JP2009245751A - 可動接点 - Google Patents

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Nobutoshi Takahashi
宣寿 高橋
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稔 唐木
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Abstract

【課題】プッシュオンスイッチ用の可動接点に関し、動作力が小さく安定したものを提供することを目的とする。
【解決手段】弾性薄板金属からなり、上面視円形の対向する両端部が平行な直線で切り欠かれた略小判形で、上方に膨らんだ略球面のドーム状に形成され、上方からの押圧力により上記ドーム状部分が節度感を伴って下方凸型に弾性反転し、上記押圧力の解除により節度感を伴って元の上方凸型に弾性復帰する可動接点であって、上記切り欠かれた両端の直線状端部12の中間部が円弧状に対称に切り欠かれた円弧状切欠部13になされたものとした。
【選択図】図1

Description

本発明は、各種電子機器の信号入力用として、押圧されると節度感を伴ってオンとなり、押圧解除すると節度感を伴ってオフとなるプッシュオンスイッチに用いられる可動接点に関するものである。
携帯電話などの電子機器の操作部には、薄型化のために、配線基板の固定接点に対応した位置に円形のドーム状をした可動接点を載置して構成したプッシュオンスイッチが多く用いられている。また、電子機器の小型化によって、可動接点間の配置間隔が狭い部分や、配線パターンの引き回しスペースを確保するために、略小判形をした可動接点の採用も多くなっている。
このような従来のプッシュオンスイッチに用いられる可動接点について、図6〜図7を用いて説明する。
図6は従来の可動接点の上面図、図7は同正面図であり、同図において、1は弾性薄板金属からなる可動接点であり、上面視円形の両端が平行な直線で切り欠かれた略小判形で、中央部が最も高い球面状に曲げ加工されたドーム状に形成されている。
そして、この可動接点1の動作は、上記ドーム状の頂点部に押圧力を加えていき、その力が所定の押圧力を超えると節度感を伴ってドーム状部分が下方に凸型に弾性反転し、次にその押圧力を除いていき、所定の押圧力より小さくなると節度感を伴って自らの弾性復元力で元の上方に膨らんだドーム状に復元するものである。
このような略小判形の可動接点1は、円形の両側が平行な直線で切り欠かれているために、複数個を横に並べた状態で使用する際に可動接点1間を狭く配置できることや、可動接点1間に配線基板上の回路の引き回しスペースを確保して配置効率がよいものにできるものであった。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開2005−71783号公報
近年、PDAや携帯電話に代表されるような携帯用の電子機器は、電子メール等の利用により入力操作回数などが増加しており、指の疲れを軽減するために軽い力で操作できるものへの要望も増えており、それら電子機器の操作部に用いられるプッシュオンスイッチも軽い力で動作するものが要求されることもあった。
ここに、上記従来のプッシュオンスイッチに用いられる可動接点1においては、軽い力で動作させるために、ドーム状を形成する略球面の曲げ加工時の圧力を弱くして対応することもあったが、それであると可動接点1の弾性反転する動作力がばらつき易く、その管理が難しいという課題があった。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、管理が容易で、安定して節度感を伴い軽い動作力で動作する可動接点を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、以下の構成を有するものである。
本発明の請求項1に記載の発明は、弾性薄板金属からなり、上面視円形の対向する両端部が平行な直線で切り欠かれた略小判形で、上方に膨らんだ略球面のドーム状に形成され、上方からの押圧力により上記ドーム状部分が節度感を伴って下方凸型に弾性反転し、上記押圧力の解除により節度感を伴って元の上方凸型に弾性復帰する可動接点であって、上記切り欠かれた両端の直線状部分の中間部が円弧状に対称に切り欠かれていることを特徴とする可動接点としたものであり、両側の直線状部分の中間部が円弧状に切り欠かれて、ドーム形状の頂上部分に向けて幅が緩やかに狭くなる形状としたことにより、バネ弾性が弱くなり、略球面の曲げ加工時の圧力を弱くなどせずとも、容易な管理で操作時に節度感を有した軽い動作力で動作する可動接点を安定して得ることができるという作用を有する。
以上のように本発明によれば、操作時に節度感を有した軽い動作力の可動接点を容易な管理で安定して得ることができるという有利な効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図5を用いて説明する。
(実施の形態)
図1は本発明の一実施の形態による可動接点の上面図、図2は同正面図である。
同図において、11は弾性薄板金属からなる可動接点であり、上面視円形の両端を平行な直線で切り欠いた略小判形で、その中央部が最も高くなるように球面状のドーム形状で形成されていることは従来同様であるが、本実施の形態の可動接点11は、その切り欠かれた両側の直線状端部12の長手方向の中央位置中間部分が、両側が対称で上面視円弧状にさらに内側に切り欠かれた円弧状切欠部13になされていることを特徴としている。
この可動接点11の動作は、従来のものと同様であるので簡単に説明する。
まず、ドーム状頂点部に押圧力を加えていくと、所定の押圧力で節度感を伴ってドーム状部分が下方凸型に弾性反転し、次に押圧力を除くと、節度感を伴って元の上方凸型のドーム状に弾性復元する。
次に、本発明の可動接点11について、ドーム状頂点部に押圧力を加えたときの応力分布をシミュレーションした内容について説明する。
シミュレーションは、有限要素法による応力シミュレーションを実施した。シミュレーションの詳細は、座古、倉敷、花木、中井、伊藤及び福田の論文「ライトタッチスイッチ用ダイヤフラムの信頼性評価手法に関する研究」(Journal of The Society of Materials Science Japan)Vol.51,No.3,pp.338−343,3月(2002年)によった。
可動接点11の素材は、厚さ0.055mmのステンレス鋼(SUS301)を用い、円形部分の外径がφ4.0mm、切り欠いた直線状端部12どうし間の幅を2.6mmとして、線対称な1/4図形で行なった。また、同時に比較用として両端を平行な直線で切り欠いた状態のみの従来品も行なった。
試料1は、両端の中間部を半径0.52mmの円弧で切欠量(幅方向の内側への切り込み寸法)を0.07mmとし、試料2は、両端の中間部を半径2.0mmの円弧で切欠量を0.19mmとした。
シミュレーションは、外形をトリミングした平板状の可動接点素材に対して、まずポンチとダイで挟み込んだ状態を想定し、ダイを固定した状態でポンチがダイに近づくよう強制変位を与え、略球面の上方凸型のドーム状にプレス成形する。次にドーム状の頂点部下面が外形円形部下面と同一面に位置するところまで、ドーム状の頂点部に押圧力を加え、その後、上記押圧力を解除して元の上方凸型のドーム状に戻る位置までの押圧解析を実施した。なお、試料1、試料2および従来品に対するドーム状に成形する際のポンチとダイおよびそれらを用いたプレス成形条件は同じ条件とした。
図3は、試料1の可動接点の応力シミュレーション結果、図4は試料2の可動接点の応力シミュレーション結果を示し、図5は比較用とした従来の可動接点の応力シミュレーション結果である。
図3〜図5は、可動接点のドーム状頂点部に押圧力を加えて弾性反転する直前の応力分布状態を示している。応力分布について、各図の左下部を中心に応力σが強く発生しており、応力分布の状態を分かりやすくするために、円弧状切欠部の設けられていない比較用の従来品の形状で、直線状端部の中央位置(図5の左下角部)を基準とし、上記中央位置から可動接点の長手方向に15要素、直線状端部から中心に向かう8要素の範囲について、各要素別に加わっている応力σを600MPa未満、600MPa以上900MPa未満、900MPa以上1200MPa未満、1200MPa以上1500MPa未満、1500MPa以上1800MPa未満の5つに区分して、対応する要素数を計測した。なお、上記範囲において、従来品は全120要素であるが、試料1は全116要素、試料2は全90要素である。
そして、図3〜図5に記載した各試料の応力分布の状態を比較しやすくするために(表1)にまとめた。
Figure 2009245751
この(表1)の結果より、両側の直線状端部12の中央部に円弧状切欠部13を設けた試料1および試料2は、共に大きい応力σを受けている要素数が従来品より少なくなっていることがわかった。つまり、本実施の形態である試料1および試料2の方が、従来品より応力σの集中が緩和されていることがわかった。
また、この試料1および試料2の応力分布は、従来品に比べて、大きい応力σを受ける要素が減って、小さい応力σを受ける要素の方が増えており、応力σが分散している。つまり、両側の直線状端部12に円弧状切欠部13をさらに設けた可動接点11の変形強度は弱いものとなり、その結果として動作力は、従来品に対して試料1が軽く、試料2の方が更に軽いものとなった。
ここで可動接点11の動作力とは、押圧操作をしていく際に可動接点11のドーム状部分が下方凸型に弾性反転する直前の押圧力F1を指しており、このシミュレーションで得られた各試料の動作力は、試料1が0.61N、試料2が0.45Nで、従来品が0.67Nであった。また、節度感としては、上記動作力である押圧力F1と、押圧解除をしていく際にドーム状部分が弾性復元する直前の押圧力F2との関係をクリック率{(P1−P2)/P1}×100(%)として表し、試料1では51.4%、試料2では36.9%、従来品では59.9%であった。
以上のことから、平行な直線で切り欠かれた両端の直線状部分の中間部が円弧状に対称に切り欠かれている可動接点11の方が、ドーム状頂点部を押圧する際のドーム状部分が弾性反転する直前の押圧力である動作力を低いものにできる。そして、その形成時には、曲げ加工時の圧力を弱くなどせずともよく、従来同様に容易な管理で当該可動接点11の形成が可能となる。
このように本実施の形態によれば、平行な直線で切り欠かれた対向する両端の直線状部分の中間部がさらに円弧状に切り欠かれて、ドーム形状の頂上部分に向けて幅が緩やかに狭くなる形状のものとしたことにより、ドーム形状部分のバネ弾性が弱くなり、動作時に節度感を有した動作力の小さい可動接点を安定して得ることができる。
なお、上記では2種類の試料と従来形状について解析を行なったが、実際に際しては、所望の動作力およびクリック率を勘案して、両端の直線状端部に設ける円弧状切欠部の円弧半径寸法や切欠量は適宜設定すればよい。
本発明による可動接点は、動作時に節度感を伴った軽い動作力の可動接点を容易な管理で安定して得ることができるという効果を有し、各種電子機器の信号入力用のプッシュオンスイッチを構成する際等に有用である。
本発明の一実施の形態による可動接点の上面図 同正面図 試料1の可動接点の応力分布シミュレーション結果を示す図 試料2の可動接点の応力分布シミュレーション結果を示す図 従来の可動接点の応力分布シミュレーション結果を示す図 従来の可動接点の上面図 同正面図
符号の説明
11 可動接点
12 直線状端部
13 円弧状切欠部

Claims (1)

  1. 弾性薄板金属からなり、上面視円形の対向する両端部が平行な直線で切り欠かれた略小判形で、上方に膨らんだ略球面のドーム状に形成され、上方からの押圧力により上記ドーム状部分が節度感を伴って下方凸型に弾性反転し、上記押圧力の解除により節度感を伴って元の上方凸型に弾性復帰する可動接点であって、上記切り欠かれた両端の直線状部分の中間部が円弧状に対称に切り欠かれていることを特徴とする可動接点。
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