JP2009243202A - 化粧板の取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】屋根の破風板や鼻隠しの外観を高意匠化することができる化粧板の取付構造を提供する。
【解決手段】建築物の屋根14の端縁に破風板又は鼻隠しとして取り付けられる化粧板1の取付構造であって、前記化粧板1は前記屋根14の端縁の下地10側に取り付けられた内板1aと、下地10の外面に取り付けられた外板1bとを含む。前記内板1aの下縁の一部が前記外板1bの下縁よりも下方に突出してる。このため、内板1aと外板1bとを重ねた簡易な構造によって、屋根14の破風板や鼻隠しに複雑な外観が付与され、建築物の意匠性が向上する。また特に外板1bと内板1aの色が異なる場合には、建築物の意匠性が更に向上する。
【選択図】図1

Description

本発明は、屋根の端縁に破風板又は鼻隠しとして取り付けられた化粧板の取付構造に関する。
従来、建築物屋根の妻側に設けられる破風板や、軒先に設けられる鼻隠し等としては、押出成形等で形成された窯業系の板材や、ベンダー成形、ロール成形等で形成された金属系の板材等の、種々の材料からなるものが用いられている(特許文献1等参照)。
これら従来の破風板等は、長手方向に沿って直線的なラインを有するのみであり、また、破風板や鼻隠しは単色の部材から構成されている。このため、建築物の破風板及び鼻隠しの外観は単調なものであった。
しかしながら、近年、家屋等の建築物の高意匠性化の要望が高まっており、破風板や鼻隠しについても高い意匠性を有することが要望される。
実開平6−071688号公報
本発明は上記の点に鑑みて為されたものであり、屋根の破風板や鼻隠しの外観を高意匠化することができる化粧板の取付構造を提供することを目的とする。
本発明に係る化粧板の取付構造は、建築物の屋根14の端縁に破風板又は鼻隠しとして取り付けられる化粧板1の取付構造であって、前記化粧板1は前記屋根14の端縁の下地10側に取り付けられた内板1aと、内板1aの外面に取り付けられた外板1bとを含む。前記内板1aの下縁の少なくとも一部が前記外板1bの下縁よりも下方に突出してる。
本発明によれば、内板1aと外板1bとを重ねた簡易な構造によって、屋根14の破風板や鼻隠しに複雑な外観が付与され、このため建築物の意匠性が向上する。また特に外板1bと内板1aの色が異なる場合には、建築物の意匠性が更に向上する。
本発明では、上記屋根14の端縁に複数の上記内板1aがこの屋根14の端縁に沿って側端縁同士が突き合わされた状態で取り付けられていると共に、この内板1aの外面に複数の上記外板1bが前記屋根14の端縁に沿って側端縁同士が突き合わされた状態で取り付けられ、且つ前記内板1a同士の突き合わせ箇所の継ぎ目7aと、前記外板1b同士の突き合わせ箇所の継ぎ目7bとが、重なっていないことが好ましい。
この場合、外板1b同士の突き合わせ箇所の継ぎ目7bから水が浸入しても、この水が内板1a同士の突き合わせ箇所の継ぎ目7aまで到達しにくくなり、下地10まで水が浸入することが防止される。このため、複数の化粧板1で屋根14の破風板や鼻隠しが形成されるにもかかわらず、且つシーリング材等が用いられることもなく、屋根14の端縁における防水性が向上する。
また本発明では、上記内板1a同士の突き合わせ箇所の継ぎ目7aのうち、少なくとも上記屋根14の端縁を構成する下地10と重なっている部分の外面側に、上記外板1bが重ねられていることも好ましい。
この場合、下地10の外面側で内板1a間の継ぎ目7aが外板1bで遮蔽され、屋根14の端縁における防水性が更に向上する。
本発明によれば、簡易な構成によって、建築物の屋根の端縁に高い意匠性が付与される。
以下、本発明を実施するための最良の形態を説明する。
化粧板1の材質は適宜選択されるが、特に窯業系の材質が好ましい。窯業系の化粧板1は適宜の手法で作製される。例えばセメントを主成分とする無機質材料を板状に成形して成形体を形成する。この成形体にオートクレーブ養生を施すことで、窯業系の化粧板1が作製される。
上記無機質材料はセメントを主成分とする水硬性材料であり、主成分であるセメントに、必要に応じて珪石粉、パルプ、骨材、補強繊維などが配合されることで調製される。
着色された化粧板1を作製する場合には、この無機質材料に適宜の着色剤が配合される。この場合、種々の着色剤が使用されるが、例えば平均粒子径が0.1〜0.2μmであり、且つ金属酸化物による表面被覆が施された鉄黒(Fe34)等の酸化鉄粒子が使用される。この着色剤の配合量は、無機質材料100質量部に対して1.5〜4質量部の範囲であることが好ましい。酸化鉄粒子を被覆する金属酸化物としては、特に限定されないが、例えば亜鉛と鉄との複合酸化物、ケイ素酸化物、アルミニウム酸化物等が挙げられる。これらの金属酸化物は一種を単独で用いる他、二種以上を併用することもできる。このような金属酸化物で被覆された酸化鉄粒子を使用すると、化粧板1を高い黒色度で黒色に着色することができ、また後述するオートクレーブ養生の際に酸化鉄が酸化されて赤色に変色することが抑制される。
この無機質材料を例えば無機質材料を成形ベルトの上に層状に供給し、成形に必要な量の水を散布した後に、ロール等で圧縮成形して成形板を形成し、この成形板をオートクレーブ養生して硬化させることで、化粧板1を形成することができる。オートクレーブ養生の条件は特に制限されないが、155〜185℃、5〜15時間の範囲に設定されることが好ましい。
この化粧板1の寸法は適宜設定されるが、例えば厚みを5〜10mmの範囲、上下方向寸法を150〜250mmの範囲、幅を600〜1000mmの範囲とすることができる。
また、この窯業系の化粧板1は、最表層に配置される化粧層を含む複数層で構成されても良い。化粧層の厚みは0.1〜0.2mmの範囲が好ましい。例えば着色剤を含まない無機質材料を成形してベース層を形成し、このベース層に着色剤を含む無機質材料を成形して化粧層を形成することで、二層構造の化粧板1を作製することができる。この場合、例えば成形ベルトの上に着色剤を含まない無機質材料を層状に供給し、成形に必要な量の水を散布した後に、ロール等で圧縮成形してベース層を形成する。このベース層の上に着色剤を含む無機質材料を層状に供給し、成形に必要な量の水を散布した後に、ロール等で圧縮成形することによって化粧層を形成する。このベース層と化粧層からなる成形板を上記と同様な条件でオートクレーブ養生して硬化させることで化粧板1が作製される。この場合、着色剤の使用量を削減することができる。また、内板1aに化粧層が設けられる場合は、この内板1aの外面における外板1bと重ならない部分(建築物の外部に曝露される部分)のみに化粧層を形成すると、着色剤の使用量を更に削減することができる。
また、この窯業系の化粧板1には、さらに仕上げ塗装を施しても良い。
本実施形態に係る化粧板1の取付構造では、化粧板1は破風板又は鼻隠しとして建築物の屋根14に取り付けられる。化粧板1として、内板1aと外板1bが使用される。
図1(a)に示される内板1aは、横方向に長い矩形状に形成されている。また図1(b)に示される外板1bは、横方向に長い矩形状の主部2bと、この主部2bの下縁の中央部から下方に突出する突出部3bとから構成される。突出部3bは底辺が短い等脚台形状に形成されている。主部2bのみの上下寸法は内板1aの上下寸法よりも小さく、また主部2bと突出部3bとを併せた外板1b全体の上下寸法は内板1aの上下寸法と同一である。また、内板1aと外板1bの横方向(長手方向)寸法は同一である。
この内板1aには内板1aを固定する固定具(図示せず)が挿通する固定用孔5aが設けられ、また外板1bにも外板1bを固定する固定具(図示せず)が挿通する固定用孔5bが設けられている。固定用孔5a,5bは内板1a及び外板1bの両側の側端縁付近にそれぞれ設けられている。また、内板1aには前記固定用孔5aとは別に、外板1bを固定する固定具が挿通される挿通孔6も設けられている。挿通孔6は内板1aに対して外板1bが重ねられた際に外板1bの固定用孔5bと重なる位置に設けられる。図示の内板1aには二つの固定用孔5aに挟まれた位置に二つの挿通孔6が横方向に並んで設けられている。また、内板1aと外板1bの各上端縁の中央部には、位置合わせ用の切欠き4a,4bが設けられている。
図1(c)は屋根14の端縁に設置された内板1aと外板1bの配置を示し、図5(a)は内板1aと外板1bとが設置された状態における、隣合う内板1a同士の突き合わせ箇所の継ぎ目7aで切断した断面図を示す。尚、図5中の符号10は屋根14の端縁(図示の例では軒先側の端縁)を構成する下地10を、符号11は野地板を、符号12は瓦材を、符号13は垂木を、それぞれ示す。
内板1aは屋根14の妻側又は軒先の端縁の下地10に沿って、釘等の固定具によって取り付けられる。固定具は内板1aの固定用孔5aに挿通され、下地10に打入される。複数の内板1aは屋根14の端縁に沿って並ぶように取り付けられ、隣り合う内板1a同士の端縁は互いに突き合わされる。
外板1bは、内板1aの外面に、釘等の固定具によって取り付けられる。固定具は外板1bの固定用孔5bを挿通し、更に内板1aの挿通孔6を挿通して、下地10に打入される。複数の外板1bは屋根14の端縁に沿って並ぶように取り付けられ、隣り合う外板1b同士の端縁は互いに突き合わされる。各外板1bは、この外板1bの側端縁の位置が内板1aの切欠き4aの位置と合致すると共に、外板1bの切欠き4bの位置が内板1aの突き合わせ箇所の継ぎ目7aの位置と合致するように位置合わせされて取り付けられる。
屋根14に内板1aと外板1bが取付られた状態では、隣り合う外板1bの各突出部3bの間で、外板1bの下縁から内板1aの下縁の一部が下方に突出している。また、外板1bの突出部3bの下縁は内板1aの下縁の一部と重なっており、この部分では内板1aの下縁は下方に突出していない。このため、破風板又は鼻隠しに複雑な外観が付与され、意匠性が向上する。また、外板1bと内板1aのうち一方が着色され、或いは外板1bと内板1aとが互いに異なる色に着色されている場合には、破風板又は鼻隠しに色彩の変化が付与されて、更に意匠性が向上する。内板1aにおける外板1bの下縁から下方に突出する部分の上下方向の最大寸法は適宜設定されるが、5〜50mmの範囲が好ましい。
また、隣り合う内板1a同士の突き合わせ箇所の継ぎ目7aと、隣合う外板1b同士の突き合わせ箇所の継ぎ目7bとは、互いに重ならない位置に配置されているため、防水性が高くなる。すなわち、外板1b同士の突き合わせ箇所の継ぎ目7bから水が浸入しても、この水が内板1a同士の突き合わせ箇所の継ぎ目7aまで到達しにくくなり、下地10まで水が浸入することが防止される。このため、下地10が水に侵されて腐食することが防止され、
また、内板1a同士の突き合わせ箇所の継ぎ目7aのうち、少なくとも下地10と重なっている部分に外板1bが重ねられていると、下地10の外面側で内板1a間の継ぎ目7aが外板1bで遮蔽され、防水性が更に向上する。特に図5(a)に示されるように、内板1a同士の突き合わせ箇所の継ぎ目7aと、外板1bにおける突出部3bが形成されている部位とが重なって、内板1a同士の突き合わせ箇所の継ぎ目7aの全体が外板1bによって遮蔽されていると、防水性が更に向上する。尚、内板1a同士の突き合わせ箇所の継ぎ目7aの下端よりも、外板1bの下端が上方に配置されていても、図5(b)に示されるように内板1a同士の突き合わせ箇所の継ぎ目7aのうち下地10と重なっている部分に外板1bが重ねられていれば、防水性の向上が図られる。
図2〜4は、本実施形態における内板1a及び外板1bの他の組み合わせを示す。
図2に示される内板1a及び外板1bの組み合わせでは、図2(a)に示される内板1aは図1(a)に示される内板1aと同様に形成されている。一方、図2(b)に示される外板1bは横方向に長い矩形状の主部2bと、この主部2bの下縁の全体から下方に突出する突出部3bとから構成される。突出部3bは逆三角形状に形成されている。他の構成は図1に示される内板1a及び外板1bと同様である。
図2(c)は屋根14の端縁に設置された内板1aと外板1bの配置を示し、図5(a)は内板1aと外板1bとが設置された状態における、隣合う内板1a同士の突き合わせ箇所の継ぎ目7aで切断した断面図を示す。
この内板1aと外板1bは、図1に示される場合と同様にして屋根14の端縁に取り付けられる。この内板1aと外板1bが屋根14に取付られた状態では、隣り合う外板1bの各突出部3bの下端の頂点間で、外板1bの下縁から内板1aの下縁の一部が下方に突出している。また、外板1bの突出部3bの下端の頂点は内板1aの下縁の一部と重なっており、この部分では内板1aの下縁は下方に突出していない。このため、図1に示される場合と同様に高い意匠性が付与される。
また、隣り合う内板1a同士の突き合わせ箇所の継ぎ目7aと、隣合う外板1b同士の突き合わせ箇所の継ぎ目7bとは、互いに重ならない位置に配置されているため、図1に示される場合と同様に防水性が高くなる。
また、内板1a同士の突き合わせ箇所の継ぎ目7aのうち、少なくとも下地10と重なっている部分に外板1bが重ねられていると、下地10の外面側で内板1a間の継ぎ目7aが外板1bで遮蔽され、防水性が更に向上する。特に図5(a)に示されるように、内板1a同士の突き合わせ箇所の継ぎ目7aと、外板1bにおける突出部3bの頂点が形成されている部位とが重なって、内板1a同士の突き合わせ箇所の継ぎ目7aの全体が外板1bによって遮蔽されていると、防水性が更に向上する。尚、内板1a同士の突き合わせ箇所の継ぎ目7aの下端よりも、外板1bの下端が上方に配置されていても、図5(b)に示されるように内板1a同士の突き合わせ箇所の継ぎ目7aのうち下地10と重なっている部分に外板1bが重ねられていれば、防水性の向上が図られる。
図3に示される内板1a及び外板1bの組み合わせでは、図3(a)に示される内板1aは図1(a)に示される内板1aと同様に形成されている。一方、図3(b)に示される外板1bは横方向に長い矩形状の主部2bと、この主部2bから下方に突出する三つの突出部3bとから構成される。三つの突出部3bは主部2bの長手方向に沿って隣接している。各突出部3bの下縁は下方に膨出する円弧状に形成されている。他の構成は図1に示される内板1a及び外板1bと同様である。
図3(c)は屋根14の端縁に設置された内板1aと外板1bの配置を示し、図5(a)は内板1aと外板1bとが設置された状態における、隣合う内板1a同士の突き合わせ箇所の継ぎ目7aで切断した断面図を示す。
この内板1aと外板1bは、図1に示される場合と同様にして屋根14の端縁に取り付けられる。この内板1aと外板1bが屋根14に取付られた状態では、同一の外板1b内で隣り合う各突出部3bの最下端の間、並びに隣り合う外板1b同士の間で隣り合う各突出部3bの最下端の間で、外板1bの下縁から内板1aの下縁の一部が下方に突出している。また、各外板1bの中央の突出部3bの最下端は内板1aの下縁の一部と重なっており、この部分では内板1aの下縁は下方に突出していない。このため、図1に示される場合と同様に高い意匠性が付与される。
また、隣り合う内板1a同士の突き合わせ箇所の継ぎ目7aと、隣合う外板1b同士の突き合わせ箇所の継ぎ目7bとは、互いに重ならない位置に配置されているため、図1に示される場合と同様に防水性が高くなる。
また、内板1a同士の突き合わせ箇所の継ぎ目7aのうち、少なくとも下地10と重なっている部分に外板1bが重ねられていると、下地10の外面側で内板1a間の継ぎ目7aが外板1bで遮蔽され、防水性が更に向上する。特に図5(a)に示されるように、内板1a同士の突き合わせ箇所の継ぎ目7aと、各外板1bの中央の突出部3bの最下端が形成されている部位とが重なって、内板1a同士の突き合わせ箇所の継ぎ目7aの全体が外板1bによって遮蔽されていると、防水性が更に向上する。尚、内板1a同士の突き合わせ箇所の継ぎ目7aの下端よりも、外板1bの下端が上方に配置されていても、図5(b)に示されるように内板1a同士の突き合わせ箇所の継ぎ目7aのうち下地10と重なっている部分に外板1bが重ねられていれば、防水性の向上が図られる。
図4に示される内板1a及び外板1bの組み合わせでは、図4(a)に示される内板1aは横方向に長い矩形状の主部2aと、この主部2aから下方に突出する三つの突出部3aとから構成される。三つの突出部3aは主部2aの長手方向に沿って隣接している。各突出部3aの下縁は逆三角形状に形成されており、このため内板1aの下縁には下方に突出する角部(下角部8a)と上方に突出する頂点(上角部9a)とが、長手方向に沿って交互に設けられている。
また、図4(b)に示される外板1bは横方向に長い矩形状の主部2bと、この主部2bから下方に突出する三つの突出部3bとから構成される。三つの突出部3bは主部2bの長手方向に沿って隣接している。各突出部3bの下縁は逆三角形状に形成されており、このため外板1bの下縁には下方に突出する角部(下角部8b)と上方に突出する頂点(上角部9b)とが、長手方向に沿って交互に設けられている。この三つの突出部3bの形状は、内板1aにおける突出部3aの形状と同一である。但し、外板1bの上下寸法は内板1aの上下寸法よりも小さくなっており、外板1bの上縁と上角部9bとの間の上下寸法が、内板1aの上下寸法(内板1aの上縁と下角部8aとの間の上下寸法)と同一になっている。
他の構成は、図1に示される内板1a及び外板1bと同様である。
図4(c)は屋根14の端縁に設置された内板1aと外板1bの配置を示し、図5(a)は内板1aと外板1bとが設置された状態における、隣合う内板1a同士の突き合わせ箇所の継ぎ目7aで切断した断面図を示す。
この内板1aと外板1bは、図1に示される場合と同様にして屋根14の端縁に取り付けられる。この内板1aと外板1bが屋根14に取付られた状態では、同一の外板1b内で隣り合う各突出部3bの最下端(下角部8b)の間、並びに隣り合う外板1b同士の間で隣り合う各突出部3bの最下端(下角部8b)の間で、外板1bの下縁から内板1aの下縁の一部が下方に突出している。また、各外板1bの中央の突出部3bの最下端(下角部8b)は内板1aの下縁の上角部9aと重なっており、この部分では内板1aの下縁は下方に突出していない。このため、図1に示される場合と同様に高い意匠性が付与される。
また、隣り合う内板1a同士の突き合わせ箇所の継ぎ目7aと、隣合う外板1b同士の突き合わせ箇所の継ぎ目7bとは、互いに重ならない位置に配置されているため、図1に示される場合と同様に防水性が高くなる。
また、内板1a同士の突き合わせ箇所の継ぎ目7aのうち、少なくとも下地10と重なっている部分に外板1bが重ねられていると、下地10の外面側で内板1a間の継ぎ目7aが外板1bで遮蔽され、防水性が更に向上する。特に図5(a)に示されるように、内板1a同士の突き合わせ箇所の継ぎ目7aと、各外板1bの中央の突出部3bの最下端(下角部8b)が形成されている部位とが重なって、内板1a同士の突き合わせ箇所の継ぎ目7aの全体が外板1bによって遮蔽されていると、防水性が更に向上する。尚、内板1a同士の突き合わせ箇所の継ぎ目7aの下端よりも、外板1bの下端が上方に配置されていても、図5(b)に示されるように内板1a同士の突き合わせ箇所の継ぎ目7aのうち下地10と重なっている部分に外板1bが重ねられていれば、防水性の向上が図られる。
以上の実施形態では、屋根14の端縁には化粧板1として内板1aと外板1bのみが設けられているが、更に他の化粧板1が重ねて取り付けられても良い。例えば外板1bと下地10との間に1枚又は複数枚の他の化粧板1が介在しても良い。
本発明の実施の形態の一例における内板及び外板の組み合わせを示すものであり、(a)は内板を示す正面図、(b)は外板を示す正面図、(c)は内板と外板との配列を示す正面図である。 同上の実施の形態の一例における内板及び外板の他の組み合わせを示すものであり、(a)は内板を示す正面図、(b)は外板を示す正面図、(c)は内板と外板との配列を示す正面図である。 同上の実施の形態の一例における内板及び外板の更に他の組み合わせを示すものであり、(a)は内板を示す正面図、(b)は外板を示す正面図、(c)は内板と外板との配列を示す正面図である。 同上の実施の形態の一例における内板及び外板の更に他の組み合わせを示すものであり、(a)は内板を示す正面図、(b)は外板を示す正面図、(c)は内板と外板との配列を示す正面図である。 (a)は同上の実施の形態における建築物の屋根部分を、内板同士の突き合わせ箇所の継ぎ目で切断した断面図、(b)は他の実施の形態における建築物の屋根部分を、内板同士の突き合わせ箇所の継ぎ目で切断した断面図である。
符号の説明
1 化粧板
1a 内板
1b 外板
7a 継ぎ目
7b 継ぎ目
10 下地
14 屋根

Claims (3)

  1. 建築物の屋根の端縁に露出する破風板又は鼻隠しとして取り付けられる化粧板の取付構造であって、
    前記化粧板は前記屋根の端縁の下地側に取り付けられた内板と、内板の外面に取り付けられた外板とを含み、
    前記内板の下縁の少なくとも一部が前記外板の下縁よりも下方に突出していることを特徴とする化粧板の取付構造。
  2. 上記屋根の端縁に複数の上記内板がこの屋根の端縁に沿って側端縁同士が突き合わされた状態で取り付けられていると共に、この内板の外面に複数の上記外板が前記屋根の端縁に沿って側端縁同士が突き合わされた状態で取り付けられており、
    且つ前記内板同士の突き合わせ箇所の継ぎ目と、前記外板同士の突き合わせ箇所の継ぎ目とが、重なっていないことを特徴とする請求項1に記載の化粧板の取付構造。
  3. 上記内板同士の突き合わせ箇所の継ぎ目のうち、少なくとも上記屋根の端縁を構成する下地と重なっている部分の外面側に、上記外板が重ねられていることを特徴とする請求項2に記載の化粧板の取付構造。
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