出し、この2つの検出値に基づいて運転者の覚醒度を判定して行うようにしてもよい。この場合、心拍数は、運転席シートに内臓した超音波センサにより検出することができ、呼吸数はシートベルト内に組み込んだ圧力センサ等により胸の動きを測定して検出することができる。そして、心拍数と呼吸数との比が、基準範囲から外れたときに運転者が眠気を帯びた状態にあると判断すればよい。
さらに、上述した実施例においては、眠気検出部6によって運転者の眠気を検出する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、かかる眠気検出部6に換えて、または加えて、運転者が酒気を帯びているか否かを検出する酒気検出手段としての酒気検出部を設けるようにしてもよい。この場合、当該酒気検出部としては、例えば運転者の息から酒気を検出する既存の酒気検出手段や、その他種々の酒気を検出する手段を広く適用することが可能である。
本発明は、自動車製造業や自動車部品製造業等に利用可能である。
1…車両用休憩告知装置
2…運行状態検知部(運行状態検知手段)
3…運転者状態検知部(運転者状態検知手段)
4…休憩制御部(検知結果変更手段)
5…告知部(表示手段、告知手段)
6…眠気検出部
2…運行状態検知部(運行状態検知手段)
3…運転者状態検知部(運転者状態検知手段)
4…休憩制御部(検知結果変更手段)
5…告知部(表示手段、告知手段)
6…眠気検出部
Claims (8)
- 車両の運行状態を検知する運行状態検知手段と、
前記運行状態検知手段の検知結果を表示する表示手段と、
前記車両の運転者の状態を検知する運転者状態検知手段と、
前記運転者状態検知手段の検知結果に基づいて、前記運行状態検知手段の検知結果を変更する検知結果変更手段とを備え、
前記検知結果変更手段は、前記運行状態検知手段の検知結果を前記運転者に走行を抑制させるような検知結果に変更し、
前記表示手段は、前記検知結果変更手段が変更した検知結果を表示する
ことを特徴とする車両用休憩告知装置。 - 前記表示手段が表示する前記変更した検知結果は、
前記車両の冷却水温、油圧、速度または、燃料残量の少なくとも一つを、前記運行状態検知手段の検知結果に基づく実在の数量よりも増加又は減少させたものである
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用休憩告知装置。 - 前記表示手段が表示する前記変更した検知結果は、
前記車両の故障状態に関するものである
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用休憩告知装置。 - 前記表示手段が表示する前記変更した検知結果は、
前記車両の走行可能な距離を、前記運行状態検知手段の検知結果に基づく走行可能な距離よりも短くしたものである
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用休憩告知装置。 - 前記表示手段は、所定の条件を満たした場合、前記運転者に対し、意識が低下していることを告知する
ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の車両用休憩告知装置。 - 前記所定の条件とは車速に関する条件である
ことを特徴とする請求項5に記載の車両用休憩告知装置。 - 車両の運行状態を検知する運行状態検知手段と、前記運行状態検知手段の検知結果に基づく情報を前記車両の運転者に対し告知する告知手段とを有する車両であって、
前記運転者の状態を検知する運転者状態検知手段と、
前記運転者状態検知手段の検知結果に基づいて、前記運行状態検知手段の検知結果を変更する検知結果変更手段とを備え、
前記告知手段は、前記検知結果変更手段が変更した検知結果に基づく情報を前記運転者に対し告知する
ことを特徴とする車両。 - 前記告知手段は、前記検知結果変更手段によって変更されることのない前記運行状態検知手段の検知結果に基づく情報を前記運転者に対し告知する
ことを特徴とする請求項7に記載の車両。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106571033A (zh) * | 2016-10-26 | 2017-04-19 | 深圳市元征软件开发有限公司 | 酒驾检测方法及装置 |
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- 2008-04-21 JP JP2008110109A patent/JP2009259146A/ja active Pending
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CN106571033A (zh) * | 2016-10-26 | 2017-04-19 | 深圳市元征软件开发有限公司 | 酒驾检测方法及装置 |
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