JP2009236761A - ダイアフラム、ダイアフラムを用いた差圧センサ - Google Patents

ダイアフラム、ダイアフラムを用いた差圧センサ Download PDF

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陽介 小竹
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Abstract

【課題】 差圧センサ内のダイアフラムの中央部の反力部品との接触による傷みを低減する。差圧が微小な範囲における低い感度を改善する。
【解決手段】 ダイアフラム112は、前面112CAと側周面112CBを有して前面にて反力部品120を押すことになる中央ブロック部112Cと、ブロック部をそこに加わる差圧に応じて移動可能なように支持するための支持部112Bを備える。中央ブロック部112Cに、それより剛性の高い材料製のキャップ114が被せられる。キャップ114は、中央ブロック部112Cが圧力を受けて変形することや、反力部品120が食い込んで痛むことを、防止する。
【選択図】図3

Description

本発明は、ダイアフラム及びダイアフラムを用いた差圧センサに関する。
ダイアフラムを用いた差圧センサの典型例として、特許文献1及び2などに開示されたものがある。この種の差圧センサは、両側から別の圧力が加えられるダイアフラムの変位量を検出して差圧信号を出力する。特許文献1に開示された差圧センサは、2つのチャンバ間を仕切る平板状のダイアフラムと、一端にてケーシングに固定され他端にてダイアフラムの片面の中心部に接触する片持ち板バネとを有し、チャンバ間の差圧に応じてダイアフラムと片持ち板バネとの接触点の位置が変わり、その接触点の位置に応じたレベルをもった電気信号が差圧信号として出力される。
特許文献2に開示された差圧センサでは、ダイアフラムの片面の中央部にピストンが接触しており、このピストンはコイルバネによりダイアフラムの方へ弾性的に押されており、このピストンの位置に応じたレベルをもつ電気信号が差圧信号として出力される。
特開昭61−230037号公報(例えば図2および図8) 実開平4−113044号公報
ダイアフラムの材質として、金属の薄板、プラスティック又はゴムなどの弾性材料が使われる。このうち、ゴムやプラスティックの材料の多くは、金属に比べると、安価であるというメリットがあるが、他方、引っ張り強度や曲げ弾性率などが金属より高くないため、ダイアフラムに接触してこれに反力を加える上記バネやピストンのような反力部品の材質や形状によっては、両者の接触箇所にてダイアフラムに傷が生じて、寿命が短いという問題がある。典型的には、ゴム又はプラスティック製のダイアフラムの中央部が、ダイアフラムより硬質な材料(例えば金属)製の反力部品に押し付けられるときに、反力部品の縁又は角などの尖った箇所がダイアフラムの中央部の表面に食い込んで、ダイアフラムが傷んでしまう。
また、反力部品と接触する中央部がゴム又は柔軟なプラスティック製の分厚いブロックとして形成されているダイアフラムの場合、ダイアフラムに加わる差圧とダイアフラムの変位(差圧センサの出力信号レベル)との間の関係が非線形になるという問題がある。特に、差圧が微小であるとき、差圧変化に対する変位(出力信号レベル変化)の割合が小さく(つまり、感度が又は分解能が低く)、高精度な差圧計測が難しいという問題がある。
また、ダイアフラムに加わる差圧がかなり大きいと、ダイアフラムが過大に変位して破損するおそれがある。特に、ゴム又は柔軟プラスティックのような低強度の材料製のダイアフラムはなおさらである。
また、一般に低差圧範囲では高精度な測定が要求されるから、低差圧範囲では高い感度又は高い分解能が得られる必要がある。そのため、小さい差圧変化で大きく変位するような繊細なダイアフラムが採用される。しかし、繊細なダイアフラムは、上述したように、大きい差圧が加わると破損するおそれがあるから、測定範囲が小さくなる。逆に、測定範囲を大きくするために、大きい差圧に耐えられる堅牢なダイアフラムを採用すると、分解能が荒くなり、低差圧領域での高精度要求を満たせないという問題がある。
本発明は、上述した諸問題の内の主に前半の二つの問題に鑑みてなされたものであり、その一つの目的は、ダイアフラムの中央部が、外部の反力部品から受ける傷みを低減することにある。
別の目的は、その中央部が分厚いブロックであるダイアフラムを用いて差圧を測定する場合、差圧が微小な範囲における低い感度を改善することにある。
本発明の第1の側面に従うダイヤフラムは、前面と側周面を有して前記前面にて反力部品を押すことになるブロック部と、前記ブロック部をそこに加わる差圧に応じて移動可能なように支持するための、前記ブロック部に結合された支持部と、前記ブロック部の前記前面の前記反力部品を押す箇所又は前記側周面の周囲に結合された、前記中央ブロック部より剛性の高い材料製の変形防止部材とを備える。
このダイアフラムによれば、圧力が加わった時に中央のブロック部に反力部品に食い込むおそれ、または、側周面が膨らむようにブロック部材が変形するおそれが、変形防止部材により低減される。そのため、ダイアフラムの中央部の傷みが低減されるか、または、差圧が微小な範囲における低い感度が改善される。
好適な実施形態では、前記変形防止部材が、前記ブロック部の前記前面と前記側周面の双方に密着する内面をもつキャップである。
好適な実施形態では、このキャップは、前記ブロック部の前記前面と前記側周面の実質的に全域を覆っている。
このキャップを装着したダイアフラムによれば、ブロック部の前面及び側周面の実質的に全域が剛性を有するキャップによって覆われている。従って、差圧が増大したときに、ブロック部の前面に反力部品が食い込んで傷付くのを防止できる。また、ブロック部の前面が反力部品の反力を受けることによって、ブロック部の側周面が膨らむ等の変形を良好に防止できる。
好適な実施形態では、前記ダイアフラムにおいて、前記変形防止部材が、前記ブロック部の前記前面の前記反力部品との接触箇所に結合される裏面をもつ板である。
この板を装着したダイアフラムによれば、ブロック部の前面の反力部品との接触箇所が板で覆われているので、差圧が増大したときに、ブロック部の前面に反力部品が食い込んで傷付くのを防止できる。
好適な実施形態では、前記ダイアフラムにおいて、前記変形防止部材が、前記ブロック部の前記側周面に密着する1以上のリングを有する。
このリングを装着したダイアフラムによれば、ブロック部の側周面の周囲が剛性のあるリングで覆われるので、ブロック部の前面が反力部品から反力を受けることによって、その側周面が膨らむのを防止できる。
本発明の第2の側面に従うダイヤフラムは、前面と側周面を有して前記前面にて反力部品と接触することになるブロック部と、前記ブロック部をそこに加わる差圧に応じて移動可能なように支持するための、前記ブロック部に結合された支持部とを備える。そして、前記ブロック部の前記前面の前記反力部品と接触する箇所に臨む部分又は前記側周面に臨む部分が、前記ブロック部の他の部分より剛性が高くなっている。
このブロック部の表面部分に剛性をもたせたダイアフラムによれば、ブロック部の前面の反力部品と接触する箇所に臨む表面部分又は側周面に臨む表面部分が、ブロック部の他の部分より剛性が高い。従って、差圧が増大したときに、ブロック部の前面に反力部品が食い込んで傷付くのを軽減でき、または、ブロック部の前面が反力部品の反力を受けることによって、ブロック部の側周面が膨らむ等の変形を軽減できる。
本発明の第3の側面に従うダイヤフラムは、前面と側周面を有して前記前面にて反力部品と接触することになるブロック部と、前記ブロック部をそこに加わる差圧に応じて移動可能なように支持するための、前記ブロック部に結合された支持部とを備える。そして、前記ブロック部が前記支持部より剛性が高くなっている。
このブロック部に剛性をもたせたダイアフラムによれば、ブロック部が他の部分よりも剛性の高い。従って、差圧が増大したときに、ブロック部の前面に反力部品が食い込んで傷付くのを軽減できる。また、ブロック部の前面が反力部品の反力を受けることによって、ブロック部の側周面が膨らむ等の変形を軽減できる。
本発明の第4の側面に従う差圧センサは、前記いずれかのダイヤフラムと、前記ダイヤフラムの前記ブロック部の前面に接触する反力部品と、前記ダイヤフラムの前記ブロック部の変位を出力信号に変換するトランスデューサとを備える。
本発明によれば、ダイアフラムの中央部が、外部の反力部品から受ける傷みを低減することができるか、または、中央のブロック部の変形を抑制して、差圧が微小な範囲における低い感度を改善することができる。
以下、図面を参照して、本発明の好適な幾つかの実施形態を説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態にかかる差圧センサの断面図である。図2は、図1のA−A線矢視断面図である。ここで、説明の都合上、この明細書では、図1及び図2中の水平方向の右側を前方、左側を後方と定義し、各部材又は部品の同図中で右側の面を前面、左側の面を後面と呼ぶ。
図1及び図2に示すように、差圧センサ100は、金属のような剛性材料製のケーシング102を有し、ケーシング102は、第1のチャンバ104を画成する第1の壁106と、第2のチャンバ108を画成する第2の壁110とを有する。第1のチャンバ104は、そこに低圧の流体(例えば、油圧回路の低圧の作動油)が導入される低圧チャンバ(低圧室)であり、これに対し、第2のチャンバ108は、そこに導入穴109から高圧の流体(例えば、油圧回路の高圧の作動油)が導入される高圧チャンバ(高圧室)である。差圧センサ100の適用例として、油圧回路内の或るオイルフィルタの汚れ程度を検出する目的で、そのオイルフィルタ内のフィルタエレメントを通過する前の作動油と通過後の作動油がチャンバ104、108にそれぞれ導入され、フィルタエレメントの汚れ程度に応じた差圧を測定すること、などがある。
低圧チャンバ104と高圧チャンバ108との間に、ほぼ円盤形のダイアフラム112が配置される。ダイアフラム112は、その前面にて低圧チャンバ104の圧力を受け、その後面にて高圧チャンバ108の圧力を受ける。ダイアフラム112の材料は、典型的にはゴムや柔軟なプラスティックのような可撓性と弾性に富む材料である。ダイアフラム112は自立できること、すなわち、差圧センサ100の重力に対する姿勢が変わっても、ダイアフラム112が重力の作用で変形しないこと、が望ましい。
ダイアフラム112は、その直径線に沿った中央部に分厚い円柱形の中央ブロック部112Cを有し、この中央ブロック部112Cは低圧チャンバ104と高圧チャンバ108との間の差圧を受けて、前後方向(図1中の水平方向)に移動可能である。
中央ブロック部112Cには、差圧がかかった時に中央ブロック部112Cの変形を防止するための変形防止部材、例えばキャップ114が結合されている。
さらに、ダイアフラム112は、中央ブロック部112Cの外周に結合されたフランジ部112Bと、このフランジ部112Bの外周縁に結合されたリム部112Aとを有する。リム部112Aは、第1の壁106と第2の壁110との間に挟持されて、ケーシング102に固定される。フランジ部112Bは、中央ブロック部112Cよりも薄くて曲がりやすく、ダイアフラム112に加わる差圧に応じて中央ブロック部112Cが移動可能なように、中央ブロック部112Cを支持する支持部として機能する。
ダイアフラム112に過大な差圧が加わってもダイアフラム112の最大の変位量を制限してダイアフラム112の破損を防止するために、第1の壁106がガイド部106Aを有している。ガイド部106Aは、ダイアフラム112のフランジ部112Bの前方の位置にて、低圧チャンバ104内に張り出している。ガイド部106Aの内側には、円形の貫通穴106Cが形成されており、この貫通穴106C内に、ダイアフラム112の中央ブロック部112Cが前後方向に移動可能な状態で挿入されている。ガイド部106Aのダイアフラム112に対向する側の面(後面)106Bは、そこにダイアフラム112が押し付けられた時にダイアフラム112を傷つけないよう、尖った角が無く、曲線的な形状を有している。
低圧チャンバ104内に、ダイアフラム112の中央ブロック部112Cにその移動方向と逆方向へ弾性的な反力を加えるための弾性反力部品120が配置されている。弾性反力部品120は、例えば、ほぼC字形またはU字形に曲げられた2枚の板バネ120A、120Aを組み合わせたものであり、その遊動端にてダイアフラム112の中央ブロック部112Cの前面に接触し、その固定端はケーシング102に、例えばボルトによって、固定されている。なお、弾性反力部品120として、上記構造の板バネの代わりに、他の形状のバネ、例えばコイルバネなど、が用いられてもよい。
弾性反力部品120は、ダイアフラム112の中央ブロック部112Cと当接する箇所の近傍に枝部120Bを有し、枝部120B上には移動子(例えば、永久磁石)122が固定されており、移動子122は、ダイアフラム112の中央ブロック部112Cの前後方向に沿った位置つまり変位量に応じた電気的な差圧信号を生成するためのトランスデューサの一部品である。図1に示すように、移動子122は、低圧チャンバ104内で、第1の壁106の前後方向に平行になった肉薄部106Eの近傍に配置される。中央ブロック部112Cが前後方向に沿って移動するとき、移動子122は、第1の壁106の肉薄部106Eの内面に平行に移動する。低圧チャンバ104外であって第1の壁106の肉薄部106Eの近傍に、トランスデューサのもう一つの部品である非接触検出素子(例えば、ホールICのような磁気感応素子)128が配置されている。非接触検出素子128は、移動子122の前後方向に沿った位置(換言すれば、ダイアフラム112の中央ブロック部112Cの位置)を、第1の壁106を介して非接触的に検出して、検出された位置に応じた電圧レベルをもつ電圧信号(差圧信号)を生成する。
非接触検出素子128から出力された差圧信号は、配線130を通じて、差圧センサ100の外部へ出力される。この差圧信号のレベルは、チャンバ104,108間の差圧の大きさを示すことになる。
本実施形態では、上記トランスデューサとして、ホール効果を利用したものが採用されているが、他の非接触検出原理を用いたものが採用されてもよい。
ホールICのような非接触検出素子128は、チャンバ104および108の外に配置される。そのため、チャンバ104および108に、圧力流体として、油圧回路の作動油や水圧回路の作動水のような液体を導入しても、その液体は非接触検出素子128に接触しないから、非接触検出素子128の電気回路に悪影響が出ない。従って、本実施形態にかかる差圧センサ100は、空気圧回路だけでなく、油圧回路や水圧回路のような液体圧回路での差圧検出に使用可能である。
次に、図1と図3を参照して、本実施形態にかかるダイアフラム112の特に中央ブロック部112Cの構造について、より詳細に説明する。図3は、ダイヤフラムの中心線に沿った分解断面図である
図1と図3に示すように、ダイアフラム112の中央ブロック部112Cは、前面112CAと側周面112CBを有し、前面112CAにて弾性反力部品120を押すことになる。中央ブロック部112Cの外周に、変形防止部材としての、閉じた前端をもつ円筒形のキャップ114が被せられて結合されている。このキャップ114は、中央ブロック部112Cよりも剛性の高い材料、例えば硬質プラスティックや金属など、で作られており、その内面にて、中央ブロック部112Cの前面112CAと側周面112Cの双方の実質的に全域に密着してそれらを覆っている。
キャップ114は、ダイアフラム112に差圧がかかった時に、弾性反力部品120が中央ブロック部112Cの前面112CAに食い込むことを防止しして、中央ブロック部112Cを保護する。また、キャップ114は、ダイアフラム112に差圧がかかった時に、中央ブロック部112Cが前後方向に潰れて側周面112CBを膨らませるように変形することを防止する。
ところで、変形防止部材の形態は、必ずしも図3に示すようなキャップ114でなければならないわけではなく、他の形態であってもよい。図4は、ダイアフラム112の一つの変形例の断面図を示す。
図4に示す例のダイアフラム112では、変形防止部材としての例えば円板状又は長方形板状の保護板202が、中央ブロック部112Cの前面112CAにおける弾性反力部品120との接触箇所に結合されている。保護板202の形状は例示であって、円形に限定されない。この板202には、図3に示されたキャップ114と同様、中央ブロック部112Cよりも剛性のある材料で作られる。保護板202は、ダイアフラム112に差圧がかかった時に、弾性反力部品120が中央ブロック部112Cの前面112CAに食い込むことを防止しして、中央ブロック部112Cを保護する。ただし、保護板202では、図3に示されたキャップ114のように、中央ブロック部112Cが前後方向に潰れて側周面112CBを膨らませるように変形することを防止する作用は得られない。
次に、図5及び図6を参照して、本実施形態にかかるダイアフラム112の特にフランジ部112Bの構造とガイド部106Aの構造について、より詳細に説明する。図5及び図6は、ダイアフラム112とガイド部106Aの中心線に沿った断面図を示す。図5は、差圧がない時のダイアフラム112の状態を示し、図6は、差圧が所定値以上の高圧域にあるときのダイアフラム112の状態を示す。
まず、図5を参照して、ダイアフラム112のフランジ部112Bは、外側のリム部112Aの内周に結合されている外側環部112BAと、外側環部112BAの内周に結合されている中間環部112BBと、中間環部112BBの内周に結合されていて、中央ブロック部112Cの外周に結合されている内側環部112BCとを有している。フランジ部112Bの半径方向に沿った断面形状は、その前面側を下側にして(つまり、図5を右90度回転させて)見たときに、全体として逆ガルウィング形をしている。換言すれば、内側環部112BCは中央ブロック部112Cの外周からほぼ水平に外方へ延びており、中間環部112BBは内側環部112BCの外周から斜め外下方へ延びており、そして、外側環部112BAは中間環部112BBの外周から斜め外上方へと延びている。
他方、このフランジ部112Bを受け止めるためのガイド部106Aの後面106Bは、貫通穴106Cに臨む最内側に位置する内側環面部106BCと、内側環面部106BCの外周からほぼ水平に外方へ延びる中間環面部106BBと、さらに中間環面部106BBの外周から斜め外上方へ延びる外側環面部106BAとを有している。ガイド部106Aの内側環面部106BCはダイアフラム112の内側環部112BCを、中間環面部106BBは中間環部112BBを、また、外側環面部106BAは外側環部112BAをそれぞれ受け止めるためのものである。ガイド部106Aの後面106Bの断面形状は、ダイアフラム112のフランジ部112Bを傷つけないように、尖った角がなく、曲線的な形状に加工されている。
ガイド部106Aの後面106Bとダイアフラム112のフランジ部112Bとの間の間隔は、径方向内側へ近づく程大きくなっている。すなわち、ガイド部106Aの内側環面部106BCとダイアフラム112の内側環部112BCとの間の間隔は最も大きく、中間環面部106BBと中間環部112BBとの間の間隔はより小さく、そして、外側環面部106BAと外側環部112BAとの間の間隔は最も小さい。したがって、低圧チャンバ104と高圧チャンバ108との差圧が上昇して、ダイアフラム112の中央ブロック部112Cが前方へ移動していくと、まず、ダイアフラム112のフランジ部112Bの内の外側環部112BAだけが、ガイド部106Aの後面106Bの外側環面部106BAに当接し、図6に示すような状態になる。
図6に示す状態において、さらに差圧が上昇すると、フランジ部112Bの中間環部112BBと内側環部112BCがガイド部106Aの中間環面部106BBと内側環面部106BCに当接することになる。
図5の状態と図6の状態を比較すると、図5の状態のような低圧域においては、ダイアフラム112の中央ブロック部112Cの移動に寄与する差圧を実質的に受ける面積(実効受圧面積)がダイアフラム112の外側環部112BAまで含めた広い範囲となる。他方、図6の状態のように、ある値まで差圧が上がった以降の高圧域においては、実効受圧面積は中間環部112BBより内側部分となり、図5の状態よりも狭い範囲となる。
結果として、図5に示した低圧域においては、差圧変化に対する中央ブロック部112Cの変位量が大きくなって、測定感度が高くなる。他方、図6に示した高圧域においては、実効受圧面積が狭いので、中央ブロック部112Cの変位量が小さくなって、測定感度が低くなる。
ところで、図5及び図6に示されるように、本実施形態では、フランジ部112Bの外側環部112BAは、中間環部112BBの外周から外上方向へ延びているが、必ずしもこの方向へ延びなければならないわけではなく、変形例として、例えば、外水平方向へ延びてもいいし、又は中間環部112BBより水平に近い角度で外下方向へ延びてもいい。いずれにしても、中間環部112BBから外側環部112BAまでの断面形状が逆ガルウィング形であることにより、差圧の増大過程でまず外側環部112BAだけがガイド部106Aに当接して実効受圧面積が小さくなるようにするための、ガイド部106Aの後面106Bの形状設計がやり易くなる。
さらなる変形例として、フランジ部112Bの弾性率が、径方向内側になるほど高くなるように調整されていてもよい。例えば、内側環部112BCの弾性率が、中間環部112BB及び外側環部112BAよりも弾性率が高く、或いは、内側環部112BCと中間環部112BBの弾性率が、外側環部112BAよりも高くなっていてもよい。このように弾性率を調整する方法として、フランジ部112Bの厚みが径方向内側になるほど厚くなるように調整されていてもよいし、或いは、フランジ部112Bの材質がそのように調整されていてもよい。いずれにしても、そのように弾性率が調整されることにより、差圧の増大過程でまず外側環部112BAだけがガイド部106Aに当接して実効受圧面積が小さくなるようにするための、ガイド部106Aの後面106Bの形状設計がやり易くなる。
次に、図7を参照して、本実施形態にかかる差圧センサ100の差圧検出能力について説明する。図7は、本発明の発明者らが試作したダイアフラムの構成において異なる3種類の差圧センサの差圧に対する出力電圧の特性の測定結果を示す。
図7において、実線グラフは、図3に示されるように中央ブロック部112Cにキャップ114を装着したダイアフラム112を備えた本実施形態にかかる差圧センサ100の出力信号特性を示し、一点鎖線グラフは、図4に示されるように中央ブロック部112Cの前面112CAに保護板202を装着したダイアフラム112を用いた本実施形態の変形例にかかる差圧センサの出力信号特性を示し、また、破線グラフは、何の変形防止部材も装着されてない(その他の構成は本実施形態と同じ)ダイアフラムを用いた差圧センサの出力信号特性を示す。
図7において、微小な差圧範囲(約0.05kg/cm2以下の範囲)での特性に着目してみると、破線グラフで示されるように、変形防止材の無いダイアフラムを用いた差圧センサでは、その微小な差圧範囲では、差圧変化に対する出力電圧の変化(感度または分解能)が、それより大きい差圧範囲に比べて、より小さい。そのため、微小な差圧範囲での高精度な測定が難しい。
また、一点鎖線グラフで示されるように、中央ブロック部112Cの前面112CAに保護板202を装着したダイアフラム112(図4参照)を用いた本実施形態の変形例にかかる差圧センサでは、微小な差圧範囲における感度又は分解能は、一層劣っている。ただし、保護板202により、中央ブロック部112の前面112CAが傷むのを防止することができる。
また、実線グラフで示されるように、中央ブロック部112Cの前面112CAと側周面112Cの双方に密着するキャップ114を装着したダイアフラム112(図3参照)を用いた本実施形態にかかる差圧センサ100では、微小な差圧範囲における感度又は分解能が、それより大きい差圧範囲と同様に高い。特に、約0.4 kg/cm2以下の低差圧範囲で、感度又は分解能は一定である。従って、微小な差圧範囲でも高精度の差圧測定ができる。
上記のような微小差圧範囲での感度の改善が本実施形態にかかる差圧センサ100で得られた理由は、まだ十分に明確ではない。しかし、おそらく、中央ブロック部112Cの側周面112CBの全周を包囲する剛性の高いキャップ114が、中央ブロック部112Cが差圧により前後方向に潰れて側周面112Cを膨らますように変形することを防止するからであると、推測される。
次に、図7において、実線グラフで示される本実施形態にかかる差圧センサ100の広い差圧範囲での特性、とりわけ、0.4 kg/cm2強の圧力値を境にして、より低圧の低差圧範囲とより高圧の高低差圧範囲における特性に着目してみる。
図7に示された0.4 kg/cm2強以下の低差圧範囲では、差圧変化に対する出力電圧の変化の割合(感度又は分解能)が高く、よって、高精度な圧力測定ができる。その理由は、この低差圧範囲では、ダイアフラム112は図5に示された状態にあり、実効受圧面積が大きいからである。
他方、図7に示された0.4 kg/cm2強を超えた高差圧範囲では、差圧変化に対する出力電圧の変化の割合(感度又は分解能)が低い。しかし、大きな差圧が加わってもダイアフラム112が過大に変位して破損する虞を低減できる。その理由は、この高差圧範囲では、ダイアフラム112は図6に示された状態にあり、実効受圧面積が小さいからである。
次に、図8から図10を参照して、ダイアフラム112の特に中央ブロック部112Cに関する構造の他の幾つかの変形例について説明する。図8Aと図8Bは、ダイアフラム112の中央ブロック部112Cに関する構造の第2の変形例を示す(図8Aが分解断面図を示し、図8Bが組み立て後の断面図を示す)。図9は、同構造に関する第3の変形例を示す。図10は、同構造に関する第4の変形例を示す。
図8A、Bに示す第2の変形例では、変形防止部材として、ダイアフラム112の中央ブロック部112Cの側周面112CBの全周囲にリング204が外嵌され、リング204の内面が、中央ブロック部112Cの側周面112CBに密着している。リング204は、中央ブロック部112Cより剛性の高い材料で作られる。
図8A、Bに示す変形例では、ダイアフラム112の中央ブロック部112Cの側周面112CBの周囲が剛性の高いリング204で包囲されているので、中央ブロック部112Cが圧力により前後方向に潰れて側周面112CBが膨らむように変形するのを防止できる。そのため、微小な差圧範囲での感度を改善する効果が得られることが期待できる。
なお、図8A、Bに示す変形例では、1個の幅の広いリング204が中央ブロック部112Cに外嵌されているが、別の変形例として、より幅の狭い複数個のリング204が縦列に中央ブロック部112Cに外嵌されてもよい。また、図8A、Bに示す変形例では、リング204が、中央ブロック部112Cの側周面112CBの実質的に全域を覆っているが、側周面112CBの内の特に膨らみが大きい部分のみを覆っていてもよい。
図9に示す第3の変形例では、ダイアフラム112の中央ブロック部112C自体が、他の部分112A、112Bよりも剛性の高い材料で形成されている。例えば、中央ブロック部112C以外の部分はゴムや軟質プラスティック等で形成され、中央ブロック部112Cは硬質プラスティック等で形成されており、これらは一体的に結合されている。
図9に示す変形例では、ダイアフラム112の中央ブロック部112C自体が剛性の高い材料で形成されているので、中央ブロック部112Cの前面112CAに弾性反力部品120が食い込んで傷付くのを軽減できると共に、中央ブロック部112Cが圧力により前後方向に潰れて側周面112CBが膨らむように変形するのを防止できる。そのため、微小な差圧範囲での感度を改善する効果が得られることが期待できる。
図10に示す第4の変形例では、ダイアフラム112の中央ブロック部112Cの中央ブロック部112Cの前面112CA(特に、弾性反力部品120との接触箇所)及び側周面112CBに臨む表層部分が、他の部分よりも剛性が高く形成されている。その方法として、例えば、中央ブロック部112Cの前面112CA及び側周面112CBの表層部分の材料を変える方法、或いは、これらの表層部分に剛性を高める物質を添加して材質を変化させる方法などが採用できる。
図10に示す変形例でも、中央ブロック部112Cの前面112CAに弾性反力部品120が食い込んで傷付くのを軽減できると共に、中央ブロック部112Cが圧力により前後方向に潰れて側周面112CBが膨らむように変形するのを防止できる。
次に、図11及び図12を参照して、特にダイアフラム112のフランジ部の構造とガイド部106Aの構造における変形例について、より詳細に説明する。図11及び図12は、ダイアフラム112のフランジ部112Bの構造とガイド部106Aの構造の変形例を示す。そのため、微小な差圧範囲での感度を改善する効果が得られることが期待できる。
次に、図11と図12を参照して、ダイアフラム112の特にフランジ部112Bとガイド部106Aの後面106Bの形状に関する変形例について説明する。図11は、
差圧がない時の、その変形例にかかるダイアフラム112とガイド部106Aの断面図を示し、図12は差圧が高圧範囲に或る時の同断面図を示す。
図11及び図12に示すように、この変形例では、ダイアフラム112のフランジ部112Bの断面形状は、図5及び6に示されたものと同様である。ただし、ここで着目すべきは、フランジ部112Bの内側環部112BCから中間環部112BBまでの形状が、前面を下側にして(図11及び図12を90度右回転して)見たとき、ガルウィング型をしている(換言すれば、内側環部112BCに対して中間環部112BBが下方向へ折れている)点である。それにより、フランジ部112Bの中間環部112BBと外側環部112BAが、内側環部112BCより下方(前方)に(換言すれば、ガイド部106Aにより近い位置に)配置される。
さらに、この変形例では、ガイド部106Aの中間環面部106BBから外側環面部106BCまでの断面形状が、ダイアフラム112のフランジ部112Bの中間環部112BBから外側環部112BCまでの逆ガルウィング形に対応したV字谷形状をしている。これに対して、ガイド部106Aの内側環面部106BAの断面形状は、ダイアフラム112のフランジ部112Bの内側環部112BCの前面よりも急な角度で前方へ傾斜している。
図11に示すように、差圧が低圧範囲の状態では、ダイアフラム112のフランジ部112Bのどの部分もガイド部106Aの後面106Bに当接しておらず、よって、実効受圧面積が大きいので測定感度が高い。
差圧が増大してある値以上に高圧域に入ると、図12に示すように、ダイアフラム112のフランジ部112Bの内の外側環部112BAと中間環部112BBだけが、ガイド部106Aの中間環面部106BBと外側環面部106BCに当接する。しかし、フランジ部112Bの内側環部112BCは、まだガイド部106Aから離れている。従って、実効受圧面積は、大幅に減って、内側環部112BC以内の面積となる。加えて、内側環部112BCは、外側環部112BAや中間環部112BBより、厚みが厚く、よって弾性率が高い。従って、測定感度が悪くなるが、その反面、大きい圧力に耐えられる堅牢さが生まれて、高い圧力範囲まで測定可能となる。
なお、この変形例でも、フランジ部112Bの材質を、径方向中央部へ向かう程剛性がより高くなるように調整して、圧力上昇に対する耐性を向上させてもよい。
以上、本発明の好適な実施形態と幾つかの変形例を説明したが、これらは本発明の説明のための例示であり、本発明の範囲をこの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で、上記実施形態とは異なる種々の態様で実施することができる。
本発明の第1の実施形態にかかる差圧センサの断面図。 図1のA−A線矢視断面図。 同実施形態におけるダイアフラムの中心線に沿った断面図。 ダイアフラムの第1の変形例の中心線に沿った断面図。 差圧が無い時のダイアフラムとガイド部の中心線に沿った断面図。 差圧が高圧域にある時のダイアフラムとガイド部の中心線に沿った断面図。 ダイアフラムの構成において異なる3種類の差圧センサの差圧変化に対する出力電圧の特性の測定結果を示す説明図。 ダイアフラムの第2の変形例を示す断面図。 ダイアフラムの第3の変形例を示す断面図。 ダイアフラムの第4の変形例を示す断面図。 差圧が無いときのダイアフラムのフランジ部とガイド部に関する構造の変形例の断面図。 差圧が高圧域にある時のダイアフラムのフランジ部の構造とガイド部に関する変形例の断面図。
符号の説明
100 差圧センサ
112 ダイアフラム
112B ダイアフラムの支持部
112C ダイアフラムの中央ブロック部
112CA 中央ブロック部の前面
112CB 中央ブロック部の側周面
114 キャップ(変形防止部材)
120 弾性反力部品
122 移動子(トランスデューサ)
128 非接触検出素子(トランスデューサ)
202 保護板(変形防止部材)
204 リング(変形防止部材)

Claims (8)

  1. 前面(112CA)と側周面(112CB)を有し、前記前面にて反力部品(120)を押すことになるブロック部(112C)と、
    前記ブロック部をそこに加わる差圧に応じて移動可能なように支持するための、前記ブロック部に結合された支持部(112B)と、
    前記ブロック部の前記前面の前記反力部品を押す箇所又は前記側周面の周囲に結合された、前記中央ブロック部より剛性の高い材料製の変形防止部材(114,202,204)と
    を備えたダイアフラム(112)。
  2. 請求項1記載のダイアフラムにおいて、
    前記変形防止部材が、前記ブロック部の前記前面と前記側周面の双方に密着する内面をもつキャップ(114)である、ダイアフラム。
  3. 請求項2記載のダイアフラムにおいて、
    前記キャップが前記ブロック部の前記前面と前記側周面の実質的に全域を覆う、ダイアフラム。
  4. 請求項1記載のダイアフラムにおいて、
    前記変形防止部材が、前記ブロック部の前記前面の前記反力部品との接触箇所に結合される裏面をもつ板(202)である、ダイアフラム。
  5. 請求項1記載のダイアフラムにおいて、
    前記変形防止部材が、前記ブロック部の前記側周面に密着する1以上のリング(204)を有する、ダイアフラム。
  6. 前面と側周面を有し、前記前面にて反力部品と接触することになるブロック部と、
    前記ブロック部をそこに加わる差圧に応じて移動可能なように支持するための、前記ブロック部に結合された支持部と
    を備え、
    前記ブロック部の前記前面の前記反力部品と接触する箇所に臨む部分又は前記側周面に臨む部分が、前記ブロック部の他の部分より剛性が高くなっているダイアフラム。
  7. 前面と側周面を有し、前記前面にて反力部品と接触することになるブロック部と、
    前記ブロック部をそこに加わる差圧に応じて移動可能なように支持するための、前記ブロック部に結合された支持部と
    を備え、
    前記ブロック部が前記支持部より剛性が高くなっているダイアフラム。
  8. 請求項1〜6のいずれか一項記載のダイアフラムと、
    前記ダイアフラムの前記ブロック部の前面に接触する反力部品と、
    前記ダイアフラムの前記ブロック部の変位を出力信号に変換するトランスデューサ(122,128)と
    を備えた差圧センサ(100)。
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CN117330235B (zh) * 2023-10-24 2024-05-31 核电运行研究(上海)有限公司 高静压纳米薄膜电阻应变式差压传感器

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