JP2009256987A - 鋼製枠据え付け装置、土留め擁壁、および土留め擁壁の構築方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】複数の柱材26を傾斜して立設する擁壁10の前記柱材26を、地盤11上に鋼製枠1を据え付け、同鋼製枠1の内部に充填材4を充填して立設する際に、地盤11と鋼製枠1との間に設置される鋼製枠据え付け装置5であって、この鋼製枠据え付け装置5は、据え付け用部材8と複数の基礎ボルト7とからなり、据え付け用部材8が前記複数の基礎ボルト7を介して地盤11上に設置され、据え付け用部材8を複数の基礎ボルト7によって高さを調整して傾斜状態で固定する手段を備えている。
【選択図】図4
Description
この特許文献1に係る擁壁は、現地で型枠を組みコンクリートを打設して施工する擁壁と比して、作業が容易で、工期も短縮でき、型枠工等の技能工を必要としないので非常に有益である。また、工場で製作したコンクリート擁壁部材を現地に搬入し組み立てて施工する擁壁と比して、部材搬入を容易に行うことができ、大型の重機を必要としないので非常に有益である(特許文献1の段落[0022]〜[0024]を参照)。
ところで、前記特許文献1に係る発明は、擁壁を構成するコンクリート柱を構築するにあたり、鋼製枠を地盤に据え付ける際、当該地盤について、コンクリート柱を構築するのに適切な角度(勾配)に傾斜させるための掘削作業、整地作業を行っていた(特許文献1の段落[0016]、および図3を参照)。
しかしながら、前記コンクリート製基礎ブロックを現場で施工するには養生期間に通常3日程要し、その間、擁壁の構築作業を一切進めることができず、非常に不合理で、その分工期が嵩み不経済であるという問題があった。
複数の柱材を傾斜して立設する擁壁の前記柱材を、地盤上に鋼製枠を据え付け、同鋼製枠の内部に充填材を充填して立設する際に、前記地盤と鋼製枠との間に設置される鋼製枠据え付け装置であって、
前記鋼製枠据え付け装置は、据え付け用部材と複数の基礎ボルトとからなり、前記据え付け用部材が前記複数の基礎ボルトを介して地盤上に設置されていること、
前記鋼製枠据え付け装置は、据え付け用部材を複数の基礎ボルトによって高さを調整して傾斜状態で固定する手段を備えていることを特徴とする。
前記複数の基礎ボルトは、高さ調整位置をネジ部とし、該複数の基礎ボルトが前記据え付け用部材に設けた複数のボルト挿入用孔に挿入され、同ネジ部にねじ込んだ高さ調整用ナットで前記据え付け用部材が傾斜状態で固定されることを特徴とする。
前記据え付け用部材は、円形状または半円形状であり、複数のボルト挿入用孔が離間して設けられていることを特徴とする。
前記柱材は、鋼製枠と該鋼製枠の内部に充填された充填材とからなること、
前記鋼製枠は、地盤上に設置した前記請求項1〜5のいずれか一に記載した鋼製枠据え付け装置に据え付けられていることを特徴とする。
前記請求項1〜5のいずれか一に記載した鋼製枠据え付け装置を、複数の基礎ボルトを地盤に打ち込んで地盤上に設置すること、
前記鋼製枠据え付け装置の据え付け用部材を、前記鋼製枠を据え付けるのに適切な角度に傾斜させるべく、前記複数の基礎ボルトによって高さを調整して固定した後、前記鋼製枠を据え付けること、
前記鋼製枠を、柱材を構築するのに必要な高さ積み重ねると共に、前記地盤上に前記鋼製枠と地盤との隙間を塞ぐ充填材流出防止用部材を設置すること、
前記鋼製枠内に充填材を充填して柱材を構築すること、
前記複数の柱材と壁面材及び法面との間に裏込め材を充填することを特徴とする。
鋼製枠とは、主として、円弧状の複数のライナープレート等の波付鋼板を周方向および軸方向に接合して成る円筒形(又は半円筒形)の鋼製枠を指す。
以下に説明する実施例では、鋼製枠を用いて施工する擁壁の代表例として、図1と図2に概略的に示したように、法面3の根元の擁壁を設置する地盤11上に、法面3の幅方向に沿って所定の間隔をあけて鋼製枠1を設置し、同鋼製枠1内にコンクリート4を打設してコンクリート柱(柱材)26を傾斜して立設し、隣接する鋼製枠1、1の間にエキスパンドメタルなどからなる壁面材2を掛け渡した構成の擁壁(土留め擁壁)10を施工する実施例を示している(例えば、特許文献1の図1、図2参照)。ちなみに図中の符号16は、壁面材2を取り付けるために鋼製枠1に設けた取付けプレートを示している。
この鋼製枠据え付け装置5は、複数の柱材26を傾斜して立設する擁壁10の柱材26を、地盤11上に鋼製枠1を据え付け、同鋼製枠1の内部にコンクリート等の充填材4を充填して立設する際に、地盤11と鋼製枠1との間に設置される。
この鋼製枠据え付け装置5は、据え付け用部材8と複数の基礎ボルト7とからなり、据え付け用部材8が複数の基礎ボルト7を介して地盤11上に設置される。
また、鋼製枠据え付け装置5は、据え付け用部材8を複数の基礎ボルト7によって高さを調整して傾斜状態で固定する手段を備えている。
据え付け用部材8を構成する2個のベースプレート8a、8bはそれぞれ、長方形の板材の幅方向両端部を直角に折り曲げて短いフランジを形成してなる。その交差部の中心と各ベースプレート8a、8bの端部に、基礎ボルト7(7a、7b、7c、7d)を挿入するためのボルト挿入用孔9が計5個設けられている。
また、据え付け用部材8は、一方のベースプレート8aの角隅部の4箇所に、第1段目の鋼製枠1の下面側のフランジと接合するためのボルト通し孔13を設けて実施し、他方のベースプレート8bのフランジの長手方向両端部を、鋼製枠1を安定した状態で設置するために切り欠いて実施している。
ちなみに、本実施例に係るベースプレート8a、8bの大きさはともに、幅250mm、長さ1260mm、溝高50mm、肉厚4.5mmで実施しているが、これに限定されず、種々の設計変更が可能である。
なお、据え付け用部材8を構成する部材は前記ベースプレート8a、8bに限定されず、前記鋼製枠1、ひいては柱材26を十分に支持できる剛性を有する部材であればよい。また、据え付け用部材8の形態も勿論これに限定されず、使用する鋼製枠1をバランスよく支持できることを条件に、鋼製枠1の水平断面形状の大きさに応じて適宜設計変更可能である。
また、このボルト挿入用孔9は、ベースプレート8a、8bを基礎ボルト7に対して傾斜させた状態であってもスムーズに上下動できる孔径(ルーズ孔)で実施している。ちなみに、本実施例に係るボルト挿入用孔9の孔径は、基礎ボルト7のボルト径が29mmであるのに対して、48mmで実施している。
具体的に、5本の基礎ボルト7は、その中心に位置すべき基礎ボルト7dを、平面方向から見て、据え付ける鋼製枠1のほぼ中央に位置するように打ち込む。次に当該基礎ボルト7dを中心に、ベースプレート8aを固定する側の基礎ボルト7a、7cを、法面3の幅方向に対しほぼ直角方向に打ち込み、ベースプレート8bを固定する側の基礎ボルト7b、7bを、法面3の幅方向とほぼ平行に打ち込んで実施している。
なお、本実施例に係る5本の基礎ボルト7は、基礎ボルト7dを中心に四方に500mmの間隔をあけて打ち込んでいるがこれに限定されず、ベースプレート8a、8bに設けたボルト挿入用孔9の穿設位置や、据え付ける鋼製枠1の形態に応じて適宜設計変更可能である。
なお、鋼製枠1を据え付けるのに適切な角度とは、法面3の性状および形状に応じて適宜設計変更されるが通常、地上から10〜15度の角度とされる。
鋼製枠1を据え付け用部材8(ベースプレート8a、8b)に据え付ける手法は種々あるが、本実施例では、図6に示したように、鋼製枠1とベースプレート8aとを、ベースプレート8aのボルト通し孔13と鋼製枠1の下面のフランジ面に設けたボルト通し孔25とを一致させ、当該一致したボルト通し孔13、25にボルトを通して接合している。また、鋼製枠1とベースプレート8bとは、ベースプレート8bの両端部のフランジを切り欠いた切欠部へ鋼製枠1の下面のフランジを載置している。かくして、鋼製枠1は、据え付け用部材8の上面に安定した状態で据え付けられる。なお、ベースプレート8bの角隅部にもベースプレート8aと同様なボルト通し孔13を設け、鋼製枠1の下面のフランジ面とボルト接合して実施することも勿論できる。
ちなみに、本実施例では、1/4円弧状のライナープレート(波付鋼板)の四辺にボルト通し孔(連結孔)25を有する周方向フランジ及び軸方向フランジを備え、同ボルト通し孔25を利用して周方向および軸方向にボルト接続して円筒形状の鋼製枠1を複数段積み重ねている。
具体的な作業手順は一例として、先ず、法面3に正対するライナープレート1aのみを配置し、高さ方向に積み重ねて接続する。次いで、その高さ方向の適宜の箇所(図示例では第2、4、6段目の計3箇所)において、ライナープレート1aに設けたアンカー用孔からアンカー17を打ち込み、このアンカー17にライナープレート1aを結合させる。この作業は、鋼製枠1がまだ円筒形状に形成されていない状態での作業であり、擁壁10を設置する地盤11が広いスペースとして空いているので、この作業は容易に行い得る。次いで、円筒形の鋼製枠1を形成するための残り3枚のライナープレート1aを円周方向に連結し、かつ軸方向に連結して鋼製枠1を形成する。この残り3枚のライナープレート1aを連結して円筒形の鋼製枠1を形成する作業は、ライナープレート1aの外側から行うことができるので、この作業も容易に行い得る。
コンクリート4は、鋼製枠1の内部を通って据え付け用部材8が形成するスペースS(図6参照)を通過して下方の地盤11まで流れ落ちる。コンクリート4は、地盤11上に設けた充填材流出防止用部材12、および必要に応じて敷き並べた土砂や石などで堰き止められるので、鋼製枠1内に徐々にコンクリート4が充填され、ひいては地上から傾斜して立ち上がるコンクリート柱(柱材)26が構築される。
その後、間隔をおいて構築されたコンクリート柱26の鋼製枠1の外面に突出している取り付けプレート16と、エキスパンドメタルなどからなる壁面材2の左右両側に形成されたフランジとをボルトなどで接合し、鋼製枠1及び壁面材2の背面と、法面3との間に裏込め材24を裏込めして擁壁(土留め擁壁)10を構築する。裏込め材24は、現地発生土砂が好適であるが、それ以外には、岩、砕石、割石なども使用することができる。
据え付け用部材18を構成する2個のベースプレート18a、18bは、長方形の板材の幅方向両端部を直角に折り曲げて短いフランジを形成してなる。その交差部の中心と各ベースプレート18a、18bの端部に、基礎ボルト7(7a、7b、7d)を挿入するためのボルト挿入用孔9が計4個設けられている。
また、据え付け用部材18は、ベースプレート18aの一端部の角隅部の2箇所に、第1段目の鋼製枠1の下面側のフランジと接合するためのボルト通し孔13を設けて実施し、他方のベースプレート18bのフランジの長手方向両端部を、鋼製枠1を安定した状態で設置するために切り欠いて実施している。
ちなみに、本実施例に係る据え付け用部材18は、幅250mm、長さ630mm、溝高50mm、肉厚4.5mmの大きさのベースプレート18aと、幅250mm、長さ1260mm、溝高50mm、肉厚4.5mmの大きさのベースプレート18bで実施しているが、これに限定されず、種々の設計変更が可能である。
なお、前記据え付け用部材18を構成する部材は、上記実施例1と同様に、ベースプレート18a、18bに限定されず、前記鋼製枠21、ひいては柱材26を十分に支持できる剛性を有する部材であればよい。また、前記据え付け用部材18の形態も勿論これに限定されず、使用する鋼製枠21をバランスよく支持できることを条件に、鋼製枠21の水平断面形状の大きさに応じて適宜設計変更可能である。
また、ボルト挿入用孔9は、ベースプレート18a、18bを基礎ボルト7に対して傾斜させた状態であってもスムーズに上下動できる孔径(ルーズ孔)で実施していることは上記実施例1と同様である。
具体的に、4本の基礎ボルト7は、T字形状の据え付け用部材18の交差部に位置する基礎ボルト7dを、平面方向から見て、据え付ける鋼製枠21が形成する半円弧の半径の中心近傍位置に打ち込む。次に基礎ボルト7dを基点として、ベースプレート18aを固定する側の基礎ボルト7aを、法面3の幅方向に対しほぼ直角方向に打ち込み、ベースプレート18bを固定する側の基礎ボルト7b、7bを、法面3の幅方向とほぼ平行に打ち込んで実施している。
なお、本実施例に係る4本の基礎ボルト7は、鋼製枠21の内側部分に納まるように、基礎ボルト7dを中心に500mmの間隔をあけて打ち込んでいるがこれに限定されず、据え付ける鋼製枠1の形態に応じて適宜設計変更可能である。
なお、鋼製枠21を据え付けるのに適切な角度とは、法面3の性状および形状に応じて適宜設計変更されるが通常、地上から10〜15度の角度とされる。
鋼製枠21を据え付け用部材18(ベースプレート18a、18b)に据え付ける手法は種々あるが、本実施例では上記実施例1と同様に、図12に示したように、鋼製枠21とベースプレート18aとを、ベースプレート18aのボルト通し孔13と鋼製枠21の下面のフランジ面に設けたボルト通し孔25とを一致させ、当該一致したボルト通し孔13、25にボルトを通して接合している。また、鋼製枠21とベースプレート18bとは、ベースプレート18bの両端部のフランジを切り欠いた切欠部へ鋼製枠21の下面のフランジを載置している。かくして、鋼製枠21は、据え付け用部材18の上面に安定した状態で据え付けられる。なお、ベースプレート18bの角隅部にもベースプレート18aと同様なボルト通し孔13を設け、鋼製枠21の下面のフランジ面とボルト接合して実施することも勿論できる。
ちなみに、本実施例では、半円筒形の鋼製枠21は、上記実施例1で説明した1枚の波付鋼板(ライナープレート)とその両側の半分サイズの2枚の波付鋼板とを周方向にボルト接合して半円筒状に形成する。円筒形の鋼製枠1の成形方法、および具体的な作業手順は、上記実施例1で説明した通りである。
なお、本実施例では、半円筒形の鋼製枠21を上下2段に積み重ねて実施しているが、段数は勿論これに限定されるものではなく、法面3の下部の硬さ等に応じて、適宜増減して実施する。
コンクリート4は、鋼製枠1、21の内部を通って据え付け用部材18が形成するスペースS(図12参照)を通過して下方の地盤11まで流れ落ちる。コンクリート4は、地盤11に設けた充填材流出防止用部材12、および必要に応じて敷き並べた土砂や石などで堰き止められるので、鋼製枠1、21内に徐々にコンクリート4が充填され、ひいては地上から傾斜して立ち上がるコンクリート柱(柱材)26が構築される。
その後、間隔をおいて構築されたコンクリート柱26の鋼製枠21、1の外面に突出している取り付けプレート16と、エキスパンドメタルなどからなる壁面材2の左右両側に形成されたフランジとをボルトなどで接合し、鋼製枠21、1及び壁面材2の背面と、法面3との間に裏込め材24を裏込めして擁壁(土留め擁壁)10を構築する。裏込め材24は、現地発生土砂が好適であるが、それ以外には、岩、砕石、割石なども使用することができる。
例えば、各実施例に係る据え付け用部材8、18、22、23の形態はこれらに限定されず、充填材4が流通可能なスペースSを確保して鋼製枠1、21、ひいては柱材26を支持し得ることを条件に、三角形その他の多角形状でも実施することができる。
また、充填材流出防止用部材12は、施工後、外観が見えなくなる程に土砂等で埋めて実施してもよい。
2 壁面材
3 法面
4 充填材(コンクリート)
5、15 鋼製枠据え付け装置
6 高さ調整用ナット
7 基礎ボルト
8、18、22、23 据え付け用部材
9 ボルト挿入用孔
10 擁壁(土留め擁壁)
11 地盤
12 充填材流出防止用部材
13、25 ボルト通し用孔
14 締付け用ナット
16 取付けプレート
17 アンカー
19 ボルト
20 民家
21 半円筒形の鋼製枠
24 裏込め材
26 柱材(コンクリート柱)
27 支柱
28 落石防止柵
S スペース
Claims (10)
- 複数の柱材を傾斜して立設する擁壁の前記柱材を、地盤上に鋼製枠を据え付け、同鋼製枠の内部に充填材を充填して立設する際に、前記地盤と鋼製枠との間に設置される鋼製枠据え付け装置であって、
前記鋼製枠据え付け装置は、据え付け用部材と複数の基礎ボルトとからなり、前記据え付け用部材が前記複数の基礎ボルトを介して地盤上に設置されていること、
前記鋼製枠据え付け装置は、据え付け用部材を複数の基礎ボルトによって高さを調整して傾斜状態で固定する手段を備えていることを特徴とする、鋼製枠据え付け装置。 - 前記複数の基礎ボルトは、高さ調整位置をネジ部とし、該複数の基礎ボルトが前記据え付け用部材に設けた複数のボルト挿入用孔に挿入され、同ネジ部にねじ込んだ高さ調整用ナットで前記据え付け用部材が傾斜状態で固定されることを特徴とする、請求項1に記載した鋼製枠据え付け装置。
- 前記据え付け用部材は、板材からなり、複数のボルト挿入用孔が離間して設けられていることを特徴とする、請求項1又は2に記載した鋼製枠据え付け装置。
- 前記据え付け用部材は、2個の板材を交差または、T字形状にして組み合わせてなり、その交点および端部に複数のボルト挿入用孔が設けられていることを特徴とする、請求項1又は2に記載した鋼製枠据え付け装置。
- 前記据え付け用部材は、円形状または半円形状であり、複数のボルト挿入用孔が離間して設けられていることを特徴とする、請求項1又は2に記載した鋼製枠据え付け装置。
- 複数の柱材を傾斜して立設し、該柱材と柱材の間に壁面材を張設してなる土留め擁壁において、
前記柱材は、鋼製枠と該鋼製枠の内部に充填された充填材とからなること、
前記鋼製枠は、地盤上に設置した前記請求項1〜5のいずれか一に記載した鋼製枠据え付け装置に据え付けられていることを特徴とする、土留め擁壁。 - 前記土留め擁壁は、前記柱材に支柱を立設して、該支柱間に落石防止網を張設したことを特徴とする、請求項6に記載した土留め擁壁。
- 前記鋼製枠は、波付鋼板を周方向および軸方向に接合して成る円筒枠、又は半円筒枠であることを特徴とする、請求項6又は7に記載した土留め擁壁。
- 複数の柱材を法面に向けて傾斜して立設し、該柱材と柱材の間に壁面材を張設してなる土留め擁壁の構築方法において、
前記請求項1〜5のいずれか一に記載した鋼製枠据え付け装置を、複数の基礎ボルトを地盤に打ち込んで地盤上に設置すること、
前記鋼製枠据え付け装置の据え付け用部材を、前記鋼製枠を据え付けるのに適切な角度に傾斜させるべく、前記複数の基礎ボルトによって高さを調整して固定した後、前記鋼製枠を据え付けること、
前記鋼製枠を、柱材を構築するのに必要な高さ積み重ねると共に、前記地盤上に前記鋼製枠と地盤との隙間を塞ぐ充填材流出防止用部材を設置すること、
前記鋼製枠内に充填材を充填して柱材を構築すること、
前記複数の柱材と壁面材及び法面との間に裏込め材を充填すること、
を特徴とする、土留め擁壁の構築方法。 - 前記複数の柱材と壁面材及び法面との間に裏込め材を充填した後に、前記柱材に支柱を立設して、該支柱間に落石防止網を張設したことを特徴とする、請求項9記載の土留め擁壁の構築方法。
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