JP2009255654A - 列車運行監視システム - Google Patents

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Abstract

【課題】転てつ機の制御状態を映像監視し、正常に制御されたか否かを示す制御結果及び制御された転てつ機の現場映像を、駅事務所内の連動端末などの表示部に表示する。
【解決手段】カメラ制御処理装置52は、電子連動装置1が転てつ機22の進路変更制御をした後、転てつ機制御終了の信号を受信すると、カメラ63の向き及び映像倍率を初期設定し転てつ機22の制御後の映像を取得する。又カメラ制御処理装置52は、転てつ機22の初期映像と前記制御後の映像を比較し、該比較結果及び前記制御後の映像を連動機器3に転送する。連動機器3は、カメラ制御処理装置52から転送された前記比較結果及び転てつ機の制御後の映像を連動端末32の連動図上に表示する。
【選択図】図1

Description

本発明は、列車運行のための軌道回路、転てつ機、信号装置等の信号保安装置を制御する電子連動装置及びカメラ映像を画像処理するシステムを含む列車運行監視システムに関するものである。
鉄道の主要駅構内では、線路が複雑に集合しているので、列車の脱線や衝突が起きないように、信号機、転てつ機、標識などの現場機器を連動させて進路を安全かつ迅速に開通させる必要がある。そのための装置として電子連動装置が採用されている。電子連動装置の動作は連動端末を介して監視員により監視される。
列車集中制御装置(CTC:Centralized Traffic Control)は、鉄道において1つの路線あるいは一定区間の単位で複数の連動装置を一か所で遠隔操作するためのシステムである。このシステムの中央装置を設置した箇所は一般にCTCセンターとよばれ、CTCセンターで実際に指令業務を行う職員のことを一般にCTC指令員という。
連動端末の監視員からの進路制御要求及びCTCシステムのCTC指令員からの進路制御要求に伴う転てつ機制御要求に応じて、電子連動装置はその制御内容を入出力リレー架に通知し、現場に設置されている転てつ機をリレー接点を介して制御していた。又、転てつ機の状態は現場設備を集約する制御端末を介して入出力リレー架より電子連動装置で判定し連動端末に表示させていた。このため、転てつ機が正常に制御されなかった場合に、現場側がどのような状態になっているかは、現場まで保守員等が出向き確認するしかなかった。
本発明は転てつ機の制御状態を映像監視し、正常に制御されたか否かを示す制御結果及び制御された転てつ機の現場映像を、駅事務所内の連動端末などの表示部に表示することを主要な目的とする。
本発明は、電子連動装置と、連動端末を有する連動機器を備える列車運行監視システムであって、転てつ機等の現場機器付近に設置され該現場機器を含む現場映像を取得するカメラ装置と、前記カメラ装置を制御し該カメラ装置で取得された現場映像を記録すると共に前記連動機器に転送するカメラ制御部とを具備する。このカメラ制御部は、前記カメラ装置を所定の撮影方向及び倍率に初期設定し前記転てつ機の初期映像を撮影する手段と、前記電子連動装置が前記転てつ機の進路変更制御をした後、転てつ機制御終了の信号を受信すると、前記カメラ装置を初期設定し前記転てつ機の制御後の映像を取得する手段と、前記転てつ機の初期映像と前記制御後の映像を比較し、該比較結果及び前記制御後の映像を前記連動機器に転送する手段とを具備する。前記連動機器は、前記カメラ制御部から転送された前記比較結果及び前記転てつ機の制御後の映像を前記連動端末の連動図上に表示する手段を具備する。
本発明の一実施例によれば、転てつ機の状態を制御した場合、正常に制御されたか否かを示す制御結果及び制御された転てつ機の現場映像が、連動端末などの表示部に表示される。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
[第1実施例]
図1は本発明による列車運行監視システムの構成を示す図である。電子連動装置1、現場機器2、連動機器3、中央設備4は従来の列車制御システム及び連動システムである。CCTVシステム5及び現場カメラ機6は本発明を実現するために接続されたシステムである。
駅管理部100は転てつ機22を有する駅に設けられ、現場機器2、各現場カメラ機6を制御する。中央設備4は例えば一路線の中心的な駅に設けられ、各駅管理部100を制御する。以下、各々の機器について説明する。
電子連動装置1は連動論理処理装置11、入出力部12、入出力リレー架13、LAN I/F14、保守端末15等を含む。
連動論理処理装置11は、現場機器の安全性・可動性を確保するため複数の処理ユニットを持ち、CTC41からの制御要求、連動端末32からの制御要求に対する処理を行う。入出力部12は、連動論理処理装置11と入出力リレー架13とのインタフェース部である。入出力リレー架13は、複数のリレーを有し、各リレーには転てつ機、信号機、軌道回路等に対する信号線がそれぞれ接続されている。LAN I/F14は、連動端末32及びCCTVシステム5と通信を行うためのハブである。保守端末15は電子連動装置のソフト入替等の保守を行うための端末である。
現場機器2は制御端末21、転てつ機22、信号機23、軌道回路24等を含む。制御端末21は現場機器を集約する端末である。転てつ機22は列車の進路を変更させる機器であり、信号機23は列車の進路の開通を指示する。軌道回路24はある区間のレールを電気回路の一部とし列車の存在を検知する。
連動機器3は駅事務所等に配置され、LAN I/F31、連動端末32等を含む。連動端末32は電子連動装置1に対して、進路制御等の各種制御機能を有し監視員により操作される。又連動端末32はPCで使用されるような表示画面32aを有し、進路設定情報及び軌道回路、信号機、踏切等の状態を表示する。更に連動端末32により監視員は、後述のカメラ63の方向及びズームを変更したり、後述のモニタ55に映像が表示されるカメラを選択することもできる。LAN I/F31は電子連動装置1と通信を行うためのスイッチングハブである。
中央設備4は複数の電子連動装置1を管理するための集中監視システムであり、CTC41、web端末42等を含む。CTC41は各連動論理処理装置11に接続され、列車の集中制御を行う制御装置である。web端末42は従来の集中監視システムに追加される設備で、CCTVシステム5をwebサーバとして、障害情報やカメラ63で撮影した画像を表示する端末である。
CCTVシステム5は各現場カメラ機6を制御するものであって、LAN I/F51、カメラ制御処理装置52、ハードディスクレコーダ(HDD)53、デコーダ54、映像モニタ55等を含む。
LAN I/F51は電子連動装置1、複数の現場カメラ機6及び中央設備4と通信を行うためのスイッチングハブである。カメラ制御処理装置52は本発明に係る装置で、カメラの方向(水平方向(左、右)/垂直方向(上、下))、ズーム(広角、望遠)/フォーカス(遠、近)制御、プリセット位置登録、ワイパ及び照明の制御を行う。又カメラ制御処理装置52は、電子連動装置1より列車の情報を受取りプリセット登録された映像を撮影する。HDD3は現場カメラ機6により撮影された映像を保存する。デコーダ54はLAN上で送信されたデータを映像データに変換するものであり、この映像データはモニタ55により映像表示される。尚、モニタ55は現場カメラ機6により撮影された映像(動画像)を表示するものであり、例えば画面を9分割等に分割して複数のカメラ機6により撮影された映像を同時に表示することができる。
現場カメラ機器6は現場の転てつ機22及び信号機23を含む映像の撮影、あるいは線路直線部を走行する車両の撮影のために設けられ、LAN I/F61、エンコーダ62、カメラ63を含む。
カメラ63は駅構内の監視ポイントを撮影する高感度旋回型ビデオカメラである。エンコーダ62はカメラ63により得られる映像データをLAN上に送信させるためのデータに変換する。LAN I/F61はCCTVシステム5と通信を行うためのスイッチングハブである。
次に第1実施例の動作を説明する。
本発明の第1実施例では、24時間運用している転てつ機を制御する電子連動装置1に、転てつ機制御により変更された線路の状態などを監視する高感度旋回型カメラ63及び画像処理を行うCCTVシステム5の接続を行い、路線及び列車の運行状態を監視する。尚、現場側に設置するカメラ63及びエンコーダ62、ネットワーク機器(LAN I/F)61等は鉄道法で定める建築限界区域以外の区域に設置する。
図2は第1実施例の動作を示すタイムチャートである。
CCTVシステム5は、ネットワーク通信でカメラ63を制御する。カメラ63により取得された映像データは、JPEGデータ等に変換されエンコーダ及びLANを介してCCTVシステム5に受信される。
CCTVシステム5によりカメラ63の向き及び映像倍率を予め設定(プリセット)し、転てつ機22の制御により変更された転てつ機付近の線路状態(直進/進路変更)、及び軌道回路の地上子や信号機が設置されている付近の線路の映像データを保存しておく(ST101、ST102)。
図3はプリセットされたカメラ53の撮影範囲の例を示す図である。線路7に沿って点線で示される各領域81が、プリセットされた各カメラ53の撮影範囲である。尚、プリセットされたカメラの映像は監視員の指示(操作)により正常状態として数画像(昼/夜/・・・・)分を記憶しておく。
CTCシステム41あるいは連動端末32により転てつ機操作指示を受けると、電子連動装置1は転てつ機を制御する(ST103〜ST105)。制御終了後、電子連動装置1からCCTVシステム5に「制御終了」信号が通知される(ST106)。この信号に応答してCCTVシステム5はカメラ63をプリセットの向き及び映像倍率に切替え、カメラ映像を採取する(ST107)。
この時、採取する映像は鳥、動物等の外的要因を判定の対象外とするため数回(回数は任意に変更可能)とする。又、採取するタイミングは、1秒/3秒/5秒/10秒等、任意に変更可能とする。すなわちカメラ制御処理装置52は、例えば1秒間隔で3回撮影ポイントを撮影し、採取された映像データが同一であるかを判定する。同一でなければ再度映像を採取する。
採取した映像が全て同一であった場合、カメラ制御処理装置52は、当該映像データと画像処理を用いて先にステップST101、ST102で保存された(複数画像の)正常状態の映像データと比較し(ST108)、転てつ機の制御が正常に機能したかを自動的に認識する。認識結果は電子連動装置1を介して連動機器3に送信される。その結果、「転てつ機制御:正常」又は「転てつ機制御:異常」のメッセージと採取したカメラ映像が連動端末32にて表示される(ST109〜ST111)。このときの画像データは連動端末の表示部32a及びCCTVシステム5のモニタ55に映像表示すると共に、ハードディスクレコーダ等に保存し障害が発生したときの解析等に用いる。
図4は連動端末32の表示部32aに表示される連動図の一例を示す図である。連動図には図3に示した線路を示すパターン7aが表示され、図3の各撮影範囲81を撮影した映像の表示エリア81a、各映像表示エリア81aに対応して設けられた事象確認ボタン81b及びメッセージ表示エリア82が設けられる。尚、この連動図における映像表示エリア81aに表示される映像は静止画である。これに対してCCTVシステム5におけるモニタ55には、カメラ63で撮影した動画像のみを表示できる。何らかの事象が発生した場合に当該現場映像及び対応するメッセージが表示され、対応する事象確認ボタン81bが押されたときに、当該映像及びメッセージが画面上から消える。尚、全く事象が発生していない場合には従来の連動図のみは表示される。
図5は転てつ機制御によって設定され、CCTVシステムのカメラで撮影された線路の映像を示す。以下に各々の映像について説明する。
図5(a)は直進パターンの映像である。電子連動装置1にて転てつ機22を「直進」に設定し、カメラをプリセットしてから撮影を行い、その映像が正常状態の直進パターン71としてHDD53に記録される。図5(b)は進路変更パターンの映像である。電子連動装置1にて転てつ機22を「進路変更」に設定し、カメラをプリセットしてから撮影を行い、その映像が正常状態の進路変更パターン72としてHDD53に記録される。直進パターン71及び進路変更パターン72はいずれもステップST101、ST102にて予め撮影される。
図5(c)の73は異常時の映像である。直進と進路変更の中間で停止した例(点線は直進パターンの正常時)である。CCTVシステム5は、実線の状態を「転てつ機制御異常」、点線の状態を「転てつ機制御正常」と判定する。例えば、転てつ機制御終了後、ステップST107で撮影した映像とパターン71を比較し、一致していれば列車が直進するための転てつ機制御が正常に終了したことが分かる。判定結果は電子連動装置1を介して連動端末32に通知される。
判定結果の通知を受信すると、連動端末32は表示部32aの対応する映像表示エリア82aに、カメラ63により撮影した映像(静止画)を表示し、メッセージ表示エリア82に、「転てつ機制御正常」又は「転てつ機制御異常」のメッセージを表示する。
以上説明したように、本発明の第1実施例では、転てつ機の制御を監視する高感度旋回型カメラ及び画像処理を行うCCTVシステムが電子連動装置に接続される。転てつ機が制御された時に電子連動装置よりCCTVシステムに「制御終了」信号を通知し、自動的にカメラをプリセットの向き及び映像倍率に切替え、カメラ映像を採取する。採取された映像データは画像処理を用いて予め保存しておいた正常状態の画像データと比較され、転てつ機の制御が正常に機能したかを自動的に認識する。認識結果は連動端末に送られ、連動端末にて「転てつ機制御:正常」、「転てつ機制御:異常」等のメッセージ、及び採取したカメラ映像が表示される。
(効果)
この第1実施例によれば、転てつ機の状態に異常が検出された場合、異常発生のメッセージ及び異常が検出された現場付近の映像が、連動端末32の表示部32aに表示されるので、転てつ機異常状態を早期に回復させる対策を施すことが可能となる。
[第2実施例]
次に本発明の第2実施例を説明する。
従来、駅構内の線路に列車が入線した時に、電子連動装置では連動端末に位置情報を送信し、連動端末にて列車位置を連動図上にランプ等のみで表示していた。このため、列車の状態が正確には認識できず、連動端末に障害等が発生した場合に列車の入線状況が全く把握できなかった。
本発明の第2実施例では、駅構内に入線した列車をCCTVシステムで撮影し、列車の進行に合わせて連動端末及びモニタに列車の映像が表示される。
図6は第2実施例の動作を示すタイムチャートである。
線路に設置された軌道回路の地上子83(図3参照)からの列車検出通知により、構内に列車が入線した位置を電子連動装置1が判定し(ST201)、CCTVシステムに列車在線を通知する(ST202)。CCTVシステム5は、列車を検出した地上子に対応するカメラ63をプリセットの向き及び映像倍率に設定して撮影を行い(ST203)、その映像データを電子連動装置1を介して連動端末32に送信する(ST204)。連動端末32は、列車の進行に合わせてカメラを切替え、カメラからの映像を表示部32a及びモニタ55に表示する(ST205)。このとき連動端末の表示部32aには、列車が入線した区間の線路が色分けして示され、当該地上子付近を走行する列車の画像が静止画として、対応する表示エリア81a(図4)に表示され、列車入線のメッセージも表示される。又このとき、モニタ55には当該列車の動画像が他の画像に優先して表示される。
連動端末32における表示部32aでの列車画像とメッセージの表示は、電子連動装置1から通知を受けて例えば10秒間(任意に変更可能とする)、又は次の地上子からの通知を受けるまで継続させる。又、この映像及びメッセージはハードディスクレコーダ等に保存し、障害が発生したときの解析等に用いる。尚、同時に複数の列車が入線した場合は連動端末には入線した複数の列車の映像を表示させ、モニタ表示とハードディスクレコーダ等への保存は後優先又は台数を増やすことで対応する。
(効果)
以上説明したようにこの第2実施例では、線路に設置された地上子より構内に列車が入線した位置を電子連動装置が判定し、CCTVシステムでプリセットしたカメラにより列車を撮影し、連動端末及びモニタにより列車の進行に合わせて表示を切替えて列車映像を表示する。これにより列車の位置や状況が、連動端末の操作方法に不慣れな監視員でも認識できるようになった。
[第3実施例]
次に本発明の第3実施例を説明する。
従来、「軌道回路」「転てつ機」「信号装置」等の信号保安装置より障害情報を電子連動装置が受けた場合は、連動端末にその障害情報を表示させていたが、現場の実際の状態は出向いて確認するしかなかった。
本発明の第3実施例では、CCTVシステムにより、連動端末及びモニタの表示が、障害が発生した装置付近に設置したカメラからの映像に自動的に切替わる。
図7は第3実施例の動作を示すタイムチャートである。
「軌道回路」「転てつ機」「信号装置」等の信号保安装置に発生した障害は、制御端末21により検出され電子連動装置に通知される。障害情報を受けると(ST301)、電子連動装置1はCCTVシステム5に障害通知を送信する(ST302)。CCTVシステム5は該当する装置付近のプリセットしたカメラにより現場を撮影し(ST303)、その映像データを電子連動装置1を介して連動端末32に送信する(ST304)。連動端末3は、障害を発生した装置に対応する地点のカメラの映像表示エリア82a(図4参照)の映像を送信された映像に切替え、障害発生を示すメッセージを表示させ(ST305)、モニタ55には障害発生現場の動画像あるいは拡大画像を、他の画像に優先して表示する。
連動端末での画像とメッセージの表示は、連動端末で監視員が映像の確認ができた(画面上の事象確認ボタンを押した)ときまで継続させ、モニタ表示及びハードディスクレコーダ等への動画像保存は次の事象が発生するまで継続する。
(効果)
以上説明したようにこの第3実施例では、電子連動装置から装置の障害情報をCCTVシステムに通知し、CCTVシステムは障害の発生した装置付近のプリセットしたカメラにより現場を撮影し、連動端末及びモニタにより現場の映像を表示する。これにより障害の一時状況が把握できるようになった。
[第4実施例]
次に本発明の第4実施例を説明する。
従来、転てつ機の着雪や線路付近に障害物が置かれた場合、列車の運転士又は現場にいる作業員でなければ、状態を把握することができなかった。
本発明の第4実施例では、一定時間間隔で撮影した映像データをCCTVシステムが画像処理し、例えば図8に示すような転てつ機への着雪、線路上の障害物等を監視する。異常が検出された場合には、CCTVシステム5から連動端末32に障害情報が送信され、連動端末32は障害メッセージ及びその映像を表示する。
図9は第4実施例の動作を示すタイムチャートである。
CCTVシステム5は、一定時間間隔でカメラ63をプリセットの向き及び映像倍率に切換えて撮影を行う(ST401)。図10はステップST401で撮影される映像例を示す。この例では、映像データ採取回数は4回、映像採取タイミングは5秒間隔とする。
図10(a)は1回目に採取した映像データ75aである。図10(b)は1回目から5秒後の2回目に採取した映像データ75bである。同様に図10(c)、図10(d)はそれぞれ1回目から10秒後、15秒後に採取した映像データ75c、75dである。映像データ75aと75bは同一の映像データであるが、映像データ75c、75dが異なっている。従って、今回のデータは無効とし再度映像データの採取を行う。
例えば採取した映像が全て同一であった場合、カメラ制御処理装置52は当該映像データを画像処理し(ST402)、線路上の障害物あるいは転てつ機への着雪等を監視する。このときの画像処理は、図2のステップST108のように、正常状態の映像とステップST402で同一と判断された映像との比較により正常/異常を判断する。異常が検出された場合(ST403)には、カメラ制御装置は連動端末に異常検知信号及びその映像データを比較結果として送信する(ST404)。連動端末32は表示部32aに障害メッセージ及びその映像を表示する(ST405)。このとき、モニタ55には異常が検知された現場の動画像が他の画像に優先して表示される。
連動端末32での画像及びメッセージの表示は、連動端末で監視員が映像の確認ができた(画面上に確認ボタンを押した)ときまで継続し、モニタ55の動画像表示及びハードディスクレコーダ等への保存は次の事象が発生する継続する。
(効果)
以上説明したようにこの第4実施例では、一定間隔で撮影した映像データを画像処理し、転てつ機への着雪、障害物等を監視して、異常が検出された場合には、CCTVシステムから連動端末に異常検知が通知される。連動端末にて障害情報として障害メッセージ及びその映像を表示することにより、駅事務所等の連動端末が設置された場所でも現場の状態を把握することができるようになった。
[第5実施例]
次に本発明の第5実施例を説明する。
従来より電子連動装置での信号保安装置の障害情報は、中央設備4に通知されているが、本発明ではCCTVシステムの画像処理で検出された「転てつ機」、「着雪」「障害物」等についても、障害情報として画像データを中央設備4に通知し、中央設備4側のCTC要員や車上の運転士への通知を可能とするものである。このような場合、中央設備4で障害情報と画像データを受け入れるための改修作業あるいは工事が必要となるが、本発明ではCCTVシステムをwebサーバとして中央設備4側に専用のweb端末を準備することで、このような改修作業を省略することができる。
又、CCTVシステムからの障害情報を列車の運転士に通知させることにより、運転士は障害の発生している現場を通過する前に、線路上の障害物等における事故を回避できるようになる。
(効果)
このように第5実施例では、転てつ機制御異常、着雪、障害物等の現場映像を、中央設備4にて低コストな装置を用いて容易に表示することができる。
以上の説明はこの発明の実施の形態であって、この発明の装置及び方法を限定するものではなく、様々な変形例を容易に実施することができるものである。
本発明による列車運行監視システムの構成を示す図である。 第1実施例の動作を示すタイムチャートである。 プリセットされたカメラ53の撮影範囲の例を示す図である。 連動端末32の表示部32aに表示される連動図の一例を示す図である。 転てつ機制御によって設定され、CCTVシステムのカメラで撮影された線路の映像を示す図である。 第2実施例の動作を示すタイムチャートである。 第3実施例の動作を示すタイムチャートである。 転てつ機への着雪及び線路上の障害物を示す図である。 第4実施例の動作を示すタイムチャートである。 図9のステップST401で撮影される映像例を示す。
符号の説明
1…電子連動装置、2…現場機器、3…連動機器、4…中央設備、5…CCTVシステム、6…現場カメラ機器、11…連動論理処理装置、12…入出力部、13…出力リレー架、15…保守端末、21…制御端末、22…転てつ機、23…信号機、24…軌道回路、32…連動端末、41…CTC、42…web端末、52…カメラ制御処理装置、53…ハードディスクレコーダ、54…デコーダ、62…エンコーダ、63…カメラ。

Claims (5)

  1. 転てつ機、信号機、軌道回路を含む現場機器を制御する電子連動装置と、
    前記現場機器の状態を連動図上に表示する連動端末を有し、前記電子連動装置を介して前記現場機器の状態を監視し、該電子連動装置に指示を与える連動機器と、を備える列車運行監視システムであって、
    各現場機器付近に設置され該現場機器を含む現場映像を取得するカメラ装置と、
    前記カメラ装置を制御すると共に、該カメラ装置で取得された現場映像を記録すると共に前記連動機器に転送するカメラ制御部とを具備し、
    前記カメラ制御部は、
    前記カメラ装置を所定の撮影方向及び倍率に初期設定し、前記転てつ機の初期映像を撮影する手段と、
    前記電子連動装置が前記転てつ機の進路変更制御をした後、転てつ機制御終了の信号を受信すると、前記カメラ装置を初期設定し前記転てつ機の制御後の映像を取得する手段と、
    前記転てつ機の初期映像と前記制御後の映像を比較し、該比較結果及び前記制御後の映像を前記連動機器に転送する手段とを具備し、
    前記連動機器は、
    前記カメラ制御部から転送された前記比較結果及び前記転てつ機の制御後の映像を前記連動端末の連動図上に表示する手段を具備することを特徴とするシステム。
  2. 前記カメラ制御部は、
    前記軌道回路から前記電子連動装置を介して、構内に列車が入線したこと及び入線位置を示す信号を受信すると、該位置に対応するカメラ装置を初期設定し、前記列車が入線した現場の映像を取得する手段と、
    列車入線を示す信号及び前記列車が入線した現場の映像を前記連動機器に転送する手段とを具備し、
    前記連動機器は、
    前記カメラ制御部から転送された前記列車入線を示す信号に対応するメッセージ及び前記列車が入線した現場の映像を前記連動端末の連動図上に表示する手段を具備することを特徴とする請求項1記載のシステム。
  3. 前記カメラ制御部は、前記現場機器の1つから前記電子連動装置を介して、該現場機器に障害が発生したことを示す情報を受信すると、該位置に対応するカメラ装置を初期設定し、該現場機器の映像を取得する手段と、該現場機器の位置を示す信号及び前記現場機器の映像を前記連動機器に転送する手段とを具備し、
    前記連動機器は、前記カメラ制御部から転送された前記現場機器の位置を示す信号及び前記現場機器の映像を前記連動端末の連動図上に表示する手段を具備することを特徴とする請求項1記載のシステム。
  4. 前記カメラ制御部は、
    各カメラ装置を初期設定し、各現場の初期映像を撮影する手段と、
    前記各カメラ装置を初期設定すると共に、一定時間間隔で各現場映像を前記カメラ装置から取得する手段と、
    前記取得した現場映像と、該現場の初期映像とを比較し、該比較結果及び前記取得した現場映像を前記連動機器に転送する手段とを具備し、
    前記連動機器は、
    前記カメラ制御部から転送された前記比較結果及び前記取得した現場映像を前記連動端末の連動図上に表示する手段を具備することを特徴とする請求項1記載のシステム。
  5. 前記システムは、複数の前記電子連動装置を監視し、web端末を有する中央設備を更に具備し、
    前記カメラ制御部はwebサーバとして、該比較結果及び前記取得した現場映像を前記中央設備のweb端末に転送する手段を具備することを特徴とする請求項4記載のシステム。
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