JP2009236081A - インラインポンプ - Google Patents
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Abstract
【課題】モータの回転軸の軸線上に吸込口と吐出口とを有するインラインポンプを、品質管理が容易で、且つ低廉に製造できるようにする。
【解決手段】羽根車4を回転させる回転軸21を有するモータ2と、モータ2の回転軸21の一端側に設けられ、羽根車4を収容すると共に吸込口31aを有する吸込側ケーシング31と、モータ2の回転軸21の他端側に設けられ、吐出口32aを有する吐出側ケーシング32と、モータ2の外周部に位置して吸込側ケーシング31と吐出側ケーシング32とを連通させる連通路とを備え、モータ2で羽根車4を回転させて吸込口31aから取扱流体を吸い込み、連通路を介して吐出口32aから取扱流体を吐出させるインラインポンプにおいて、連通路を、モータ2の外周面から間隔を存して配置され、吸込側ケーシング31と吐出側ケーシング32とに連通する複数のバイパス管5によって構成する。
【選択図】図1
【解決手段】羽根車4を回転させる回転軸21を有するモータ2と、モータ2の回転軸21の一端側に設けられ、羽根車4を収容すると共に吸込口31aを有する吸込側ケーシング31と、モータ2の回転軸21の他端側に設けられ、吐出口32aを有する吐出側ケーシング32と、モータ2の外周部に位置して吸込側ケーシング31と吐出側ケーシング32とを連通させる連通路とを備え、モータ2で羽根車4を回転させて吸込口31aから取扱流体を吸い込み、連通路を介して吐出口32aから取扱流体を吐出させるインラインポンプにおいて、連通路を、モータ2の外周面から間隔を存して配置され、吸込側ケーシング31と吐出側ケーシング32とに連通する複数のバイパス管5によって構成する。
【選択図】図1
Description
本発明は、モータの回転軸の軸線上に吸込口と吐出口とを有するインラインポンプに関する。
従来、回転軸に取り付けられた羽根車を回転駆動させ、外周を円筒状のモータケーシングで覆われたキャンドモータと、その回転軸の一端側に設けられ、羽根車を収容すると共に吸込口を有する吸込側ケーシングと、回転軸の他端側に設けられ、吐出口を有する吐出側ケーシングと、モータケーシングの外周面から間隔を存してモータケーシングの外周を覆い、吸込側ケーシングと吐出側ケーシングとに連結されてキャンドモータの外周面との間に連通路を画成する外筒とを備える全周流型のインラインポンプが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1の全周流型のインラインポンプでは、連通路を画成するキャンドモータのモータケーシング及び外筒はステンレス鋼板で形成されており、モータケーシングの外周面に外方へ突出する突部(空条リブ)を複数形成し、この突部を外筒の内周面に溶接して連通路の強度を確保している。
このような構造では溶接箇所が多く、製造コストが高いため、近年、モータケーシングと外筒とを一体に鋳造した全周流型のインラインポンプも知られている(例えば、特許文献2参照)。これによれば、特許文献1のものよりも製造コストを抑えることができる。しかしながら、特許文献2のものでは、モータケーシングと外筒とを一体に鋳造した2重胴となっているため、モータケーシングの鋳造欠陥の確認及び補修が困難であり、歩留りが悪く、品質管理が困難であった。
特許第3078956号公報
特開2001−323889号公報
本発明は、以上の点に鑑み、品質管理が容易で、且つ低廉に製造できるインラインポンプを提供することを目的とする。
本発明は、羽根車を回転駆動する回転軸を有するモータと、該モータの回転軸の一端側に設けられ、前記羽根車を収容すると共に吸込口を有する吸込側ケーシングと、前記モータの回転軸の他端側に設けられ、吐出口を有する吐出側ケーシングと、前記モータの外周部に位置して前記吸込側ケーシングと前記吐出側ケーシングとを連通させる連通路とを備え、前記モータで前記羽根車を回転させて前記吸込口から取扱流体を吸い込み、前記連通路を介して前記吐出口から取扱流体を吐出させるインラインポンプにおいて、前記連通路は、前記モータの外周面から間隔を存して配置され、前記吸込側ケーシングと前記吐出側ケーシングとに連通する複数のバイパス管によって構成されることを特徴とする。
本発明によれば、連通路は、従来のようなモータケーシングと外筒による2重胴をではなく、複数のバイパス管によって構成され、バイパス管は、従来のモータを内蔵する外筒のような大径のものではなく、比較的小径なもので構成することができて十分な強度を有する。このため、モータケーシングを鋼板で構成する場合であっても、従来のようにモータケーシングの外周面に複数の突部(空条リブ)を形成して外筒と溶接するというような製造工程は不要であり、組立作業が簡易になり、低廉に製造することができる。
又、モータケーシングとバイパス管とが別体であるため、モータケーシングの欠陥の確認及び補修を容易に行うことができ、品質管理が容易となる。又、バイパス管を複数設けているため、バイパス管をモータの外周にバランスよく配置することにより、バイパス管を流れる水道水などの取扱流体の流体圧による偏荷重の発生を防止することができる。
本発明においては、吸込側ケーシング内に、羽根車の回転により吸込口から吸い込まれた取扱流体を、羽根車の回転方向に渦巻くようにしてバイパス管に導く渦巻状の吸込側流路を形成すれば、吸込口から吸い込まれた取扱流体をバイパス管に効率よく送り込むことができる。
本発明の実施形態について、図1及び図2を参照して説明する。図1に示すように、実施形態のインラインポンプ1は、回転軸21を有するキャンドモータ2と、キャンドモータ2の軸方向一端部に連結され、吸込口31aを有するステンレス鋳鋼製の吸込側ケーシング31と、キャンドモータ2の軸方向の他端部に連結され、吐出口32aを有するステンレス鋳鋼製の吐出側ケーシング32とを備える。
キャンドモータ2は、回転軸21の周面に設けられた回転子22を備える。回転子22の外周部は円筒状の回転子キャン23で覆われ、回転子キャン23の両端は、回転軸21に連なる回転子側板24,24が溶接されている。回転子22は、回転子キャン23、及び回転子側板24,24、回転軸21により液密に覆われており、これにより、回転子22がインラインポンプ1の取扱流体により腐食することを防止している。
回転子キャン23の径方向外方には、回転子22を回転自在に内挿する管状の固定子25が配置されている。固定子25の内周部は円筒状の固定子キャン26で覆われている。固定子25は、ステンレス鋼板製で円筒状のモータケーシング27の内周面に取り付けられている。モータケーシング27と固定子キャン26の両端部にはステンレス鋳鋼製のモータ側板28,28が溶接されており、固定子25は、固定子キャン26、モータケーシング27、モータ側板28,28により液密に覆われている。これにより、固定子25がインラインポンプ1の取扱流体により腐食することを防止している。
回転軸21は、モータ側板28,28に軸受21a,21aを介して回転自在に軸支されている。回転軸25の吸込側ケーシング31側の端部は、吸込側ケーシング31内まで延設され、羽根車4が設けられている。
吸込側ケーシング31には、キャンドモータ2の径方向外方に位置させて、吐出側ケーシング32側に向かって開口する上下一対の接続口31b,31bが設けられている。吸込側ケーシング31内には、図2に示すように、羽根車4の回転により吸込口31aから吸い込まれた取扱流体を、羽根車4の回転方向に渦巻く様にして接続口31bに導く渦巻状の吸込側流路31cが形成されている。この吸込側流路31cにより、吸込口31aから吸い込まれた取扱流体を接続口31bに効率よく送り込むことができる。
この接続口31b,31bには、バイパス管5,5が接続されており、バイパス管5,5は、吐出側ケーシング32に設けられた上下一対の接続口32b,32bに接続されている。吐出側ケーシング32内には、バイパス管5,5を介して接続口32b,32bから流入した取扱流体を合流させて吐出口32aに導く吐出側流路32cが形成されている。
キャンドモータ2のモータケーシング27には、図示省略した孔部が形成されると共に、この孔部を覆うように図示省略したターミナルボックスが設けられ、キャンドモータ2は、ターミナルボックス及び孔部を介して供給される電力により駆動される。
キャンドモータ2の駆動により羽根車4が回転して、吸込口31aから取扱流体を吸込側流路31cに吸い込む。吸込側流路31cに吸い込まれた取扱流体は、羽根車4の回転による遠心力で接続口31b,31bに導かれ、バイパス管5,5を通って吐出側ケーシング32の吐出側流路32cに導かれ、吐出口32aから吐出する。又、取扱流体の一部は、軸受21a,21aを介して、固定子キャン26内に入り込み、軸受21a,21aを潤滑すると共に、キャンドモータ2を冷却する。
実施形態のインラインポンプ1では、上下一対のバイパス管5,5によって吸込側ケーシング31内に吸い込まれた取扱流体を吐出側ケーシング32に導く構造を採用しているため、従来のようなモータケーシングと外筒との2重胴を構成しない。そして、バイパス管5自体で十分な強度を確保することができるため、従来のようにステンレス鋼板製のモータケーシング27の外周面に複数の突部を形成して連通路を画成する外筒と溶接する必要がなく、組立作業が容易であり、低廉に製造することができる。
又、モータケーシング27とバイパス管5,5とが別体であるため、モータケーシング27の欠陥の確認及び補修を容易に行うことができ、品質管理が容易となる。又、バイパス管5,5をキャンドモータ2の周方向に等間隔で配置しているため、バイパス管5,5を流れる取扱流体の流体圧による偏荷重の発生を防止することができる。
尚、実施形態においては、バイパス管5を2本設けているが、バイパス管は3本以上設けてもよい。この場合、バイパス管は、インラインポンプ1の偏荷重の発生を防止するように、キャンドモータ2の周方向にバランス良く配置すればよい。
1…インラインポンプ、 2…キャンドモータ、 4…羽根車、 5…バイパス管、 21…回転軸、 21a…軸受、 22…回転子、 23…回転子キャン、 24…回転子側板、 25…固定子、 26…固定子キャン、 27…モータケーシング、 28…モータ側板、 31…吸込側ケーシング、 31a…吸込口、 31b…接続口、 31b…吸込側流路、 32…吐出側ケーシング、 32a…吐出口、 32b…接続口、 32c…吐出側流路。
Claims (2)
- 羽根車を回転駆動する回転軸を有するモータと、
該モータの回転軸の一端側に設けられ、前記羽根車を収容すると共に吸込口を有する吸込側ケーシングと、
前記モータの回転軸の他端側に設けられ、吐出口を有する吐出側ケーシングと、
前記モータの外周部に位置して前記吸込側ケーシングと前記吐出側ケーシングとを連通させる連通路とを備え、
前記モータで前記羽根車を回転させて前記吸込口から取扱流体を吸い込み、前記連通路を介して前記吐出口から取扱流体を吐出させるインラインポンプにおいて、
前記連通路は、前記モータの外周面から間隔を存して配置され、前記吸込側ケーシングと前記吐出側ケーシングとに連通する複数のバイパス管によって構成されることを特徴とするインラインポンプ。 - 前記吸込側ケーシング内には、前記羽根車の回転により前記吸込口から吸い込まれた取扱流体を、前記羽根車の回転方向に渦巻くようにして前記バイパス管に導く渦巻状の吸込側流路が形成されたことを特徴とする請求項1記載のインラインポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008086111A JP2009236081A (ja) | 2008-03-28 | 2008-03-28 | インラインポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2008086111A JP2009236081A (ja) | 2008-03-28 | 2008-03-28 | インラインポンプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2009236081A true JP2009236081A (ja) | 2009-10-15 |
Family
ID=41250317
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008086111A Withdrawn JP2009236081A (ja) | 2008-03-28 | 2008-03-28 | インラインポンプ |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2009236081A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101221056B1 (ko) * | 2012-06-01 | 2013-01-23 | (주)풍림정공 | 인라인 펌프의 기능을 수행할 수 있는 수중펌프 |
TWI692827B (zh) * | 2015-11-10 | 2020-05-01 | 日商斯庫林集團股份有限公司 | 膜處理單元、基板處理裝置及基板處理方法 |
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2008
- 2008-03-28 JP JP2008086111A patent/JP2009236081A/ja not_active Withdrawn
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