JP2009239443A - 受信装置および受信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】
本件は、単位時間長の複数のブロックが時間軸方向に連なり、信号の乱れをモニタするための複数の参照ブロックが途中の互いに離れた位置に配置されなるサブフレーム構成の無線信号を受信して、そのサブフレームから制御情報およびデータを取り出す受信装置等に関し、制御情報の処理の高速化とデータの特性向上との双方を実現する。
【解決手段】
LB5〜LB7の各ブロックについては、LB4に配置された復調用レファレンスデータ#1のチャネル推定値に基づいた処理と、LB4とLB11に配置された2つの復調用レファレンスデータ#1,#2の双方のチャネル推定値に基づいた処理との双方の処理を実行する。
【選択図】 図7

Description

本件は、単位時間長の複数のブロックが時間軸方向に連なり、信号の乱れをモニタするための複数の参照ブロックが途中の互いに離れた位置に配置されなるサブフレーム構成の無線信号を受信して、そのサブフレームから制御情報およびデータを取り出す受信装置および受信方法に関する。
近年の無線通信技術の発展には目覚しいものがあり、その技術の発展に対応して無線通信システムも発展の一途を辿っている。
図1は、無線通信システムの概要を示す図である。
ここには、複数の移動端末10A,10B,…と複数の基地局20A,20B,20C,…が示されており、移動端末10A,10Bは、その移動位置に応じて、いずれかの基地局との間で無線通信を行なう。各基地局20A,20B,20Cは、いずれかの無線ネットワーク制御装置30A,30Bを介して通信網40に接続されており、その通信網40を経由して移動端末10A,10Bどうしでも通信を行なうことができる。
ここで、無線通信技術の1つとしてW−CDMAと呼ばれる技術があり、そのW−CDMAの標準仕様は、3GPP(3rd Generation Partnership Project)と呼ばれる組織で制定されている。この3GPPでは、今後益々急速に伸びるマルチメディアトラフィックに対応するため、高速データレート/周波数利用効率の飛躍的な向上及び低遅延の実現を目的としたLTE(Long Term Evolution)仕様の技術検討が行われている(非特許文献1参照)。
3GPP TS 36.300 V8.0.0(2007−03)
本件開示の受信装置および受信方法の課題は、制御情報の処理の高速化とデータの特性向上との双方が図られた受信装置および受信方法を提供することにある。
本件開示の受信装置は、単位時間長の複数のブロックが時間軸方向に連なり、それら複数のブロックが制御情報を担持した制御情報ブロックとデータを担持したデータブロックを含み、制御情報ブロックがデータブロックよりも時間的に前に並べられるとともに、信号の乱れをモニタするための複数の参照ブロックが途中の互いに離れた位置に配置されなるサブフレーム構成の無線信号を受信して、そのサブフレームから制御情報およびデータを取り出す受信装置であって、
上記複数の参照ブロックのうちの時間的に最初に配置された第1の参照ブロックに基づいて各ブロックの信号の乱れを補正する第1の処理を、そのサブフレームの先頭ブロックから、第1の参照ブロックと、上記複数の参照ブロックのうちの時間的に2番目に配列された第2の参照ブロックとの間の途中に配置された所定の第1のブロックまでの、第1の参照ブロックを除く各ブロックについて実行するとともに、
上記第1の参照ブロックと上記第2の参照ブロックとの双方に基づいて各ブロック信号の乱れを補正する第2の処理を、上記第1のブロックと同一であることを含む第1のブロックよりも時間的に前に配列された所定のブロック以降、少なくとも、第2の参照ブロックの直前に配列されたブロックまでの各ブロックについて実行する信号補正部を備えたことを特徴とする。
本件開示の受信装置は、1つ以上のブロックについて、第1の参照ブロックに基づく第1の処理と、第1の参照ブロックと第2の参照ブロックとの双方に基づく第2の処理との双方を実行するものであり、制御情報ブロックである可能性がある最大のブロックまで第1の処理を実行することにより制御情報を高速に出力することができ、また、データブロックである可能性のあるブロック以降のブロックについて第2の処理を実行することによりデータに対する特性改善が図られる。
ここで、上記受信回路において、信号補正部は、上記第2の処理を、第1の参照ブロックの直後に配列されたブロック以降の各ブロックについて実行するものであってもよく、あるいは第1の参照ブロックと第2の参照ブロックとの間の相関の強さを算出する相関算出部を備え、信号補正部は、上記第2の処理の実行にあたり、相関算出部で算出された相関の強さに応じて、その相関が強いほど時間的に前のブロックに遡ってその遡ったブロック以降の各ブロックについて第2の処理を実行し、かつ、その相関が少なくとも所定の強さ以上の強さであった場合に、第1のブロックと同一又は第1のブロックよりも時間的に前に配列されたブロック以降の各ブロックについて該第2の処理を実行するものであってもよい。
このように、第2の処理は、固定的に決められたブロック以降の各ブロックについて実行してもよく、第1の参照ブロックと第2の参照ブロックとの相関の強さ、すなわち、フェージングの強弱に応じて適応的に決定した、第2の処理を適用する意味のあるブロック以降の各ブロックについて実行してもよい。
また、本件開示の受信方法は、単位時間長の複数のブロックが時間軸方向に連なり、それら複数のブロックが制御情報を担持した制御情報ブロックとデータを担持したデータブロックを含み、制御情報ブロックがデータブロックよりも時間的に前に並べられるとともに、信号の乱れをモニタするための複数の参照ブロックが途中の互いに離れた位置に配置されなるサブフレーム構成の無線信号を受信して、そのサブフレームから制御情報およびデータを取り出す受信方法であって、
上記複数の参照ブロックのうちの時間的に最初に配置された第1の参照ブロックに基づいて各ブロックの信号の乱れを補正する第1の処理を、そのサブフレームの先頭ブロックから、第1の参照ブロックと、上記複数の参照ブロックのうちの時間的に2番目に配列された第2の参照ブロックとの間の途中に配置された所定の第1のブロックまでの、第1の参照ブロックを除く各ブロックについて実行する第1補正ステップと、
上記第1の参照ブロックと上記第2の参照ブロックとの双方に基づいて各ブロック信号の乱れを補正する第2の処理を、上記第1のブロックと同一であることを含む第1のブロックよりも時間的に前に配列された所定のブロック以降、少なくとも、第2の参照ブロックの直前に配列されたブロックまでの各ブロックについて実行する第2補正ステップとを有することを特徴とする。
ここで、本件開示の受信方法においても、本発明の受信装置と同様、上記第2補正ステップは、上記第2の処理を、第1の参照ブロックの直後に配列されたブロック以降の各ブロックについて実行するステップであってもよく、あるいは、第1の参照ブロックと第2の参照ブロックとの間の相関の強さを算出する相関算出ステップを有し、上記第2補正ステップは、上記第2の処理の実行にあたり、相関算出ステップで算出された相関の強さに応じて、その相関が強いほど時間的に前のブロックに遡って、その遡ったブロック以降の各ブロックについて第2の処理を実行し、かつ、その相関が少なくとも所定の強さ以上の強さであった場合に、第1のブロックと同一又は第1のブロックよりも時間的に前に配列されたブロック以降の各ブロックについて該第2の処理を実行するステップであってもよい。
以上の本件開示の受信装置および受信方法によれば、制御情報の高速出力とデータの特性向上との双方が実現する。
以下、本件開示の受信装置および受信方法の実施形態について説明する。
前述したLTEでは、無線アクセス方式にOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)やMIMO(Multi Input Multi Output)といった新しい技術を取り入れ、飛躍的な性能改善を図っている。OFDMでは、高速データレートの広帯域信号を多数の低速データレートのマルチキャリア信号を用いて並列伝送することにより、マルチパス干渉に対する耐性を実現する。OFDMでは各OFDMシンボルの先頭にCP(Cyclic Prefix)と呼ばれるガード区間を設けることにより、前シンボルの遅延波が次シンボルに与えるシンボル干渉、サブキャリア間干渉を除去する。また、MIMO多重伝送では、複数の送信アンテナから同一の無線リソース(時間、周波数、コード)を用いて異なる情報データを送信することによりユーザ/セルスループットを向上する。受信機では、送信アンテナ毎の直交パイロットチャネル(リファレンスシグナル:RS)を用いて測定した送信アンテナ毎のチャネル推定値を基に送信信号の分離を行う。
上り移動端末から基地局側への送信リンクにおいては移動端末の低消費電力化の観点から、送信トラフィックの情報レートに応じた可変帯域幅のSC−FDMA(Single−Carrier Frequency Division Multiple Access)が適用されており、自チャネルの遅延波からの干渉を抑圧する等価処理が必要になる。周波数領域での等価処理は時間領域での処理と比較して演算量を小さくできるが、ブロック単位で時間領域信号を周波数領域の信号に変換する必要がある。よって、ブロック間干渉の影響をなくすために、CPはFFTブロック(LB:Long Block)ごとに挿入される。
LTEではパケット交換に最適化しながら各種のQoS(Quality of Service)に対応可能とするため、ほとんどのサービスや制御情報を共有チャネルにより伝送する。
図2は、上りリンクにおけるチャネル割当てのマップの一例を示す図である。
横軸は時間軸(Time)であり1msごとにサブフレーム(Subframe)が構成され、さらにその半分の0.5msごとにスロット(Slot)が構成されている。
また、縦軸は、周波数軸(Frequency)である。
この図2は、サブフレーム#1の区間では、2つの周波数帯域f,fは制御情報送信用チャネル(以下、PUCCH1と称する)として割り当てられ、周波数帯域fは共有データチャネル(以下、PUSCHと称する)を送信する、ある1人のユーザ(1台の移動端末(UE1))に割り当てられ、周波数帯域fは、PUSCHを送信する別の1人のユーザ(別の1台の移動端末(UE2))に割り当てられ、周波数帯域f,fは、周波数帯域f,fと同様PUCCH1と呼ばれる制御情報チャネルに割り当てられていることを表わしている。
また、サブフレーム第2の区間では、周波数帯域f,f,f,fはサブフレーム#1に引き続きPUCCH1と呼ばれる制御情報チャネルに割り当てられているが、周波数帯域fは、UE3に割り当てられ、周波数帯域fにUE4に割り当てられ、周波数帯域FはUE5に割り当てられていることが示されている。
共有データチャネル(PUSCH)を送信するユーザ(移動端末)の制御情報チャネル(以下、PUCCH2と称する)は、そのユーザに割り当てられている周波数帯域(リソースユニットRU)内で、そのユーザ(UE)の共有データチャネルPUSCHと時間多重で送信される。ここで、PUCCH2とPUSCHの時間多重はPUCCH2の方が先に多重されるものとする。また、RUが割り当てられていないユーザ(UE)の制御情報は、PUCCH1のチャネルを使ってコード多重等により送信される。
図3は、LTEの上りリンクにおける共有データチャネル(PUCCH2/PUSCH)、制御情報チャネル(PUCCH1)のフォーマットを示す図である。
PUCCH1もPUCCH2/PUSCHも、1msのサブフレーム内に、LBと呼ばれるブロックが14個(LB1〜LB14)配列されており、各ブロックには、その前段に、干渉を防ぐためのCPと呼ばれるガード区間が設けられている。
PUCCH1には、LB1〜LB14からなる14個のブロックのうち、通信中の位相の回転等の変調をモニタして元の信号に復調するためのDemRS(Demoduration Reference Signal)が、LB2,LB6,LB9,LB13の4箇所に配置されており、14個のLBのうちのそれら4つのLBを除く10個のLBには、制御情報が割り当てられている。
PUCCH2/PUSCHには、先頭にSoundingRSと呼ばれる特別なLBが配置され、LB4とLB11との2箇所にDemRSが配置され、他のLBにはそのRUが割り当てられているユーザ(UE)の制御情報PUCCH2が前詰めで割り当てられ、制御情報の割り当てが終了した次のLB以降、そのUEのPUSCHが割り当てられる。
図4は、LTE仕様の基地局(eNB:evolved NodeB)のベースバンド受信回路を示すブロック図である。
この受信回路100では、受信されたSC−FDMA信号に対して、CP除去処理部101によるCP除去処理、FFT処理部102によるFFT処理、およびサブキャリアデマッピング部103によるサブキャリアデマッピング処理が行なわれる。
CP除去処理は、送信遅延による信号の欠落を防ぐために冗長化されて送信されてきた信号から冗長性を省いた信号を取り出す処理であり、FFT処理は受信信号を周波数軸方向に分解するフーリエ変換処理であり、サブキャリアデマッピングは周波数軸方向に分解された信号を、例えば図2に示すサブフレーム#1の場合の、各周波数帯域f〜fに分離する処理である。
サブキャリアデマッピング処理部103の出力信号は、チャネル推定/フェージング周波数推定/線形補間処理部104と、そのチャネル推定/フェージング周波数推定/線形補間処理部104での処理の終了まで信号を待たせておくためのバッファ105に入力される。
チャネル推定/フェージング周波数推定/線形補間処理部104では、各チャネルのDemRSのLBに基づいてチャネル推定値の算出およびフェージング周波数推定が行なわれ、2つのDemRSに挟まれたLBについて、その2つのDemRSのチャネル推定値に基づく線形補間処理が行なわれる。チャネル推定/フェージング周波数推定/線形補間処理部104の処理結果は、周波数等価処理部106に伝えられ、周波数等価処理が行なわれる。この周波数等価処理が行なわれた後の信号は、PUSCH/PUCCH2のチャネルに関しては、IDFT処理部107、信号点デマッピング処理部108、および復号・平均化処理部109による、それぞれ、各チャネルごとの逆フーリエ変換処理、信号点デマッピング処理、および復号・平均化処理が行なわれてPUSCHデータおよびPUCCH2データが出力される。また、周波数等価処理部106から出力された、PUCCH1の信号はブロック逆拡散部110、信号点デマッピング処理部111および復号・平均化処理部112により、それぞれ各LBごとの逆拡散処理、信号デマッピング処理および復号・平均化処理が行なわれてPUCCH1データが出力される。
ここで、フェージング周波数推定処理を実行するチャネル推定/フェージング周波数推定/線形補間処理部104が、相関算出部の一例に相当し、周波数等価処理を行なう周波数等価処理部106が信号補正部の一例に相当する。但し、周波数等価処理部106における周波数等価処理のための前処理である、チャネル推定/フェージング周波数推定/線形補間処理部104で行なわれる線形補間処理を含めたもの、すなわち、チャネル推定/フェージング周波数推定/線形補間処理部104と周波数等価処理部106との複合を、信号補正部の一例として捉えてもよい。
またこの受信回路100には、各部101〜112の制御を司る制御回路113が備えられており、2つの復号・平均化処理部109,112から出力されたPUCCH2データおよびPUCCH1データは制御回路113にも入力され、それらの制御情報に応じて各部101〜112の制御が行なわれる。
以下では、本実施形態で着目しているPUCCH2/PUSCHチャネルについてさらに説明を続ける。
図5は、図4に1つのブロックで示すチャネル推定/フェージング周波数推定/線形補間処理部104における処理のうちの線形補間処理の概要を示す図である。
ここには、図2に示す1つのサブフレームの中に配列された14個のLBのうちのLB4,LB11に配列されたDemRS#1,DemRS#2の各チャネル推定値CHest_RS#1,CHest_RS#2が入力され、さらに、それら2つのDemRSに基づいて求められるフェージング周波数推定結果と今回処理しようとしているLBの番号が入力される。フェージング周波数推定結果とLB番号は係数テーブル1041に入力され、このテーブル1041からは、LB4のDemRS#1のチャネル推定値CHest_RS#1に対する重みα1と、LB11のDemRS#1のチャネル推定値CHest_RS#2に対する重みα2が出力される。ここで、α1+α2=1.0に設定されている。
2つの乗算器1042,1043のうちの一方の乗算器1042では、LB4のDemRS#1のチャネル推定値CHest_RS#1に重みα1が乗算され、もう1つの乗算器1043ではLB11のDemRS#1のチャネル推定値CHest_RS#2に重みα2が乗算される。それら2つの乗算器1042,1043からの2つの出力は発振器1044に入力され、周波数等価処理部106(図4参照)における、そのPUCCH2/PUSCHチャネルの周波数等価処理に適用される各LBごとのチャネル推定値CHest_feqが、
CHest_feq=(CHest_RS#1×α1)+(CHest_RS#2×α2)
但し、α1+α2=1
として求められる。
ここで、フェージングが弱いときは、係数テーブル1041からは、今回処理しようとしているLB(LBαとする)とDemRS#1が配置されたLB4との間の距離と、そのLBαとDemRS#2が配置されたLB11との間の距離のみに応じた重み係数α1,α2が出力される。例えばLB8については、LB4からの距離は4、LB11からの距離は3なので、
Figure 2009239443
Figure 2009239443
が出力される。一方、フェージングが強いときは、その強さに応じて、LB4のDemRS#1のチャネル推定値CHest_RS#1とLB11のDemRS#2のチャネル推定値CHest_RS#2とのうちの、距離が近い方のチャネル推定値の影響がより大きくなるような重み係数α1,α2が出力される。例えば、LB8については、LB11との距離が短いためDemRS#2のチャネル推定値CHest_RS#2の影響をより強く受けるように、係数テーブル1041からは、α1として上記のα1=0.43よりも小さい、例えばα1=0.38が出力され、α2として上記のα2=0.57よりも大きい例えばα2=0.62が出力される。
このような線形補間処理を行なうと、より精度の高いチャネル推定値が算出され、より精度の高い周波数等価処理を行なうことが可能となり、データの受信精度を向上させることができる。
図6は、図2に示す受信回路における処理の流れを示す図である。ここでは、この図6を参照して、本件開示の実施形態と対比される比較例について説明する。
ここには、縦方向上から下に向かって時間が経過していくように示されている。
尚、ここでは、最大LD7までPUCCH2がマッピングされているものとする。
図6(A)には、サブフレーム2つ分のLBの配列が示されており、上から下に向かってこの順にCP除去処理部101によるCP除去処理、FFT処理部102によるFFT処理、サブキャリアデマッピング部103によるサブキャリアデマッピング処理、およびバッファ105への格納処理が行なわれる。
図6(B)は、チャネル推定/フェージング周波数推定/線形補間処理部104におけるチャネル推定値算出処理および線形補間処理のタイミングを表わしており、LB4については、図6(A)の処理が終了した後に図6(B)の処理が行なわれ、LB11についても同様に、そのLB11についての図6(A)の処理が終了した後に図6(B)の処理が行なわれる。
図6(C−1)、図6(C−2)、図6(C−3)は、周波数等価処理部106における周波数等価処理、およびIDFT処理部107、信号点デマッピング処理部108、および復号・平均化処理部109における各チャネルごとの逆フーリエ変換処理、信号点デマッピング処理、および復号・平均化処理の処理タイミングの各バリエーションが示されている。
図6(C−1)に示すパターン#1は、PUSCHの特性を優先する処理であり、周波数等価処理部106では、LB1,LB2,LB3については、DemRS#1のチャネル推定値が適用された周波数等価処理が行なわれ、LB5以降(LB4は対象外)の各LBについては、DemRS#1とDemRS#2の2つのチャネル推定値を用いた補間演算により求められた、各LBごとのチャネル推定値が適用された周波数等価処理が行なわれ、特性改善が図られている。
この場合、2つのDemRSに挟まれたLB5以降について特性改善が図られ、特性改善の観点からは好ましいが、LB5以降の各LBについては、LB11(DemRS#2)に対する図6(B)の処理、すなわち、LB11に対するチャネル推定/フェージング周波数推定/線形補間処理部104におけるチャネル推定値算出処理および線形補間処理が終了してからでないと図6(C−1)の処理を開始することができない。
仮にLB7までPUCCH2がマッピングされているものとすると、LB11(DemRS#2)についての図6(B)の処理を待つ結果、図(C−1)の矢印Aに示すように、LB7までのPUCCH2の処理が遅れてしまうことになる。制御情報であるPUCCH2は、特性の良好さとともにデータ出力までの速度も必要であり、データ出力が遅れると、図4に示す制御回路113による制御が遅れてしまい、正しい制御を行なうことができないおそれを生じることになる。
一方、図6(C−3)は、LB11(DemRS#2)についての図6(B)の処理を待たずに、LB4(DemRS#1)のチャネル推定値のみでLB7までの処理を完了させてしまい、LB11(DemRS#2)のチャネル推定値はLB8以降にのみ反映させる処理を表わしている。この場合、図6(C−3)に矢印Aで示すように、LB7までマッピングされているPUCCH2の制御情報は大きな遅れを伴うことなく出力されるのでこの点では好ましい。しかし、PUCCH2は、最大でLB7までマッピングされるのであって、例えばPUCCH2はLB3までであって、LB5からはPUSCHがマッピングされている可能性もある。この場合、PUSCHについては、データ出力までの速さよりも特性が重要視されるところ、LB5,LB6に関し、PUSCHの特性改善が図られないという問題がある。
図6(C−2)は、図6(C−1)と図6(C−3)との中間的な手法を示しており、LB5までの各LBについてはLB4(DemRS#1)のチャネル推定値のみを用いた周波数等価処理を行ない、LB6以降の各LBについてLB11(DemRS#2)のチャネル推定値を反映させている。
この場合、PUCCH2がLB5までマッピングされているときは、PSCCH2の高速処理とPUSCHの特性改善が図られることとなるが、LB6又はそれ以降のLBまでPUCCH2がマッピングされているとPUCCH2の高速処理が失なわれ、PUCCH2がLB3又はそれ以前のLBまでしかマッピングされていない場合は、PUSCHの特性改善が十分ではないという問題を生じることになる。
図7は、第1実施形態における処理の流れを示す図である。
図7(A)、図7(B)は、図6(A)、図6(B)とそれぞれ同じ図であり、ここでの説明は省略する。
図7(C)は、周波数等価処理部106における周波数等価処理およびIDFT処理部107、信号点デマッピング処理部108、および復号・平均化処理部109における各チャネルごとの逆フーリエ変換処理、信号点デマッピング処理、および復号・平均化処理の処理タイミングを示している。この図7(C)では、LB4のDemRS#1のチャネル推定値に基づく周波数等価処理をLB7まで実行するとともに、LB4のDemRS#1とLB11のDemRS#2と双方のチャネル推定値に基づく線形補間処理により求めた各LBごとのチャネル推定値に基づく周波数等価処理をLB5以降の各LBについて実行しており、図7(C)に線分Cで示すように、LB5〜LB7については、2つの処理双方が行なわれている。
この場合、LB7までマッピングされている可能性のあるPUCCH2については、図7(C)に矢印Aで示すように、全てのLBについて高速処理が行なわれ、LB5以降の各LBについては特性向上が図られているためPUSCHについても高い確率で全てのLBの特性が向上する。
図8は、第2実施形態における処理の流れを示す図である。
ここでも図8(A)、図8(B)は、図6(A)、図6(B)とそれぞれ同じ図であり、ここでの説明は省略する。
図8(C−1)〜図8(C−4)は、いずれも、周波数等価処理およびその後の処理のタイミングを示している。図8(C−1)〜図8(C−4)の相違点は、図8(C−1)側ほど、LB4のDemRS#1とLB11のDemRS#2との相関係数が大きく、したがってフェージングが弱く、図8(C−4)側ほどその相関係数が小さく、したがってフェージングが強いことを表わしている。
図8(C−1)〜図8(C−4)のいずれにおいても、LB4のDemRS#1のチャネル推定値のみに基づいてLB7まで処理が行なわれているが、LB4のDemRS#1のチャネル推定値とLB11のDemRS#2のチャネル推定値との双方に基づく処理は、図8(C−1)では、LB5以降の各LBについて行なわれ、図8(C−2)ではLB6以降の各LBについて行なわれ、図8(C−3)ではLB7以降の各LBについて行なわれ、図8(C−4)ではLB8以降の各LBについて行なわれている。
これは、DemRS#1とDemRS#2の相関係数が小さいときはフェージングが強く、したがってDemRS#2から離れた距離(DemRS#1に近い距離)にあるLBについてはDemRS#2のチャネル推定値とは相関が低いためDemRS#2のチャネル推定値を反映させることがかえって特性を悪化させるおそれがあるからである。
この図8の場合も、PUCCH2について処理の高速化が図られるとともに、フェージングの強弱に応じて、特性向上を図ることのできるLBについては、DemRS#1のチャネル推定値のみを反映させた処理と重複させて再度処理を行なうことにより、最大限の特性向上が図られている。
尚ここでは、最大限LB7までPUCCH2がマッピングされるものとして説明したがPUCCH2が最大限他のLBまでマッピングされる場合にも、同様に適用可能である。
無線通信システムの概要を示す図である。 上りリンクにおけるチャネル割当てのマップの一例を示す図である。 LTEの上りリンクにおける共有データチャネル(PUCCH2/PUSCH)、制御情報チャネル(PUCCH1)のフォーマットを示す図である。 LTE仕様の基地局(eNB:evolved NodeB)のベースバンド受信回路を示すブロック図である。 図4に1つのブロックで示すチャネル推定/フェージング周波数推定/線形補間処理部における処理のうちの線形補間処理の概要を示す図である。 図2に示す受信回路における処理の流れを示す図である。 第1実施形態における処理の流れを示す図である。 第2実施形態における処理の流れを示す図である。
符号の説明
10A,10B 移動端末
20A,20B,20C 基地局
30A,30B 無線ネットワーク制御装置
40 通信網
100 受信回路
101 CP除去処理部
102 FFT
103 サブキャリアデマッピング部
104 チャネル推定/フェージング周波数推定/線形補間処理部
105 バッファ
106 周波数等価処理部
107 IDFT処理部
108,111 信号点デマッピング処理部
109,112 復号・平均化処理部
110 ブロック逆拡散部
113 制御回路
1041 係数テーブル
1042,1043 乗算器

Claims (6)

  1. 単位時間長の複数のブロックが時間軸方向に連なり、該複数のブロックが制御情報を担持した制御情報ブロックとデータを担持したデータブロックを含み、制御情報ブロックがデータブロックよりも時間的に前に並べられるとともに、信号の乱れをモニタするための複数の参照ブロックが途中の互いに離れた位置に配置されなるサブフレーム構成の無線信号を受信して、該サブフレームから制御情報およびデータを取り出す受信装置であって、
    前記複数の参照ブロックのうちの時間的に最初に配置された第1の参照ブロックに基づいて各ブロックの信号の乱れを補正する第1の処理を、当該サブフレームの先頭ブロックから、該第1の参照ブロックと、前記複数の参照ブロックのうちの時間的に2番目に配列された第2の参照ブロックとの間の途中に配置された所定の第1のブロックまでの、該第1の参照ブロックを除く各ブロックについて実行するとともに、
    前記第1の参照ブロックと前記第2の参照ブロックとの双方に基づいて各ブロック信号の乱れを補正する第2の処理を、前記第1のブロックと同一であることを含む該第1のブロックよりも時間的に前に配列された所定のブロック以降、少なくとも、該第2の参照ブロックの直前に配列されたブロックまでの各ブロックについて実行する信号補正部を備えたことを特徴とする受信装置。
  2. 前記信号補正部は、前記第2の処理を、前記第1の参照ブロックの直後に配列されたブロック以降の各ブロックについて実行するものであることを特徴とする請求項1記載の受信装置。
  3. 前記第1の参照ブロックと前記第2の参照ブロックとの間の相関の強さを算出する相関算出部を備え、
    前記信号補正部は、前記第2の処理の実行にあたり、前記相関算出部で算出された相関の強さに応じて、該相関が強いほど時間的に前のブロックに遡って該ブロック以降の各ブロックについて該第2の処理を実行し、かつ、該相関が少なくとも所定の強さ以上の強さであった場合に、前記第1のブロックと同一又は該第1のブロックよりも時間的に前に配列されたブロック以降の各ブロックについて該第2の処理を実行するものであることを特徴とする請求項1記載の受信装置。
  4. 単位時間長の複数のブロックが時間軸方向に連なり、該複数のブロックが制御情報を担持した制御情報ブロックとデータを担持したデータブロックを含み、制御情報ブロックがデータブロックよりも時間的に前に並べられるとともに、信号の乱れをモニタするための複数の参照ブロックが途中の互いに離れた位置に配置されなるサブフレーム構成の無線信号を受信して、該サブフレームから制御情報およびデータを取り出す受信方法であって、
    前記複数の参照ブロックのうちの時間的に最初に配置された第1の参照ブロックに基づいて各ブロックの信号の乱れを補正する第1の処理を、当該サブフレームの先頭ブロックから、該第1の参照ブロックと、前記複数の参照ブロックのうちの時間的に2番目に配列された第2の参照ブロックとの間の途中に配置された所定の第1のブロックまでの、該第1の参照ブロックを除く各ブロックについて実行する第1補正ステップと、
    前記第1の参照ブロックと前記第2の参照ブロックとの双方に基づいて各ブロック信号の乱れを補正する第2の処理を、前記第1のブロックと同一であることを含む該第1のブロックよりも時間的に前に配列された所定のブロック以降、少なくとも、該第2の参照ブロックの直前に配列されたブロックまでの各ブロックについて実行する第2補正ステップとを有することを特徴とする受信方法。
  5. 前記第2補正ステップは、前記第2の処理を、前記第1の参照ブロックの直後に配列されたブロック以降の各ブロックについて実行するステップであることを特徴とする請求項4記載の受信方法。
  6. 前記第1の参照ブロックと前記第2の参照ブロックとの間の相関の強さを算出する相関算出ステップを有し、
    前記第2補正ステップは、前記第2の処理の実行にあたり、前記相関算出ステップで算出された相関の強さに応じて、該相関が強いほど時間的に前のブロックに遡って該ブロック以降の各ブロックについて該第2の処理を実行し、かつ、該相関が少なくとも所定の強さ以上の強さであった場合に、前記第1のブロックと同一又は該第1のブロックよりも時間的に前に配列されたブロック以降の各ブロックについて該第2の処理を実行するステップであることを特徴とする請求項4記載の受信方法。
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