JP2009241222A - 電動工具 - Google Patents

電動工具 Download PDF

Info

Publication number
JP2009241222A
JP2009241222A JP2008092044A JP2008092044A JP2009241222A JP 2009241222 A JP2009241222 A JP 2009241222A JP 2008092044 A JP2008092044 A JP 2008092044A JP 2008092044 A JP2008092044 A JP 2008092044A JP 2009241222 A JP2009241222 A JP 2009241222A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
current
voltage
rotation speed
value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008092044A
Other languages
English (en)
Inventor
Sachikazu Kono
祥和 河野
Nobuhiro Takano
信宏 高野
Eiji Nakayama
栄二 中山
Takero Ishimaru
健朗 石丸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koki Holdings Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Koki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Koki Co Ltd filed Critical Hitachi Koki Co Ltd
Priority to JP2008092044A priority Critical patent/JP2009241222A/ja
Publication of JP2009241222A publication Critical patent/JP2009241222A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Grinding-Machine Dressing And Accessory Apparatuses (AREA)
  • Portable Power Tools In General (AREA)

Abstract

【課題】 モータのロック時にモータの保護と作業者の安全確保が可能な電動工具を提供する。
【解決手段】 回転数センサ106は、モータ103の回転数を検出する。回転数増幅回路105は検出された信号を増幅し、マイコン123に出力する。マイコン123はモータ103の回転数をサンプリングし、回転数低下率を算出する。また、マイコン123はシャント抵抗127による電圧値によりモータ103の電流値をサンプリングし、電流値増加率を算出する。回転数低下率または電流値増加率がそれぞれの規定値を超えると、マイコン123はトライアック125へのゲート信号を制御してモータ103を停止させる。これにより、モータ103は保護され、作業者の安全も確保される。
【選択図】図1

Description

本発明は電動工具に関し、特に、モータの過負荷時の安全に配慮した電動工具に関する。
電動工具のディスクグラインダ、丸鋸等で部材の切断作業を行っている状態において、先端工具が部材を噛みこんでモータがロックすると、その半動力が電動工具本体にかかり、作業者が危険にさらされる場合がある。このため、従来、電動工具を始めとする種々のモータを駆動源とする製品において、モータがロックするといった過負荷に対しての保護のため過負荷警報装置を備えている例がある。例えば、モータによって駆動される車両において、モータの電流が所定値を越え、かつモータの回転数が所定値より低下したときに警報を発すると同時にモータの運転速度を低下させるようにしている(例えば、特許文献1参照)。
特開平4−208002号公報(第3−4頁、第1図)
しかし、上記のようなモータの過負荷警報装置は、モータの電流および回転数の絶対値とそれぞれの所定値とを比較してモータの回転数を制御するものであり、この場合、モータが焼損しないことを目的としている。よって、上記のように切断作業時に起こるモータロックにより瞬時に生ずる反動によって作業者が危険にさらされる、といった事態は防止できない。
そこで、本発明は、モータのロックが生じた際に瞬時にモータを停止することによって作業の安全確保が可能な電動工具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、駆動源であるモータと、モータへ駆動電圧を印加する電圧印加手段と、モータの回転数を検出する回転数検出手段と、回転数検出手段が検出した回転数の所定時間当たりの変動率を算出し、変動率が所定値以上の低下率となった場合には、モータの回転数を低下または停止させるように電圧印加手段からモータへの電力供給を制御する制御手段と、を有することを特徴とする電動工具である。
このような構成によれば、制御手段は、回転数検出手段が検出した回転数に基づき、所定時間当たりの変動率の算出を繰り返す。算出の結果が所定時間当たり所定値以上の低下率と判別すると、モータのロック状態が開始したと判断し、直ちにモータの回転数を低下または停止させる。
請求項2に記載の電動工具は、上記電動工具において、モータに流れる電流を検出する電流検出手段をさらに有し、制御手段は、電流検出手段が検出した電流値の所定時間当たりの変動率を算出し、電流値の変動率が所定値以上の増加率となった場合には、モータの回転数を低下または停止させるように電圧印加手段からモータへの電力供給を制御することを特徴としている。
このような構成によれば、制御手段は、電流検出手段が検出した電流値に基づき、所定時間当たりの変動率の算出を繰り返す。電流値が増加し、算出の結果が所定時間当たり所定値以上の増加率と判別すると、モータのロック状態が開始したと判断し、回転数の低下如何に係らず、直ちにモータの回転数を低下または停止させる。
請求項3に記載の電動工具は、駆動源であるモータと、モータへ駆動電圧を印加する電圧印加手段と、モータに流れる電流を検出する電流検出手段と、電流検出手段が検出した電流値の所定時間当たりの変動率を算出し、変動率が所定値以上の増加率となった場合には、モータの回転数を低下または停止させるように電圧印加手段からモータへの電力供給を制御する制御手段と、を有することを特徴としている。
このような構成によれば、制御手段は、電流検出手段が検出した電流値に基づいて所定時間当たりの電流増加率の算出を繰り返す。電流値が増加し、算出の結果が所定時間当たり所定値以上の増加率と判別すると、モータのロック状態が開始したと判断し、直ちにモータの回転数を低下または停止させる。
請求項4に記載の電動工具は、上記いずれかの電動工具において、制御手段は、電流検出手段が検出した電流値の所定時間当たりの平均値が所定電流値を超えた場合には、モータの回転数を低下または停止させるように電圧印加手段からモータへの電力供給を制御することを特徴としている。
このような構成によれば、制御手段は、電流検出手段が検出した電流値の所定時間当たりの平均値の算出を繰り返す。モータに安全に流すことのできる電流の許容値以下の電流値を所定電流値とし、算出した平均値が所定電流値を超えた場合には過負荷が生じているとしてモータの回転数を低下または停止させる。
請求項5に記載の電動工具は、上記いずれかの電動工具において、モータと電圧印加手段との接続をオンオフすることによって電動工具の駆動をオンオフする駆動スイッチをさらに有し、制御手段がモータを停止した後には、再び駆動スイッチをオンすることにより駆動を開始することを特徴としている。
このような構成によれば、上記いずれかの電動工具において制御装置によってモータの回転数が低下または停止された後には、駆動スイッチをオンしなければモータは始動しない。
本発明の請求項1に記載の電動工具によれば、モータの回転数低下率が所定値を上回っているか否かを検出しているので、モータがロックし始めたことを迅速に検出することが可能になる。また、回転数低下率が所定値を上回ったことを検出したときに、制御手段はモータのロック状態が開始したと判断してモータを停止させるため、作業者の安全確保が確実に達成される。
本発明の請求項2に記載の電動工具によれば、上記効果に加えモータに流れる電流の増加率が所定値を超えているか否かを検出しているので、モータがロックし始めたことを確実に検出することが可能になる。また、回転数低下率または電流増加率がそれぞれの所定値を上回ったことを検出したときに、制御手段はモータのロック状態が開始したと判断してモータを停止させるため、作業者の安全確保がより確実に達成される。
本発明の請求項3に記載の電動工具によれば、モータに流れる電流の増加率が所定値を超えているか否かを検出しているので、モータがロックし始めたことを迅速に検出することが可能になる。また、電流増加率が所定値を上回ったことを検出したときに、制御手段はモータのロック状態が開始したために大電流が流れ始めたと判断してモータを停止させるため、作業者の安全確保が確実に達成される。
本発明の請求項4に記載の電動工具によれば、モータに流れる電流の所定時間の平均値が所定値を超えているときには、電流供給を遮断することによって、モータの焼損を防止することができる。
本発明の請求項5に記載の電動工具によれば、再び駆動スイッチをオンすることによって、一度モータが停止された後の電動工具を駆動することができる。また、駆動スイッチを操作するまでは再び駆動を開始することが無いので、作業者の安全も確保できる。
以上のように、本発明の請求項1から請求項5に記載の電動工具によれば、モータのロックを確実かつ迅速に検知してモータの駆動を停止し、作業者の安全を確保することが可能な電動工具を提供することができる。
本発明の一実施の形態による電動工具について図1、図2を参照しながら説明する。まず、図1を参照しながら、本実施の形態による電動工具の回転数制御装置の構成について説明する。
図1に示すように、回転数制御装置104は、交流電源101と接続され電力を供給されている。また、回転数制御装置104は、スイッチ102を介してモータ103と接続され、モータ103に電圧を印加することによって駆動している。
回転数制御装置104は、回転数の低下率に応じてモータの回転数を制御する回転数低下率検出のための機能、およびモータに流れる電流の増加率に応じてモータの回転数を制御するモータ電流増加率検出のための機能を有している。よって、回転数制御装置104は、電源回路107、回転センサ106、回転数増幅回路105、ゼロクロス検出回路108、モータ電圧調整回路140、マイコン123、回転数設定のためのダイヤル式ボリューム134、抵抗133、および可変抵抗135を備えている。
回転数制御装置104は、モータ103の回転数を設定された回転数に増加させるまでの時間を設定するモータ起動時間設定のための機能、および所定電流以上がモータ103に流れた場合にはモータの回転を停止させる過電流検出のための機能をさらに有している。よって、回転数制御装置104は、モータ起動時間設定回路150と過電流設定回路160とを備えている。
電源回路107は、互いに並列に接続されたツェナーダイオード118およびコンデンサ119、ツェナーダイオード118の一端に互いに直列に接続された抵抗107およびダイオード116から構成された半波整流回路である。電源回路107は、交流電圧を直流の定電圧Vccに変換し、回転制御装置104に供給している。なお、本実施の形態において、電圧Vccはグランド電位よりも低い電圧としている。
回転数増幅回路105は、カップリングコンデンサ109、NPNトランジスタ113、バイパスコンデンサ115、抵抗110、111、112、114とで構成され、回転センサ106からの回転数検出信号を増幅する。回転センサ106は、例えばモータ100の回転軸に備えられた磁極により誘導される起電力を検出することによって回転数に応じた回転数検出信号を出力するセンサである。
回転センサ106の一端は、カップリングコンデンサ109の一端と接続されている。カップリングコンデンサ109の他端は、電圧Vccとグランド電位との間に直列に接続された抵抗110と抵抗111との接続点に接続されていると共に、NPNトランジスタ113のベースに接続されている。NPNトランジスタ113のコレクタは、抵抗112を介してグランド電位と接続されると共に、マイコン123に接続されている。NPNトランジスタ113のエミッタは、互いに並列に接続された抵抗114とバイパスコンデンサ115とを介して電圧Vccを印加されている。回転数増幅回路105においては、回転センサ106の出力を、抵抗110と抵抗111との分圧比による電位をバイアスされた交流信号としてNPNトランジスタ113に入力することにより、回転数に応じた周波数を有し増幅されたほぼ矩形波の信号をマイコン123に出力している。マイコン123は、この矩形波の例えば立下りを検出してカウントすることによって、モータの回転数を算出する。
モータ103の回転数を設定するために、所定電圧Vccとグランド電位との間には、抵抗133、ダイヤル式ボリューム134、および可変抵抗135が互いに直列に接続されている。ダイヤル式ボリューム134の接点はマイコン123に接続されている。ここでダイヤル式ボリューム134は、作業用途によってユーザが外部から自由に設定できるように構成されている。また、可変抵抗135は、回転数制御装置104のバラツキを抑制するための調整用の可変抵抗である。ダイヤル式ボリューム134で所定の抵抗値を設定し、可変抵抗135で微調整を行うことによって、モータ103の回転数の所望の設定値に応じた電圧がマイコン123に入力される。
ゼロクロス検出回路108は、フォトカプラ122、抵抗120、および抵抗121で構成されている。フォトカプラ122は、互いに逆極性に並列に接続されたLED171およびLED172と、フォトダイオード173とを備えている。抵抗120の一端は交流電源101と接続され、他端はLED171およびLED172と接続されている。フォトトランジスタ173のコレクタは、抵抗121を介してグランド電位に接続されると共にマイコン123に接続され、エミッタは電圧Vccを印加されている。LED171またはLED172が発光すると、フォトトランジスタ173のコレクタ電圧は電圧Vccとなる。交流電源101の電圧がグランド電位に近くなりどちらのLEDも発光しない場合には、コレクタ電圧はグランド電位となる。マイコン123は、このグランド電位となるときをゼロクロスと検出する。
モータ電圧調整回路140は、トライアック125および抵抗126で構成されている。トライアック125のT2端子は、モータ103および抵抗124と接続されており、T1端子は抵抗127を介してグランド電位に接続されている。また、トライアック125のゲート端子は抵抗126を介してマイコン123と接続されている。トライアック125は、マイコン123によってゼロクロス回路108が検出するゼロクロスを参照しながら導通角を制御されることによってモータ103へ供給する電圧を調整している。
抵抗124は、モータ103とマイコン123との間に接続されており、スイッチ102がオンすることによって所定電圧をマイコン123に出力する。
抵抗127はモータ103に流れる電流検出用のシャント抵抗であり、抵抗128を介してモータ103に流れる電流に応じた電圧値をマイコン123に出力する。
モータ起動時間設定回路150は、電圧Vccとグランド電位との間に互いに直列に接続された抵抗129および抵抗130を備えている。抵抗129と抵抗130との接続点はマイコン123と接続されており、モータ起動時間設定回路150は、抵抗129と抵抗130との分圧比に応じた電圧をマイコン123に出力している。抵抗129と抵抗130との分圧比に応じた電圧は、モータ103が回転を開始してから設定された回転数に達するまでの時間に応じて設定されている。
過電流設定回路160は、電圧Vccとグランド電位との間に互いに直列に接続された抵抗131および抵抗132を備えている。抵抗131と抵抗132との接続点はマイコン123と接続されており、過電流設定回路160は、抵抗131と抵抗132との分圧比に応じた電圧をマイコン123に出力している。抵抗131と抵抗132との分圧比に応じた電圧は、モータ103に安全に流すことができる最大電流に応じて設定されている。
マイコン123は回転数制御回路104の制御手段である。マイコン123は、電源回路107により所定電圧Vccを印加されている。また、マイコン123は、回転数増幅回路105、ゼロクロス検出回路108、モータ起動時間設定回路150、過電流値設定回路160、抵抗124、128、ダイヤル式ボリューム134と接続され、それぞれからの信号を入力されている。また、抵抗126を介してトライアック125のゲート端子に接続され、トライアック125の導通角を制御する信号を出力する。
本実施の形態において、電源回路107およびモータ電圧調整回路140は本発明の電圧印加手段として動作し、回転センサ106および回転数増幅回路105は、回転数検出手段である。シャント抵抗127は電流検出手段であり、マイコン123は制御手段である。
以上のような構成の回転数制御装置104の動作について、図1および図2を参照しながら説明する。図2に示すように、まずモータ起動時間の設定を行う(ステップ201)。このモータ起動時間とは、モータ103を急激に回転させたときの反動を抑制するため、ある程度の時間をおいて回転数を滑らかに目標回転数まで上昇させるソフトスタートの時間である。マイコン123は、モータ起動時間設定回路150から入力される電圧から、モータ103の回転が設定回転数に達するまでの時間を算出し、起動時間として設定する。
具体的には回路内基準電圧Vcc−GND間の範囲で5段階に分けて設定を行い、例えば起動時間設定電圧が0〜1/5×Vccのときは起動時間をゼロ秒、1/5×Vcc〜2/5×Vccのときは起動時間を1秒、2/5×Vcc〜3/5×Vccのときは起動時間を2秒、3/5×Vcc〜4/5×Vccのときは起動時間を3秒、4/5×Vcc〜Vccのときは起動時間を4秒と設定を行う。この起動時間は、大きいサイズのモータほど長く設定し起動時の反動を抑えることが好ましい。
ステップ202では、過電流値の設定を行う。マイコン123は、過電流値設定回路160から入力される電圧から、モータ103に流しうる電流の最大値となる過電流設定値を算出し設定する(ステップ203)。この過電流値はモータ103が過負荷によって焼損しないような電流値を設定する。
続いて、ダイヤル式ボリューム134を必要に応じて回転し、可変抵抗135により微調整を行うことにより目標回転数に応じた電圧値をマイコン123に入力する。マイコン123は、入力された電圧値が示す回転数を目標回転数として設定する。
ステップ204で、モータ103を起動する。これは初回の動作でのみ行われる。すなわち、スイッチ102がオンされると抵抗124を介してマイコン123に所定のスイッチオン信号が入力される。マイコン123は、モータ起動時間設定回路150から入力される電圧に応じた起動時間に従って、ゼロクロス検出回路108によって検出されたゼロクロス点を参照しながら導通角を徐々に広げていく。このようにして、モータ103の回転数が抵抗133、ダイヤル式ボリューム134および可変抵抗135に設定されている目標回転数になるようにソフトスタート動作を行う(モータ起動時間設定機能)。
マイコン123は、回転数センサ106および回転数信号増幅回路105によって検出されたモータ103の回転数が目標回転数と比較して低いときにはトライアック125の導通角を広げ、高いときには狭めるようにトライアック125のゲートに出力する信号を制御する。このようにしてモータ103の回転が常に一定となるように位相制御を行う。このように、定回転数制御(ステップ205)となったことが回転数増幅回路105からの入力信号によって確認されると、ステップ206の判定に進む。
マイコン123は、シャント抵抗127から抵抗128を介して入力されたモータ103の電流値に応じた電圧信号から所定時間当たりの平均電流値を算出する平均化処理を行い、過電流設定回路160から入力された信号に応じて設定された過電流設定値より大きいか否かを判定する(ステップ206:過電流検出機能)。大きい場合には(ステップ206:YES)、ステップ209に進み、トライアック125に出力する信号を遮断、または導通角を極端に狭めることによってモータ103を保護する。そうでない場合には(ステップ206:NO)、ステップ207に進む。
ステップ207では、マイコン123は、回転数増幅回路105から入力された信号から算出したモータ103の単位時間当たりの回転数低下率が、予め決められた規定値よりも高いかどうかを判別する。回転数低下率が規定値以下の場合にはステップ202に戻る(ステップ207:NO)。高い場合には(ステップ207:YES)、モータ103がロックしているために回転数が落ち始めた状態と判定してステップ208に進む。ここで回転数低下率は、一定の時間間隔でモータ103の回転数のサンプリングを行い、最新のサンプリング値と直前のサンプリング値との差分となる。なお、サンプリングは例えば0.5秒間隔で行うことができる(回転数低下率検出機能)。
ステップ208では、マイコン123は、抵抗128を介してシャント抵抗127から入力された信号から、モータ103の電流値の増加率を算出し、予め決められた規定値よりも高いかどうかを判別する。ここで電流増加率は、一定の時間間隔でモータ103の電流値のサンプリングを行い、最新のサンプリング値と直前のサンプリング値との差分となる。なお、サンプリングは例えば0.5秒間隔で行うことができる。電流値増加率が規定値以下の場合にはステップ202に戻る(ステップ208:NO)。高い場合には(ステップ208:YES)、モータ103がロックしていることによって大きな電流が流れ始めた状態と判定してステップ209に進み、トライアック125に出力するゲート信号を遮断することによってモータ103を停止する(電流低下率検出機能)。
モータ103が停止された後、再びモータを起動する際にはスイッチ102をオンすればよい。
以上説明したように、本実施の形態による回転数制御装置104によれば、モータ103の回転数低下率および電流値増加率を監視し、回転数低下率が所定の規定値を超え、かつ電流値増加率が所定の規定値を超えた場合には、モータ103がロック状態と判断する。このときマイコン123は、トライアック125のゲート信号の導通角を極端に狭める、または遮断するように制御することによってモータ103を保護すると共に作業者の安全を確保する。
モータ103スタート時には徐々に回転数を上げるようにソフトスタートさせるため、安全である。モータ103の電流平均値が規定値を超えた場合には、モータ103の焼損を防止するためトライアック125へのゲート信号の導通角を極端に狭める、または遮断するように制御することによってモータ103を保護する。
上記のような電動工具によれば、モータ回転数の低下、または電流値の増加が検出されると即時にモータの回転を停止させることができ、ロックした際のモータを保護すると共に作業者の安全を確保することが可能である。
本発明による電動工具は、上述した実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載した範囲で種々の変形や改良が可能である。例えば、上記実施の形態ではモータ回転数低下率と電流値増加率との双方が規定値を超えた場合にモータを停止させるようにしているが、少なくともどちらかの条件に当てはまる場合にモータを停止させるようにしてもよい。
回転数制御装置の回路構成においては上記実施形態に限定されず、同様の作用効果を有するものであれば代替が可能である。
上記電動工具のモータの回転数制御については、電動工具に限らず、他のモータを用いた製品にも適用が可能である。
本発明の一実施の形態による回転数制御装置の構成を示す図。 本発明の一実施の形態による回転数制御方法を説明するフローチャート。
符号の説明
101:交流電源 102:スイッチ 103:モータ 104:回転制御装置 105:回転数増幅回路 106:回転数センサ 107:電源回路 108:ゼロクロス検出回路 123:マイコン 140:モータ電圧調整回路 150:モータ起動時間設定回路 160:過電流設定回路

Claims (5)

  1. 駆動源であるモータと、
    前記モータへ駆動電圧を印加する電圧印加手段と、
    前記モータの回転数を検出する回転数検出手段と、
    前記回転数検出手段が検出した回転数の所定時間当たりの変動率を算出し、前記変動率が所定値以上の低下率となった場合には、前記モータの回転数を低下または停止させるように前記電圧印加手段から前記モータへの電力供給を制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする電動工具。
  2. 前記モータに流れる電流を検出する電流検出手段をさらに有し、
    前記制御手段は、前記電流検出手段が検出した電流値の所定時間当たりの変動率を算出し、前記電流値の変動率が所定値以上の増加率となった場合には、前記モータの回転数を低下または停止させるように前記電圧印加手段から前記モータへの電力供給を制御することを特徴とする請求項1に記載の電動工具。
  3. 駆動源であるモータと、
    前記モータへ駆動電圧を印加する電圧印加手段と、
    前記モータに流れる電流を検出する電流検出手段と、
    前記電流検出手段が検出した電流値の所定時間当たりの変動率を算出し、前記変動率が所定値以上の増加率となった場合には、前記モータの回転数を低下または停止させるように前記電圧印加手段から前記モータへの電力供給を制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする電動工具。
  4. 前記制御手段は、前記電流検出手段が検出した電流値の所定時間当たりの平均値が所定電流値を超えた場合には、前記モータの回転数を低下または停止させるように前記電圧印加手段から前記モータへの電力供給を制御することを特徴とする請求項に1から請求項3のいずれか一項に記載の電動工具。
  5. 前記モータと前記電圧印加手段との接続をオンオフすることによって前記電動工具の駆動をオンオフする駆動スイッチをさらに有し、
    前記制御手段が前記モータを停止した後には、再び前記駆動スイッチをオンすることにより駆動を開始することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか
    一項に記載の電動工具。
JP2008092044A 2008-03-31 2008-03-31 電動工具 Pending JP2009241222A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008092044A JP2009241222A (ja) 2008-03-31 2008-03-31 電動工具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008092044A JP2009241222A (ja) 2008-03-31 2008-03-31 電動工具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009241222A true JP2009241222A (ja) 2009-10-22

Family

ID=41303742

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008092044A Pending JP2009241222A (ja) 2008-03-31 2008-03-31 電動工具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009241222A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011212797A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Hitachi Koki Co Ltd 電動工具
JP2012196723A (ja) * 2011-03-18 2012-10-18 Hitachi Koki Co Ltd 電動工具
JP2015116626A (ja) * 2013-12-17 2015-06-25 日立工機株式会社 コードレス電動工具
US9314908B2 (en) 2009-07-29 2016-04-19 Hitachi Koki Co., Ltd. Impact tool
KR20190033110A (ko) * 2017-09-20 2019-03-29 계양전기 주식회사 그라인더의 안전 제어장치 및 방법

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5615983A (en) * 1979-04-26 1981-02-16 Black & Decker Inc Method and device for controlling recoil preventive power tool
WO2006045072A2 (en) * 2004-10-20 2006-04-27 Black & Decker Inc. Power tool anti-kickback system with rotational rate sensor

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5615983A (en) * 1979-04-26 1981-02-16 Black & Decker Inc Method and device for controlling recoil preventive power tool
WO2006045072A2 (en) * 2004-10-20 2006-04-27 Black & Decker Inc. Power tool anti-kickback system with rotational rate sensor
JP2008516789A (ja) * 2004-10-20 2008-05-22 ブラック アンド デッカー インコーポレーテッド 回転速度センサを備えた動力工具キックバック防止システム

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9314908B2 (en) 2009-07-29 2016-04-19 Hitachi Koki Co., Ltd. Impact tool
JP2011212797A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Hitachi Koki Co Ltd 電動工具
JP2012196723A (ja) * 2011-03-18 2012-10-18 Hitachi Koki Co Ltd 電動工具
JP2015116626A (ja) * 2013-12-17 2015-06-25 日立工機株式会社 コードレス電動工具
KR20190033110A (ko) * 2017-09-20 2019-03-29 계양전기 주식회사 그라인더의 안전 제어장치 및 방법
KR101965616B1 (ko) * 2017-09-20 2019-04-05 계양전기 주식회사 그라인더의 안전 제어장치 및 방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11418088B2 (en) Control scheme for power tool having a brushless motor
EP2239840B1 (en) Electric motor protection system
EP1900484B1 (en) Power tool anti-kickback system with rotational rate sensor
JP4685758B2 (ja) 不注意によるモータの起動を防止するべくスイッチの位置を検知する方法およびシステム
JP2009241222A (ja) 電動工具
JP5474421B2 (ja) モータ巻線焼損保護装置
JP2010082761A (ja) 電動工具
EP3641125B1 (en) Control device for power tool
JP5263716B2 (ja) 電動工具
JP6216110B2 (ja) 過負荷保護装置付きギヤードモータ及び過負荷保護装置
JP4984213B2 (ja) 直流モータの駆動装置
US20140225549A1 (en) Method and apparatus for limiting a power consumption of an electric motor in the event of overload in a handheld power tool
JP2010012547A (ja) 電動工具
JP2005160578A (ja) 電気掃除機
JP2006166601A (ja) 電動工具の保護装置
JP5679188B2 (ja) インバータ装置及び電動工具
EP1602115B1 (en) Method and system for sensing switch position to prevent inadvertent startup of a motor
TWI405382B (zh) Motor multi - stage temperature protection current limiting device and its method
JP3683305B2 (ja) 電動式ハンドピース制御装置
JP2021014002A (ja) 安全装置付電動工具及び電動工具用安全装置
JPS60207776A (ja) 保護装置付電動工具
JP2006287209A (ja) 熱保護回路及びこれを備えた半導体集積回路装置
KR890007225Y1 (ko) 직류 모우터의 정속도 구동 및 과전압 보호회로
JP2000295762A (ja) モータ過負荷保護装置
JP2005304145A (ja) モータの駆動装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100907

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120606

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120621

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120820

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130304

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130701