JP2009238535A - 照明器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】光学部品の交換を容易に行え、しかも、放熱性および排水性を向上することができる照明器具を提供することにある。
【解決手段】照明器具は、前面に光出射用の窓部11aを有し光源Lが収納される器具本体1と、フィルタ2を器具本体1の窓部11aから出射された光の行路上に配置する形で器具本体1の前面側に取り付けられた光学部品取付具3とを備え、光学部品取付具3は、出射孔40aが形成された前壁部40を有し、器具本体1の前面側に取り付けられる取付器体4と、前壁部40の後面側における出射孔40aの周縁部とフィルタ2との間に介在されたスペーサ5と、入射孔60aが形成された狭持部60を有し狭持部60と取付器体4の前壁部40との間でスペーサ5およびフィルタ2を狭持する保持部6とを備え、狭持部60の後面側には、器具本体1の前面に当接して狭持部60と器具本体1との間に所定の隙間を形成する突起部60cが設けられる。
【選択図】図1

Description

本発明は、照明器具、特に、フィルタなどの光学部品を備えた照明器具に関するものである。
従来から、光学部品として、特定の光(例えば、特定の波長の光や、特定の偏光)を遮断するフィルタ(光学フィルタ)を取り付け可能な照明器具が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に示すものは、有底略円筒状の遮光本体ケース部と、当該遮光本体ケース部の端部開口部に取外し可能に取り付けられ両端部が開口した略円筒状の遮光フード部とを備えた灯具本体(器具本体)を有しており、器具本体内には、光源ランプ(光源)とともに、円板状のカラーフィルタ(フィルタ)が収納されている。
上記特許文献1に示すものでは、フィルタが器具本体内に収納されているから、フィルタを交換するにあたっては、器具本体を構成する遮光本体ケース部から遮光フード部を取り外す必要がある(換言すれば器具本体を分解する必要がある)。そのため、上記特許文献1に示すものでは、フィルタの交換時に、光源にものが当たって光源が破損してしまったり、器具本体内に、埃や水などが入ってしまったりするおそれがあった。
そこで、器具本体を分解することなく、フィルタやレンズなどの光学部品の交換を行える照明器具が提案されている(図6参照)。図6に示す照明器具は、前面(図6における左面)に光出射用の窓部121を有し内部に光源Lが収納される器具本体100と、光学部品である円盤状のフィルタ200を器具本体100の窓部121から出射された光の行路上に配置する形で器具本体100の前面側に取り付けられた光学部品取付具300とを備える。
器具本体100は、前面(図6における左面)が開口され内部に光源Lが収納されるボディ110と、上述の窓部121を有しボディ110の前面側に取り付けられたカバー120とで構成される。ここで、カバー120の後面側には、窓部121を閉塞する透光パネル130が取り付けられており、この透光パネル130とカバー120との間には、窓孔121から水などが入り込むことを防止するパッキン140が介在されている。すなわち、図6に示す器具本体100は防水型のものである。また、器具本体100の前面となるカバー120の前面における窓部121の周縁部には、光学部品取付具300をネジ止めするための固定ネジ400用のネジ孔122が複数形成される。
光学部品取付具300は、フィルタ200の前面側に配置される円盤状の前壁部310を有する。前壁部310には、フィルタ200の前面の一部を前方に露出させる(フィルタ200を透過した光を前方に出射させる)出射孔311が形成されるとともに、固定ネジ400用のネジ挿通孔312が器具本体100のネジ孔122に対応して形成される。さらに、前壁部310の後面側における出射孔311の周縁部には、複数のスペーサ313が配置されており、このスペーサ313でフィルタ200を器具本体100の前面(カバー120の前面における窓部121の周縁部)に押し付けることによって、光学部品取付具300と器具本体100との間でフィルタ200が狭持される。
上述したような図6に示す照明器具においては、光学部品取付具300の前壁部310と器具本体100との間にフィルタ200を配置するとともに、光学部品取付具300のネジ挿通孔312を介して固定ネジ400を器具本体100のネジ孔122に螺入することによって、フィルタ200が器具本体100の前面側に取り付けられる。
そのため、フィルタ200を交換する際に、器具本体100を分解する(ボディ110からカバー120を取り外す)必要がないから、フィルタ200の交換時に、光源Lが破損したり、器具本体100内に、埃や水などが入ったりすることを防止できる。この構成は、器具本体100が図6に示すような防水型のものである場合に特に有用である。
特開2006−19170号公報
しかしながら、図6に示す照明器具では、光学部品取付具300の前壁部310と器具本体100の前面における窓部121の周縁部との間でフィルタ200を狭持しているから、フィルタ200は器具本体100の上記周縁部と密着している。ここで、フィルタ200は、特定の光、例えば、特定の波長の光や特定の偏光を遮断する、すなわち吸収するものであるから、比較的高熱になり易い。
そのため、図6に示す照明器具では、フィルタ200と透光パネル130との間に熱がこもり、放熱性が悪いという問題があった。特にフィルタ200が高熱になったままであると、フィルタが早く劣化してしまうという問題がある。また、フィルタ200は器具本体100の上記周縁部と密着しているだけであるから、フィルタ200と透光パネル130との間に水などが入り込んでしまうおそれがあり、一旦、水などが入り込んでしまうと、フィルタ200は器具本体100の上記周縁部と密着しているために、水が抜け難い、すなわち排水性が悪いという問題もある。
本発明は上述の点に鑑みて為されたもので、その目的は、光学部品の交換を容易に行え、しかも、放熱性および排水性を向上することができる照明器具を提供することにある。
上述の課題を解決するために、請求項1の発明では、前面に光出射用の窓部を有し内部に光源が収納される器具本体と、光学部品を器具本体の窓部から出射された光の行路上に配置する形で器具本体の前面側に取り付けられた光学部品取付具とを備え、光学部品取付具は、器具本体の前面の外周形状より大きい外周形状に形成されるとともに光学部品の前面の一部を前方に露出させる出射孔が形成された前壁部を有し器具本体の前面側に取り付けられる取付器体と、取付器体の前壁部と光学部品との間に介在されたスペーサと、光学部品の後面の一部を後方に露出させる入射孔が形成された狭持部を有し当該狭持部と取付器体の前壁部との間でスペーサおよび光学部品を狭持する保持部とを備え、保持部の狭持部における器具本体の前面との対向面には、器具本体の前面に当接して上記対向面と器具本体の前面との間に所定の隙間を形成する突起部が設けられていることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、光学部品が、器具本体の前面側に取り付けられた光学部品取付具に保持されているので、光学部品が器具本体内に収納されているものとは異なり、光学部品を交換する際に器具本体を分解する必要がなく、その上、光学部品は光学部品取付具の取付器体と保持部との間で狭持されているので、光学部品取付具を器具本体に着脱する際に光学部品が光学部品取付具から脱落してしまうことを防止することができ、加えて、光学部品取付具から光学部品を取り外す際には、取付器体から保持部を取り外すだけでよいから、光学部品の交換を容易に行うことができる。しかも、スペーサにより光学部品の前面と取付器体との間に隙間が形成されるとともに、突起部により光学部品の後面と器具本体の前面との間に隙間が形成されているので、光学部品で発生した熱を効率よく放熱することができるから放熱性が向上し、また、このような隙間を形成したことによって、光学部品取付具と器具本体との間に水などの流体が入り込んでも、水などが溜まらずに外部に流れ出るから、排水性が向上する。
本発明は、光学部品の交換を容易に行え、しかも、放熱性および排水性を向上することができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態の照明器具は、例えば、舞台やスタジオなどで利用されるスポットライトとして用いられるものであり、図1に示すように、前面(図1における左面)に光出射用の窓部11aを有し内部に光源Lが収納される器具本体1と、光学部品である円盤状のフィルタ2を器具本体1の窓部11aから出射された光の行路上に配置する形で器具本体1の前面側に取り付けられた光学部品取付具3とを備える。
器具本体1は、前面(図1における左面)が開口され内部に光源Lが収納されるボディ10と、上述の窓部11aを有しボディ10の前面側に取り付けられたカバー11とで構成される。これらボディ10およびカバー11は、例えば、アルミダイカストなどにより形成される。
また、器具本体1には、窓部11aを閉塞する透光パネル12と、カバー11と透光パネル12との隙間から水などの流体が器具本体1内に浸入することを防止するパッキン部13と、透光パネル12およびパッキン部13をカバー11に固定する固定具14とが収納される。この他、器具本体1には、光源Lを装着するソケット15や、光源Lから放射された光を前方に反射する反射板16、光源Lを点灯させる点灯装置(図示せず)などが収納される。なお、光源Lとしては、HIDランプやハロゲンランプ、発光ダイオード(LED)や、有機EL素子などを用いることができる。
ボディ10は、前後方向を長径方向とする中空の楕円体を長径方向に直交する面で切断した形の半楕円体形(半卵形)に形成されており、断面側が前面側として用いられる。ボディ10の外側面の前端側には、カバー11との結合に使用される雄ネジ部(図示せず)が形成される。また、ボディ10の開口(前面側の開口)の周縁部には、カバー11との間で固定具14を狭持するための押圧片10aが一体に突設される。さらに、ボディ10の外側面には、器具本体1を所定箇所に取り付けるために使用される取付部10bが一対に突設される。
カバー11は、前端側から後端側に向かうにつれて内径が段階的に小さくなった円筒状に形成される。さらに詳しく説明すると、カバー11は、前端側の内径が後端側より小さくなっており(内側面に段差が形成されており)、これによって、カバー11の内部空間において内径が小さい空間部が、透光パネル12およびパッキン部13が挿入される第1の空間部11bとして用いられ、内径が大きい空間部がボディ10の前端部が挿入される第2の空間部11cとして用いられる。また、カバー11において、第2の空間部11cの底面部となる部分が、押圧片10aとの間で固定具14を狭持する固定具当接部11dとなる。また、第2の空間部11cの内側面には、ボディ10に形成した上記雄ネジ部に対応する雌ネジ部(図示せず)が設けられる。したがって、カバー11をボディ10に結合する際には、ボディ10の前端部をカバー11の後方より第2の空間部11c内に挿入し、カバー11をボディ10に対してその中心軸の回りに相対的に回転させて、ボディ10の上記雄ネジ部とカバー11の上記雌ネジ部とを螺合させればよい。
一方、カバー11の内側面における前端部には、第1の空間部11bに挿入されたパッキン部13の前面が当接されるパッキン当接部11eが、第1の空間部11bの内側に突出する形に形成される。パッキン当接部11eは、第1の空間部11bの内側面をその周方向に一周する形に形成され、パッキン当接部11eで囲まれた空間部が、上述の窓部11aになる。ここで、パッキン当接部11eは、窓部11aが真円の円形状となり、かつその中心軸がカバー11の中心軸と一致するように形成される。また、パッキン当接部11eの前面は、カバー11の前面と同一平面上に位置している。さらに、カバー11の前面には、光学部品取付具3を器具本体1に固定するための固定ネジ7用のネジ孔11fが2箇所に形成される。ネジ孔11fはカバー11の前面における中心に対して点対称となる位置に形成される。
透光パネル12は、ガラスなどの透光性(少なくとも光源Lから放射された光に対して透光性)を有する材料により厚みが一様な円盤状に形成される。この透光パネル12の外径は、窓部11aの内径より大きく、これによって透光パネル12でカバー11の窓部11aを閉塞することが可能になっている。
パッキン部13は、弾性体(例えば、ゴムなどのエラストマ)により円筒状に形成される。このパッキン部13の内側面における前端側には、内側面を周方向に一周する形の溝よりなり、透光パネル12の縁部が全周に亘って嵌め込まれる保持溝13aが形成される。この保持溝13aにより透光パネル12は、パッキン部13の内側に嵌め込まれる。また、パッキン部13の外側面には、当該外側面を周方向に一周する形の溝状の取付凹部13bが形成される。この取付凹部13bは保持溝13aより後方に位置するように形成される。このような取付凹部13bは、固定具14をパッキン部13に取り付けるために使用される。ここで、取付凹部13bの前側の内側面とパッキン部13の前面との距離は、パッキン当接部11eと固定具当接部11dとの距離より遠くなるように形成される。すなわち、パッキン部13をカバー11の第1の空間部11b内に挿入して、パッキン部13の前端面をパッキン当接部11eの後面に当接させた状態においては、パッキン部13に取り付けた固定具14が、固定具当接部11dに接触しないようにしている。
固定具14は、金属材料により環状(円環状)に形成された押さえ金具である。固定具14は、内縁部14aにおいて、パッキン当接部11eとの間でパッキン部13および透光パネル12を狭持し、外縁部14bにおいて器具本体1に保持される。この固定具14は、内縁部14aがパッキン部13の取付凹部13bに全周に亘って嵌め込まれることでパッキン部13に取り付けられる。一方、固定具14は、外縁部14bが、固定具当接部11dと押圧片10aとで狭持されることで器具本体1に固定される。
次に、器具本体1の組立方法について説明する。まず、ボディ10に、ソケット15、反射板16、点灯装置(図示せず)などを収納する。またボディ10にソケット15などを収納した後には、光源Lをボディ10に収納したソケット15に装着する。なお、光源Lをボディ10に収納するタイミングは、ボディ10にソケット15などを収納した後、カバー11をボディ10に取り付ける前であればいつでもよい。
一方、カバー11には、透光パネル12、パッキン部13、および固定具14を収納する。ここで、パッキン部13を、カバー11の後方より第1の空間部11bに挿入する前に、パッキン部13には予め透光パネル12および固定具14を取り付けておく。また、パッキン部13を第1の空間部11bに挿入するにあたっては、パッキン部13の前面がパッキン当接部11eの後面に当接するまで、パッキン部13を第1の空間部11b内に押し込む。これによって、カバー11に透光パネル12、パッキン部13、および固定具14が収納される。なお、カバー11に透光パネル12などの所定の部品を収納する作業は、ボディ11にソケット15などの所定の部品を収納する作業と並行あるいは前後して行えばよい。
上記のようにボディ10およびカバー12それぞれに所定の部品を収納した後には、上述したようにボディ10の上記雄ネジ部をカバー11の上記雌ネジ部に螺合して、ボディ10とカバー11とを結合する。これによって、固定具14は、ボディ10の押圧片10aによりカバー11の固定具当接部11dに当接する位置まで前進させられ、その結果、固定具当接部11dと押圧片10aとの間で狭持される。また、固定具14が前進させられることにより、パッキン部13が固定具14により前側に押圧されるため、パッキン部13は、前後方向に圧縮された状態で、パッキン当接部11eと固定具14(固定具14の内縁部14a)との間に保持される。これによって、パッキン部13は、パッキン当接部11eおよび透光パネル12それぞれに所定の接圧で接触して、カバー11と透光パネル12との隙間が閉塞され、カバー11の窓部11aから水などが入り込むことが防止される。また、ボディ10とカバー11とを結合する際には、ボディ10に弾性体により環状に形成されたパッキン17を被嵌する。パッキン17は、ボディ10とカバー11とを結合することによって、図1に示すように、カバー3の後端面とボディ11の外側面の段差面との間で狭持されて、ボディ10およびカバー11それぞれに密着するから、器具本体1の防水性がさらに向上する。
フィルタ2は、例えば、所定の波長のみを透過させるカラーフィルタであって、厚みが一様な円盤状に形成される。このフィルタ2の外径は、窓部11aの内径より大きく、かつカバー11の前面の外径(器具本体1の前面の外形)より小さい。なお、フィルタ2に用いる材料は、制限したい光(換言すれば透過させたい光)の種類に応じて適宜選択される。また、フィルタ2は、透明な材料の表面に所定のコーティングを施したものであってもよい。
光学部品取付具3は、図2に示すように、フィルタ2の前面側に位置する形で器具本体1に取り付けられる取付器体4と、弾性体(例えば、ゴムなどのエラストマ)により直方体状に形成され取付器体4とフィルタ2との間に介在され取付器体4とフィルタ2との間に所定の隙間を形成するスペーサ5と、取付器体4との間でフィルタ2およびスペーサ5を狭持する保持部6とを備える。
取付器体4は、器具本体1の前面の外径より大きい外径の円盤状(換言すれば器具本体1の前面の外周形状より大きい外周形状)に形成された前壁部40と、前壁部40の後面側における縁部に当該縁部を一周する形に周設された円筒状の側壁部41とを一体に備える。側壁部41の外径は、前壁部40の外径に等しく、内径は器具本体1のカバー11の外径より大きい。前壁部40の中央部には、フィルタ2の前面の一部(図示例では中央部)を前方に露出させる(換言すればフィルタ2を透過した光を前方に出射させる)円形状の出射孔40aが形成される。ここで、出射孔40aの内径は、窓部11aの内径と同程度の大きさであり、出射孔40aの中心軸は前壁部40の中心軸に一致している。また、前壁部40には、固定ネジ7用のネジ挿通孔40bが、器具本体1のネジ孔11fに対応する形に形成される。
このような前壁部40における後面側の出射孔40aの周縁部には、4個のスペーサ5が、当該周縁部を周方向に4等分する形に取り付けられる。そのため、フィルタ2は、スペーサ5により、取付器体4の前壁部40から離間させられる(取付器体4の前壁部40の後面側における出射孔40aの周縁部とフィルタ2との間には、4個のスペーサ5によって、隙間が形成される)。また、取付器体4の側壁部41の内側面において4個のスペーサ5それぞれと対向する部位それぞれには、保持部6を取付器体4に固定するための略半球状の係止突起42が突設される。係止突起42は、前壁部40の後面との間に、後述する係止爪61bを前後方向に直交する方向より挿入できる形に形成される。
保持部6は、フィルタ2と器具本体1との間に配置される狭持部60により取付器体4との間でフィルタ2およびスペーサ5を狭持する押さえ金具である。狭持部60は、外周形状が、取付器体4の側壁部41の内周形状より小さい略正方形状に形成される。この狭持部60の中央部には、フィルタ2の後面の一部(図示例では中央部)を後方に露出させる(器具本体1の窓部11aから出射された光をフィルタ2に入射させる)入射孔60aが形成される。ここで、入射孔60aの内径は、窓部11aの内径と同程度の大きさであり、入射孔60aの中心軸は出射孔40aの中心軸と一致している。また、狭持部60には、固定ネジ7用のネジ挿通孔60bが形成される。このネジ挿通孔60bは、保持部6を取付器体4に取り付けた際に、取付器体4のネジ挿通孔40bと対向する位置に形成される(図2および図4参照)。
ところで、狭持部60の後面(すなわち保持部6における器具本体1の前面との対向面)における入射孔60aの周縁部には、突起部60cが形成される。突起部60cは、保持部6と器具本体1の前面との間に所定の隙間を形成するためのものであり、例えば、狭持部60の入射孔60aの周縁部において、前後方向でスペーサ5と重複する部位を後方に押し出すことによって形成される。そのため、狭持部60には4つの突起部60cが、入射孔60aの周縁部を周方向に4等分する位置に形成される。
また、狭持部60の四辺部それぞれには、保持部6を取付器体4に取り付けるための係止部61が一体に突設される。係止部61は、前方に突出する幅広の矩形板状の脚片61aと、脚片61aの先端部(前端部)より側方(入射孔60a側とは反対側)に延出された板状の前述の係止爪(舌片部)61bとを一体に備えた断面略L字形に形成される。なお、各係止爪61bそれぞれの前面は同一平面上に位置する。
光学部品取付具3は、上述した取付器体4、スペーサ5、および保持部6により構成される。そして、光学部品取付具3にフィルタ2を取り付けるにあたっては、取付器体4の後面側にフィルタ2を、フィルタ2の前面が各スペーサ5それぞれと当接する形に配置した後に、取付器体4に保持部6を取り付ける。保持部6の取付器体4への取り付けは、図3に示すように、保持部6の各係止爪61bが取付器体4の4つの係止突起42のいずれとも対向しないようにして、保持部6を後方より取付器体4内に収納し、その後に、保持部6を、図3中に矢印Rで示す方向に回転(保持部6の狭持部60の中心軸の回りに回転)させて、取付器体4の前壁部40と係止突起42との隙間に、各係止部61の係止爪61bを差し入れる(介在させる)ことによって行う。なお、保持部6は、保持部6の各ネジ挿通孔60bそれぞれが、取付器体4の各ネジ挿通孔40bと前後方向で重なる位置まで(固定ネジ7がネジ挿通孔40bとネジ挿通孔60bとの両方を挿通できる位置まで)回転させる。なお、保持部6を回転させる方向は、図3中に矢印Rで示す方向とは逆方向であってもよく、要は、係止爪61bを前壁部40と係止突起42との間に介在させることができればよい。
これによって、図4に示すように、係止爪61bの後面に係止突起42が当接して、保持部6が取付器体4に固定される。このようにして保持部6を取付器体4に取り付けた際には、保持部6は、スペーサ5の復元力によって後方に付勢され、これによって、保持部6の各係止部61の係止爪61bそれぞれが係止突起42と所定の接圧で接触して、保持部6が取付器体4に強固に固定される。
そして、光学部品取付具3を器具本体1に取り付けるにあたっては、図5に示すように、各ネジ挿通孔40b,60bを挿通させた固定ネジ7を、器具本体1の前面側に設けたネジ孔11fに螺入する。ここで、固定ネジ7は、保持部6の突起部60cが器具本体1の前面(カバー11の前面における窓部11aの周縁部)に当接し、かつ、保持部6の係止爪61a(の前面)が取付器体4の前壁部40(の後面)に当接するまで、ネジ孔11fに螺入する。このように本実施形態の照明器具では、取付器体4の前壁部40と器具本体1の前面との距離が保持部6のみによって規定されるから、スペーサ5が劣化して復元力が弱くなった場合でも、取付器体4の前壁部40と器具本体1の前面との距離が変わることがなく、スペーサ5の劣化を原因として、固定ネジ7が弛むことがない。
上記のようにして光学部品取付具3を器具本体1に取り付けることによって、フィルタ2が、器具本体1の窓部11aから出射された光の行路上に配置される。
以上述べたように、本実施形態の照明器具は、前面に光出射用の窓部11aを有し内部に光源Lが収納される器具本体1と、光学部品であるフィルタ2を器具本体1の窓部11aから出射された光の行路上に配置する形で器具本体1の前面側に取り付けられた光学部品取付具3とを備える。そして、光学部品取付具3は、器具本体1の前面の外周形状より大きい外周形状に形成されるとともにフィルタ2の前面の一部を前方に露出させる出射孔40aが形成された前壁部40を有し、器具本体1の前面側に取り付けられる取付器体4と、取付器体4の前壁部40とフィルタ2との間に介在されたスペーサ5と、フィルタ2の後面の一部を後方に露出させる入射孔60aが形成された狭持部60を有し当該狭持部60と取付器体4の前壁部40との間でスペーサ5およびフィルタ2を狭持する保持部6とを備え、保持部6の狭持部60における器具本体1の前面との対向面には、器具本体1の前面に当接して上記対向面と器具本体1の前面との間に所定の隙間を形成する突起部60cが設けられている。
したがって、本実施形態の照明器具によれば、光学部品であるフィルタ2が、器具本体1の前面側に取り付けられる光学部品取付具3に保持されているので、フィルタ2が器具本体1内に収納されているもの(図6参照)とは異なり、フィルタ2を交換する際に器具本体1を分解する(ボディ10からカバー11を取り外す)必要がなく、その上、フィルタ2は光学部品取付具3の取付器体4と保持部6との間で狭持されているので、光学部品取付具3の器具本体1への着脱時にフィルタ2が光学部品取付具3から脱落してしまうことを防止することができ、加えて、光学部品取付具3からフィルタ2を取り外す際には、取付器体1から保持部6を取り外すだけでよいから、フィルタ2交換を容易に行うことができる。特に、本実施形態における光学部品取付具3では、保持部6の係止爪61bを取付器体4の係止突起42で係止させるだけの簡単な構成で保持部6を取付器体4に取り付けることができるから、取付器体4に保持部6を取り付ける際にネジ止めや接着などの作業が不要であり、フィルタ2を容易に取り付けることが可能になる。
しかも、本実施形態の照明器具によれば、スペーサ5によりフィルタ2の前面と取付器体4の前壁部40の後面との間に隙間が形成されるとともに、突起部60cによりフィルタ2の後面と器具本体1の前面との間に隙間が形成されているので、フィルタ2で発生した熱を効率よく放熱することができるから放熱性が向上し、また、このような隙間を形成したことによって、光学部品取付具3と器具本体1との間に水などの流体が入り込んでも、水などが溜まらずに外部に流れ出るから、排水性が向上する。
さらに、本実施形態の照明器具では、取付器体4の側壁部41の内径を、カバー11の外径より大きくしているので、側壁部41の内側面とカバー11の外側面(器具本体1の外側面)との間に、側壁部41の内径とカバー11の外径との差に応じた隙間が形成されるから、通気性がよくなって取付器体4と器具本体1との間に熱がこもり難くなり、かつ水などの流体が溜まり難くなるから、さらなる放熱性および排水性の向上を図ることができる。なお、側壁部41に、取付器体4の内外を連通する連通路となる孔部を形成してもよく、このようにすれば、さらなる放熱性および排水性の向上が図れる。また、係止突起42に相当する構成を前壁部40の後面側に設けておけば、側壁部41は必ずしも設ける必要はなく、側壁部41を設けないようにすることで、さらなる放熱性および排水性の向上が図れる。
また、光学部品取付具3のネジ挿通孔40b,60bには同一の固定ネジ7が挿通されているので、保持部6が取付器体4に対して回転(例えば、図3において矢印Rで示す方向に回転)することがないから、照明器具の使用時に保持部6が取付器体4から外れてしまうことを防止することができる。また、器具本体1に光学部品取付具3を取り付ける際には、予め固定ネジ7を各ネジ挿通孔40b,60bに挿入しておけば、保持部6の回転を固定ネジ7により防止することができるから、保持部6が取付器体4から不意に外れてしまうことを防止することができ、光学部品取付具3の取り付け時にフィルタ2や保持部6が落下してしまうことを確実に防止することができる。また、器具本体1から光学部品取付具3を取り外す際においても、固定ネジ7を各ネジ挿通孔40b,60bから抜かずに、光学部品取付具3を器具本体1から取り外せば、保持部6の回転を固定ネジ7により防止することができるから、保持部6が取付器体4から不意に外れてしまうことを防止することができ、光学部品取付具3の取り外し時にフィルタ2や保持部6が落下してしまうことを確実に防止することができる。また、固定ネジ7が器具本体1の外側面に突出しないから、美観を向上することができる。
なお、本実施形態の照明器具は、あくまでも本発明の一実施形態に過ぎないものであって、本発明の技術的範囲を本実施形態のものに限定する趣旨ではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲での変更は当然に行える。例えば、本実施形態の照明器具は、光学部品としてフィルタ2を用いているが、光学部品は上述したフィルタ2に限定されず、例えば、レンズなどの種々のものを採用することができる。また、器具本体1、光学部品取付具3などの各部品の外形形状は、本発明の効果を奏することができる範囲内で変更することができる。
本発明の一実施形態の照明器具の断面図である。 同上の照明器具における一部を省略した分解斜視図である。 同上における光学部品取付具の組立方法の説明図である。 同上における光学部品取付具の後面図である。 同上における光学部品取付具の取付方法の説明図である。 従来例の照明器具の断面図である。
符号の説明
1 器具本体
2 フィルタ(光学部品)
3 光学部品取付具
4 取付器体
5 スペーサ
6 保持部
11a 窓部
40 前壁部
40a 出射孔
60 狭持部
60a 入射孔
60c 突起部
L 光源

Claims (1)

  1. 前面に光出射用の窓部を有し内部に光源が収納される器具本体と、光学部品を器具本体の窓部から出射された光の行路上に配置する形で器具本体の前面側に取り付けられた光学部品取付具とを備え、
    光学部品取付具は、器具本体の前面の外周形状より大きい外周形状に形成されるとともに光学部品の前面の一部を前方に露出させる出射孔が形成された前壁部を有し器具本体の前面側に取り付けられる取付器体と、取付器体の前壁部と光学部品との間に介在されたスペーサと、光学部品の後面の一部を後方に露出させる入射孔が形成された狭持部を有し当該狭持部と取付器体の前壁部との間でスペーサおよび光学部品を狭持する保持部とを備え、
    保持部の狭持部における器具本体の前面との対向面には、器具本体の前面に当接して上記対向面と器具本体の前面との間に所定の隙間を形成する突起部が設けられていることを特徴とする照明器具。
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