JP2009240166A - 散布作業車の薬液タンク - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明の課題は、操縦席を挟む左右両側部に左右独立した薬液タンクを配置するものにおいて、車体フレームに対するタンクベースの安定した強固な支持構成が得られ、着脱も容易に行えるタンクの支持装置を具現する。
【解決手段】操縦席8を挟む左右両側部に左右独立した薬液タンク9,9を配置し、左右の薬液タンク9,9を載置する受け台10,10と、この受け台10,10の下方に位置して車体フレーム2に固着したタンクベース11,11とを、該受け台10とタンクベース11間に所定の空間を形成すべく上下方向の縦フレーム12,13を介して連結支持させてあることを特徴とする散布作業車の薬液タンクの構成とする。
【選択図】図2
【解決手段】操縦席8を挟む左右両側部に左右独立した薬液タンク9,9を配置し、左右の薬液タンク9,9を載置する受け台10,10と、この受け台10,10の下方に位置して車体フレーム2に固着したタンクベース11,11とを、該受け台10とタンクベース11間に所定の空間を形成すべく上下方向の縦フレーム12,13を介して連結支持させてあることを特徴とする散布作業車の薬液タンクの構成とする。
【選択図】図2
Description
この発明は、散布作業車に装備する薬液タンクの支持装置に関する。
従来、散布作業車に装備した薬液タンクは、特許文献1に示されているように、操縦席を挟む左右両側部と操縦席の後部を取り囲むように平面視でコの字型に構成され、走行車台に対し着脱自在に装着支持された構成のものが知られている。
特開2005−87026号公報
本発明の課題は、操縦席を挟む左右両側部に左右独立した薬液タンクを配置するものにおいて、車体フレームに対するタンクベースの安定した強固な支持構成が得られ、着脱も容易に行えるタンクの支持装置を具現することにある。
この発明は、上記課題を解決すべく次のような技術的手段を講じた。
すなわち、請求項1記載の本発明は、操縦席(8)を挟む左右両側部に左右独立した薬液タンク(9),(9)を配置し、左右の薬液タンク(9),(9)を載置する受け台(10),(10)と、この受け台(10),(10)の下方に位置して車体フレーム(2)に固着したタンクベース(11),(11)とを、該受け台(10)とタンクベース(11)間に所定の空間を形成すべく上下方向の縦フレーム(12),(13)を介して連結支持させてあることを特徴とする散布作業車の薬液タンクとしたものである。
操縦席(8)の左右両側に左右独立した薬液タンク(9),(9)を配置するものにおいて、左右の薬液タンクを載置する受け台(10)と車体側フレーム(2)に装着支持させたタンクベース(11)とは、その前後位置及び左右位置において上下方向の縦フレーム(12)及び(13)を介して剛体的に連結保持され、強固で安定した支持構造が得られる。
すなわち、請求項1記載の本発明は、操縦席(8)を挟む左右両側部に左右独立した薬液タンク(9),(9)を配置し、左右の薬液タンク(9),(9)を載置する受け台(10),(10)と、この受け台(10),(10)の下方に位置して車体フレーム(2)に固着したタンクベース(11),(11)とを、該受け台(10)とタンクベース(11)間に所定の空間を形成すべく上下方向の縦フレーム(12),(13)を介して連結支持させてあることを特徴とする散布作業車の薬液タンクとしたものである。
操縦席(8)の左右両側に左右独立した薬液タンク(9),(9)を配置するものにおいて、左右の薬液タンクを載置する受け台(10)と車体側フレーム(2)に装着支持させたタンクベース(11)とは、その前後位置及び左右位置において上下方向の縦フレーム(12)及び(13)を介して剛体的に連結保持され、強固で安定した支持構造が得られる。
また、受け台(10)とタンクベース(11)との間には所定の空間が保持されるので、受け台(10)に対するタンク9の着脱、例えば、締付バンドなどによる取り付け取り外しがその空間を通して容易に行える。
請求項2記載の本発明は、前記左右のタンクベース(11),(11)は、操縦席(8)を支持するシート支持部材(16)と支持ブラケット(17)を介して連結保持させてあることを特徴とする請求項1記載の散布作業車の薬液タンクとしたものである。
左右のタンクベース(11),(11)は、車体に対して強固に保持されたシート支持部材(16)によっても連結保持されるので、取り付けが安定し強固な支持構造が得られる。
以上要するに、請求項1の本発明によれば、タンク受け台と車体フレーム側に装着支持されたタンクベースとが上下方向の縦フレームによって剛体的に枠組構成され、強固で安定した支持構造が得られる。また、受け台とタンクベースとの間には所定の空間が保持されているので、受け台に対するタンクの着脱が容易に行える効果がある。
請求項2の本発明によれば、請求項1の発明効果を奏するものでありながら、左右のタンクベースは、車体に対して強固に保持されたシート支持部材によって連結保持されるので、車体側フレームに対するタンクベースの取り付けが安定し強固なものとなる。
この発明の実施例を図面に基づき説明する。
図1は、薬液散布用の散布作業車1を示すものであり、車体フレーム2の前後左右両側には前輪3,3と後輪4,4が架設されていて、車体フレーム2の前部には、中央のセンタブーム5C、左右のサイドブーム5L,5Rからなる散布装置5が設けられている。ボンネット6内部にエンジンEを搭載し、このエンジンEの回転動力をミッションケース内の変速装置に伝え、この変速装置で減速された回転動力を前輪3及び後輪4とに伝えるようにしている。エンジンEの後方に前輪3,3を操舵するステアリングハンドル7が装備され、更に、その後方には操縦席8が設置されている。
図1は、薬液散布用の散布作業車1を示すものであり、車体フレーム2の前後左右両側には前輪3,3と後輪4,4が架設されていて、車体フレーム2の前部には、中央のセンタブーム5C、左右のサイドブーム5L,5Rからなる散布装置5が設けられている。ボンネット6内部にエンジンEを搭載し、このエンジンEの回転動力をミッションケース内の変速装置に伝え、この変速装置で減速された回転動力を前輪3及び後輪4とに伝えるようにしている。エンジンEの後方に前輪3,3を操舵するステアリングハンドル7が装備され、更に、その後方には操縦席8が設置されている。
操縦席8を挟む左右両側には、左右に独立した薬液タンク9,9が配置され、受け台10上に載置されている。受け台10の下方には所定間隔を開けてタンクベース11が設置され、車体フレーム2に装着支持されている。前記受け台10とタンクベース11とは、上下方向に立設する前後左右4本の縦フレーム12I,12U及び13I,13Uを介して剛体的に連結保持されている。
タンクベース11の前部側の固定は、操縦席8側の縦フレーム12I,12Iと車体フレーム2をコの字型連結具14及び取付金具15を介して連結保持している。コの字型連結具14は、先端にコ型保持部14aを有し基端にナット14b付き螺子部14cを有した構成になっており、コ型保持部14aを前記縦フレーム12I,12Iに係合保持させ、螺子部14cを車体フレーム2側の取付金具15に挿通支持させてナット14bにより締付固定する構成としている。
また、タンクベース11の後部側の固定は、車体側から突設された操縦席8を装着支持するシート支持部材16に支持ブラケット17を介して連結保持させた構成としている。支持ブラケット17はシート支持部材16に対しボルト18にて締付固定する構成であり、タンクベースを機体より取り外す際は、このボルト18を緩めるだけでシート支持部材より分離できるようになっている。左右のタンクベース11,11の前端部はループ状の連結部材19によって強固に連結保持してある。このループ状連結部材19は、オペレータが乗降する時に邪魔にならないように操縦席8の足元近くに配設している。
受け台10に対する薬液タンクの固定は、締付具20aを有する締付バンド20によって締付固定する構成であり、タンクの上面、左右側面及び受け台の下側を通して巻き付けて締付固定する。
前記シート支持部材16の上方には、サンバイザ用支持ポスト21が上向きに突設され、サンバイザ22を差し込んで固定するようになっている。支持ポスト21の上端は左右のタンク上面よりも上方に高く位置させてあり、サンバイザ22の折畳み操作部22aを操作する時、手や肘がタンクと干渉しないように配置構成している。
また、図6に示すように、操縦席8の左右両側に左右独立した薬液タンク9,9を配置するものにおいて、この左右タンク9,9が機体中心に向って傾斜するように構成することによって、機体の中心側に薬液の重量がかかり易くなり、機体の左右バランスが改善される。また、タンク底部の低い側に吸水口25を設けることで、吸水ホース26を短くできるばかりでなく、残液の排出も完全排出が可能となる。タンク9を載せる受け台10は、機体中心側、即ち操縦席側が低くなるように傾斜しているが、操縦席側の縦フレーム12I,13Iを受け台10の低い側端部より上方に突出させることで、薬液タンクの下り傾斜側へのズレ(滑り)を防止する構成としている。
左右のタンク9,9に連通する吸水ホース26は、途中部より分岐して一本化し防除ポンプへ配管することで、左右のタンク高さが同じである配置においては、配管がシンプルで合理的な配管構成となる。
なお、上記図6において、機体後方部には、カルチロータリ28及びカルチ同時散布装置29が備えられている。カルチロータリによる中耕除草作業を行いながら散布装置によりタンク9内の薬液を同時散布することができる。
図7に示す実施例は、左右のタンク9,9に加えて防除タンク30を操縦席8の背部側に配置した場合の構成例を示し、該タンク30の前部に操縦席幅に対応する凹部31を設け、操縦席後部の一部が凹部30内に介入位置するよう配置している。操縦席後方部は、タンクの凹部によって余裕のスペースが確保され、サンバイザの支持ポスト21が配置し易くなる。
2 車体フレーム
8 操縦席
9 薬液タンク
10 受け台
11 タンクベース
12 縦フレーム(前)
13 縦フレーム(後)
16 シート支持部材
17 支持ブラケット
20 締付バンド
8 操縦席
9 薬液タンク
10 受け台
11 タンクベース
12 縦フレーム(前)
13 縦フレーム(後)
16 シート支持部材
17 支持ブラケット
20 締付バンド
Claims (2)
- 操縦席(8)を挟む左右両側部に左右独立した薬液タンク(9),(9)を配置し、左右の薬液タンク(9),(9)を載置する受け台(10),(10)と、この受け台(10),(10)の下方に位置して車体フレーム(2)に固着したタンクベース(11),(11)とを、該受け台(10)とタンクベース(11)間に所定の空間を形成すべく上下方向の縦フレーム(12),(13)を介して連結支持させてあることを特徴とする散布作業車の薬液タンク。
- 前記左右のタンクベース(11),(11)は、操縦席(8)を支持するシート支持部材(16)と支持ブラケット(17)を介して連結保持させてあることを特徴とする請求項1記載の散布作業車の薬液タンク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008087146A JP2009240166A (ja) | 2008-03-28 | 2008-03-28 | 散布作業車の薬液タンク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008087146A JP2009240166A (ja) | 2008-03-28 | 2008-03-28 | 散布作業車の薬液タンク |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2009240166A true JP2009240166A (ja) | 2009-10-22 |
Family
ID=41302864
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2008087146A Pending JP2009240166A (ja) | 2008-03-28 | 2008-03-28 | 散布作業車の薬液タンク |
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JP (1) | JP2009240166A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102763634A (zh) * | 2012-08-14 | 2012-11-07 | 王成 | 多功能液体喷药机 |
CN102845404A (zh) * | 2012-10-10 | 2013-01-02 | 曲成民 | 驾驶座升降式高秆植物四轮喷药机 |
-
2008
- 2008-03-28 JP JP2008087146A patent/JP2009240166A/ja active Pending
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