JP2009239722A - 映像モニタシステム、ビデオサーバ、および映像モニタ方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】映像表示と計測信号とを同期してそれぞれ独立して表示、蓄積のための信号処理することが容易な映像モニタシステム、映像モニタ方法、ビデオサーバを提供する。
【解決手段】送信サーバSaは、計測データを映像音声信号、メタデータと共にMXFラッパ3でMXFファイル化し、記憶蓄積部MaにMXFカプセル4にして書込記憶し、それを通信I/FCa、Cbとネットワークとを介して受信サーバSbへ送信し記憶蓄積部Mbに書込記憶する。受信サーバSbは、MXFアンラッパ5でMXFカプセル4から分離した映像・音声信号を効果処理部7を介して重畳処理部9へ入力する一方、分離出力された計測データを出力I/F8を介して重畳処理部9に入力することにより、それぞれの信号とデータを独立に制御処理部11が重畳表示のための制御をして表示器10に重畳表示する。
【選択図】図1
【解決手段】送信サーバSaは、計測データを映像音声信号、メタデータと共にMXFラッパ3でMXFファイル化し、記憶蓄積部MaにMXFカプセル4にして書込記憶し、それを通信I/FCa、Cbとネットワークとを介して受信サーバSbへ送信し記憶蓄積部Mbに書込記憶する。受信サーバSbは、MXFアンラッパ5でMXFカプセル4から分離した映像・音声信号を効果処理部7を介して重畳処理部9へ入力する一方、分離出力された計測データを出力I/F8を介して重畳処理部9に入力することにより、それぞれの信号とデータを独立に制御処理部11が重畳表示のための制御をして表示器10に重畳表示する。
【選択図】図1
Description
本発明は、映像データと、映像に同期した計測データを取り扱う映像モニタシステム、およびビデオサーバ映像モニタ方法に関する。
従来より、隔たった場所の間で映像を監視しながら、監視映像に係わる監視データを監視映像信号に多重して受信側で監視映像と監視データを同一画面に表示する映像処理システムがある(例えば、特許文献1。)。
この方法では、映像に計測情報が重畳されて表示されるので、監視に不便な場合も生じるが、この計測データを映像表示から削除することが出来ない。また、別の方法として、計測データと映像信号とを別系統にして伝送し受信側で多重処理し、計測データが不要な場合は計測データを多重表示しない方法もあるが、伝送チャネルが復系統必要である。
一方、遠隔監視のみならず、映像監視を行いそれに同期した計測データを記録保存する場合、最初の方法である映像記録を行った場合、記憶された映像信号から計測データの表示を削除出来ない問題があるので、映像と計測情報を独立して処理出来ない。
また、後者の方法では、映像と計測データを同期して処理するために映像信号と計測信号との両者に共通なタイムタグ等を準備しなければならず、多重及び蓄積記録が複雑になる問題があった。
特開2006−197480号公報 (第16頁、第14図)
従来の計測情報を取り扱う映像モニタシステムは、映像と計測信号を同期して蓄積する処理が複雑になること、また、映像信号と計測信号が多重表示される画面から計測情報を削除出来ない問題が有った。
本発明は、上記問題を解決するためになされたもので、映像表示と計測信号とを同期してそれぞれ独立して表示、蓄積のための信号処理することが容易な映像モニタシステム、映像モニタ方法、ビデオサーバを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の映像モニタシステムは、モニタ映像とそのモニタ映像に係わる計測データの情報とを表示器の同一画面に表示する映像モニタシステムにおいて、前記モニタ映像の映像・音声信号を入力して符号化する符号化手段と、前記モニタ映像に係わる計測データを入力してファイル化を行う入力インタフェース手段と、前記モニタ映像信号を符号化したファイルと前記計測データのファイルとをMXFファイル化するのに係わるメタデータやコマンドを入力する制御入力手段と、前記メタデータによって前記映像・音声信号と前記計測データとのファイルをラッピングしてMXFファイル化したMXFカプセルを生成して出力するMXFラッパ手段と、前記MXFカプセルを入力して前記映像・音声信号と前記計測データと前記メタデータとに分離した独立した信号にして出力するMXFアンラッパ手段と、前記分離されて出力された前記映像・音声信号を入力して前記表示器で表示する効果に係わる効果処理を行い第1の映像信号にして出力する効果処理手段と、前記分離されて出力された計測データを第2の映像信号に変換して出力する出力インタフェース手段と、前記第1、第2の映像信号を入力して重畳し、重畳映像モニタ信号を生成して表示器に出力する重畳手段と、前記第1、第2の映像信号に対してそれぞれ独立して前記表示器での表示の調整に係わる制御処理をする制御処理手段とを備えることを特徴とする。
また本発明のビデオサーバは、モニタ映像と監視するモニタ映像に係わる計測データ情報とを表示器の同一画面に表示する映像音声信号を出力するビデオサーバにおいて、前記モニタ映像の映像・音声信号を入力して符号化する符号化手段と、前記モニタ映像に係わる計測データを入力してファイル化する入力インタフェース手段と、前記モニタ映像信号を符号化したファイルと前記計測データのファイルとをMXFファイル化するのに係わるメタデータやコマンドを入力する制御入力手段と、前記メタデータによって前記映像・音声信号と前記計測データとのファイルをラッピングしてMXFファイル化したMXFカプセルを生成して出力するMXFラッパ手段と、前記MXFカプセルを入力して書込記憶する記憶蓄積手段と、前記MXFカプセルを前記記憶蓄積手段から読み出し、入力して前記映像・音声信号と前記計測データと前記メタデータとに分離した独立した信号にして出力するMXFアンラッパ手段と、前記分離されて出力された前記映像・音声信号を入力して前記表示器で表示する効果に係わる効果処理を行い第1の映像信号にして出力する効果処理手段と、前記分離されて出力された計測データを第2の映像信号に変換して出力する出力インタフェース手段と、前記第1、第2の映像信号を入力して重畳し、重畳映像モニタ信号を生成して表示器に出力する重畳手段と、前記重畳映像モニタ信号を生成するために前記第1、第2の映像信号をそれぞれ独立して調整する制御処理手段とを備えることを特徴とする。
更に本発明の映像モニタ方法は、計測データの入力I/F手段及び出力I/F手段と、映像・音声信号の符号化手段と、MXFラッパと、MXFアンラッパと、効果処理手段と、重畳手段、制御手段とを備え、モニタ映像をモニタ映像に係わるメタデータによりラッピングしたMXFファイル化を行い、モニタ映像と監視するモニタ映像に係わる計測データの情報とを表示器の同一画面に表示する映像モニタ方法において、前記MXFラッパは、前記符号化手段により符号化された前記モニタ映像の映像・音声信号と、入力インタフェース手段によりファイル化された前記計測データとを、前記メタデータでラッピングしたMXFファイル化を行いMXFカプセルを生成し、前記MXFアンラッパは、前記生成されたMXFカプセルを入力し、前記映像・音声信号と、前記計測データと前記メタデータとに分離した信号にして出力し、前記効果処理手段は、前記分離された映像・音声信号を入力して前記表示器で表示する効果に係わる効果処理を行い第1の映像信号にして出力し、前記出力I/F手段は、前記分離された計測データを第2の映像信号に変換して出力し、前記制御手段は、前記第1、第2の映像信号の表示の調整に係わる制御をそれぞれ独立して行い、前記重畳手段は、前記制御された前記第1、第2の映像信号を入力して重畳映像モニタ信号を生成して前記表示器に出力することを特徴とする。
本発明によれば、映像表示と計測信号とを同期しかつ、それぞれ独立して表示、蓄積のための信号処理することが容易な映像モニタシステム、映像モニタ方法、ビデオサーバを提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図1は、本発明の実施例に係わる映像モニタシステムの構成を説明する機能ブロック図である。
図1において、映像モニタシステムは、映像・音声信号、計測データをメタデータによってファイル管理してMXFファイル化処理するシステムで、送信サーバSaと受信サーバSbとを備える。
図1において、映像モニタシステムは、映像・音声信号、計測データをメタデータによってファイル管理してMXFファイル化処理するシステムで、送信サーバSaと受信サーバSbとを備える。
送信サーバSaは、モニタ対象となる映像・音声信号を符号化する符号化装置(以下、ENCと略す。)1、映像・音声信号と対応する計測データをファイル化するための入力I/F2、これらの信号やデータをメタデータによってラッピングしてMXFファイルにするMXFラッパ3、MXFファイル(以下、1つのまとまったMXFファイルを便宜上、ここではMXFカプセル4、と称する。)を蓄積記録する記憶蓄積部Ma、内部時計Ta、制御処理部11a、制御入力部12a、およびMXFカプセル4を記憶蓄積部Maから読み出されたMXFカプセル4をネットワークを介して受信サーバSbへ送信する通信I/FCaを備える。
MXFカプセル4は、映像ファイル(f)41、音声f42、メタデータf43と、計測データf44で構成される。なお、映像f41と音声f42とは、1つの映像・音声ファイルとして処理される場合もある。
上記各構成は、内部バス等でそれぞれの間が接続され、制御処理部11aは、入力されるメタデータ、及び制御入力部12aからオペレータが入力したコマンドやデータによりMXFファイル化に係わる各構成の動作制御を行う。また、内部時計Taは、映像・音声信号と計測データを同期して処理するためのタイミング情報を出力する。
送信サーバSaでは、MXFファイル化する映像・音声信号、計測データの名称はじめ、監視対象の名前、撮影条件等その他付帯する諸編集情報がメタデータとして、制御入力手段12aから入力される。制御入力手段としては、キーボード、マウス等のオペレータがコマンドやデータを入力する入力手段、又は、記憶媒体、通信手段等により入力され、制御処理部11aは、内部バス等を介してこれらのメタデータを判読する。
また、御処理部11aは、制御入力部12aを介して入力される、例えば、「FST」、「FEN」の様なファイル化開始、終了のコマンドに併せて、MXFラッパ3の動作を開始し、MXFラッパ3に入力されるメタデータと、映像・音声信号、計測データの各ファイル化とそれらを組み合わせたMXFカプセル4を生成し、記憶蓄積部Maに書込記憶する制御を行う。
このMXFカプセル4は、メタデータにタイムタグ情報を付加することにより、受信側で、映像・音声信号に、計測データを同期して表示処理することが出来る。
この書込記録されたMXFカプセル4は、制御入力部12aを介して入力される、例えば、「Send:OOOO」の様な送信コマンドを制御処理部11aが判読することにより、通信I/FCaとネットワークを介して受信サーバSbへ送信される。
なお、この場合、上記「FEN」の様な終了コマンドが入力される前に映像・音声信号や計測データを送信したい場合には、例えば、「WRSend:OOOO」の様な、書込中読み出しコマンドを入力することにより、ラッピングされる映像・音声信号と計測データは、予め入力されているメタデータの指定する組のファイルデータがパケット化され、「WRSend:OOOO」の書込中読み出しコマンドに対応するヘッダ情報と共に受信サーバSbへ送信される。
受信サーバSbは、記憶蓄積部Mb、ネットワークを介してMXFカプセル4を受信し、記憶蓄積部Mbへ出力する通信I/FCb、記憶蓄積部Mbから読み出したMXFカプセル4を元の映像・音声信号、計測データ、メタデータのファイルに分離出力するMXFアンラッパ5、映像・音声信号を復号化して出力する復号装置(以下DECと略す。)6、とDEC6が出力する映像信号を更に表示器10で監視するのに都合の良い、例えば、ズームや、分割処理等の映像処理を行う効果処理部7、計測データを映像信号に変換出力する出力I/F8、効果処理部7と、出力I/F8とから入力される映像信号を重畳して出力する重畳処理部9とを備えている。
また受信サーバSbは、上記の各構成とそれぞれの間が内部バス等で接続される内部時計b、制御処理部11b、制御入力部12bを備え、それらにより映像モニタ表示に係わる制御が行われる。また、表示器10は、受信サーバSbに接続され、重畳処理部9から出力される映像信号を表示する。
ネットワークを介してMXFカプセル4を受信する通信I/FCbは、受信パケットを内部バスに出力し、制御処理部11bは、ヘッダ情報、メタデータを解読し、記憶蓄積部Mbへ書込記録する。もし、前述の書込中読み出し(送信)の場合には、当該ファイルが記憶蓄積部Mbへ書込記録される。
もし、リアルタイムに表示するコマンド、もしくは、編集情報がメタデータに記載されている場合は、制御処理部11bは、記憶蓄積部Mbから直ちにMXFアンラッパ5にMXFカプセル4を読み出し入力し、映像音声信号と、計測データとをそれぞれDEC6、出力I/F8へ出力される。
上記の各サーバは、CPUと記憶装置、通信手段のインタフェース、入出力インタフェース手段、コマンドやデータを入出力する入力手段とを備え、映像、音声を出力するモニタ出力手段が接続されるワークステーション、コンピュータのような汎用の情報処理装置で構成することも可能である。
さて、MXFカプセル4が、ネットワーク等を介して伝送される場合、この映像モニタシステムは、リモート(遠隔)監視システムと呼ばれることもある。
デジタル放送やマルチメディア素材の配信等では、素材データである映像・音声符号化ファイルと、コンテンツデータの編集管理情報を扱うメタデータによりMXFファイル化が行われる。
本発明の実施例による映像モニタシステムは、このMXFファイル化を応用して、映像・音声と計測データとを組み合わせたMXFファイル(MXFカプセル4)により受信側で、映像と計測データを同時に表示したり、またそれぞれを独立して編集、調整出来る。
ここでは、外科手術中の状況を通信ネットワークを介して遠隔地に居る医師がモニタ、または、手術状況を映像記録する医療応用の映像モニタシステムを例として取り上げ、その動作、処理手順を説明する。
映像・音声信号は、図示されない監視カメラ映像、および、手術室に設置されたマイクロフォンの音声が入力され、ENC1によって例えば、MPEG2ファイル化される。映像信号は、後述の様に電子的にズームしても所要の画像品質が得られる様に高精細映像で有ることが望ましい。
患者の脈拍、血圧、呼吸数、心電図波形等の計測データが入力I/F2へ入力され、MXFファイルに必要なフォーマットに計測データファイル(fと略す。)44が変換される。心電図波形の様な低速データ中でも比較的大きい情報量を有するデータは、音声ファイルと同様にデジタル変換される。
しかしながら、これらの計測データは、音声信号ほどサンプリング速度を高く取る必要が無いので、複数のデータを例えば、放送、音楽に利用されているMXFファイル化における音声1チャネルを伝送するチャネルに更に多重して伝送すれば良い。
送信サーバSaの入力I/F2と受信サーバSbの出力I/F8とは、互に対応する符号化・多重化手段と分離・復号化手段であって、各サーバが情報処理端末で構成される場合には、各サーバの制御処理部11、又は内部バスとは、例えば、USBインタフェースのようなインタフェース又は、CPUバスインタフェースで計測データを入出力する。
図2は、計測データのパケット構造の一例を示すパケット構成図である。
図2において、計測データは、同期・ヘッダSyや、誤り制御情報フィールドEの他、同期フレーム毎に、音声信号フィールドaf、心電図フィールドsf、血圧フィールドpf、呼吸数フィールドbf等が割り当てられて時分割多重された計測データファイルに変換される。血圧や、呼吸数などは、例えば30秒間隔で測定された数値データ(例えば、ASCII符号)を伝送するようにしても良い。また、図示は省略するが、従来、入院患者に付けられたセンサ信号をナースセンターに送信する多重化されたリモートモニタ信号を入力I/F2が受信して、音声信号の代わりに符号化するものでも良い。こうして作成された計測データは、ファイル化され、MXFラッパ3へ入力され、更にMXFファイル化の所定の管理を行う制御処理部11aの制御によりメタデータとの組合せや識別情報付与等が行われ、ラッピング処理される。
図2において、計測データは、同期・ヘッダSyや、誤り制御情報フィールドEの他、同期フレーム毎に、音声信号フィールドaf、心電図フィールドsf、血圧フィールドpf、呼吸数フィールドbf等が割り当てられて時分割多重された計測データファイルに変換される。血圧や、呼吸数などは、例えば30秒間隔で測定された数値データ(例えば、ASCII符号)を伝送するようにしても良い。また、図示は省略するが、従来、入院患者に付けられたセンサ信号をナースセンターに送信する多重化されたリモートモニタ信号を入力I/F2が受信して、音声信号の代わりに符号化するものでも良い。こうして作成された計測データは、ファイル化され、MXFラッパ3へ入力され、更にMXFファイル化の所定の管理を行う制御処理部11aの制御によりメタデータとの組合せや識別情報付与等が行われ、ラッピング処理される。
メタデータには、患者の情報や、診療に係わるカルテデータ等の編集情報が含まれ、例えば、メタデータのセグメントエリヤに記述される。また、映像・音声、計測データのタイムタグ情報が含まれる。メタデータには、計測データを音声チャネルのどれに割り当てたかを示すデータも設定されている。
従来、音声多重放送は、例えば、映像1チャネルとそれに対応するステレオ音声チャネル2チャンネルをコンテンツである映像・音声信号として伝送する。ここでは、その様な音声多重放送のコンテンツのMXFファイル化を応用して計測データをステレオ音声1チャンネルと、残りの音声チャネル2チャンネルの内一方を計測データに割り当てることによりMXFファイル化する。
MXFラッパ3へは、これらの映像・音声信号、計測データファイルと、メタデータとが入力されるが、この計測データは先に述べた如く、ファイル処理上は、多国語放送の1つの国語の音声と同様にコンテンツと見なされてエッセンスデータとして他の各ファイルと共にラッピングされる。
MXFラッパ3へ入力された各信号、データは、記憶・蓄積部Maにおいて、映像ファイル(f)41、音声f42、メタデータf43と、計測データf44とが纏められ、MXFカプセル4となる様にラッピングされる。このカプセル中の計測データf44は、音声ファイルと同様に見なされるが、メタデータf43に記述された編集情報に計測データであることが規定されている。
この編集情報は、予め、MXFラッパ3に制御入力部12aからメタデータ用の諸データが入力され、制御処理部11aは、所定のメタデータ編集ルールに従って、メタデータを作成しMXFラッパ3へ入力する。メタデータの編集ルールは、例えば、Anytime TVとして知られているものなどを用いる。
次に、MXFカプセル4は、記憶蓄積部Maから、通信I/FCa、ネットワーク、受信サーバSbの通信I/FCb等の通信手段を介して記憶蓄積部Mbに書込み記憶される。受信サーバの制御処理部11bは、通信I/FCbが出力する通信制御に係わる情報を判読し、MXFパケット4を記憶蓄積部Mbから読み出してMXFアンラッパ5に出力する。
MXFアンラッパ5は、MXFカプセル4を分離し、映像f41と音声f42との映像・音声信号をDEC6へ出力する。メタデータは、内部バス等を介して制御処理部11bで受信、監視される。計測データf44は、出力I/F8へ入力され、元の、例えば、心電図波形、脈拍、呼吸数等の表示計測データに復元され、表示器10に表示する為に重畳処理部9で重畳処理される。
DEC6は、MXFファイルから分離した符号化されている映像・音声信号を効果処理部7へ復元して出力し、効果処理部7では、内部バス等を介して制御処理部12bからオペレータによって入力されるコマンドに従って、例えば、ズーム等の処理が行われたビデオ信号が重畳処理部9へ出力される。
重畳処理部9は、入力される映像信号と表示計測データとを重畳してディスプレイ信号を生成して表示器10へ出力し、表示器10でモニタ画像として表示される。
図3は、表示器10に表示されるモニタ映像例である。
図3において、画面中央には、外科手術画像(シーン)が表示され、画面右上部には、心電図波形g、血圧の数値「120−65」、呼吸数「18」と画面右下部には、撮影時刻「15:10:20」が表示されている。
図3において、画面中央には、外科手術画像(シーン)が表示され、画面右上部には、心電図波形g、血圧の数値「120−65」、呼吸数「18」と画面右下部には、撮影時刻「15:10:20」が表示されている。
制御入力部12bは、重畳処理部9へ重畳処理に係わるオペレータによって入力されたコマンド、例えば、重畳表示を「する」、「しない」、更には、どの計測データを表示するか、しないか、重畳表示の文字、図形の表示サイズ、表示位置等を指定するコマンドや、制御信号を内部バス等を介して出力する。
例えば、図2では、心電図波形gが画面の右上部に表示されているが、仮に画面上モニタの支障になる場合、表示位置を移動するか、非表示とする調整を、表示値10をオペレータが監視しながら制御処理部11bの例えば、マウスポインタとキーボードによって行う様にする。
従来の映像監視システムでは、送信側で映像・音声信号に計測データを例えば、複合ビデオ信号の様な信号形式で重畳するので、受信側では、計測データの重畳表示を抜き出してして制御できない。または、独立して表示制御するためには別系統の信号を送受信側で複数のチャネルで伝送し、受信側でそれらを重畳するなどの方法に依っており伝送チャネルの制御が必要であった。
さらに、モニタ映像を記録蓄積した場合に、その記録蓄積映像と計測データを同期して表示しつつ、かつ重畳表示を独立して制御できる方法で容易に記録できない問題があった。本発明の実施例では、MXFファイル化した映像とデータを送受信、又は、書込記録と読み出しを行い、メタデータによって管理することによりこれらの問題が解決出来る。
図4は、本発明の実施例のモニタ映像をMXFファイル化して記録蓄積を行うビデオサーバの構成を示す機能ブロック図である。
構成は基本的には、図1の実施例と類似しているが、遠隔地点の間で信号を送受信せず、同じ記憶蓄積部Mでファイルの書込読み、読み出しを行うので通信I/FCa、通信I/FCbが不要であること、制御処理部11、制御入力部12、内部時計Tを1つ備えれば良い。
構成は基本的には、図1の実施例と類似しているが、遠隔地点の間で信号を送受信せず、同じ記憶蓄積部Mでファイルの書込読み、読み出しを行うので通信I/FCa、通信I/FCbが不要であること、制御処理部11、制御入力部12、内部時計Tを1つ備えれば良い。
上記説明から通信処理に係わる部分を除外すれば、記録蓄積を行うビデオサーバの動作内容は、書込中読み出しを含めて容易に推測出来るので詳細説明は省略する。
なお、本発明は、上記主旨を逸脱しない範囲で、各構成の、処理手順等の組合せ、順序を変えて良いことは言うまでもなく、例えば、以上の説明では便宜上、効果処理部7と重畳処理部9とを別構成にしているが一体化しても良く、また出力I/F8を更に加えた構成としても良い。
また、上記説明では、図1の送信サーバSa、又は図4のビデオサーバSでMXFカプセル4を生成し、記憶制御部Ma、又は記憶制御部Mに書込記憶する処理手順を説明しているが、この記憶蓄積部Ma、Mは、MXFラッパ3に付随するバッファメモリ手段であっても良いことは言うまでも無い。
更にまた、上記説明は、医療応用を例に説明したが、本発明は、他の計測データを利用する応用例に付いても同様に適用可能であることは勿論である。
以上説明した如く、本発明の映像モニタシステムに依れば、映像表示と計測信号とを同期してそれぞれ独立して表示、蓄積のための信号処理することが容易に提供出来る効果がある。
1 符号化装置(ENC)
2 入力I/F
3 MXFラッパ
4 MXFカプセル
41 映像ファイル(f)
42 音声f
43 メタデータf
44 計測データf
5 MXFアンラッパ
6 DEC
7 効果処理部
8 出力I/F
9 重畳処理部
10 表示器
11、11a、11b 制御処理部
12、12a、12b 制御入力部
Ca、Cb 通信I/F
M、Ma、Mb 記憶蓄積部
Sa 送信サーバ
Sb 受信サーバ
T 内部時計
2 入力I/F
3 MXFラッパ
4 MXFカプセル
41 映像ファイル(f)
42 音声f
43 メタデータf
44 計測データf
5 MXFアンラッパ
6 DEC
7 効果処理部
8 出力I/F
9 重畳処理部
10 表示器
11、11a、11b 制御処理部
12、12a、12b 制御入力部
Ca、Cb 通信I/F
M、Ma、Mb 記憶蓄積部
Sa 送信サーバ
Sb 受信サーバ
T 内部時計
Claims (5)
- モニタ映像とそのモニタ映像に係わる計測データの情報とを表示器の同一画面に表示する映像モニタシステムにおいて、
前記モニタ映像の映像・音声信号を入力して符号化する符号化手段と、
前記モニタ映像に係わる計測データを入力してファイル化を行う入力インタフェース手段と、
前記モニタ映像信号を符号化したファイルと前記計測データのファイルとをMXFファイル化するのに係わるメタデータやコマンドを入力する制御入力手段と、
前記メタデータによって前記映像・音声信号と前記計測データとのファイルをラッピングしてMXFファイル化したMXFカプセルを生成して出力するMXFラッパ手段と、
前記MXFカプセルを入力して前記映像・音声信号と前記計測データと前記メタデータとに分離した独立した信号にして出力するMXFアンラッパ手段と、
前記分離されて出力された前記映像・音声信号を入力して前記表示器で表示する効果に係わる効果処理を行い第1の映像信号にして出力する効果処理手段と、
前記分離されて出力された計測データを第2の映像信号に変換して出力する出力インタフェース手段と、
前記第1、第2の映像信号を入力して重畳し、重畳映像モニタ信号を生成して表示器に出力する重畳手段と、
前記第1、第2の映像信号に対してそれぞれ独立して前記表示器での表示の調整に係わる制御処理をする制御処理手段とを
備えることを特徴とする映像モニタシステム。 - 前記MXFラッパ手段から出力される前記MXFカプセルは、通信手段を介して前記MXFアンラッパ手段へ入力される事を特徴とする請求項1記載の映像モニタシステム。
- 前記MXFラッパ手段から出力される前記MXFカプセルは、送信側の記憶蓄積手段に一度書込記憶され、その後読み出されてから通信手段を介して受信側の記憶蓄積手段に書込記憶され、更に読み出されてから前記MXFアンラッパ手段へ入力される事を特徴とする請求項1記載の映像モニタシステム。
- モニタ映像と監視するモニタ映像に係わる計測データ情報とを表示器の同一画面に表示する映像音声信号を出力するビデオサーバにおいて、
前記モニタ映像の映像・音声信号を入力して符号化する符号化手段と、
前記モニタ映像に係わる計測データを入力してファイル化する入力インタフェース手段と、
前記モニタ映像信号を符号化したファイルと前記計測データのファイルとをMXFファイル化するのに係わるメタデータやコマンドを入力する制御入力手段と、
前記メタデータによって前記映像・音声信号と前記計測データとのファイルをラッピングしてMXFファイル化したMXFカプセルを生成して出力するMXFラッパ手段と、
前記MXFカプセルを入力して書込記憶する記憶蓄積手段と、
前記MXFカプセルを前記記憶蓄積手段から読み出し、入力して前記映像・音声信号と前記計測データと前記メタデータとに分離した独立した信号にして出力するMXFアンラッパ手段と、
前記分離されて出力された前記映像・音声信号を入力して前記表示器で表示する効果に係わる効果処理を行い第1の映像信号にして出力する効果処理手段と、
前記分離されて出力された計測データを第2の映像信号に変換して出力する出力インタフェース手段と、
前記第1、第2の映像信号を入力して重畳し、重畳映像モニタ信号を生成して表示器に出力する重畳手段と、
前記重畳映像モニタ信号を生成するために前記第1、第2の映像信号をそれぞれ独立して調整する制御処理手段とを
備えることを特徴とするビデオサーバ。 - 計測データの入力I/F手段及び出力I/F手段と、映像・音声信号の符号化手段と、MXFラッパと、MXFアンラッパと、効果処理手段と、重畳手段、制御手段とを備え、モニタ映像をモニタ映像に係わるメタデータによりラッピングしたMXFファイル化を行い、モニタ映像と監視するモニタ映像に係わる計測データの情報とを表示器の同一画面に表示する映像モニタ方法において、
前記MXFラッパは、前記符号化手段により符号化された前記モニタ映像の映像・音声信号と、入力インタフェース手段によりファイル化された前記計測データとを、前記メタデータでラッピングしたMXFファイル化を行いMXFカプセルを生成し、
前記MXFアンラッパは、前記生成されたMXFカプセルを入力し、前記映像・音声信号と、前記計測データと前記メタデータとに分離した信号にして出力し、
前記効果処理手段は、前記分離された映像・音声信号を入力して前記表示器で表示する効果に係わる効果処理を行い第1の映像信号にして出力し、
前記出力I/F手段は、前記分離された計測データを第2の映像信号に変換して出力し、
前記制御手段は、前記第1、第2の映像信号の表示の調整に係わる制御をそれぞれ独立して行い、
前記重畳手段は、前記制御された前記第1、第2の映像信号を入力して重畳映像モニタ信号を生成して前記表示器に出力する
ことを特徴とする映像モニタ方法。
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JP2008084417A JP2009239722A (ja) | 2008-03-27 | 2008-03-27 | 映像モニタシステム、ビデオサーバ、および映像モニタ方法 |
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Family Applications (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013187116A1 (ja) * | 2012-06-14 | 2013-12-19 | オリンパス株式会社 | 画像処理装置および立体画像観察システム |
JP7434792B2 (ja) | 2019-10-01 | 2024-02-21 | ソニーグループ株式会社 | 送信装置及び受信装置、並びに音響システム |
-
2008
- 2008-03-27 JP JP2008084417A patent/JP2009239722A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013258627A (ja) * | 2012-06-14 | 2013-12-26 | Olympus Corp | 画像処理装置および立体画像観察システム |
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