JP2009251972A - ストレージシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】ストレージ装置の障害発生時も運用を継続し、障害発生時にできるだけ簡単、且つ早急に障害部分が復旧する。
【解決手段】第1ストレージ装置に備えられた複数の第1論理ディスクと、第2ストレージ装置に備えられ、複数の第1論理ディスクと同じ構成の複数の第2論理ディスクと、SAN(ストレージエリアネットワーク)を介して複数の第1論理ディスクに接続されるホスト計算機とを具備するストレージシステムを構築する。ここにおいて、第1ストレージ装置は、複数の第1論理ディスクに保持される元データを複製した複製データを第2ストレージ装置に供給する。そして、第2ストレージ装置は、複製データと元データとの整合性が保障された状態で第2論理ディスクに保持する。その上で、ホスト計算機は、第1ストレージ装置に障害が発生したとき、複数の第1論理ディスクの全てとの接続を遮断し、複数の第2論理ディスクの全てに接続する。
【選択図】図1A

Description

本発明は、ストレージシステムに関し、特に障害発生時にも運用を継続するストレージシステムに関する。
複数の物理ディスクの集合からRAIDを構成し大容量ディスクとして扱い、その中に複数の論理ディスクを作成する技術が知られている。ストレージ装置における論理ディスクは、複数の物理ディスクから作成され、多数のユーザに利用されている、そのため、無停止でストレージ装置の運用を継続する技術が知られている。
例えば、ホスト計算機のソフトウェア側で複数のストレージ装置に複製データを書き込んでおき、片方のストレージ装置が障害になった際、各ホスト計算機のソフトウェア側で複製をもつストレージ装置に運用を切り替えることにより運用を継続する、ソフトミラー方式と呼ばれる技術が知られている。この技術を用いることによって、ストレージの障害発生時に運用の継続が可能である。
また、従来の複製データを用いてストレージの障害発生時も運用を継続する他の技術が知られている(例えば、特許文献1〜7参照)。特許文献1(特開2006−48676号公報)には、ストレージ装置の複製機能を用いて、筐体間でデータの複製を作成する機能があり、ストレージ装置の論理ディスク(マスタボリューム)にて障害を検出した際に、マスタボリュームに対して複製論理ディスク(レプリケートボリューム)とマスタボリュームを切り替え、ストレージ装置を切り替えて運用を継続する技術が記載されている。
また、特許文献2(特開2003−157151号公報)には、ペア構成された複数のディスクドライブを含むシステムが記載されている。特許文献2は、各ペアは、一つのマスタディスクドライブと一つ以上のミラーディスクドライブで構成されたシステムに関する技術を開示している。また、特許文献3(特開2006−092054号公報)には、iSCSIを用いたIP−SANにおいて、ホスト上で動作するアプリケーションを停止させることなく、ストレージ装置の移行を可能とするための技術が記載されている。
また、特許文献4(特開2006−235698号公報)には、ストレージ装置間で業務データを移行する際、業務サーバの業務処理の停止時間を短くすると共に、移行処理中に業務サーバの処理速度が低下しないようにするための技術が記載されている。また、特許文献5(特開2006−293593号公報)には、ファイルアクセスを高速化し、障害発生時の切替え時間を短縮化するための技術が記載されている。
また、特許文献6(特開2006−301820号公報)には、移行先ボリュームの性能を適切に監視し、データマイグレーションのやり直しを短時間で行うための技術が記載されている。また、特許文献7(特開2007−048323号公報)には、ホストコンピュータがアクセス対象として認識するボリュームの識別情報を変更することなく、複数の記憶装置間でデータ移行処理を実行するための技術が記載されている。
ストレージ装置の障害発生時も運用を継続し、障害発生時にできるだけ簡単、且つ早急に障害部分が復旧できるシステムが求められている。
特開2006−048676号公報 特開2003−157151号公報 特開2006−092054号公報 特開2006−235698号公報 特開2006−293593号公報 特開2006−301820号公報 特開2007−048323号公報
上述のソフトミラー方式は、ホスト計算機で複数のストレージ装置に複製をする。そのため、ホスト計算機のCPU負荷が高くなり、性能が劣化する場合がある。また、例えば特許文献1に記載の技術では、ストレージ装置の一部の論理ディスクに障害が発生した場合、障害が発生している部分の論理ディスクはマスタボリュームをストレージ装置に切り替えることによって業務を継続している状態となる。このときストレージ装置全体でみると論理ディスクのパスは、障害が発生していない部分で運用を継続しているストレージ装置と障害が発生しマスタボリュームが切り替わったストレージ装置に点在しており装置全体としての整合性が保証されない。
障害が発生したストレージ装置の調査や復旧は、運用と並行して実施する必要がある。大幅に故障した場合の復旧や問題点の調査を行う際に、障害が発生しマスタボリュームが、切り替わる前後で装置全体としての整合性が保証されないと、オンラインの運用と並行して実施するのは困難であり、迅速なストレージ装置の復旧ができないことがある。
本発明が解決しようとする課題は、ホスト計算機の演算処理機能に依存することなく、障害が発生したストレージ装置の調査や復旧を、運用と並行してオンラインで実施することが可能な技術を提供することにある。
上記の課題を解決するために、第1ストレージ装置に備えられた複数の第1論理ディスクと、第2ストレージ装置に備えられ、前記複数の第1論理ディスクと同じ構成の複数の第2論理ディスクと、SAN(ストレージエリアネットワーク)を介して前記複数の第1論理ディスクに接続されるホスト計算機とを具備するストレージシステムを構築する。
ここにおいて、前記第1ストレージ装置は、前記複数の第1論理ディスクに保持される元データを複製した複製データを前記第2ストレージ装置に供給する。そして、前記第2ストレージ装置は、前記複製データと前記元データとの整合性が保障された状態で前記第2論理ディスクに保持する。その上で、前記ホスト計算機は、前記第1ストレージ装置に障害が発生したとき、前記複数の第1論理ディスクの全てとの接続を遮断し、前記複数の第2論理ディスクの全てに接続する。
本発明によると、第1ストレージ装置1の一部の論理ディスクに障害が発生した際に、ストレージ装置ごと、もしくは障害に依存している全論理ディスクを第2ストレージ装置2に切り替えて運用することで、第1ストレージ装置1や第1ストレージ装置1の故障部分の保守を安全に実施可能で、第1ストレージ装置1を迅速に復旧できる。
本発明では、一部の論理ディスクに障害が発生した直後に、第1ストレージ装置1から第2ストレージ装置2に全論理ディスクが一斉にパス切り替えを行うので、第1ストレージ装置1にて運用は行われず、障害が発生した第1ストレージ装置1を停止することができる。そのため、安全に保守をすぐに開始することが可能であり、迅速にシステムの復旧を行うことができる。
また、本発明をデータの移行に適用することによって、データ移行のコストを削減し業務の停止時間を削減することが可能となる。例えば、第1ストレージ装置1を移行元のストレージ装置とし、第2ストレージ装置2を移行先のストレージとする。この場合、利用者は、運用中の第1ストレージ装置1から、新規に購入した第2ストレージ装置2に切り替えを行う。
第1ストレージ装置1に第2ストレージ装置2と同じ構成が存在する場合、ストレージ装置全体のデータの整合性を保証したうえで、データをコピーし、ホスト計算機のパスを第1ストレージ装置1から第2ストレージ装置2に自動的に一度に切り替える。そのため、利用者は、意識することなくデータを移行することが可能になりデータ移行のコストが低減される。
以下に、図面を参照して本発明を実施するための形態について説明を行う。図1Aは、本実施形態のストレージシステム7の全体的な構成を例示するブロック図である。本実施形態のストレージシステム7は、複数台のストレージ装置を備え、筺体間のミラーリングを実行している。以下の実施形態では、本願発明の理解を容易するために、第1ストレージ装置1と第2ストレージ装置2とで運用されるストレージシステム7を例示する。
本実施形態のストレージシステム7は、第1ストレージ装置1が保有する全論理ディスクと、第2ストレージ装置2が保有する全論理ディスクとを、一つの複数ディスクペアグループ8としてグルーピングしている。第1ストレージ装置1と第2ストレージ装置2との間でデータをコピーする場合、整合性を保ちながらデータをコピーする。そして、第1ストレージ装置1と第2ストレージ装置2に対する整合性の保証を行った上で、第1ストレージ装置1に障害が発生した際、ホスト計算機5の管理パスを第1ストレージ装置1から第2ストレージ装置2に切り替える。
第1ストレージ装置1と第2ストレージ装置2は一つの複数ディスクペアグループ8で全ての論理ディスクがペア設定されているミラーリングの状態であり、第1ストレージ装置1に新規に論理ディスクを追加した際も、第2ストレージ装置2に同構成の論理ディスクを作成しペア設定が行われる。
図1Aを参照すると、本実施形態のストレージシステム7は、第1ストレージ装置1と、第2ストレージ装置2と、管理サーバ3と、複数のホスト計算機5(第1ホスト計算機5−1〜第nホスト計算機5−n)とを備えている。複数のホスト計算機5は、SAN4を介して第1ストレージ装置1と第2ストレージ装置2とに接続されている。
第1ストレージ装置1は、複数のディスクプール(第1ストレージ装置側の第1ディスクプール12−1、第1ストレージ装置側の第2ディスクプール12−2・・・第1ストレージ装置側の第nディスクプール12−n)を有する第1物理記憶装置群12を備えている。複数のディスクプールの各々には、少なくとも1つの物理ディスクが備えられている。第1ストレージ装置1は、第1物理記憶装置群12の複数の物理ディスクを、大容量ディスクとして取り扱う機能を備えている。また、第1ストレージ装置1は、その大容量ディスクに複数の論理パーティションを構成して論理ディスクとする機能を備えている。
本実施形態においては、本願発明の理解を容易にするために、第1物理記憶装置群12に備えられた物理ディスクを論理ディスクドライブとして、その論理ディスクドライブが、各ディスクプールごとにペアを構成しているものとする。なお、このペアの構成は、本実施形態における論理ディスクドライブの構成を制限するものではない。
また、第2ストレージ装置2は、複数のディスクプール(第2ストレージ装置側の第1ディスクプール22−1、第2ストレージ装置側の第2ディスクプール22−2・・・第2ストレージ装置側の第nディスクプール22−n)を有する第2物理記憶装置群22を備えている。第2物理記憶装置群22の複数のディスクプールの各々には、少なくとも1つの物理ディスクが備えられている。第2ストレージ装置2は、第2物理記憶装置群22の複数の物理ディスクを、大容量ディスクとして取り扱う機能と、その大容量ディスクに複数の論理パーティションを構成して論理ディスクとする機能を備えている。
管理サーバ3は、第1ストレージ装置1と第2ストレージ装置2と複数のホスト計算機5(第1ホスト計算機5−1、第2ホスト計算機5−2、第nホスト計算機5−n)とにLAN6を介して接続されている。管理サーバ3は、ホスト計算機5と、第1ストレージ装置1と、第2ストレージ装置2とを管理する機能を備えている。
ホスト計算機5は、最低2台のストレージ装置(第1ストレージ装置1、第2ストレージ装置2)に、SAN4を介して接続されている。ホスト計算機5は、第1ストレージ装置1に構成された第1論理記憶装置群11と、第2ストレージ装置2に構成された第2論理記憶装置群21とを利用する。またホスト計算機5は、第1ストレージ装置1と第2ストレージ装置2とにつながるパスの状態を定期的に確認している。ホスト計算機5は、第1ストレージ装置1へのパスに障害が発生したと判断した場合に自動でパスを切り替える機能を備えている。
図1Bは、第1ストレージ装置1の詳細な構成を例示するブロック図である。図1Bに示されているように、第1ストレージ装置1は、第1論理記憶装置群11を含んでいる。第1論理記憶装置群11は、複数の論理ディスクドライブを構成している。本実施形態では、第1論理記憶装置群11が、Aドライブ〜Iドライブを含んでいる場合を例示する。また、第1ストレージ装置1は、第1ストレージ制御部13と、第1論理ディスク複製管理部14と、第1論理ディスク同期解除部15と、第1ディスクプール情報テーブル16と、第1差分情報管理テーブル17と、第1論理ディスクペア情報テーブル18とを含んでいる。
第1ディスクプール情報テーブル16は、第1物理記憶装置群12に備えられた複数のディスクプールに関連する情報を保持している。第1差分情報管理テーブル17は、第1ストレージ装置1と第2ストレージ装置2との差分に関する情報を保持している。第1論理ディスクペア情報テーブル18は、複数ディスクペアグループ8に情報を保持している。
第1ストレージ制御部13は、第1ディスクプール情報テーブル16と、第1差分情報管理テーブル17と、第1論理ディスクペア情報テーブル18を定期的にストレージ切り替え制御部31(ストレージ切り替え制御部31に関しては、後述する)に受け渡す。また第1ストレージ制御部13は、第1ストレージ装置1から第2ストレージ装置2にデータをコピーするための指示(コピー要求)を第1論理ディスク複製管理部14に出力する。
第1論理ディスク複製管理部14は、第1ストレージ装置1と第2ストレージ装置2の論理ディスクをペア設定し、全てのペアを複数ディスクペアグループ8としてグルーピングする。第1論理ディスク複製管理部14は、第1ストレージ制御部13からデータのコピー要求を受けた際に、ペアに対応して論理ディスクのデータをコピーする。
第1論理ディスク同期解除部15は、第1ストレージ装置1と第2ストレージ装置2において、複数ディスクペアグループ8で同期化されている全論理ディスクの同期化を解除する機能を備えている。また、第1論理ディスク同期解除部15は、第1ストレージ装置1に障害が発生した場合、その第1ストレージ装置1の全論理ディスクのread/writeを禁止する。
図1Cは、第2ストレージ装置2の詳細な構成を例示するブロック図である。図1Cを参照すると、第2ストレージ装置2は、上述の第1ストレージ装置1と同様に構成され、第2論理記憶装置群21を含んでいる。第2論理記憶装置群21は、複数の論理ディスクドライブを構成し、第1論理記憶装置群11に一対一に対応するように、A’ドライブ〜I’ドライブを備えている。
また、第2ストレージ装置2は、第2ストレージ制御部23と、第2ディスクプール情報テーブル26と、第2差分情報管理テーブル27と、第2論理ディスクペア情報テーブル28とを含んでいる。
第2ディスクプール情報テーブル26は、第2物理記憶装置群22に備えられた複数のディスクプールに関連する情報を保持している。第2差分情報管理テーブル27は、第1ストレージ装置1と第2ストレージ装置2との差分に関する情報を保持している。第2論理ディスクペア情報テーブル28は、複数ディスクペアグループ8に情報を保持している。
第2ストレージ制御部23は、第1ストレージ制御部13と同様に、第2ディスクプール情報テーブル26と、第2差分情報管理テーブル27と、第2論理ディスクペア情報テーブル28を定期的にストレージ切り替え制御部31(ストレージ切り替え制御部31に関しては、後述する)に受け渡す。
図1Dは、管理サーバ3の構成を例示するブロック図である。図1Dに示されているように、管理サーバ3は、ストレージ切り替え制御部31と、ストレージ情報管理テーブル32と、ストレージパス登録部33とを含んでいる。
ストレージ切り替え制御部31は、第1ストレージ制御部13から第1ストレージ装置1が障害になったことを受け、第1論理ディスク同期解除部15に複数ディスクペアグループ8の同期化の解除を要求し、同時に、ホスト計算機5のパス管理部34に第1ストレージ装置1から第2ストレージ装置2へパスを切り替えるよう要求する。
ストレージ情報管理テーブル32は、第1ストレージ装置1と第2ストレージ装置2の状態と、論理ディスクの構成をストレージ情報管理テーブル32で管理するための情報を保持している。
ストレージパス登録部33は、第1ストレージ制御部13に第1ディスクプール情報テーブル16と第1差分情報管理テーブル17と第1論理ディスクペア情報テーブル18を要求する。またストレージパス登録部33は、第1ストレージ装置1の論理ディスクの構成が変わった場合などに、ホスト計算機5のパス管理部34に対し、パス管理テーブル35に情報の追加・変更を要求する。
図1Eは、ホスト計算機5の構成を例示するブロック図である。ホスト計算機5は、管理サーバ3のストレージ切り替え制御部31からパスの切り替え要求があった場合に、パスの切り替えを行う機能を備えている。図1Eに示されているように、ホスト計算機5は、パス管理部34とパス管理テーブル35とを備えている。ホスト計算機5は、管理サーバ3からの要求に応答してホスト計算機5の内部のパス管理テーブル35を更新する。また、パス管理部34は、管理サーバ3のストレージパス登録部33から、パス管理テーブル35に新規のパス登録の要求があった場合に、ホスト計算機5内のパス管理テーブル35を更新し、ホスト計算機5内のパスの管理・切り替えをする。
なお、本実施形態において、LAN6に接続された複数のホスト計算機5を区別する場合には、枝番号を付して、例えば、第1ホスト計算機5−1のように記載する。
各ホスト計算機5のパス管理テーブル35は、第1ストレージ装置1の第1論理記憶装置群11とホスト計算機5との接続関係を保有している。また、パス管理テーブル35は、第2ストレージ装置2の第2論理記憶装置群21とホスト計算機5との接続関係も保有している。パス管理部34は、第1ストレージ装置1の第1論理記憶装置群11に新しい論理ディスクが作成されたとき、パス管理テーブル35を更新する。パス管理部34は、ストレージ切り替え制御部31がストレージ情報管理テーブル32を更新するときに出力される命令に応答して、パス管理テーブル35の更新を行う。
この場合において、パス管理テーブル35は、第1ストレージ装置1に対応するパスのみ有効になっており、第2ストレージ装置2に対応するパスは無効状態で登録されている。この状態において、第1ストレージ装置1は、物理障害が発生しホスト計算機5にI/Oが通らなくなったことを認識した場合、論理ディスクの同期状態を解除後、第1ストレージ装置1の全論理ディスクのread/writeを禁止する。
これにより、ホスト計算機5のパス管理部34は、第1ストレージ装置1へのI/Oがタイムアウトになったタイミングで、論理ディスクのパスを第1ストレージ装置1から第2ストレージ装置2に切り替える。また、パス管理テーブル35の有効状態と無効状態を切り替えることにより、第2ストレージ装置2のパスを有効化する。
ホスト計算機5は、これを全第1論理記憶装置群11、第2論理記憶装置群21に対し同時に実施する。また、管理サーバ3は、ストレージ情報管理テーブル32に最新の情報を保有している。そのため、第1ストレージ装置1に障害が発生した際、管理サーバ3から、各第1ホスト計算機5−1、第2ホスト計算機5−2、第nホスト計算機5−nのパス管理部34に対しパスの切り替えを要求することで、切り替え時間を短縮することも可能となる。
パス切り替えが完了した後、ホスト計算機5を継続的に使用している利用者は第2ストレージ装置2にて運用を継続し、第1ストレージ装置1は保守員作業にて物理障害の復旧を開始する。また、第1ストレージ装置1の復旧が完了し、第1ストレージ装置1を正常起動後、同様の手順にて、パスを切り替え、元の運用に戻すことも可能である。
図2は、ストレージ情報管理テーブル32の構成を例示する図である。ストレージ情報管理テーブル32は、第1ストレージ装置1の内部に構築された第1物理記憶装置群12(第1ストレージ装置側の第1ディスクプール12−1、第1ストレージ装置側の第2ディスクプール12−2、・・・、第1ストレージ装置側の第nディスクプール12−n)と、第2ストレージ装置2の内部に構築された第2物理記憶装置群22(第2ストレージ装置側の第1ディスクプール22−1、第2ストレージ装置側の第2ディスクプール22−2、・・・、第2ストレージ装置側の第nディスクプール22−n)を管理するための情報を保持している。図2に示されているように、ストレージ情報管理テーブル32は、ディスクプール番号と、全ディスクプール内に構成しており論理ディスクの番号を識別するディスク番号と、論理容量と論理ディスクが一意に持つディスクIDと、論理ディスクを接続しているホスト計算機5のホスト名と、第1ストレージ装置1と第2ストレージ装置2にてペア設定されている論理ディスクのペア状態と、コピー状態と、第1ストレージ装置1と第2ストレージ装置2の物理情報とを含んでいる。ストレージ情報管理テーブル32には、第1ストレージ装置1、第2ストレージ装置2に対して常に最新の情報が格納されている。
図3は、パス管理テーブル35の構成を例示する図である。パス管理テーブル35は、論理ディスクを識別する論理ディスク番号と、論理ディスクが一意に持つディスクIDと、論理ディスクがホスト計算機5に接続されている際の接続パス名と、論理ディスクが所属するストレージ名と、運用している第1ストレージ装置1により判別されるパスの状態とを含んでいる。
図4は、第1ディスクプール情報テーブル16(または第2ディスクプール情報テーブル26)の構成を例示する図である。第1ディスクプール情報テーブル16(または第2ディスクプール情報テーブル26)は、全ディスクプールの番号を識別するディスクプール番号と、論理ディスクの番号を識別するディスク番号・論理ディスク数と、ディスクプールを構築するディスクプール番号・物理ディスク数と、RAIDの種類とを含んでいる。
図5は、第1差分情報管理テーブル17(または第2差分情報管理テーブル27)の構成を例示する図である。第1差分情報管理テーブル17は、論理ディスクの番号を識別するディスク番号と、その論理ディスクとペアディスクになっている論理ディスクの差分の有無とを含んでいる。
図6は、第1論理ディスクペア情報テーブル18(または第2論理ディスクペア情報テーブル28)の構成を例示する図である。第1論理ディスクペア情報テーブル18は、論理ディスクの番号を識別するディスク番号と、論理容量と、論理ディスクが一意に持つディスクIDと、論理ディスクを接続しているホスト計算機5名と、第1ストレージ装置1と第2ストレージ装置2にてペア設定されている論理ディスクのペア状態とから構成される。
以下に、本実施形態の動作について説明を行う。図7は第1ストレージ制御部13の動作を例示するフローチャートである。第1ストレージ制御部13と第2ストレージ制御部23とは、同様の動作を実行する。以下の説明では、本実施形態の動作に対する理解を容易にするために、第1ストレージ制御部13の動作に重点をおいて説明を行っていく。第1ストレージ制御部13は、第1ストレージ装置1に備えら、定期的に以後の動作をする。
図7を参照すると、ステップS101において、第1ストレージ制御部13は、第1ストレージ装置1の第1論理ディスクペア情報テーブル18に保持されている論理ディスクに関する情報を読み出す。ステップS102において、第1ストレージ制御部13は、第1ストレージ装置1に複数ディスクペアグループ8に登録されていない論理ディスクが存在するか否かを確認する。
その判断の結果、第1ストレージ装置1に登録されていない論理ディスク(以下、未登録論理ディスクと記載する)が存在した場合、処理はステップS103に進み、第1ストレージ装置1に未登録論理ディスクが存在しない場合、処理はステップS105に進む。
ステップS103において、第1ストレージ制御部13は、その未登録論理ディスクを複数ディスクペアグループ8に登録することが可能であることを確認する。そして、第1ストレージ装置1の第1論理ディスク複製管理部14に、その未登録論理ディスクを複数ディスクペアグループ8に登録するように要求する。
ステップS104において、第1論理ディスク複製管理部14より、複数ディスクペアグループ8への登録が完了したことを受け、第1ストレージ制御部13は、管理サーバ3のストレージパス登録部33に、各ホスト計算機5の持つ、パス管理テーブル35に新規にグルーピングした論理ディスクの登録を要求する。
ステップS105において、第1ストレージ制御部13は、全ての論理ディスクが複数ディスクペアグループ8へ登録されている状態で、第1ストレージ装置1の物理状態を確認する。
ステップS106において、第1ストレージ装置1に障害が発生したか否かの判断を実行する。その判断の結果、障害が発生していた場合、処理はステップS107に進み、障害が発生していない場合、処理はステップS108に進む。
ステップS107において、第1ストレージ制御部13は、第1ストレージ装置1に物理障害があった場合、管理サーバ3のストレージ切り替え制御部31に第1ストレージ装置1に障害があったことを通知する。
その後、ステップS108において、第1ストレージ制御部13は、第1論理ディスクペア情報テーブル18と第1差分情報管理テーブル17の更新を行う。
図8は、第1論理ディスク複製管理部14の動作を例示するフローチャートである。第1論理ディスク複製管理部14は、第1ストレージ装置1に備えられ、第1ストレージ制御部13から、論理ディスクの複数ディスクペアグループ8への登録を要求された場合に動作する。ステップS201において、第1論理ディスク複製管理部14は、複数ディスクペアグループ8に未登録論理ディスクを全て登録する。その後、ステップS202において、第1論理ディスク複製管理部14は、第1ストレージ装置1と第2ストレージ装置2との全論理ディスクを同期化し、整合性を保つ。
図9は、第1論理ディスク同期解除部15の動作を例示するフローチャートである。第1論理ディスク同期解除部15は、第1ストレージ装置1に備えられ、管理サーバ3のストレージ切り替え制御部31からペアグループの同期化の解除を要求された場合に動作する。ステップS301において、第1論理ディスク同期解除部15は、複数ディスクペアグループ8に登録されている全論理ディスクの同期化を解除する。ステップS302において、第1論理ディスク同期解除部15は、第1ストレージ制御部13に、第1論理ディスクペア情報テーブル18の更新を要求する。ステップS303において、第1論理ディスク同期解除部15は、第1ストレージ制御部13より更新が完了したことを受け、障害が発生した第1ストレージ装置1の全論理ディスクに対するread/writeを禁止する。
図10は、ストレージ切り替え制御部31の動作を例示するフローチャートである。ストレージ切り替え制御部31は、第1ストレージ装置1に障害が発生したときに、第1ストレージ制御部13から出力される障害発生の通知をトリガとして動作する。なお、以下の動作は、管理サーバ3のユーザの操作に応答して、管理サーバ3から出力される命令をトリガとしても良い。
ステップS401において、ストレージ切り替え制御部31は、管理サーバ3のストレージ情報管理テーブル32を参照する。ステップS402において、ストレージ切り替え制御部31は、第1論理ディスク同期解除部15に対し、複数ディスクペアグループ8に登録された論理ディスクの同期化の解除を要求する。それと同時に、ステップS403において、ストレージ切り替え制御部31は、複数のホスト計算機5の各々に備えられたパス管理部34に対し、第1ストレージ装置1のパスの切り替えを要求する。ステップS404において、同期化の解除とパスの切り替えとが完了したことを受け、ストレージ切り替え制御部31は、ストレージ情報管理テーブル32を更新する。
図11は、ストレージパス登録部33の動作を例示するフローチャートである。ストレージパス登録部33は、管理サーバ3に備えられ、第1ストレージ制御部13が、パス管理テーブル35に新規のパスを登録するための要求を出力されたときに、その要求に応答して動作する。
ステップS501において、ストレージパス登録部33は、第1ストレージ制御部13からのパス登録要求を受け、管理サーバ3のストレージ情報管理テーブル32を参照する。ステップS502において、ストレージパス登録部33は、複数のホスト計算機5の各々に備えられたパス管理部34に対し、パス管理テーブル35の更新を要求する。ステップS503において、ストレージパス登録部33は、パス管理テーブル35の更新が完了したことを受け、ストレージ情報管理テーブル32を更新する。
図12は、パス管理部34の動作を例示するフローチャートである。パス管理部34は、第1ストレージ装置1(または第2ストレージ装置2)に接続された複数のホスト計算機5の各々に備えられている。パス管理部34は、管理サーバ3のストレージ切り替え制御部31からパスの切り替え要求があった場合に、パスを切替える。なお、パス管理部34は、第1ストレージ装置1(または第2ストレージ装置2)とホスト計算機5とのパスを定期的確認しており、第1ストレージ装置1へのパスに障害が発生したと判断した場合に自動でパスを切り替えても良い。さらに、パス管理部34は、管理サーバ3のストレージパス登録部33から、ホスト計算機5に対してパスの登録要求があった際に、パスの登録を実施する。
ステップS601において、パス管理部34は、各ホスト計算機5のパス管理テーブル35を参照する。ステップS602において、パス管理部34は、パスの状態を確認して第1ストレージ装置1へのパスに障害が発生しているか否かの判断を実行する。その判断の結果、障害が発生していた場合、処理はステップS603に進み、障害が発生していなかった場合、処理はステップS604に進む。
ステップS603において、パス管理部34がパスの切り替えの必要があると判断した場合、パス管理部34は障害のある第1ストレージ装置1にて業務を運用している論理ディスクから、待機系の第2ストレージ装置2にて整合性が保たれた状態で複数ディスクペアグループ8に登録され同期化を解除した状態の論理ディスクにパスの切り替えを行う。
ステップS604において、ストレージ切り替え制御部31よりパスの切り替え要求があるかを確認する。パスの切り替え要求があった場合、処理はステップS605に進み、パスの切り替え要求がなかった場合、処理は終了する。ステップS605において、ホスト計算機5は、パス管理テーブル35を更新する。更新が完了すると、処理は終了する。
上述してきた実施形態では、第1ストレージ装置1と第2ストレージ装置2とを備えるストレージシステム7に対応して本発明について説明を行ってきた。本実施形態は、上述のシステム構成に限定されるものではない。例えば、運用中の第1ストレージ装置1から、新規に購入した第2ストレージ装置2に切り替えを行う場合などに適用可能である。この場合、第1ストレージ装置1を移行元のストレージ装置とし、第2ストレージ装置2を移行先のストレージとする。そして、第1ストレージ装置1に第2ストレージ装置2と同じ構成が存在する場合、ストレージ装置全体のデータの整合性を保証したうえで、データをコピーし、ホスト計算機のパスを第1ストレージ装置1から第2ストレージ装置2に自動的に一度に切り替える。そのため、利用者は、意識することなくデータを移行することが可能になりデータ移行のコストが低減される。
図1Aは、本実施形態のストレージシステム7の全体的な構成を例示するブロック図である。 図1Bは、第1ストレージ装置1の詳細な構成を例示するブロック図である。 図1Cは、第2ストレージ装置2の詳細な構成を例示するブロック図である。 図1Dは、管理サーバ3の構成を例示するブロック図である。 図1Eは、ホスト計算機5の構成を例示するブロック図である。 図2は、ストレージ情報管理テーブル32の構成を例示する図である。 図3は、パス管理テーブル35の構成を例示する図である。 図4は、第1ディスクプール情報テーブル16の構成を例示する図である。 図5は、第1差分情報管理テーブル17の構成を例示する図である。 図6は、第1論理ディスクペア情報テーブル18の構成を例示する図である。 図7は第1ストレージ制御部13の動作を例示するフローチャートである。 図8は、第1論理ディスク複製管理部14の動作を例示するフローチャートである。 図9は、第1論理ディスク同期解除部15の動作を例示するフローチャートである。 図10は、ストレージ切り替え制御部31の動作を例示するフローチャートである。 図11は、ストレージパス登録部33の動作を例示するフローチャートである。 図12は、パス管理部34の動作を例示するフローチャートである。
符号の説明
1…第1ストレージ装置
2…第2ストレージ装置
3…管理サーバ
4…SAN
5…ホスト計算機
5−1…第1ホスト計算機
5−2…第2ホスト計算機
5−n…第nホスト計算機
6…LAN
7…ストレージシステム
8…複数ディスクペアグループ
11…第1論理記憶装置群
12…第1物理記憶装置群
12−1…第1ストレージ装置側の第1ディスクプール
12−2…第1ストレージ装置側の第2ディスクプール
12−n…第1ストレージ装置側の第nディスクプール
13…第1ストレージ制御部
14…第1論理ディスク複製管理部
15…第1論理ディスク同期解除部
16…第1ディスクプール情報テーブル
17…第1差分情報管理テーブル
18…第1論理ディスクペア情報テーブル
21…第2論理記憶装置群
22…第2物理記憶装置群
22−1…第2ストレージ装置側の第1ディスクプール
22−2…第2ストレージ装置側の第2ディスクプール
22−n…第2ストレージ装置側の第nディスクプール
23…第2ストレージ制御部
26…第2ディスクプール情報テーブル
27…第2差分情報管理テーブル
28…第2論理ディスクペア情報テーブル
31…ストレージ切り替え制御部
32…ストレージ情報管理テーブル
33…ストレージパス登録部
34…パス管理部
35…パス管理テーブル

Claims (11)

  1. 第1ストレージ装置に備えられた複数の第1論理ディスクと、
    第2ストレージ装置に備えられ、前記複数の第1論理ディスクと同じ構成の複数の第2論理ディスクと、
    SAN(ストレージエリアネットワーク)を介して前記複数の第1論理ディスクに接続されるホスト計算機と
    を具備し、
    前記第1ストレージ装置は、
    前記複数の第1論理ディスクに保持される元データを複製した複製データを前記第2ストレージ装置に供給し、
    前記第2ストレージ装置は、
    前記複製データと前記元データとの整合性が保障された状態で前記第2論理ディスクに保持し、
    前記ホスト計算機は、
    前記第1ストレージ装置に障害が発生したとき、前記複数の第1論理ディスクの全てとの接続を遮断し、前記複数の第2論理ディスクの全てに接続する
    ストレージシステム。
  2. 請求項1に記載のストレージシステムにおいて、
    前記ホスト計算機は、
    前記複数の第1論理ディスクの少なくとも1つに障害が発生したとき、前記ホスト計算機から前記第1ストレージ装置に至るパスを、前記ホスト計算機から前記第2ストレージ装置に至るパスに変更することによって、前記複数の第1論理ディスクの全てとの接続を遮断し、前記複数の第2論理ディスクの全てに接続する
    ストレージシステム。
  3. 請求項2に記載のストレージシステムにおいて、
    前記第2ストレージ装置は、
    前記第1ストレージ装置のルートから前記元データまでのパスと、前記第2ストレージ装置のルートから前記複製データまでのパスとが等しくなるように、前記複製データを前記第2論理ディスクに格納する
    ストレージシステム。
  4. 請求項3に記載のストレージシステムにおいて、さらに、
    LANを介して前記ホスト計算機に接続される管理サーバを具備し、
    前記管理サーバは、前記第1ストレージ装置に障害が発生したときにパス切り替え命令を出力し、
    前記ホスト計算機は、
    前記パス切り替え命令に応答して、前記複数の第1論理ディスクの全てとの接続を遮断し、前記複数の第2論理ディスクの全てに接続するパス管理部を備える
    ストレージシステム。
  5. 請求項4に記載のストレージシステムにおいて、
    前記第1ストレージ装置は、
    前記第1ストレージ装置に障害が発生しているか否かを監視する第1ストレージ制御部と、
    前記複数の第1論理ディスクと前記複数の第2論理ディスクとの同期を解除する論理ディスク同期解除部と
    を備え、
    前記第1ストレージ制御部は、
    前記第1ストレージ装置に障害が発生したときに、前記論理ディスク同期解除部に障害発生を通知し、
    前記論理ディスク同期解除部は、
    その通知に応答して、
    前記第1ストレージ装置の前記複数に第1論理ディスクの全てに対するread/writeを禁止する
    ストレージシステム。
  6. 請求項5に記載のストレージシステムにおいて、
    前記第1ストレージ装置は、
    前記複数の第1論理ディスクと前記複数の第2論理ディスクとの対応を管理する論理ディスク複製管理部を備え、
    前記論理ディスク複製管理部は、
    前記複数の第1論理ディスクの各々と前記複数の第2論理ディスクの各々とを一対一のペアに設定し、全てのペアを複製ディスクペアグループとしてグルーピングし、
    前記第1ストレージ制御部から、新たな論理ディスクの追加要求を受けたときに、前記新たな論理ディスクに対応する新規ペアの論理ディスクを第2ストレージ装置に構成し、前記新規ペアに対応して前記新たな論理ディスクのデータを前記第2ストレージ装置にコピーする
    ストレージシステム。
  7. 請求項6に記載のストレージシステムにおいて、
    前記第1ストレージ装置は、
    第1ディスクプールに備えられた複数の物理ディスクと前記複数の第1論理ディスクとの対応を示す第1ディスクプール情報テーブルと、
    前記複数の第1論理ディスクと前記複数の第2論理ディスクとの差分の有無を示す第1差分情報管理テーブルと、
    前記複数の第1論理ディスクとペアの論理ディスクの有無を示す第1論理ディスクペア情報テーブルと
    を備え、
    前記第2ストレージ装置は、
    第2ディスクプールに備えられた複数の物理ディスクと前記複数の第2論理ディスクとの対応を示す第2ディスクプール情報テーブルと、
    前記複数の第2論理ディスクと前記複数の第1論理ディスクとの差分の有無を示す第2差分情報管理テーブルと、
    前記複数の第2論理ディスクとペアの論理ディスクの有無を示す第2論理ディスクペア情報テーブルと
    を備える
    ストレージシステム。
  8. データを保持する論理ディスクを具備するストレージ装置であって、
    前記ストレージ装置は、
    前記データを複製した複製データを生成し、前記複製データを、他のストレージ装置に備えられたミラー論理ディスクに、前記データと一対一に対応するように前記論理ディスクに保持し、
    前記ストレージ装置のルートから前記論理ディスクのデータまでのパスは、
    前記他のストレージ装置のルートから前記ミラー論理ディスクの前記複製データまでのパスに等しい
    ストレージ装置。
  9. 第1ストレージ装置に備えられた複数の第1論理ディスクと、第2ストレージ装置に備えられ、前記複数の第1論理ディスクと同じ構成の複数の第2論理ディスクと、SANを介して前記複数の第1論理ディスクに接続されるホスト計算機とを具備するストレージシステムの動作方法であって、
    前記第1ストレージ装置に障害が発生したか否かを監視するステップと、
    前記第1ストレージ装置に障害が発生したとき、前記ホスト計算機と前記複数の第1論理ディスクの全てとの接続を遮断し、前記ホスト計算機を前記複数の第2論理ディスクの全てに接続するステップ
    を具備する
    ストレージシステムの動作方法。
  10. 請求項9に記載のストレージシステムの動作方法において、
    前記接続するステップは、
    前記複数の第1論理ディスクの少なくとも1つに障害が発生したとき、前記ホスト計算機から前記第1ストレージ装置に至るパスを、前記ホスト計算機から前記第2ストレージ装置に至るパスに変更することによって、前記複数の第1論理ディスクの全てとの接続を遮断し、前記複数の第2論理ディスクの全てに接続する
    ストレージシステムの動作方法。
  11. 請求項9に記載のストレージシステムの動作方法において、
    前記接続するステップは、
    前記第1ストレージ装置のルートから、前記第複数の第1論理ディスクの1データまでのパスが、前記第2ストレージ装置のルートから前記複数の第2論理ディスクの複製データまでのパスと等しくなるようにする
    ストレージシステムの動作方法。
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