JP2009243888A - 圧力センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易かつ確実に測定圧力の取り込みタイミングを指示することができる圧力センサを提供する。
【解決手段】圧力を検出する受圧部1と、受圧部1を加熱するヒータ2と、受圧部1の温度を検出する受圧部温度センサ3と、受圧部温度センサ3によって検出された温度が予め設定された設定温度となるようにヒータ2の加熱量を制御するヒータ制御回路4とを備える圧力センサであって、受圧部温度センサ3の検出温度と前記設定温度との偏差が第1閾値以下であるときに、受圧部1の圧力検出値を出力端子50から出力し、当該偏差が第1閾値より大きいときには、予め定められた第1信号を出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、加熱手段を備えた圧力センサに関する。
従来、この種の圧力センサとしては、例えば、特許文献1に示すように、センサの外壁部分に加熱手段としてのヒータを巻き付けてなるものが知られている。かかる圧力センサでは、外部電源から温度制御回路を介して加熱手段に電力を供給することにより、センサ全体を一定温度に保持する。
ここで、圧力センサは、一定の測定精度および所定の性能を維持するために計測対象物の温度と等しい温度に保持する必要がある。特に、高温のガスが計測対象となる半導体製造装置等に圧力センサが使用される場合には、センサの温度がガスの温度に比して低下したままでは、ガスが液化や固化してセンサ部に付着し、圧力センサの測定精度および性能に影響を及ぼし得る。
そこで、従来の圧力センサでは、測定圧力の出力端子とは別に、加熱手段によりセンサ全体が計測対象物と等しい所望の温度に到達したか否かを出力するイベント出力端子を設け、イベント出力端子の出力値と同期させて、測定圧力の出力値の取り込みを行うようにしている。
また、イベント出力端子には、前記のように、センサ全体が計測対象物と等しい所望の温度に到達したこと(ウォームアップ完了)を出力するもののほか、センサの異常を検知し報知するもの等があり、それぞれの出力内容に応じた出力端子が各々設けられる。
特開平5−281073号公報
しかしながら、従来の圧力センサでは、出力内容に応じた複数のイベント出力端子を監視する必要があり煩雑である。すなわち、当該圧力センサと測定圧力の出力を取り込む外部機器等とを、これら複数のイベント出力端子を介して接続しなければならず、いずれのイベント出力端子に基づいて、どのタイミングで測定圧力の出力を取り込むかを予め設定しなければならず煩雑である。
そこで、本発明は、上記の事情に鑑み、簡易かつ確実に測定圧力の取り込みタイミングを指示することができる圧力センサを提供することを目的とする。
第1発明の圧力センサは、圧力を検出する受圧部と、該受圧部を加熱する加熱手段と、該受圧部の温度を検出する温度検出手段と、該温度検出手段によって検出された温度が予め設定された設定温度となるように前記加熱手段の加熱量を制御する制御手段とを備える圧力センサであって、前記温度検出手段によって検出された温度と前記設定温度との偏差が第1閾値以下であるとき、前記受圧部によって検出された圧力に対応する信号を出力することを特徴とする。
第1発明の圧力センサによれば、受圧部が加熱手段によって加熱され、温度検出手段によって検出された温度と前記設定温度との偏差が第1閾値以下である場合に、受圧部によって検出された圧力が外部に出力される。そのため、信号が出力された場合には、加熱手段により受圧部が所望の温度範囲となっている(ウォームアップ完了状態である)ため、受圧部が所望の温度に到達したか否かを出力するイベント出力端子を用いる必要がなく、簡易かつ確実に測定圧力の取り込みタイミングを指示することができる。
第2発明の圧力センサは、第1発明の圧力センサにおいて、前記温度検出手段によって検出された温度と前記設定温度との偏差が前記第1閾値よりも大きいとき、予め定められた第1信号を外部に出力することを特徴とする。
第2発明の圧力センサによれば、温度検出手段によって検出された温度と前記設定温度との偏差が未だ第1閾値よりも大きいである場合に、受圧部からの検出圧力信号とは異なる第1信号が出力される。そのため、かかる第1信号が出力された場合には、未だ受圧部が所望の温度範囲となっていない(ウォームアップ状態である)ことを、すなわち、未だ測定圧力を取り込むタイミングではないことを簡易かつ確実に指示することができる。
第3発明の圧力センサは、第1または第2発明の圧力センサにおいて、前記温度検出手段によって検出された温度と前記設定温度との偏差が前記第1閾値よりも大きく、且つ第1閾値よりも大きな第2閾値以下であるとき、予め定められた第2信号を外部に出力することを特徴とする。
第3発明の圧力センサによれば、温度検出手段によって検出された温度と前記設定温度との偏差が未だ第1閾値よりも大きいが、第1閾値よりも大きな第2閾値以下である場合に、第2信号が出力される。そのため、第2信号を、受圧部からの検出圧力信号や第1信号とは異なる信号とし、例えば第2閾値を第1閾値に近い値に設定することで、かかる第2信号が出力された場合には、未だ受圧部が所望の温度範囲となっていない(ウォームアップ状態である)が、その後遅滞なく、所望の温度範囲となる(ウォームアップ完了状態となる)ことを簡易かつ確実に指示することができる。これにより、取り込みのタイミングを予測して、測定圧力の取り込みのための準備等を進めることができる。
第4発明の圧力センサは、圧力を検出する受圧部と、該受圧部を加熱する加熱手段と、該受圧部の温度を検出する温度検出手段と、該温度検出手段によって検出された温度が予め設定された設定温度となるように前記加熱手段の加熱量を制御する制御手段とを備える圧力センサであって、前記温度検出手段によって検出された温度と前記設定温度との偏差が第1閾値以下であり、且つ前記受圧部によって検出された圧力が予め定められた設定範囲内であるとき、前記受圧部によって検出された圧力に対応する信号を出力することを特徴とする。
第4発明の圧力センサによれば、受圧部が加熱手段によって加熱され、温度検出手段によって検出された温度と前記設定温度との偏差が第1閾値以下であることに加えて、受圧部によって検出された圧力が予め定められた設定範囲内である場合に、受圧部によって検出された圧力が外部に出力される。すなわち、かかる信号が出力された場合には、加熱手段により受圧部が所望の温度範囲となっている(ウォームアップ完了状態である)ことに加えて、測定対象が所望の圧力となっている。そのため、受圧部が所望の温度に到達したか否かを出力するイベント出力端子や、測定対象が所望の圧力となっているか否かを出力するイベント出力を用いる必要がなく、簡易かつ確実に測定圧力の取り込みタイミングを指示することができる。
第5発明の圧力センサは、第1〜第4発明の圧力センサにおいて当該圧力センサに不具合ある場合に、予め定められた第3信号を他の信号に優先して外部に出力することを特徴とする。
第5発明の圧力センサによれば、当該センサに不具合がある場合に、第3信号が出力される。そのため、第3信号を、受圧部からの検出圧力信号、第1信号や第2信号とは異なる信号とすることで、かかる第3信号が出力された場合には、当該センサに不具合が生じており、測定圧力を取り込むタイミングではないことを簡易かつ確実に指示することができる。
以下、本発明の一実施形態としての圧力センサについて説明する。図1は、圧力センサの構成を示すブロック図であり、図2は、圧力センサにおける処理を示すフローチャートである。
本実施形態の圧力センサは、被測定圧力に応じた静電容量を検出するダイアフラム構造を備えたものであり、特に真空に近い圧力を測定するのに適している。
図1に示すように、本実施形態の圧力センサは、圧力を検出する受圧部1と、受圧部1を加熱する加熱手段としてのヒータ2と、受圧部1の温度を検出する受圧部温度センサ3(本発明の温度検出手段に相当する)と、受圧部温度センサ3によって検出された温度が予め設定された設定温度となるようにヒータ2の加熱量を制御するヒータ制御回路4(本発明の制御手段に相当する)と、当該圧力センサにおける各種演算処理を実行するコントローラ5とを備える。
受圧部1は、静電容量式のセンサチップより構成された容量センサ11を備える。容量センサ11の構成は、例えば本出願人による特開2002−267559号、特開2006−3234号に記載されている構成と同じであるので、本明細書での詳細な説明は省略するが、容量センサ11は、圧力の印加に応じてひずみが生じるセンサダイアフラムを備え、センサダイアフラムが撓んで、センサチップの固定電極と可動電極との間隔が変化することによるコンデンサの容量値の変化を検出して出力する。
容量センサ11から出力されたコンデンサの容量値の変化に対応する信号は、容量検出回路21に入力される。容量検出回路21では、入力された容量値の変化に対応する信号を増幅して、半波整流または全波整流回路とローパスフィルタとにより直流検出信号に変換される。
ヒータ2は、通電量に応じた発熱量を発生する電熱線であって受圧部1に巻回されて、受圧部1全体を加熱する。ヒータ2は、ヒータ制御回路4を介して接続された外部電源6から電力の供給を受けて発熱する。
受圧部温度センサ3は、受圧部1の容量センサ11に隣接する位置に設けられ、受圧部1の温度に対応する信号を受圧部温度検出回路23に出力する。受圧部温度検出回路23は、入力された受圧部温度に対応する信号を増幅等して直流検出信号に変換して出力する。
また、各回路21〜23に隣接する位置には、受圧部1と回路21〜23との温度差による影響を補正するための参照温度を検出する回路温度検出回路24が設けられている。回路温度検出回路24は、図示しない温度センサを備えて回路21〜23の部分の温度を検出し、検出した回路部分の温度に対応する信号を増幅等して直流検出信号に変換して出力する。
さらに、電源電圧検出回路26には、外部電源6が接続されている。電源電圧検出回路26は、外部電源6の出力電圧を検出する電圧センサを備え、該電圧センサからの出力信号を増幅等して直流検出信号に変換して出力する。
各回路21〜24,26から出力された直流検出信号は、アナログ‐デジタル変換回路30を介して、デジタル信号に変換されてコントローラ5に入力される。
コントローラ5は、少なくともCPUを含む演算処理に必要な各種ハードウェアにより構成される。コントローラ5には、アナログ‐デジタル変換回路30を介して入力された各回路21〜24,26からの信号に各種演算処理を行い、演算処理結果に応じた出力を行う。
コントローラ5による主な演算処理としては、容量検出回路21から出力された容量センサ11の検出値を、回路温度検出回路24から出力された参照温度の検出値を用いて補正する処理を実行する。そして、算出された補正後の検出値をデジタル‐アナログ変換回路40を介してアナログ信号に変換し、デジタル‐アナログ変換回路40に接続された出力端子50から所定の電圧(0〜10[V])で出力する。
コントローラ5には、出力端子50のほか、ローダ通信ポート51と、イベント出力端子52と、イベント動作LED53と、ステータスLED54と、ゼロ調整スイッチ55と、データメモリ56とが接続されている。
ローダ通信ポート51は、外部機器(コンピュータやデータロガー)に接続可能な入出力ポートであって、外部機器へのデータの出力のほか、外部機器からの当該圧力センサの設定および設定変更が可能となっている。
イベント出力端子52は、ウォームアップ完了の有無のほか、計測圧力が予め設定された所定の圧力に到達したか否か、後述のエラー検知の有無により、所定の信号を出力する。この場合、1つのイベント出力端子52を設定により選択的に用いてもよいが、それぞれの動作に連動する複数の出力端子を設けてもよい。
イベント動作LED53は、イベント出力端子52の出力状態/遮断状態に連動して、点灯/消灯する表示素子としての発光ダイオードである。なお、上述のように、複数の動作状態に応じてイベント出力端子52の出力信号を変更する場合には、1つのイベント動作LED53を各動作状態に対応させて、点灯のさせ方(点滅間隔)や点灯色を変更してもよいが、それぞれの動作状態に対応する複数の動作LEDを設けてもよい。
ステータスLED54は、後述のゼロ調整スイッチ55に連動して、点灯(点滅)/消灯する表示素子としての発光ダイオードである。
ゼロ調整スイッチ55は、出力値の0点調整を行うスイッチであって、オートゼロスイッチ55aと、アップゼロスイッチ55b及びダウンゼロスイッチ55cとで構成されている。オートゼロスイッチ55aは、受圧部1を真空状態とした状態でONさせることにより、コントローラ5がかかる状態での出力端子50の出力を0に対応させる処理を実行する。
一方、アップゼロスイッチ55b及びダウンゼロスイッチ55cは、かかる処理をユーザが該アップゼロスイッチ55b又はダウンゼロスイッチ55cを操作することで手動で行うものである。すなわち、アップゼロスイッチ55bは、これを1回ONさせる毎にコントローラ5が出力端子50の出力をプラスの側にシフトさせ、ダウンゼロスイッチ55cは、これを1回ONさせる毎にコントローラ5が出力端子50の出力をマイナスの側にシフトさせる。
また、ステータスLED54は、かかるゼロ調整スイッチ55に連動して、例えば、オートゼロスイッチ55aによる0点の調整中は、緑色に点滅し、調整終了後に消灯する。また、アップゼロスイッチ55b及びダウンゼロスイッチ55cによる調整中は、赤色に点滅し、調整終了後は消灯する。
データメモリ56は、コントローラ5によって算出された各種制御パラメータの算出値のほか、ヒータ2の加熱温度の設定値や、圧力検出値の出力範囲の設定値などの各種設定値が記憶保持される。データメモリ56は、ROM,RAM等により構成され、コントローラ5からのデータの読み出しおよび更新が可能に構成されている。
以上が、本実施形態の圧力センサの全体構成である。
次に、図2のフローチャートを参照して、コントローラ5から出力端子50への出力処理について説明する。
まず、コントローラ5は、各回路21〜24,26からの入力信号およびコントローラ5からの出力信号から、当該圧力センサのエラーを検知する(STEP1)。ここでのエラー検知処理では、当該入力信号および出力信号が予め設定された所定の閾値を超える場合をエラーとして検知する。例えば、受圧部温度センサ3の温度検出値がその閾値を超える場合や、外部電源6の出力電圧値がその閾値を超える場合には、エラーとして検知される。
そして、エラーが検知されない場合には(STEP1でNO)、コントローラ5は、受圧部温度センサ3の温度検出値と、容量センサ11の圧力検出値とを取得する(STEP2)。
STEP2の処理に続いて、コントローラ5は、取得した受圧部温度センサ3の温度検出値が、データメモリに記憶保持されているヒータ2の加熱温度の設定値とを比較して、ヒータ2によるウォームアップが完了したか否かが判断される(STEP3)。具体的には、取得した受圧部温度センサ3の温度検出値とヒータ2の加熱温度の設定値との偏差が第1閾値(例えば、±1℃)以下となっているか否かが判断される。
そして、コントローラ5は、ウォームアップが完了している場合には(STEP3でYES)、取得した容量センサ11の圧力検出値が、データメモリに記憶保持されている圧力検出値の出力範囲となっているか否かが判断される(STEP4)。
そして、コントローラ5は、取得した容量センサ11の圧力検出値が、予め設定された圧力検出値の出力範囲となっている場合には(STEP4でYES)、容量センサ11の圧力検出値を出力端子50から出力する(STEP5)。
一方、コントローラSTEP1でエラーが検知された場合には(STEP1でYES)、コントローラ5は、出力端子50か第3信号(エラー)信号を出力する(STEP6)。ここで、第3信号は、通常の出力端子50から出力される出力値(0〜10[V])を逸脱した値(例えば、12[V])に設定されている。
また、エラーが検知されない場合であっても(STEP1でNO)、ヒータ2によるウォームアップが完了していない場合には(STEP3でNO)、コントローラ5は、ウォームアップ完了が近いか否かを判断する(STEP7)。具体的には、取得した受圧部温度センサ3の温度検出値が、データメモリに記憶保持されているヒータ2の加熱温度の設定値とを比較し、これらの偏差がヒータ2によるウォームアップが第2閾値(例えば、±5℃)以下となっているか否かが判断される。
そして、コントローラ5は、ウォームアップ完了が近くない場合には(STEP7でNO)、ウォームアップ完了まで時間を要することを指示する第1信号を出力端子50から出力する(STEP8)。ここで、第1信号は、通常の出力端子50から出力される出力値(0〜10[V])を逸脱した値であって、ウォームアップが完了していないことを示すマイナスの値(例えば、−2[V])に設定されている。
一方、ウォームアップ完了が近い場合には(STEP7でYES)、コントローラ5は、ウォームアップ完了直前であることを指示する第2信号を出力端子50から出力する(STEP9)。ここで、第2信号は、通常の出力端子50から出力される出力値(0〜10[V])を逸脱した値であって、ウォームアップが完了しつつある(通常の出力値になりつつある)ことを示すマイナスの値(例えば、−1[V])に設定されている。
また、ウォームアップが完了した場合であっても(STEP3でYES)、取得した容量センサ11の圧力検出値が、データメモリに記憶保持されている圧力検出値の出力範囲となっていない場合には(STEP4でNO)、コントローラ5は、圧力検出値で設定範囲内でないことを指示する第4信号を出力端子50から出力する(STEP10)。ここで、第4信号は、通常の出力端子50から出力される出力値(0〜10[V])を逸脱した値であって、前記設定範囲を超えている側に対応した値に設定されている。例えば、設定出力範囲が3〜8[V]である場合に、圧力検出値が9[V]であれば11[V]が出力され、圧力検出値が2[V]であれば−0.5[V]が出力される。
以上のように、本実施形態の圧力センサによれば、出力端子50から出力される値が、通常の出力値(0〜10[V])であれば、既にヒータ2のウォームアップが完了し、受圧部1の圧力検出値が所定の値となっているため、イベント出力端子50を用いることなく、簡易かつ確実に測定圧力の取り込みタイミングを当該圧力センサが接続された外部機器等に指示することができる。
一方、ヒータ2によるウォームアップが完了していない場合には、ウォームアップ完了が近いか否かに応じて異なる出力信号が出力端子50から出力される。そのため、ウォームアップがまだ完了していないことを外部に指示するのみならず、その後遅滞なく、ウォームアップ完了状態するか否かを簡易かつ確実に指示することができる。これにより、ユーザや当該圧力センサが接続された外部機器等は、取り込みのタイミングを予測して、測定圧力の取り込みのための準備等を進めることができる。
さらに、受圧部1の圧力検出値が所定の値となっていない場合には、これに対応した出力信号が出力端子50から出力され、当該センサに何らかの不具合が生じている場合には、これに対応した出力信号が出力される。そのため、測定圧力を取り込むタイミングではないことや当該センサに不具合が生じていることを簡易かつ確実に指示することができる。
尚、本実施形態におけるエラー検知処理(STEP1)では、エラーの内容によらず、同一の第3信号を出力端子50から出力したが、これに限らず、エラーの内容に応じて複数のエラー信号を出力するようにしてもよい。具体的には、エラーの内容を、製品自体の不具合・故障等と、ユーザの使用方法による不具合等とに分け、それぞれ異なる信号を出力するようにしてもよい。例えば、ヒータ2の断線故障のように、製品自体の不具合等のの場合には12[V]を出力し、外部電源6の電圧の異常のように、ユーザの使用方法による不具合等の場合には11.5[V]を出力するようにしてもよい。尚、このようなエラーの内容に応じた出力を行う方法は、加熱手段を有しない圧力センサにも適用可能である。
また、本実施形態における圧力センサでは、イベント出力端子52を備える構成について説明したが、イベント出力端子52は必要に応じて省略してもよい。
さらに、本実施形態では、すべての要件(STEP1,3,4)を満たす場合に、受圧部1の圧力検出値を出力端子50から出力するようにしたが、これに限らず、必要に応じて、STEP1のエラー検知処理やSTEP4の設定圧力のみを出力する処理を省略してもよい。
本実施形態の圧力センサの構成を示す図。 本実施形態の圧力センサにおける処理を示すフローチャート。
符号の説明
1…受圧部、2…ヒータ(加熱手段)、3…受圧部温度センサ(温度検出手段)、4…ヒータ制御回路(制御手段)、5…コントローラ、6…外部電源、11…容量センサ、21…容量検出回路、23…受圧部温度検出回路、24…回路温度検出回路、26…電源電圧検出回路、30…アナログ‐デジタル変換回路、40…デジタル‐アナログ変換回路、50…出力端子、51…ローダ通信ポート、52…イベント出力端子、53…イベント動作LED、54…ステータスLED、55…ゼロ調整スイッチ、56…データメモリ。

Claims (5)

  1. 圧力を検出する受圧部と、該受圧部を加熱する加熱手段と、該受圧部の温度を検出する温度検出手段と、該温度検出手段によって検出された温度が予め設定された設定温度となるように前記加熱手段の加熱量を制御する制御手段とを備える圧力センサであって、
    前記温度検出手段によって検出された温度と前記設定温度との偏差が第1閾値以下であるとき、前記受圧部によって検出された圧力に対応する信号を出力することを特徴とする圧力センサ。
  2. 請求項1記載の圧力センサにおいて、
    前記温度検出手段によって検出された温度と前記設定温度との偏差が前記第1閾値よりも大きいとき、予め定められた第1信号を外部に出力することを特徴とする圧力センサ。
  3. 請求項1または2記載の圧力センサにおいて、
    前記温度検出手段によって検出された温度と前記設定温度との偏差が前記第1閾値よりも大きく、且つ第1閾値よりも大きな第2閾値以下であるとき、予め定められた第2信号を外部に出力することを特徴とする圧力センサ。
  4. 圧力を検出する受圧部と、該受圧部を加熱する加熱手段と、該受圧部の温度を検出する温度検出手段と、該温度検出手段によって検出された温度が予め設定された設定温度となるように前記加熱手段の加熱量を制御する制御手段とを備える圧力センサであって、
    前記温度検出手段によって検出された温度と前記設定温度との偏差が第1閾値以下であり、且つ前記受圧部によって検出された圧力が予め定められた設定範囲内であるとき、前記受圧部によって検出された圧力に対応する信号を出力することを特徴とする圧力センサ。
  5. 請求項1乃至4のうちいずれか1項記載の圧力センサにおいて、
    当該圧力センサに不具合がある場合に、予め定められた第3信号を他の信号に優先して外部に出力することを特徴とする圧力センサ。
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