JP2009253488A - 耳栓、イヤホン - Google Patents

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芳晴 永松
Kenji Sato
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Abstract

【課題】騒音に対する十分な遮音性能を有しつつ、骨伝導スピーカを接触させて使用する際に、低音域から高音域にかけて良好な聴取性能を発揮し得る耳栓を提供する。
【解決手段】外耳道に挿着される発泡ポリウレタン製の耳栓体22と、耳栓体22に同心状に挿入されて保持された硬質ゴム製の振動体23とを有する。振動体23は耳栓体22よりも硬質の部材である。振動体23の突端部23bに、骨伝導スピーカを接触させて使用する。
【選択図】図1

Description

本発明は、耳栓と、耳栓と共に使用するのに適したイヤホンに関する。
外耳道に耳栓を装着した状態でその耳栓に骨伝導スピーカ(振動発生源)を押し当てて音声を聴くタイプの音響装置が知られている。(特許文献1、特許文献2)
実開平6−26328号公報(トランシーバ) 特開平5−207579号公報(イヤースピーカ)
上述した従来の音響装置は、耳栓の反挿入側端面と骨伝導スピーカの振動面とを互いに面接触させた状態で、骨伝導スピーカの振動を耳栓に伝達するように構成されている。このため、この種の従来の音響装置は、耳栓の反挿入側端面に対して骨伝導スピーカの振動面が傾いた姿勢になると、両面間の接触不良により振動の伝達効率が低下し、本来の音響性能を発揮し得なくなる。
また、発泡材からなる耳栓は、固体伝導による高音域の伝達性能が良くないため、低音域に関しては聴取に十分な音量が得られる反面、高音域の音量が不足しがちになる。このため、ミュージックプレーヤの再生音の聴き取りには適さない。
本発明が解決しようとする課題は、騒音に対する十分な遮音性能を有しつつ、固体伝導スピーカを接触させて使用する際に低音域から高音域にかけて良好な聴取性能を発揮し得る耳栓、当該耳栓に振動を与えて低音域から高音域にかけて良好な聴取性能を発揮する音響装置、及び、耳栓と共に使用するのに適したイヤホンを提供することにある。
本願発明の耳栓には、下記(1)〜(12)の耳栓が含まれる。
(1):下記の特徴1〜3を有する耳栓。
(2):下記の特徴1〜4を有する耳栓。
(3):下記の特徴1〜3、5を有する耳栓。
(4):下記の特徴6を更に有する(1)〜(3)のいずれかの耳栓。
(5):下記の特徴7を更に有する(1)〜(4)のいずれかの耳栓。
(6):下記の特徴8を更に有する(1)〜(5)のいずれかの耳栓。
(7):下記の特徴9を更に有する(6)の耳栓。
(8):下記の特徴10を更に有する(6)の耳栓。
(9):下記の特徴11を更に有する(1)〜(7)のいずれかの耳栓。
(10):下記の特徴12を更に有する(1)〜(7)のいずれかの耳栓。
(11):下記の特徴13を更に有する(1)〜(7)のいずれかの耳栓。
(12):下記の特徴14を更に有する(11)の耳栓。
本願発明の音響装置には、下記(13)〜(23)の音響装置が含まれる。
(13):下記の特徴15〜19を有する音響装置。
(14):下記の特徴20を更に有する(13)の音響装置。
(15):下記の特徴21を更に有する(14)の音響装置。
(16):下記の特徴22を更に有する(13)の音響装置。
(17):下記の特徴23を更に有する(16)の音響装置。
(18):下記の特徴24〜27を更に有する(13)〜(17)のいずれかの音響装置。
(19):下記の特徴26〜28を更に有する(13)〜(17)のいずれかの音響装置。
(20):下記の特徴29を更に有する(18)又は(19)の音響装置。
(21):下記の特徴30を更に有する(18)〜(20)のいずれかの音響装置。
(22):下記の特徴31を更に有する(18)〜(20)のいずれかの音響装置。
(23):下記の特徴32を更に有する(18)〜(22)のいずれかの音響装置。
本願発明のイヤホンには、下記(24)〜(32)のイヤホンが含まれる。
(24):下記の特徴(15)、(18)、(19)、(33)、(34)を有するイヤホン。
(25):下記の特徴(15)、(18)、(19)、(26)、(28)、(34)を有するイヤホン。
(26):下記の特徴(15)、(18)、(19)、(24)、(25)、(26)、(34)を有するイヤホン。
(27):下記の特徴(15)、(18)、(19)、(26)、(27)、(28)を有するイヤホン。
(28):下記の特徴(15)、(18)、(19)、(24)、(25)、(26)、(27)を有するイヤホン。
(29):下記の特徴(29)を更に有する27又は28のイヤホン。
(30):下記の特徴(30)を更に有する27〜29のいずれかのイヤホン。
(31):下記の特徴(31)を更に有する27〜29のいずれかのイヤホン。
(32):下記の特徴(32)を更に有する18〜31のいずれかのイヤホン。
特徴1:外耳道に挿着される耳栓体と、当該耳栓体に同心状に挿入されて保持された振動体と、を有する。
特徴2:振動体の一方の端部は、当該耳栓体の内部に埋没している。振動体の他方の端部は、当該耳栓体の反挿入側端面(外耳道から露出する側の端面)から突出している。
特徴3:振動体は耳栓体よりも硬質の部材である。
特徴4:耳栓体は、その反挿入側端面から挿入側端面(外耳道に挿入される側の端面)の近傍に延びる穴を有している。振動体は、耳栓体の穴に挿入されている。
特徴5:耳栓体には、その両端面間を貫く貫通孔が形成されている。振動体は、貫通孔に挿入されている。
特徴6:振動体は、金属、プラスチック、硬質ゴム、又は木材からなる。
特徴7:耳栓体は、発泡材からなる。その発泡材は、形状復元性と柔軟性とを併せ持っている。
特徴8:振動体は、耳栓体内に一方の端部が挿入された棒状部を有し、当該棒状部の他方の端部が耳栓体の反挿入側端面から突出している。
特徴9:棒状部の他方の端部の先端部分は拡径している。
特徴10:棒状部の他方の端部の先端部分は、半球状または球状に形成されている。
特徴11:耳栓体の形状は、円柱形である。
特徴12:耳栓体の形状は、挿入側端部が細くなった略円柱形である。
特徴13:耳栓体は、外耳道の内壁に密着してこれを閉塞するフランジ部と、当該フランジ部の中心部から外耳道の外側に延在するハンドル部と、を有する。振動体は、耳栓のハンドル部に同心状に挿入されている。
特徴14:前記フランジ部の形状は、傘状、円環状、又は螺旋状である。
特徴15:使用者の頭部又は耳部に着脱自在に装着される装着体を有している。
特徴16:使用者の一方の外耳道に装着される第1耳栓と、当該使用者の他方の外耳道に装着される第2耳栓と、を有する。
特徴17:第1耳栓と第2耳栓は、請求項1〜12のいずれかの耳栓である。
特徴18:装着体は、使用者の一方の外耳道に装着されている第1耳栓の振動体に接触する第1接触部と、当該使用者の他方の外耳道に装着されている第2耳栓の振動体に接触する第2接触部と、を有する。
特徴19:装着体は、第1接触部を振動させる第1骨伝導スピーカと、第2接触部を振動させる第2骨伝導スピーカと、を備えている。
特徴20:第1接触部及び第2接触部の前記振動体との接触面は突面であり、当該接触面の突端が前記振動体と接触する。
特徴21:前記接触面は、部分球面である。
特徴22:第1接触部及び第2接触部の前記振動体との接触面は平面又は凹面であり、当該接触面の一部に前記振動体が接触する。
特徴23:第1接触部及び第2接触部に、前記振動体と嵌合する凹部が形成されている。
特徴24:前記装着体は、第1接触部と第1骨伝導スピーカとを有する第1耳掛体と、第2接触部と第2骨伝導スピーカとを有する第2耳掛体と、を有する。第1耳掛体は使用者の一方の耳に掛けて装着される。第2耳掛体は使用者の他方の耳に掛けて装着される。
特徴25:第1耳掛体は、使用者の一方の耳介の根本部分に掛かる第1耳掛部と、第1耳掛部の前端部から使用者の一方の耳穴に延びる第1アーム部とを有する。第2耳掛体は、使用者の他方の耳介の根本部分に掛かる第2耳掛部と、第2耳掛部の前端部から使用者の他方の耳穴に延びる第2アーム部と、を有している。
特徴26:第1接触部は第1アーム部の先端部に設けられている。第2接触部は第2アーム部の先端部に設けられている。
特徴27:第1アーム部は、その第1接触部が使用者の一方の外耳道に装着されている第1耳栓の振動体に接触している第1の使用形態と、その第1接触部が使用者の一方の耳近傍の皮膚に接触している第2の使用形態のうちのどちらかの使用形態になるようにその姿勢又は形状を変化させることが可能である。第2アーム部は、その第2接触部が使用者の他方の外耳道に装着されている第2耳栓の振動体に接触している第1の使用形態と、その第2接触部が使用者の他方の耳近傍の皮膚に接触している第2の使用形態のうちのどちらかの使用形態になるように姿勢又は形状を変化させることが可能である。
特徴28:前記装着体は、装着時に使用者の後頭部を跨ぐ円弧状又は略馬蹄形状のヘッドバンド部と、当該ヘッドバンド部の一端から使用者の一方の耳介の根本を跨ぐようにしてアーチ状に延びる第1耳掛部と、当該ヘッドバンド部の他端から使用者の他方の耳介の根本を跨ぐようにしてアーチ状に延びる第2耳掛部と、第1耳掛部から使用者の一方の耳穴に延びる第1アーム部と、第2耳掛部から使用者の他方の耳穴に延びる第2アーム部と、を有している。
特徴29:第1アーム部は、第1の使用形態と第2の使用形態のどちらの使用形態とも異なる第3の使用形態に姿勢を保つことが可能である。
特徴30:第1アーム部は、第1耳掛部に回動可能に連結されている。第2アーム部は、第2耳掛部に回動可能に連結されている。
特徴31:第1アーム部の外殻は、自由に変形させることができ且つ変更後の姿勢に自律保持可能な部材からなる。第2アーム部の外殻は、自由に変形させることができ且つ変更後の姿勢に自律保持可能な部材からなる。
特徴32:前記装着体は、その内部が外部から隔絶された水密構造になっている。
特徴33:装着体は、使用者の一方の外耳道に装着されている第1耳栓の反挿入側端面に接触する第1接触部と、当該使用者の他方の外耳道に装着されている第2耳栓の反挿入側端面に接触する第2接触部と、を有する。
特徴34:装着体は、装着時に使用者の頭部を跨ぐ円弧状又は略馬蹄形状の弾性体部を有する。装着体の装着時には、弾性体部の弾性力により、第1接触部と第2接触部とが互いに接近する向きに付勢される。
特徴35:第1接触部及び第2接触部は、使用者の外耳道に挿入されている耳栓の反挿入側端面に接触する突起部を有する。
本発明の耳栓は、騒音に対する十分な遮音性能を有しつつ、骨伝導スピーカを接触させて使用する際に低音域から高音域にかけて良好な聴取性能を発揮し得る。
本発明の音響装置は、本発明の耳栓に振動を与えて低音域から高音域にかけて良好な聴取性能を発揮する。
本発明のイヤホンは、耳栓(本発明の耳栓以外の耳栓も含む)と共に使用するのに適している。
以下、本発明の実施形態について説明する。
[構成]
図1は耳栓の形態例を示す断面図である。
図1に示す耳栓21は下記の特徴1、2、3、5、6、7、8、9、10、及び11を有している。
特徴1:外耳道に挿着される耳栓体22と、当該耳栓体22に同心状に挿入されて保持された振動体23と、を有する。
特徴2:振動体23の一方の端部23aは、当該耳栓体22の内部に埋没している。振動体23の他方の端部23bは、当該耳栓体22の反挿入側端面22bから突出している。
特徴3:振動体23は耳栓体22よりも硬質の部材である。
特徴5:耳栓体22には、その両端面間を貫く貫通孔22cが形成されている。振動体23は、貫通孔に挿入されている。
特徴6:振動体23は、金属、プラスチック、硬質ゴム、又は木材からなる。
特徴7:耳栓体22は、発泡材からなる。その発泡材は、形状復元性と柔軟性とを併せ持っている。
特徴8:振動体23は、耳栓体22内に一方の端部23aが挿入された棒状部23cを有し、当該棒状部23cの他方の端部23bが耳栓体22の反挿入側端面22bから突出している。
特徴9:棒状部23cの他方の端部23bの先端部分は拡径している。
特徴10:棒状部23cの他方の端部23bの先端部分は、半球状に形成されている。
特徴11:耳栓体22の形状は、円柱形である。
図2、図3はイヤホンの形態例を示している。図2は使用状態を示す側面図である。図3はイヤホンの正面図である。
イヤホン1は、下記の特徴15、18、19、26、27、28、29、30、及び32を有している。
特徴15:使用者の頭部に着脱自在に装着される装着体11を有している。
特徴18:装着体11は、使用者の一方(右耳)の外耳道に装着されている第1耳栓21Rの振動体23に接触する第1接触部24Rと、当該使用者の他方(左耳)の外耳道に装着されている第2耳栓21Lの振動体23に接触する第2接触部24Lと、を有する。
特徴19:装着体23は、第1接触部24Rを振動させる第1骨伝導スピーカ25Rと、第2接触部24Lを振動させる第2骨伝導スピーカ25Lと、を備えている。
特徴28:装着体23は、装着時に使用者の後頭部を跨ぐ円弧状又は略馬蹄形状のヘッドバンド部11Aと、当該ヘッドバンド部11Aの一端から使用者の一方の耳介の根本を跨ぐようにしてアーチ状に延びる第1耳掛部11B(R)と、当該ヘッドバンド部11Aの他端から使用者の他方の耳介の根本を跨ぐようにしてアーチ状に延びる第2耳掛部11B(L)と、第1耳掛部11B(R)から使用者の一方の耳穴に延びる第1アーム部11C(R)と、第2耳掛部11B(L)から使用者の他方の耳穴に延びる第2アーム部11C(L)と、を有している。
特徴26:第1接触部24Rは第1アーム部11C(R)の先端部に設けられている。第2接触部24Lは第2アーム部11C(L)の先端部に設けられている。
特徴27:第1アーム部11C(R)は、その第1接触部24Rが使用者の一方の外耳道に装着されている第1耳栓21Rの振動体23に接触している第1の使用形態(図2の形態)と、その第1接触部24Rが使用者の一方の耳近傍の皮膚(頬骨辺りの皮膚、米神辺りの皮膚、耳介の根本の後頭部側近傍の皮膚、耳介の根本の頭頂部側近傍の皮膚)に接触している第2の使用形態のうちのどちらかの使用形態になるようにその姿勢又は形状を変化させることが可能である。第2アーム部11C(L)は、その第2接触部24Lが使用者の他方の外耳道に装着されている第2耳栓21の振動体23に接触している第1の使用形態(図2の形態)と、その第2接触部24Rが使用者の他方の耳近傍の皮膚に接触している第2の使用形態のうちのどちらかの使用形態になるように姿勢又は形状を変化させることが可能である。
特徴29:第1アーム部11C(R)、は、第1の使用形態と第2の使用形態のどちらの使用形態とも異なる第3の使用形態に姿勢を保つことが可能である。第2アーム部11C(L)、は、第1の使用形態と第2の使用形態のどちらの使用形態とも異なる第3の使用形態に姿勢を保つことが可能である。
特徴30:第1アーム部11C(R)は、第1耳掛部11B(R)に回動可能に連結されている。第2アーム部11C(L)は、第2耳掛部11B(L)に回動可能に連結されている。
特徴32:前記装着体は、その内部が外部から隔絶された水密構造になっている。
[構成の補足説明]
両アーム部11C(R)、11C(L)の先端部は互いに内向きにL字形に屈曲している。そして、右側のアーム部11C(R)の当該屈曲した部分の先端部に第1接触部24Rが、左側のアーム部11C(L)の当該屈曲した部分の先端部に第2接触部24Lが、それぞれ設けられている。第1接触部24R、第2接触部24Lの先端面が振動体23との接触面24aになっている。装着体11は、プラスチック成型品である。
第1骨伝導スピーカ25R及び第2骨伝導スピーカ25Lは、第1骨伝導スピーカ25R及び第2骨伝導スピーカ25Lは、図示しない外部機器から送信されてきた音声信号(電気信号)を音響振動に変換する。外部機器からの出力信号がステレオ音声信号の場合、第1骨伝導スピーカ25Rと第2骨伝導スピーカ25Lには、各々異なる音声信号(電気信号)が入力される。そして、第1接触部24Rと第2接触部24Lの接触面24aが、各々異なった音響振動を発生する。
耳栓体22は、円柱状に形成された発泡ポリウレタン製の部材である。振動体23の耳栓体22の端面22bからの突出長は2mm〜5mmである。
第1耳栓21Rと第2耳栓21Lは、耳栓体22を指で摘んで細く潰した状態で、挿入側端面22a側から外耳道内に挿入することにより、外耳道に装着される。耳栓体22がその自己復元性により元の状態(自由状態)に戻ろうとする過程で、耳栓体22の外周面が外耳道の内面に全周に亘って密着する。第1耳栓21R及び第2耳栓21Lを装着することにより、装着者の外耳道内を外部からの騒音を遮断した静かな環境に保つことができる。
[作用]
このイヤホン1は、第1耳栓21Rを使用者の一方(右)の外耳道に、第2耳栓21Lをその使用者のもう一方(左)の外耳道に、それぞれ装着した状態で、第1接触部24Rの接触面24aを第1耳栓21Rの振動体23の突端に、第2接触部24Lの接触面24aを第2耳栓21Lの振動体23に、それぞれ当接させて使用する。耳栓21R、21Lの振動体23と装着体11の接触部24R、24Lとが互いに非接触状態のときには、その耳栓21R、21Lには全く振動が発生せず、接触部24R、24Lが振動するのみである。
音響振動発生源25R、25Lは、入力された音声信号(電気信号)を音響振動に変換する。すなわち、音響振動発生源25R、25Lは、入力された音声信号(電気信号)に応じて左右の接触部24R、24Lの接触面24aを各々振動させる。右耳側の接触部24Rの接触面24aが振動することにより、右側の外耳道に装着された耳栓21Rの振動体23に振動が伝達され、左耳側の接触部24Lの接触面24aが振動することにより、左側の外耳道に装着された耳栓21Lの振動体23に振動が伝達される。各振動体23の振動は、各耳栓21R、21Lの耳栓体22に伝達される。耳栓体22が振動することにより、耳栓体22の挿入側端面22aから外耳道内に音(空気を媒体とする音)が放出され、音声となって鼓膜に伝達される。また、耳栓体22の振動は、外耳道の皮膚等を媒体として鼓膜などの聴覚器官に伝達される。空気を媒体とする音と皮膚等を媒体とする音の割合(音量比)は、耳栓体22及び振動体23の材質、寸法などを適宜選定することにより、調整可能である。
骨伝導スピーカ25R、25Lの振動出力部となる接触面24aと耳栓体22よりも硬質の部材である振動体23とを互いに当接させることによって接触面24aの振動を耳栓21に伝達するので、両者間の振動伝達効率は、軟質材のみからなる従来の耳栓と骨伝導スピーカ間における振動の伝達効率と比較して格段と高くなる。接触面24aは振動体23に強く圧接している必要はなく、接触していればよい。両者間の接触圧は、装着体11のアーム部11C(R)、11C(L)の剛性(弾性)を適宜選定することにより、調整可能である。
[効果]
この音響装置は、左右の外耳道に耳栓21R、21Lを装着した状態で、耳栓体22の反挿入側端面22bから突出した振動体23の突端部に装着体11の左右の接触部24R、24Lの接触面24aの一部を当接させた状態で使用するように構成されているので、耳栓体22の反挿入側端面22bに対して接触部24R、24Lの接触面24aが傾いた姿勢になっても、従来のような接触不良(面接触不良)の状態にはならず、接触部24R、24Lの振動が高効率に耳栓21R、21Lに伝達される。したがって、常に良好な聴取性能を発揮し得る。
耳栓21は、外耳道の内壁に密着する耳栓体22と、耳栓体22に挿入された耳栓体22よりも硬質の振動体23とを有しているので、騒音に対する十分な遮音性能を有しつつ、低音域から高音域にかけて良好な聴取性能を発揮する。
また、この音響装置によれば、耳栓21R、21Lにより使用者の外耳道内を外部からの騒音を遮断した静かな環境に保った状態で、耳栓21R、21Lの振動体23に振動を与えて音声を聴取することができる。したがって、高騒音下においても極めて高い聴取性能を発揮し得る。
また、イヤホン1の非装着時、すなわち、耳栓21R、21Lの振動体23とイヤホン1の接触部24R、24Lとが互いに非接触状態のときには、耳栓21R、21Lには全く振動が発生せず、接触部24R、24Lの接触面24aが振動するのみである。使用中に装着体11が外れた状態でも、周囲の人に不快感を与えるほどの大音量の音は発生しない。したがって、旅客機や旅客列車等、公共の乗り物内での使用に適している。
[その他]
なお、上記の例では、接触面24aが平坦面の場合について説明したが、接触面24aを中心部が最も凹んだ形状の凹球面にしておけば、接触面24aの中心部に振動体23が接触した状態にし易くできるので、振動伝達の安定性をより高め、常により良好な聴取性能が得られる。
また、上記の例では、アーム部11C(R)、11C(L)が耳掛部11B(R)、11B(L)に回動可能に連結されているが、アーム部11C(R)、11C(L)の外殻を、自由に変形させることができ且つ変更後の姿勢に自律保持可能な部材で構成することにより、アーム部11C(R)、11C(L)の姿勢又は形状を可変にしてもよい。
また、上記の例では、円柱形の耳栓体22を備えた耳栓21R、21Lについて説明したが、耳栓体22の形状は弾丸形(挿入側端部が細くなった略円柱形)でもよい。
また、イヤホン1の形態は、図2、図3の形態に限定されない。
図4(a)〜(e)は耳栓のその他の形態例を示している。振動体23には、同心状に穴(空洞)30が形成されている。(a)及び(b)の例では、穴30が振動体3の挿入側端面(一方の端部)23aに開口している。(c)〜(e)の例では、穴30が振動体3の反挿入側端面(他方の端部)23bに開口している。
本発明の音響装置は、補聴器に利用できる。すなわち、本発明の音響装置の装着体に、マイクロホン、当該マイクロホンの出力信号に応じて骨伝導スピーカを駆動する駆動回路(増幅回路、フィルタ回路などを含む)、電池、ボリュームコントローラ(出力音量調節器)、などを付加することにより、小型・軽量で、装着感が極めて良好であり、高騒音下においても極めて高い聴取性能を発揮する補聴器を実現できる。
耳栓の形態例を示す断面図 音響装置の形態例(使用状態)を示す側面図 イヤホンの形態例を示す正面図 (a)〜(e)は耳栓のその他の形態例を示す断面図
符号の説明
11 装着体
11A ヘッドバンド部
11B(R) 第1耳掛部
11B(L) 第2耳掛部
11C(R) 第1アーム部
11C(L) 第2アーム部
21 耳栓
21R 第1耳栓
21L 第2耳栓
22 耳栓体
15 無線通信部
23 振動体
23a 一方の端部
23b 他方の端部
22b 反挿入側端面
22c 貫通孔
23c 棒状部
24R 第1接触部
24L 第2接触部
25R 第1骨伝導スピーカ
25L 第2骨伝導スピーカ

Claims (32)

  1. 次の特徴を有する耳栓。
    特徴1:外耳道に挿着される耳栓体と、当該耳栓体に同心状に挿入されて保持された振動体と、を有する。
    特徴2:振動体の一方の端部は、当該耳栓体の内部に埋没している。振動体の他方の端部は、当該耳栓体の反挿入側端面から突出している。
    特徴3:振動体は耳栓体よりも硬質の部材である。
  2. 次の特徴を有する耳栓。
    特徴1:外耳道に挿着される耳栓体と、当該耳栓体に同心状に挿入されて保持された振動体と、を有する。
    特徴2:振動体の一方の端部は、当該耳栓体の内部に埋没している。振動体の他方の端部は、当該耳栓体の反挿入側端面から突出している。
    特徴3:振動体は耳栓体よりも硬質の部材である。
    特徴4:耳栓体は、その反挿入側端面から挿入側端面の近傍に延びる穴を有している。振動体は、耳栓体の穴に挿入されている。
  3. 次の特徴を有する耳栓。
    特徴1:外耳道に挿着される耳栓体と、当該耳栓体に同心状に挿入されて保持された振動体と、を有する。
    特徴2:振動体の一方の端部は、当該耳栓体の内部に埋没している。振動体の他方の端部は、当該耳栓体の反挿入側端面から突出している。
    特徴3:振動体は耳栓体よりも硬質の部材である。
    特徴5:耳栓体には、その両端面間を貫く貫通孔が形成されている。振動体は、貫通孔に挿入されている。
  4. 次の特徴を更に有する請求項1〜3のいずれかの耳栓。
    特徴6:振動体は、金属、プラスチック、硬質ゴム、又は木材からなる。
  5. 次の特徴を更に有する請求項1〜4のいずれかの耳栓。
    特徴7:耳栓体は、発泡材からなる。その発泡材は、形状復元性と柔軟性とを併せ持っている。
  6. 次の特徴を更に有する請求項1〜5のいずれかの耳栓。
    特徴8:振動体は、耳栓体内に一方の端部が挿入された棒状部を有し、当該棒状部の他方の端部が耳栓体の反挿入側端面から突出している。
  7. 次の特徴を更に有する請求項6の耳栓。
    特徴9:棒状部の他方の端部の先端部分は拡径している。
  8. 次の特徴を更に有する請求項6の耳栓。
    特徴10:棒状部の他方の端部の先端部分は、半球状または球状に形成されている。
  9. 次の特徴を更に有する請求項1〜7のいずれかの耳栓。
    特徴11:耳栓体の形状は、円柱形である。
  10. 次の特徴を更に有する請求項1〜7のいずれかの耳栓。
    特徴12:耳栓体の形状は、挿入側端部が細くなった略円柱形である。
  11. 次の特徴を更に有する請求項1〜7のいずれかの耳栓。
    特徴13:耳栓体は、外耳道の内壁に密着してこれを閉塞するフランジ部と、当該フランジ部の中心部から外耳道の外側に延在するハンドル部と、を有する。振動体は、耳栓のハンドル部に同心状に挿入されている。
  12. 次の特徴を更に有する請求項11の耳栓。
    特徴14:前記フランジ部の形状は、傘状、円環状、又は螺旋状である。
  13. 次の特徴を有する音響装置。
    特徴15:使用者の頭部又は耳部に着脱自在に装着される装着体を有している。
    特徴16:使用者の一方の外耳道に装着される第1耳栓と、当該使用者の他方の外耳道に装着される第2耳栓と、を有する。
    特徴17:第1耳栓と第2耳栓は、請求項1〜12のいずれかの耳栓である。
    特徴18:装着体は、使用者の一方の外耳道に装着されている第1耳栓の振動体に接触する第1接触部と、当該使用者の他方の外耳道に装着されている第2耳栓の振動体に接触する第2接触部と、を有する。
    特徴19:装着体は、第1接触部を振動させる第1骨伝導スピーカと、第2接触部を振動させる第2骨伝導スピーカと、を備えている。
  14. 次の特徴を更に有する請求項13の音響装置。
    特徴20:第1接触部及び第2接触部の前記振動体との接触面は突面であり、当該接触面の突端が前記振動体と接触する。
  15. 次の特徴を更に有する請求項14の音響装置。
    特徴21:前記接触面は、部分球面である。
  16. 次の特徴を更に有する請求項13の音響装置。
    特徴22:第1接触部及び第2接触部の前記振動体との接触面は平面又は凹面であり、当該接触面の一部に前記振動体が接触する。
  17. 次の特徴を更に有する請求項16の音響装置。
    特徴23:第1接触部及び第2接触部に、前記振動体と嵌合する凹部が形成されている。
  18. 次の特徴を更に有する請求項13〜17のいずれかの音響装置。
    特徴24:装着体は、第1接触部と第1骨伝導スピーカとを有する第1耳掛体と、第2接触部と第2骨伝導スピーカとを有する第2耳掛体と、を有する。第1耳掛体は使用者の一方の耳に掛けて装着される。第2耳掛体は使用者の他方の耳に掛けて装着される。
    特徴25:第1耳掛体は、使用者の一方の耳介の根本部分に掛かる第1耳掛部と、第1耳掛部の前端部から使用者の一方の耳穴に延びる第1アーム部とを有する。第2耳掛体は、使用者の他方の耳介の根本部分に掛かる第2耳掛部と、第2耳掛部の前端部から使用者の他方の耳穴に延びる第2アーム部と、を有している。
    特徴26:第1接触部は第1アーム部の先端部に設けられている。第2接触部は第2アーム部の先端部に設けられている。
    特徴27:第1アーム部は、その第1接触部が使用者の一方の外耳道に装着されている第1耳栓の振動体に接触している第1の使用形態と、その第1接触部が使用者の一方の耳近傍の皮膚に接触している第2の使用形態のうちのどちらかの使用形態になるようにその姿勢又は形状を変化させることが可能である。第2アーム部は、その第2接触部が使用者の他方の外耳道に装着されている第2耳栓の振動体に接触している第1の使用形態と、その第2接触部が使用者の他方の耳近傍の皮膚に接触している第2の使用形態のうちのどちらかの使用形態になるように姿勢又は形状を変化させることが可能である。
  19. 次の特徴を更に有する請求項13〜17のいずれかの音響装置。
    特徴28:装着体は、装着時に使用者の後頭部を跨ぐ円弧状又は略馬蹄形状のヘッドバンド部と、当該ヘッドバンド部の一端から使用者の一方の耳介の根本を跨ぐようにしてアーチ状に延びる第1耳掛部と、当該ヘッドバンド部の他端から使用者の他方の耳介の根本を跨ぐようにしてアーチ状に延びる第2耳掛部と、第1耳掛部から使用者の一方の耳穴に延びる第1アーム部と、第2耳掛部から使用者の他方の耳穴に延びる第2アーム部と、を有している。
    特徴26:第1接触部は第1アーム部の先端部に設けられている。第2接触部は第2アーム部の先端部に設けられている。
    特徴27:第1アーム部は、その第1接触部が使用者の一方の外耳道に装着されている第1耳栓の振動体に接触している第1の使用形態と、その第1接触部が使用者の一方の耳近傍の皮膚に接触している第2の使用形態のうちのどちらかの使用形態になるようにその姿勢又は形状を変化させることが可能である。第2アーム部は、その第2接触部が使用者の他方の外耳道に装着されている第2耳栓の振動体に接触している第1の使用形態と、その第2接触部が使用者の他方の耳近傍の皮膚に接触している第2の使用形態のうちのどちらかの使用形態になるように姿勢又は形状を変化させることが可能である。
  20. 次の特徴を更に有する請求項18又は19の音響装置。
    特徴29:第1アーム部は、第1の使用形態と第2の使用形態のどちらの使用形態とも異なる第3の使用形態に姿勢を保つことが可能である。第2アーム部は、第1の使用形態と第2の使用形態のどちらの使用形態とも異なる第3の使用形態に姿勢を保つことが可能である。
  21. 次の特徴を更に有する請求項18〜20のいずれかの音響装置。
    特徴30:第1アーム部は、第1耳掛部に回動可能に連結されている。第2アーム部は、第2耳掛部に回動可能に連結されている。
  22. 次の特徴を更に有する請求項18〜20のいずれかの音響装置。
    特徴31:第1アーム部の外殻は、自由に変形させることができ且つ変更後の姿勢に自律保持可能な部材からなる。第2アーム部の外殻は、自由に変形させることができ且つ変更後の姿勢に自律保持可能な部材からなる。
  23. 次の特徴を更に有する請求項18〜22のいずれかの音響装置。
    特徴32:前記装着体は、その内部が外部から隔絶された水密構造になっている。
  24. 次の特徴を有するイヤホン。
    特徴15:使用者の頭部に着脱自在に装着される装着体を有している。
    特徴33:装着体は、使用者の一方の外耳道に装着されている第1耳栓の反挿入側端面に接触する第1接触部と、当該使用者の他方の外耳道に装着されている第2耳栓の反挿入側端面に接触する第2接触部と、を有する。
    特徴19:装着体は、第1接触部を振動させる第1骨伝導スピーカと、第2接触部を振動させる第2骨伝導スピーカと、を備えている。
    特徴34:装着体は、装着時に使用者の頭部を跨ぐ円弧状又は略馬蹄形状の弾性体部を有する。装着体の装着時には、弾性体部の弾性力により、第1接触部と第2接触部とが互いに接近する向きに付勢される。
    特徴35:第1接触部及び第2接触部は、使用者の外耳道に挿入されている耳栓の反挿入側端面に接触する突起部を有する。
  25. 次の特徴を有するイヤホン。
    特徴15:使用者の頭部又は耳部に着脱自在に装着される装着体を有している。
    特徴33:装着体は、使用者の一方の外耳道に装着されている第1耳栓の反挿入側端面に接触する第1接触部と、当該使用者の他方の外耳道に装着されている第2耳栓の反挿入側端面に接触する第2接触部と、を有する。
    特徴19:装着体は、第1接触部を振動させる第1骨伝導スピーカと、第2接触部を振動させる第2骨伝導スピーカと、を備えている。
    特徴28:装着体は、装着時に使用者の後頭部を跨ぐ円弧状又は略馬蹄形状のヘッドバンド部と、当該ヘッドバンド部の一端から使用者の一方の耳介の根本を跨ぐようにしてアーチ状に延びる第1耳掛部と、当該ヘッドバンド部の他端から使用者の他方の耳介の根本を跨ぐようにしてアーチ状に延びる第2耳掛部と、第1耳掛部から使用者の一方の耳穴に延びる第1アーム部と、第2耳掛部から使用者の他方の耳穴に延びる第2アーム部と、を有している。
    特徴26:第1接触部は第1アーム部の先端部に設けられている。第2接触部は第2アーム部の先端部に設けられている。
    特徴35:第1接触部及び第2接触部は、使用者の外耳道に挿入されている耳栓の反挿入側端面に接触する突起部を有する。
  26. 次の特徴を有するイヤホン。
    特徴15:使用者の頭部又は耳部に着脱自在に装着される装着体を有している。
    特徴33:装着体は、使用者の一方の外耳道に装着されている第1耳栓の反挿入側端面に接触する第1接触部と、当該使用者の他方の外耳道に装着されている第2耳栓の反挿入側端面に接触する第2接触部と、を有する。
    特徴19:装着体は、第1接触部を振動させる第1骨伝導スピーカと、第2接触部を振動させる第2骨伝導スピーカと、を備えている。
    特徴24:装着体は、第1接触部と第1骨伝導スピーカとを有する第1耳掛体と、第2接触部と第2骨伝導スピーカとを有する第2耳掛体と、を有する。第1耳掛体は使用者の一方の耳に掛けて装着される。第2耳掛体は使用者の他方の耳に掛けて装着される。
    特徴25:第1耳掛体は、使用者の一方の耳介の根本部分に掛かる第1耳掛部と、第1耳掛部の前端部から使用者の一方の耳穴に延びる第1アーム部とを有する。第2耳掛体は、使用者の他方の耳介の根本部分に掛かる第2耳掛部と、第2耳掛部の前端部から使用者の他方の耳穴に延びる第2アーム部と、を有している。
    特徴26:第1接触部は第1アーム部の先端部に設けられている。第2接触部は第2アーム部の先端部に設けられている。
    特徴35:第1接触部及び第2接触部は、使用者の外耳道に挿入されている耳栓の反挿入側端面に接触する突起部を有する。
  27. 次の特徴を有するイヤホン。
    特徴15:使用者の頭部に着脱自在に装着される装着体を有している。
    特徴33:装着体は、使用者の一方の外耳道に装着されている第1耳栓の反挿入側端面に接触する第1接触部と、当該使用者の他方の外耳道に装着されている第2耳栓の反挿入側端面に接触する第2接触部と、を有する。
    特徴19:装着体は、第1接触部を振動させる第1骨伝導スピーカと、第2接触部を振動させる第2骨伝導スピーカと、を備えている。
    特徴28:装着体は、装着時に使用者の後頭部を跨ぐ円弧状又は略馬蹄形状のヘッドバンド部と、当該ヘッドバンド部の一端から使用者の一方の耳介の根本を跨ぐようにしてアーチ状に延びる第1耳掛部と、当該ヘッドバンド部の他端から使用者の他方の耳介の根本を跨ぐようにしてアーチ状に延びる第2耳掛部と、第1耳掛部から使用者の一方の耳穴に延びる第1アーム部と、第2耳掛部から使用者の他方の耳穴に延びる第2アーム部と、を有している。
    特徴26:第1接触部は第1アーム部の先端部に設けられている。第2接触部は第2アーム部の先端部に設けられている。
    特徴27:第1アーム部は、その第1接触部が使用者の一方の外耳道に装着されている第1耳栓の振動体に接触している第1の使用形態と、その第1接触部が使用者の一方の耳近傍の皮膚に接触している第2の使用形態のうちのどちらかの使用形態になるようにその姿勢又は形状を変化させることが可能である。第2アーム部は、その第2接触部が使用者の他方の外耳道に装着されている第2耳栓の振動体に接触している第1の使用形態と、その第2接触部が使用者の他方の耳近傍の皮膚に接触している第2の使用形態のうちのどちらかの使用形態になるように姿勢又は形状を変化させることが可能である。
  28. 次の特徴を有するイヤホン。
    特徴15:使用者の頭部に着脱自在に装着される装着体を有している。
    特徴33:装着体は、使用者の一方の外耳道に装着されている第1耳栓の反挿入側端面に接触する第1接触部と、当該使用者の他方の外耳道に装着されている第2耳栓の反挿入側端面に接触する第2接触部と、を有する。
    特徴24:前記装着体は、第1接触部と第1骨伝導スピーカとを有する第1耳掛体と、第2接触部と第2骨伝導スピーカとを有する第2耳掛体と、を有する。第1耳掛体は使用者の一方の耳に掛けて装着される。第2耳掛体は使用者の他方の耳に掛けて装着される。
    特徴25:第1耳掛体は、使用者の一方の耳介の根本部分に掛かる第1耳掛部と、第1耳掛部の前端部から使用者の一方の耳穴に延びる第1アーム部とを有する。第2耳掛体は、使用者の他方の耳介の根本部分に掛かる第2耳掛部と、第2耳掛部の前端部から使用者の他方の耳穴に延びる第2アーム部と、を有している。
    特徴26:第1接触部は第1アーム部の先端部に設けられている。第2接触部は第2アーム部の先端部に設けられている。
    特徴27:第1アーム部は、その第1接触部が使用者の一方の外耳道に装着されている第1耳栓の振動体に接触している第1の使用形態と、その第1接触部が使用者の一方の耳近傍の皮膚に接触している第2の使用形態のうちのどちらかの使用形態になるようにその姿勢又は形状を変化させることが可能である。第2アーム部は、その第2接触部が使用者の他方の外耳道に装着されている第2耳栓の振動体に接触している第1の使用形態と、その第2接触部が使用者の他方の耳近傍の皮膚に接触している第2の使用形態のうちのどちらかの使用形態になるように姿勢又は形状を変化させることが可能である。
  29. 次の特徴を更に有する請求項27又は28のイヤホン。
    特徴29:第1アーム部は、第1の使用形態と第2の使用形態のどちらの使用形態とも異なる第3の使用形態に姿勢を保つことが可能である。第2アーム部は、第1の使用形態と第2の使用形態のどちらの使用形態とも異なる第3の使用形態に姿勢を保つことが可能である。
  30. 次の特徴を更に有する請求項27〜29のいずれかのイヤホン。
    特徴30:第1アーム部は、第1耳掛部に回動可能に連結されている。第2アーム部は、第2耳掛部に回動可能に連結されている。
  31. 次の特徴を更に有する請求項27〜29のいずれかのイヤホン。
    特徴31:第1アーム部の外殻は、自由に変形させることができ且つ変更後の姿勢に自律保持可能な部材からなる。第2アーム部の外殻は、自由に変形させることができ且つ変更後の姿勢に自律保持可能な部材からなる。
  32. 次の特徴を更に有する請求項18〜31のいずれかのイヤホン。
    特徴32:前記装着体は、その内部が外部から隔絶された水密構造になっている。
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