JP2009248183A - 冷延鋼帯用ピンチロール - Google Patents

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Abstract

【課題】十分なテンションを付与でき、鋼帯面のキズを防止できるとともに、コスト増を招くことのない冷延鋼帯用ピンチロールを提供する。
【解決手段】上下1対のロールからなり、それぞれのロールが冷延鋼帯のパスラインに対し垂直方向に移動可能な冷延鋼帯用ピンチロール。
【選択図】図1

Description

本発明は、電解清浄ライン、調質圧延ライン、リコイルラインなどの冷延鋼帯をバッチ処理するラインで用いられる冷延鋼帯用ピンチロールに関する。
電解清浄ライン、調質圧延ライン、リコイルラインなどの冷延鋼帯をバッチ処理するラインでは、コイル状に巻かれた冷延鋼帯は、ペイオフリールから巻き解かれ、目的とする処理を施された後、テンションリールで巻き取られる。このとき、鋼帯は、テンションリールおよびテンションパッドによりテンション(張力)が付与された状態で搬送されるが、鋼帯の尾端がペイオフリールから開放されると、尾端およびその近傍部は、テンションフリーの状態になり、蛇行したり、波を打つ走行するため、目的とする処理が施せなくなる。そこで、目的とする処理を施す装置に近接したところに、鋼帯を挟持するための上下1対のロールからなるピンチロールを配置し、鋼帯の尾端がペイオフリールから開放される直前に、このピンチロールにより鋼帯を挟持し、鋼帯にテンションを付与して、目的とする処理の施せない鋼帯部分を極力少なくする、すなわち歩留まりを向上させる対策が採られている。
一例として、図2に、こうした従来のピンチロールを設置したリコイルラインを模式的に示す。
ピンチロール50は、パスラインに固定された下ロール52とパスラインに対し垂直方向に移動可能な上ロール51からなり、鋼帯1の尾端がペイオフリール2から開放される直前に、それまでパスラインの上方に退避していた上ロール51が下降し、パスラインに固定された下ロール52とで鋼帯1を挟持する。そのため、鋼帯1の尾端がペイオフリール2から開放された後でも、テンションリール4との間で鋼帯1にはテンションが付与されるので、シャー3による鋼帯1の切り捨て部分を極力少なくすることができることになる。
通常は、上下ロール51、52ともに容量11kw程度のモータで駆動され、下ロール52の減速比(モータの回転数1に対するロールの回転数のこと)は、鋼帯1の搬送速度(〜300mpm)に同期できるように1/6程度に、また、上ロール51の減速比は、鋼帯1の尾端がペイオフリール2から開放される直前に鋼帯の搬送速度を減速できるように、1/30程度に調整されている。
しかしながら、下ロールの減速比が1/6程度で、上ロールの減速比が1/30程度と減速比が小さいので十分なテンションを付与できない。十分なテンションを付与するには、例えば、上ロールのモータ容量を55kw程度にアップすれば可能であるが、著しいコスト増を招く。また、下ロールがパスラインに固定されているので、鋼帯は下ロールと常時接触せざるを得ないため、鋼帯面にキズが付きやすく、歩留まり低下を招くといった問題もある。
本発明は、十分なテンションを付与でき、鋼帯面のキズを防止できるとともに、コスト増を招くことのない冷延鋼帯用ピンチロールを提供することを目的とする。
この目的は、上下1対のロールからなり、それぞれのロールが冷延鋼帯のパスラインに対し垂直方向に移動可能な冷延鋼帯用ピンチロールによって達成される。
本発明の冷延鋼帯用ピンチロールを冷延鋼帯のバッチ処理ラインに適用することにより、コスト増を招くことなく、十分なテンションを付与でき、鋼帯面のキズを防止できるようになった。このため、バッチ処理の大幅な歩留まり向上が図れた。
図1に、本発明のピンチロールを設置したリコイルラインを模式的に示す。
このリコイルラインでは、図2に示した従来のピンチロールにおけるパスラインに固定された下ロール52が、パスラインに対し垂直方向に移動可能な状態になっている。このため、ピンチロール50の不使用時には、上ロール51、下ロール52ともにパスライン外に退避させ、ピンチロール50の使用時、すなわち鋼帯1の尾端がペイオフリール2から開放される直前に鋼帯1の搬送速度を減速する時だけ上ロール51、下ロール52をパスラインに配置すればよいので、上ロール51、下ロール52の減速比を大きく、例えば1/60程度にできるため、モータ容量をアップすることなく、すなわちコスト増を招くことなく十分なテンションを付与できることになる。また、下ロール52はパスラインに常時固定されていないので、鋼帯1が下ロール52と常時接触していることがなくなり、鋼帯1面のキズを防止できることになる。
さらに、上下ロールの動作が上下対称となるため、ロール周速の調整が容易になるというメリットもある。
実際、図1に示すリコイルラインに、パスラインに対し垂直方向に移動可能である上下ロールからなるピンチロールを設置して、鋼帯の尾端がペイオフリールから開放される直前に鋼帯の搬送速度を減速する時だけ、容量11kwのモータにより、上下ロールを減速比1/59で駆動させてテンションを付与して1ヶ月操業を行ったところ、図2に示すように下ロールがパスラインに固定され、容量11kwのモータにより、下ロールを減速比1/6で常時駆動させ、上ロールを、鋼帯の尾端がペイオフリールから開放される直前に鋼帯の搬送速度を減速する時だけ、減速比1/30で駆動させた場合に比べ、鋼帯コイル尾端部の切り捨て量が減るとともに、キズも防止され、0.22%の歩留まり向上を達成できた。
本発明のピンチロールを設置したリコイルラインを模式的に示す図である。 従来のピンチロールを設置したリコイルラインを模式的に示す図である。
符号の説明
1 鋼帯
2 ペイオフリール
3 シャー
4 テンションリール
50 ピンチロール
51 ピンチロールの上ロール
52 ピンチロールの下ロール

Claims (1)

  1. 上下1対のロールからなり、それぞれのロールが冷延鋼帯のパスラインに対し垂直方向に移動可能な冷延鋼帯用ピンチロール。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0276604U (ja) * 1988-11-21 1990-06-12
JPH09271839A (ja) * 1996-04-03 1997-10-21 Nippon Steel Corp 複胴型コイル巻出し装置
JP2005088019A (ja) * 2003-09-12 2005-04-07 Kobe Steel Ltd 圧延機

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