JP2009251042A - 液晶表示装置 - Google Patents

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正人 化生
Kazuhiro Takahashi
一博 高橋
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Abstract

【課題】腐食への耐性を向上し、信頼性の高い液晶表示装置を提供すること。
【解決手段】液晶表示パネル100を構成するアレイ基板200は、
対向基板300が対向して形成されるアクティブエリア120において、各画素PXに配置された画素電極230と、
対向基板端部300Aより外方に延出した延出部200Eにおいて、対向基板端部300Aと略平行なアレイ基板端部200Aとの間に配置された電極パッドPDと、
電極パッドPDの周縁を覆うとともに電極パッドPDを露出するコンタクトホールCHが形成された絶縁膜ILと、を備え、
コンタクトホールCHは、その中心O2が電極パッドPDの中心O1よりアレイ基板端部200A側に位置するように形成されたことを特徴とする。
【選択図】 図4

Description

この発明は、液晶表示装置に係り、特に、フレキシブル配線基板が接続される液晶表示パネルの構造に関する。
平面表示装置として代表的な液晶表示装置は、軽量、薄型、低消費電力などの特徴を生かして、パーソナルコンピュータやテレビなどのOA機器などの表示装置として各種分野で利用されている。近年では、液晶表示装置は、携帯電話などの携帯端末機器や、カーナビゲーション装置、ゲーム機などの表示装置としても利用されている。
液晶表示装置は、シール材を介して貼り合わせられたアレイ基板と対向基板との間に液晶層を保持して構成された液晶表示パネルを備えている。この液晶表示パネルは、画像を表示する略矩形状のアクティブエリアを備えている。アレイ基板は、このようなアクティブエリアにおいて、絶縁基板上に絶縁膜を介して互いに交差するように配置されたゲート線及びソース線と、これらのゲート線とソース線との交差領域に配置されたスイッチング素子と、スイッチング素子と電気的に接続された画素電極と、を備えている。対向基板は、絶縁基板上に対向電極を備えている。
アレイ基板上において、ゲート線及びソース線は、アクティブエリアから引き出され、外部信号源(例えば、駆動ICチップ、フレキシブル配線基板などの信号源)からの制御信号を入力するための電極パッド(端子部)に接続されている。この電極パッドは、アレイ基板において対向基板端部よりも外方に延出した延出部に配置されている。このような電極パッドと外部信号源とは、異方性導電膜を用いて電気的に接続される。
近年の液晶表示パネルにおいては、高精細化への要求に対してゲート線及びソース線といった配線数が増加する傾向にあり、しかも、小型化及び狭額縁化の要求も高まっており、わずかなスペースに多数の電極パッドを配置する必要がある。このため、電極パッドと外部信号源とを精度良く接続し、実装不良を減少させることが重要である。
このような課題に対して、例えば特許文献1によれば、表示部に配線を介して電気的に接続された金属層と、金属層上に形成された絶縁膜とを備えた端子部において、絶縁膜には金属層が露出されるように開口部が形成され、開口部の少なくとも最表面の面積が金属層の面積よりも大きく形成された構造を開示している。
また、この特許文献1においては、基板上の端子部近傍の絶縁膜が除去され、金属層の上面が露出した構造や、基板上の端子部近傍における絶縁膜の厚さが他の領域における厚さより薄い構造、金属層の下に金属層と概ね重なるようにダミーパターンを配置した構造などが開示されている。
特開2005−70723号公報
狭額縁化などの要求に伴い、電極パッドは、アレイ基板におけるわずかな面積の延出部に配置され、対向基板端部に比較的接近している。このため、外部信号源、例えばフレキシブル配線基板と液晶表示パネルの電極パッドとを接続するための冶具の構造や合わせずれなどの影響により、電極パッドの全体がフレキシブル配線基板と重ならず、特に、フレキシブル配線基板と対向基板端部との間から電極パッドが露出することがある。
引用文献1などに記載の構造では、端子部の金属層が露出してしまい、水分の影響により腐食が発生しやすい。このため、信頼性の低下を招くおそれがある。
この発明は、上述した問題点に鑑みなされたものであって、その目的は、腐食への耐性を向上し、信頼性の高い液晶表示装置を提供することにある。
この発明の第1の態様による液晶表示装置は、
第1基板と第2基板との間に液晶層を保持した構成の液晶表示パネルを備え、
前記第1基板は、
前記第2基板が対向して形成されるアクティブエリアにおいて、各画素に配置された画素電極と、
第2基板端部より外方に延出した延出部において、前記第2基板端部と略平行な第1基板端部との間に配置された電極パッドと、
前記電極パッドの周縁を覆うとともに前記電極パッドを露出するコンタクトホールが形成された絶縁膜と、を備え、
前記コンタクトホールは、その中心が前記電極パッドの中心より前記第1基板端部側に位置するように形成されたことを特徴とする。
この発明の第2の態様による液晶表示装置は、
第1基板と第2基板との間に液晶層を保持した構成の液晶表示パネルを備え、
前記第1基板は、
前記第2基板が対向して形成されるアクティブエリアにおいて、各画素に配置された画素電極と、
第2基板端部より外方に延出した延出部において、前記第2基板端部と略平行な第1基板端部との間に配置された電極パッドと、
前記電極パッドの前記第1基板端部側及び前記第2基板端部側を覆うとともに前記電極パッドを露出するコンタクトホールが形成された絶縁膜と、を備え、
前記絶縁膜において、前記第2基板端部側を覆う長さは、前記第1基板端部側を覆う長さより長いことを特徴とする。
この発明によれば、腐食への耐性を向上し、信頼性の高い液晶表示装置を提供することができる。
以下、この発明の一実施の形態に係る表示装置、特に液晶表示装置について図面を参照して説明する。
図1に示すように、液晶表示装置は、略矩形平板上の液晶表示パネル100を備えている。すなわち、液晶表示パネル100は、一対の基板すなわちアレイ基板(第1基板)200及び対向基板(第2基板)300と、アレイ基板200と対向基板300との間に保持された液晶層400と、によって構成されている。これらのアレイ基板200と対向基板300とは、シール材110によって貼り合わせられ、これらの間に液晶層400を保持するための所定のギャップを形成している。
液晶表示パネル100は、シール材110によって囲まれた内側に、画像を表示する略矩形状のアクティブエリア120を備えている。すなわち、このアクティブエリア120は、アレイ基板200と対向基板300とが対向した部分に形成され、マトリクス状に配置された複数の画素PXによって構成されている。
アレイ基板200は、アクティブエリア120において、画素PXの行方向に沿って延在する複数のゲート線Y(1、2、3、…、m)と、画素PXの列方向に沿って延在する複数のソース線X(1、2、3、…、n)と、各画素PXにおけるソース線Xとゲート線Yとの交差部に配置されたスイッチング素子220と、画素PXのそれぞれに配置されスイッチング素子220に接続された画素電極230と、を備えている。
ゲート線Yとソース線Xとは、絶縁層を介して互いに交差するように配置されている。スイッチング素子220は、例えばアモルファスシリコンやポリシリコンなどによって形成された半導体層を備えた薄膜トランジスタ(TFT;Thin Film Transistor)によって構成されている。
スイッチング素子220のゲート電極222は、ゲート線Yに接続されている(あるいは、ゲート電極222は、ゲート線Yと一体的に形成されている)。スイッチング素子220のソース電極225は、ソース線Xに接続されている(あるいは、ソース225は、ソース線Xと一体的に形成されている)。スイッチング素子220のドレイン電極227は、画素電極230に接続されている(あるいは、ドレイン電極227は、画素電極230と一体的に形成されている)。
対向基板300は、アクティブエリア120において、複数の画素電極230のそれぞれに対向した対向電極330を備えている。
また、液晶表示パネル100は、アクティブエリア120の外側に位置する外周部130に配置された接続部131を備えている。この接続部131は、信号供給源として機能するフレキシブル配線基板500と接続可能である。図1に示した例では、接続部131は、対向基板300の端部300Aより外方に延出したアレイ基板200の延出部200E上に形成されている。
アクティブエリア120に配置されたゲート線Y(1、2、3、…、m)のそれぞれは、外周部130を経由して接続部131に電気的に接続されている。また、ソース線X(1、2、3、…、n)のそれぞれも同様に、外周部130を経由して接続部131に電気的に接続されている。
次に、アレイ基板200及び対向基板300の構造をより詳細に説明する。
図2に示すように、アレイ基板200は、ガラスなどの光透過性を有する絶縁基板210を用いて形成される。スイッチング素子220のゲート電極222は、ゲート線Yなどとともに絶縁基板210の上に配置されている。このゲート電極222は、ゲート絶縁膜240によって覆われている。このゲート絶縁膜240は、例えば、窒化シリコン(Si3)などによって形成されている。
スイッチング素子220の半導体層242は、ゲート絶縁膜240の上に配置されている。この半導体層242の一部は、ゲート絶縁膜240を介してゲート電極222と重なっている。半導体層242には、スイッチング素子220のソース電極225及びドレイン電極227がコンタクトしている。これらのソース電極225及びドレイン電極227は、パッシベーション膜244によって覆われている。このパッシベーション膜244は、例えば、窒化シリコン(Si3)などによって形成されている。
画素電極230は、パッシベーション膜244の上において各画素PXに対応して配置されている。この画素電極230は、パッシベーション膜244に形成されたコンタクトホールを介してスイッチング素子220のドレイン電極227と電気的に接続されている。
バックライト光を選択的に透過して画像を表示する透過型液晶表示パネルにおいては、画素電極230は、例えば、インジウム・ティン・オキサイド(ITO)やインジウム・ジンク・オキサイド(IZO)などの光透過性を有する導電材料によって形成されている。また、外光を選択的に反射して画像を表示する反射型液晶表示パネルにおいては、画素電極230は、例えば、アルミニウム(Al)やモリブデン(Mo)などの光反射性を有する導電材料によって形成されている。
対向基板300は、ガラスなどの光透過性を有する絶縁基板310を用いて形成される。
カラー表示タイプの液晶表示装置では、液晶表示パネル100は、アクティブエリア120において、複数種類の画素、例えば赤(R)を表示する赤色画素PXR、緑(G)を表示する緑色画素PXG、青(B)を表示する青色画素PXBを有している。
図2に示した実施の形態においては、対向基板300は、アクティブエリア120において、絶縁基板310の一方の主面(液晶層と対向する面)上に、画素PX毎に配置されたカラーフィルタ層320(R、G、B)を備えている。これらのカラーフィルタ層320(R、G、B)は、赤色(R)、緑色(G)、及び青色(B)にそれぞれ着色された複数の着色樹脂によって形成されている。
すなわち、対向基板300は、絶縁基板310上に、赤色画素PXRに対応して赤色の主波長の光を透過するように着色された樹脂からなる赤色カラーフィルタ層320Rを備え、緑色画素PXGに対応して緑色の主波長の光を透過するように着色された樹脂からなる緑色カラーフィルタ層320Gを備え、さらに、青色画素PXBに対応して青色の主波長の光を透過するように着色された樹脂からなる青色カラーフィルタ層320Bを備えている。なお、このようなカラーフィルタ層320(R、G、B)は、アレイ基板側に備えられていても良い。
対向電極330は、アクティブエリア120において、複数の画素PXに対向するようにカラーフィルタ層320上に配置されている。この対向電極330は、例えばITOやIZOなどの光透過性を有する導電材料によって形成されている。
これらのアレイ基板200及び対向基板300の表面は、液晶層400に含まれる液晶分子の配向を制御するための配向膜250及び350によってそれぞれ覆われている。このようなアレイ基板200及び対向基板300は、それぞれの配向膜250及び350を対向した状態で配置され、シール材110によって貼り合わせられている。
シール材110は、略矩形状のアクティブエリア120を囲むようにアレイ基板200と対向基板300との間に配置される。すなわち、シール材110は、例えば熱硬化性樹脂や紫外線硬化性樹脂などの樹脂材料によって形成され、液晶表示パネル100を構成する一方の基板、例えばアレイ基板200のアクティブエリア120を囲むように塗布される。その後、他方の基板、例えば対向基板300をアレイ基板200に対向配置した状態で、一対の基板を貼り合わせる方向に加圧しながら加熱するあるいは紫外線を照射する。これにより、シール材110が硬化し、アレイ基板200と対向基板300とが貼り合わせられる。
液晶層400は、アレイ基板200と対向基板300とのギャップに封止された液晶組成物によって形成されている。液晶層400は、シール材110によって規定された注入口から液晶組成物を注入した後に封止剤によって封止することによって形成しても良いし、アレイ基板200と対向基板300とを貼り合わせる前にシール材110によって囲まれた内側に液晶組成物を滴下して形成しても良い。
アレイ基板200及び対向基板300の外面には、それぞれ光学素子260及び360が設けられている。これらの光学素子260及び360は、液晶層400の特性に合わせて偏光方向を設定した偏光板などを含んでいる。
次に、接続部131の構成についてより詳細に説明する。
すなわち、図3に示すように、接続部131は、アレイ基板200において対向基板端部300Aより外方に延出した延出部200Eに配置されている。この接続部131は、複数の電極パッドPDを備えて構成されている。つまり、電極パッドPDは、延出部200Eにおいて、方向Hに略平行な対向基板端部300Aと、この対向基板端部300Aに略平行なアレイ基板端部200Aとの間に配置されている。
電極パッドPDのそれぞれは、外周部130に引き出されたゲート線Yやソース線Xと電気的に接続されている。各電極パッドPDは、アレイ基板端部200Aと略直交する方向Vに延出した形状である。これらの電極パッドPDは、アレイ基板端部200Aが延びた方向と略平行な方向Hに沿って一列に並んでおり、しかも、隣接する各電極パッドPDの中心O1が同一直線上に位置するように配置されている。
この実施の形態においては、図4乃至図6に示すように、電極パッドPDは、絶縁基板210の上に配置され、ゲート線Yなどと同一材料によって形成されている。この電極パッドPDの周縁は、絶縁膜ILによって覆われている。この絶縁膜ILは、ゲート絶縁膜240と同一材料によって形成されても良いし、パッシベーション膜244と同一材料によって形成されても良いし、ゲート絶縁膜240とパッシベーション膜244との積層体によって形成されても良い。
この絶縁膜ILには、電極パッドPDを露出するコンタクトホールCHが形成されている。このようなコンタクトホールCHは、例えば、画素電極230とドレイン電極227とを電気的に接続するコンタクトホールと同一工程で形成可能である。
各電極パッドPDに対応して形成されたコンタクトホールCHは、電極パッドPDと同様に方向Vに延出した形状である。また、これらのコンタクトホールCHは、方向Hに沿って一列に並んでおり、しかも、各コンタクトホールCHの中心O2が同一直線上に位置するように配置されている。
このようなコンタクトホールCHは、その中心O2が電極パッドPDの中心O1よりアレイ基板端部200A側に位置するように形成されている。すなわち、コンタクトホールCHの中心O2は、電極パッドPDの中心O1よりもアレイ基板端部200A側に偏心している(decentering)。
図4などに示した例では、電極パッドPDのそれぞれは、方向Vに平行な長辺を有し、方向Hに短辺を有する長方形状に形成されている。長辺の長さL1は、例えば900〜1100μmであり、短辺の長さS1は、例えば200μm程度である。このような形状の電極パッドPDについて、中心O1は、対角線の交点に相当する。なお、電極パッドPDが他の形状である場合、その中心O1は、電極パッドPDの幾何学的外形の中心に相当する。
また、コンタクトホールCHのそれぞれは、方向Vに平行な長辺を有し、方向Hに短辺を有する長方形状に形成されている。長辺の長さL2は、例えば460〜660μmであり、短辺の長さS2は、例えば180μm程度である。このような形状のコンタクトホールCHについて、中心O2は、対角線の交点に相当する。つまり、コンタクトホールCHの対角線の交点(O2)は、電極パッドPDの対角線の交点(O1)よりは、アレイ基板端部200A側に位置している。なお、コンタクトホールCHが他の形状である場合、その中心O2は、コンタクトホールCHの幾何学的外形の中心に相当する。
ここに示した例では、絶縁膜ILは、電極パッドPDの全周縁を覆っている。すなわち、絶縁膜ILは、方向Hについて、電極パッドPDのコンタクトホールCHを挟んだ両側の周縁をそれぞれ約10μmの幅で覆っている。また、絶縁膜ILは、方向Vについて、コンタクトホールCHを挟んで電極パッドPDのアレイ基板端部200A側及び対向基板端部300A側を覆っている。
このような絶縁膜ILにおいて、対向基板端部300A側を覆う長さL3は、アレイ基板端部200A側を覆う長さL4より長い。例えば、L3は400μm程度であり、L4は10μm程度である。
このような構成の電極パッドPDを介して液晶表示パネル100にフレキシブル配線基板500を電気的に接続する際には、フレキシブル配線基板500側のそれぞれの端子が異方性導電膜などを介して電極パッドPDにそれぞれ接続される。これにより、フレキシブル配線基板500は、信号源から出力される駆動信号(すなわち、映像信号や電源などの画素PXの駆動に必要な各種信号)を液晶表示パネル100に供給することが可能となる。
このようなフレキシブル配線基板500は、接続部131からアレイ基板端部200Aを越えて外方に延出している。このため、延出部200Eにおいて、フレキシブル配線基板500と対向基板端部300Aとの間には隙間ができやすく、一方で、アレイ基板端部200Aの側は、フレキシブル配線基板500と重なっている。
このような実施の形態によれば、冶具の構造や合わせずれなどの影響を受けてフレキシブル配線基板500と対向基板端部300Aとの間から電極パッドPDの一部が露出したとしても、この露出部分の電極パッドPDは絶縁膜ILに覆われている。つまり、コンタクトホールCHは、その全体がフレキシブル配線基板500と重なるように形成されている。
このため、電極パッドPDが外気に触れることがなく、水分の影響を受けにくくなる。したがって、腐食への耐性を向上することが可能となる。つまり、時間の経過に伴った腐食の発生を抑制することが可能となり、信頼性の高い液晶表示装置を提供することが可能となる。
また、狭額縁化などの要求に伴って、電極パッドPDが対向基板端部300Aに比較的接近していたとしても、冶具の構造や合わせずれ、フレキシブル配線基板500を接続する目標位置などを考慮して、電極パッドPDの対向基板端部300A側を覆う絶縁膜ILの長さL3を設定すれば良く、電極パッドPDの長さL1の1/4以上1/2以下に設定することが望ましい。
例えば、図7に示すように、フレキシブル配線基板500を接続する目標位置REFに対して、合わせずれのマージンが±200μm(すなわち、アレイ基板端部200A側及び対向基板端部300A側にそれぞれ200μm)である場合には、L3は、400μmより大きく設定することが望ましい。
これにより、たとえ電極パッドPDが対向基板端部300Aに接近していたとしても、電極パッドPDの対向基板端部300A側が絶縁膜ILによって覆われるため、フレキシブル配線基板500から露出することがなくなる。
図5及び図6に示した例では、アレイ基板200は、カバー電極CDを備えている。このカバー電極CDは、絶縁膜ILの上に配置され、コンタクトホールCHを介して電極パッドPDと電気的に接続されている。また、このカバー電極CDは、画素電極230と同一材料、例えばITOによって形成されている。
このため、電極パッドPDの露出をさらに抑制することが可能である。また、ITOなどの酸化物導電材料は、比較的耐腐食性が高いため、電極パッドPDの腐食を抑制するのに効果的である。
このカバー電極CDは、電極パッドPDと略同一寸法に形成され、絶縁膜ILを介して電極パッドPDと重なっている。つまり、図4などに示した例において、カバー電極CDは、電極パッドPDの長辺L1と略同一長さの長辺と、短辺S1と略同一長さの短辺とを有する略長方形状に形成され、隣接する電極パッドPDに対応するカバー電極CDとは分離されている。
このような構成においては、カバー電極CDを介してフレキシブル配線基板500と電極パッドPDとが電気的に接続される。コンタクトホールCHは、接続抵抗の増大を抑制するために、大きく形成することが望ましいが、このような構成であっても、カバー電極CDによるカバー不良(コンタクトホールCHの段差での膜切れなど)によって水分が浸入する恐れもあるため、コンタクトホールCHの全体がフレキシブル配線基板500と重なるように形成されている。
つまり、電極パッドPDとカバー電極CDとの間の絶縁膜ILは、フレキシブル配線基板500から電極パッドPDを露出しないように形成されている。これにより、電極パッドPDの腐食への耐性を向上させることが可能となる。
なお、この発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、その実施の段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合わせてもよい。
上述した実施の形態では、アレイ基板側の画素電極と対向基板側の対向電極との間に形成される縦電界を主に利用して液晶層に含まれる液晶分子を駆動するモードを例に説明したが、一方の基板側に画素電極と対向電極とを備え、基板面と略平行な横電界を主に利用して液晶分子を駆動するモードの液晶表示パネルに対しても、上述した構成を適用可能である。
また、上述した実施の形態において説明した液晶表示装置は、カラー表示タイプであったが、カラーフィルタ層を省略したモノクロ表示タイプであっても良い。また、この実施の形態にかかる液晶表示装置は、透過型の液晶表示パネルを備えたものでも良いし、反射型の液晶表示パネルを備えたものであっても良いし、さらに、各画素が反射部及び透過部を有するような半透過型の液晶表示パネルを備えた構成であっても良い。
図1は、この発明の一実施の形態に係る液晶表示装置の液晶表示パネルの構成を概略的に示す図である。 図2は、図1に示した液晶表示パネルの構成を概略的に示す断面図である。 図3は、図1に示した液晶表示パネルにおける接続部を配置した延出部の構造を概略的に示す平面図である。 図4は、図3に示した接続部における電極パッドを拡大した平面図である。 図5は、図4に示したV−V線で切断した液晶表示パネルの断面構造を概略的に示す図である。 図6は、図4に示したVI−VI線で切断した液晶表示パネルの断面構造を概略的に示す図である。 図7は、フレキシブル配線基板を電極パッドに接続するための目標位置とマージンとの関係を説明するための図である。
符号の説明
100…液晶表示パネル
PX…画素 Y…ゲート線 X…ソース線
120…アクティブエリア 131…接続部
200…アレイ基板 200A…アレイ基板端部 200E…延出部
210…絶縁基板 230…画素電極
300…対向基板 300A…対向基板端部
310…絶縁基板 330…対向電極
400…液晶層
PD…電極パッド O1…中心
IL…絶縁膜 CD…カバー電極
CH…コンタクトホール O2…中心
500…フレキシブル配線基板

Claims (7)

  1. 第1基板と第2基板との間に液晶層を保持した構成の液晶表示パネルを備え、
    前記第1基板は、
    前記第2基板が対向して形成されるアクティブエリアにおいて、各画素に配置された画素電極と、
    第2基板端部より外方に延出した延出部において、前記第2基板端部と略平行な第1基板端部との間に配置された電極パッドと、
    前記電極パッドの周縁を覆うとともに前記電極パッドを露出するコンタクトホールが形成された絶縁膜と、を備え、
    前記コンタクトホールは、その中心が前記電極パッドの中心より前記第1基板端部側に位置するように形成されたことを特徴とする液晶表示装置。
  2. さらに、前記電極パッドを介して前記液晶表示パネルに電気的に接続されたフレキシブル配線基板を備え、
    前記コンタクトホールは、その全体が前記フレキシブル配線基板と重なることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 前記電極パッドの前記第2基板端部側を覆う前記絶縁膜の長さは、前記電極パッドの長さの1/4以上1/2以下であることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  4. 前記電極パッド及び前記コンタクトホールは、前記第1基板端部と略直交する方向に延出した長方形状に形成され、
    前記コンタクトホールの対角線の交点は、前記電極パッドの対角線の交点よりは、前記第1基板端部側に位置していることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  5. 前記第1基板は、前記コンタクトホールを介して前記電極パッドと電気的に接続されるとともに前記画素電極と同一材料によって形成されたカバー電極を備えたことを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  6. 前記カバー電極は、前記電極パッドと略同一寸法に形成され、前記絶縁膜を介して前記電極パッドと重なることを特徴とする請求項5に記載の液晶表示装置。
  7. 第1基板と第2基板との間に液晶層を保持した構成の液晶表示パネルを備え、
    前記第1基板は、
    前記第2基板が対向して形成されるアクティブエリアにおいて、各画素に配置された画素電極と、
    第2基板端部より外方に延出した延出部において、前記第2基板端部と略平行な第1基板端部との間に配置された電極パッドと、
    前記電極パッドの前記第1基板端部側及び前記第2基板端部側を覆うとともに前記電極パッドを露出するコンタクトホールが形成された絶縁膜と、を備え、
    前記絶縁膜において、前記第2基板端部側を覆う長さは、前記第1基板端部側を覆う長さより長いことを特徴とする液晶表示装置。
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