JP2009257258A - 排気タービン過給機の軸受台 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】タービン部3を構成するタービンケーシング23の一端部と対向する側の端部に、周方向に沿うとともに半径方向外側に向かって突出し、前記タービンケーシング23に取り付けられた際に、押さえ板27と前記タービンケーシング23との間に挟み込まれる第2のフランジ部22が形成されている。
【選択図】図1
Description
しかしながら、このフランジ部の根元側(内周側)は水室内に供給される水によって冷却され、フランジ部の先端側(外周側)はタービンケーシング内を通過する排気ガス(燃焼ガス)によって加熱されることとなる。そのため、フランジ部の根元側と先端側とで温度差が発生するとともに周方向に熱伸び差が発生し、ボルトが貫通するボルト穴に、周方向および半径方向の熱伸び差による熱歪みが集中して、(降伏点を超える)熱応力が発生する。そして、起動停止の多い運用、あるいは負荷変動の大きい運用が行われる内燃機関では、熱応力の繰り返しによってボルト穴の周りに疲労亀裂が発生するおそれがある。
また、このような現象は、フランジ部とタービンケーシングとの間に位置して、ノズル・ガイド・ベーンを固定するためのノズル固定用穴を有する別のフランジ部でも発生するおそれがある。
本発明に係る排気タービン過給機の軸受台は、タービン部を構成するタービンケーシングの一端部と対向する側の端部に、周方向に沿うとともに半径方向外側に向かって突出し、前記タービンケーシングに取り付けられた際に、押さえ板と前記タービンケーシングとの間に挟み込まれる第1のフランジ部が形成されている。
これにより、第1のフランジ部に設けられていたボルト穴を不要とすることができ(第1のフランジ部からボルト穴をなくすことができ)、周方向および半径方向の熱伸び差による熱歪みの集中をなくすことができるので、起動停止の多い運用、あるいは負荷変動の大きい運用が行われる内燃機関に搭載された場合でも、第1のフランジ部における疲労亀裂の発生を防止することができるとともに、その信頼性を向上させることができる。
本実施形態に係る排気タービン過給機の軸受台(以下、「軸受台」という。)6は、例えば、図1に示すような排気タービン過給機1に適用され得るものである。
図1に示すように、排気タービン過給機1は、図示しない内燃機関(例えば、ディーゼルエンジンやガスタービンエンジン等)から導かれた排気ガス(燃焼ガス)2によって駆動されるタービン部3と、このタービン部3により駆動されて前記内燃機関に外気4を圧送するコンプレッサ部5と、これらタービン部3とコンプレッサ部5との間に設けられてこれらを支持する軸受台6とを主たる要素として構成されたものである。
一方、軸受台6の下端部には、回転軸7の軸線方向において軸受台6を一点で支持する(回転軸7の軸線方向と直交する方向においては、二点以上で支持する場合もある)脚部6aが取り付けられており、この脚部6aは、床面に設置された図示しない基台に固定されるようになっている。すなわち、排気タービン過給機1の重量は、この脚部6aを介して基台に伝達されるようになっている。
なお、図1中の符号Pはパンチング・プレートである。このパンチング・プレートPは、その一端部がタービン部3の下端部に固定されているとともに、その他端部が軸受台6の脚部6aと同様、基台に固定されている。そして、このパンチング・プレートPは、脚部6aのように排気タービン過給機1の重量を支持することを主たる目的とするものではなく、排気タービン過給機1が基台に対して動揺(振動)しないようにすることを主たる目的とするものである。
図1中の符号9は、軸受台6を水冷却するための水室である。
タービンホイール11は、回転軸7の一端部に取り付けられた、略円盤状のハブ11aと、このハブ11aの外表面から半径方向外側に向かって延びるとともに、周方向に沿って環状に設けられた複数枚の羽根11bとを備えている。
コンプレッサ羽根車14は、回転軸7の他端部に取り付けられた、略円盤状のハブ14aと、このハブ14aの外表面から半径方向外側に向かって延びるとともに、周方向に沿って環状に設けられた複数枚の羽根14bとを備えている。
コンプレッサ部5の上流側には、前記内燃機関の吸気系統に接続された図示しない消音器(サイレンサ)が配置されており、この消音器を通過した外気4は、流入路16を介してコンプレッサ羽根車14の羽根14bに導かれるようになっている。また、コンプレッサ部5の下流側には、図示しないインタークーラやサージタンク等が設けられており、渦巻き室15を通過した外気4は、これらインタークーラやサージタンク等を通過した後、前記内燃機関に供給されるようになっている。また、渦巻き室15の上流側にはディフューザ17が配置されている。
また、第1のフランジ部21のノズル・ガイド・ベーン12に対応した位置には、ノズル・ガイド・ベーン12を固定するためのノズル固定用穴21aがそれぞれ設けられている。
これにより、第2のフランジ部22に設けられていたボルト穴を不要とすることができ(第2のフランジ部22からボルト穴をなくすことができ)、周方向および半径方向の熱伸び差による熱歪みの集中をなくすことができるので、起動停止の多い運用、あるいは負荷変動の大きい運用が行われる内燃機関に搭載された場合でも、第2のフランジ部22における疲労亀裂の発生を防止することができるとともに、軸受台6の信頼性を向上させることができる。
図3に示すように、本実施形態に係る軸受台31は、第2のフランジ部22の第1の段部24に、平面視環状を呈する板状のシール部材32を備えているという点で上述した第1実施形態のものと異なる。その他の構成要素については上述した第1実施形態のものと同じであるので、ここではそれら構成要素についての説明は省略する。
その他の作用効果は、上述した第1実施形態のものと同じであるので、ここではその説明を省略する。
本実施形態に係る軸受台41は、第1のフランジ部21の代わりに、第1のフランジ42を備えているという点で上述した実施形態のものと異なる。その他の構成要素については上述した実施形態のものと同じであるので、ここではそれら構成要素についての説明は省略する。
3 タービン部
6 軸受台
12 ノズル・ガイド・ベーン
21 第1のフランジ部(第2のフランジ部)
21a ノズル固定用穴
22 第2のフランジ部(第1のフランジ部)
23 タービンケーシング
23a 段部
24 第1の段部
27 押さえ板
31 軸受台
32 シール部材
41 軸受台
42 第1のフランジ部(第2のフランジ部)
43 凸部
Claims (4)
- タービン部を構成するタービンケーシングの一端部と対向する側の端部に、周方向に沿うとともに半径方向外側に向かって突出し、前記タービンケーシングに取り付けられた際に、押さえ板と前記タービンケーシングとの間に挟み込まれる第1のフランジ部が形成されていることを特徴とする排気タービン過給機の軸受台。
- 前記タービンケーシングに取り付けられた際に、前記タービンケーシングの一端部内周面に形成された段部を収容する第1の段部が前記第1のフランジ部の先端部に形成されているとともに、前記第1の段部にシール部材が配置されていることを特徴とする請求項1に記載の排気タービン過給機の軸受台。
- タービン部を構成するタービンケーシングの一端部と対向する側の端部に、周方向に沿うとともに半径方向外側に向かって突出し、ノズル・ガイド・ベーンを固定するためのノズル固定用穴を有する第2のフランジ部が形成されており、
前記ノズル固定用穴が、半径方向外側に向かって突出する平面視略半円形状の凸部の中央部に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の排気タービン過給機の軸受台。 - 請求項1から3のいずれか一項に記載の排気タービン過給機の軸受台を備えてなることを特徴とする排気タービン過給機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008109269A JP2009257258A (ja) | 2008-04-18 | 2008-04-18 | 排気タービン過給機の軸受台 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008109269A JP2009257258A (ja) | 2008-04-18 | 2008-04-18 | 排気タービン過給機の軸受台 |
Publications (1)
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ID=41384973
Family Applications (1)
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JP2008109269A Pending JP2009257258A (ja) | 2008-04-18 | 2008-04-18 | 排気タービン過給機の軸受台 |
Country Status (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014095340A (ja) * | 2012-11-09 | 2014-05-22 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 排気タービンの支持構造 |
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-
2008
- 2008-04-18 JP JP2008109269A patent/JP2009257258A/ja active Pending
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