JP2009245684A - 配電機器の電極 - Google Patents
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Abstract
【課題】バインダー及び分散剤を使用することなく、耐摩耗性を確保することができる配電機器の電極を提供する。
【解決手段】配電機器の電極22,33は、電極22,33の表面に対し銀めっき層2,3を形成するとともに、銀めっき層3に対し黒鉛粉体を高速噴射し、該噴射によって発生する熱により銀めっき層3の表面を溶融し、同溶融された銀めっき層3の表面に前記黒鉛粉体を積層させた黒鉛潤滑層5を形成する。
【選択図】図4
【解決手段】配電機器の電極22,33は、電極22,33の表面に対し銀めっき層2,3を形成するとともに、銀めっき層3に対し黒鉛粉体を高速噴射し、該噴射によって発生する熱により銀めっき層3の表面を溶融し、同溶融された銀めっき層3の表面に前記黒鉛粉体を積層させた黒鉛潤滑層5を形成する。
【選択図】図4
Description
この発明は、配電機器の電極に関する。
開閉器、遮断器等の配電機器は、固定電極と、該固定電極と接触することで通電する可動電極とを備えている。該可動電極は、回動可能に支持されており、投入方向への回動に伴い固定電極に接触し、開放方向への回動に伴い固定電極から離間する。これにより、配電機器は、電路の開閉を行う。そこで、配電機器の電極には、摺動面の摺動抵抗を低下させるとともに、耐摩耗性や耐久性を確保することができる表面処理が施されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
特許文献1に記載の電極では、電極の母材表面に銀めっき層が形成され、該銀めっき層上にパーフロロポリエーテルあるいはパーフロロアルキルポリエーテル等のフッ素系高分子材料をバインダーとしてグラファイトと混合した潤滑剤を電極に塗布することでグラファイト層が形成されている。
また、特許文献2に記載の電極では、電極の摺動接触面に銀−グラファイトの複合めっき層が形成されている。
特開2002−343168号公報
特開平4−126314号公報
ところで、特許文献1の潤滑剤を塗布した電極を用い負荷開閉を行なった場合、開閉時に発生するアークによる熱により潤滑剤内にバインダーとして含まれるフッ素系高分子材料は、耐熱性が高いものの徐々に蒸発し可動電極と固定電極の接触部の接触抵抗(電気抵抗)が大きくなるおそれがある。また、経年劣化による固化、固渋によって動作が低下するおそれがある。
また、特許文献2の銀−グラファイトの複合めっき処理に用いられるめっき液内には、人工有機系フッ素化合物〔PFOS(ペリフルオロオクタンスルホン酸)〕を含む分散助剤が使用されている。この人工有機系フッ素化合物は、最近の研究によって、自然的変化や生物学的代謝を受けないとされており、きわめて壊れにくい(分解しにくい)物質であることが解ってきた。これにより人工有機系フッ素化合物の環境残留性が問題視されるようになっており、使用を規制する検討が行われ始めている。そのため、人工有機系フッ素化合物等を含む分散助剤を使用しない代替技術の開発が望まれている。
この発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的はバインダー及び分散助剤を使用する表面処理技術を使用することなく、耐摩耗性を確保することができる配電機器の電極を提供することにある。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について説明する。
請求項1に記載の発明は、電極の表面に対し銀めっき層を形成するとともに、同銀めっき層に対し黒鉛粉体を高速噴射し、該噴射によって発生する熱により前記銀めっき層の表面を溶融させ、同溶融された銀めっき層の表面に前記黒鉛粉体を積層させた黒鉛潤滑層を形成する配電機器の電極であることをその要旨としている。
請求項1に記載の発明は、電極の表面に対し銀めっき層を形成するとともに、同銀めっき層に対し黒鉛粉体を高速噴射し、該噴射によって発生する熱により前記銀めっき層の表面を溶融させ、同溶融された銀めっき層の表面に前記黒鉛粉体を積層させた黒鉛潤滑層を形成する配電機器の電極であることをその要旨としている。
同構成によれば、摩擦係数の低い黒鉛による黒鉛潤滑層が摺動接触面である銀めっき層の表面に形成されるため、耐磨耗性に優れる。また、黒鉛潤滑層は、分散剤を用いずに銀めっき層の表面に直接黒鉛粉体を高速噴射することによって形成するため、分散剤となるPFOS等を使用しない。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の配電機器の電極において、前記銀めっき層と前記黒鉛潤滑層との間には、前記銀めっき層に前記黒鉛が入り込んだ前記銀と前記黒鉛が混在する中間層が形成されることをその要旨としている。
同構成によれば、銀と黒鉛とが混在する中間層が形成されるため、黒鉛のみからなる黒鉛潤滑層が摺動によって削り取られたとしても、中間層があることによって銀めっき層に入り込んだ黒鉛により摩擦の増大が抑制される。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の配電機器の電極において、前記銀めっき層は、硬質銀めっきを用いて形成されることをその要旨としている。
同構成によれば、硬質銀めっきは、硬度が高くかつ融点が低いため、軟質銀めっきと比較して齧りに対する耐磨耗性を向上させることができる。また、黒鉛粉体を噴射すると、銀めっき層に軟質銀めっきと比較して大きな凹凸ができるため、効率よく黒鉛潤滑層を形成することができる。なお、硬質銀めっきとはビッカース硬度が100Hv以上の銀めっきをいい、軟質銀めっきとはビッカース硬度が100Hv未満の銀めっきをいう。
同構成によれば、硬質銀めっきは、硬度が高くかつ融点が低いため、軟質銀めっきと比較して齧りに対する耐磨耗性を向上させることができる。また、黒鉛粉体を噴射すると、銀めっき層に軟質銀めっきと比較して大きな凹凸ができるため、効率よく黒鉛潤滑層を形成することができる。なお、硬質銀めっきとはビッカース硬度が100Hv以上の銀めっきをいい、軟質銀めっきとはビッカース硬度が100Hv未満の銀めっきをいう。
請求項4に記載の発明は、請求項1又は2に記載の配電機器の電極において、前記銀めっき層は、電極の表面に軟質銀めっき層が形成されるとともに、同軟質銀めっき層の上層として硬質銀めっき層が形成されてなる二層であることをその要旨としている。
硬質銀めっき層のみを形成した場合には、齧りに対する耐摩耗性を向上できる一方で、接触抵抗(電気抵抗)が大きくなるおそれがある。そこで、上記構成によれば、軟質銀めっき層の上層として硬質銀めっき層が形成されるため、上層の硬質銀めっき層により耐磨耗性を維持しつつ、接触抵抗(電気抵抗)の増大を抑制することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の配電機器の電極において、前記軟質銀めっき層の厚みが前記硬質銀めっき層の厚みと比較して厚く形成されることをその要旨としている。
同構成によれば、軟質銀めっき層の厚みを硬質銀めっき層より厚く形成されるため、より接触抵抗の増大を抑制することができる。
バインダー及び分散剤を使用することなく、耐摩耗性を確保することができる配電機器の電極を提供することができる。
以下、本発明にかかる配電機器の電極を開閉器に具体化した一実施形態について図1〜図4を参照して説明する。
図1〜図3に示されるように、開閉器は、本体ケース10の互いに対向する両側壁に対しそれぞれ電源側ブッシング21及び負荷側ブッシング31が互いに対向するように貫通支持されている。電源側ブッシング21の内端部には棒状の固定電極22が突設されている。負荷側ブッシング31の内端部には導電棒32が突設されており、その先端部には軸ピン61を介して可動電極33が回動可能に支持されている。可動電極33の先端下部には耐弧メタル34が固定されている。可動電極33は、平行平板状の一対の接触刃33a,33bからなるブレード状可動電極である。軸ピン61は、接触刃33a,33bのそれぞれの外面から側方に突出している。この軸ピン61の突出している部分の外周にスプリング63がそれぞれ介装されるとともに、軸ピン61の両端部にねじ61aがそれぞれ螺着され、スプリング63が固定されている。可動電極33には、軸ピン62を介して操作ハンドル(図示略)の操作に連動して駆動される作動リンク51が設けられている。この軸ピン62の外周にはスプリング64が介装されるとともに、軸ピン62の両端部にねじ62aがそれぞれ螺着され、スプリング63が固定されている。作動リンク51が駆動されると、可動電極33は軸ピン61を中心に上方又は下方に回動する。これにより、可動電極33の開放及び投入が行われる。可動電極33は、投入時には、スプリング63,64の付勢力に基づき所定の接触圧で固定電極22を両側から接触状態で狭圧する。固定電極22の両側面は、八の字状のテーパ面とする案内部23aとなっている。固定電極22の両側面の近傍(図3のハッチング部分)は、投入状態における可動電極33との通電接触面22a(接触部)となっている。
図1〜図3に示されるように、開閉器は、本体ケース10の互いに対向する両側壁に対しそれぞれ電源側ブッシング21及び負荷側ブッシング31が互いに対向するように貫通支持されている。電源側ブッシング21の内端部には棒状の固定電極22が突設されている。負荷側ブッシング31の内端部には導電棒32が突設されており、その先端部には軸ピン61を介して可動電極33が回動可能に支持されている。可動電極33の先端下部には耐弧メタル34が固定されている。可動電極33は、平行平板状の一対の接触刃33a,33bからなるブレード状可動電極である。軸ピン61は、接触刃33a,33bのそれぞれの外面から側方に突出している。この軸ピン61の突出している部分の外周にスプリング63がそれぞれ介装されるとともに、軸ピン61の両端部にねじ61aがそれぞれ螺着され、スプリング63が固定されている。可動電極33には、軸ピン62を介して操作ハンドル(図示略)の操作に連動して駆動される作動リンク51が設けられている。この軸ピン62の外周にはスプリング64が介装されるとともに、軸ピン62の両端部にねじ62aがそれぞれ螺着され、スプリング63が固定されている。作動リンク51が駆動されると、可動電極33は軸ピン61を中心に上方又は下方に回動する。これにより、可動電極33の開放及び投入が行われる。可動電極33は、投入時には、スプリング63,64の付勢力に基づき所定の接触圧で固定電極22を両側から接触状態で狭圧する。固定電極22の両側面は、八の字状のテーパ面とする案内部23aとなっている。固定電極22の両側面の近傍(図3のハッチング部分)は、投入状態における可動電極33との通電接触面22a(接触部)となっている。
次に、固定電極22及び可動電極33の表面処理について図4を参照して説明する。固定電極22及び可動電極33は、母材が銅1よりなり、この銅1の表面に二層の銀めっき層2,3及び更に黒鉛潤滑層5が形成されてなる。まず、二層の銀めっき層2,3について説明する。母材の銅1の表面に、ビッカース硬度が80Hvとなる軟質銀めっきを施し、厚さが12μmの軟質銀めっき層2を形成する。そして、軟質銀めっき層2の上層として、ビッカース硬度が100Hvとなる硬質銀めっきを施し、厚さが3μmの硬質銀めっき層3を形成する(図4(a)参照。)。なお、軟質銀めっき層2と硬質銀めっき層3とのそれぞれの厚さは、上記に限られるものではなく、少なくとも軟質銀めっき層2の上層として硬質銀めっき層3が形成された二層構造とし、硬質銀めっき層3の厚みを軟質銀めっき層2の厚みより厚くすることも可能である。
次に、硬質銀めっき層3の表面に形成される黒鉛潤滑層5の形成方法について説明する。硬質銀めっき層3の表面に、噴射ノズルを用いて圧縮気体とともに黒鉛粉体を噴射圧力1.0〜1.5MPa、噴射速度220〜270m/secで高速噴射することによって黒鉛潤滑層5を形成する(図4(b)参照。)。ここで、噴射圧力とは噴射ノズルの入口における気体の圧力を指し、噴射速度とは噴射ノズル出口における気体の速度を指す。前記噴射速度は、噴射ノズル出口から噴射される黒鉛粉体の速度とは必ずしも一致せず、実際には黒鉛粉体の速度は前記噴射速度より多少低くなる。また、その他の噴射条件としては、硬質銀めっき層3の表面と噴射ノズルとの距離を30〜50mm、噴射時間を20〜90secとする。黒鉛粉体は、日本黒鉛商事株式会社製のCPBと呼ばれる鱗状黒鉛粉末を用いる。CPBは、炭素成分90%以上、粒径が1〜100μmの範囲内で分布し、平均粒径が約19μmである。
黒鉛粉体を高速で硬質銀めっき層3の表面に噴射すると、硬質銀めっき層3の表面は、黒鉛粉体の衝突によって加熱され、この熱によって溶融し、粗面状態、すなわち微小な凹凸が形成される。黒鉛粉体は、硬質銀めっき層3の表面全体に凹凸を形成しながら、該凹凸が形成された硬質銀めっき層3の表面全体に積層する。この結果、図4(b)の拡大図に示されるように、硬質銀めっき層3の表面には、銀と黒鉛とが混在する中間層4と、厚さが1μm未満の黒鉛潤滑層5とが形成される。すなわち、黒鉛粉体の噴射により、硬質銀めっき層3の内部に黒鉛粉体が入り込み、硬質銀めっき層3の表面で銀めっきと黒鉛粉体との中間層4(混在層)が生成されるとともに、前記凹凸によって硬質銀めっき層3内部へ混在する深さが部分ごとに異なる黒鉛潤滑層5が形成される。なお、噴射前の黒鉛の形状は1〜100μm(平均粒径19μm)の鱗片形状であるが、噴射後の黒鉛は元の形状が変化し、厚み方向(深さ方向)に押しつぶされ平坦化された形状となる。黒鉛潤滑層5を形成する黒鉛は、フォンデルワールス力によって結合している。
次に、可動電極33の動作について説明する。図2に示される開放状態から図示しない操作ハンドルの操作に連動して作動リンク51が下方に駆動されると、可動電極33は投入方向へ回動する。すると、可動電極33は固定電極22の案内部23aとの摺接に基づきスプリング63,64の付勢力に抗して拡開され、摺接しながら、可動電極33が更に投入方向へ回動されると、可動電極33の接触刃33a,33bは、図3に示されるように、固定電極22の通電接触面22aにそれぞれ両側から所定の接触圧でもって接触する。一方、図3に示される投入状態から操作ハンドルの駆動に連動して作動リンク51が上方に駆動されると、可動電極33は開放方向へ回動する。すると、可動電極33は固定電極22に摺接しながら、固定電極22から離間し、図2に示される開放状態となる。上記のような開放状態から投入状態への投入操作及び投入状態から開放状態への開放操作を複数回行うと、最表面に形成された黒鉛潤滑層5は摺動によって削り取られる。しかしながら、銀めっきと黒鉛が混在した中間層4は残るため、硬質銀めっき層3のみでの摩擦抵抗より低く摩擦抵抗を抑えられる。
以上、説明した実施形態によれば、以下の作用効果を奏することができる。
(1)摩擦数の低い黒鉛による黒鉛潤滑層5が摺動接触面である硬質銀めっき層3の表面に形成されるため、耐磨耗性に優れる。また、黒鉛潤滑層5は、硬質銀めっき層3の表面に直接黒鉛粉体を高速噴射することによって形成するため、バインダー及びPFOS等を含む分散剤を使用する必要はない。
(1)摩擦数の低い黒鉛による黒鉛潤滑層5が摺動接触面である硬質銀めっき層3の表面に形成されるため、耐磨耗性に優れる。また、黒鉛潤滑層5は、硬質銀めっき層3の表面に直接黒鉛粉体を高速噴射することによって形成するため、バインダー及びPFOS等を含む分散剤を使用する必要はない。
(2)銀と黒鉛とが混在する中間層4が形成されるため、黒鉛のみからなる黒鉛潤滑層5が摺動によって削り取られたとしても、中間層4があることによって硬質銀めっき層3に入り込んだ黒鉛により摩擦の増大が抑制される。
(3)硬質銀めっき層3を黒鉛潤滑層5の下層となるように形成した。硬質銀めっきは、硬度が高くかつ融点が低いため、軟質銀めっきと比較して齧りに対する耐磨耗性を向上させることができる。また、黒鉛粉体を噴射すると、銀めっき層に軟質銀めっきと比較して大きな凹凸ができるため、効率よく黒鉛潤滑層5を形成することができる。
(4)軟質銀めっき層2の上層として硬質銀めっき層3が形成されるため、上層の硬質銀めっき層3により耐磨耗性を維持しつつ、接触抵抗(電気抵抗)の増大を抑制することができる。
(5)軟質銀めっき層2の厚みを硬質銀めっき層3より厚く形成されるため、より接触抵抗(電気抵抗)の増大を抑制することができる。
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することができる。
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することができる。
・上記構成において、固定電極22及び可動電極33の両方に本発明の電極を適用したが、片方にのみ適用してもよい。
・上記実施形態では、開閉器に本発明を適用したが、遮断器等の他の配電機器に適用してもよい。
・上記実施形態では、開閉器に本発明を適用したが、遮断器等の他の配電機器に適用してもよい。
1…銅、2…軟質銀めっき層、3…硬質銀めっき層、4…中間層、5…黒鉛潤滑層、10…本体ケース、21…電源側ブッシング、22…固定電極、31…負荷側ブッシング、32…導電棒、33…可動電極、51…作動リンク。
Claims (5)
- 電極の表面に対し銀めっき層を形成するとともに、同銀めっき層に対し黒鉛粉体を高速噴射し、該噴射によって発生する熱により前記銀めっき層の表面を溶融させ、同溶融された銀めっき層の表面に前記黒鉛粉体を積層させた黒鉛潤滑層を形成する
ことを特徴とする配電機器の電極。 - 請求項1に記載の配電機器の電極において、
前記銀めっき層と前記黒鉛潤滑層との間には、前記銀めっき層に前記黒鉛が入り込んだ前記銀と前記黒鉛とが混在する中間層が形成されることを特徴とする配電機器の電極。 - 請求項1又は2に記載の配電機器の電極において、
前記銀めっき層は、硬質銀めっきを用いて形成される
ことを特徴とする配電機器の電極。 - 請求項1又は2に記載の配電機器の電極において、
前記銀めっき層は、電極の表面に軟質銀めっき層が形成されるとともに、同軟質銀めっき層の上層として硬質銀めっき層が形成されてなる二層である
ことを特徴とする配電機器の電極。 - 請求項4に記載の配電機器の電極において、
前記軟質銀めっき層の厚みが前記硬質銀めっき層の厚みと比較して厚く形成される
ことを特徴とする配電機器の電極。
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2008
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