JP2009232267A - 色処理装置、方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】第2の色空間で表現できない値をとり得る第1の色空間の色値を前記第2の色空間の色値へ変換する色空間変換を含む処理を、暗部の階調性を維持しつつ、視覚限界領域の情報等を用いる場合よりも簡易な処理で実現する。
【解決手段】LAB値をXYZ値経由でJCh値へ変換する色変換条件を生成するにあたり、出力デバイスの色再現域における最小明度Lminを取得し(50)、LAB色空間上に設定した格子点のうち明度Lが最小明度Lminよりも小さい(54が肯定の)格子点について、LCh値へ変換した後に、明度Lを最小明度Lminにすると共に明度変更量に応じて彩度cを低下させ、LAB値へ再変換する(56〜62)処理を各々行った後に、全格子点のLAB値をXYZ値へ変換し、更にJCh値へ変換し(66,68)、色変換係数として後段へ出力する(69)。
【選択図】図4

Description

本発明は色処理装置、方法及びプログラムに係り、特に、特定の装置に依存せず、かつ、特定の装置に依存しない第2の色空間で表現できない値をとり得る第1の色空間の色値を、前記第2の色空間を経由して、特定の装置に依存しない第3の色空間の色値へ変換する色処理装置、該色処理装置に適用可能な色処理方法、及び、コンピュータを色処理装置として機能させるための色処理プログラムに関する。
入力色信号の色を出力デバイスの色域内の色に置き換える色域変換(ガマット(Gamut)マッピング)を行うことを前提として、第2の色空間で表現できない値をとり得る第1の色空間の色値を、前記第2の色空間の色値へ変換する色空間変換を行うことと、CIELABとCIEXYZが演算する上で不可逆の領域が存在することに関連して、特許文献1には、再生デバイスの色域の外部にある色を再生可能な色にマッピングするにあたり、3次元色空間上で再生デバイスの色域のサイズを3つの次元において各々縮小することで縮小色域を導出し、色域外の色を縮小色域境界上にクリッピングすることで縮小色域クリッピングベクトルを求め、色域外の色を、縮小色域クリッピングベクトルが再生デバイスの色域境界と交差する色にマッピングすることで、縮小色域境界の同じ点又は隣接する点上にクリッピングされる、異なる方向のクリッピングベクトルに関連付けられた色域外の色を、再生デバイスの色域境界上の離間した点又はさらに大きく離間した点にマッピングする技術が開示されている。
また、特許文献2及び特許文献3には、視覚限界領域の情報を記憶しておき、視覚限界領域を超える値を表現可能な色空間で示される入力画像データが視覚限界領域の外部に存在するか否かを判定し、視覚限界領域の外部に存在すると判定されたデータを視覚限界領域の外縁部または内部へ変換する技術が開示されている。
また特許文献4には、ICC(International Color Consortium)プロファイル形式に準拠したLUTを作成する場合、CIELAB空間上の可視範囲外の格子点を可視範囲内に移動し、格子点のLAB値をXYZ値に変換し、格子点のXYZ値をカラーアピアランス変換してカラーアピアランス値を取得し、取得されるカラーアピアランス値を所定のデバイスの色域にマッピングする技術が開示されている。
特開2007−124648号公報 特許第3754944号公報 特開2005−130537号公報 特開2005−295155号公報
一般に、第2の色空間で表現できない値をとり得る第1の色空間の色値を前記第2の色空間の色値へ変換する色空間変換を含む処理を、暗部の階調性を維持しつつ、視覚限界領域の情報等を用いる場合よりも簡易な処理で実現することは困難であった。
請求項1記載の発明に係る色処理装置は、特定の装置に依存せず、かつ、特定の装置に依存しない第2の色空間で表現できない値をとり得る第1の色空間の色値を、前記第2の色空間の色値へ変換し、更に、特定の装置に依存しない第3の色空間の色値へ変換する演算処理を行う色変換手段と、前記色変換手段によって前記演算処理が行われる前記第1の色空間の色値のうち、明度が所定値未満の色値を、前記明度が前記所定値以上となるように事前に変更するか、又は、前記演算処理の対象から除外し前記第3の色空間の色値として出力させる制御手段と、を含んで構成されている。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記第3の色空間上での特定装置の色再現域を表す色再現域情報に基づき、前記第3の色空間上での入力色値の色域が前記色再現域内に収まるように設定した色域変換条件に従って、前記色変換手段による変換によって得られた前記第3の色空間の色値に対して色域変換を行う色域変換手段を更に備え、前記所定値は、前記特定装置の色再現域における最小明度に相当する値であることを特徴としている。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記制御手段は、前記明度が所定値未満の色値を、前記明度が前記所定値以上となるように事前に変更する場合に、前記色値の彩度が前記色値に対する明度の変更量に比例した低下量で低下するように前記色値の彩度も変更することを特徴としている。
請求項4記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記制御手段は、前記明度が所定値未満の色値を、前記演算処理の対象から除外する場合に、前記色値の彩度を一定の割合で低下させ、前記彩度を低下させた後の色値を前記第3の色空間の色値として出力させることを特徴としている。
請求項5記載の発明に係る色処理方法は、特定の装置に依存せず、かつ、特定の装置に依存しない第2の色空間で表現できない値をとり得る第1の色空間の色値を、前記第2の色空間の色値へ変換し、更に、特定の装置に依存しない第3の色空間の色値へ変換する演算処理を行うと共に、前記演算処理を行う前記第1の色空間の色値のうち、明度が所定値未満の色値を、前記明度が前記所定値以上となるように事前に変更するか、又は、前記演算処理の対象から除外し前記第3の色空間の色値として出力する。
請求項6記載の発明に係る色処理プログラムは、コンピュータを、特定の装置に依存せず、かつ、特定の装置に依存しない第2の色空間で表現できない値をとり得る第1の色空間の色値を、前記第2の色空間の色値へ変換し、更に、特定の装置に依存しない第3の色空間の色値へ変換する演算処理を行う色変換手段、及び、前記色変換手段によって前記演算処理が行われる前記第1の色空間の色値のうち、明度が所定値未満の色値を、前記明度が前記所定値以上となるように変更するか、又は、前記演算処理の対象から除外し前記第3の色空間の色値として出力させる制御手段として機能させる。
請求項1,5,6記載の発明は、第2の色空間で表現できない値をとり得る第1の色空間の色値を前記第2の色空間の色値へ変換する色空間変換を含む処理を、暗部の階調性を維持しつつ、視覚限界領域の情報等を用いる場合よりも簡易な処理で実現できる、という優れた効果を有する。
請求項2記載の発明は、第3色空間の色値に対して更に色域変換を行う際に、本構成を有しない場合と比較して色域変換の変換条件を簡素化できる、という効果を有する。
請求項3記載の発明は、明度が所定値未満の色値を明度が所定値以上となるように事前に変更する際に、本構成を有しない場合と比較して、第3色空間の色値に対して更に色域変換を行う場合の色域変換の変換条件を簡素化できる、という効果を有する。
請求項4記載の発明は、第1の色空間の色値のうち明度が所定値未満の色値を第3の色空間の色値として用いる際に、第1の色空間と第3の色空間の同一色値の彩度差に起因する画質変化を抑制できる、という効果を有する。
以下、図面を参照して本発明の実施形態の一例を詳細に説明する。
〔第1実施形態〕
図1には本実施形態に係るコンピュータ・システム10の概略構成が示されている。コンピュータ・システム10は、LAN等から成るネットワーク12に、PC(Personal Computer:パーソナル・コンピュータ)等から成る複数台のクライアント端末14と、コンピュータ・システム10に画像(データ)を入力する入力デバイス16と、コンピュータ・システム10から入力された画像データを画像として可視化する出力デバイス18が各々接続されて構成されている。なお、入力デバイス16としては、例えば原稿を読み取って画像データを出力するスキャナが、出力デバイス18としては、例えば入力された画像データが表す画像を用紙へ印刷する画像形成装置(プリンタ、或いはプリンタに複写機やファクシミリ装置としての機能も付加された複合機)が挙げられる。なお、ネットワーク12はインターネット等のコンピュータ・ネットワークにも接続されていてもよい。
ネットワーク12に接続された個々のクライアント端末14は、CPU14A、RAM等から成るメモリ14B、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ等から成る不揮発性の記憶部14C、ネットワークインタフェース(I/F)部14Dを備えており、ネットワークI/F部14Dを介してネットワーク12に接続されている。また、クライアント端末14には、出力デバイスの1つである表示装置20、入力手段としてのキーボード22及びマウス24が各々接続されている。なお、スキャナ等の入力デバイス16や画像形成装置等の他の出力デバイス18についても、表示装置20と同様にクライアント端末14に直接接続されていてもよい。例えば入力デバイス16としてはスキャナ以外にデジタルスチルカメラ等が挙げられるが、デジタルスチルカメラ等はクライアント端末14に直接接続される。
また、クライアント端末14の記憶部14Cには、OS(Operating System)のプログラム、OS上で動作し入力デバイス16や出力デバイス18を使用する各種のアプリケーション・プログラム、クライアント端末14で次に述べる色変換処理を行うための色変換プログラムが予め各々インストールされており、色変換処理で使用するプロファイル等の色変換条件を登録可能な色変換条件DB(データベース)、色予測モデル及びベースデータも各々記憶されている。
次に本実施形態の作用を説明する。本実施形態に係るクライアント端末14には、或る入力デバイス16から入力された画像データや、或る出力デバイス18における画像の出力に用いた画像データを、別のデバイス(出力デバイス18)における画像の出力に用いる場合に、異なるデバイスで再現、或いは取り込まれる画像の色の見えの差を補正する色変換処理を行うために、図2に示す色変換処理部が設けられている。
図2に示すように、本実施形態に係る色変換処理部は、第1色変換における色変換条件を生成する第1色変換条件生成部と、色域変換における変換条件を生成する色域変換条件生成部と、第2色変換における色変換条件を生成する第2色変換条件生成部と、第3色変換における色変換条件を生成する第3色変換条件生成部と、入力された画像データに対して色変換処理を行う色変換処理部と、から構成されている。色変換処理部はCLUT(カラールックアップテーブル)から成り、この色変換処理部には、色変換処理対象の画像データとして、当該画像データの個々の画素の色を特定のデバイス(装置)に依存しない色空間(第1のデバイス非依存色空間)上の色値で表す画像データが入力される。色変換処理部のCLUTには、1回の変換によって第1色変換、色域変換、第2色変換及び第3色変換を実現する変換条件(色変換係数)がセットされ、当該変換条件(色変換係数)に従って入力された画像データが変換されることで、前述の色変換処理が実現される。
以下、各変換処理について説明する。本実施形態に係る第1色変換は、第1のデバイス非依存色空間上の色値を、特定のデバイス(装置)に依存せず色域変換に適した色空間(第2のデバイス非依存色空間)上の色値へ変換する色変換である。なお、第1のデバイス非依存色空間は本発明に係る第1の色空間に対応しており、以下では第1のデバイス非依存色空間としてCIELAB色空間を適用した態様を説明する。また、第2のデバイス非依存色空間としては、観察条件の影響を排除した色の見えを表す色空間が好適であり、例えば色の見えモデルであるCIECAM02によって規定される色空間JCh、或いは色空間JChから求まる色空間Jabがより好ましい。なお、色空間Jabの色属性値a,bは、色空間JChの色属性値C,hから生成したac,bcに相当し、色相及び彩度と相互に変換可能な特徴を有している。また、色の見えモデルCIECAM02に代えて色の見えモデルCIECAM97s等を用いてもよい。第2のデバイス非依存色空間は本発明に係る第3の色空間に対応している。
第1色変換条件生成部には、第1のデバイス非依存色空間上に設定した多数の格子点の各々の色値(第1のデバイス非依存色空間上の色値)が格子点データとして入力され、第1色変換条件生成部は、入力された格子点データが表す各格子点の色値(第1のデバイス非依存色空間上の色値)を第2のデバイス非依存色空間上の色値(色変換係数)へ各々変換することで、第1色変換における色変換条件を生成する。なお、ここでいう第1色変換の色変換条件は、第1色変換条件生成部に入力された各格子点の第1のデバイス非依存色空間上での色値を入力値、変換によって得られた色変換係数(各格子点の第2のデバイス非依存色空間上の色値)を出力値とし、前記入力値を前記出力値へ変換する変換条件を意味している。第1色変換条件生成部による色変換条件生成の詳細については後述する。
また、本実施形態に係る色域変換は、第1色変換を経た色値を、デバイス毎の色の見えの差(この見えの差は、個々のデバイスの色域の相違に起因する)が補正されると共に、第2のデバイス非依存色空間上での色値が、第2のデバイス非依存色空間上での出力デバイスの色再現域内に収まるように変換する色域変換(ガマットマッピングともいう)である。この色域変換は請求項2に記載の色域変換手段に対応している。色域変換条件生成部には、第1色変換条件生成部から出力された色変換係数(各格子点の第2のデバイス非依存色空間上の色値)が入力され、色域変換条件生成部は、入力された色変換係数(各格子点の第2のデバイス非依存色空間上の色値)を、所定の変換ルールに従って第2のデバイス非依存色空間上の新たな色値(色変換係数)へ各々変換することで、色域変換における変換条件を生成する。なお、ここでいう色域変換の変換条件は、色域変換条件生成部に入力された色変換係数を入力値、変換によって得られた色変換係数(各格子点の第2のデバイス非依存色空間上の新たな色値)を出力値とし、前記入力値を前記出力値へ変換する変換条件を意味している。
また、本実施形態に係る第2色変換は、色域変換を経た第2のデバイス非依存色空間上の色値を、特定のデバイス(装置)に依存しない別の色空間(第3のデバイス非依存色空間):例えばCIELAB色空間)上の色値へ変換する色変換である。第2色変換条件生成部には、色域変換条件生成部から出力された色変換係数(各格子点の第2のデバイス非依存色空間上の色値)が入力され、第2色変換変換条件生成部は、入力された色変換係数(各格子点の第2のデバイス非依存色空間上の色値)を、第3のデバイス非依存色空間上の色値(色変換係数)へ各々変換することで、第2色変換における変換条件を生成する。なお、ここでいう第2色変換の色変換条件は、第2色変換条件生成部に入力された色変換係数を入力値、変換によって得られた色変換係数(各格子点の第3のデバイス非依存色空間上の新たな色値)を出力値とし、前記入力値を前記出力値へ変換する変換条件を意味している。
また、本実施形態に係る第3色変換は、第2色変換を経た第3のデバイス非依存色空間上の色値を、出力デバイスに依存する色空間(デバイス依存色空間:例えば出力デバイスが表示装置20であればRGB色空間、出力デバイスが画像形成装置であればCMYK色空間)上の色値へ変換する色変換である。第3色変換条件生成部には、第2色変換条件生成部から出力された色変換係数(各格子点の第3のデバイス非依存色空間上の色値)が入力され、第3色変換変換条件生成部は、入力された色変換係数(各格子点の第3のデバイス非依存色空間上の色値)を、デバイス依存色空間上の色値(色変換係数)へ各々変換することで、第3色変換における変換条件を生成する。なお、ここでいう第3色変換の色変換条件は、第3色変換条件生成部に入力された色変換係数を入力値、変換によって得られた色変換係数(各格子点のデバイス依存色空間上の色値)を出力値とし、前記入力値を前記出力値へ変換する変換条件を意味している。
なお、第3色変換における色変換条件(色変換係数/プロファイル)としては、例えば各種メーカや業界団体が提供しているICCProfile形式の色変換係数を目的に応じて用いてもよいし、より高精度な色変換のために、上記の色変換係数による色変換の前処理や後処理として、階調テーブルやガンマ曲線に基づく1次元の色変換を付加してもよいし、上記の色変換係数による色変換と上記の前処理又は後処理を単一の色変換条件に統合して第3色変換を行うことも可能であるが、色予測モデル(少数の入力色値と出力色値の対応関係を表すベースデータに基づいて、対応する出力色値が未知の入力色値が入力されると、入力された入力色値に対応する出力色値を各種のアルゴリズムによって推定演算して出力するプログラム)を用いて色変換条件(色変換係数)を生成することが望ましく、本実施形態に係る第3色変換条件生成部においても、色予測モデルを用いて第3色変換の色変換条件(色変換係数/プロファイル)を生成している。
具体的には、例えば図3の(1)に示すように、入力色値(例えば第3のデバイス非依存色空間上の色値)が既知の各色のパッチ(色票)を生成し(例えば出力デバイスとしての画像形成装置へ画像データを出力する際の第3色変換のプロファイルを生成する場合、色票の生成は入力色値が既知の色票をプリンタによって印刷させることによって成される)、生成した各色票について、出力色値(例えばデバイス依存色空間上の色値)を測色計等によって各々計測することで、各色票の入力色値と出力色値を対応付けるベースデータを生成しておく(図3の(2)も参照)。第3色変換条件生成部は、このベースデータを取得して色予測モデルにセットし (図3の(4)も参照)、ベースデータをセットした色予測モデルに、第2色変換条件生成部から第3色変換条件生成部に入力された色変換係数(各格子点の第3のデバイス非依存色空間上の色値)を順に入力する処理を行い、色予測モデルから順に出力される色値(デバイス依存色空間上の色値)を色変換係数(各格子点のデバイス依存色空間上の色値)として用いている(図3の(5)も参照)。
色変換処理部のCLUTには、当該CLUTによる色変換処理の変換条件を規定する入力値として、前述の格子点データが表す各格子点の色値(第1のデバイス非依存色空間上の色値)が、前記変換条件を規定する出力値として、第1色変換条件生成部、色域変換条件生成部、第2色変換条件生成部及び第3色変換条件生成部における各処理を経て第3色変換条件生成部から出力された色変換係数(各格子点のデバイス依存色空間上の色値)が各々セットされる。そして色変換処理部は、入力された画像データ(各画素の色を第1のデバイス非依存色空間上の色値で表す画像データ)をCLUTに従って変換する。これにより、入力画像データは各画素の色をデバイス依存色空間上の色値で表す画像データへ変換され、変換後の画像データを出力デバイスへ出力し、出力デバイスにおける画像の出力に供することで、出力デバイスによって出力される画像の色の見えを他のデバイスと一致させることができる。
なお、クライアント端末14の記憶部14Cにインストールされている色変換プログラムは、上述した色変換処理部の各機能ブロックを実現するための複数のプログラム(第1色変換条件生成部として機能する第1色変換条件生成プログラム、色域変換条件生成部として機能する色域変換条件生成プログラム、第2色変換条件生成部として機能する第2色変換条件生成プログラム、第3色変換条件生成部として機能する第3色変換プログラム、色変換処理部として機能する色変換処理プログラム)から構成されている。なお、図1では色変換プログラムをOSのプログラムと別に示しているが、色変換プログラムはOS標準のプログラムとしてOSのプログラムに含まれていてもよい。また、色変換プログラムを構成する複数のプログラムのうち第1色変換条件生成プログラムは本発明に係る色処理プログラムに対応している。
次に、本第1実施形態に係る第1色変換条件生成処理について、図4を参照して説明する。なお、この第1色変換条件生成処理は第1色変換条件生成部に対応する処理であり、クライアント端末14のCPU14Aによって第1色変換条件生成プログラムが実行されることで実現される。
前述のように、本実施形態に係る第1色変換では、第1のデバイス非依存色空間上の色値を第2のデバイス非依存色空間上の色値へ変換するが、本実施形態では、第1のデバイス非依存色空間としてCIELAB色空間を、第2のデバイス非依存色空間としてJCh色空間を適用しており、CIELAB色空間上の色値(LAB値)をJCh色空間上の色値(JCh値)へ直接変換する色変換演算式が存在しないため、第1色変換の変換条件の生成にあたっては、CIELAB色空間上の色値をCIEXYZ色空間上の色値(XYZ値)へ一旦変換した後に、当該変換によって得られたCIEXYZ色空間上の色値をJCh色空間上の色値へ更に変換している(この態様において、CIEXYZ色空間は本発明に係る第2の色空間に対応している)。
しかし、第1色変換を行うCIELAB色空間上の色値の範囲(色変換処理対象として入力される可能性のあるCIELAB色空間上の色値の範囲)として、例えばL*=0〜100、a*,b*=-128〜127等の範囲を想定した場合、LAB値からXYZ値への変換を行う通常の色変換演算式を用いて色変換を行うと変換後のXYZ値のうちのXやZの符号が負になってしまうことで、XYZ値へ変換できない色領域がCIELAB色空間上に生ずる(上記のように、CIELAB色空間上の一部のLAB値がXYZ値へ変換できないことは、請求項1に記載の「第1の色空間の色値」が「第2の色空間で表現できない値をとり得る」ことに相当する)。図5(A)に「通常の演算式ではXYZ値へ変換できない色領域」と表記して示すように、このような色領域は、低明度の範囲に分布しかつ彩度が高くなるに従って分布範囲が明度方向に拡大している形状の暗部領域である。
従来、このような暗部領域内の色値(LAB値)に対しては、変換後のXYZ値の符号が負になった場合に単純なクリッピング(例えばX,Zを0にする等)を行うことでXYZ値への変換を行っていたが、この場合、色変換を行う画像データの色域のうちの暗部領域及びその付近に顕著な歪みが生ずるので、色域変換を含む色変換処理を経て得られたCMYK値を画像形成装置における画像形成に用いた場合、形成画像中の前記暗部領域内に相当する色の部分がK色のトナーによって再現されることで、暗部領域の階調性が損なわれてしまうという現象が生じる。
これを考慮し、本第1実施形態に係る第1色変換条件生成処理では、第1色変換における色変換条件として、色変換対象の色値(LAB値)をXYZ値へ変換する前に、一部の色値(LAB値)を変更する変換条件を生成する。本第1実施形態では、色変換処理を経て得られたデバイス依存色空間の画像データを用いて画像出力を行う出力デバイスの色再現域における最小明度Lminが、クライアント端末14の記憶部14Cに予め記憶されており、本第1実施形態に係る第1色変換条件生成処理では、まずステップ50において上記の最小明度Lminを記憶部14Cから取得する。またステップ52では、第1のデバイス非依存色空間(CIELAB色空間)上に設定した多数の格子点の中から処理対象の単一の格子点を選択し、選択した処理対象の格子点位置における色値 (LAB値)を格子点データから取り出し、次のステップ54では、処理対象の格子点の色値 (LAB値)のうちの明度(L値)が最小明度Lminよりも小さいか否か判定する。ステップ54の判定が否定された場合はステップ64へ移行する。
一方、ステップ54の判定が肯定された場合、処理対象の格子点の色値は、通常の色変換演算式ではXYZ値へ変換できない暗部領域内の色値であるか、暗部領域外であったとしても、明度が出力デバイスの色再現域における最小明度Lminより低いので、少なくとも後段の色域変換で出力デバイスの色再現域内へのマッピングが必要な色値であると判断できる。このため、ステップ54の判定が肯定された場合は、次のステップ56以降で取り出した色値の変更を行う。
すなわち、まずステップ56では処理対象の格子点のLAB値をLCh値へ変換する。なお、LAB値及びLCh値は、同様の色空間内の任意の色の位置を、LAB値は直交座標形式で表し、LCh値は極座標形式で表すものであり、LAB値からLCh値への変換は一定の演算式によって簡単に行うことができる。次のステップ58では、ステップ56の変換によって得られたLCh値のうちの明度Lを最小明度Lminへ変更する(L←Lmin)。またステップ60では、ステップ56の変換によって得られたLCh値のうちの彩度cを、ステップ58における明度変更量(Lmin−L)に応じた変更量だけ減少(低下)させる。この彩度cの変更(減少)は、例えば明度変更量に係数を乗じた値を彩度cから減ずる演算を行う(c←c−((Lmin−L)・k))ことで実現することができ、この場合の係数kとしては1よりも小さい値、例えば0.8程度の値を用いることができる。
ステップ62では、ステップ58,60で明度L及び彩度cを変更した後のLCh値をLAB値へ再度変換する。またステップ64では、第1のデバイス非依存色空間(CIELAB色空間)上に設定した全ての格子点に対して上記の処理を行ったか否か判定する。判定が否定された場合はステップ52に戻り、ステップ64の判定が肯定される迄ステップ52〜ステップ64を繰り返す。これにより、例として図5(B)に示すように、第1のデバイス非依存色空間(CIELAB色空間)上に設定した各格子点のうち、明度Lが最小明度Lminより低い格子点の色値(通常の演算式ではXYZ値へ変換できない暗部領域内の色値、及び、明度Lが出力デバイスの色再現域における最小明度Lminより低いために色域変換で出力デバイスの色再現域内へのマッピングが必要な色値)は、明度Lが最小明度Lminに一致し、かつ彩度cが明度変更量(Lmin−L)に応じた変更量だけ低下する(L軸(グレイ軸)に近づく)ように変更されることになる。
次のステップ66では、第1のデバイス非依存色空間(CIELAB色空間)上に設定した各格子点のLAB値を所定の演算式によりXYZ値へ各々変換する。この場合、変換後の各格子点のXYZ値の符号は全て正となり、CIELAB色空間(第1のデバイス非依存色空間/第1の色空間)上の色値(LAB値)からCIEXYZ色空間(第2の色空間)上の色値(XYZ値)への変換を、クリッピング等を必要とすることなく適正に行うことができる。またステップ68では、ステップ66の色空間変換を経た各格子点の色値(CIEXYZ色空間上の色値(XYZ値))を所定の演算式により色空間JCh(第2のデバイス非依存色空間/第3の色空間)上の色値(JCh値)へ変換する。そしてステップ69では、上記の処理を経て得られた個々の格子点の第2のデバイス非依存色空間上の色値(JCh値)を色変換係数として後段(色域変換条件生成部)へ出力し、第1色変換条件生成処理を終了する。
なお、ステップ68において、色空間JCh上の色値(JCh値)に代えて色空間Jab上の色値(Jab値)へ変換するようにしてもよい。JCh値及びJab値は、先に説明したLAB値及びLCh値と同じく、同様の色空間内の任意の色の位置を、Jab値は直交座標形式で表し、JCh値は極座標形式で表すものであり、JCh値とJab値との間の変換は一定の演算式によって簡単に行うことができる。
上述した第1色変換条件生成処理を経ることで、第1色変換の色変換条件(色変換係数)として、第1色変換を行う画像データを、当該画像データの色域のうちの暗部領域及びその付近に顕著な歪みを生じさせることなく、前記画像データの各画素の色値を第2のデバイス非依存色空間上の色値(JCh値又はJab値)へ変換することができ、かつ、明度の最小値も出力デバイスの色再現域における最小明度Lminに一致させることができる変換条件が得られる。
なお、上述した第1実施形態に係る第1色変換条件生成処理(図4)のうち、ステップ66,68は本発明に係る色変換手段に対応しており、第1色変換条件生成処理のうちのそれ以外の各ステップは、請求項1に記載の「明度が所定値未満の色値を、明度が所定値以上となるように事前に変更する」制御手段(より詳しくは請求項3に記載の制御手段)に対応している。
〔第2実施形態〕
次に本発明の第2実施形態について説明する。なお、本第2実施形態は第1実施形態と同一の構成であるので、各部分に同一の符号を付して構成の説明を省略し、以下、本第2実施形態の作用として、本第2実施形態に係る第1色変換条件生成処理について、図6を参照し、第1実施形態で説明した第1色変換条件生成処理と異なる部分についてのみ説明する。
本第2実施形態に係る第1色変換条件生成処理では、処理対象の格子点の色値 (LAB値)のうちの明度(L*値)が最小明度Lminよりも小さいことでステップ54の判定が否定された場合に、ステップ56では処理対象の格子点のLAB値をLCh値へ変換した後に、次のステップ70において、ステップ56の変換によって得られた処理対象の格子点のLCh値を、色空間JCh(第2のデバイス非依存色空間/第3の色空間)上の色値であるJCh値へ置き換え、置き換えたJCh値を処理対象の格子点の色値としてメモリ14B等に記憶する。
色空間JCh(や色空間Jab)は、人間が色相、明度、彩度の三属性で色を認識・識別していることを利用している点でCIELAB色空間と共通しており、またCIELAB色空間に近い色空間となるように元々設計されている。このため、LCh値からJCh値への置き換えにあたってLCh値をそのままJCh値として用いたとしても(J←L,c←c,h←h)問題は殆ど生じない。但し、CIELAB色空間は均等知覚色空間とされているものの実際には均等でない領域が存在しているために、LCh値をそのままJCh値として用いると彩度が若干変化するという現象が生ずる。従って、本第2実施形態では、LCh値からJCh値への置き換えにあたり、JCh値のうちの彩度cについては、LCh値における彩度cに1よりも小さい係数を乗じた値を用いている(J←L,c←c・k,h←h)。この場合の係数kとしては、例えば0.8〜0.9程度の値を用いることができる。
次のステップ72では、第1のデバイス非依存色空間(CIELAB色空間)上に設定した個々の格子点の色値(LAB値)を表す情報から、処理対象の格子点の色値(LAB値)の情報を削除する。またステップ64では、第1のデバイス非依存色空間(CIELAB色空間)上に設定した全ての格子点に対して上記の処理を行ったか否か判定する。判定が否定された場合はステップ52に戻り、ステップ64の判定が肯定される迄ステップ52〜56,70,72,64を繰り返す。これにより、例として図5(C)に示すように、第1のデバイス非依存色空間(CIELAB色空間)上に設定した各格子点のうち、明度Lが最小明度Lminより低い格子点の色値(通常の演算式ではXYZ値へ変換できない暗部領域内の色値、及び、明度Lが出力デバイスの色再現域における最小明度Lminより低いために色域変換で出力デバイスの色再現域内へのマッピングが必要な色値)は、色空間JCh上の色値であるJCh値へ置き換えされると共に、処理対象(各格子点の色値(LAB値)を表す情報)から一時的に除外される。
ステップ64の判定が肯定されるとステップ66へ移行し、上述したステップ52〜56,70,72,64を経て色値情報が残存している各格子点のLAB値を所定の演算式によりXYZ値へ各々変換する。このときは明度Lが最小明度Lminより低い格子点は処理対象から除外されているので、変換後の各格子点のXYZ値の符号は全て正となり、CIELAB色空間(第1のデバイス非依存色空間/第1の色空間)上の色値(LAB値)からCIEXYZ色空間(第2の色空間)上の色値(XYZ値)への変換を、クリッピング等を必要とすることなく適正に行うことができる。またステップ68では、ステップ66の色空間変換を経た各格子点の色値(CIEXYZ色空間上の色値(XYZ値))を所定の演算式により色空間JCh(第2のデバイス非依存色空間/第3の色空間)上の色値(JCh値)へ変換する。
そして本第2実施形態では、次のステップ74において、ステップ66,68の色空間変換を経た各格子点の色値(JCh値)に、先のステップ70でメモリ14B等に記憶したJCh値を全て加え、次のステップ69において、上記の処理を経て得られた個々の格子点の第2のデバイス非依存色空間上の色値(JCh値)を色変換係数として後段(色域変換条件生成部)へ出力し、第1色変換条件生成処理を終了する。
上述した第1色変換条件生成処理を経ることで、第1色変換の色変換条件(色変換係数)として、第1色変換を行う画像データを、当該画像データの色域のうちの暗部領域及びその付近に顕著な歪みを生じさせることなく、前記画像データの各画素の色値を第2のデバイス非依存色空間上の色値(JCh値又はJab値)へ変換することができ、かつ、明度の最小値も出力デバイスの色再現域における最小明度Lminに一致させることができる変換条件が得られる。
なお、本第2実施形態に係る第1色変換条件生成処理では、明度Lが最小明度Lminより低い格子点の明度を変更しないので、第1色変換を行った画像データにおける明度の最小値が出力デバイスの色再現域における最小明度Lminに一致していることは保証されていないが、色域変換の変換条件を、変換対象の画像データのうち明度が最小明度Lminよりも小さい画素に対しては、少なくとも明度を出力デバイスの色再現域内に入る値へ変更するように定めておき、当該変換条件に従って色域変換を行うことで、色変換対象の画像データの明度レンジを出力デバイスの色再現域内に収めることができる。
なお、上述した第2実施形態に係る第1色変換条件生成処理(図6)のうち、ステップ66,68は本発明に係る色変換手段に対応しており、第1色変換条件生成処理のうちのそれ以外の各ステップは請求項1に記載の「明度が所定値未満の色値を、演算処理の対象から除外し第3の色空間の色値として出力させる」制御手段(より詳しくは請求項4に記載の制御手段)に対応している。
なお、上記では本発明に係る第1の色空間としてCIELAB色空間を、第2の色空間としてCIEXYZ色空間を、第3の色空間として色空間JCh又は色空間Jabを適用した態様を説明したが、これに限定されるものではなく、それぞれ他の色空間を適用してもよい。
また、上記では第1色変換条件生成部、色域変換条件生成部、第2色変換条件生成部及び第3色変換条件生成部における処理を経て得られた色変換係数(各格子点のデバイス依存色空間上の色値)を、各格子点の元の色値(第1のデバイス非依存色空間上の色値)と共に色変換処理部のCLUTにセットすることで、画像データに対する第1色変換、色域変換、第2色変換及び第3色変換を1回の変換によって実現する態様を説明したが、これに限定されるものではなく、画像データに対して第1色変換、色域変換、第2色変換及び第3色変換を順次行うようにしてもよい。
また、上記では本発明に係る色処理プログラムに対応する第1色変換条件生成プログラムを含む色変換プログラムがクライアント端末14の記憶部14Cに予め記憶(インストール)されている態様を説明したが、本発明に係る色処理プログラムは、CD−ROMやDVD−ROM等の記録媒体に記録されている形態で提供することも可能である。
本実施形態に係るコンピュータ・システムの概略構成を示すブロック図である。 本実施形態における色変換処理の流れを示す概略図である。 第3色変換における色変換条件生成の流れを示す概略図である。 第1実施形態に係る第1色変換条件生成処理の内容を示すフローチャートである。 (A)はCIELAB色空間においてXYZ値へ変換できない色領域を、(B)は第1実施形態に係る明度(及び彩度)の変更を、(C)は第2実施形態に係る色値の置き換えを各々説明するための概念図である。 第2実施形態に係る第1色変換条件生成処理の内容を示すフローチャートである。
符号の説明
10 コンピュータ・システム
14 クライアント端末
14A CPU
14B メモリ
14C HDD
16 入力デバイス
18 出力デバイス

Claims (6)

  1. 特定の装置に依存せず、かつ、特定の装置に依存しない第2の色空間で表現できない値をとり得る第1の色空間の色値を、前記第2の色空間の色値へ変換し、更に、特定の装置に依存しない第3の色空間の色値へ変換する演算処理を行う色変換手段と、
    前記色変換手段によって前記演算処理が行われる前記第1の色空間の色値のうち、明度が所定値未満の色値を、前記明度が前記所定値以上となるように事前に変更するか、又は、前記演算処理の対象から除外し前記第3の色空間の色値として出力させる制御手段と、
    を含む色処理装置。
  2. 前記第3の色空間上での特定装置の色再現域を表す色再現域情報に基づき、前記第3の色空間上での入力色値の色域が前記色再現域内に収まるように設定した色域変換条件に従って、前記色変換手段による変換によって得られた前記第3の色空間の色値に対して色域変換を行う色域変換手段を更に備え、
    前記所定値は、前記特定装置の色再現域における最小明度に相当する値であることを特徴とする請求項1記載の色処理装置。
  3. 前記制御手段は、前記明度が所定値未満の色値を、前記明度が前記所定値以上となるように事前に変更する場合に、前記色値の彩度が前記色値に対する明度の変更量に比例した低下量で低下するように前記色値の彩度も変更することを特徴とする請求項1記載の色処理装置。
  4. 前記制御手段は、前記明度が所定値未満の色値を、前記演算処理の対象から除外する場合に、前記色値の彩度を一定の割合で低下させ、前記彩度を低下させた後の色値を前記第3の色空間の色値として出力させることを特徴とする請求項1記載の色処理装置。
  5. 特定の装置に依存せず、かつ、特定の装置に依存しない第2の色空間で表現できない値をとり得る第1の色空間の色値を、前記第2の色空間の色値へ変換し、更に、特定の装置に依存しない第3の色空間の色値へ変換する演算処理を行うと共に、
    前記演算処理を行う前記第1の色空間の色値のうち、明度が所定値未満の色値を、前記明度が前記所定値以上となるように事前に変更するか、又は、前記演算処理の対象から除外し前記第3の色空間の色値として出力する
    色処理方法。
  6. コンピュータを、
    特定の装置に依存せず、かつ、特定の装置に依存しない第2の色空間で表現できない値をとり得る第1の色空間の色値を、前記第2の色空間の色値へ変換し、更に、特定の装置に依存しない第3の色空間の色値へ変換する演算処理を行う色変換手段、
    及び、前記色変換手段によって前記演算処理が行われる前記第1の色空間の色値のうち、明度が所定値未満の色値を、前記明度が前記所定値以上となるように変更するか、又は、前記演算処理の対象から除外し前記第3の色空間の色値として出力させる制御手段
    として機能させるための色処理プログラム。
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