JP2009250369A - 化粧プレート - Google Patents

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Abstract

【課題】
ビスを介して壁面に固定される上記した筒状の化粧プレートにおいて、ビスの頭部の露出により室内の美観が損なわれるのを防止することである。
【解決手段】
筒状の化粧プレートPを二分割した一方の分割体P1 における分割化粧フランジ部F1 の周方向の両端部の近傍のみに、嵌合により一体結合された一対の分割体P1 ,P2 を壁面W11に固定するための固定片部11がそれぞれ形成され、前記一対の分割体P1 ,P2 を嵌合させて壁面W11に固定する際に、当該壁面W11に垂直な方向である正面視において、一方の分割体P1 の分割化粧フランジ部F1 の周方向の両端近傍に形成された各固定片部11は、その上方に他方の分割体P2 の分割化粧フランジ部F2 が重なり合って配置されることにより隠蔽される構成とする。
【選択図】 図14

Description

本発明は、保護ダクトに収容された配管材を挿通させるために壁面に形成された壁貫通孔の周縁部と前記保護ダクトとで形成される空間部を覆った状態で、前記保護ダクトを保持するために前記壁面に固定される筒状の化粧プレートに関するものである。
上記用途の化粧プレートとして、特許文献1に開示のものが知られており、略コの字形の上蓋部と、当該上蓋部の両端部に連結される下蓋部とで構成され、当該下蓋部は、略L字形の断面を有する直線状の部材である。上蓋部、及び下蓋部のいずれも上蓋部、及び下蓋部は、保護ダクトの端部を挿入して保持する受口部と、壁面における壁貫通孔の周縁に固定されて当該壁貫通孔の周縁部を覆うための板フランジ状の化粧部とを備えている。
特許文献1に開示の上記化粧プレートは、上蓋部、及び下蓋部のいずれも、板フランジ状の化粧部に複数本のビスを介して壁面に固定されるため、化粧プレートの固定後においては、全ビスの頭部が室内側に露出するため、室内の美観が損なわれてしまう。
また、例えば直交する2つの垂直壁面のいずれかに、当該2つの垂直壁面と天井壁面とで形成される入隅部に近接して壁貫通孔が明けられる場合には、化粧プレートを構成する上蓋部、及び下蓋部のいずれもが前記入隅部に近接して配置される。このため、ビスを介して上蓋部、及び下蓋部を壁面に固定する場合に、壁貫通孔が形成されている垂直壁面と直交する別の垂直壁面、或いは天井壁面との間に僅かの空間しか残されていなくて、当該別の垂直壁面、或いは天井壁面と干渉するために、ビスの螺入作業を極めて窮屈な姿勢で行わざるを得ず、本来のビス螺入位置にビスを螺入するのが不能のために、上蓋部、或いは下蓋部におけるビスの螺入が可能な部分のみを壁面に固定せざるを得ない場合があった。この場合には、壁面に対する上蓋部、及び下蓋部の固定が弱いために、長期間の使用により保護ダクトの配置位置がずれたりする不具合があった。
特開2007−64238号公報
本発明の課題は、ビスを介して壁面に固定される上記した筒状の化粧プレートにおいて、ビスの頭部の露出により室内の美観が損なわれるのを防止することである。
上記の課題を解決するために請求項1の発明は、保護ダクトに収容された配管材を挿通させるために壁面に形成された壁貫通孔の周縁部と前記保護ダクトとで形成される空間部を覆った状態で、前記保護ダクトを保持するために前記壁面に固定される筒状の化粧プレートであって、前記配管材が貫通可能な挿通口を有する筒状のプレート本体部と、当該プレート本体部の軸心方向の一端部に半径方向外側に向けて設けられた環状の化粧フランジ部とから成り、前記プレート本体部、及び前記化粧フランジ部が形成されて、前記挿通口に挿通された前記保護ダクトの端部を保持可能なように、軸心方向の全長に亘る分割面で二分割されて、嵌合により一体結合される一対の分割体で構成され、一方の分割体における分割化粧フランジ部の周方向の両端部の近傍に、当該一方の分割体を前記壁面に固定するための固定部がそれぞれ形成され、前記一対の分割体を嵌合させることにより、一方の分割体の分割化粧フランジ部の周方向の両端近傍に形成された各固定部は、その上方に他方の分割体の分割化粧フランジ部が重なり合って配置されることにより隠蔽される構成であることを特徴としている。
請求項1の発明によれば、分割化粧フランジ部の周方向の両端部の近傍に固定部がそれぞれ設けられた一方の分割体を、当該各固定部によって壁面に固定した後に、当該一方の分割体に対して嵌合により他方の分割体を一体に結合させると、前記各固定部は、その上方に他方の分割体の分割化粧フランジ部が重なり合って配置されることにより隠蔽される。このため、例えばビスを使用して一方の分割体の各固定部を壁面に固定した場合には、当該ビスの頭部を含めて固定部の全体が他方の分割体の分割化粧フランジ部により覆われて隠蔽されるので、ビスの頭部が室内に露出しなくなり、恰もビスを使用しないで固定されているような外観を呈して、ビスの頭部の露出により室内の美観が損なわれなくなる。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記固定部は、化粧フランジ部の分割面を超えて第1分割体の第1分割化粧フランジ部を周方向に延長した部分に形成され、第2分割体の第2分割化粧フランジ部の周方向の両端部と壁面とで形成される隙間に収容されて、前記第2分割化粧フランジ部の両端部に内嵌されることを特徴としている。
請求項2の発明によれば、固定部は、化粧フランジ部の分割面を超えて第1分割体の第1分割化粧フランジ部を周方向に延長した部分に形成されていて、第2分割体の第2分割化粧フランジ部の両端部に内嵌される構成であるため、簡単な隠蔽構造により固定部を隠蔽できる。
また、請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、前記一対の分割体は、非同一形状であって、前記保護ダクトの半周以上を覆って、分割開口の幅が前記プレート本体部の内径よりも小さな第1分割体と、当該第1分割体の分割開口を閉塞する第2分割体とから成ることを特徴としている。
請求項3の発明によれば、保護ダクトの端部を、当該保護ダクトを半周を超えて覆う第1分割体で保持した場合には、施工途中において前記保護ダクトの端部を第1分割体により仮保持できて、人手により保持したり、或いは落下しなくなるので、配管作業を行い易くなる。
本発明によれば、分割化粧フランジ部の周方向の両端部の近傍のみに固定部がそれぞれ設けられた一方の分割体を、当該各固定部によって壁面に固定した後に、当該一方の分割体に対して嵌合により他方の分割体を一体に結合させると、前記各固定部は、その上方に他方の分割体の分割化粧フランジ部が重なり合って配置されることにより隠蔽される。このため、例えばビスを使用して一方の分割体の各固定部を壁面に固定した場合には、当該ビスの頭部を含めて固定部の全体が他方の分割体の分割化粧フランジ部により覆われて隠蔽されるので、ビスの頭部が室内に露出しなくなり、恰もビスを使用しないで固定されているような外観を呈して、ビスの頭部の露出により室内の美観が損なわれなくなる。
以下、複数の実施例を挙げて、本発明を更に詳細に説明する。
最初に、化粧プレートPのフランジ部Fの一部を切除して、当該化粧プレートPを壁面W11(W12)における入隅部Nに近接した部分に固定する施工例について説明する。図1は、本発明に係る化粧プレートPを正面側から見た斜視図であり、図2は、同じく背面側から見た斜視図であり、図3は、同じく化粧プレートPを構成する第1及び第2の各分割体P1 ,P2 の正面側からの分離状態の斜視図であり、図4は、同じく背面側からの分離状態の斜視図であり、図5(a),(b)は、化粧プレートPの平面図、及び背面図であり、図6(a),(b)は、第1分割体P1 の平面図、及び背面図であり、同(c)は、同(a)のU矢視図であり、同(d)は、同(a)のX1 −X1 線拡大断面図であり、図7(a),(b)は、第2分割体P2 の平面図、及び背面図であり、同(c)は、同(a)のV矢視図であり、同(d)は、同(b)のX2 −X2 線拡大断面図であり、図8(a)は、プレート本体部Bの横断面図であり、同(b)は、同(a)の嵌合部分の部分拡大図である。
図1〜図8において、化粧プレートPは、保護ダクトDの端部を挿入して保持する円筒状のプレート本体部Bと、当該プレート本体部Bの軸心Cの方向の一端部に半径方向外側に向けて一体に形成された環状の化粧フランジ部Fとから成って、前記プレート本体部Bの直径上に位置しない2つの半径方向に沿った各分割面S1 ,S2 で2分割され、各分割面S1 ,S2 の中心角(θ)が180°を超えて、分割開口1の幅E0 が前記プレート本体部Bの内径よりも小さな第1分割体P1 と、他方の第2分割体P2 とに結合可能に分割された構成である。実施例では、前記中心角(θ)は、ほぼ230°である。第1及び第2の各分割体P1 ,P2 を構成する第1及び第2の各分割プレート本体部B1 ,B2 の分割端面部には、それぞれ互いに嵌合させて第1及び第2の各分割体P1 ,P2 を一体に結合させるための第1及び第2の各嵌合部2,22が、プレート本体部Bの軸心Cに沿った全長に亘って形成されている。また、一体に結合された化粧プレートPを構成するプレート本体部Bの軸心Cの方向に沿って化粧フランジ部Fと反対の側の端部には、前記各嵌合部2,22を形成するための半径方向に沿った幅の狭い嵌合部形成フランジ部Jが、プレート本体部Bの半径方向に沿って内向きに形成されている。一方、環状の化粧フランジ部Fにおけるプレート本体部Bの半径方向に沿って外側の端部には、当該化粧プレートPを壁面W11に取付けた(固定した)際に、当該壁面W11との間に隙間31〔図7(d)及び図13参照)を形成するための隙間形成フランジ部Kがプレート本体部Bの軸心Cの方向に沿って形成されている。なお、化粧プレートPを構成する第1及び第2の各分割体P1 ,P2 は、いずれも樹脂の射出成形により形成される。
二つの分割面S1 ,S2 の中心角(θ)が180°を超えている第1分割体P1 の第1分割プレート本体部B1 の分割端面3に臨んだ部分の内周面側に前記嵌合部2が形成されている。当該嵌合部2は、第1分割嵌合部形成フランジ部J1 の周方向の形成端部に接続するように、軸心Cに沿って第1分割プレート本体部B1 の内周面に形成されたリブ状をした溝部形成突条4と、当該溝部形成突条4に対して周方向に沿って僅かの間隔をおいて軸心Cの方向に沿って形成された第1嵌合突条5と、前記溝部形成突条4と第1嵌合突条5の間に軸心Cの方向に沿って形成された第1嵌合溝6とで形成される。溝部形成突条4と第1嵌合突条5の第1分割化粧フランジ部F1 の側の端部は、当該第1分割化粧フランジ部F1 の周方向の各端部が内方に僅かに膨出していて、当該内方膨出部7の部分に達している。第1嵌合突条5は、直角三角形状の横断面を有していて、その突出高さは、溝部形成突条4の突出高さよりも低くなっており、しかも第1嵌合突条5の第1分割化粧フランジ部F1 と反対側の端部は、第1分割プレート本体部B1 の環状端面の直前で欠落された形態になっていて、第1嵌合突条5の当該欠落状部分は、第2分割体P2 との嵌合・結合時において、当該第2分割体P2 の拡開嵌合体27が内方から当接状態で嵌合して、第1分割プレート本体部B1 の分割開口1を形成する各端部を僅かに外方に拡開させて、第1及び第2の各分割体P1 ,P2 の嵌合を確実にするための拡開嵌合凹部8となっている。また、第1分割化粧フランジ部F1 と第1分割隙間形成フランジ部K1 との周方向の両端部は、それぞれ閉塞板部9で閉塞されていて、当該各閉塞板部9には、第1分割化粧フランジ部F1 が分割端面3を超えて周方向に延設された固定片部11が一体に形成されている。
このため、分割開口1に臨んで配置されている一対の固定片部11は、第1分割プレート本体部B1 の前記分割開口1と交差しない位置に配置される当該第1分割プレート本体部B1 の内径dを特定する線分に対していずれも分割開口1が配置されている同一側に配置される。
また、固定片部11の裏面は、第1分割隙間形成フランジ部K1 の裏面(端面)と同一面となっているため、当該固定片部11と第1分割化粧フランジ部F1 の端部との間には、大きな段差が形成されている。ここで、第1分割体P1 の嵌合部2と第2分割体P2 の嵌合部22との嵌合を確実にするために、第1嵌合溝6の幅E11は、第1分割嵌合部形成フランジ部J1 の側から第1分割隙間形成フランジ部K1 の側に向けて漸次狭くなっている〔図6(c)参照〕と共に、その深さは、同様の側に向けて漸次浅くなっている。また、第1嵌合突条5の幅E12は、第1嵌合溝6の幅E11とは逆に、第1分割嵌合部形成フランジ部J1 の側から第1分割隙間形成フランジ部K1 の側に向けて漸次広くなっている。
また、図6に示されるように、各固定片部11には座ぐり12及びビス挿通孔13が形成され、各固定片部11における半径方向に沿った外側の部分には、第2分割体P2 の嵌合突部28に対応して、傾斜面状の嵌合案内面14が形成されていると共に、同じく裏側の部分には、アンダーカット状の嵌合凹部15が形成されており、第1分割体P1 の固定片部11に形成された嵌合凹部15には、第2分割体P2 に形成された嵌合突部28が、縦断面視において係合する(図13参照)と共に、横断面視において嵌合する〔図9(b)参照〕ようになっている。
また、図2、図5及び図6に示されるように、第1分割化粧フランジ部F1 の裏面には、当該第1分割化粧フランジ部F1 の外周側の一部を除去する際の切断又は折り取りを容易にするための2本の直線状の切断溝部16が、分割開口1に対して斜め方向に沿って対向し(2本の直線状の切断溝部16は、その延長線が分割開口1に対してそれぞれ45°で交差し)、しかも延長線上で互いに直交して形成されている各切断溝部16の両端部は、第1分割隙間形成フランジ部K1 の内周面に達していて、第1分割化粧フランジ部F1 及び第1分割隙間形成フランジ部K1 の双方の除去を容易にしている。各切断溝部16で第1分割化粧フランジ部F1 及び第1分割隙間形成フランジ部K1 を三日月状に切断して除去することにより、後述の壁貫通孔H1(H2)に近接する入隅部Nを構成する壁面W2 ,W3 との干渉を回避して、壁面W11(W12)における当該壁貫通孔H1(H2)の周縁部に化粧プレートPの取付け(固定)を可能にしている。なお、図4及び図5において、17は、第1分割化粧フランジ部F1 及び第1分割隙間形成フランジ部K1 の一部を切断した三日月状の切断片を示す。
一方、化粧プレートPの第2分割体P2 は、2つの分割端面23の中心角が(360°−θ)であって、分割開口21の幅E0 は、第1分割体P1 の分割開口1の幅E0 と同一であって、プレート本体部Bの内径(d)よりも小さい。第2分割プレート本体部B2 の周方向の両端部は、肉厚方向に沿って内側の部分が分割端面23を超えて周方向に延設されて嵌合部22となっている。即ち、嵌合部22は、第2分割プレート本体部B2 の周方向の両端部における肉厚方向に沿って内側の部分が周方向に延設された延設部24の外周面側に軸心Cの方向に沿って形成された第2嵌合突条25と、当該第2嵌合突条25と前記分割端面23との間に形成される第2嵌合溝26と、前記第2嵌合突条25の第2分割嵌合部形成フランジ部J2 の側の端部に形成されて、第1分割体P1 の拡開嵌合凹部8に当接状態で嵌合する拡開嵌合体27とで構成される。ここで、化粧プレートPを構成する第1及び第2の各分割体P1 ,P2 を「がたつく」ことなく嵌合させるために、第1分割体P1 の嵌合部2と同様に、第2分割体P2 の嵌合部22を構成する第2嵌合溝26の幅E21は、拡開嵌合体27の側に向けて漸次狭くなっていると共に、その深さは、同様の側に向けて漸次浅くなっている。また、第2嵌合突条25の幅E22は、第2嵌合溝26の幅E21とは逆に、拡開嵌合体27の側に向けて漸次広くなっている。
また、第2分割体P2 の第2分割隙間形成フランジ部K2 の内周面における周方向の両端部には、第2分割体P2 の各固定片部11の外周側に形成された各嵌合凹部15と嵌合可能な嵌合突部28がそれぞれ形成されていると共に、第2分割隙間形成フランジ部K2 の端面における前記各嵌合突部28の周方向に沿って内側の部分には、使用状態において壁面W11に固定された第1分割体P1 に嵌合された第2分割体P2 を分離させる際に、マイナスドライバー等の先端部を僅かに挿入可能な切欠き部29が形成されている。なお、図4及び図7において、31は、第1及び第2の各分割体P1 ,P2 が一体に結合された化粧プレートPを壁貫通孔H1(H2)の周縁の壁面W11に固定した際に、当該壁面W11と化粧フランジ部Fとの間に形成されて、第1分割体P1 の各固定片部11を収容可能にするための隙間を示す。
このため、図10で二点鎖線で示されるように、第1分割体P1 の分割開口1と第2分割体P2 の分割開口21とを内方に向けた状態にして、第1分割体P1 の嵌合部形成フランジ部Jの側から、当該第1分割体P1 の嵌合部2に対して第2分割体P2 の嵌合部22をスライドさせると、第1分割体P1 の嵌合部2の第1嵌合突条5が、第2分割体P2 の嵌合部22の第2嵌合溝26に嵌合されると共に、第2分割体P2 の嵌合部22の第2嵌合突条25が、第1分割体P1 の嵌合部2の第1嵌合溝6に嵌合される(図8参照)。そして、第1分割体P1 の嵌合部2と第2分割体P2 の嵌合部22とが互いに嵌合された状態では、化粧フランジ部Fの側においては、第1分割体P1 の各固定片部11の各嵌合凹部15に、第2分割体P2 の第2分割隙間形成フランジ部K2 の内周面に形成された各嵌合突部28が縦断面視で係合した状態で横断面視でそれぞれ嵌合されると共に、嵌合部形成フランジ部Jの側においては、第2分割体P2 の第2分割プレート本体部B2 の周方向の両端部であって、しかも軸心Cの方向に沿って第2分割嵌合部形成フランジ部J2 の側の端部に形成された各拡開嵌合体27が、第1分割体P1 の第1分割プレート本体部B1 の周方向の端部であって、しかも軸心Cの方向に沿って第1分割嵌合部形成フランジ部J1 の側の端部に形成された各拡開嵌合凹部8に当接状態で嵌合して、第1分割体P1 の第1分割プレート本体部B1 の周方向の両端部を僅かに拡開させた状態で嵌合されるので、第1及び第2の各分割体P1 ,P2 の嵌合が確実となって、一体的に結合される。
また、図10で一点鎖線で示されるように、第1及び第2の各分割体P1 ,P2 の各分割開口1,21を対向配置させた状態において、相対的に押し付けると、第1分割体P1 の第1分割プレート本体部B1 の周方向の両端部が僅かに拡開されると共に、第2分割体P2 の第2分割プレート本体部B2 の周方向の両端部が僅かに狭められることにより、上記したように、横断面視において第1分割体P1 の嵌合部2と第2分割体P2 の嵌合部22とが互いに嵌合すると共に、第1分割体P1 の拡開嵌合凹部8に第2分割体P2 の拡開嵌合体27が、第1分割体P1 の第1分割プレート本体部B1 の周方向の両端部を僅かに拡開させた状態で嵌合し、しかも第1分割体P1 の各固定片部11の各嵌合凹部15に、第2分割体P2 の第2分割隙間形成フランジ部K2 の内周面に形成された各嵌合突部28が縦断面視で係合した状態でそれぞれ嵌合されて、第1及び第2の各分割体P1 ,P2 が一体に結合される。
このように、第1及び第2の各分割体P1 ,P2 を一体に結合させるには、2通りの方法があるが、施工時において、周辺部材との干渉の関係で結合させ易い方を適宜選択すればよい。そして、第1及び第2の各分割体P1 ,P2 を上記のようにして結合させて円筒状の化粧プレートPにした場合において、円筒状のプレート本体部Bは、保護ダクトDの端部を挿入して保持するダクト保持空間32 となる。
次に、図10〜図15を参照して、入隅部Nに近接した状態で垂直な壁面W11に水平に明けられた壁貫通孔H1 と、当該壁面W11と対向する別の壁面W12に水平に明けられた壁貫通孔H2 にエアコン用の冷媒管Gを貫通させて配管する場合について説明する。図10は、壁面W2 に沿って水平に配管予定の保護ダクトDの一端部と壁貫通孔H1 の周縁部とを覆う化粧プレートPの第1分割体P1 を配置して壁面W11に固定する状態を示す斜視図であり、図11は、壁面W11に固定された化粧プレートPの第1分割体P1 に対して第2分割体P2 を嵌合により一体に結合された状態の斜視図であり、図12は、同様の状態の正面図であり、図13は、図12のY−Y線断面図であり、図14は、同じくY−Y線で破断した断面斜視図であり、図15は、対向する垂直な壁面W11,W12の間に配設された保護ダクトDにより、当該各壁面W11,W12の壁貫通孔H1 ,H2 を貫通配管された冷媒管Gが保護された状態を示す図である。
ここで、互いに直交する3つの壁面W11,W2 ,W3 の交差部である入隅部Nに近接して、垂直な壁面W11には、冷媒管Gを挿通配管させるための壁貫通孔H1 が水平に形成されている。更に具体的には、壁貫通孔H1 の中心と、化粧プレートPのプレート本体部Bの軸心Cとを一致させようとすると、化粧プレートPの化粧フランジ部Fが壁面W11に対して直交する別の2つの壁面W2 ,W3 のいずれに対しても干渉してしまう程度に、前記壁貫通孔H1 は、入隅部Nに近接して形成されている。このように、壁貫通孔H1 が入隅部Nに近接して形成されるのは、保護ダクトDを可能なかぎり、壁面W2 ,W3 に近接させることにより、保護ダクトDが露出されて室内に存在することにより、室内における見栄えの低下を最小限に喰い止めようとする場合、或いは施工者が誤って入隅部Nに近接させて壁貫通孔H1 を形成してしまった場合とがある。
また、エアコン用の冷媒管Gが内部に収容される保護ダクトDの長さL1 は、図15に示されるように、対向する垂直の各壁面W11,W12の間隔L0 よりも僅かに短くなっていて、前記保護ダクトD内には冷媒管Gが挿通されている。また、壁面W11に形成された壁貫通孔H1 は、入隅部Nを構成する別の2つの壁面W2 ,W3 に近接しているため、第1分割体P1 の第1分割化粧フランジ部F1 は、予め各切断溝部16で切除されて、当該第1分割化粧フランジ部F1 が、化粧プレートPを固定する壁面W11に対して直交する2つの別の各壁面W2 ,W3 と干渉せずに、壁面W11に対して固定可能にしてある。
そして、冷媒管Gが挿通された保護ダクトDを所定位置に配置して、当該保護ダクトDの軸心C、各壁面W11,W12に形成された壁貫通孔H1 ,H2 の軸心とをほぼ一致させた状態において、第1分割体P1 の分割開口1が入隅部Nと対向するように配置して、当該第1分割体P1 を入隅部Nに向けて強く押し込むと、保護ダクトDの縮径変形が主体となり、補助的に分割開口1が広くなるような第1分割体P1 が拡径変形して、第1分割体P1 の分割開口1を通して保護ダクトDの端部が当該第1分割体P1 の第1分割プレート本体部B1 内に収容される。その後に、分割開口1が入隅部Nと反対側を向くように第1分割体P1 をほぼ180°廻すと、保護ダクトDと第1分割体P1 の位置関係は、図10に示されるようになる。図12に示されるように、保護ダクトDの端部は、各分割端面3の中心角(θ)が180°を超える第1分割体P1 の第1分割プレート本体部B1 に僅かの隙間を有して挿入されて仮保持されるため、施工中において作業者の手で保護ダクトDの端部を保持したり、或いは保護ダクトDが落下したりする恐れがないと共に、第1分割体P1 と保護ダクトDとはほぼ一体的となって、第1分割体P1 に対して保護ダクトDが半径方向(左右方向)に大きくずれることはないため、配管作業が容易となる。
第1分割体P1 の第1分割プレート本体部B1 に対する一対の固定片部11が配置されている部分の中心角は180°を大きく超えていて、一対の固定片部11は、第1分割プレート本体部B1 の内径を構成する線分に対して共に同一側に配置されていて、当該一対の固定片部11の部分においてのみビス42を介して第1分割プレート本体部B1 を壁面W11に固定された状態では、第1分割化粧フランジ部F1 (正確には第1分割隙間形成フランジ部K1 )における分割開口1と対向する部分(入隅部Nに最も近接している部分)が浮き上がった状態となる。しかし、第1分割体P1 の第1分割化粧フランジ部F1 には、内径(d)のほぼ半分の長さを有する第1分割プレート本体部B1 と第1分割化粧フランジ部F1 が一体に形成されていて、全体としての剛性を有しているため、第1分割体P1 を各固定片部11の部分でビス42を介して壁面W11に固定した状態では、第1分割化粧フランジ部F1 における分割開口1と対向する部分(入隅部Nに最も近接している部分)が多少浮き上がっていても、第1分割体P1 の嵌合部2と第2分割体P2 の嵌合部2との壁面W11に対して垂直な方向に沿った嵌合と、第1分割体P1 の嵌合凹部15と第2分割体P2 の嵌合突部28との壁面W11に対して平行な方向の嵌合との互いに直交する方向の各嵌合により、第1分割体P1 に対して第2分割体P2 を嵌合により一体に結合させることにより、当該第2分割体P2 の第2分割隙間形成フランジ部K2 を壁面W11に密着させると、第1及び第2の各分割体P1 ,P2 が一体結合されることにより、第1及び第2の各分割隙間形成フランジ部K1 ,K2 の各端面(壁面W11に対して当接する面)が同一となって、前記浮き上がりが解消される。換言すると、第1分割体P1 に対して第2分割体P2 を嵌合により一体に結合させることにより、壁面W11に対する垂直線に対して僅かに傾斜していた第1分割プレート本体部B1 の軸心Cが矯正されて、壁面W11に対して垂直となることにより、前記浮き上がりが解消される。この結果、化粧プレートPの化粧フランジ部Fの一部が浮き上がることにより、見栄えが低下したり、或いは壁面W11に対する化粧プレートPの固定が不十分な印象を与えることはない。
そして、第1分割体P1 の第1分割化粧フランジ部F1 に形成された一対の固定片部11は、分割開口1と交差しない直径を構成する線分に対して同一側に配置されて、しかも第1分割化粧フランジ部F1 の分割端面3を超えて周方向に延設されていて、一対の固定片部11の各ビス挿通孔13の各中心の軸心Cに対する中心角は、第1分割体P1 の各分割端面3の中心角(θ)を超えているため、図10及び図12に示されるように、分割開口1が入隅部Nと反対側を向くように第1分割体P1 をほぼ180°廻した状態では、当該一対の固定片部11は、各壁面W2 ,W3 との間に、ドライバー41を使用して各固定片部11のビス挿通孔13に挿通されたビス42の螺入作業を行える空間を形成可能な距離L2 を有して配置可能となる。換言すると、一対の固定片部11を各壁面W2 ,W3 から遠ざけて配置することが可能となる。このように、各壁面W2 ,W3 との間において、ビス42の螺入作業を行うのに十分な作業空間が形成されるのに加えて、上記したように、第1分割体P1 に対して保護ダクトDの端部が隙間が殆どない状態で挿入されて、第1分割体P1 に対して保護ダクトDの端部が一体的となっていて、左右に殆どずれないために、ドライバー41を使用して、一対の固定片部11の各ビス挿通孔13に挿通されたビス42を壁面W11に螺入して、第1分割体P1 を壁面W11に固定する作業を容易に行える。
ここで、図11及び図12に示されるように、第1分割体P1 の第1分割化粧フランジ部F1 を直線状の各切断溝部16で切除することにより形成された各切除端面18(図4参照)を各壁面W2 ,W3 に当接させると、壁面W11に対して第1分割体P1 が仮固定された状態となるため、ビス42の螺入作業を行う際に第1分割体P1 が廻らなくなると共に、一対のビス42により第1分割体P1 を壁面W11に固定した後においては、2つのビス42のいずれもが、第1分割体P1 の直径を構成する線分に対して一方の側に配置されていて、第1分割体P1 の軸心Cに対する固定位置が偏在しているにもかかわらず、各壁面W2 ,W3 に対する第1分割体P1 の切除端面18の当接自体が固定機能を果すため、固定状態が安定化する利点がある。
なお、第1分割体P1 の第1分割プレート本体部B1 に保護ダクトDの端部を挿入した状態で、当該第1分割体P1 を壁面W11に対して当接状態にするには、上記した方法の他に、予め2個の化粧プレートPの各化粧フランジ部Fが離反する形態にして、当該2個の化粧プレートPの各第1分割体P1 を保護ダクトDの外側に嵌め込んでおいて、保護ダクトDを所定の位置に配置した状態で、各第1分割体P1 を各壁面W11,W12に向けてスライドさせてもよい。
次に、図10において、二点鎖線で示されるように、各分割端面23の中心角度(360°−θ)が180°よりも小さな第2分割体P2 を保護ダクトDの長手方向(化粧プレートPの軸心Cの方向)からスライドさせて、既に壁面W11に固定されている第1分割体P1 に対して第2分割体P2 を一体に結合させる。即ち、第2分割体P2 を保護ダクトDの外側に当てがうことにより、第1及び第2の各分割体P1 ,P2 の各軸心Cをほぼ一致させた状態にして、壁面W11に固定されている第1分割体P1 に対して第2分割体P2 を壁面W11に向けてスライドさせると、第1分割体P1 の第1嵌合溝6に第2分割体P2 の第2嵌合突条25が嵌合されると共に、第2分割体P2 の第2嵌合溝26に第1分割体P1 の第1嵌合突条5が嵌合された状態で、第1分割体P1 の第1分割化粧フランジ部F1 に対して第2分割体P2 の第2分割化粧フランジ部F2 が近接して、当該第2分割化粧フランジ部F2 が壁面W11に当接すると、第1分割体P1 の各固定片部11の裏面側に形成された嵌合凹部15に、第2分割体P2 の第2分割隙間形成フランジ部K2 の内周面における周方向の両端部に形成された各嵌合突部28が嵌合される(図15参照)と共に、第2分割体P2 の拡開嵌合体27が第1分割体P1 の各拡開嵌合凹部8に嵌合される〔図9(a)参照〕ことにより、一対のビス42を介して壁面W11に固定された第1分割体P1 に対して第2分割体P2 が周方向及び軸心Cの方向の双方に対して一体に結合される。即ち、第2分割体P2 は、嵌合構造のみによって、周方向及び軸心Cの方向の双方向に対して嵌合されて、壁面W11に固定された第1分割体P1 に対して一体に結合される。
そして、図11〜図13に示されるように、化粧プレートPを構成する第1分割体P1 の第1分割化粧フランジ部F1 の周方向の両端の分割端面3から当該周方向に延設された各固定片部11を壁面W11に固定しているビス42の頭部42aは、当該化粧プレートPを構成する第2分割体P2 の第2分割化粧フランジ部F2 と第2分割隙間形成フランジ部K2 と壁面W11とで形成される隙間31に収容されて、外部からは存在が分からないように隠蔽されて、恰もビス42を使用しないで壁面W11に化粧プレートPが固定された外観を呈する。このため、化粧プレートPで隠蔽された壁貫通孔H1 の周縁部が一層にすっきりした外観となる。
なお、図10で一点鎖線で示されるように、壁面W11に固定された第1分割体P1 の分割開口1と、第2分割体P2 の分割開口21を対向配置させた状態において、第1分割体P1 に対して第2分割体P2 を押し付けても、第1及び第2の各分割体P1 ,P2 を一体に結合できることは、上記した通りである。
そして、壁面W11と対向する別の壁面W12において、当該壁面W12に形成された壁貫通孔H2 の周縁部と保護ダクトDの他方の端部とで形成される空間部を、上記と同様にして化粧プレートPで覆うと、壁面W2 と同W3 で形成される入隅部Nに保護ダクトDが配置されて、当該保護ダクトDの両端部と各壁面W11,W12の周縁部で形成される各空間部が化粧プレートPでそれぞれ覆われて、施工が完了する。なお、保護ダクトDには、各壁面W11,W12に形成された壁貫通孔H1 ,H2 を貫通する冷媒管Gが収容される。
また、上記施工例では、壁貫通孔H1 が壁面W2 ,W3 の双方に近接して形成されているため、当該壁面W2 ,W3 と、第1分割体P1 の第1分割化粧フランジ部F1 との干渉を避けるために、当該第1分割化粧フランジ部F1 の一部を各切断溝部16で切除して、前記干渉を回避する例である。しかし、図16に示されるように、壁貫通孔H1 が壁面W2 ,W3 に対して多少離れて形成されていて、当該壁面W2 ,W3 と、第1分割体P1 の第1分割化粧フランジ部F1 とが干渉しない場合には、第1分割体P1 の第1分割化粧フランジ部F1 は、切除することなくそのままの状態で使用すればよい。
また、壁面W11(W12)に対して化粧プレートPを固定した後に、何らかの原因により取り外す必要が発生した場合には、図17に示されるように、第2分割体P2 の第2分割隙間形成フランジ部K2 の端面に形成された切欠き部29に、例えばマイナスドライバー43の先端部を挿入して僅かにこじ上げると、第1及び第2の各分割体P1 ,P2 の嵌合が解除されて、第1分割体P1 に対して第2分割体P2 が分離される。その後に、壁面W11(W12)に対して第1分割体P1 を固定しているビス42を取り外せばよい。
実施例1では、壁面W11における入隅部Nに近接した位置に壁貫通孔H1 が形成されていて、円筒状をした化粧プレートPを二つに等分割した場合には、固定片部11を備えた分割体をビス42を用いて壁面W11に固定する際に、当該壁面W11と直交する別の2つの壁面W2 ,W3 と干渉して十分なビス螺入空間が確保できないために、化粧プレートを二分割する際に各分割体が非同一形状となるように分割して、各分割端面の中心角(θ)が180°を超える第1分割体P1 の第1分割化粧フランジ部F1 の周方向の両端部にそれぞれ形成する各固定片部11を分割端面3を超えて延設して形成し、これにより、各壁面W2 ,W3 と各固定片部11との間の距離(L2 )を大きくして、ビス螺入のための作業空間を大きく確保している。
しかし、壁面W11における上記したような干渉物(壁面W2 ,W3 )が存在しない部分に壁貫通孔H1 が形成されている場合には、円筒状をした化粧プレートを非同一形状となるように分割する必要性はない。このため、図18及び図19に示されるような等分割された化粧プレートP’の使用が可能となる。化粧プレートP’は、各切断端面53(63)の中心角がいずれも180°の2つの第1及び第2の各分割体P1', P2'で構成されて、第1分割体P1'の第1分割化粧フランジ部F1'の各分割端面53から周方向に延設された部分に固定片部11がそれぞれ形成されている。第1分割体P1'の第1分割プレート本体部B1 の周方向の両端部の内周側に形成された嵌合部2及び第2分割体P2'の第2分割プレート本体部B2 の周方向の両端部の内周側に形成された嵌合部22の各構成は、実施例1の化粧プレートPに設けられた各嵌合部2,22と同一構成である。なお、図18及び図19において、実施例1と同一形状又は構成である部分には、実施例1で使用した符号と同一符号を付し、形状的に変化しているが機能が同一の部分には、実施例1で使用した符号に「’」を付して図示してある。
上記した等分割に係る化粧プレートP’においても、実施例1の化粧プレートPの場合と全く同様に、第1分割体P1'の第1分割化粧フランジ部F1'の周方向の両端部に当該周方向に延設して形成された各固定片部11は、第2分割体P2'の第2分割化粧フランジ部F2'と壁面W11とで形成される隙間31に収容されて、当該第2分割化粧フランジ部F2'により隠蔽される。実施例2の化粧プレートP’は、実施例1の化粧プレートPに比較して、2つの固定片部11の中心角が小さくなる分だけ第1分割体P1'の固定状態が安定化する利点がある。
また、上記実施例の化粧プレートは円筒状であるが、本発明においては、化粧プレートの形状は円筒状であることは必須の要件ではなく、筒状であればよいので、角筒状の化粧プレートの場合もあり得る。
なお、上記実施例では、保護ダクトD内にエアコン用の冷媒管が収容される例を挙げたが、保護ダクトの収容対象は、冷媒管の他に給水管等がある。
本発明に係る化粧プレートPを正面側から見た斜視図である。 同じく背面側から見た斜視図である。 同じく化粧プレートPを構成する第1及び第2の各分割体P1 ,P2 の正面側からの分離状態の斜視図である。 同じく背面側からの分離状態の斜視図である。 (a),(b)は、化粧プレートPの平面図、及び背面図である。 (a),(b)は、第1分割体P1 の平面図、及び背面図であり、(c)は、(a)のU矢視図であり、(d)は、(a)のX1 −X1 線拡大断面図である。 (a),(b)は、第2分割体P2 の平面図、及び背面図であり、(c)は、(a)のV矢視図であり、(d)は、(b)のX2 −X2 線拡大断面図である。 (a)は、プレート本体部Bの横断面図であり、(b)は、(a)の嵌合部分の部分拡大図である。 (a)は、第1分割体P1 の拡開嵌合凹部8と第2分割体P2 の拡開嵌合体27との嵌合状態の平面断面図であり、(b)は、第1分割体P1 の嵌合凹部15と第2分割体P2 の嵌合突部28との嵌合状態の平面断面図である。 壁面W2 に沿って水平に配管予定の保護ダクトDの一端部と壁貫通孔H1 の周縁部とを覆う化粧プレートPの第1分割体P1 を配置して壁面W11に固定する状態を示す斜視図である。 壁面W11に固定された化粧プレートPの第1分割体P1 に対して第2分割体P2 を嵌合により一体に結合された状態の斜視図である。 同様の状態の正面図である。 図12のY−Y線断面図である。 図12のY−Y線で破断した断面斜視図である。 対向する垂直な壁面W11,W12の間に配設された保護ダクトDにより、当該各壁面W11,W12の壁貫通孔H1 ,H2 を貫通配管された冷媒管Gが保護された状態を示す図である。 第1分割体P1 の一部を切除することなく壁面W11に化粧プレートPが固定された状態の正面図である。 第2分割体P2 に形成された切欠き部29を利用して第2分割体P2 を取り外している状態の斜視図である。 化粧プレートP’を構成する第1及び第2の各分割体P1',P2'の正面側からの分離状態の斜視図である。 壁面W11における周囲に干渉物が存在しない部分に化粧プレートP’が固定された状態の正面図である。
符号の説明
B:プレート本体部
1,B1':第1分割プレート本体部
2,B2':第2分割プレート本体部
C:化粧プレートの軸心
D:保護ダクト(配管材)
F:化粧フランジ部
1,F1':第1分割化粧フランジ部
2,F2':第2分割化粧フランジ部
K:隙間形成フランジ部
1,K1':第1分割隙間形成フランジ部
2,K2':第2分割隙間形成フランジ部
P,P’:化粧プレート
1,P1':第1分割体
2,P2':第2分割体
1,S2 :化粧プレートの分割面
11,W12:壁面
1:第1分割体の分割開口
2:第1分割体の嵌合部
11:固定片部(固定部)
15:第1分割体の嵌合凹部(嵌合部)
16:切断溝部
22:第2分割体の嵌合部
28:第2分割体の嵌合突部(嵌合部)
31:隙間
42:ビス

Claims (3)

  1. 保護ダクトに収容された配管材を挿通させるために壁面に形成された壁貫通孔の周縁部と前記保護ダクトとで形成される空間部を覆った状態で、前記保護ダクトを保持するために前記壁面に固定される筒状の化粧プレートであって、
    前記配管材が貫通可能な挿通口を有する筒状のプレート本体部と、当該プレート本体部の軸心方向の一端部に半径方向外側に向けて設けられた環状の化粧フランジ部とから成り、
    前記プレート本体部、及び前記化粧フランジ部が形成されて、前記挿通口に挿通された前記保護ダクトの端部を保持可能なように、軸心方向の全長に亘る分割面で二分割されて、嵌合により一体結合される一対の分割体で構成され、
    一方の分割体における分割化粧フランジ部の周方向の両端部の近傍に、当該一方の分割体を前記壁面に固定するための固定部がそれぞれ形成され、
    前記一対の分割体を嵌合させることにより、一方の分割体の分割化粧フランジ部の周方向の両端近傍に形成された各固定部は、その上方に他方の分割体の分割化粧フランジ部が重なり合って配置されることにより隠蔽される構成であることを特徴とする化粧プレート。
  2. 前記固定部は、化粧フランジ部の分割面を超えて第1分割体の第1分割化粧フランジ部を周方向に延長した部分に形成され、第2分割体の第2分割化粧フランジ部の周方向の両端部と壁面とで形成される隙間に収容されて、前記第2分割化粧フランジ部の両端部に内嵌されることを特徴とする請求項1に記載の化粧プレート。
  3. 前記一対の分割体は、非同一形状であって、前記保護ダクトの半周以上を覆って、分割開口の幅が前記プレート本体部の内径よりも小さな第1分割体と、当該第1分割体の分割開口を閉塞する第2分割体とから成ることを特徴とする請求項1又は2に記載の化粧プレート。
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