JP2009250986A - 投射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】人の目への安全性を高めて光源の出力向上を可能にし、投射像を明るくすることが可能な技術を提供する。
【解決手段】投射装置1Aは、第1主面11Pを有する上筐体11と、第1主面11Pに対向した第2主面12Pを有する下筐体12と、上筐体11を変位させ、第1主面11Pと第2主面12Pとの間に空隙GPを形成させる変位機構と、光源から発せられた光を投射光LFとして空隙に出射する投射部14とを備え、投射光LFは、空隙を通って、投射装置1Aから出力される。このような投射装置1Aによれば、投射装置1Aから出力されるまでに光源から所定長の距離を確保することができるので、人の目への安全性を高めることが可能になり、投射像を明るくすることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、投射装置に関する。
携帯電話機(以下、「携帯電話」とも称する)等の小型の電子機器にプロジェクタを搭載したものが知られている。
例えば、特許文献1には、折り畳み式の携帯電話において、折り畳み角度に応じて、モニタ液晶による画像表示と、プロジェクタによる画像投影とを切り換える技術が開示されている。
特開2005−236746号公報
しかしながら、上記特許文献1の技術では、プロジェクタ機能を発揮する投影レンズ部から光が直接外部に投射されるので、人の目への安全性に配慮すると光源の出力を上げることができないため、投射像は暗くなってしまう。
そこで、本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、人の目への安全性を高めることによって、光源の出力向上を可能にし、投射像を明るくすることが可能な技術を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、請求項1の発明は、投射装置であって、第1主面を有する第1の筐体と、前記第1主面に対向した第2主面を有する第2の筐体と、前記第1の筐体を変位させ、前記第1主面と前記第2主面との間に空隙を形成させる変位機構と、光源から発せられた光を投射光として前記空隙に出射する投射手段とを備え、前記投射光は、前記空隙を通って前記投射装置から出力されることを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明に係る投射装置において、前記投射手段は、前記第2の筐体において一端寄りに設けられることを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項2の発明に係る投射装置において、前記投射光は、前記第2の筐体の一端から前記第2の筐体の他端に向かう方向に沿って前記空隙を通ることを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項1から請求項3のいずれかの発明に係る投射装置において、前記変位機構は、前記第1の筐体と前記第2の筐体とを回動自在に接続するヒンジ部によって構成されることを特徴とする。
また、請求項5の発明は、請求項4の発明に係る投射装置において、前記第1の筐体と前記第2の筐体とがなす角度に応じて前記光源の出力を制御する発光制御手段をさらに備えることを特徴とする。
また、請求項6の発明は、請求項1から請求項5のいずれかの発明に係る投射装置において、前記第1の筐体は、前記第一主面において反射部を有し、前記投射光の進路は、前記反射部によって変更されることを特徴とする。
また、請求項7の発明は、請求項6の発明に係る投射装置において、前記反射部は、ホログラム光学素子であることを特徴とする。
請求項1から請求項7に記載の発明によれば、投射手段によって出射された投射光は、第1の筐体と第2の筐体との間に形成された空隙を通って投射装置から出力されるため、投射装置から出力されるまでに光源から所定長の距離を確保することができるので、人の目への安全性を高めることが可能になり、投射像を明るくすることができる。
また特に、請求項6に記載の発明によれば、投射光の進路が、反射部によって変更されることから、光源から出力までの距離をより長く確保できるので、人の目への安全性をさらに高めることが可能になり、投射像をより明るくすることができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
<1.第1実施形態>
<概要>
図1は、本発明の第1実施形態に係る投射装置1Aの利用態様を示す図である。図2は、投射装置1Aを側面方向から視認した場合の断面図である。
図1に示されるように、投射装置1Aは、スクリーンSC等の投光面(投射面)に映像(画像)を投射するプロジェクタとして構成されている。この投射装置1Aでは、スクリーンSCに向けて照射される光線のラスター走査RSを行うことにより、スクリーンSCへの2次元画像の表示が可能となっている。
図2に示されるように、投射装置1Aは、折り畳み可能な携帯型の電子機器として構成され、上筺体(「第1の筐体」とも称する)11と、下筺体(「第2の筐体」とも称する)12と、ヒンジ部13Aとを有している。
具体的には、上筐体11および下筐体12は、それぞれ板状の直方体であり、各種部材を格納する筐体としての役割を有している。
ヒンジ部13Aは、上筐体11と下筐体12とを回動可能(折り畳み可能)に接続している。詳細には、上筐体11の一端11Mは、ヒンジ部13Aを介して下筐体12の一端12Mと接続され、上筐体11は、ヒンジ部13Aを支点にして下筐体12に対して回動可能となっている。
このような構成を有する投射装置1Aでは、上筐体11の他端11Nと下筐体12の他端12Nとが合わさった(換言すれば、上筐体11の一主面11Pと、これに対向する下筐体12の一主面12Pとが合わさった)閉状態QAと、上筐体11の他端11Nと下筐体12の他端12Nとが離れた(換言すれば、上筐体11の一主面11Pと下筐体12の一主面12Pとの間に空隙(空間)GPが形成された)開状態QBとの間で状態切換が可能となる。
このように、ヒンジ部13Aは、上筐体11(或いは下筐体12)を変位させ、上筐体11の一主面11Pと下筐体12の一主面12Pとの間に空隙GPを形成させる変位機構として機能する。
下筐体12は、一端12M寄りに(換言すれば、ヒンジ部13Aの近傍において)、投射部(「プロジェクタモジュール」とも称する)14を有している。開状態QB(図2参照)では、投射部14から投射像を形成する光(「投射光」とも称する)LFが空隙GPに出射され、当該投射光LFは、上筐体11の一主面11Pと下筐体12の一主面12Pとの間に形成された空隙GPを通過して、投射装置1Aから出射(出力)される。
なお、開状態QBにおける上筐体11と下筐体12との開き角は、上筐体11および下筐体12によって投射像にけられが発生しないように、投射像の高さ(垂直方向の幅(縦幅))に応じて設定される。本実施形態の投射装置1Aのヒンジ部13Aには、上筐体11および下筐体12を、開状態QBの開き角で位置決めして固定できるクリック機構が設けられている。
<投射部14について>
次に、投射部14について詳述する。図3は、第1実施形態における投射部14の概略構成図である。
投射部14は、緑(G)成分のレーザ光を発生させるG光源20Gと、赤(R)成分のレーザ光を発生させるR光源20Rと、青(B)成分のレーザ光を発生させるB光源20Bとを有している。各レーザ光源20G,20R,20Bから発光されたレーザ光は、それぞれコリメータレンズ21G,21R,21Bを介して平行光に整形された後、ダイクロイックミラー22R,22Bを経て一本の光束(「合成光束」とも称する)に合成される。
そして、合成光束は、光走査手段として機能する光スキャナ(「MEMSミラー」とも称する)LS(詳細は後述)によって反射され、投射光束として投射部14から出射される。
また、各光源20G,20R,20Bから出力されるレーザ光の強度は、光スキャナLSのラスター走査RSに同期して、変調制御部25からの制御信号によって変調される。
このような構成を有する投射部14によって、スクリーンSCに投射対象の画像(投射画像)が投射される。
ここで、光スキャナLSについて詳述する。図4は、光スキャナLSの外観図である。
光スキャナLSは、投射対象の画像信号から得られる同期信号(水平(H)同期信号および垂直(V)同期信号)に応じて投射光束のラスター走査RSを行う。具体的には、光スキャナLSは、H同期信号に同期させて水平方向に走査線を描く水平走査と、V同期信号に同期させて垂直方向に走査線をずらす垂直走査とを行い、投射画像をスクリーンSCに投射させる。
光スキャナLSは、シリコン(Si)基板の異方性エッチングによって一体的に形成され、矩形環状の固定枠(「フレーム部」とも称する)31と、駆動部材(例えば、圧電素子)が上面に貼り付けられた加振部32A,32B,32C,32Dと、フレーム部31に内包されミラー部35を支持する環状の保持枠33とを備えている。
より詳細には、光スキャナLSでは、ミラー部35が、当該ミラー部35を挟むように対向して配置されたトーションバー34A,34Bを介して保持枠33に連結されている。保持枠33は、当該保持枠33を挟むように対向して配置された軸部材36A,36Bを介して加振部32A,32B,32C,32Dに連結されている。そして、加振部32A,32B,32C,32Dは、フレーム部31に連結されている。
このような構成を有する光スキャナLSでは、圧電素子に電圧を印加して加振部32A,32B,32C,32Dに曲げ変形を発生させることによって、ミラー部35を揺動振動させることができる。
このように、光スキャナLSでは、反射面を有するミラー部35を揺動振動させて、スクリーンSCに照射される投射光束のラスター走査RSが行われる。
<投射装置の安全性について>
ここで、投射装置1Aの安全性について説明する。図5は、投射部14から出射された投射像を示す図である。
本実施形態の投射装置1Aでは、投射光を出射させる光源としてレーザ光源が用いられているが、このようにレーザ光を投射光として用いる場合は、人の目に対する安全性の確保が重要になる。
レーザ光の安全性に関する規格は、国際電気標準(IEC)の規準をもとに各国で制定されているが、レーザ光の目への危険度は、瞳を透過し、網膜に収斂するエネルギーが大きくなるほど高くなる。したがって、目が拡散の中心である光源(本実施形態では、光スキャナLSのミラー部35)にピントを合わせたときに、網膜に投射される像が最も小さく収斂された状態が目には危険な状態となる。また、目が光源に近いほど危険である。
このため、規格では、目がピントを合わせることができる最短距離を100mmとし、当該最短距離にある直径7mmの大きさを有する瞳(「瞳領域」とも称する)ERを一定時間に通過するレーザ光の総エネルギーで目への危険度が判断されている。なお上記一定時間とは、目が眩しさを感じてから瞼を閉じるまでの時間(0.25s)とされている。また、目が光源から100mm以内に近づけない場合は、目と光源との距離が最小となる最接近距離に配置された瞳領域ERを、一定時間に通過するレーザ光の総エネルギーで目への危険度が判断される。
図5に示されるように、光スキャナLSで走査された投射光は、略長方形の投射像TG(図5中のハッチング領域)を形成しつつ進行し、投射光が進行するにつれて、その投射像の大きさ(「像領域」とも称する)GRは大きくなる。すなわち、光スキャナLSからの距離(「照射距離」とも称する)RDと像領域GRとは比例し、照射距離が長くなると、像領域GRは大きくなる。例えば、照射距離RD2が照射距離RD1より長い場合(照射距離RD2>照射距離RD1)では、照射距離RD2における像領域GR2は、照射距離RD1における像領域GR1よりも大きくなる(図5参照)。
ここで、瞳領域ERの大きさは、照射距離RDによらず不変であることから、照射距離RDが長くなると、像領域GRに対する瞳領域ERの割合は小さくなる。
このため、レーザ光源の出力が同じであれば、像領域GRが大きくなるほど(換言すれば、照射距離RDが長くなるほど)、瞳領域ERを透過する投射光のエネルギーは小さくなる。すなわち、照射距離RDが長くなると、人の目への安全性は高まることになる。
逆に言えば、照射距離RDすなわち最接近距離を長くするように設計すれば、人の目への安全性を確保したまま、レーザの出力を大きくできるので、投射装置1Aを明るくすることができる。
例えば、最接近距離を140mm確保できれば、最接近距離を100mm確保した場合に比べて、レーザ光源の出力を2倍にすることができる。
なお、上記では、レーザ走査式の投射装置1Aに関する安全性について説明したが、投射装置としては、液晶等の画素型の投射装置においても、小型化によって携帯可能としたものが存在する。このような携帯可能な投射装置においても、発光源に目を近づけると、目に危険が及ぶ可能性があるので、携帯型の投射装置全般において、目への安全性を考慮することが好ましい。
<投射装置1Aの構造について>
上述のように、本実施形態の投射装置1Aは、上筐体11と下筐体12とが重なった閉状態QAと、上筐体11の一主面11Pと下筐体12の一主面12Pとの間に空隙GPが形成された開状態QBとの間で切替可能であり、閉状態QAでは、投射装置1Aはコンパクト化され、携帯に適した状態になる。
一方、開状態QBでは、投射部14からの投射光LFが、少し開いた2つの筐体11,12の間隙GPを、下筐体12の一端12Mから他端12Nに向かう方向に沿って進行し、投射装置1Aから投射面に投射される(図2参照)。
開状態QBにおける上筐体11と下筐体12との開き角では、人の顔は、上筐体11および下筐体12によって物理的に規制されて、上筐体11と下筐体12との間に進入することができず、間隙GPにおける投射光LFの光路は、人の顔によって遮られない。
すなわち、上筐体11と下筐体12との間への顔の進入を規制可能な規制開き角では、上筐体11の他端11Nと下筐体12の他端12Nとを結ぶ規制線LL(図2参照)を基準にして、人は、顔を光源に近づけることができなくなるので、目と光源との距離を確保することが可能になる。
このように、投射光LFを投射装置1A内の空隙GPを通過させてから投射装置1Aから出射させて、所定長の最接近距離を確保することによれば、投射光LFをすぐに外部へ出射させた場合に比べて、目への安全性を高めることができ、ひいてはレーザ光源の出力を上げて明るい投射装置1Aを構成することができる。
<2.第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
第2実施形態に係る投射装置1Bでは、上筐体11と下筐体12との開き角の大きさ(「開角度」とも称する)に応じて、レーザ光源の出力が制御される。図6は、第2実施形態における投射部14の概略構成図である。図7および図8は、第2実施形態の投射装置1Bにおけるヒンジ部13Bの内部構成を示す図である。
なお、第2実施形態に係る投射装置1Bは、発光制御部26を有し、開き角の大きさに応じて、レーザ光源の出力が制御される点以外は、第1実施形態に係る投射装置1Aと同様の構成および機能(図1、図2および図4参照)を有しており、共通する部分については同じ符号を付して説明を省略する。
図6に示されるように、第2実施形態の投射装置1Bは、レーザ光源の出力を制御する発光制御部26を有している。具体的には、発光制御部26は、G光源20G、R光源20RおよびB光源20Bによって発生されるレーザ光の強度を制御する機能を有している。
また、投射装置1Bは、上筐体11と下筐体12との開き角の大きさを検出する開き角検出手段を有している。
具体的には、図7に示されるように、投射装置1Bは、ヒンジ部13B付近に、導電性を有する導電部材54と、所定間隔で互いに並列して配置された陽電極52および陰電極53と、2つの電極(陽電極52および陰電極53)間の導通を検知する導通検知部51とを有している。
導電部材54は、上筐体11の回動に応じて移動する。また、導電部材54は、開き角の大きさが所定範囲になると、陽電極52および陰電極53に接触する位置に設けられている。
本実施形態では、上筐体11と下筐体12との間への顔の進入を、上筐体11および下筐体12によって規制可能な開き角(規制開き角)の範囲が、2つの電極を導通させる開き角の所定範囲として設定される。
このような構成により、例えば図7のように開き角の大きさが顔の進入を規制可能な上記所定範囲である場合は、導通検知部51によって陽電極52と陰電極53との導通状態が検知される。そして、投射装置1Bでは、導通状態が検知された場合は、所定長の最接近距離が確保されている安全な状態であるとして、発光制御部26によって最大出力でのレーザ光の発光(フル発光)が許可される。
一方、図8のように開き角の大きさが顔の進入を規制できない上記所定範囲外である場合は、陽電極52および陰電極53は非導通となり、導通検知部51によって非導通状態が検知される。投射装置1Bでは、非導通状態が検知された場合は、所定長の最接近距離が確保されていない危険な状態であるとして、発光制御部26によって目への安全性を確保できる強度にレーザ光の発光が制限される。
以上のように、投射装置1Bでは、上筐体11および下筐体12によって投射光の光路への顔の進入が規制可能であるか否かが開き角の大きさに応じて判断され、レーザ光源の出力が制御される。このように目への安全性の保障度合いに応じてレーザ光源の出力を調整することによれば、安全性の高い投射装置1Bを実現することが可能になる。
<3.第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
第3実施形態に係る投射装置1Cでは、対となる筐体11,12のうち投射部14を有する筐体(ここでは、下筐体12)とは反対の筐体(ここでは、上筐体11)に反射部15Aが設けられる。このような構成を有する投射装置1Cでは、投射光LFが反射部15Aにおいて一旦反射されてから装置外に出射される。図9は、第3実施形態に係る投射装置1Cを側面方向から視認した場合の断面図である。
なお、第3実施形態に係る投射装置1Cは、反射部15Aによって投射光LFを反射してから外部に出射する点以外は、第1実施形態に係る投射装置1Aと同様の構成および機能(図1、図3および図4参照)を有しており、共通する部分については同じ符号を付して説明を省略する。
図9に示されるように、第3実施形態の投射装置1Cは、投射装置1Aと同様に上筐体11と、下筐体12と、ヒンジ部13Aとを有している。上筐体11と下筐体12とは、ヒンジ部13Aによって回動可能に接続され、投射装置1Cは、折り畳み可能な携帯型の電子機器として構成されている。
上筐体11は、一主面11Pにおいて反射部15Aとしての平面ミラー(平面鏡)を有している。
上筐体11の一主面11Pに反射部15Aを有する投射装置1Cでは、開状態QBにおいて、投射部14から投射光LFが反射部15Aに向けて出射される。そして、当該投射光LFは、反射部15Aによる反射(鏡面反射)によって進路が変更され、投射装置1Cから出射される。
このように、投射光LFを反射部15Aで一旦反射させることによれば、空隙GPを通る投射光LFの光路(「内部光路」とも称する)、より詳細には投射部14から投射装置1Cの外部に至るまでの投射光LFの光路を長くすることができる。
具体的には、第1実施形態の投射装置1Aにおける内部光路は、直線光路であるが、本実施形態の投射装置1Cにおける内部光路は、途中で屈曲した光路(屈曲光路)である。このように光路が屈曲している分、投射装置1Cにおける内部光路は、投射装置1Aにおける内部光路よりも長くなる。
つまり、投射装置1Cでは、投射光LFの内部光路を屈曲(屈折)させない場合に比べて、最接近距離を長く確保することができる。
以上のように、投射装置1Cでは、内部光路を屈曲させることによって比較的長い最接近距離を確保することができるので、第1実施形態の投射装置1Aに比べて、目への安全性をより高めることができ、ひいてはレーザ光源の出力をさらに上げることが可能となる。
<4.第4実施形態>
次に、本発明の第4実施形態について説明する。
第3実施形態の投射装置1Cでは、反射部15Aとして鏡面反射可能な平面ミラーが採用されていたが、第4実施形態に係る投射装置1Dでは、反射部15Bとして反射型のホログラフィックオプティカルエレメント(以下では、「ホログラム光学素子」、またはHolographic Optical Elementを略して「HOE」とも称する)16が採用される。図10は、第4実施形態に係る投射装置1Dを側面方向から視認した場合の断面図である。図11は、HOE16を作製する際の様子を示す図である。
なお、第4実施形態に係る投射装置1Dは、反射部15BとしてHOE16が採用される点以外は、第3実施形態に係る投射装置1Cと同様の構成および機能を有しており、共通する部分については同じ符号を付して説明を省略する。
図10に示されるように、第4実施形態の投射装置1Dは、投射装置1Cと同様に上筐体11と、下筐体12と、ヒンジ部13Aとを有している。上筐体11と下筐体12とは、ヒンジ部13Aによって回動可能に接続され、投射装置1Cは、折り畳み可能な携帯型の電子機器として構成されている。
上筐体11は、一主面11Pにおいて、反射部15AとしてのHOE16を有している。
上筐体11の一主面11PにHOE16を有する投射装置1Dでは、開状態QBにおいて、投射部14から投射光LFがHOE16に向けて出射される。そして、当該投射光LFは、HOE16によって進路が変更され、投射装置1Dから出射される。
ここで、投射光LFを反射するHOE16について詳述する。
HOE16は、2つの光束(詳細には、参照光101の光束と物体光102の光束)の干渉縞を感材100に記録させ、これを現像処理することによって作製される。具体的には、まず、図11に示されるように、開状態QBにおける反射部15Bの位置に感材100が配置される。そして、当該感材100に対して、投射部14の光源位置から参照光101が照射されるとともに、HOE16に照射された投射光LFを反射させる方向と同じ方向(反射させたい方向)の光が物体光102として照射される。このように2方向から照射される参照光101と物体光102との干渉によって発生する干渉縞が感材100に記録され、これを現像処理することによってHOE16が作製される。
このようにして作製されたHOE16は、参照光101と同じ光(「再生照明光」とも称する)を同じ角度から受けると、作製時の物体光102と同じ光(「再生光」とも称する)を同じ向きに再生させる。
すなわち、各レーザ光源20G,20R,20Bからのレーザ光を用いてHOE16を作製し、当該HOE16を反射部15Bとして用いることによれば、投射部14からの投射光LFを、反射させたい所望の方向(反射方向)に反射(再生)させることが可能になる。
また、HOE16は、波長選択性を有し、作製時における波長以外の他の波長を有する光にはほとんど影響を及ぼさない。
このため、透明基板のHOE16を作製し、当該HOE16を反射部15Bとして用いることによれば、例えば、反射部15Bが設けられる上筐体11の一主面11PにLCD等の表示部を設けた場合でも、LCDの表示を妨げない投射装置1Dを構成することが可能になる。
より詳細には、上筐体11の一主面11Pに表示部を有し、携帯電話としての機能をも備える投射装置1Dにおいて、その表示部の表面にHOE16を設けることによれば、携帯電話としての機能を損なうことなく、投射機能を発揮することが可能になる。すなわち、携帯電話として使用する際には、透明基板のHOE16は表示部の視認性に影響を与えず、投射装置1Dとして使用する際には、HOE16は投射光LFを反射するミラーとして機能する。
このように、透明基板のHOE16を反射部15Bとして用いることによれば、投射装置1Dのスペースを有効利用することが可能になり、コンパクト性を有した投射装置1Dを構成できる。
また、HOE16は、作製段階における物体光102の照射方向を調整することによって投射光LFの反射方向を設定することができるので、上筐体11と下筐体12との開き角が小さい(例えば鋭角)場合でも投射部14を下筐体12の他端12N寄りに設けることが可能になる。このような構成によれば、投射光LFの内部光路を長くすることができ、最接近距離を長く確保することが可能になる。
また、HOE16は、作製の際の参照光101と同じ方向から再生照明光が照射されることによって、再生光を再生させる性質を有していることから、投射装置1Dから投射光LFを出射可能な開き角は、制限されることになる。
このため、人の顔の進入を物理的に規制する或る特定の規制開き角において、投射光LFを出射可能な投射装置1Dでは、当該特定の規制開き角以外の開き角では、投射光LFが出射されなくなる。
すなわち、反射部15BにHOE16を用いることによれば、人の顔の進入を規制できない開き角(「非規制開き角」とも称する)において、投射光LFを出射(誤出射)してしまう可能性を減少させることができるので、目の安全性をより担保(保証)することが可能になる。
<5.変形例>
以上、この発明の実施の形態について説明したが、この発明は、上記に説明した内容に限定されるものではない。
例えば、上記第1実施形態では、クリック機構を設け、開状態QBの規制開き角を設定可能としていたが、機械的ストッパを設けて規制開き角以上に開かない構成としてもよい。
また、上記第3実施形態では、反射部15Aとして平面ミラーを用いていたが、これに限定されない。図12は、変形例に係る投射装置1Eを側面方向から視認した場合の断面図である。図13は、投射装置1E内の空隙GPを通る投射光LFを示す模式図であり、図14は、投射装置1C内の空隙GPを通る投射光LFを示す模式図である。
具体的には、図12に示されるように、反射部15Aとして凹面鏡17(凹面鏡特性を有するミラー)を用いてもよい。このように、反射部15Aとして凹面鏡17を用いることによれば、平面鏡を用いる場合に比べて、最接近距離を仮想的に長くすることができるので、人の目への安全性を高めることができる。
より詳細には、反射部15Aに凹面鏡17を用いた場合(図13参照)と、反射部15Aに平面鏡を用いた場合(図14参照)とを対比して説明する。
図13に示されるように、反射部15Aに凹面鏡17を用いた場合は、所定の投影画角TAを得るために、投射光LFの走査角SA1は、上記所定の投影画角TAよりも大きな角度に設定される。そして、このときの実際の最接近距離(「実最接近距離」とも称する)は、光源から当該光源に最も近い瞳位置(「最接近位置」とも称する)PEまでの距離(両矢印RY1で表される距離)となる。
一方、図14に示されるように、反射部15Aに平面鏡を用いた場合は、上記所定の投影画角TAを得るために、投射光LFの走査角SA2は、投影画角TAと同じ大きさの角度に設定される。そして、このときの最接近距離は、両矢印RY3で表される距離となる。
ここで、図13と図14とを対比すると、凹面鏡17を用いた場合の最接近位置PEにおける像領域GR3(図13では、像領域GR3の横幅が表されている)は、平面鏡を用いた場合の最接近位置PEにおける像領域GR4(図14では、像領域GR3の横幅が表されている)よりも大きくなっていることがわかる。
これは、凹面鏡17が最接近距離を仮想的に長くする特性を有しているためであり、凹面鏡17を用いた場合の仮想的な最接近距離(「仮想最接近距離」とも称する)は、図13の両矢印RY2で表される距離となる。
上述のように、光源からの照射距離RDが長くなると、像領域GRは大きくなることから、凹面鏡17を用いることによって平面鏡を用いた場合に比べて最接近距離が仮想的に長くなると、長くなった分だけ像領域GR3は、像領域GR4よりも大きくなる。
そして、像領域GRが大きくなると像領域GRに対する瞳領域ERの割合が減少し、瞳領域ERを透過する投射光のエネルギーは小さくなることから、凹面鏡17を用いることによって像領域GR3が大きくなると、瞳領域ERを透過する投射光のエネルギーは小さくなる。すなわち、凹面鏡17を用いることによれば、人の目への安全性をさらに高めることが可能になる。
また、反射部15Aとして自由曲面ミラーを用いてもよい。これによれば、投射像の歪みを修正することができる。
また、目への安全性の確保に余裕がある場合は、反射部15Aに凸面鏡特性を有するミラーを採用して、投射光LFの走査角以上に、投影画角TAを拡げてもよい。
以上のように、反射部15Aとして光学的な操作を行うことが可能なミラーを採用して、光学操作の自由度を増やしてもよい。
また、第4実施形態に係る投射装置1Dでは、反射部15BとしてHOE16を用いていたが、当該HOE16に凹面鏡特性、自由曲面ミラー特性または凸面鏡特性を持たせたい場合は、各特性に応じた反射方向から物体光102を感材100に照射して、各特性を有するHOE16を作製すればよい。
本発明の第1実施形態に係る投射装置の利用態様を示す図である。 投射装置を側面方向から視認した場合の断面図である。 第1実施形態における投射部の概略構成図である。 光スキャナの外観図である。 投射部から出射された投射像を示す図である。 第2実施形態における投射部の概略構成図である。 第2実施形態の投射装置におけるヒンジ部の内部構成を示す図である。 第2実施形態の投射装置におけるヒンジ部の内部構成を示す図である。 第3実施形態に係る投射装置を側面方向から視認した場合の断面図である。 第4実施形態に係る投射装置を側面方向から視認した場合の断面図である。 HOEを作製する際の様子を示す図である。 変形例に係る投射装置を側面方向から視認した場合の断面図である。 投射装置内の空隙を通る投射光を示す模式図である。 投射装置内の空隙を通る投射光を示す模式図である。
符号の説明
1A,1B,1C,1D,1E 投射装置
11 上筐体
12 下筐体
13A,13B ヒンジ部
14 投射部
15A,15B 反射部
16 HOE
17 凹面鏡
20B B光源
20G G光源
20R R光源
26 発光制御部
35 ミラー部
LF 投射光
LL 規制線
LS 光スキャナ
SC 投射面

Claims (7)

  1. 投射装置であって、
    第1主面を有する第1の筐体と、
    前記第1主面に対向した第2主面を有する第2の筐体と、
    前記第1の筐体を変位させ、前記第1主面と前記第2主面との間に空隙を形成させる変位機構と、
    光源から発せられた光を投射光として前記空隙に出射する投射手段と、
    を備え、
    前記投射光は、前記空隙を通って前記投射装置から出力されることを特徴とする投射装置。
  2. 請求項1に記載の投射装置において、
    前記投射手段は、前記第2の筐体において一端寄りに設けられることを特徴とする投射装置。
  3. 請求項2に記載の投射装置において、
    前記投射光は、前記第2の筐体の一端から前記第2の筐体の他端に向かう方向に沿って前記空隙を通ることを特徴とする投射装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の投射装置において、
    前記変位機構は、前記第1の筐体と前記第2の筐体とを回動自在に接続するヒンジ部によって構成されることを特徴とする投射装置。
  5. 請求項4に記載の投射装置において、
    前記第1の筐体と前記第2の筐体とがなす角度に応じて前記光源の出力を制御する発光制御手段、
    をさらに備えることを特徴とする投射装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載の投射装置において、
    前記第1の筐体は、前記第一主面において反射部を有し、
    前記投射光の進路は、前記反射部によって変更されることを特徴とする投射装置。
  7. 請求項6に記載の投射装置において、
    前記反射部は、ホログラム光学素子であることを特徴とする投射装置。
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