JP2009258631A - 電極およびミラー駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】正確に減衰量を制御すること。
【解決手段】MEMSアクチュエータ100は、固定電極100bと可動電極100aとの重なる面積が大きくなるにしたがい(静電容量が大きくなるにしたがい)、固定電極100bと可動電極100aとの間隔が広くなるように、固定電極100bと可動電極100aとを形成する。このように固定電極100bと可動電極100aとを形成することによって、固定電極100bと可動電極100aとの位置関係によらず、静電力が一定になる。
【選択図】 図10

Description

この発明は、電圧が印加された場合に、固定電極と可動電極との間に静電力を発生させて当該可動電極側に設置されたミラーを駆動させる電極およびミラー駆動装置に関し、特に、正確に減衰量を調整可能とする電極およびミラー駆動装置に関するものである。
近年、高速通信を可能とする光ネットワークが広く普及し、光スイッチ等の中継装置を利用して、光信号を伝送している。この光スイッチは、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)ミラーを備えており、かかるMEMSミラーを用いて光信号の光路や、光の減衰量を調整している(例えば、特許文献1,2参照)。
ここで、上述のMEMSミラーを駆動させるミラー駆動装置について説明する。図37は、従来のミラー駆動装置の構成を示す図である。同図に示すように、このミラー駆動装置10は、MEMSミラー11と、コリメータレンズ(集光レンズ)12と、光ファイバ13とを備えて構成される。
図38は、図37に示したミラー駆動装置の動作原理を説明するための図である。図37に示すように、ミラー駆動装置10は、MEMSミラー11の角度を変えることにより、入力光がコリメータレンズ12に当たる位置を操作し、光の減衰量を調整する。
具体的に、コリメータレンズ12は、中心付近において光ファイバ透過率が大きくなり、端付近において光ファイバ透過率が小さくなるという特性を有しているため、ミラー駆動装置10は、光の減衰量を大きくする場合には、光線(入力光)の位置をコリメータレンズ12の中心から端に向けて移動させる。一方、光の減衰量を小さくする場合には、光線の位置をコリメータレンズ12の端から中心に向けて移動させることで、光の減衰量を調整する。
ここで、光の減衰量(光減衰)とMEMSミラーを制御するための制御電圧との関係(トレランスカーブ)について説明する。図39は、従来のトレランスカーブを示す図である。同図に示すように、このトレランスカーブの極大点(光パワー最大ポイント)付近では、電圧に対する減衰量の変化が小さいが、減衰量が大きくなるに従って同一電圧(同一角度変化量)に対する減衰量が大きくなる。このトレランスカーブは、電圧の4次関数によって近似することが出来る。
特開2004−361920号公報 特開2007−65594号公報
しかしながら、上述した従来の技術では、図39に示したように、光の減衰量を大きくしようとすると、制御電圧の変化量に対する減衰量の変化が大きくなるので、制御分解能が粗くなり、細かな減衰量の制御を行うことができないという問題があった。
光の減衰特性として、MEMSミラーの制御電圧に対するミラー角度変化の特性は、電圧の二乗に比例し、ミラー角度に対して光減衰がガウシアンの定義に従い減衰する。ミラー角度と電圧との関係は、下記の式によって表すことができる。
ミラー角度[deg]≒α×V(αは、MEMSミラー駆動装置の特性によって決まる値)
そして、光の減衰量は、電圧の4次関数に従って変化するため、減衰量が大きくなると電圧制御変動の影響を大きく受け、光の変動が発生し易くなる。減衰量と電圧との関係は、下記の式によって表すことができる。
減衰量[dB]≒α×V+β×V+γ(α、β、γは、MEMSミラー装置の特性によって決まる値)
ここで、MEMSミラーに電圧を印加して、1軸(例えば、X軸)を変化させた場合の光の減衰量について説明する。図40は、X軸制御による減衰量の変化を示す図であり、図41は、図40に示したX軸制御による減衰量の変化をグラフで表した図である。
ミラー駆動装置は、例えば、減衰量を0dBから0.5dB単位で制御する場合には、図40に示すように、ほぼ0.5dB毎となるように各X軸の座標に対して制御コードを割り振り、割り振った制御コードを基にして、電圧制御を行う。なお、制御コードと当該制御コードによってMEMSミラーに印加する電圧値は予め設定されているものとする。
図42は、制御コードによって制御された場合の減衰量と理想値との関係を示す図であり、図43は、図42に示した減衰量と理想値との関係をグラフで表した図である。図42、図43に示すように、減衰量が大きくなるところでは、制御コード変化に対する減衰量の変化が大きくなるので、実際に電圧制御を行った場合の減衰量と理想値との誤差が大きくなり歪みが発生してしまう。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するためになされたものであり、光の減衰量を大きくする場合であっても、正確に減衰量を制御することができる電極およびミラー駆動装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この電極は、電圧が印加された場合に、固定電極と可動電極との間に静電力を発生させて当該可動電極側に設置されたミラーを駆動させる電極であって、前記固定電極と前記可動電極との重なる面積が大きくなるにしたがい、前記固定電極と前記可動電極との間隔が広くなるように前記固定電極と前記可動電極とが形成されていることを要件とする。
また、このミラー駆動装置は、電圧を印加することによりミラーの角度を制御して光が集光レンズに照射される位置を調整し、当該光の減衰量を調整するミラー駆動装置であって、前記ミラーは、当該ミラーに備えられた第1軸および/または第2軸に電圧を印加されることによって角度が制御され、当該第1軸によって回転するミラーの角度に対する減衰量の変化の割合と、第2軸によって回転するミラーの角度に対する減衰量の変化の割合とがそれぞれ異なり、前記第1軸および/または前記第2軸に電圧を印加して前記光の減衰量を調整する減衰量調整手段を備えたこと要件とする。
また、このミラー駆動装置は、上記のミラー駆動装置において、前記減衰量調整手段は、前記第1軸に電圧を印加して光の減衰量を調整した後に、前記第2軸に電圧を印加して光の減衰量を調整することを要件とする。
また、このミラー駆動装置は、上記のミラー駆動装置において、前記減衰量調整手段は、前記第1軸に電圧を印加して光の減衰量を調整した後に、前記第1軸および前記第2軸に電圧を印加して光の減衰量を調整することを要件とする。
また、このミラー駆動装置は、上記のミラー駆動装置において、前記減衰量調整手段は、前記第1軸および前記第2軸に電圧を同時に印加することにより光の減衰量を調整することを要件とする。
また、このミラー駆動装置は、第1軸および/または第2軸に電圧が印加された場合に、固定電極と可動電極との間に静電力を発生させて当該可動電極側に設置されたミラーを駆動させ、前記固定電極と前記可動電極との重なる面積が大きくなるにしたがい、前記固定電極と前記可動電極との間隔が広くなるように形成された電極と、
前記第1軸および/または前記第2軸に電圧を印加して前記光の減衰量を調整する減衰量調整手段とを有し、
前記電極は、前記第1軸に電圧が印加された場合の減衰量の変化の割合と、前記第2軸に電圧が印加された場合の減衰量の変化の割合とがそれぞれ異なることを要件とする。
この電極によれば、静電アクチュエータの特性から、静電力をほぼ一定に保つことができ、印加する電圧の大小によらず電圧に対する減衰量の変化の割合を一定に保つことが出来る(電圧とミラー角度との関係が線形特性となる)ので、正確に減衰量を制御することができる。
また、このミラー駆動装置によれば、V/θ特性の異なる軸を組合せることにより、MEMSミラーの角度を制御して減衰量を調整するので、光減衰特性をより一定した電圧ステップで制御することが可能となる。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る電極およびミラー駆動装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。
まず、一般的な静電アクチュエータの動作原理について説明する。図1は、静電アクチュエータの動作原理を説明するための図である。静電アクチュエータの基本的な構造は、平板コンデンサ20であり、二枚の電極21,22間に電圧を印加したときの両極板が引き合う力をそのまま利用する簡単な構造を取る。
電極21,22間に電圧「V」を印加したとき、そこには静電力により力が発生する。発生する静電力「F」は、極板間距離「d」、極板面積「S」、誘電率「ε」とすると、
F=1÷2×ε×S÷d×V
となる。
続いて、従来のMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)アクチュエータの構造について説明する。図2は、従来のMEMSアクチュエータ30の構造を示す図である。同図に示すように、このMEMSアクチュエータ30は、ミラーを備えたMEMS可動部31と、MEMS可動部31を支えるトーションバー32と、MEMS可動部電極33とを備える。また、MEMS可動部電極33は、MEMS可動部31に接続される可動電極33aと、固定電極33bとを備える。
図3は、MEMSアクチュエータ30の動作を説明するための図である。MEMS可動部電極33に電圧を印加することによって、可動電極33aと固定電極33bとの間に静電力が発生し、固定電極33bが可動電極33aを引き込む。
例えば、図3の左側に示すMEMS可動部電極33に電圧を印加すると、可動電極33aが固定電極33bに引き込まれ、図3の右側のようになる。ここで、図3の左側と右側とを比較すると、可動電極33aと固定電極33bとの重なり面積(あるいは、電極間の静電容量)が、左側よりも右側のほうが大きくなる。
従って、静電アクチュエータの特性から、図3の左側の状態(重なり面積が小さい状態)では、大きな電圧を印加してもMEMS可動部31は少ししか動かないが、図3の右側の状態(重なり面積が大きい状態)では、小さな電圧を印加するだけでMEMS可動部31が動く。
図4は、従来のMEMSアクチュエータ30にかかる電圧と角度との関係を示す図である。同図に示すように、低電圧の領域では、電圧に対する角度の変化の割合は小さいが、高電圧の領域では、電圧に対する角度の変化の割合が大きくなる(電圧と角度との関係は、二乗特性となる)。
図4に示すように、従来のMEMSアクチュエータ30は、電圧と角度との関係が2次関数的に変化するので、高電圧の領域では、電圧変化に対する角度変化が大きくなるため、光の減衰量を大きくしようとすると(電圧を上げて、減衰量を大きくしようとすると)、制御電圧の変化量に対する減衰量の変化が大きくなる(図5、図6参照)ので、制御分解能が粗くなり、細かな減衰量の制御を行うことができないという問題が発生してしまう。ここで、図5は、従来のMEMSアクチュエータにかかる制御電圧と減衰量との関係を示す図であり、図6は、従来のMEMSアクチュエータにかかる制御電圧と減衰量との関係を具体的な数値で示す図である。
次に、本実施例1にかかるMEMSアクチュエータについて説明する。本実施例1にかかるMEMSアクチュエータ100は、固定電極と可動電極との重なる面積が大きくなるにしたがい、固定電極と可動電極との間隔が広くなるように、固定電極と可動電極とを形成する。このように固定電極と可動電極とを形成することで、静電アクチュエータの特性から、静電力をほぼ一定に保つことができ、印加する電圧の大小によらず電圧に対する減衰量の変化の割合を一定に保つことが出来る(制御電圧とミラー角度との関係が線形特性となる)ので、正確に減衰量を制御することが可能となる。
次に、MEMSアクチュエータを制御する制御装置の構成について説明する。図7は、本実施例1にかかる制御装置の構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、この制御装置50は、DPRAM60と、演算部70と、DAC(Digital Analog Converter)80と、MEMSアクチュエータ(MEMSミラー)100とを備えて構成される。
ここで、DPRAM60は、上位装置(図示略)と接続され、上位装置との間におけるデータ通信を実行する手段であり、上位装置から出力される減衰量情報を記憶する。この減衰量情報は、制御装置50が調整すべき減衰量となる。
演算部70は、DPRAM60に記憶された減衰量情報に基づいて、MEMSアクチュエータ100を制御するための制御電圧を演算する手段であり、演算結果となる制御電圧の情報をDAC80に出力する。
具体的に、演算部70は、管理テーブルを保持しており、かかる管理テーブルと減衰量情報とを比較することにより、制御電圧を演算する。図8は、本実施例1にかかる管理テーブルのデータ構造の一例を示す図である。同図に示すように、この管理テーブルは、DPRAM制御値(減衰量)と、DAC制御値、制御電圧とを有する。
例えば、演算部70は、DPRAM60の減衰量情報を取得し、減衰量が1.0[dB]の場合には、DAC制御値「2D53」(141.638184V)をDAC80に出力する。
図9は、図8に示した制御テーブルの制御電圧と減衰量との関係を示す図である。図5に示した場合と異なり、本実施例1にかかる制御装置50は、制御電流と減衰量との関係がほぼ線形となるので、制御電流による減衰量の制御を容易にすることが可能となる。制御電流と減衰量との関係が線形になる理由は、後述する。
DAC80は、演算部70から制御電圧の情報(DAC制御値)を取得した場合に、取得した制御電圧の情報に基づいて、MEMSアクチュエータ100に制御電圧を印加する手段である。なお、DAC80は、DAC制御値と制御電圧とを対応付けたテーブルを備えているものとする。例えば、DAC80は、DAC制御値「2D53」を取得した場合には、制御電圧「141.638184V」をMEMSアクチュエータ100に印加する。
MEMSアクチュエータ100は、制御電圧を印加されることによってミラー角度が制御され、MEMSアクチュエータ100を介して、コリメータレンズ(図示略)に照射される光の光路を変更することにより減衰量を調整する手段である。本実施例1にかかるMEMSアクチュエータ100は、図2に示したMEMSアクチュエータ30と比較して、MEMS可動部電極の形状が異なる(その他の構成は、同様である)。
図10は、本実施例1にかかるMEMS可動部電極110を示す図である。同図に示すように、このMEMS稼働部電極110は、制御電圧が印加され、可動電極110aと固定電極110bとが重なる面積が大きくなるに従って、可動電極110aと固定電極110bとの間隔が広くなるように形成されている。
図10の上段中央に示すように、可動電極110aが固定電極110bに引き込まれる前の各電極間の隙間をa、可動電極110aが固定電極110bに引き込まれた後の各電極間の隙間をbとすると、a<bとなっている。
従って、MEMS可動部電極110に制御電圧が印加され、可動電極110aが固定電極110bに引き込まれた場合(可動電極110aと固定電極110bとの重なり面積が大きくなった場合)であっても、可動電極110aと可動電極110bとの間隔が大きくなるので、静電力が一定に保たれ、制御電圧とミラー角度との関係がほぼ比例関係となる。
図11は、本実施例1にかかるMEMSアクチュエータ100にかかる電圧と角度との関係を示す図である。なお、図11の破線は、従来のMEMSアクチュエータ30にかかる電圧と角度との関係を示している。
図11に示すように、本実施例1にかかるMEMSアクチュエータ100は、可動電極110aおよび固定電極110bの位置関係によらず、静電力が一定となるので、電圧と角度との関係を線形近似できる。
図12は、本実施例1にかかるMEMSアクチュエータ100のトレランスカーブと従来のトレランスカーブとを示す図である。同図に示すように、従来のトレランスカーブは、電圧の大きさに応じて減衰量の変化の割合が変化していたが、本実施例1にかかるトレランスカーブは、電圧の大きさによらず一定となるので、電圧による減衰量制御を容易にし、正確に減衰量を調整することが可能となる。
上述してきたように、本実施例1にかかるMEMSアクチュエータ100は、固定電極と可動電極との重なる面積が大きくなるにしたがい、固定電極と可動電極との間隔が広くなるように、固定電極と可動電極とを形成する。このように固定電極と可動電極とを形成することで、静電アクチュエータの特性から、静電力をほぼ一定に保つことができ、印加する電圧の大小によらず電圧に対する減衰量の変化の割合を一定に保つことが出来る(制御電圧とミラー角度との関係が線形特性となる)ので、正確に減衰量を制御することが可能となる。
また、本実施例1にかかるMEMSアクチュエータ100によって、光減衰が電圧でリニアに変化するので、ダイナミック特性として均一な制御を行うことが可能となる。また、制御エラー(電源ノイズや外来ノイズ)による影響を低減することができる。
次に、本実施例2にかかるミラー駆動装置について説明する。本実施例2にかかるミラー駆動装置は、MEMSミラーをV/θ特性(角度に対する電圧(減衰量)の変化の割合)がそれぞれ異なる2軸(例えば、X軸、Y軸)で構成し、X軸およびY軸を組合せてミラーの角度を制御し、光の減衰量を調整する。
図13は、本実施例2にかかるミラー駆動装置の特徴を説明するための図である。同図に示すように、X軸とY軸とのV/θ特性が異なっているので、X軸のトレランスカーブとY軸のトレランスカーブとが異なっている。
本実施例2にかかるミラー駆動装置は、トレランスカーブの緩い部分は、V/θ特性の大きい領域「図13の(1)」で制御し、トレランスカーブの急峻な領域「図13の(2)」は、V/θ特性の小さい領域「図13の(3)」で制御する。例えば、図13のような目標値が設定された場合には、減衰量がAとなるまで、X軸に電圧を印加して減衰量を調整し、減衰量をAから目標値まで調整する場合には、Y軸に電圧を印加して減衰量を調整する。但し、V/θ特性は、Y軸よりもX軸のほうが大きいものとする。
このように、V/θ特性の異なる軸を組合せることにより、MEMSミラーの角度を制御して減衰量を調整するので、光減衰特性をより一定した電圧ステップで制御することが可能となる。
次に、本実施例2にかかるミラー駆動装置200の構成について説明する。図14は、本実施例2にかかるミラー駆動装置200の構成を示す図である。同図に示すように、このミラー駆動装置200は、MEMSミラー210と、コリメータレンズ(集光レンズ)220と、光ファイバ230とを備えて構成される。
MEMSミラー210は、X軸およびY軸を備え、X軸および/またはY軸に電圧が印加された場合に、X軸および/またはY軸を基準に回転するミラーである。このMEMSミラー210は、回転制御されることで、入力光がコリメータレンズ220に当たる位置を変更し、光の減衰量を調整する。なお、X軸およびY軸は、V/θ特性がX軸とY軸とでそれぞれ異なるように、予め設定されているものとする。
図15は、コリメータレンズ210を説明するための図である。同図に示すように、このコリメータレンズ220は、中心部分の光ファイバ透過率が大きくなり(光減衰量小)、端付近の光ファイバ透過率が小さくなる(光減衰量大)。すなわち、光線が、コリメータレンズ220の中心部分から端方向に移動するにしたがい、光の減衰量が大きくなる。
ミラー駆動装置200は、光の減衰量を大きくする場合には、光線(入力光)の位置をコリメータレンズ220の中心から端に向けて移動させる。一方、光の減衰量を小さくする場合には、光線の位置をコリメータレンズ220の端から中心に向けて移動させることで、光の減衰量を調整する。
次に、MEMSミラー210を制御する制御装置について説明する。図16は、本実施例2にかかる制御装置250の構成を示す図である。同図に示すように、この制御装置250は、DPRAM260と、演算部270と、DAC280と、MEMSミラー(MEMSアクチュエータ)210とを備えて構成される。
ここで、DPRAM260は、上位装置(図示略)と接続され、上位装置との間におけるデータ通信を実行する手段であり、上位装置から出力される減衰量情報を記憶する。この減衰量情報は、制御装置250が調整すべき減衰量となる。
演算部270は、DPRAM260に記憶された減衰量情報に基づいて、MEMSアクチュエータ200を制御するための電圧を演算する手段であり、演算結果となる制御電圧の情報をDAC280に出力する。
DAC280は、演算部270から制御電圧の情報を取得した場合に、取得した制御電圧の情報に基づいて、MEMSミラー210のX軸および/またはY軸に制御電圧を印加する手段である。
ここで、MEMSミラー210に対する制御装置250の制御方法として、3つの方法を例としてあげる。以下において、第1の制御方法、第2の制御方法、第3の制御方法について順に説明する。まず、第1の制御方法から説明する。図17は、第1の制御方法を説明するための図である。
図17に示す第1の制御方法では、制御装置250は、所定の減衰量(例えば、目標値の半分の減衰量)となるまで、X軸に電圧を印加する。そして、所定の減衰量に到達した後に、今度はY軸に電圧を印加することで、減衰量を目標値に調整する。
ここで、V/θ特性が、Y軸よりもX軸のほうが大きいとすれば、所定の減衰量から目標値までの調整をY軸に電圧を印加することによりおこなうので、電圧に対する減衰量の変化が穏やかとなるので、正確に減衰量を目標値に調整することが出来る。
図18は、X軸制御およびY軸制御による減衰量をそれぞれ示す図である。具体的に、図18の左側が、X軸制御(X軸の座標変化)による減衰量の変化を示しており、図18の右側が、Y軸制御(Y軸の座標変化)による減衰量の変化を示している。また、図19は、図18に示したX軸制御およびY軸制御による減衰量の変化をグラフで表した図である。
第1の制御方法では、所定の減衰量となるまで、X軸に電圧を印加した後に、Y軸に電圧を印加している。ここでは説明の便宜上、減衰量が「−5.92dB」となるまでX軸に電圧を印加した後に、Y軸に電圧を印加した場合の、X軸、Y軸制御による減衰量の変化について説明する。図20は、第1の制御方法によるX軸、Y軸制御の減衰量を示す図であり、図21は、図20に示したX軸、Y軸制御による減衰量の関係をグラフで表した図である。
制御装置250が、実際に減衰量を制御する場合(例えば、減衰量を0.5dBステップ単位で制御する場合)には、図20に示したデータを基にして、0.5dBステップ単位(−0.5dB、−1.0dB、−1.5dB、・・・)の近似データを抽出する。そして、制御装置250は、抽出した近似データに制御コードを割当てた制御テーブルを作成する。
図22は、第1の制御方法による制御テーブルのデータ構造の一例を示す図である。なお、図22には、減衰量に対する理想値もあわせて記載している。例えば、図22に示す制御テーブルは、DPRAM260に記憶されている。
そして、演算部270が、DPRAM260に記憶された減衰量と制御テーブルとを比較して、制御コードを特定し、特定した制御コードをDAC280に出力する。DAC280は、制御コードと、X軸・Y軸に印加する電圧との関係を示すテーブルを保持しており、演算部270から取得した制御コードに応じて、X軸・Y軸に電圧を印加する。
図23は、第1の制御方法による制御コード毎の減衰量と理想値との関係を示す図である。図23に示すように、制御コードに対して、実際の減衰量と理想値との差がダイナミックの範囲で小さい誤差となり、リニアな制御が可能となる。
次に、第2の制御方法について説明する。図24は、第2の制御方法を説明するための図である。図24に示す第2の制御方法では、制御装置250は、所定の減衰量(例えば、目標値の半分の減衰量)となるまで、X軸に電圧を印加する。そして、所定の減衰量に到達した後に、X軸およびY軸に電圧を印加することで、減衰量を目標値に調整する。
ここで、V/θ特性が、Y軸よりもX軸のほうが大きいとすれば、所定の減衰量から目標値までの調整をX軸およびY軸に電圧を印加することによりおこなうので、電圧に対する減衰量の変化が穏やかとなり、正確に減衰量を目標値に調整することが出来る。また、第1の制御方法と異なり、所定の減衰量から目標値まで、X軸にも電圧を印加するので、第1の制御方法よりも、ダイナミック的に線形特性が得られる。
第2の制御方法では、所定の減衰量となるまで、X軸に電圧を印加した後に、X軸およびY軸に電圧を印加している。ここでは説明の便宜上、減衰量が「−5.92dB」となるまでX軸に電圧を印加した後に、X軸およびY軸に電圧を印加した場合の、X軸、Y軸制御による減衰量の変化について説明する。図25は、第2の制御方法によるX軸、Y軸制御の減衰量を示す図であり、図26は、図25に示したX軸、Y軸制御による減衰量の関係をグラフで表した図である。
制御装置250が、実際に減衰量を制御する場合(例えば、減衰量を0.5dBステップ単位で制御する場合)には、図25に示したデータを基にして、0.5dBステップ単位(−0.5dB、−1.0dB、−1.5dB、・・・)の近似データを抽出する。そして、制御装置250は、抽出した近似データに制御コードを割当てた制御テーブルを作成する。
図27は、第2の制御方法による制御テーブルのデータ構造の一例を示す図である。なお、図27には、減衰量に対する理想値もあわせて記載している。例えば、図27に示す制御テーブルは、DPRAM260に記憶されている。
そして、演算部270が、DPRAM260に記憶された減衰量と制御テーブルとを比較して、制御コードを特定し、特定した制御コードをDAC280に出力する。DAC280は、制御コードと、X軸・Y軸に印加する電圧との関係を示すテーブルを保持しており、演算部270から取得した制御コードに応じて、X軸・Y軸に電圧を印加する。
図28は、第2の制御方法による制御コード毎の減衰量と理想値との関係を示す図である。図28に示すように、制御コードに対して、実際の減衰量と理想値との差がダイナミックの範囲で小さい誤差となり、リニアな制御が可能となる。
次に、第3の制御方法について説明する。図29は、第3の制御方法を説明するための図である。図29に示す第3の制御方法では、制御装置250は、減衰量が目標値に至るまで、X軸およびY軸に電圧を印加することによりおこなう。ここで、V/θ特性が、Y軸よりもX軸のほうが大きいとすれば、X軸のみに電圧を印加して減衰量を調整する場合と比較して、減衰量の変化の割合が小さくなるので、正確に減衰量を目標値に調整することが出来ると共に、第1、第2の制御方法と比較して、ダイナミック的に線形特性が得られる。
第3の制御方法では、はじめからX軸およびY軸に電圧を印加している。図30は、第3の制御方法による減衰量の変化を示す図であり、図31は、図30に示したX軸、Y軸制御による減衰量の関係をグラフで表した図である。
制御装置250が、実際に減衰量を制御する場合(例えば、減衰量を0.5dBステップ単位で制御する場合)には、図30に示したデータを基にして、0.5dBステップ単位(−0.5dB、−1.0dB、−1.5dB、・・・)の近似データを抽出する。そして、制御装置250は、抽出した近似データに制御コードを割当てた制御テーブルを作成する。
図32は、第3の制御方法による制御テーブルのデータ構造の一例を示す図である。なお、図32には、減衰量に対する理想値もあわせて記載している。例えば、図32に示す制御テーブルは、DPRAM260に記憶されている。
そして、演算部270が、DPRAM260に記憶された減衰量と図32に示した制御テーブルとを比較して、制御コードを特定し、特定した制御コードをDAC280に出力する。DAC280は、制御コードと、X軸・Y軸に印加する電圧との関係を示すテーブルを保持しており、演算部270から取得した制御コードに応じて、X軸・Y軸に電圧を印加する。
図33は、第3の制御方法による制御コード毎の減衰量と理想値との関係を示す図である。図33に示すように、制御コードに対して、実際の減衰量と理想値との差がダイナミックの範囲で小さい誤差となり、リニアな制御が可能となる。
次に、本実施例2にかかるミラー駆動装置200の処理手順について説明する。図34は、第1の制御方法を実行するミラー駆動装置200の処理手順を示すフローチャートであり、図35は、第2の制御方法を実行するミラー駆動装置200の処理手順を示すフローチャートであり、図36は、第3の制御方法を実行するミラー駆動装置200の処理手順を示すフローチャートである。なお、図34〜図36では、一例として、減衰量を−20dBに調整するものとする。
図34に示すように、ミラー駆動装置200は、減衰量を設定し(ステップS101)、X軸を制御(X軸に電圧を印加)し(ステップS102)、減衰量が、「0>Loss≧−5dB」か否かを判定する(ステップS103)。
減衰量が、「0>Loss≧−5dB」の場合には(ステップS104,Yes)、ステップS102に移行する。一方、減衰量が、「0>Loss≧−5dB」ではない場合には(ステップS104,No)、Y軸を制御(Y軸に電圧を印加)し(ステップS105)、減衰量が、「−5dB>Loss≧−20dB」か否かを判定する(ステップS106)。
減衰量が、「−5dB>Loss≧−20dB」の場合には(ステップS107,Yes)、ステップS105に移行する。一方、減衰量が、「−5dB>Loss≧−20dB」ではない場合には(ステップS107,No)、処理を終了する。
次に、図35に示すように、ミラー駆動装置200は、減衰量を設定し(ステップS201)、X軸を制御(X軸に電圧を印加)し(ステップS202)、減衰量が、「0>Loss≧−5dB」か否かを判定する(ステップS203)。
減衰量が、「0>Loss≧−5dB」の場合には(ステップS204,Yes)、ステップS202に移行する。一方、減衰量が、「0>Loss≧−5dB」ではない場合には(ステップS204,No)、X軸およびY軸を制御(X軸およびY軸を制御)し(ステップS205)、減衰量が、「−5dB>Loss≧−20dB」か否かを判定する(ステップS206)。
減衰量が、「−5dB>Loss≧−20dB」の場合には(ステップS207,Yes)、ステップS205に移行する。一方、減衰量が、「−5dB>Loss≧−20dB」ではない場合には(ステップS207,No)、処理を終了する。
次に、図36に示すように、ミラー駆動装置200は、減衰量を設定し(ステップS301)、X軸およびY軸を制御(X軸およびY軸に電圧を印加)し(ステップS302)、減衰量が「0>Loss≧−20dB」か否かを判定する(ステップS303)。
減衰量が、「0>Loss≧−20dB」の場合には(ステップS304,Yes)、ステップS302に移行する。一方、減衰量が「0>Loss≧−20dB」ではない場合には(ステップS304,No)、処理を終了する。
ミラー駆動装置200は、図34〜図36に示した第1〜第3の制御方法のうち、いずれの制御方法を用いて減衰量を調整しても良い。あるいは、減衰量に応じて、適宜、制御方法を切り替えても良い。
上述してきたように、本実施例2にかかるミラー駆動装置200は、MEMSミラーをV/θ特性(角度に対する電圧(減衰量)の変化の割合)がそれぞれ異なる2軸(例えば、X軸、Y軸)で構成し、X軸およびY軸を組合せてミラーの角度を制御し、光の減衰量を調整するので、光減衰特性をより一定した電圧ステップで制御することが可能となり、正確に減衰量を調整することが出来る。
ところで、本実施例において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部あるいは一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、上述したミラー駆動装置200、制御装置250などの各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
また、図16に示したMEMSミラー(MEMSアクチュエータ)210の構造を、実施例1に示したMEMSアクチュエータ100と同様の構造にしても良い。すなわち、MEMSミラー210の固定電極および可動電極は、固定電極と可動電極との重なる面積が大きくなるに従い、固定電極と可動電極との間隔が広くなるように形成され、さらに、V/θ特性の異なる軸を組合せることにより、MEMSミラーの角度を制御して減衰量を調整することで、減衰量の誤差をなくし、光減衰特性をより一定した電圧ステップで制御することが可能となる。
以上の実施例を含む実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)電圧が印加された場合に、固定電極と可動電極との間に静電力を発生させて当該可動電極側に設置されたミラーを駆動させる電極であって、
前記固定電極と前記可動電極との重なる面積が大きくなるにしたがい、前記固定電極と前記可動電極との間隔が広くなるように前記固定電極と前記可動電極とが形成されていることを特徴とする電極。
(付記2)前記固定電極および前記可動電極の形状はクシ歯形であることを特徴とする付記1に記載の電極。
(付記3)電圧を印加することによりミラーの角度を制御して光が集光レンズに照射される位置を調整し、当該光の減衰量を調整するミラー駆動装置であって、
前記ミラーは、当該ミラーに備えられた第1軸および/または第2軸に電圧を印加されることによって角度が制御され、当該第1軸によって回転するミラーの角度に対する減衰量の変化の割合と、第2軸によって回転するミラーの角度に対する減衰量の変化の割合とがそれぞれ異なり、
前記第1軸および/または前記第2軸に電圧を印加して前記光の減衰量を調整する減衰量調整手段
を備えたことを特徴とするミラー駆動装置。
(付記4)前記減衰量調整手段は、前記第1軸に電圧を印加して光の減衰量を調整した後に、前記第2軸に電圧を印加して光の減衰量を調整することを特徴とする付記3に記載のミラー駆動装置。
(付記5)前記減衰量調整手段は、前記第1軸に電圧を印加して光の減衰量を調整した後に、前記第1軸および前記第2軸に電圧を印加して光の減衰量を調整することを特徴とする付記3に記載のミラー駆動装置。
(付記6)前記減衰量調整手段は、前記第1軸および前記第2軸に電圧を同時に印加することにより光の減衰量を調整することを特徴とする付記3に記載のミラー駆動装置。
(付記7)第1軸および/または第2軸に電圧が印加された場合に、固定電極と可動電極との間に静電力を発生させて当該可動電極側に設置されたミラーを駆動させ、前記固定電極と前記可動電極との重なる面積が大きくなるにしたがい、前記固定電極と前記可動電極との間隔が広くなるように形成された電極と、
前記第1軸および/または前記第2軸に電圧を印加して前記光の減衰量を調整する減衰量調整手段とを有し、
前記電極は、前記第1軸に電圧が印加された場合の減衰量の変化の割合と、前記第2軸に電圧が印加された場合の減衰量の変化の割合とがそれぞれ異なることを特徴とするミラー駆動装置。
静電アクチュエータの動作原理を説明するための図である。 従来のMEMSアクチュエータの構造を示す図である。 MEMSアクチュエータの動作を説明するための図である。 従来のMEMSアクチュエータにかかる電圧と角度との関係を示す図である。 従来のMEMSアクチュエータにかかる制御電圧と減衰量との関係を示す図である。 従来のMEMSアクチュエータにかかる制御電圧と減衰量との関係を具体的な数値で示す図である。 本実施例1にかかる制御装置の構成を示す機能ブロック図である。 本実施例1にかかる管理テーブルのデータ構造の一例を示す図である。 図8に示した制御テーブルの制御電圧と減衰量との関係を示す図である。 本実施例1にかかるMEMS可動部電極を示す図である。 本実施例1にかかるMEMSアクチュエータにかかる電圧と角度との関係を示す図である。 本実施例1にかかるMEMSアクチュエータのトレランスカーブと従来のトレランスカーブとを示す図である。 本実施例2にかかるミラー駆動装置の特徴を説明するための図である。 本実施例2にかかるミラー駆動装置の構成を示す図である。 コリメータレンズを説明するための図である。 本実施例2にかかる制御装置の構成を示す図である。 第1の制御方法を説明するための図である。 X軸制御およびY軸制御による減衰量をそれぞれ示す図である。 図18に示したX軸制御およびY軸制御による減衰量の変化をグラフで表した図である。 第1の制御方法によるX軸、Y軸制御の減衰量を示す図である。 図20に示したX軸、Y軸制御による減衰量の関係をグラフで表した図である。 第1の制御方法による制御テーブルのデータ構造の一例を示す図である。 第1の制御方法による制御コード毎の減衰量と理想値との関係を示す図である。 第2の制御方法を説明するための図である。 第2の制御方法によるX軸、Y軸制御の減衰量を示す図である。 図25に示したX軸、Y軸制御による減衰量の関係をグラフで表した図である。 第2の制御方法による制御テーブルのデータ構造の一例を示す図である。 第2の制御方法による制御コード毎の減衰量と理想値との関係を示す図である。 第3の制御方法を説明するための図である。 第3の制御方法による減衰量の変化を示す図である。 図30に示したX軸、Y軸制御による減衰量の関係をグラフで表した図である。 第3の制御方法による制御テーブルのデータ構造の一例を示す図である。 第3の制御方法による制御コード毎の減衰量と理想値との関係を示す図である。 第1の制御方法を実行するミラー駆動装置の処理手順を示すフローチャートである。 第2の制御方法を実行するミラー駆動装置の処理手順を示すフローチャートである。 第3の制御方法を実行するミラー駆動装置の処理手順を示すフローチャートである。 従来のミラー駆動装置の構成を示す図である。 図37に示したミラー駆動装置の動作原理を説明するための図である。 従来のトレランスカーブを示す図である。 X軸制御による減衰量の変化を示す図である。 図40に示したX軸制御による減衰量の変化をグラフで表した図である。 制御コードによって制御された場合の減衰量と理想値との関係を示す図でる。 図42に示した減衰量と理想値との関係をグラフで表した図である。
符号の説明
10,200 ミラー駆動装置
11,210 MEMSミラー
12,220 コリメータレンズ
13,230 光ファイバ
20 平板コンデンサ
21,22 電極
30,100 MEMSアクチュエータ
31 MEMS可動部
32 トーションバー
33,110 MEMS可動部電極
33a,110a 可動電極
33b,110b 固定電極
50,250 制御装置
60,260 DPRAM
70,270 演算部
80,280 DAC

Claims (6)

  1. 電圧が印加された場合に、固定電極と可動電極との間に静電力を発生させて当該可動電極側に設置されたミラーを駆動させる電極であって、
    前記固定電極と前記可動電極との重なる面積が大きくなるにしたがい、前記固定電極と前記可動電極との間隔が広くなるように前記固定電極と前記可動電極とが形成されていることを特徴とする電極。
  2. 電圧を印加することによりミラーの角度を制御して光が集光レンズに照射される位置を調整し、当該光の減衰量を調整するミラー駆動装置であって、
    前記ミラーは、当該ミラーに備えられた第1軸および/または第2軸に電圧を印加されることによって角度が制御され、当該第1軸によって回転するミラーの角度に対する減衰量の変化の割合と、第2軸によって回転するミラーの角度に対する減衰量の変化の割合とがそれぞれ異なり、
    前記第1軸および/または前記第2軸に電圧を印加して前記光の減衰量を調整する減衰量調整手段
    を備えたことを特徴とするミラー駆動装置。
  3. 前記減衰量調整手段は、前記第1軸に電圧を印加して光の減衰量を調整した後に、前記第2軸に電圧を印加して光の減衰量を調整することを特徴とする請求項2に記載のミラー駆動装置。
  4. 前記減衰量調整手段は、前記第1軸に電圧を印加して光の減衰量を調整した後に、前記第1軸および前記第2軸に電圧を印加して光の減衰量を調整することを特徴とする請求項2に記載のミラー駆動装置。
  5. 前記減衰量調整手段は、前記第1軸および前記第2軸に電圧を同時に印加することにより光の減衰量を調整することを特徴とする請求項2に記載のミラー駆動装置。
  6. 第1軸および/または第2軸に電圧が印加された場合に、固定電極と可動電極との間に静電力を発生させて当該可動電極側に設置されたミラーを駆動させ、前記固定電極と前記可動電極との重なる面積が大きくなるにしたがい、前記固定電極と前記可動電極との間隔が広くなるように形成された電極と、
    前記第1軸および/または前記第2軸に電圧を印加して前記光の減衰量を調整する減衰量調整手段とを有し、
    前記電極は、前記第1軸に電圧が印加された場合の減衰量の変化の割合と、前記第2軸に電圧が印加された場合の減衰量の変化の割合とがそれぞれ異なることを特徴とするミラー駆動装置。
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