JP2009233984A - ウェブ位置調整方法およびウェブ位置調整装置ならびに輪転印刷機 - Google Patents

ウェブ位置調整方法およびウェブ位置調整装置ならびに輪転印刷機 Download PDF

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Abstract

【課題】操作が容易で、かつ調整作業に時間を要することなくウェブ位置を調整すること。
【解決手段】印刷物と印刷領域との相対位置に基づいてウェブをその搬送方向に移動調整する目標値を設定し(ステップS2)、目標値の直接入力に応じてウェブをその搬送方向へ移動する(ステップS3,S4)。このため、オペレータが印刷された印刷物を見て、調整すべき目標値を選択して直接入力することで、ウェブがその目標値に移動する。このため、ウェブが移動する間は、オペレータは他の作業が行える。この結果、作業時間を短縮できる。しかも、調整すべき目標値を選択するだけなので操作が容易で熟練を要さない。
【選択図】 図4

Description

本発明は、ウェブの搬送方向または幅方向での位置を調整するウェブ位置調整方法およびウェブ位置調整装置ならびに輪転印刷機に関するものである。
例えば、一般的なオフセット輪転印刷機は、給紙装置、印刷装置、ウェブパス装置、および折機などから構成されている。そして、給紙装置から印刷装置にウェブが供給されると、ウェブに対して印刷が施される。その後、ウェブパス装置で多数のウェブに搬送ルートが変更されてから所定の順番に重ね合わされる。さらにその後、折機にて、縦折りされつつ、印刷された絵柄位置に対応して所定のウェブ長に断裁されることで折帳、すなわち印刷物が作成され、排紙される。
従来、この種の輪転印刷機では、ウェブの断裁位置を適正にするため、ウェブの種類(紙幅、紙質、紙厚など)で定まるウェブの張力、ウェブパス装置のコンペセータローラ位置、折機の三角板位置などの制御データを、ウェブ種データと対にして予め記憶するものがある。そして、印刷運転前にウェブ種データを選択することで、制御データを読み出して制御データに関わる上記各位置の制御をしている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−210922号公報
ところで、例えば、絵柄をなすインキ量および湿し水量、印刷機周囲の温度および湿度などの運転状況などによっては、ウェブが搬送方向に伸びることがあり、さらにウェブの位置を調整する必要がある。このような調整は、オペレータによる操作ボタンなどでの操作であって、操作ボタンを押し続ける時間がウェブ位置を変化させる調整量となる。このため、調整する対象のウェブ数が多い場合、操作ボタンを押し続けている間は他の調整作業のための操作ボタンを操作できず、調整作業に時間を要する。しかも、操作ボタンを押し続ける時間がウェブ位置を変化させる調整量であるため、操作が容易でなく熟練を要する。
また、例えば、コンペセータローラ位置を変えてウェブの断裁位置を調整するには、モータ駆動させ、コンペセータローラ位置をウェブの緩め方向または張り方向に移動させる。しかし、緩め方向と張り方向とでのモータへの負荷の違いによりモータを駆動させる時間、すなわち操作ボタンを押し続ける時間が異なる。このため、操作が容易でなく熟練を要する。
なお、上記オペレータによる操作ボタンなどでの操作は、コンペセータローラ位置を変えてウェブの断裁位置を調整する場合に限らない。例えば、ウェブパス装置のターンバーの位置を変えて、重ね合わさる各ウェブの幅方向の位置を調整する場合や、折機の三角板の位置を変えて、ウェブが縦折りされる位置を調整する場合や、給紙装置でウェブがロール状に巻かれた巻取紙を保持する保持アームの軸心方向の位置を変えて、ウェブの幅方向の位置を調整する場合がある。これら場合でも同様に、操作ボタンを押し続けている間は他の調整作業のための操作ボタンを操作できず、調整作業に時間を要し、かつ操作が容易でなく熟練を要する。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、操作が容易で、かつ調整作業に時間を要することなくウェブ位置を調整することのできるウェブ位置調整方法およびウェブ位置調整装置ならびに輪転印刷機を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明のウェブ位置調整方法では、印刷中に印刷物と印刷領域との相対位置に基づいてウェブをその搬送方向または幅方向に移動調整する目標値を設定し、前記目標値の直接入力に応じてウェブをその搬送方向または幅方向へ移動することを特徴とする。
このウェブ位置調整方法は、印刷中にオペレータが印刷された印刷物を見て、調整すべき目標値を選択して直接入力することで、ウェブがその目標値に移動する。このため、ウェブが移動する間は、オペレータは他の作業が行える。この結果、作業時間を短縮できる。しかも、調整すべき目標値を選択するだけなので操作が容易で熟練を要さない。
また、本発明のウェブ位置調整方法では、複数設定された前記目標値から所望の目標値を選択することを特徴とする。
このウェブ位置調整方法は、複数の目標値から調整すべき目標値を任意に選択できる。
また、本発明のウェブ位置調整方法では、前記ウェブの搬送ラインが複数あり、各前記搬送ラインでの前記目標値を連続して入力可能に設定することを特徴とする。
このウェブ位置調整方法は、ウェブの各搬送ラインに対応する目標値を連続して入力することで、複数の搬送ラインのウェブ位置を調整でき、作業時間を短縮できる。
また、本発明のウェブ位置調整方法では、初期印刷設定での前記ウェブの位置を基準位置とし、該基準位置からウェブを移動調整する態様で前記目標値を設定することを特徴とする。
このウェブ位置調整方法は、初期印刷設定(プリセット)でのウェブの位置を基準とした調整を行うことができる。
また、本発明のウェブ位置調整方法では、前記ウェブを移動した後、このウェブの位置を基準位置とし、該基準位置からウェブを移動調整する態様で前記目標値を設定することを特徴とする。
このウェブ位置調整方法は、ウェブ位置を調整した後は、その移動した位置を基準として調整できる。この結果、オペレータは、現在印刷されている印刷物を対象にして調整を行うことができ、さらに操作が容易となる。
また、本発明のウェブ位置調整方法では、前記ウェブの移動中に、該ウェブの調整状態を表示することを特徴とする。
このウェブ位置調整方法は、ウェブ位置の調整状態が認識できる。
上記の目的を達成するために、本発明のウェブ位置調整装置では、ウェブをその搬送方向または幅方向に移動させる調整機構と、前記調整機構を操作するための操作部と、前記操作部の操作に基づいて前記調整機構を制御する制御部とを備えたウェブ位置調整装置において、前記操作部は、印刷物と印刷領域との相対位置に基づいてウェブをその搬送方向または幅方向へ移動調整する目標値が直接入力される入力部を有し、前記制御部は、前記入力部により入力された目標値に基づいて前記ウェブを搬送方向または幅方向へ移動させる態様で前記調整機構を制御することを特徴とする。
このウェブ位置調整装置は、オペレータが印刷された印刷物を見て、調整すべき目標値を選択してその入力部を直接入力することで、ウェブがその目標値に移動する。このため、ウェブが移動する間は、オペレータは他の作業が行える。この結果、作業時間を短縮できる。しかも、調整すべき目標値を選択するだけなので操作が容易で熟練を要さない。
また、本発明のウェブ位置調整装置では、前記操作部は、複数の前記目標値に対応した複数の入力部を有することを特徴とする。
このウェブ位置調整装置は、複数の入力部から調整すべき目標値を選択できる。
また、本発明のウェブ位置調整装置では、前記操作部は、前記ウェブの複数の搬送ラインでの前記目標値に対応した入力部を隣接して有することを特徴とする。
このウェブ位置調整装置は、ウェブの各搬送ラインに対応する目標値を入力部で入力した後、他の搬送ラインに対応する目標値を入力部で選択できる。この結果、複数の搬送ラインのウェブ位置を調整する作業時間を短縮できる。
また、本発明のウェブ位置調整装置では、前記操作部は、初期印刷設定での前記ウェブの位置を基準位置とし、該基準位置からウェブを移動調整する前記目標値に対応した入力部を有することを特徴とする。
このウェブ位置調整装置は、初期印刷設定(プリセット)でのウェブの位置を基準とした調整を行うことができる。
また、本発明のウェブ位置調整装置では、前記操作部は、前記ウェブの移動後の位置を基準位置とし、該基準位置からウェブを移動調整する前記目標値に対応した入力部を有することを特徴とする。
このウェブ位置調整装置は、ウェブ位置を調整した後は、その移動した位置を基準として調整できる。この結果、オペレータは、現在印刷されている印刷物を対象にして調整を行うことができ、さらに操作が容易となる。
また、本発明のウェブ位置調整装置では、前記操作部は、前記ウェブの移動中に、該ウェブの調整状態を表示することを特徴とする。
このウェブ位置調整装置は、ウェブ位置の調整状態が認識できる。
上記の目的を達成するために、本発明の輪転印刷機では、ウェブを搬送する給紙装置と、搬送される前記ウェブに印刷を行う印刷装置と、印刷後の前記ウェブを重ね合わせるウェブパス装置と、重ね合わされた前記ウェブを所定長に断裁すると共に、折帳として印刷物を作成する折機とを備えた輪転印刷機において、印刷物と印刷領域との相対位置に基づいてウェブをその搬送方向または幅方向へ移動調整する態様で請求項7〜12のいずれか一つに記載のウェブ位置調整装置を備えたことを特徴とする。
この輪転印刷機は、ウェブの位置の調整を行う操作を容易化し、かつ調整作業の時間を短縮できる。この結果、ウェブの損を低減し、かつ印刷物を印刷する時間を短縮して印刷効率を向上できる。
本発明によれば、操作が容易で、かつ調整作業に時間を要することなくウェブの搬送方向または幅方向での位置を調整できる。
以下に添付図面を参照して、本発明に係るウェブ位置調整方法およびウェブ位置調整装置ならびに輪転印刷機の好適な実施例を詳細に説明する。なお、この実施例により本発明が限定されるものではない。
図1は、本実施例に係る輪転印刷機の概略構成図、図2は、本実施例に係るウェブ位置調整装置をコンペンセータ装置に適用した概略構成図、図3は、本実施例に係るウェブ位置調整装置の操作部の概略図、図4は、本実施例に係るウェブ位置調整装置の動作(ウェブ位置調整方法)を示す制御フローチャート、図5〜図7は、本実施例に係るウェブ位置調整装置の操作部の他の形態の概略図、図8は、本実施例に係るウェブ位置調整装置をターンバー装置に適用した概略構成図、図9は、本実施例に係るウェブ位置調整装置を折機サイドレー装置に適用した概略構成図、図10は、本実施例に係るウェブ位置調整装置を給紙サイドレー装置に適用した概略構成図である。
図1に示すように、輪転印刷機である新聞用オフセット輪転印刷機(以下、輪転印刷機という)は、複数(本実施例では、5台)の給紙ユニットR1〜R5を有する給紙装置Rと、複数(本実施例では、5台)の印刷ユニットU1〜U5を有する印刷装置Uと、ウェブパス装置Dと、複数(本実施例では、2台)の折ユニットF1,F2を有する折機Fと、これらの統括制御を行う運転管理制御装置Cとから構成されている。
給紙装置Rの各給紙ユニットR1〜R5には、それぞれウェブWがロール状に巻かれた3つの巻取紙Pを保持する保持アーム11が設けられ、この保持アーム11を回転させることで、巻取紙Pを給紙位置に臨ませることができる。また、この各給紙ユニットR1〜R5には、図示しない紙継装置が設けられており、給紙位置で繰り出されている巻取紙Pが残り少なくなると、この紙継装置により給紙位置にある巻取紙Pに対して、待機位置にある巻取紙Pを紙継することができる。
印刷装置Uの各印刷ユニットU1〜U5において、印刷ユニットU1,U5は、両面4色印刷を行う多色刷印刷ユニットであり、印刷ユニットU2〜U4は、両面2色印刷を行う2色刷印刷ユニットとなっている。すなわち、印刷ユニットU1,U5は、それぞれ両面印刷を行うように対向配置された1対のブランケット胴21が、4色印刷を行うようにウェブWの搬送方向に4組配置されている。印刷ユニットU2〜U4は、それぞれ両面印刷を行うように対向配置された1対のブランケット胴21が、2色印刷を行うようにウェブWの搬送方向に2組配置されている。また、印刷ユニットU1〜U5には、各ブランケット胴21に対向配置された版胴22、および図には明示しないが版胴22に取り付けられた刷版にインキを供給するインキ供給機構が設けられている。
また、印刷ユニットU1〜U5にて、版胴22には、ウェブWに対し、4頁の印刷を同時に行うように、図1の紙面に直交する方向に沿って4頁の刷版が取り付けられる。そして、インキ供給機構は、1つの版胴22の4頁の刷版にそれぞれインキを供給するように構成されている。また、ブランケット胴21は、1つの版胴22の4頁の刷版に供給されたインキが転写されるように構成されている。
また、各給紙ユニットR1〜R5と各印刷ユニットU1〜U5との間には、複数のインフィード装置In1〜In5が設けられている。そして、これら各印刷ユニットU1〜U5および各インフィード装置In1〜In5は、それぞれ独立して駆動される。したがって、各給紙ユニットR1〜R5から各インフィード装置In1〜In5を介して各印刷ユニットU1〜U5にウェブWが供給されると、各印刷ユニットU1〜U5では、各ウェブWに対して所定の印刷を行うことができる。
なお、本実施例では、各印刷ユニットU1〜U5を、多色刷印刷ユニットU1,U5と2色刷印刷ユニットU2〜U4により構成したが、この構成に限定されるものではない。例えば、両面単色印刷を行う両面単色刷ユニット、一面4色または2色印刷を行う多色刷印刷ユニットなど印刷物に応じて適宜各種ユニットを組み合わせて使用すればよい。
ウェブパス装置Dは、ウェブWの搬送方向(ウェブWの長さに沿う縦方向)に沿ってその幅方向(ウェブWの搬送方向に直交する横方向)の中央部で2つに縦断裁する複数のカッタT(図8参照)と、縦断裁されたウェブWの搬送経路を設定する多数のターンバー30と、ターンバー30で搬送経路が設定されたウェブWを掛け回して搬送方向でのウェブ長さを設定することで、後の折機Fにより断裁されたときの天地(搬送方向)の余白寸法を調整するコンペンセータローラ31とが設けられている。したがって、各印刷ユニットU1〜U5で4頁の印刷が施された各ウェブWは、カッタにより2頁分ごとに縦断裁されると共に、ターンバー30により搬送経路が変更され、所定の順番(頁順)に重ね合わされる。
折機Fは、各折ユニットF1,F2において、ウェブパス装置Dで重ね合わされたウェブWを導入して、このウェブWを三角板32にて縦折りし、所定の長さで横断裁し、さらに横折りして所望の折帳(例えば新聞などの印刷物)を形成するものである。
運転管理制御装置Cは、主として、輪転印刷機の初期印刷設定(プリセット)を行うために用いられ、制御リンクをなすネットワークNを介して給紙コントローラC1〜C5、印刷コントローラC6〜C10、ウェブパスコントローラC11、および折機コントローラC12,C13が接続されている。
給紙コントローラC1〜C5は、給紙装置Rの各給紙ユニットR1〜R2を駆動制御する。すなわち、給紙ユニットR1〜R2は、給紙コントローラC1〜C5により各々独立して制御される。印刷コントローラC6〜C10は、印刷装置Uの各印刷ユニットU1〜U5および各インフィード装置In1〜In5を駆動制御する。すなわち、印刷ユニットU1〜U5および各インフィード装置In1〜In5は、印刷コントローラC6〜C10により各々独立して制御される。ウェブパスコントローラC11は、ウェブパス装置Dの各ターンバー30および各コンペセータローラ31を駆動制御する。折機コントローラC12,C13は、折機Fの折ユニットF1,F2を駆動制御する。すなわち、折ユニットF1,F2は、折機コントローラC12,C13により各々独立して制御される。
ここで、輪転印刷機による一連の印刷動作について説明する。なお、本実施例の輪転印刷機では、各印刷ユニットU1〜U5、各インフィード装置In1〜In5および各折ユニットF1,F2は独立して駆動できるため、一種類の印刷物を作成することはもちろん、二種類の異なる印刷物を同時に作成できる。つまり、二種類の印刷物のうち、一方の印刷物は、複数の印刷ユニットU1〜U5の中の一部の印刷ユニットを用いて印刷が行われた後、一方の折ユニットF1から排紙され、他方の印刷物は、残りの印刷ユニット用いて印刷が行われた後、他方の折ユニットF2から排紙される。以下、一種類の印刷物を作成する場合について説明する。
先ず、各給紙ユニットR1〜R5から各インフィード装置In1〜In5を介して各印刷ユニットU1〜U5にウェブWがそれぞれ供給されると、各印刷ユニットU1〜U5では、各ウェブWに対して4色刷や2色刷が両面に行われる。次に、各印刷ユニットU1〜U5で印刷が施された複数のウェブWは、ウェブパス装置Dにおいて、カッタにより縦断裁されると共に、搬送経路が変更されて所定の順番に重ね合わされる。そして、ウェブパス装置Dにより重ね合わされたウェブ群が折機F(折ユニットF1または折ユニットF2)に導入されると、重ね合わされた各ウェブ群は、縦折りされた後、所定の長さで横断裁され、横折りされて所望の折帳(印刷物)が作成され、この後、この折帳は排紙される。
このような輪転印刷機では、印刷物と印刷領域との相対位置に基づき、ウェブWの搬送方向またはウェブWの幅方向について、ウェブWの位置を調整するウェブ位置調整装置が設けられている。ここで、印刷物と印刷領域との相対位置は、印刷され断裁された印刷物の紙に対する印刷領域の位置を示す。
ウェブ位置調整装置には、ウェブパス装置Dに設けられたコンペンセータ装置がある。コンペンセータ装置は、コンペンセータローラ31をウェブWの搬送方向に移動させ、該コンペンセータローラ31に掛け回わされたウェブ長さを変化させることで、後の折機Fにより断裁されときの印刷物の天地方向(搬送方向)の余白寸法、すなわち印刷物と印刷領域との相対位置を調整するものである。
このコンペンセータ装置は、図2に示すように、コンペンセータ調整機構(調整機構)40を備えている。コンペンセータ調整機構40において、コンペンセータローラ31は、その両側に延在した回転軸31aの先端に、それぞれ移動部材41が取り付けられている。各移動部材41は、ウェブWの搬送方向と平行に設けられた雄ネジをなす1対のガイドロッド42にそれぞれ螺合されている。ガイドロッド42の一方は、駆動モータ43の駆動により回転可能に設けられている。また、各ガイドロッド42は、相互の回転が伝達されるように、例えば、傘歯車および伝達軸からなる駆動伝達部44を介して連結されている。すなわち、駆動モータ43の駆動により双方のガイドロッド42が回転する。すると、双方の移動部材41がコンペンセータローラ31を伴い、ガイドロッド42に沿ってウェブWの搬送方向に移動する。そして、図2中の矢印左方向にコンペンセータローラ31が移動するとウェブWの張りを緩めることになり、矢印右方向にコンペンセータローラ31が移動するとウェブWの張りをさらに張ることになる。また、ガイドロッド42の他方には、検出部としてのポテンショメータ45が設けられており、ガイドロッド42の回転数が検出される。このポテンショメータ45の数値は、初期印刷設定からのコンペンセータローラ31の移動量であって、ウェブWの位置の初期印刷設定からの変化量に相当する。
また、コンペンセータ装置は、ウェブパスコントローラC11に、コンペンセータ制御部(制御部)46を備えている。コンペンセータ制御部46は、コンペセータ駆動部47、コンペセータ記憶部48およびコンペンセータ操作部(操作部)49が接続されている。コンペセータ駆動部47は、コンペンセータ制御部46の駆動指令に基づいて駆動モータ43を駆動するものである。コンペセータ記憶部48は、コンペンセータ調整機構40を駆動するためのプログラムやデータが予め記憶されていると共に、ポテンショメータ45からのデータを入力して記憶するものである。コンペセータ操作部49は、入力部49aをなす表示を触れることで各種選択を行うタッチパネル式のものである。そして、コンペンセータ制御部46は、コンペセータ記憶部48から入力されたプログラムやデータに従って、コンペセータ操作部49に入力部49aを表示し、かつコンペセータ操作部49での入力部49aへの入力に伴って、コンペセータ駆動部47を制御してコンペンセータ調整機構40を駆動させる。
なお、ウェブパス装置Dには、ウェブWの搬送ラインをなす複数のコンペンセータローラ31が設けられ、これら各コンペンセータローラ31に、コンペンセータ調整機構40がそれぞれ設けられている。そして、各搬送ラインのコンペンセータ調整機構40の駆動モータ43は、上記コンペンセータ駆動部47によって駆動される。また、各コンペンセータ調整機構40のポテンショメータ45からのデータは、上記コンペンセータ記憶部48に入力される。そして、コンペンセータ操作部49では、各搬送ラインのコンペンセータ調整機構40に対応した入力部49aが表示される。
また、コンペンセータ装置は、ウェブパスコントローラC11に、コンペンセータ制御部(制御部)46を備えているが、これに限らない。例えば、ウェブパスコントローラC11が、コンペンセータ装置と、ターンバー装置(後述する)とをそれぞれ独立して制御するコントローラとして分けられ、コンペンセータ装置を制御するコントローラにコンペンセータ制御部(制御部)46を備えていてもよい。
コンペンセータ操作部49に示される入力部49aの表示は、図3に示すように、例えば、印刷物が新聞である場合、複数の搬送ラインのウェブWが重ね合わされ、表に見える面が、1面,3面,5面,…のように奇数の面であるから、オペレータは、この奇数の面をチェックし、ウェブWの断裁位置を調整する。よって、コンペンセータ操作部49には、ウェブWの複数の搬送ラインに対応する奇数の面表示が「1」,「3」,「5」,…の数字で横並びに隣接して示される。また、面表示の上には、コンペンセータローラ31を基準位置「0」から張り方向に移動させる目標値「+1」,「+2」,…の入力部49aのボタン表示が基準位置の上段に、また、コンペンセータローラ31を基準位置「0」から緩み方向に移動させる目標値「−1」,「−2」,…の入力部49aのボタン表示が基準位置の下段に示される。なお、基準位置の表示は、目標値の入力部49aのボタン表示と区別できるように、色付き表示もしくは反転表示あるいは文字フォントなど文字形態を変えることが好ましい。
次に、図3および図4を参照して、コンペンセータ制御部46によるコンペンセータ装置(ウェブ位置調整装置)の動作であるウェブ位置調整方法に関する制御フローについて説明する。
先ず、印刷動作中において、コンペンセータ制御部46は、コンペンセータ調整機構40のポテンショメータ45からのデータを入力し、このデータから得たコンペンセータローラ31の位置(ウェブWの現位置)を基準位置として設定する(ステップS1)。なお、ポテンショメータ45からの当初のデータは、運転管理制御装置Cにより初期印刷設定(プリセット)されたデータである。そして、コンペンセータ制御部46は、設定した基準位置を「0」として、コンペンセータ操作部49に示す。
次に、コンペンセータ制御部46は、設定された基準位置に基づいて、印刷中に印刷物と印刷領域との相対位置に基づいてコンペンセータローラ31を移動させるため、すなわち印刷物と印刷領域との相対位置に基づいてウェブWの搬送方向の位置を変化させるための複数の目標値を設定する(ステップS2)。そして、コンペンセータ制御部46は、運転管理制御装置Cにより初期印刷設定された印刷物の面数(頁数)であるウェブWの搬送ライン数に対応する項目を横方向に隣接させると共に、基準位置「0」を中央にし、かつ目標値「「+1」,「+2」,…の入力部49aのボタン表示を上段に、「−1」,「−2」,…の入力部49aのボタン表示を下段にしてコンペンセータ操作部49に示す。
次に、コンペンセータ操作部49に示した目標値の入力部49aがオペレータにより選択されて直接入力された場合(ステップS3:Yes)、コンペンセータ制御部46は、選択された目標値に基づいて、選択された印刷物の面(頁)に該当するコンペンセータ調整機構40を駆動して目標値までコンペンセータローラ31の位置(ウェブWの位置)を変化させる(ステップS4)。
最後に、コンペンセータ制御部46は、目標値に至り変化したコンペンセータローラ31の位置(変化したウェブWの位置)を、新たな基準位置として設定し、この基準位置を「0」とし(ステップS5)、本制御フローを終了する。
ところで、例えば、目標値「+1」が選択された場合、コンペンセータ調整機構40が駆動され、コンペンセータローラ31が張り方向に0.5mm移動し、断裁されたウェブWの印刷領域に対する余白寸法が天方向に1mm変化する。また、目標値「+2」が選択された場合、コンペンセータローラ31が張り方向に1mm移動し、余白寸法が天方向に2mm変化する。一方、目標値「−2」が選択された場合には、コンペンセータローラ31が緩み方向に1mm移動し、余白寸法が地方向に2mm変化する。この目標値に相当する寸法は、図3に示す「微調モード」のボタン表示を選択することにより変更することができる。例えば、「微調モード」のボタン表示を選択した場合、目標値「+1」が選択されると、天方向に0.5mm変化する。
このように、本実施例に係るウェブ位置調整方法では、印刷中に印刷物と印刷領域との相対位置に基づいてウェブWをその搬送方向に移動調整する目標値を設定し(ステップS2)、目標値の直接入力に応じてウェブをその搬送方向へ移動する(ステップS3,S4)。
かかるウェブ位置調整方法によれば、印刷中にオペレータが印刷された印刷物を見て、調整すべき目標値を選択して直接入力することで、ウェブWがその目標値に移動する。このため、ウェブWが移動する間は、オペレータは他の作業が行える。この結果、作業時間を短縮できる。しかも、調整すべき目標値を選択するだけなので操作が容易で熟練を要さない。
また、本実施例に係るウェブ位置調整方法では、複数設定された目標値から所望の目標値を選択している。かかるウェブ位置調整方法によれば、複数の目標値から調整すべき目標値を任意に選択できる。
また、本実施例に係るウェブ位置調整方法では、ウェブWの搬送ラインが複数あり、各搬送ラインでの目標値を連続して入力可能に設定している。かかるウェブ位置調整方法によれば、ウェブWの各搬送ラインに対応する目標値を連続して入力することで、複数の搬送ラインのウェブ位置を調整でき、作業時間を短縮できる。
また、本実施例に係るウェブ位置調整方法では、初期印刷設定でのウェブWの位置を基準位置とし、該基準位置からウェブWを移動調整する目標値を設定している(ステップS1)。かかるウェブ位置調整方法によれば、初期印刷設定でのウェブWの位置を基準とした調整を行うことができる。
また、本実施例に係るウェブ位置調整方法では、ウェブWを移動した後(ステップS4)、このウェブWの位置を基準位置とし、該基準位置からウェブを移動調整する態様で目標値を設定している(ステップS5)。かかるウェブ位置調整方法によれば、ウェブ位置を調整した後は、その移動した位置を基準として調整できる。この結果、オペレータは、現在印刷されている印刷物を対象にして調整を行うことができ、さらに操作が容易となる。
本実施例に係るコンペンセータ装置(ウェブ位置調整装置)では、コンペンセータ操作部49は、印刷物と印刷領域との相対位置に基づいてウェブWをその搬送方向へ移動調整する目標値が直接入力される入力部49aを有している。かかるコンペンセータ装置によれば、オペレータが印刷された印刷物を見て、調整すべき目標値を選択してその入力部49aを直接入力することで、ウェブWがその目標値に移動する。このため、ウェブWが移動する間は、オペレータは他の作業が行える。この結果、作業時間を短縮できる。しかも、調整すべき目標値を選択するだけなので操作が容易で熟練を要さない。
また、本実施例に係るコンペンセータ装置では、コンペンセータ操作部49は、複数の目標値に対応した複数の入力部49aを有している。かかるコンペンセータ装置によれば、複数の入力部49aから調整すべき目標値を選択できる。
また、本実施例に係るコンペンセータ装置では、コンペンセータ操作部49は、ウェブWの複数の搬送ラインでの目標値に対応した入力部49aを隣接して有している。かかるコンペンセータ装置によれば、ウェブWの各搬送ラインに対応する目標値を入力部49aで入力した後、他の搬送ラインに対応する目標値を入力部49aで選択できる。この結果、複数の搬送ラインのウェブ位置を調整する作業時間を短縮できる。
また、本実施例に係るコンペンセータ装置では、コンペンセータ操作部49は、初期印刷設定でのウェブWの位置を基準位置とし、該基準位置からウェブWを移動調整する目標値に対応した入力部49aを有している。かかるコンペンセータ装置によれば、初期印刷設定でのウェブWの位置を基準とした調整を行うことができる。
また、本実施例のコンペンセータ装置では、コンペンセータ操作部49は、ウェブWの移動後の位置を基準位置とし、該基準位置からウェブWを移動調整する目標値に対応した入力部49aを有している。かかるコンペンセータ装置によれば、ウェブ位置を調整した後は、その移動した位置を基準として調整できる。この結果、オペレータは、現在印刷されている印刷物を対象にして調整を行うことができ、さらに操作が容易となる。
また、本実施例に係る輪転印刷機では、コンペンセータ装置(ウェブ位置調整装置)を適用したことにより、ウェブ位置の調整を行う操作を容易化し、かつ調整作業の時間を短縮できる。この結果、ウェブWの損を低減し、かつ印刷物を印刷する時間を短縮して印刷効率を向上できる。
ところで、本実施例に係るコンペンセータ装置(ウェブ位置調整装置)において、コンペンセータ操作部49の表示形態は、図3に示す形態に限らず、図5〜図7に示す表示形態であってもよい。
図5に示す表示形態では、ステップS1において、コンペンセータ制御部46は、コンペンセータ調整機構40のポテンショメータ45から入力した数値(すなわち、ウェブWの位置の変化量)を基準位置として設定しコンペンセータ操作部49に示す。そして、ステップS5において、コンペンセータ制御部46は、目標値に至り変化したポテンショメータ45の数値(ウェブWの位置の変化量)を新たな基準位置として設定しコンペンセータ操作部49に示す。
このように、本実施例に係るウェブ位置調整方法では、ウェブWを移動した後、このウェブWの位置を基準位置とし、該基準位置からウェブを移動調整する態様で目標値を設定している。また、本実施例に係るコンペンセータ装置(ウェブ位置調整装置)ならびに輪転印刷機では、ウェブWの移動後の位置を基準位置とし、該基準位置からウェブWを移動調整する目標値に対応した入力部49aを有している。このため、ウェブ位置を調整した後は、その移動した位置を基準として調整できる。この結果、オペレータは、現在印刷されている印刷物を対象にして調整を行うことができ、さらに操作が容易となる。
また、図5に示す形態の別の例として、ステップS4において、コンペンセータ制御部46は、選択された目標値により変化するポテンショメータ45の数値(ウェブWの位置の変化量)を新たな基準位置として予め設定してコンペンセータ操作部49に示す。そして、新たな基準位置にポテンショメータ45の数値(ウェブWの位置の変化量)が変化する過程を、目標値の移動する形態として色付き表示もしくは反転表示などで示す。
このように、本実施例に係るウェブ位置調整方法およびコンペンセータ装置(ウェブ位置調整装置)ならびに輪転印刷機では、ウェブWの移動中に、ウェブWの調整状態を表示しているので、オペレータは、調整状態を認識しつつ、調整作業を行うことができる。
図6に示す形態では、目標値をボタン表示とせず、バー表示として示したものである。この形態の場合、ステップS4において、コンペンセータ制御部46は、選択された目標値のみをボタン表示とする。さらに、コンペンセータ制御部46は、選択された目標値により変化するポテンショメータ45の数値(ウェブWの位置の変化量)を新たな基準位置として予め設定してコンペンセータ操作部49に示す。そして、新たな基準位置にポテンショメータ45の数値(ウェブWの位置の変化量)が変化する過程を、目標値のボタン表示がバー表示上で移動する形態として示す。このとき、目標値のボタン表示を色付き表示もしくは反転表示などで示す。
かかるコンペンセータ装置(ウェブ位置調整装置)によれば、調整状態を認識しつつ、調整作業を行うことができる。
図7に示す形態では、基本的には図5に示す形態、または図5に示す形態の別の例と同様であるが、さらに「ALL」モードとして、印刷物の全てのウェブWの位置を一括して調整できるようにしたものである。この「ALL」モードでは、基準位置を示さない。
かかるコンペンセータ装置(ウェブ位置調整装置)によれば、印刷物の全てのウェブWの位置を一括して調整できるので、調整作業効率を向上できる。
ところで、本実施例に係るウェブ位置調整装置には、コンペンセータ装置に限らず、その他図8に示すウェブパス装置Dのターンバー装置、図9に示す折機Fの折機サイドレー装置、あるいは図10に示す給紙装置Rの給紙サイドレー装置がある。
図8に示すように、ターンバー装置は、カッタTにより幅方向の中央部で2つに縦断裁されたウェブWの搬送経路設定するターンバー30を、ウェブWの幅方向に移動させてウェブWの搬送経路位置を調整するものである。このターンバー装置は、ターンバー調整機構(調整機構)50を備えている。このターンバー調整機構50において、ターンバー30は、一対設けられている。各ターンバー30は、その両端にそれぞれ移動部材51a,51bが取り付けられている。各移動部材51aは、ウェブWの搬送方向と垂直に設けられた雄ネジをなすガイドロッド52aにそれぞれ螺合されている。一方、各移動部材51bは、ガイドロッド52aと平行に設けられたガイドロッド52bにそれぞれ摺動可能に係合されている。これにより、一対のターンバー30は、各ガイドロッド52a,52bの間で、相互に平行、かつウェブWの搬送方向に対して45度の角度で取り付けられている。また、ガイドロッド52aは、駆動モータ53の駆動により回転可能に設けられている。すなわち、駆動モータ53の駆動によりガイドロッド52aが回転する。すると、各移動部材51a,51bがターンバー30を伴い、ガイドロッド52a,52bに沿ってウェブWの搬送方向に対する直交方向に平行移動する。そして、図8中の矢印左方向にターンバー30が移動すると、真っ直ぐな搬送方向(1)のウェブWに対し、搬送経路を変えられた搬送方向(2)のウェブWが左側に位置を変化させる。また、図8中の矢印右方向にターンバー30が移動すると、搬送方向(1)のウェブWに対し、搬送方向(2)のウェブWが右側に位置を変化させる。これにより、搬送方向(1)のウェブWと、搬送方向(2)のウェブWとの重ね合わせを調整できる。また、ガイドロッド52aには、検出部としてのポテンショメータ54が設けられており、ガイドロッド52aの回転数が検出される。このポテンショメータ54の数値は、初期印刷設定からのターンバー30の移動量であって、ウェブWの位置の初期印刷設定からの変化量に相当する。
また、ターンバー装置は、ウェブパスコントローラC11に、ターンバー制御部(制御部)56を備えている。ターンバー制御部56は、ターンバー駆動部57、ターンバー記憶部58およびターンバー操作部(操作部)59が接続されている。ターンバー駆動部57は、ターンバー制御部56の駆動指令に基づいて駆動モータ53を駆動するものである。ターンバー記憶部58は、ターンバー調整機構50を駆動するためのプログラムやデータが予め記憶されていると共に、ポテンショメータ54からのデータを入力して記憶するものである。ターンバー操作部59は、入力部(49a)をなす表示を触れることで各種選択を行うタッチパネル式のものである。そして、ターンバー制御部56は、ターンバー記憶部58から入力されたプログラムやデータに従って、ターンバー操作部59に入力部を表示し、かつターンバー操作部59での入力部への入力に伴って、ターンバー駆動部57を制御してターンバー調整機構50を駆動させる。
なお、ウェブパス装置Dには、ウェブWの搬送ラインをなす複数のターンバー30が設けられ、これら各ターンバー30に、ターンバー調整機構50がそれぞれ設けられている。そして、各搬送ラインのターンバー調整機構50の駆動モータ53は、上記ターンバー駆動部57によって駆動される。また、各ターンバー調整機構50のポテンショメータ54からのデータは、上記ターンバー記憶部58に入力される。そして、ターンバー操作部59では、各搬送ラインのターンバー調整機構50に対応した入力部が表示される。
また、ターンバー装置は、ウェブパスコントローラC11に、ターンバー制御部(制御部)56を備えているが、これに限らない。例えば、ウェブパスコントローラC11が、コンペンセータ装置と、ターンバー装置とをそれぞれ独立して制御するコントローラとして分けられ、ターンバー装置を制御するコントローラにターンバー制御部(制御部)56を備えていてもよい。
ターンバー操作部59に示される入力部の表示は、図には明示しないが図3と同様であり、縦断裁されて搬送経路を変えられるウェブWに対応する面表示の数字が縦並びに示される。また、面表示の横には、ターンバー30を基準位置「0」から右方向に移動させる目標値「+1」,「+2」,…の入力部のボタン表示が基準位置の右側に、また、ターンバー30を基準位置「0」から左方向に移動させる目標値「−1」,「−2」,…の入力部のボタン表示が基準位置の左側に示される。なお、基準位置の表示は、目標値の入力部のボタン表示と区別できるように、色付き表示もしくは反転表示あるいは文字フォントなど文字形態を変えることが好ましい。また、ターンバー操作部59に示される選択表示の形態は、図5〜図7と同様に示されていてもよい。
また、ターンバー制御部56によるターンバー装置(ウェブ位置調整装置)の動作であるウェブ位置調整方法に関する制御フローも、図4に示す制御フローと同様である。
先ず、印刷動作中において、ターンバー制御部56は、ターンバー調整機構50のポテンショメータ54からのデータを入力し、このデータから得たターンバー30の位置(重ね合わされるウェブWの位置)を基準位置として設定する(ステップS1)。なお、ポテンショメータ54からの当初のデータは、運転管理制御装置Cにより初期印刷設定(プリセット)されたデータである。そして、ターンバー制御部56は、設定した基準位置を「0」として、ターンバー操作部59に示す。
次に、ターンバー制御部56は、設定された基準位置に基づいて、印刷中に印刷物と印刷領域との相対位置に基づいてターンバー30を移動させるため、すなわち印刷物と印刷領域との相対位置に基づいてウェブWの幅方向の位置を変化させるための複数の目標値を設定する(ステップS2)。そして、ターンバー制御部56は、運転管理制御装置Cにより初期印刷設定された印刷物の面数(頁数)であるウェブWの搬送ライン数に対応する項目を縦方向に隣接させると共に、基準位置「0」を中央にし、かつ目標値「「+1」,「+2」,…の入力部のボタン表示を右側に、「−1」,「−2」,…の入力部のボタン表示を左側にしてターンバー操作部59に示す。
次に、ターンバー操作部59に示した目標値の入力部がオペレータにより選択されて直接入力された場合(ステップS3:Yes)、ターンバー制御部56は、選択された目標値に基づいて、選択された印刷物の面(頁)に該当するターンバー調整機構50を駆動して目標値までターンバー30の位置(ウェブWの位置)を変化させる(ステップS4)。
最後に、ターンバー制御部56は、目標値に至り変化したターンバー30の位置(変化したウェブWの位置)を、新たな基準位置として設定し、この基準位置を「0」とし(ステップS5)、本制御フローを終了する。
このように、本実施例に係るターンバー装置(ウェブ位置調整装置)においても、上述したコンペンセータ装置と同様に本実施例に係るウェブ位置調整方法を適宜実施でき、上述したウェブ位置調整方法およびウェブ位置調整装置ならびに輪転印刷機の効果を得ることができる。
図9に示すように、折機Fの折機サイドレー装置は、各折ユニットF1,F2において重ね合わされたウェブWを縦折りする三角板32を、ウェブWの幅方向に移動させて、ウェブWの折り目位置、すなわちウェブWの折り目位置と印刷領域との相対位置を調整するものである。この折機サイドレー装置は、折機サイドレー調整機構(調整機構)60を備えている。この折機サイドレー調整機構60において、三角板32、ドラグローラ33、リードインローラ34およびニッピングローラ35が、移動フレーム61に配設されている。移動フレーム61は、三角板32などを伴ってウェブWの幅方向(図9中の矢印方向)に移動可能に設けられている。この移動フレーム61は、駆動伝達部62に連結されている。駆動伝達部62は、駆動モータ63を有し、この駆動モータ63の回転を、移動フレーム61の移動方向に換えて伝達するものである。すなわち、駆動モータ53の駆動により移動フレーム61がウェブWの幅方向に移動する。そして、図9中の矢印左方向に移動フレーム61が移動すると、共に移動する三角板32によりウェブWの折り目が左側に位置を変化する。また、図9中の矢印右方向に移動フレーム61が移動すると、共に移動する三角板32によりウェブWの折り目が右側に位置を変化する。これにより、ウェブWの折り目位置を調整できる。また、駆動伝達部62には、検出部としてのポテンショメータ64が設けられており、駆動モータ63の回転数が検出される。このポテンショメータ64の数値は、初期印刷設定からの三角板32の移動量であって、ウェブWの折り目位置の初期印刷設定からの変化量に相当する。
また、折機サイドレー装置は、折機コントローラC12に、折機サイドレー制御部(制御部)66を備えている。折機サイドレー制御部66は、折機サイドレー駆動部67、折機サイドレー記憶部68および折機サイドレー操作部(操作部)69が接続されている。折機サイドレー駆動部67は、折機サイドレー制御部66の駆動指令に基づいて駆動モータ63を駆動するものである。折機サイドレー記憶部68は、折機サイドレー調整機構60を駆動するためのプログラムやデータが予め記憶されていると共に、ポテンショメータ64からのデータを入力して記憶するものである。折機サイドレー操作部69は、入力部(49a)をなす表示を触れることで各種選択を行うタッチパネル式のものである。そして、折機サイドレー制御部66は、折機サイドレー記憶部68から入力されたプログラムやデータに従って、折機サイドレー操作部69に入力部を表示し、かつ折機サイドレー操作部69での入力部への入力に伴って、折機サイドレー駆動部67を制御して折機サイドレー調整機構60を駆動させる。
折機サイドレー操作部69に示される入力部の表示は、図には明示しないが図3と同様であり、移動フレーム61を基準位置「0」から右方向に移動させる目標値「+1」,「+2」,…の入力部のボタン表示が基準位置の右側に、また、移動フレーム61を基準位置「0」から左方向に移動させる目標値「−1」,「−2」,…の入力部のボタン表示が基準位置の左側に示される。なお、基準位置の表示は、目標値の入力部のボタン表示と区別できるように、色付き表示もしくは反転表示あるいは文字フォントなど文字形態を変えることが好ましい。また、折機サイドレー操作部69に示される選択表示の形態は、図5〜図7と同様に示されていてもよい。
なお、図9では、折機Fの折ユニットF1に折機サイドレー装置が適用された例を示している。図には明示しないが、他の折ユニットF2にも折機サイドレー装置は適用されている。また、各折機コントローラC12,C13にそれぞれ折機サイドレー制御部66、折機サイドレー駆動部67、折機サイドレー記憶部68および折機サイドレー操作部69を設けず、各折機コントローラC12,C13を統括する折機コントローラ(図示せず)を設け、この折機コントローラに、折機サイドレー制御部66、折機サイドレー駆動部67、折機サイドレー記憶部68および折機サイドレー操作部69を設けてもよい。この場合、折機サイドレー操作部69には、複数の搬送ラインである各折ユニットF1,F2の三角板32に対応する表示が縦方向に隣接して示される。
また、折機サイドレー制御部66による折機サイドレー装置(ウェブ位置調整装置)の動作であるウェブ位置調整方法に関する制御フローも、図4に示す制御フローと同様である。
先ず、印刷動作中において、折機サイドレー制御部66は、折機サイドレー調整機構60のポテンショメータ64からのデータを入力し、このデータから得た移動フレーム61の位置(ウェブWの幅方向に対する三角板32の位置)を基準位置として設定する(ステップS1)。なお、ポテンショメータ64からの当初のデータは、運転管理制御装置Cにより初期印刷設定(プリセット)されたデータである。そして、折機サイドレー制御部66は、設定した基準位置を「0」として、折機サイドレー操作部69に示す。
次に、折機サイドレー制御部66は、設定された基準位置に基づいて、印刷中に印刷物と印刷領域との相対位置に基づいて三角板32を移動させるため、すなわち印刷物と印刷領域との相対位置に基づいてウェブWの折り目位置を変化させるための複数の目標値を設定する(ステップS2)。そして、折機サイドレー制御部66は、基準位置「0」を中央にし、かつ目標値「「+1」,「+2」,…の入力部のボタン表示を右側に、「−1」,「−2」,…の入力部のボタン表示を左側にして折機サイドレー操作部69に示す。
次に、折機サイドレー操作部69に示した目標値の入力部がオペレータにより選択されて直接入力された場合(ステップS3:Yes)、折機サイドレー制御部66は、選択された目標値に基づいて、折機サイドレー調整機構60を駆動して目標値まで三角板32の位置(ウェブWの幅方向に対応する位置)を変化させる(ステップS4)。
最後に、折機サイドレー制御部66は、目標値に至り変化した三角板32の位置を、新たな基準位置として設定し、この基準位置を「0」とし(ステップS5)、本制御フローを終了する。
このように、本実施例に係る折機サイドレー装置(ウェブ位置調整装置)においても、上述したコンペンセータ装置と同様に本実施例に係るウェブ位置調整方法を適宜実施でき、上述したウェブ位置調整方法およびウェブ位置調整装置ならびに輪転印刷機の効果を得ることができる。
図10に示すように、給紙装置Rの給紙サイドレー装置は、各給紙ユニットR1〜R5において、ウェブWがロール状に巻かれた巻取紙を保持する保持アーム11の軸心方向の位置を変えて、ウェブWの幅方向の位置、すなわち、ウェブWの位置と後に印刷装置で印刷される印刷領域との相対位置を調整するものである。この給紙サイドレー装置は、給紙サイドレー調整機構(調整機構)70を備えている。この給紙サイドレー調整機構70において、保持アーム11は、その回転中心となる回転軸11aが軸心方向(図2中の矢印方向)に移動可能に設けられている。この回転軸11aは、駆動伝達部71に連結されている。駆動伝達部71は、駆動モータ72を有し、この駆動モータ72の回転を、回転軸11aの移動方向に換えて伝達するものである。すなわち、駆動モータ72の駆動により回転軸11aがウェブWの幅方向に移動する。そして、図10中の矢印左方向に回転軸11aが移動すると、ウェブWが左側に位置を変化する。また、図10中の矢印右方向に回転軸11aが移動すると、ウェブWが右側に位置を変化する。これにより、ウェブWの幅方向位置を調整できる。また、駆動伝達部71には、検出部としてのポテンショメータ73が設けられており、駆動モータ72の回転数が検出される。このポテンショメータ73の数値は、初期印刷設定からの回転軸11aの移動量であって、ウェブWの位置の初期印刷設定からの変化量に相当する。
また、給紙サイドレー装置は、給紙コントローラC1に、給紙サイドレー制御部(制御部)76を備えている。給紙サイドレー制御部76は、給紙サイドレー駆動部77、給紙サイドレー記憶部78および給紙サイドレー操作部(操作部)79が接続されている。給紙サイドレー駆動部77は、給紙サイドレー制御部76の駆動指令に基づいて駆動モータ72を駆動するものである。給紙サイドレー記憶部78は、給紙サイドレー調整機構70を駆動するためのプログラムやデータが予め記憶されていると共に、ポテンショメータ73からのデータを入力して記憶するものである。給紙サイドレー操作部79は、入力部(49a)をなす表示を触れることで各種選択を行うタッチパネル式のものである。そして、給紙サイドレー制御部76は、給紙サイドレー記憶部78から入力されたプログラムやデータに従って、給紙サイドレー操作部79に入力部を表示し、かつ給紙サイドレー操作部79での入力部への入力に伴って、給紙サイドレー駆動部77を制御して給紙サイドレー調整機構70を駆動させる。
給紙サイドレー操作部79に示される選択表示は、図には明示しないが図3と同様であり、回転軸11aを基準位置「0」から右方向に移動させる目標値「+1」,「+2」,…の入力部のボタン表示が基準位置の右側に、また、回転軸11aを基準位置「0」から左方向に移動させる目標値「−1」,「−2」,…の入力部のボタン表示が基準位置の右側に示される。なお、基準位置の表示は、目標値の入力部のボタン表示と区別できるように、色付き表示もしくは反転表示あるいは文字フォントなど文字形態を変えることが好ましい。また、給紙サイドレー操作部79に示される選択表示の形態は、図5〜図7と同様に示されていてもよい。
なお、図10では、給紙装置Rの給紙ユニットR1に給紙サイドレー装置が適用された例を示している。図には明示しないが、他の給紙ユニットR2〜R5にも給紙サイドレー装置は適用されている。また、各給紙コントローラC1〜C5にそれぞれ給紙サイドレー制御部76、給紙サイドレー駆動部77、給紙サイドレー記憶部78および給紙サイドレー操作部79を設けず、各給紙コントローラC1〜C5を統括する給紙装置コントローラ(図示せず)を設け、この給紙装置コントローラに、給紙サイドレー制御部76、給紙サイドレー駆動部77、給紙サイドレー記憶部78および給紙サイドレー操作部79を設けてもよい。この場合、給紙サイドレー操作部79には、複数の搬送ラインである各給紙ユニットR1〜R5の回転軸11aに対応する表示が縦方向に隣接して示される。
また、給紙サイドレー制御部76による給紙サイドレー装置(ウェブ位置調整装置)の動作であるウェブ位置調整方法に関する制御フローも、図4に示す制御フローと同様である。
先ず、印刷動作中において、給紙サイドレー制御部76は、給紙サイドレー調整機構70のポテンショメータ73からのデータを入力し、このデータから得た回転軸11aの位置(幅方向でのウェブWの位置)を基準位置として設定する(ステップS1)。なお、ポテンショメータ73からの当初のデータは、運転管理制御装置Cにより初期印刷設定(プリセット)されたデータである。そして、給紙サイドレー制御部76は、設定した基準位置を「0」として、給紙サイドレー操作部79に示す。
次に、給紙サイドレー制御部76は、設定された基準位置に基づいて、印刷中に印刷物と印刷領域との相対位置に基づいて回転軸11aを移動させるため、すなわち印刷物と印刷領域との相対位置に基づいてウェブWの幅方向位置を変化させるための複数の目標値を設定する(ステップS2)。そして、給紙サイドレー制御部76は、基準位置「0」を中央にし、かつ目標値「「+1」,「+2」,…の入力部のボタン表示を右側に、「−1」,「−2」,…の入力部のボタン表示を左側にして給紙サイドレー操作部79に示す。
次に、給紙サイドレー操作部79に示した目標値の入力部のボタン表示がオペレータにより選択されて直接入力された場合(ステップS3:Yes)、給紙サイドレー制御部76は、選択された目標値に基づいて、給紙サイドレー調整機構70を駆動して目標値まで回転軸11aの位置(ウェブWの幅方向位置)を変化させる(ステップS4)。
最後に、給紙サイドレー制御部76は、目標値に至り変化した回転軸11aの位置(変化したウェブWの幅方向位置)を、新たな基準位置として設定し、この基準位置を「0」とし(ステップS5)、本制御フローを終了する。
このように、本実施例に係る給紙サイドレー装置(ウェブ位置調整装置)においても、上述したコンペンセータ装置と同様に本実施例に係るウェブ位置調整方法を適宜実施でき、上述したウェブ位置調整方法およびウェブ位置調整装置ならびに輪転印刷機の効果を得ることができる。
なお、図には明示しないが、上述した操作部(49,59,69,79)の入力部は、中央に基準位置を配置し、その上下段または左右側に入力部としてのボタン表示を1つずつ配置し、かつ基準位置の表示を可変できるように示すことも含む。すなわち、入力部のボタン表示を1回タッチすれば、目標値の「+1」または「−1」となり、選択ボタンを2回タッチすれば目標値の「+2」または「−2」となって、この目標値が基準位置に表示される。このようにしても、タッチ回数で目標値を入力部で直接入力でき、ウェブWがその目標値に移動する。このため、ウェブWが移動する間は、オペレータは他の作業が行える。この結果、作業時間を短縮できる。しかも、調整すべき目標値を選択するだけなので操作が容易で熟練を要さない。
以上のように、本発明に係るウェブ位置調整方法およびウェブ位置調整装置ならびに輪転印刷機は、操作が容易で、かつ調整作業に時間を要することなくウェブの搬送方向または幅方向での位置を調整することに適している。
本実施例に係る輪転印刷機の概略構成図である。 本実施例に係るウェブ位置調整装置をコンペンセータ装置に適用した概略構成図である。 本実施例に係るウェブ位置調整装置の操作部の概略図である。 本実施例に係るウェブ位置調整装置の動作(ウェブ位置調整方法)を示す制御フローチャートである。 本実施例に係るウェブ位置調整装置の操作部の他の形態の概略図である。 本実施例に係るウェブ位置調整装置の操作部の他の形態の概略図である。 本実施例に係るウェブ位置調整装置の操作部の他の形態の概略図である。 本実施例に係るウェブ位置調整装置をターンバー装置に適用した概略構成図である。 本実施例に係るウェブ位置調整装置を折機サイドレー装置に適用した概略構成図である。 本実施例に係るウェブ位置調整装置を給紙サイドレー装置に適用した概略構成図である。
符号の説明
C 運転管理制御装置
C1〜C5 給紙コントローラ
R 給紙装置
R1〜R5 給紙ユニット
P 巻取紙
11 保持アーム
11a 回転軸
70 給紙サイドレー調整機構
71 駆動伝達部
72 駆動モータ
73 ポテンショメータ
76 給紙サイドレー制御部
77 給紙サイドレー駆動部
78 給紙サイドレー記憶部
79 給紙サイドレー操作部
C6〜C10 印刷コントローラ
U 印刷装置
U1〜U5 印刷ユニット
In1〜In5 インフィード装置
C11 ウェブパスコントローラ
D ウェブパス装置
31 コンペンセータローラ
31a 回転軸
40 コンペンセータ調整機構
41 移動部材
42 ガイドロッド
43 駆動モータ
44 駆動伝達部
45 ポテンショメータ
46 コンペンセータ制御部
47 コンペセータ駆動部
48 コンペセータ記憶部
49 コンペセータ操作部
30 ターンバー
50 ターンバー調整機構
51a,51b 移動部材
52a,52b ガイドロッド
53 駆動モータ
54 ポテンショメータ
56 ターンバー制御部
57 ターンバー駆動部
58 ターンバー記憶部
59 ターンバー操作部
C12,C13 折機コントローラ
F 折機
F1,F2 折ユニット
32 三角板
33 ドラグローラ
34 リードインローラ
35 ニッピングローラ
60 折機サイドレー調整機構
61 移動フレーム
62 駆動伝達部
63 駆動モータ
64 ポテンショメータ
66 折機サイドレー制御部
67 折機サイドレー駆動部
68 折機サイドレー記憶部
69 折機サイドレー操作部
T カッタ
W ウェブ

Claims (13)

  1. 印刷中に印刷物と印刷領域との相対位置に基づいてウェブをその搬送方向または幅方向に移動調整する目標値を設定し、前記目標値の直接入力に応じてウェブをその搬送方向または幅方向へ移動することを特徴とするウェブ位置調整方法。
  2. 複数設定された前記目標値から所望の目標値を選択することを特徴とする請求項1に記載のウェブ位置調整方法。
  3. 前記ウェブの搬送ラインが複数あり、各前記搬送ラインでの前記目標値を連続して入力可能に設定することを特徴とする請求項1または2に記載のウェブ位置調整方法。
  4. 初期印刷設定での前記ウェブの位置を基準位置とし、該基準位置からウェブを移動調整する態様で前記目標値を設定することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載のウェブ位置調整方法。
  5. 前記ウェブを移動した後、このウェブの位置を基準位置とし、該基準位置からウェブを移動調整する態様で前記目標値を設定することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載のウェブ位置調整方法。
  6. 前記ウェブの移動中に、該ウェブの調整状態を表示することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載のウェブ位置調整方法。
  7. ウェブをその搬送方向または幅方向に移動させる調整機構と、前記調整機構を操作するための操作部と、前記操作部の操作に基づいて前記調整機構を制御する制御部とを備えたウェブ位置調整装置において、
    前記操作部は、印刷物と印刷領域との相対位置に基づいてウェブをその搬送方向または幅方向へ移動調整する目標値が直接入力される入力部を有し、
    前記制御部は、前記入力部により入力された目標値に基づいて前記ウェブを搬送方向または幅方向へ移動させる態様で前記調整機構を制御することを特徴とするウェブ位置調整装置。
  8. 前記操作部は、複数の前記目標値に対応した複数の入力部を有することを特徴とする請求項7に記載のウェブ位置調整装置。
  9. 前記操作部は、前記ウェブの複数の搬送ラインでの前記目標値に対応した入力部を隣接して有することを特徴とする請求項7または8に記載のウェブ位置調整装置。
  10. 前記操作部は、初期印刷設定での前記ウェブの位置を基準位置とし、該基準位置からウェブを移動調整する前記目標値に対応した入力部を有することを特徴とする請求項7〜9のいずれか一つに記載のウェブ位置調整装置。
  11. 前記操作部は、前記ウェブの移動後の位置を基準位置とし、該基準位置からウェブを移動調整する前記目標値に対応した入力部を有することを特徴とする請求項7〜10のいずれか一つに記載のウェブ位置調整装置。
  12. 前記操作部は、前記ウェブの移動中に、該ウェブの調整状態を表示することを特徴とする請求項7〜11のいずれか一つに記載のウェブ位置調整装置。
  13. ウェブを搬送する給紙装置と、搬送される前記ウェブに印刷を行う印刷装置と、印刷後の前記ウェブを重ね合わせるウェブパス装置と、重ね合わされた前記ウェブを所定長に断裁すると共に、折帳として印刷物を作成する折機とを備えた輪転印刷機において、
    印刷物と印刷領域との相対位置に基づいてウェブをその搬送方向または幅方向へ移動調整する態様で請求項7〜12のいずれか一つに記載のウェブ位置調整装置を備えたことを特徴とする輪転印刷機。
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