JP2009255638A - 車両用計器 - Google Patents

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【課題】取り扱う映像データ、画像データのデータ容量削減と視認性を損なわない表示品質確保を可能とする車両用計器を提供する。
【解決手段】ドットマトリックス型の画像表示器に、車両状態の情報、および車両走行に関する付加情報などを、情報の内容に応じて予め圧縮して保持された映像データあるいは画像データであるパーツデータを解凍して組み合わせた表示用データを用いて表示する車両用計器であって、表示する情報の内容において、視認性が優先される第1のパーツデータを可逆圧縮形式にて保持し、視認性が第1のパーツデータよりも優先度の低い第2のパーツデータを非可逆圧縮形式にて保持することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、ドットマトリックス型の画像表示器を持つ車両用計器において、表示する映像データと画像データの保持形態を、表示の際に要求される視認性の重要さの程度に応じて、非可逆圧縮形式と可逆圧縮形式を使い分け、合わせて、非可逆圧縮形式での符号化時の情報の削減量を調整し、映像データと画像データのサイズを削減し、かつ必要な視認性を確保した車両用計器に関するものである。
従来、車両用計器として、計器を車両から取り外すことなく、表示に利用する画像データを、可搬型記憶媒体を用いて書き換え可能としたものが考案されている(特許文献1参照)。また、書き換えに利用する画像データとして汎用フォーマットであるXML(Extensible Markup Language:拡張マークアップ言語)を特定した車両用表示器が考案されている(特許文献2参照)。
特開2006−335080号公報 特開2007−153139号公報
しかしながら、従来の技術では、画像データの入れ替えを容易にし、可搬性を向上させる点や画像データの汎用性を重視して標準的なファイルフォーマットを利用する点は考慮されているが、取り扱うデータ容量を考慮したデータ形式の選択はなされていないという問題があった。また、データ容量を削減することにより、画像表示器に表示を行う際のデータ転送負荷や車両用表示器外部からデータを書き込む際の転送負荷の削減がなされていないという問題もあった。
上記問題を背景として、本発明の課題は、取り扱う映像データ、画像データのデータ容量削減と、視認性を損なわない表示品質確保とを可能とする車両用計器を提供することにある。
課題を解決するための手段および発明の効果
上記課題を解決するための車両用計器は、ドットマトリックス型の画像表示器に、車両状態の情報、および車両走行に関する付加情報などを、情報の内容に応じて予め圧縮して保持された映像データあるいは画像データであるパーツデータを解凍して組み合わせた表示用データを用いて表示する車両用計器であって、表示する情報の内容において、視認性が優先される第1のパーツデータを可逆圧縮形式にて保持し、視認性が第1のパーツデータよりも優先度の低い第2のパーツデータを非可逆圧縮形式にて保持することを特徴とする。
上記構成によって、表示に利用する映像データと画像データを可逆圧縮形式ならびに非可逆圧縮形式の混成で保持するため、無圧縮形式のみでデータ保持をする構成に比べてデータ容量を削減することができる。また、表示に利用する映像データと画像データを視認性が重要視されるものは、解凍したときの内容が圧縮時の内容と完全に一致する可逆圧縮形式で保持し、視認性がそれ程重要視されないものは、解凍したときの内容が圧縮時の内容と一致しない非可逆圧縮形式で保持するため、必要な視認性を損なわずデータ容量を削減することができる。さらに、表示に利用する映像データと画像データのデータ容量を削減することにより、不揮発性記憶装置に保持されている映像データと画像データを駆動手段に接続された揮発性記憶装置へ転送する際の転送時間を短縮することが可能となり、車両用計器起動までの時間を短縮することも可能となって、電源投入後の最初の表示が出るまでの時間を短縮することができる。
また、本発明の車両用計器は、パーツデータがメータパーツに関するものであるときには可逆圧縮形式にて保持し、該パーツデータがメータパーツ以外の装飾用パーツに関するものであるときには非可逆圧縮形式にて保持するように構成される。
メータは正確な情報をリアルタイムに表示することが重要で、視認性が優先されなければならない。上記構成によって、メータ表示において必要な視認性を損なわずデータ容量を削減することができる。
また、本発明の車両用計器は、メータパーツのうち、アナログ表示部に相当する部分を可逆圧縮形式にて保持するように構成される。
例えばスピードメータでは、デジタル表示の場合は、速度が1km/h単位で比較的大きな数字で表示される視認性も高いが、アナログ表示の場合は、例えば10km/h毎に設けられた目盛上をメータの指針が移動するので、ユーザに直感的に速度を認識させなければならないため、視認性を高くする必要がある。上記構成によって、メータパーツのアナログ表示部においても、必要な視認性を損なわずデータ容量を削減することができる。
また、本発明の車両用計器は、圧縮されたパーツデータを解凍するための解凍手段がパーツデータ毎に用意され、解凍手段により各パーツデータを順次解凍して表示用データを生成する表示用データ生成手段を備えるように構成される。
上記構成によって、1つの解凍手段を備える構成に比べて、解凍処理ひいては表示処理に要する時間を短縮することが可能となる。
また、本発明の車両用計器は、パーツデータを外部機器から取得して、既に記憶されているパーツデータを更新する更新手段を備えるように構成される。
上記構成によって、表示に利用する映像データと画像データの圧縮データを、該車両用計器を車両に設置した後も取り外すことなく、書き換えを可能とすることにより、利用者の希望や装置の改版などに応じて、表示内容のカスタマイズを実施できる。合わせて、書き換えするデータを圧縮データで保持することにより、書き換え時の転送時間を短縮し、書き換えに要する時間を短縮することができる。
以下、本発明の車両用計器の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。図1に、車両用計器100の全体構成を示す。車両用計器100は、メインコントローラ1と、例えばPCI(Peripheral Component Interconnect)バスとして構成されるデータバス30によりメインコントローラ1とデータ通信可能に接続された、グラフィックコントローラ2とを含んで構成される。
メインコントローラ1は、演算処理を行う周知のMPU(Microprocessor Unit)11,DMA(Direct Memory Access)通信を制御するDMAC12,車載LAN7を介して他の車載機器との通信を行うLAN I/F13,各種信号の入出力回路であるI/O14,PCI通信インターフェースであるPCI15,およびこれらを結ぶ内部バス16を含んで構成される。
また、メインコントローラ1には、不揮発性メモリ3およびRAM5が接続されている。不揮発性メモリ3には、MPU11が実行する制御プログラムおよびそれに必要なデータが記憶されている。また、不揮発性メモリ3には、映像データあるいは画像データであるパーツデータが記憶されている。パーツデータは、その内容に基づいて、非可逆圧縮形式,可逆圧縮形式のいずれかの形式で記憶されている。RAM5は、MPU11が制御プログラムを実行する際に作業領域として利用される。
不揮発性メモリ3に保持しておく可逆圧縮形式の映像データと画像データは、例えば法規にて鮮明表示が義務づけられている項目や車両状態を示す、指針表示(図2の61a,66aに相当),シンボル表示(図2の67,68に相当),数値表示(図2の62に相当),利用者の鮮明表示要求項目などの視認性が重要視される表示項目データを主な対象とする。これらが、本発明の視認性が優先される第1のパーツデータに相当する。
不揮発性メモリ3に保持しておく非可逆圧縮形式の映像データと画像データは、車両用計器100のオープニング時やモード変化時に表示する加飾的アニメーション、背景意匠(図2の69に相当),計器の装飾部品類(図2の64に相当),車両状態の情報,車両走行に関するアドバイスなどの付加情報(図2の63,65に相当),などの視認性がそれ程重要視されない表示項目データを主な対象とする。これらが、本発明の視認性が第1のパーツデータよりも優先度の低い第2のパーツデータに相当する。また、背景意匠にはデジタルカメラで撮影した風景写真や家族写真などの利用者が撮影した写真データを含める。
不揮発性メモリ3に保持しておく非可逆圧縮形式の映像データと画像データは、該映像データと該画像データに要求される、車両用計器としての視認性の重要さの程度に応じて、非可逆圧縮形式での符号化時の情報の削減量を調整し、要求される視認性の程度に合わせて情報量を削減した映像データと画像データとする。
非可逆圧縮形式のデータには以下のようなものがある。
・JPEG(Joint Photographic Experts Group):スキャナで取り込んだ画像や、ビデオから取り込んだ画像などの自然画像をデジタル化した画像の圧縮保存に最も適している。
・モーションJPEG:複数のJPEGファイルをひとまとめにしてコマ送りで連続表示するもの。
・MPEG(Moving Picture Experts Group):DVD−VideoやVideoCD等に使用されている映像圧縮技術。MPEG−1,−2,−4,−7等がある。
・MP3:MPEG−1やMPEG−2の音声トラックの圧縮規格で、音声データを極端な音質の劣化を伴わずに圧縮できる。
可逆圧縮形式のデータには以下のようなものがある。
・GIF(Compuserve Graphics Interchange Format):ネットワークを通じた画像転送を目的として開発された画像形式。1枚の画像で利用可能な色数は256色までに制限される。
・PNG(Portable Network Graphics):圧縮効率はGIFより高く、表現力の点でもGIFよりも優れている。またネットワークでの利用を考慮して、GIFよりも美しくインターレース表示できるようになっている。
・TGA((Truevision Graphics Adapter):カラー画像、特に24−bitと32−bitカラー画像の記録の方法として開発されたもの。
・BMP:パソコンで利用可能な標準的な画像フォーマット。ファイルサイズが大きい。
・アニメーションGIF:複数のGIFファイルをひとまとめにしてコマ送りで連続表示するもの。
可逆圧縮形式/非可逆圧縮の両方に対応するデータには以下のようなものがある。
・JPEG2000:JPEGを発展させた仕様。
・HD Photo:圧縮効率がJPEGのほぼ2倍で、JPEG画像に比べ微妙な細部の損失が少なく、同画質の画像を保存するのに半分の容量で済む。
・モーションJPEG2000:複数のJPEG2000ファイルをひとまとめにしてコマ送りで連続表示するもの。
他の動画符号化方式の技術には、以下のようなものがある。
・VC−1:アメリカの映画テレビ技術者協会(SMPTE)という団体が規格化した、映像を圧縮する技術。
・DV:家庭用のデジタルビデオカメラに用いられる映像圧縮技術。
上述の他に、動画フォーマットとしては、On2VP6,On2VP7規格に準じたもの、ASF(Advanced Streaming Format:ストリーミング配信用のファイルフォーマット),AVI(Audio Visual Interleaved:パソコンで利用可能な標準的な動画フォーマット),MOV(インターネット上での動画配信によく使われている形式の一つで、一部のデジタルビデオカメラがこの形式でデータを記録している)などがある。そして、これらのファイル形式のパーツデータ,規格に準じたパーツデータを、例えば視認性の重要度に応じて選択し使い分ける。
パーツデータ(圧縮形式の映像データと画像データ)は、予め不揮発性メモリ3に保持しておく方法の他に、車両外部の他の機器を車両用計器100に直接あるいはネットワーク経由で接続し、該機器からパーツデータを読み込んで不揮発性メモリ3のデータを書き換える方法と、USBメモリ(例えば、図1の8に相当)のような可搬式記憶装置を車両用計器100に接続し不揮発性メモリ3のデータを書き換える方法のいずれを用いてもよい。合わせて、テレビ電話のようなストリーム入力と展開再生についても対象とする。この場合、車載LAN7,MPU11,およびI/O14が本発明の更新手段に相当する。
車載LAN7の通信方式は、CAN(Controller Area Network),LIN(Local Interconnect Network),BEAN(Body Electronics Area Network),MOST(Media Oriented System Transport),IDB1394,FlexRay(登録商標)などのいずれを用いてもよい。
グラフィックコントローラ2は、演算処理を行う周知のMPU21,DMA通信を制御するDMAC22,圧縮形式のパーツデータを解凍・展開するデコーダ回路23(図1では、「デコーダ」と表記),各種信号の入出力回路であるI/O24,PCI通信インターフェースであるPCI25,およびこれらを結ぶ内部バス26を含んで構成される。なお、MPU21が本発明の表示用データ生成手段に相当する。また、デコーダ回路23が本発明の解凍手段に相当する。
また、グラフィックコントローラ2には、VRAM(Video Random Access Memory)4およびLCDや有機ELディスプレイ等のようなドットマトリクス型画像表示器(以下、表示器と略称)6が接続されている。
VRAM4は、メインコントローラ1から転送されてきた情報や、MPU21での演算結果などを一時的に記憶するためのものである。図3のように、VRAM4には、画像データ展開領域41,第1ディスプレイリスト保持領域42,第2ディスプレイリスト保持領域43,第1フレームバッファ44,第2フレームバッファ45,表示データ用バッファ46等が設けられている。なお、VRAM4は、グラフィックコントローラ2に含まれた構成であってもよい。
表示器6は、ドットマトリックス型の画像表示器全般を対象とし、液晶表示器,有機エレクトロルミネッセンス表示器,プラズマ表示器,電界放出表示器などの画像表示器全般とプロジェクタによる投影表示機構を備えた表示器のいずれを用いてもよい。
図2に、表示器6における表示画面の一例を示す。表示画面は、例えば、速度表示領域61,走行距離表示領域62,例えば車両の速度に応じたアニメーション映像を表示するための車両情報表示領域63,メータ枠表示領域64,例えば表示言語を選択・設定するような操作メニューを表示するための操作メニュー表示領域65,燃料計表示領域66,方向指示灯表示領域67,警告表示灯領域68(ブレーキ警告灯68a,エアバッグ警告灯68b,半ドア警告灯68c,シートベルト警告灯68d,バッテリ警告灯68e),背景表示領域69のように、表示領域および表示内容が区分される。
図2の表示器6の例では、メータパーツに関するものである、速度表示領域61,走行距離表示領域62,燃料計表示領域66,方向指示灯表示領域67,警告表示灯領域68には可逆圧縮形式の映像データ,画像データが用いられる。メータパーツのうち、速度計のように、アナログ表示を行うときには可逆圧縮形式の映像データ,画像データを用い、デジタル表示を行うときには非可逆圧縮形式の映像データ,画像データを用いてもよい。また、走行距離計のようにデジタル表示を行うものの、数字の表示サイズが比較的小さいものについては、可逆圧縮形式の映像データ,画像データを用いてもよい。
また、走行距離表示領域62において、メータ指針61aのみに可逆圧縮形式の映像データ,画像データを用い、目盛・数字等を含むメータ背景61bには非可逆圧縮形式の映像データ,画像データを用いてもよい。燃料計表示領域66についても、燃料計指針66aのみに可逆圧縮形式の映像データ,画像データを用い、目盛・数字等を含むメータ背景66bには非可逆圧縮形式の映像データ,画像データを用いてもよい。
また、メータパーツ以外の装飾用パーツに関するものである、車両情報表示領域63,メータ枠表示領域64,操作メニュー表示領域65,背景表示領域69には非可逆圧縮形式の映像データ,画像データが用いられる。
また、メインコントローラ1,グラフィックコントローラ2,および表示器6には、電源9から動作に必要な電源が供給される。
上記のような構成によって、車両用計器100は、まず、メインコントローラ1において、車載LAN7を介して他の車載機器・センサから、車両の速度,燃料の残量,方向指示器の状態等の、表示に必要な情報を取得する。そして、その情報に基づいて表示のために必要なパーツデータを不揮発性メモリ3から読み出して、グラフィックコントローラ2に送信する。グラフィックコントローラ2では、受信したパーツデータを解凍・展開して表示用データを作成し、表示器6に表示する。
図4を用いて、メインコントローラ1のMPU11が実行する制御プログラム(図示せず)に含まれ、MPU11により繰り返し実行されるパーツデータ転送処理について説明する。まず、車載LAN7を介して他の車載機器・センサから、車両の速度,燃料の残量,方向指示器の状態等の、表示器6に表示を行うために必要なデータである表示データ情報を取得する(S11)。
次に、不揮発性メモリ3に各パーツデータと関連付けられて記憶されている、該パーツデータの表示位置,レイヤ,あるいは表示パターンを含むディスプレイリストの構成要素となる各種パラメータを読み込んで演算し、そのフレームのディスプレイリストを作成する(S12)。そして、作成されたディスプレイリストをPCI15およびデータバス30を介してグラフィックコントローラ2へ送信する(S13)。
次に、作成されたディスプレイリストに基づいて、不揮発性メモリ3から表示器6に表示すべきパーツデータを読み出して(S14)、グラフィックコントローラ2へ送信する(S15)。パーツデータを全て送信したら(S16:Yes)、本処理を終了する。
パーツデータのグラフィックコントローラ2への送信方法は、メインコントローラ1のMPU11を利用する方法と、MPU11は関与せず、DMAC12のみを利用する方法のいずれを用いてもよい。DMAC12のみを用いた方が、MPU11の処理負荷を低減することができる。
図5を用いて、グラフィックコントローラ2のMPU21が実行する制御プログラム(図示せず)に含まれ、MPU21により繰り返し実行される表示用データ作成出力処理について説明する。まず、データバス30およびPCI25を介してメインコントローラ1から受信したディスプレイリストを、VRAM4の第1および第2のディスプレイリスト保持領域(42,43)のうち、MPU21により表示器6への描画が指示されていない保持領域に記憶する(S31)。
次に、メインコントローラ1から受信したパーツデータを、VRAM4の一時記憶領域(図示せず)に記憶する(S32)。続いて、デコーダ回路23により、パーツデータの解凍・展開を行う(S33)。
図6のように、デコーダ回路23には、圧縮形式に対応したデコーダが用意されている。例えば、圧縮形式aで圧縮されている画像データAは、圧縮形式aのデータのみを解凍・展開するデコーダaにより解凍・展開されてVRAM4の画像データ展開領域41に格納される。同様に、圧縮形式bで圧縮されている画像データB,圧縮形式cで圧縮されている映像データCは、それぞれデコーダb,デコーダcにより解凍・展開されてVRAM4の画像データ展開領域41に格納される。これにより、複数のデータの解凍・展開を並行して実行できるので、解凍・展開に要する時間を短縮することができる。この結果、描画に要する時間も短縮できる。
図7に、画像データ展開領域41への格納例を示す。画像データAを解凍・展開したものが画像データA’であり、画像データB,映像データCを解凍・展開したものが画像データB’,映像データC’となる。画像データ展開領域41は、パーツデータ毎に格納される領域が予め割り当てられている。無論、パーツデータのサイズも考慮して領域が割り当てられているため、これらの領域への格納も効率よく行われ、結果として、描画に要する時間をさらに短縮できる。
図5に戻り、ディスプレイリストと解凍・展開したパーツデータとに基づいて、表示器6の画面に表示するための表示用データであるフレームデータを作成して、ディスプレイリストを保持している領域(42,43)に対応するフレームバッファ(44,45)に格納する(S34)。そして、作成したフレームデータを表示器6に出力する(S35)。
表示器6がLCD表示器であり、垂直同期信号(Vsync)の周波数が60Hz(16.6ms周期)である場合、メインコントローラ1においてVsyncの状態を監視し、Vsyncの入力に基づいて、例えば33.3ms毎に図4のパーツデータ転送処理を実行する。
このとき、グラフィックコントローラ2では、メインコントローラ1からディスプレイリストを受信すると、例えば第1ディスプレイリスト保持領域42の内容に基づいて第1フレームバッファ44から表示用データが表示器6に出力されているとき、第2ディスプレイリスト保持領域43に受信したディスプレイリストを格納する。そして、続いて受信したパーツデータを解凍・展開して、第2フレームバッファ45に表示用データ(フレームデータ)を作成して格納する。
そして、その33.3msec後の処理では、第2フレームバッファ45から表示用データが表示器6に出力され、メインコントローラ1から新たなディスプレイリストを受信すると、第1ディスプレイリスト保持領域42に格納する。そして、続いて受信したパーツデータを解凍・展開して、第1フレームバッファ44に表示用データを作成して格納する。
また、表示用データが表示領域毎にレイヤ構成をとる場合には、各フレームバッファ(44,45)はレイヤの数だけ容量が確保され、全てのレイヤを重畳したものを表示用データとして表示データ用バッファ46に格納し、表示データ用バッファ46の内容を表示器6に出力してもよい。
図5の表示用データ作成出力処理において、パーツデータを解凍・展開し画像データ展開領域41に格納した後、順次表示器6に出力してもよい。また、解凍・展開が終了したパーツデータから、データ展開領域41に格納せずに順次表示器6に出力してもよい。この場合は、上記の処理をVsyncと同期して実行する必要はない。
図2の車両情報表示領域63において、例えば、車両が走行中には車輪部分を回転させて車両の画像が走行しているかのように表示するような、車両情報に基づいてアニメーション映像を表示する場合、車載LAN7などから受信する車両状態情報の変化に合わせて、映像データの途中からの展開再生,展開再生の中断,展開再生中断後別の映像データの展開再生と途中からの展開再生,早送り展開再生,巻き戻し展開再生などの方法を有し、状態変化に応じた映像再生を行うことが可能となっている。
また、MPEG−7は正式名称を「マルチメディアコンテントの記述インターフェース」(Multimedia Content Description Interface)といい、現在のインターネット上におけるテキストデータを検索するのと同じように、映像や音を検索できる規格である。そして、マルチメディア・コンテンツ(映像データ)の内容や特徴をコンテンツ記述子としてマルチメディア・コンテンツに含めることができる。そこで、MPEG−7規格に準拠した映像データを利用する場合、不揮発性メモリ3に記憶されたこれらの映像データをデータベース化することが可能である。例えば車両が走行しているときには、その速度感が分かるような映像データを準備して、それぞれの映像データに「高速」,「中速」,「低速」といったキーワード(記述子)を設定する。メインコントローラ1で車両情報を取得した際、車速に応じて「高速」,「中速」,「低速」のいずれかを判定する。例えば「高速」と判定されたときには、キーワードを「高速」として、不揮発性メモリ3内の映像データを検索する。そして、記述子に「高速」が設定されている映像データがあれば、その映像データを車両情報表示領域63に表示させる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、これらはあくまで例示にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づく種々の変更が可能である。
車両用計器の全体構成を示す図。 表示器における表示画面の一例を示す図。 VRAMにおける記憶内容の一例を示す図。 パーツデータ転送処理を説明するフロー図。 表示用データ作成出力処理を説明するフロー図。 デコーダの構成の一例を示す図。 画像データ展開領域への格納例を示す図。
符号の説明
1 メインコントローラ
2 グラフィックコントローラ
3 不揮発性メモリ
4 VRAM
6 ドットマトリクス型画像表示器
7 車載LAN(更新手段)
11 MPU(更新手段)
12 DMAC
13 LAN I/F
14 I/O(更新手段)
21 MPU(表示用データ生成手段)
22 DMAC
23 デコーダ回路(解凍手段)
30 データバス
100 車両用計器

Claims (5)

  1. ドットマトリックス型の画像表示器に、車両状態の情報、および車両走行に関する付加情報などを、情報の内容に応じて予め圧縮して保持された映像データあるいは画像データであるパーツデータを解凍して組み合わせた表示用データを用いて表示する車両用計器であって、
    前記表示する情報の内容において、視認性が優先される第1のパーツデータを可逆圧縮形式にて保持し、前記視認性が前記第1のパーツデータよりも優先度の低い第2のパーツデータを非可逆圧縮形式にて保持することを特徴とする車両用計器。
  2. 前記パーツデータがメータパーツに関するものであるときには前記可逆圧縮形式にて保持し、該パーツデータがメータパーツ以外の装飾用パーツに関するものであるときには前記非可逆圧縮形式にて保持する請求項1に記載の車両用計器。
  3. 前記メータパーツのうち、アナログ表示部に相当する部分を前記可逆圧縮形式にて保持する請求項2に記載の車両用計器。
  4. 前記圧縮されたパーツデータを解凍するための解凍手段がパーツデータ毎に用意され、
    前記解凍手段により各パーツデータを順次解凍して前記表示用データを生成する表示用データ生成手段を備える請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の車両用計器。
  5. 前記パーツデータを外部機器から取得して、既に記憶されているパーツデータを更新する更新手段を備える請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の車両用計器。
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