JP2009241142A - プラズマアーク肉盛溶接装置および方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】能率、溶接部の健全性および低希釈率を同時に満足できるプラズマアーク肉盛溶接装置および方法を提供する。
【解決手段】電極55と母材2との間にプラズマアークAを発生させると共に、そのプラズマアークAに溶接ワイヤ27を供給して、上記母材2の表面に肉盛溶接を施すプラズマアーク肉盛溶接装置1において、上記溶接ワイヤ27に摺接する一対の加熱電極74と、それら一対の加熱電極74に電流を流して上記溶接ワイヤ27を上記プラズマアークAに供給する前に予め抵抗加熱するワイヤ加熱電源75とを備えたものである。
【選択図】図3
Description
本発明は、電極と母材との間に発生させたプラズマアークに溶接ワイヤを供給して母材の表面に肉盛溶接を施すための装置および方法に関するものである。
従来、鋼材などの母材の耐食性や耐摩耗性を高めるために、母材の表面に合金などを肉盛溶接することが行われている。
例えば、PWR型軽水炉の蒸気発生器では、上下逆さのU字形に配置された伝熱管の両端が取り付けられる管板(母材)に、耐食性合金が肉盛溶接される(例えば、特許文献1参照)。
肉盛溶接方法としては、エレクトロスラグ溶接(ESW)や、ガスメタルアーク溶接(GMAW)や、ガスタングステンアーク溶接(GTAW)などが知られている。
しかし、上述の肉盛溶接方法は、能率(単位時間あたりに溶接される溶接部の重量)、溶接健全性(PT検査などによる欠陥がないこと)および希釈率(希釈率は低いほどよい)の3つを同時に満足させることが困難であった。
具体的には、エレクトロスラグ溶接は、能率と希釈率とは良好なものの溶接健全性が悪い。ガスメタルアーク溶接は、能率と希釈率とが良好でなく溶接健全性が悪い。ガスタングステンアーク溶接は、溶接健全性は良好なものの、希釈率が良好でなく、能率が悪かった。
ここで、上述の肉盛溶接方法に比べて能率、溶接健全性および希釈率が良好な溶接方法として、プラズマアーク溶接がある。
プラズマアーク肉盛溶接は、作動ガスが流される拘束ノズル内に設けられた電極と、母材との間でプラズマアークを発生させ、そのプラズマアークに溶接材料である溶接ワイヤを供給して溶融させ、母材の表面に溶け込ませるものである。
しかしながら、プラズマアーク肉盛溶接には、以下のような問題があった。
上述したように、プラズマアーク肉盛溶接では、プラズマアークの熱エネルギーにより、溶接ワイヤおよび母材表面を一部を溶かしているが、プラズマアークのエネルギーが大きいと、母材表面の溶融量が多くなり希釈率が高くなってしまう。
他方、プラズマアークのエネルギーが小さいと、希釈率は小さくなるものの、溶接ワイヤの溶融量が不足して、溶接部の健全性が悪化してしまうという問題があった。
このように従来、プラズマアーク肉盛溶接でも、能率、溶接健全性および低い希釈率を高い次元で満足することは困難であった。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、能率、溶接部の健全性および低希釈率を同時に満足できるプラズマアーク肉盛溶接装置および方法を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は、電極と母材との間にプラズマアークを発生させると共に、そのプラズマアークに溶接ワイヤを供給して、上記母材の表面に肉盛溶接を施すプラズマアーク肉盛溶接装置において、上記溶接ワイヤに摺接する一対の加熱電極と、それら一対の加熱電極に電流を流して上記溶接ワイヤを上記プラズマアークに供給する前に予め抵抗加熱するワイヤ加熱電源とを備えたものである。
好ましくは、上記プラズマアークに、同時に複数の溶接ワイヤが供給され、各溶接ワイヤごとに上記一対の加熱電極が各々設けられたものである。
上記目的を達成するために本発明は、電極と母材との間にプラズマアークを発生させると共に、そのプラズマアークに溶接ワイヤを供給して、上記母材の表面に肉盛溶接を施すプラズマアーク肉盛溶接方法において、上記溶接ワイヤに一対の加熱電極を摺接させると共に、それら一対の加熱電極に電流を流して、上記溶接ワイヤを上記プラズマアークに供給する前に予め抵抗加熱するものである。
上記目的を達成するために本発明は、電極と母材との間にプラズマアークを発生させると共に、そのプラズマアークに溶接ワイヤを供給して、上記母材の表面に肉盛溶接を施すプラズマアーク肉盛溶接装置において、上記溶接ワイヤに摺接する一対の加熱電極と、それら一対の加熱電極に電流を流して上記溶接ワイヤを上記プラズマアークに供給する前に予め抵抗加熱するワイヤ加熱電源と、上記溶接ワイヤの先端部を長手方向に摺動可能に保持するワイヤガイドと、そのワイヤガイドを支持すると共に該ワイヤガイドを介して上記溶接ワイヤの先端の狙い位置を調節する調節機構と、その調節機構から離間して配置され該調節機構を駆動するための駆動モータと、その駆動モータから上記調節機構に動力を伝達するための動力伝達機構とを備えたものである。
上記目的を達成するために本発明は、電極と母材との間にプラズマアークを発生させると共に、そのプラズマアークに溶接ワイヤを供給して、上記母材の表面に肉盛溶接を施すプラズマアーク肉盛溶接装置において、上記溶接ワイヤに摺接する一対の加熱電極と、それら一対の加熱電極に電流を流して上記溶接ワイヤを上記プラズマアークに供給する前に予め抵抗加熱するワイヤ加熱電源と、上記プラズマアークによる溶接部を覆うと共にシールドガスが導入されるシールドボックスと、そのシールドボックスに形成された窓部と、その窓部に対向すると共に該窓部に対し所定の角度で傾斜するミラーと、上記シールドボックスから離間して配置され上記ミラーを介して上記シールドボックス内を撮影する溶接可視化カメラと、その溶接可視化カメラにより撮影された映像を表示するための監視モニタとを備えたものである。
上記目的を達成するために本発明は、電極と母材との間にプラズマアークを発生させると共に、そのプラズマアークに溶接ワイヤを供給して、上記母材の表面に肉盛溶接を施すプラズマアーク肉盛溶接装置において、上記溶接ワイヤに摺接する一対の加熱電極と、それら一対の加熱電極に電流を流して上記溶接ワイヤを上記プラズマアークに供給する前に予め抵抗加熱するワイヤ加熱電源と、上記母材の上方に設けられ該母材との距離を測定するための高さ測定手段と、その高さ測定手段および上記電極を、上記母材に対して上下方向に移動させる移動手段と、その移動手段を上記高さ測定手段の検出値に基づき制御する高さ倣い制御手段とを備えたものである。
好ましくは、上記高さ倣い制御手段は、上記高さ測定手段により検出された上記高さ測定手段と上記母材との間の距離、および上記高さ測定手段と上記電極との間の距離から上記プラズマアークのアーク長を求め、該アーク長を目標アーク長に保つべく、上記移動手段を制御するものである。
本発明によれば、能率、溶接部の健全性および低希釈率を同時に満足するプラズマアーク肉盛溶接を施工できるという優れた効果を発揮するものである。
以下、本発明の好適な一実施形態を添付図面に基づいて詳述する。
本実施形態のプラズマアーク肉盛溶接装置は、例えば、PWR型軽水炉の蒸気発生器の管板(チューブシート)を対象とし、伝熱管取付穴を形成前の管板に、耐食性合金をプラズマアーク溶接により耐食性肉盛溶接するために適用される。
例えば、管板(以下、母材という)は、鋼材(低合金鋼)からなり、肉盛溶接される耐食性合金は、高ニッケル基合金(インコネル(登録商標)など)からなる。
本実施形態では、母材は、直径が数m程度の表面がフラットな円板であり、その円板の端面に、周方向に沿って肉盛溶接を行う。
以下の説明において、上下方向とは、肉盛溶接をする母材の表面に垂直な方向をいい、図例では、鉛直方向である。前後方向とは、溶接進行方向および逆方向であり、図例では、母材の周方向である。左右方向とは、溶接進行方向に向かっての左右方向をいう。
図1に基づき、プラズマアーク肉盛溶接装置の概略構造を説明する。
プラズマアーク肉盛溶接装置1は、母材2が載置されるターンテーブル3と、そのターンテーブル3の上方に配置され母材2の上面に肉盛溶接を施すための溶接ヘッド4と、その溶接ヘッド4を移動、位置決めするためのマニプレータ5と、それらターンテーブル3およびマニプレータ5(溶接ヘッド4)から離れた位置に設けられ、溶接ヘッド4に各種ケーブル類(電力ケーブル、制御ケーブルなど)およびホース類(水冷ホース、ガスホースなど)で接続された遠隔操作設備7とを備える。
ターンテーブル3は、鉛直軸回りに回転可能なテーブル本体11と、そのテーブル本体11を回転駆動するテーブル駆動手段12とを備え、テーブル駆動手段12によりテーブル本体11とそのテーブル本体11上の母材2とが溶接ヘッド4に対して周方向に相対移動する。
マニプレータ5は、ターンテーブル3の側方に設けられ上下に延びる支柱15と、その支柱15に水平方向および上下方向に移動可能に設けられると共に、支柱15からターンテーブル3の上方まで延びて先端に溶接ヘッド4が取り付けられたブーム16とを備える。図例では、ターンテーブル3の側方にブーム16の長手方向とほぼ直交してレール17が敷設され、そのレール17上に配置された台車18の上に支柱15が設けられる。
支柱15には、ブーム16(および溶接ヘッド4)を上下方向に移動させ、かつ長手方向に沿って移動させるブーム昇降送出し手段20とが設けられる。そのブーム昇降送出し手段20により、溶接ヘッド4がターンテーブル3本体および母材2に対して、母材2の径方向(溶接の左右方向)に相対移動する。
図2に示すように、溶接ヘッド4は、プラズマアーク溶接トーチ25と、そのプラズマアーク溶接トーチ25に溶接ワイヤ(溶材)27を供給するためのワイヤフィーダ26と、そのワイヤフィーダ26からの溶接ワイヤ27を予熱するためのホットワイヤ機構28(図3参照)の後述する溶接用ワイヤ給電加熱部74と、プラズマアークに対する溶接ワイヤ27の先端の狙い位置を調節するためのワイヤ狙い位置遠隔操作機構29と、溶接部の状態を監視するため溶接モニタリング装置30(図4参照)の後述する溶接可視化カメラ91と、プラズマアーク溶接トーチ25を上下方向に移動させてアーク長を一定に保つための高さ倣い機構(図5参照)の後述するCCDレーザー変位計40および上下スライド装置41と、プラズマアーク溶接トーチ25を左右方向に往復動(移動)させるための左右オシレート機構32と、これらの各種装置類を保持するための複数のフレーム35−38とで構成される。
詳しくは後述するが、本実施形態では、プラズマアークに対して溶接進行方向の左右両側から溶接ワイヤ27、27が各々供給され、それら左右の各溶接ワイヤ27、27に対応して、上述のワイヤフィーダ26、溶接用ワイヤ給電加熱部74およびワイヤ狙い位置遠隔操作機構29とが各々設けられる。
高さ倣い機構31は、母材2の上方に設けられ母材2との距離を測定するためのCCDレーザー変位計(高さ測定手段)40と、そのCCDレーザー変位計40およびプラズマアーク溶接トーチ25を、母材2に対して上下方向に移動させる上下スライド装置(移動手段)41と、その上下スライド装置41をCCDレーザー変位計40の検出値に基づき制御する高さ倣い制御手段をなす溶接条件制御装置42(図1参照)とを備える。
上下スライド装置41は、例えば、電動スライダで構成され、ブーム16からターンテーブル3側に延びる取付フレーム35に、その取付フレーム35のほぼ中央部から下方に延びるスライダ支持フレーム36を介して取り付けられる。
具体的には、上下スライド装置41は、スライダ支持フレーム36に取り付けられ上下方向に延びる縦リニアガイド43と、その縦リニアガイド43に案内され上下方向に移動可能な昇降スライダ44と、その昇降スライダ44を駆動するための昇降スライダ駆動モータ45(例えば、電動サーボモータ)とを有する。
昇降スライダ44には、CCDレーザー変位計40と、左右オシレート機構32とが取り付けられ、左右オシレート機構32の後述するトーチ支持フレーム37にプラズマアーク溶接トーチ25が支持される。
CCDレーザー変位計40は、母材2の上面(被肉盛溶接面)にレーザー光を照射する発光部と、母材2で反射したレーザー光を検出する受光部(CCD)とを有する(図示せず)。CCDレーザー変位計40は、レーザー光が、プラズマアーク溶接トーチ25、溶接可視化カメラ91などに遮られることなく、母材2の表面に到達するように、昇降スライダ44から前方に延出する支持部材(図示せず)により、プラズマアーク溶接トーチ25(および溶接可視化カメラ91)よりも溶接進行方向の前方に配置される。
これらCCDレーザー変位計40および上下スライド装置41には、図示しない冷却通路が設けられている。
溶接条件制御装置42(高さ倣い制御手段)は、CCDレーザー変位計40により検出された、CCDレーザー変位計40(受光部)と母材2間の距離から、CCDレーザー変位計40(受光部)とプラズマアーク溶接トーチ25間の距離を引いて、プラズマアークAのアーク長を算出し、その算出されたアーク長を目標アーク長に保つべく、上下スライド装置41を制御して、プラズマアーク溶接トーチ25(電極)の高さを制御する。
図5に示すように、溶接条件制御装置42は、CCDレーザー変位計40と上下スライド装置41の昇降スライダ駆動モータ45とに各々接続され、CCDレーザー変位計40から高さ計測値信号(検出値)が入力されると共に、昇降スライダ駆動モータ45に上下スライド信号(制御信号)を出力する。
左右オシレート機構32は、プラズマアーク溶接トーチ25を、溶接進行方向に対して左右方向に、溶接条件に応じて設定されるオシレート幅で往復動するものであり、例えば、電動スライダなどで構成される。
具体的には、左右オシレート機構32は、昇降スライダ44に取り付けられ左右方向に延びる横リニアガイド(図示せず)と、その横リニアガイドに案内され左右方向に移動可能な横行スライダ52と、その横行スライダ52を駆動するための横行スライダ駆動モータ53(例えば、電動モータ)とを有する。
横行スライダ52には、下方に延びるトーチ支持フレーム37が設けられ、そのトーチ支持フレーム37の先端にプラズマアーク溶接トーチ25が取り付けられる。
図3に示すように、プラズマアーク溶接トーチ25は、電極(タングステン電極)55と、その電極55を囲繞するノズル56とを備える。ノズル56は、二重の筒状に形成され、内筒内に電極55を収容し、内筒と電極55との間には、作動ガスが供給され、内筒と外筒との間にはシールドガスが供給される。また、ノズル56には、ノズル56や電極55を冷却するための冷却媒体が流通する冷却通路が形成される(図示せず)。
ノズル56の先端(下端)は、プラズマ(作動ガス)が噴出する噴出口が形成され、その噴出口からのプラズマにより電極55と母材2との間にプラズマアークAが形成される。
そのプラズマアークAによる溶接部が、シールドボックス60により覆われる。
シールドボックス60は、プラズマアーク溶接トーチ25が貫通する上面61と、その上面61から下方に母材2の上面近傍まで延びプラズマアーク溶接トーチ25の先端部を囲繞する側面62とを有し、下端(下面)が開放される。
このシールドボックス60内には、プラズマアーク溶接トーチ25からのシールドガスが導入され、溶接部が外気から遮断される。
図4に示すように、シールドボックス60の前側の側面62には、溶接ワイヤ27の狙い位置や溶接部の状態などを監視、観察するための窓部64が形成される。窓部64は、例えば、耐熱性を有する透明な材料(耐熱ガラスなど)で形成される。
図3に戻り、シールドボックス60の左右の側面62、62には、溶接ワイヤ27が挿通するワイヤ貫通穴(図示せず)が各々形成され、各ワイヤ貫通穴を通りシールドボックス60内にワイヤフィーダ26からの溶接ワイヤ27が送り込まれる。
ワイヤフィーダ26は、溶接進行方向の左右に各々設けられる。ワイヤフィーダ26は、溶接ワイヤ27が巻き付けられたリール70と、そのリール70からシールドボックス60内(プラズマアークA)に向けて溶接ワイヤ27を送り出す溶接用ワイヤ送給装置71とを有する。
溶接用ワイヤ送給装置71は、溶接ワイヤ27を挟み込む一対の送り出しローラ72、72を有し、その送り出しローラ72、72により溶接ワイヤ27を矯正しつつ送り出す。
図例では、図2に示すように、取付フレーム35の両端に上方に延びるワイヤ支持フレーム38、38が各々設けられ、各ワイヤ支持フレーム38の上端にリール70が回転自在に支持され、下端に溶接用ワイヤ送給装置71が取り付けられる。
ホットワイヤ機構28(図3参照)は、溶接ヘッド4側に設けられワイヤフィーダ26から送られる溶接ワイヤ27に摺接(接触)する一対の溶接用ワイヤ給電加熱部(加熱電極)74、74と、遠隔操作設備7側に設けられ一対の溶接用ワイヤ給電加熱部74、74(および溶接用ワイヤ給電加熱部74の間の溶接ワイヤ27)に電流を流して溶接ワイヤ27をプラズマアークAに供給する前に予め抵抗加熱する溶接用ワイヤ加熱電源75とを備える。
図例では、プラズマアークAに、同時に左右から2系統で溶接ワイヤ27が供給され、各溶接ワイヤ27の各系統ごとに、一対の溶接用ワイヤ給電加熱部74、74および溶接用ワイヤ加熱電源75が設けられる。
溶接用ワイヤ給電加熱部74は、溶接ワイヤ27を囲う筒状に形成され、内周面の一部(もしくは全部)が溶接ワイヤ27に摺接して溶接ワイヤ27に給電する。図例の溶接用ワイヤ給電加熱部74は、トーチ支持フレーム37の下端に支持された筒状のハウジング76(図2参照)内に、溶接ワイヤ27の長手方向に所定の間隔を隔てて収容される。
図1に示すように、溶接用ワイヤ加熱電源75は、遠隔操作設備7に各々配置される。溶接用ワイヤ加熱電源75は、溶接用ワイヤ給電加熱部74に、プラズマアーク肉盛溶接装置操作盤106を介して各々接続され、プラズマアーク肉盛溶接装置操作盤106に組み込まれた溶接条件制御装置42により、給電のON・OFFや電流が制御される。
図2に戻り、ワイヤ狙い位置遠隔操作機構29は、溶接ワイヤ27の先端部を長手方向に摺動可能に保持するワイヤガイド80と、そのワイヤガイド80を支持すると共にワイヤガイド80を介して溶接ワイヤ27の先端の狙い位置を調節する調節機構81と、その調節機構81から上方に離間して配置され調節機構81を駆動するための駆動モータ82と、その駆動モータ82から調節機構81に動力を伝達するための動力伝達機構83とを備える。
ワイヤガイド80は、溶接ワイヤ27の先端部を囲繞する筒状に形成され、内周面を溶接ワイヤ27の先端部に摺接させて案内する。
本実施形態では、筒状のワイヤガイド80の一端がシールドボックス60のワイヤ貫通穴に嵌め合わされ、その一端を中心に回動可能に支持される。例えば、シールドボックス60のワイヤ貫通穴が、ワイヤガイド80の外径よりも大径に形成されており、そのワイヤ貫通穴内に、ワイヤ貫通穴とワイヤガイド80との間をシールするパッキン(図示せず)が設けられる。
調節機構81は、トーチ支持フレーム37に取り付けられてワイヤガイド80を支持する。調節機構81は、ワイヤガイド80を、シールドボックス60側の端部を中心に上下方向(図4のY方向)および前後方向(溶接進行方向、図4のX方向)に回動させる。調節機構81は、例えば、ギヤ機構やピニオンラック機構で構成される。
駆動モータ82は、例えば電動サーボモータで構成され、ワイヤ支持フレーム38に取り付けられる。
駆動モータ82は、遠隔操作設備7のプラズマアーク肉盛溶接装置操作盤106に接続され、そのプラズマアーク肉盛溶接装置操作盤106から制御信号(駆動モータ制御信号)が入力される。
動力伝達機構83は、駆動モータ82から下方に調節機構81まで延び、それら駆動モータ82と調節機構81とに各々連結される。動力伝達機構83は、駆動モータ82の回転(トルク)を調節機構(ギヤ機構)81に伝達するマルチリンクやフレキシブルシャフトなどで構成される。
図4に示すように、溶接モニタリング装置30は、シールドボックス60の窓部64に対向すると共に窓部64に対し所定の角度で傾斜するミラー90と、シールドボックス60から上方に離間して配置されミラー90を介してシールドボックス60内を撮影する溶接可視化カメラ91と、遠隔操作設備7側に設けられ溶接可視化カメラ91により撮影された映像を表示するための監視モニタ93と備える。
ミラー90は、溶接可視化カメラ91の下方に支持部材94を介して取り付けられ、シールドボックス60の窓部64の前方に配置される。ミラー90は、窓部64に臨む鏡面を有し、窓部64の像(光)を上方に反射するように前後に傾斜する。
溶接可視化カメラ91は、トーチ支持フレーム37に取り付けられ、プラズマアークAの熱影響を受けないように、溶接部(シールドボックス60)から上方に離間して配置される。溶接可視化カメラ91には、冷却媒体が供給される図示しない水冷ジャケットが形成される。溶接可視化カメラ91は監視モニタ93に接続され、その監視モニタ93に画像信号を出力する。
監視モニタ93は、遠隔操作設備7のプラズマアーク肉盛溶接装置操作盤106に組み込まれる。監視モニタ93は、溶接可視化カメラ91からの画像信号を表示する液晶ディスプレイなどからなる。ここで、本実施形態では、溶接可視化カメラ91の画像が鏡像となることから、監視モニタ93は、溶接可視化カメラ91により撮影される映像を鏡像反転して表示する。
図1に示すように、遠隔操作設備7において、101はプラズマアーク溶接電源、102はプラズマアークパイロット電源、75は溶接用ワイヤ加熱電源、103は溶接用ガスボンベ、104は冷却装置、105はターンテーブル3およびマニプレータ5を制御するためのターンテーブル・マニプレータ操作盤、106はプラズマアーク肉盛溶接装置操作盤、107はターンテーブル・マニプレータ操作盤105およびプラズマアーク肉盛溶接装置操作盤106が載置された架台である。
プラズマアーク溶接電源101は、電力ケーブルにより母材2とプラズマアーク溶接トーチ25の電極55とに接続されプラズマアークのための電力を供給する。プラズマアークパイロット電源102は、電力ケーブルによりプラズマアーク溶接トーチ25の電極55およびノズル56に接続され、それら電極55およびノズル56間に発生するパイロットアークのための電力を供給する。
溶接用ガスボンベ103は、ガスホースによりプラズマアーク肉盛溶接装置操作盤106を介してプラズマアーク溶接トーチ25に接続され作動ガスおよびシールドガスを供給する。作動ガスおよびシールドガスの流量は、プラズマアーク肉盛溶接装置操作盤106内の溶接条件制御装置42により制御、調整される。
冷却装置104は、プラズマアークの輻射熱による溶接ヘッド4の機器類の破損を防止すべく、溶接ヘッド4に冷却水を供給、循環させる。具体的には、冷却装置104は、プラズマアーク溶接トーチ25の冷却通路、溶接可視化カメラ91の水冷ジャケット、シールドボックス60の冷却通路、高さ倣い機構31、ホットワイヤ機構28などに水冷ホースにより接続される。なお、冷却装置104が供給する冷却媒体は、冷却水に限定されず、他の液体や気体(空気など)でもよく、機器ごとに異なる冷却媒体を使用してもよい。
プラズマアーク肉盛溶接装置操作盤106は、各種溶接条件(アーク電圧、ガス流量、ワイヤ送給速度など)を制御するための溶接条件制御装置42(コンピュータ)、ワイヤ狙い位置遠隔操作機構29の駆動モータ82を操作するための操作具(ボタンなど、図示せず)および溶接モニタリング装置30の監視モニタ93などで構成される。
次に、本実施形態のプラズマアーク肉盛溶接装置1によるプラズマアーク肉盛溶接方法を説明する。
図3に示すように、本実施形態のプラズマアーク肉盛溶接方法は、電極55と母材2との間にプラズマアークAを発生させると共に、そのプラズマアークAに溶接ワイヤ27を供給して、母材2の表面に肉盛溶接を施すものであり、溶接ワイヤ27に一対の溶接用ワイヤ給電加熱部74を摺接させると共に、それら一対の溶接用ワイヤ給電加熱部74に電流を流して、溶接ワイヤ27をプラズマアークAに供給する前に予め抵抗加熱する。
本実施形態では、円板状の母材2に周方向に沿って肉盛溶接を行うと共に、所望の組成の溶着金属が得られるまで、多層溶接する。
具体的には、まず、プラズマアークパイロット電源102によりプラズマアーク溶接トーチ25の電極55とノズル56と間に電気を流す共にノズル56に作動ガスを流し、さらに、プラズマアーク溶接電源101により電極55と母材2との間に電気を流して、電極55と母材2間にプラズマアークAを発生させる。
その発生させたプラズマアークAに、左右2系統のワイヤフィーダ26から溶接ワイヤ27を各々同時に供給し、溶接ワイヤ27と母材2の表面とを溶融させて溶着金属Mを形成する。また、溶接は、プラズマアーク肉盛溶接装置操作盤106の溶接条件制御装置42にて設定された条件にて施工する。
ここで、本実施形態では、ホットワイヤ機構28の溶接用ワイヤ加熱電源75により溶接用ワイヤ給電加熱部74に電気を流して、プラズマアークAに供給される左右の溶接ワイヤ27を各々予め加熱する。
このように、ホットワイヤ機構28により溶接ワイヤ27を予め加熱しておくことで、溶接ワイヤ27は溶融し易くなる。そのため、プラズマアークAの強さは、ホットワイヤ機構28の加熱を行わない場合に比べて、弱く設定されることになる。つまり、ホットワイヤ機構28により、溶接ワイヤ27を溶融するための補助的な熱エネルギーを付与することで、プラズマアークAに必要とされる熱エネルギーが小さくなる。
そのため、プラズマアークAにより溶融する母材2の量が減少し、肉盛溶接の希釈率は、溶接ワイヤ27を加熱しない場合に比べて低く抑えられる。
このように、本実施形態によれば、ホットワイヤ機構28により溶接ワイヤ27を加熱することで、溶接ワイヤ27を確実に溶融させつつも、低い希釈率で肉盛溶接を行うことができる。その結果、多層溶接における溶接パス数が減少し、肉盛溶接にかかる作業時間、コストの低減を図ることができる。
次に、図5に基づき高さ倣い機構31の動作について説明する。
プラズマアーク肉盛溶接を行う際に、母材2の表面の凹凸がある場合には、その凹凸により母材2とプラズマアーク溶接トーチ25(電極55)との距離が変化してしまい、プラズマアークAのアーク長が変化してしまうことになる。
そこで、本実施形態の高さ倣い機構31は、CCDレーザー変位計40(レーザーセンサー)により間接的にアーク長を検出し、予め設定されたアーク長となるようにプラズマアーク溶接トーチ25を自動的に調整する。
具体的には、図5に示すように、CCDレーザー変位計40が、母材2との距離(高さ)を検出し、その検出値を高さ計測値信号として溶接条件制御装置42に出力する。
溶接条件制御装置42は、高さ計測値信号と、CCDレーザー変位計40およびプラズマアーク溶接トーチ25の電極55の先端の相対距離から、プラズマアークAのアーク長を求め、その求めたアーク長が、溶接条件制御装置42に予め記憶された目標アーク長に一致するように、上下スライド装置41に上下スライド信号を出力する。
上下スライド装置41は、受け取った上下スライド信号を基に、CCDレーザー変位計40およびプラズマアーク溶接トーチ25(電極55)を一体的に上昇または下降させる。
これにより、プラズマアーク肉盛溶接の施工時に、プラズマアークAのアーク長を目標アーク長に保つことができ、アーク長のコントロールを自動化することができる。
ここで、従来、アーク長の自動コントロール方法として、ガスタングステンアーク溶接などを行う際にアーク電圧に基づきアーク長を一定に保持するAVC(アークボルテージコントロール)が知られている。しかし、AVCは、アーク長の変化に応じてアーク電圧が変化することを前提としているため、アーク長の変化がアーク電圧に反映され難いプラズマアーク溶接では、AVCを採用できない。そこで、本実施形態では、CCDレーザー変位計40によりアーク長を検出するようにした。
また、図例では、CCDレーザー変位計40が、プラズマアーク溶接トーチ25よりも溶接進行方向の前方の計測位置にて、母材2との距離を検出する。つまり、CCDレーザー変位計40の計測位置は、プラズマアーク溶接トーチ25の現在位置よりも前方に位置し、溶接前の母材2の凹凸が予め検出されることになる。なお、溶接条件制御装置42は、プラズマアーク溶接トーチ25がCCDレーザー変位計40の計測位置に到達するのにかかる時間だけ、上下スライド装置41の昇降を遅らせる。
これによれば、母材2の表面の凹凸によりプラズマアークAのアーク長が変化する虞がある場合でも、実際に溶接が施される前に予めプラズマアーク溶接トーチ25の高さを変えるので、アーク長を常に一定に保つことができる。
次に、図6に基づきワイヤ狙い位置遠隔操作機構29および溶接モニタリング装置30の動作について説明する。
本実施形態では、溶接可視化カメラ91により溶接状況を監視すると共に、ワイヤ狙い位置遠隔操作機構29により、左右2系統で供給される溶接ワイヤ27ーを各々独立して操作し、プラズマアークAに対するワイヤ供給位置を調節する。
具体的には、図6に示すように、溶接可視化カメラ91が、ミラー90およびシールドボックス60の窓部64を介して、プラズマアークAに対する左右の溶接ワイヤ27の位置を連続的に撮影し、その撮影した映像を画像信号として、監視モニタ93に出力する。
監視モニタ93は、受け取った画像信号を表示し、その監視モニタ93の表示を見つつ溶接士がプラズマアーク肉盛溶接装置操作盤106の操作具(図示せず)を手動操作する。その手動操作により、プラズマアーク肉盛溶接装置操作盤106から、ワイヤ狙い位置遠隔操作機構29の駆動モータ82に駆動モータ制御信号が出力される。
駆動モータ82は、受け取った駆動モータ制御信号に応じて作動し、その作動による駆動トルクが動力伝達機構83を介してワイヤガイド80に伝達される。これにより、ワイヤガイド80を介して溶接ワイヤ27の先端の狙い位置が溶接士の操作に基づき調整される。
ここで、本実施形態では、溶接可視化カメラ91および駆動モータ82を、発熱源であるプラズマアークA(シールドボックス60)から上方に離間させているため、溶接可視化カメラ91および駆動モータ82の熱による損傷を防止することができる。その結果、ワイヤ狙い位置の遠隔操作を確実に行うことができる。
以上のように、本実施形態では、プラズマアーク溶接に、ホットワイヤ機構28によるワイヤ加熱を組み合わせ、かつこれらを十分に活用した溶接施工条件を開発することで、能率、溶接部の健全性および低希釈率を同時に高い次元で満足するプラズマアーク肉盛溶接を施工することができる。
また、ワイヤ狙い位置遠隔操作機構29、溶接モニタリング装置30および高さ倣い機構31を搭載することにより、肉盛溶接の遠隔操作化もしくは自動化が可能となり、作業性を向上させることができる。
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されず、様々な変形例や応用例が考えられるものである。
例えば、上述の実施形態では、プラズマアークに同時に2つの溶接ワイヤを供給したが、同時に供給する溶接ワイヤの数はこれに限定されず、1つでもまたは3つ以上でもよい。
1 プラズマアーク肉盛溶接装置
2 母材
27 溶接ワイヤ
55 電極
74 溶接用ワイヤ給電加熱部(加熱電極)
75 ワイヤ加熱電源
A プラズマアーク
2 母材
27 溶接ワイヤ
55 電極
74 溶接用ワイヤ給電加熱部(加熱電極)
75 ワイヤ加熱電源
A プラズマアーク
Claims (7)
- 電極と母材との間にプラズマアークを発生させると共に、そのプラズマアークに溶接ワイヤを供給して、上記母材の表面に肉盛溶接を施すプラズマアーク肉盛溶接装置において、
上記溶接ワイヤに摺接する一対の加熱電極と、それら一対の加熱電極に電流を流して上記溶接ワイヤを上記プラズマアークに供給する前に予め抵抗加熱するワイヤ加熱電源とを備えたことを特徴とするプラズマアーク肉盛溶接装置。 - 上記プラズマアークに、同時に複数の溶接ワイヤが供給され、各溶接ワイヤごとに上記一対の加熱電極が各々設けられた請求項1記載のプラズマアーク肉盛溶接装置。
- 電極と母材との間にプラズマアークを発生させると共に、そのプラズマアークに溶接ワイヤを供給して、上記母材の表面に肉盛溶接を施すプラズマアーク肉盛溶接方法において、
上記溶接ワイヤに一対の加熱電極を摺接させると共に、それら一対の加熱電極に電流を流して、上記溶接ワイヤを上記プラズマアークに供給する前に予め抵抗加熱することを特徴とするプラズマアーク肉盛溶接方法。 - 電極と母材との間にプラズマアークを発生させると共に、そのプラズマアークに溶接ワイヤを供給して、上記母材の表面に肉盛溶接を施すプラズマアーク肉盛溶接装置において、
上記溶接ワイヤに摺接する一対の加熱電極と、それら一対の加熱電極に電流を流して上記溶接ワイヤを上記プラズマアークに供給する前に予め抵抗加熱するワイヤ加熱電源と、上記溶接ワイヤの先端部を長手方向に摺動可能に保持するワイヤガイドと、そのワイヤガイドを支持すると共に該ワイヤガイドを介して上記溶接ワイヤの先端の狙い位置を調節する調節機構と、その調節機構から離間して配置され該調節機構を駆動するための駆動モータと、その駆動モータから上記調節機構に動力を伝達するための動力伝達機構とを備えたことを特徴とするプラズマアーク肉盛溶接装置。 - 電極と母材との間にプラズマアークを発生させると共に、そのプラズマアークに溶接ワイヤを供給して、上記母材の表面に肉盛溶接を施すプラズマアーク肉盛溶接装置において、
上記溶接ワイヤに摺接する一対の加熱電極と、それら一対の加熱電極に電流を流して上記溶接ワイヤを上記プラズマアークに供給する前に予め抵抗加熱するワイヤ加熱電源と、上記プラズマアークによる溶接部を覆うと共にシールドガスが導入されるシールドボックスと、そのシールドボックスに形成された窓部と、その窓部に対向すると共に該窓部に対し所定の角度で傾斜するミラーと、上記シールドボックスから離間して配置され上記ミラーを介して上記シールドボックス内を撮影する溶接可視化カメラと、その溶接可視化カメラにより撮影された映像を表示するための監視モニタとを備えたことを特徴とするプラズマアーク肉盛溶接装置。 - 電極と母材との間にプラズマアークを発生させると共に、そのプラズマアークに溶接ワイヤを供給して、上記母材の表面に肉盛溶接を施すプラズマアーク肉盛溶接装置において、
上記溶接ワイヤに摺接する一対の加熱電極と、それら一対の加熱電極に電流を流して上記溶接ワイヤを上記プラズマアークに供給する前に予め抵抗加熱するワイヤ加熱電源と、上記母材の上方に設けられ該母材との距離を測定するための高さ測定手段と、その高さ測定手段および上記電極を、上記母材に対して上下方向に移動させる移動手段と、その移動手段を上記高さ測定手段の検出値に基づき制御する高さ倣い制御手段とを備えたことを特徴とするプラズマアーク肉盛溶接装置。 - 上記高さ倣い制御手段は、上記高さ測定手段により検出された上記高さ測定手段と上記母材との間の距離、および上記高さ測定手段と上記電極との間の距離から上記プラズマアークのアーク長を求め、該アーク長を目標アーク長に保つべく、上記移動手段を制御する請求項6記載のプラズマアーク肉盛溶接装置。
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