JP2009232131A - 通信システムおよび端末装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】RACHにおける初期アクセスにかかる時間を短縮すること。
【解決手段】通信システムは、端末装置200が、端末装置200の位置、伝搬路遅延量に基づいて、推定TA情報を算出する。そして、端末装置200は、基地局100から送信されるTA情報と推定TA情報とを基にして、TA情報が自局宛のTA情報か否かを判定し、判定結果(自分あてのTA情報である場合)に応じて、「Message3」を基地局100に送信するか否かを判定する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、ランダムアクセス番号を利用して、基地局と端末装置との間で通信を行う通信システム等に関し、特に、初期アクセスにかかる時間を短縮することが出来る通信システムおよび端末装置に関するものである。
次世代の移動体通信システム(例えば、LTE(Long Term Evolution)に基づいた移動体通信システム)は、パケット及びデジタル音声、画像等を含んだ各種のデータを端末装置(UE)間で送受信することを可能にしている。
また、この移動体通信システムは、複数の端末装置が基地局(eNB)に一度にアクセスすることにより発生するアクセスの失敗等に対処すべく、RACH(Random Access Channel)を使用して、初期アクセスを行っている(例えば、特許文献1、2、3参照)。
図12は、RACHによる初期アクセスが完了するまでのシーケンスの一例を示す図である。同図に示すように、端末装置(UE1)は、プリアンブル番号をランダムに選択して、「Message1」を基地局(eNB)に送信する。
基地局は、端末装置の信号を受信し、パワー検出を行って、タイミング情報(以下、TA<Time Advance>情報と表記する)を算出し、このTA情報を「Message2」で端末装置に通知する。端末装置は、基地局から通知されたTA情報を使って送信タイミングを調整し、端末装置固有の情報を「Message3」で基地局に送信する。
基地局は、「Message3」を復号し、呼の接続に必要な情報を「Message4」にて端末装置に通知する。このように、端末装置と基地局との間で「Message1」〜「Message4」を送受信した後に、端末装置は、呼の接続を行うことができる。
ここで、TA情報について説明する。図13は、TA情報の一例を説明するための図である。上記の移動体通信システムでは、基地局の基準タイミングに合わせて、端末装置の信号を着信させる必要がある。図13に示す例のように、端末装置の信号がタイミング1で基地局に着信したとすると、基地局は、基準タイミングに端末装置の信号が着信するように基準タイミングとタイミング1との差分だけ、送信タイミングを早めるように端末装置にタイミング情報を送る。このタイミング情報をTA情報と呼ぶ。
特表2002−524990号公報 特開2001−326978号公報 特開2004−274794号公報
しかしながら、上述した従来の技術では、RACHで用いられるプリアンブルの数が少ないため、複数の端末装置が同じプリアンブル番号で「Message1」を基地局に送信する確率が高くなり、初期アクセスに時間がかかるという問題があった。図14は、従来技術の問題点を説明するための図である。図14では、2つの端末装置(端末装置A、端末装置B)が同じプリアンブル番号で「Message1」を送信した場合を例にとり説明する。
図14に示すように、端末装置A,Bが同じプリアンブル番号で「Message1」を送信すると、基地局では、マルチパスのようになり、「Message1」のパワー検出を行い、TA情報を算出し、端末装置A,BにTA情報を「Message2」にて送信する。
各端末装置A,Bでは、自分宛のTA情報として処理を継続し、端末装置個別の情報を「Message3」にて基地局に送信する。ここで、「Message3」の衝突が発生する。基地局では、各「Message3」に含まれる端末装置Aと端末装置Bとの個別情報が異なるため、各信号がお互いに干渉し、「Message3」を復調することができなくなる。
その結果、端末装置A,Bに対して「Message4」が送信されないため、端末装置A,Bは、再度、基地局に対して「Message3」を送信する。端末装置A,Bは、「Message4」を受信するまで、設定された最大再送回数だけ、「Message3」を再送する。
端末装置A,Bは、最大再送回数だけ「Message3」を再送した後に、初めて衝突を認識し、再度、「Message1」を送信することから初期アクセスを開始するので、初期アクセスに時間がかかってしまう。
この開示のシステムおよび装置は、上述した従来技術による問題点を解消するためになされたものであり、初期アクセスにかかる時間を短縮することが出来る通信システムおよび端末装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この通信システムは、RACH(Random Access Channel)を利用して、基地局と端末装置との間で通信を行う通信システムであって、前記端末装置は、前記基地局に第1の信号を送信する第1送信手段と、前記基地局の基準タイミングと、前記第1の信号が前記基地局に到達したタイミングとの差分を示す第1のタイミング情報を前記基地局から受信する受信手段と、前記基地局の基準タイミングと、前記第1の信号が前記基地局に到達すると推定されるタイミングとの差分を示す第2のタイミング情報を算出する算出手段と、前記第1のタイミング情報および前記第2のタイミング情報を基にして、自端末装置固有の個別情報を含んだ第2の信号あるいは前記第1の信号を前記基地局に送信する第2送信手段と、を備える。
また、この通信システムは、上記通信システムにおいて、前記算出手段は、前記基地局と前記端末装置との距離および/または前記基地局と前記端末装置との間で送受信される電波の遅延量に基づいて前記第2のタイミング情報を算出することができる。
また、この通信システムは、上記通信システムにおいて、前記第2送信手段は、自端末装置の移動速度および/または電波の受信強度を更に利用して、自端末装置固有の個別情報を含んだ第2の信号あるいは前記第1の信号を前記基地局に送信することを要件とする。
また、この通信システムは、上記通信システムにおいて、前記第1送信手段は、予め用意された複数のプリアンブル番号のうち、いずれか一つのプリアンブル番号を前記第1の信号に設定して前記基地局に送信し、前記第2送信手段は、前記第1の信号を前記基地局に送信する場合に、前記第1の信号に設定されたプリアンブル番号を変更することができる。
また、この通信システムは、上記通信システムにおいて、前記第2送信手段は、前記第1の信号を前記基地局に送信する場合に、前記第1のタイミング情報に基づいて、前記第1の信号を送信するタイミングを変更することができる。
また、この通信システムは、上記通信システムにおいて、前記第2送信手段は、前記第1の信号を前記基地局に送信する場合に、前記第1の信号の送信電力を変更することができる。
また、この端末装置は、RACH(Random Access Channel)を利用して、基地局と通信を行う端末装置であって、前記端末装置は、前記基地局に第1の信号を送信する第1送信手段と、前記基地局の基準タイミングと、前記第1の信号が前記基地局に到達したタイミングとの差分を示す第1のタイミング情報を前記基地局から受信する受信手段と、前記基地局の基準タイミングと、前記第1の信号が前記基地局に到達すると推定されるタイミングとの差分を示す第2のタイミング情報を算出する算出手段と、前記第1のタイミング情報および前記第2のタイミング情報を基にして、自端末装置固有の個別情報を含んだ第2の信号あるいは前記第1の信号を前記基地局に送信する第2送信手段と、を備える。
また、この端末装置は、上記端末装置において、前記算出手段は、前記基地局と前記端末装置との距離および/または前記基地局と前記端末装置との間で送受信される電波の遅延量に基づいて前記第2のタイミング情報を算出することができる。
また、この端末装置は、上記端末装置において、前記算出手段は、自端末装置の移動速度および/または電波の受信強度に基づいて、第2のタイミング情報を補正することができる。
また、この端末装置は、上記端末装置において、前記第1送信手段は、予め用意された複数のプリアンブル番号のうち、いずれか一つのプリアンブル番号を前記第1の信号に設定して前記基地局に送信し、前記第2送信手段は、前記第1の信号を前記基地局に送信する場合に、前記第1の信号に設定されたプリアンブル番号を変更することができる。
この通信システムによれば、端末装置が、第1のタイミング情報と第2のタイミング情報とを基にして、自局の個別情報を基地局に送信するのか、あるいは第1の信号を送信するのかを判定するので、自局の個別情報と、他局の個別情報が衝突してしまうことを防止し、初期アクセスにかかる時間を短縮することが出来る。
また、この通信システムによれば、端末装置が、基地局と自局との距離および/または基地局と自局との間で送受信される電波の遅延量に基づいて、第2のタイミング情報を算出するので、第2のタイミング情報を正確に算出することができる。
また、この通信システムによれば、自局の移動速度および/または電波の受信強度を更に利用して、自局の個別情報を基地局に送信するのか、あるいは第1の信号を送信するのかを判定するので、自局の個別情報と他局の個別情報とが衝突してしまうことをより正確に防止し、初期アクセスにかかる時間を短縮することが出来る。
また、この通信システムによれば、第1の信号を送信する場合に、プリアンブル番号を変更するので、自局の個別情報と他局の個別情報とが衝突してしまうことを予防することが出来る。
また、この通信システムによれば、第1のタイミング情報に基づいて、第1の信号を送信するタイミングを変更するので、自局の個別情報と他局の個別情報とが衝突してしまうことを予防することが出来る。
また、この通信システムによれば、第2の信号を送信する場合に、送信電力を変更するので、自局の個別情報と他局の個別情報とが衝突してしまうことを予防することが出来る。
以下に添付図面を参照して、通信システムおよび端末装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本実施例1にかかる通信システムの構成の一例を示す図である。同図に示すように、この通信システムは、基地局100と端末装置200とを有し、RACH(Random Access Channel)を利用して、初期アクセスを行う。なお、ここでは、基地局100、端末装置200のみを示すが、この通信システムは、その他にも基地局、端末装置を含んでいるものとする。
基地局100は、RF部101と、復調部102と、変調部103と、RACH信号処理部104とを有する。RF部101は、端末装置200から送信される信号を受信し、受信した信号を復調部102に出力すると共に、変調部103から入力される信号を端末装置200に送信する手段である。
復調部102は、RF部101から入力される信号を復調し、復調した信号をRACH信号処理部104に出力する手段である。変調部103は、RACH信号処理部104から入力される信号を変調し、変調した信号をRF部101に出力する。
RACH信号処理部104は、RACHを利用して、端末装置200(あるいは、その他の端末装置)からの呼の接続要求に応答する手段である。具体的に、このRACH信号処理部104は、端末装置200から「Message1」を受信した場合に、パワー検出を行って、TA情報を算出し、このTA情報を「Message2」にて端末装置200に送信する。
図14において説明したように、このTA情報は、基地局100で予め設定されている基準のタイミングと、「Message1」を受信したタイミングとの差分の情報を含み、端末装置200は、かかるTA情報を参照して、信号の送信タイミングを調整する。
その後、RACH信号処理部104は、端末装置200から固有情報を含んだ「Message3」を受信した場合に、呼の接続に必要な情報を「Message4」にて端末装置200に送信する。なお、RACH信号処理部104は、Message1を同じプリアンブル番号で送信した複数の端末装置から同時に、「Message3」を受信した場合には、「Message3」の衝突が発生するため、「Message4」を該当する端末装置に送信することが出来ない。
端末装置200は、RF部201と、復調部202と、変調部203と、RACH信号処理部204とを有する(端末装置200の詳細な構成は後述する)。RF部201は、基地局100から送信される信号を受信し、受信した信号を復調部202に出力すると共に、変調部203から入力される信号を基地局100に送信する手段である。
復調部202は、RF部201から入力される信号を復調し、復調した信号をRACH信号処理部204に出力する手段である。変調部203は、RACH信号処理部204から入力される信号を変調し、変調した信号をRF部201に出力する。
RACH信号処理部204は、RACHを利用して、基地局100に呼の接続要求を行う手段である。具体的に、このRACH信号処理部204は、まず、プリアンブル番号をランダムに選択し、「Message1」を基地局100に送信する。
そして、RACH信号処理部204は、基地局100から「Message2」によって、TA情報を取得した場合に、取得したTA情報が自局(端末装置200)に送信されたものか否かを判定する。
RACH信号処理部204は、基地局100から端末装置200までの距離、伝搬路遅延量(端末装置200から基地局100までの電波の遅延量)に基づいて、TA情報を算出する。以下、端末装置200(RACH信号処理部204)自身が算出したTA情報を推定TA情報と表記する。
RACH信号処理部204は、基地局100から受信したTA情報と推定TA情報とを比較し、比較結果に基づいて、取得したTA情報が自局(端末装置200)に送信されたものか否かを判定する。そして、自局宛のTA情報であると判定した場合には、個別情報を含んだ「Message4」を基地局100に送信する。一方、自局宛のTA情報ではないと判定した場合には、再度「Message1」を基地局100に送信する。
このように、本実施例1にかかる通信システムは、端末装置が、TA情報と推定TA情報とを基にして、基地局に送信する信号(「Message4」あるいは「Message1」)を変更するので、基地局100において、「Message3」の衝突を回避し、呼を接続するための初期アクセス時間を短縮することが出来る。
図2は、本実施例1にかかる通信システムにおける信号のやりとりの一例を説明するための図である。同図に示す例では、端末装置200,300が同一のプリアンブル番号を含んだ「Message1」を送信したものとする。すると、基地局100は、TA情報を算出し、「Message2」を端末装置200,300に送信する(端末装置300の構成は、端末装置200の構成と同一であるものとする)。
「Message2」のTA情報は、端末装置300の情報であるとすると、端末装置200は、自局宛のTA情報ではないと判定するので、「Message1」を基地局100に再度送信する。一方、端末装置300は、自局宛のTA情報であると判定するので、「Message3」を基地局100に送信する。
基地局100は、端末装置300から送信された「Message3」を復調して、呼の接続に必要な情報を「Message4」にて端末装置300に送信し、端末装置300は、「Message4」を受信して復調することで、初期アクセスが完了する。
また、基地局100は、再度、端末装置200から「Message1」を受信した場合に、TA情報を算出して、「Message2」を端末装置200に送信する。端末装置200は、受信したTA情報が自局宛の情報であると判定し、「Message3」を基地局100に送信する。
基地局100は、端末装置200から送信された「Message3」を復調して、呼の接続に必要な情報を「Message4」にて端末装置200に送信し、端末装置200は、その信号を受信して復調することで、初期アクセスが完了する。
このように、各端末装置が、TA情報と推定TA情報とを比較して、自局宛のTA情報か否かを判定するので、「Message3」の衝突を回避することができる。このため、最大再送回数分だけ、「Message3」を送信することがなくなり、初期アクセス時間が短くなる。
図3は、本実施例1にかかる端末装置200の構成の一例を示す図である。同図に示すように、この端末装置200は、RF部210と、復調部220と、変調部230と、TA検出部240と、TA情報推定部250と、TA妥当性判定処理部260と、RACH信号制御部270と、RACH信号生成部280とを備える。
このうち、RF部210は、基地局100から送信される信号を受信し、受信した信号を復調部220に出力すると共に、変調部230から入力される信号を基地局100に送信する手段である。
復調部220は、RF部210から入力される信号を復調する手段である。この復調部220は、復調した信号に含まれるユーザデータを他の処理部(図示略)に出力すると共に、復調した信号をTA検出部240およびRACH信号制御部270に出力する。
変調部230は、RACH信号生成部280から入力される信号、他の処理部から入力されるユーザデータ、チャンネルを推定するためのパイロット信号に基づいて、基地局100に送信する信号を生成(変調)する手段である。
TA検出部240は、復調部220から入力される信号からTA情報を検出し、検出したTA情報をTA妥当性判定処理部260に出力する手段である。
TA情報推定部250は、基地局100と端末装置200との間の距離および伝搬路遅延量から端末装置200の位置(自局の位置)を推定し、推定TA情報を算出する手段である。自局の位置は周知技術のどのような手法を用いても構わないが、例えば、AFLT(Advanced Forward Link Trilateration)方式等を利用して、自局の位置を算出することができる。
図4は、基地局の位置を推定する方法を説明するための図である。同図において、基地局A,B,Cの位置は既知であり、それぞれの位置座標を(x1,y1)、(x2,y2)、(x3,y3)とする。また、端末装置の位置座標を(x,y)とし、基地局Aと端末装置との距離をr1、基地局Bと端末装置との距離をr2、基地局Cと端末装置との距離をr3とする。
基地局と端末装置との距離、基地局の位置座標、端末装置の位置座標の関係は、下記の式(1)〜(3)によって表すことが出来る。
r1=(x−x1)+(y−y1)・・・(1)
r2=(x−x2)+(y−y2)・・・(2)
r3=(x−x3)+(y−y3)・・・(3)
また、基地局Aが報知信号を送信した時間をtx1、その信号を端末装置が受信した時間をtx1、基地局Bが報知信号を送信した時間をtx2、その信号を端末装置が受信した時間をtx2、基地局Cが報知信号を送信した時間をtx3、その信号を端末装置が受信した時間をtx3とする。
なお、AFLT方式の前提条件として、基地局A〜C、端末装置は、所定のタイミングで同期しているため、端末装置は、各基地局A〜Cが報知信号を送信した時間tx1〜3を既知の情報として扱うことが出来る。
基地局が報知信号を送信した時間、端末装置が報知信号を受信した時間、基地局と端末装置との距離の関係は、下記の式(4)〜(6)によって表すことが出来る。式(4)〜(6)に含まれる「c」は光速を示す。
r1=c(tr1−tx1)・・・(4)
r2=c(tr2−tx2)・・・(5)
r3=c(tr3−tx3)・・・(6)
TA情報推定部250は、上記の式(1)〜(6)を利用して、端末装置の位置座標(x,y)を算出する。そして、TA情報推定部250は、自局の位置座標と、基地局の位置座標とを基にして、端末装置200と基地局100との距離を算出し、算出した距離と光速とを基にして、電波が基地局に到達する時間を推定し、推定した時間と、基地局の基準タイミングとの差分をとることで、推定TA時間を算出する。
また、TA時間推定部250は、基地局100との間で通信を行うことで、電波の伝搬遅延量を算出し、算出した伝搬遅延量に応じて、推定TA時間を補正する。なお、ここでは一例として、端末装置200の位置座標を二次元の座標として求めたが、三次元の座標として求めても良い。また、端末装置200の位置を算出する手法は、AFLT方式以外の手法(例えば、GPS<Global Positioning System>)を利用して算出してもよい。
TA妥当性判定処理部260は、TA情報と推定TA情報とを比較して、基地局100からのTA情報が自局宛のTA情報か否かを判定し、判定結果をRACH信号制御部270に出力する手段である。
具体的に、TA妥当性判定処理部260は、TA情報と推定TA情報との差分値(以下、TA差分情報と表記する)を算出し、TA差分情報と、第1の閾値、第2の閾値(第1の閾値>第2の閾値)とを比較することで、n(nは2以上の自然数;本実施例1では、説明の便宜上、n=3として説明する)種類の判定結果をRACH信号制御部270に出力する。
TA妥当性判定処理部260は、TA差分情報が、第1の閾値よりも大きい場合には、第1の判定結果をRACH信号制御部270に出力する。TA差分情報が、第1の閾値以下かつ第2の閾値よりも大きい場合には、第2の判定結果をRACH信号制御部270に出力する。また、TA差分情報が、第2の閾値以下である場合には、第3の判定結果をRACH信号制御部270に出力する。
ここで、TA情報が端末装置200宛のTA情報となる確からしさは、第1の判定結果、第2の判定結果、第3の判定結果の順に大きくなる。換言すれば、TA妥当性判定処理部260が、第1の判定結果を出力する場合には、TA情報が端末装置200宛のTA情報である可能性が極めて低いことを示す。一方、TA妥当性判定処理部260が、第3の判定結果を出力する場合には、TA情報が端末装置200宛のTA情報である可能性が極めて大きいことを示す。
RACH信号制御部270は、RACH信号生成部280を制御して、RACHに基づいた各種の信号を基地局100に送信する処理部である。まず、RACH信号制御部270は、基地局100に呼の接続要求を実行する場合には、プリアンブル番号をランダムに選択し、RACH信号生成部280を制御して、「Message1」を基地局100に送信する。
その後、RACH信号制御部270は、「Message2」を基地局100から受信した場合には、TA妥当性判定処理部260の判定結果に基づいて、再度「Message1」を基地局100に送信するか、あるいは、「Message3」を基地局100に送信するかを判定する。
(第1の判定結果を取得した場合)
RACH信号制御部270は、第1の判定結果を取得した場合には、最大再送回数m(「Message3」を再送する最大の回数;mは自然数)から閾値x1を減算した結果得られる回数(以下、第1の回数)だけ、「Message3」を基地局100に送信する。
RACH信号制御部270は、第1の回数だけ「Message3」を送信しても、基地局100から「Message4」を受信しない場合には、「Message1」を基地局100に送信する。なお、RACH信号制御部270は、第1の判定結果を取得した場合には、TA情報が自局宛のTA情報である可能性が極めて低いので、「Message3」の送信を行わず、「Message1」を再送しても良い。
(第2の判定結果を取得した場合)
RACH信号制御部270は、第2の判定結果を取得した場合には、最大送信回数mから閾値x2(ただし、x1>x2)を減算した結果得られる回数(以下、第2の回数)だけ、「Message3」を基地局100に送信する。RACH信号制御部270は、第2の回数だけ「Message3」を送信しても、基地局100から「Message4」を受信しない場合には、「Message1」を基地局100に送信する。
(第3の判定結果を取得した場合)
RACH信号制御部270は、第3の判定結果を取得した場合には、最大送信回数mから閾値x3(ただし、x1>x2>x3)を減算した結果得られる回数(以下、第3の回数)だけ、「Message3」を基地局100に送信する。RACH信号制御部270は、第3の回数だけ「Message3」を送信しても、基地局100から「Message4」を受信しない場合には、「Message1」を基地局100に送信する。
RACH信号制御部270は、基地局100から「Message4」を受信した場合には、「Message4」に含まれる、呼の接続に必要な情報に基づいて、基地局100に呼の接続を行う。なお、RACH信号生成部280は、RACH信号制御部270に制御され、「Message1」、「Message3」等を生成する手段である。
図5は、本実施例1にかかる端末装置200の処理手順を示すフローチャートである。なお、図5の説明では一例として、TAの分解能を約150m(0.52μsec)とし、第1の閾値th1を「1.04μs」、第2の閾値th2を「0.52μs」、最大送信回数mを「4」、閾値x1を「4(最大送信回数mと等しい値)」、閾値x2を「2」、閾値x3を「0」とする。
同図に示すように、端末装置200は、プリアンブル番号を選択し(ステップS101)、「Message1」を基地局100に送信し(ステップS102)、距離推定および伝送路の遅延量から自局の位置を算出し、推定TA情報を生成する(ステップS103)。
そして、端末装置200は、「Message2」を基地局100から受信し(ステップS104)、TA情報と推定TA情報とを比較し、TA差分情報(ΔTA)を算出する(ステップS105)。TA差分情報が第1の閾値「1.04μs」以下の場合には(ステップS106,No)、th1(1.04μs)≧ΔTA>th2(0.52μs)の条件を満たすか否かを判定する(ステップS107)。
端末装置200は、th1(1.04μs)≧ΔTA>th2(0.52μs)の条件を満たさない場合には(ステップS107,No)、変数Nに、m(4)−x3(0)の値を代入し(ステップS108)、ステップS111に移行する。
一方、端末装置200は、th1(1.04μs)≧ΔTA>th2(0.52μs)の条件を満たす場合には(ステップS107,Yes)、変数Nに、m(4)−x2(2)の値を代入し(ステップS109)、ステップS111に移行する。
ところで、端末装置200は、TA差分情報が第1の閾値「1.04μs」よりも大きい場合には(ステップS106,Yes)、変数Nに、m(4)−x1(4)の値を代入し(ステップS110)、変数Nの数値が「0」であるか否かを判定する(ステップS111)。
変数Nの数値が「0」の場合には(ステップS111,Yes)、ステップS102に移行する。一方、変数Nの数値が「0」以外の場合には(ステップS111,No)、「Message3」を基地局100に送信し(ステップS112)、基地局100から「Message4」を受信した場合には(ステップS113,Yes)、処理を終了する(初期アクセスが完了する)。一方、基地局100から「Message4」を受信しない場合には(ステップS113,No)、変数Nの数値から1を減算し(ステップS114)、ステップS111に移行する。
なお、ステップS103の処理は、ステップS102とステップS104の間で処理する必要はなく、ステップS105の処理を行うまでに完了していればよい。
上述してきたように、本実施例1にかかる通信システムは、端末装置200が、端末装置の位置、伝搬路遅延量に基づいて、推定TA情報を算出し、基地局100から送信されるTA情報と推定TA情報とを基にして、TA情報が自局宛のTA情報か否かを判定し、判定結果に応じて、「Message3」を基地局100に送信するか否かを判定するので、他の端末装置から送信される信号と自局から送信される信号とが衝突するという問題を解消し、初期アクセスにかかる時間を短縮することが出来る。
次に、本実施例2にかかる通信システムの端末装置について説明する。本実施例2にかかる端末装置は、基地局100から送信される電波の受信電力を検出し、検出結果に基づいて、TA差分情報を補正する。そして、補正したTA差分情報を用いて、基地局からのTA情報が自局宛のTA情報か否かを判定する。
このように、端末装置は、受信強度の検出結果に基づいて、TA差分情報を補正するので、基地局100から送信されるTA情報が自局宛のTA情報か否かをより正確に判定することが可能となる。なお、実施例2にかかる通信システムの構成は、図1のシステム構成と同様であるため説明を省略する。
次に、本実施例2にかかる端末装置400の構成について説明する。図6は、本実施例2にかかる端末装置400の構成の一例を示す機能ブロック図である。同図に示すように、この端末装置400は、RF部410と、復調部420と、変調部430と、TA検出部440と、TA情報推定部450と、TA妥当性判定処理部460と、RACH信号制御部470と、RACH信号生成部480とを備える。
ここで、RF部410、復調部420、変調部430、TA検出部440、TA情報推定部450、RACH信号制御部470、RACH信号生成部480に関する説明は、図3に示したRF部210、復調部220、変調部230、TA検出部240、TA情報推定部250、RACH信号制御部270、RACH信号生成部280に関する説明と同様であるため、説明を省略する。
TA妥当性判定処理部460は、TA情報、推定TA情報および電波の受信電力に基づいて、基地局100からのTA情報が自局宛のTA情報か否かを判定する手段である。具体的に、まず、TA妥当性判定処理部460は、TA情報と推定TA情報との差分を求めることにより、TA差分情報を算出する。
また、TA妥当性判定処理部460は、基地局100から受信する電波の受信電力の高さを検出し、検出した受信電力に基づいて、重み係数kを算出する。図7は、受信電力の高さと重み係数kとの関係を示す図である。同図に示すように、重み係数kは、0<k≦1.0の値であり、受信電力が高いほど重み係数kは1に近い値となり、受信電力が低いほど、重み係数kは0に近い値となる。
TA妥当性判定処理部460は、TA差分情報の値を重み係数kで割ることによって、確からしさ係数Pkを算出し、確からしさ係数Pkと、第1の閾値、第2の閾値(第1の閾値>第2の閾値)とを比較することで、n(nは2以上の自然数;本実施例2では、説明の便宜上、n=3として説明する)種類の判定結果をRACH信号制御部470に出力する。
TA妥当性判定処理部460は、確からしさ係数Pkが、第1の閾値よりも大きい場合には、第1の判定結果をRACH信号制御部470に出力する。確からしさ係数Pkが、第1の閾値以下かつ第2の閾値よりも大きい場合には、第2の判定結果をRACH信号制御部470に出力する。また、確からしさ係数Pkが、第2の閾値以下である場合には、第3の判定結果をRACH信号制御部470に出力する。
ここで、TA情報が端末装置400宛のTA情報となる確からしさは、第1の判定結果、第2の判定結果、第3の判定結果の順に大きくなる。換言すれば、TA妥当性判定処理部460が、第1の判定結果を出力する場合には、TA情報が端末装置400宛のTA情報である可能性が極めて低いことを示す。一方、TA妥当性判定処理部460が、第3の判定結果を出力する場合には、TA情報が端末装置400宛のTA情報である可能性が極めて大きいことを示す。
次に、本実施例2にかかる端末装置400の処理手順について説明する。図8は、本実施例2にかかる端末装置400の処理手順を示すフローチャートである。なお、図8の説明では一例として、TAの分解能を約150m(0.52μsec)とし、第1の閾値th1を「1.04μs」、第2の閾値th2を「0.52μs」、最大送信回数mを「4」、閾値x1を「4(最大送信回数mと等しい値)」、閾値x2を「2」、閾値x3を「0」とする。
図8に示すように、端末装置400は、プリアンブル番号を選択し(ステップS201)、「Message1」を基地局100に送信し(ステップS202)、距離推定および伝搬路の遅延量から自局の位置を算出し、推定TA情報を生成する(ステップS203)。
そして、端末装置400は、「Message2」を基地局100から受信し(ステップS204)、TA情報と推定TA情報とを比較し、TA差分情報(ΔTA)を算出する(ステップS205)。
端末装置400は、受信電力を検出し、確からしさ係数Pkを算出し(ステップS206)、確からしさ係数Pkが第1の閾値「1.04μs」以下の場合には(ステップS207,No)、th1(1.04μs)≧Pk>th2(0.52μs)の条件を満たすか否かを判定する(ステップS208)。
端末装置400は、th1(1.04μs)≧Pk>th2(0.52μs)の条件を満たさない場合には(ステップS208,No)、変数Nに、m(4)−x3(0)の値を代入し(ステップS209)、ステップS212に移行する。
一方、端末装置400は、th1(1.04μs)≧Pk>th2(0.52μs)の条件を満たす場合には(ステップS208,Yes)、変数Nに、m(4)−x2(2)の値を代入し(ステップS210)、ステップS212に移行する。
ところで、端末装置400は、確からしさ係数Pkが第1の閾値「1.04μs」よりも大きい場合には(ステップS207,Yes)、変数Nに、m(4)−x1(4)の値を代入し(ステップS211)、変数Nの数値が「0」であるか否かを判定する(ステップS212)。
変数Nの数値が「0」の場合には(ステップS212,Yes)、ステップS202に移行する。一方、変数Nの数値が「0」以外の場合には(ステップS212,No)、「Message3」を基地局100に送信し(ステップS213)、基地局100から「Message4」を受信した場合には(ステップS214,Yes)、処理を終了する(初期アクセスが完了する)。一方、基地局100から「Message4」を受信しない場合には(ステップS214,No)、変数Nの数値から1を減算し(ステップS215)、ステップS212に移行する。
なお、ステップS203の処理は、ステップS202とステップS204の間で処理する必要はなく、ステップS205の処理を行うまでに完了していれば良い。また、ステップS212でYesの場合に、再度Message1を送信しますが、この場合、ステップS203の処理を必ず行う必要はない。
また、ステップS206の受信電力の検出は、確からしさ係数Pkを算出するまでに完了していれば良い。また、ステップS212でYesの場合、再度Message1を送信した場合、受信電力が変わっていない場合には、必ずしも確からしさ係数Pkを算出する必要はない。
上述してきたように、本実施例2にかかる通信システムは、端末装置400が、端末装置400の位置、伝搬遅延量に基づいて、推定TA情報を算出し、基地局100から送信されるTA情報、推定TA情報、電波の受信電力の高さを基にして、TA情報が自局宛のTA情報か否かを判定し、判定結果に応じて、「Message3」を基地局100に送信するか否かを判定するので、他の端末装置から送信される信号と自局から送信される信号とが衝突するという問題を解消し、初期アクセスにかかる時間を短縮することが出来る。
なお、本実施例2では、TA差分情報を重み係数kで割ることによって、確からしさ係数Pkを算出し、TA情報が自局宛のTA情報か否かを判定しているが、これに限定されるものではなく、重み係数kを第1の閾値および第2の閾値に適応しても良い。
その場合、受信電力が低い場合は、第1、第2の閾値の値は、重み係数を適応する前と比較して、小さくなるのが望ましく、受信電力が高い場合には、適応前と比較して等しい、あるいは大きくなることが望ましい。
例えば、第1、第2の閾値に重み係数を適応すると、第1、第2の閾値は、下記の式で表すことができる。
th1(適応後)=th1(適応前)×k
th2(適応後)=th2(適応前)×k
次に、本実施例3にかかる通信システムの端末装置500について説明する。本実施例3にかかる端末装置は、自局の移動速度を検出し、検出結果に基づいて、TA差分情報を補正する。そして、補正したTA差分情報を用いて、基地局からのTA情報が自局宛のTA情報か否かを判定する。
このように、端末装置は、移動速度の検出結果に基づいて、TA差分情報を補正するので、基地局100から送信されるTA情報が自局宛のTA情報か否かをより正確に判定することが可能となる。なお、実施例3にかかる通信システムの構成は、図1のシステム構成と同様であるため説明を省略する。
次に、本実施例3にかかる端末装置500の構成について説明する。図9は、本実施例3にかかる端末装置500の構成の一例を示す図である。同図に示すように、この端末装置500は、RF部510と、復調部520と、変調部530と、TA検出部540と、TA情報推定部550と、TA妥当性判定処理部560と、RACH信号制御部570とRACH信号生成部580とを備える。
ここで、RF部510、復調部520、変調部530、TA検出部540、TA情報推定部550、RACH信号制御部570、RACH信号生成部580に関する説明は、図3に示したRF部210、復調部220、変調部230、TA検出部240、TA情報推定部250、RACH信号制御部270、RACH信号生成部280に関する説明と同様であるため、説明を省略する。
TA妥当性判定処理部560は、TA情報、推定TA情報および自局(端末装置500)の移動速度に基づいて、基地局からのTA情報が自局宛のTA情報か否かを判定する手段である。なお、TA妥当性判定処理部560は、周知の技術を利用して、移動速度を算出するものとする。
具体的に、まず、TA妥当性判定処理部560は、TA情報と推定TA情報との差分を求めることにより、TA差分情報を算出する。そして、TA妥当性判定処理部560は、自局の移動速度を検出し、検出した移動速度に基づいて、重み係数vを算出する。
図10は、移動速度と重み係数vとの関係を示す図である。同図に示すように、重み係数vは、0<v≦1.0の値であり、自局の移動速度が低い(遅い)ほど重み係数vは1に近い値となり、自局の移動速度が高い(速い)ほど重み係数vは0に近い値となる。
TA妥当性判定処理部560は、TA差分情報の値を重み係数vで割ることによって、確からしさ係数Pvを算出し、確からしさ係数Pvと、第1の閾値、第2の閾値(第1の閾値>第2の閾値)とを比較することで、n(nは2以上の自然数;本実施例3では、説明の便宜上、n=3として説明する)種類の判定結果をRACH信号制御部570に出力する。
TA妥当性判定処理部560は、確からしさ係数Pvが、第1の閾値よりも大きい場合には、第1の判定結果をRACH信号制御部570に出力する。確からしさ係数Pvが、第1の閾値以下かつ第2の閾値よりも大きい場合には、第2の判定結果をRACH信号制御部570に出力する。また、確からしさ係数Pvが、第2の閾値以下である場合には、第3の判定結果をRACH信号制御部570に出力する。
ここで、TA情報が端末装置500宛のTA情報となる確からしさは、第1の判定結果、第2の判定結果、第3の判定結果の順に大きくなる。換言すれば、TA妥当性判定処理部560が、第1の判定結果を出力する場合には、TA情報が端末装置500宛のTA情報である可能性が極めて低いことを示す。一方、TA妥当性判定処理部560が、第3の判定結果を出力する場合には、TA情報が端末装置500宛のTA情報である可能性が極めて大きいことを示す。
次に、本実施例3にかかる端末装置500の処理手順について説明する。図11は、本実施例3にかかる端末装置500の処理手順を示すフローチャートである。なお、図11の説明では一例として、第1の閾値th1を「1.04μs」、第2の閾値th2を「0.52μs」、最大送信回数mを「4」、閾値x1を「4(最大送信回数mと等しい値)」、閾値x2を「2」、閾値x3を「0」とする。
図11に示すように、端末装置500は、プリアンブル番号を選択し(ステップS301)、「Message1」を基地局100に送信し(ステップS302)、距離推定および伝搬路の遅延量から自局の位置を算出し、推定TA情報を生成する(ステップS303)。
そして、端末装置500は、「Message2」を基地局100から受信し(ステップS304)、TA情報と推定TA情報とを比較し、TA差分情報(ΔTA)を算出する(ステップS305)。
端末装置500は、移動速度を検出し、確からしさ係数Pvを算出し(ステップS306)、確からしさ係数Pvが第1の閾値「1.04μs」以下の場合には(ステップS307,No)、th1(1.04μs)≧Pv>th2(0.52μs)の条件を満たすか否かを判定する(ステップS308)。
端末装置500は、th1(1.04μs)≧Pv>th2(0.52μs)の条件を満たさない場合には(ステップS308,No)、変数Nに、m(4)−x3(0)の値を代入し(ステップS309)、ステップS312に移行する。
一方、端末装置500は、th1(1.04μs)≧Pv>th2(0.52μs)の条件を満たす場合には(ステップS308,Yes)、変数Nに、m(4)−x2(2)の値を代入し(ステップS310)、ステップS312に移行する。
ところで、端末装置500は、確からしさ係数Pvが第1の閾値「1.04μs」よりも大きい場合には(ステップS307,Yes)、変数Nに、m(4)−x1(4)の値を代入し(ステップS311)、変数Nの数値が「0」であるか否かを判定する(ステップS312)。
変数Nの数値が「0」の場合には(ステップS312,Yes)、ステップS302に移行する。一方、変数Nの数値が「0」以外の場合には(ステップS312,No)、「Message3」を基地局100に送信し(ステップS313)、基地局100から「Message4」を受信した場合には(ステップS314,Yes)、処理を終了する(初期アクセスが完了する)。一方、基地局100から「Message4」を受信しない場合には(ステップS314,No)、変数Nの数値から1を減算し(ステップS315)、ステップS312に移行する。
なお、ステップS303の処理は、ステップS302とステップS304の間で処理する必要はなく、S305の処理を行うまでに完了していればよい。また、移動速度に応じてステップS303の処理の回数を増加させても良い(例えば、移動速度が速い場合には、回数を増加させる)。
また、ステップS312でYesの場合、再度Message1を送信しますが、この場合ステップS303の処理を必ず行う必要はない。また、ステップS306の移動速度検出は、確からしさ係数Pvを算出するまでに完了していれば良い。例えば、ステップS312でYesの場合、再度Message1を送信した場合、端末が移動していない場合、必ずしも確からしさ係数Pvを算出する必要はない。
上述してきたように、本実施例3にかかる通信システムは、端末装置500が、端末装置500の位置、伝搬遅延量に基づいて、推定TA情報を算出し、基地局100から送信されるTA情報、推定TA情報、自局の移動速度を基にして、TA情報が自局宛のTA情報か否かを判定し、判定結果に応じて、「Message3」を基地局100に送信するか否かを判定するので、他の端末装置から送信される信号と自局から送信される信号とが衝突するという問題を解消し、初期アクセスにかかる時間を短縮することが出来る。
なお、本実施例3では、TA差分情報を重み係数vで割ることによって、確からしさ係数Pvを算出し、TA情報が自局宛のTA情報か否かを判定しているが、これに限定されるものではなく、重み係数vを第1の閾値および第2の閾値に適応しても良い。
その場合、移動速度が高い(速い)場合は、第1、第2の閾値の値は、重み係数を適応する前と比較して、小さくなるのが望ましく、移動速度が低い(遅い)場合には、適応前と比較して等しい、あるいは大きくなることが望ましい。
例えば、第1、第2の閾値に重み係数を適応すると、第1、第2の閾値は、下記の式で表すことができる。
th1(適応後)=th1(適応前)×v
th2(適応後)=th2(適応前)×v
開示の技術は、上述した実施例1〜3以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、以下では、実施例4として、本発明に含まれる他の実施例を説明する。
(1)自局宛のTA情報ではないと判定した場合の処理
例えば、上記の実施例1〜3では、基地局100からのTA情報が自局宛のTA情報ではないと判定した場合に、再度、「Message1」を基地局100に送信していた。しかしながら、「Message1」を基地局100に再送する場合に、RACH信号制御部270,470,570は、各種の処理を実行しても良い。
例えば、上述したRACH信号制御部270,470,570は、「Message1」を基地局100に再送する場合に、「Message1」に含まれるプリアンブル番号を変更しても良いし、TA情報を基にして、「Message1」を再送するタイミング(送信タイミング)を変更しても良い。
例えば、RACH信号制御部270,470,570は、TA情報を基にして、基地局100の基準タイミングと「Message1」とのタイミングが同じになるようにして、「Message1」を送信しても良いし、基準タイミングから所定時間ずれるようにして、「Message1」を送信しても良い。なお、RACH信号制御部270,470,570は、「Message1」を再送する場合に、「Message1」を送信する送信電力を変更しても良い。
このように、RACH信号制御部270,470,570は、「Message1」を再送する場合に、プリアンブル番号、送信タイミング、送信電力を変更することで、他の端末装置から送信される信号と衝突することを予め防止することが出来る。
以上の実施例1〜4を含む実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)ランダムアクセス信号を利用して、基地局と端末装置との間で通信を行う通信システムであって、
前記端末装置は、
前記基地局にプリアンブル番号を含む第1の信号を送信する第1送信手段と、
前記基地局の基準タイミングと、前記第1の信号が前記基地局に到達したタイミングとの差分を示す第1のタイミング情報を前記基地局から受信する受信手段と、
前記基地局の基準タイミングと、前記第1の信号が前記基地局に到達すると推定されるタイミングとの差分を示す第2のタイミング情報を算出する算出手段と、
前記第1のタイミング情報および前記第2のタイミング情報を基にして、自端末装置固有の個別情報を含んだ第2の信号あるいは前記第1の信号を前記基地局に送信する第2送信手段と、
を備えたことを特徴とする通信システム。
(付記2)前記算出手段は、前記基地局と前記端末装置との距離もしくは前記基地局と前記端末装置との間で送受信される電波の遅延量のうち、少なくとも一つに基づいて前記第2のタイミング情報を算出することを特徴とする付記1に記載の通信システム。
(付記3)前記第2送信手段は、自端末装置の移動速度もしくは電波の受信強度のうち、少なくとも一つを更に利用して、自端末装置固有の個別情報を含んだ第2の信号あるいは前記第1の信号を前記基地局に送信することを特徴とする付記1または2に記載の通信システム。
(付記4)前記第1送信手段は、予め用意された複数のプリアンブル番号のうち、いずれか一つのプリアンブル番号を前記第1の信号に設定して前記基地局に送信し、前記第2送信手段は、前記第1の信号を前記基地局に送信する場合に、前記第1の信号に設定されたプリアンブル番号を変更することを特徴とする付記1、2または3に記載の通信システム。
(付記5)前記第2送信手段は、前記第1の信号を前記基地局に送信する場合に、前記第1のタイミング情報に基づいて、前記第1の信号を送信するタイミングを変更することを特徴とする付記1〜4のいずれか一つに記載の通信システム。
(付記6)前記第2送信手段は、前記第1の信号を前記基地局に送信する場合に、前記第1の信号の送信電力を変更することを特徴とする付記1〜5のいずれか一つに記載の通信システム。
(付記7)ランダムアクセス信号を利用して、基地局と通信を行う端末装置であって、
前記端末装置は、
前記基地局にプリアンブル番号を含む第1の信号を送信する第1送信手段と、
前記基地局の基準タイミングと、前記第1の信号が前記基地局に到達したタイミングとの差分を示す第1のタイミング情報を前記基地局から受信する受信手段と、
前記基地局の基準タイミングと、前記第1の信号が前記基地局に到達すると推定されるタイミングとの差分を示す第2のタイミング情報を算出する算出手段と、
前記第1のタイミング情報および前記第2のタイミング情報を基にして、自端末装置固有の個別情報を含んだ第2の信号あるいは前記第1の信号を前記基地局に送信する第2送信手段と、
を備えたことを特徴とする端末装置。
(付記8)前記算出手段は、前記基地局と前記端末装置との距離もしくは前記基地局と前記端末装置との間で送受信される電波の遅延量のうち、少なくとも一つに基づいて前記第2のタイミング情報を算出することを特徴とする付記7に記載の端末装置。
(付記9)前記算出手段は、自端末装置の移動速度もしくは電波の受信強度のうち、少なくとも一つに基づいて、第2のタイミング情報を補正することを特徴とする付記7または8に記載の端末装置。
(付記10)前記第1送信手段は、予め用意された複数のプリアンブル番号のうち、いずれか一つのプリアンブル番号を前記第1の信号に設定して前記基地局に送信し、前記第2送信手段は、前記第1の信号を前記基地局に送信する場合に、前記第1の信号に設定されたプリアンブル番号を変更することを特徴とする付記7、8または9に記載の端末装置。
(付記11)前記第2送信手段は、前記第1の信号を前記基地局に送信する場合に、前記第1のタイミング情報に基づいて、前記第1の信号を送信するタイミングを変更することを特徴とする付記7〜10のいずれか一つに記載の端末装置。
(付記12)前記第2送信手段は、前記第1の信号を前記基地局に送信する場合に、前記第1の信号の送信電力を変更することを特徴とする付記7〜11のいずれか一つに記載の端末装置。
本実施例1にかかる通信システムの構成の一例を示す図である。 本実施例1にかかる通信システムにおける信号のやりとりの一例を説明するための図である。 本実施例1にかかる端末装置の構成の一例を示す図である。 基地局の位置を推定する方法を説明するための図である。 本実施例1にかかる端末装置の処理手順を示すフローチャートである。 本実施例2にかかる端末装置の構成の一例を示す図である。 受信電力の高さと重み係数kとの関係を示す図である。 本実施例2にかかる端末装置の処理手順を示すフローチャートである。 本実施例3にかかる端末装置の構成の一例を示す図である。 移動速度と重み係数vとの関係を示す図である。 本実施例3にかかる端末装置の処理手順を示すフローチャートである。 RACHによる初期アクセスが完了するまでのシーケンスを示す図である。 TA情報を説明するための図である。 従来技術の問題点を説明するための図である。
符号の説明
100 基地局
101,201,210,410,510 RF部
102,202,220,420,520 復調部
103,203,230,430,530 変調部
104,204 RACH信号処理部
200,300,400,500 端末装置
240,440,540 TA検出部
250,450,550 TA情報推定部
260,460,560 TA妥当性判定処理部
270,470,570 RACH信号制御部
280,480,580 RACH信号生成部
600 コンピュータ(端末装置)
601 入力装置
602 ディスプレイ
603 復調装置
604 変調装置
605 媒体読取装置
606 通信装置
607 CPU
607a RACH信号処理プロセス
608 メモリ
608a 各種データ
608b RACH信号処理プログラム
609 バス

Claims (10)

  1. ランダムアクセス信号を利用して、基地局と端末装置との間で通信を行う通信システムであって、
    前記端末装置は、
    前記基地局にプリアンブル番号を含む第1の信号を送信する第1送信手段と、
    前記基地局の基準タイミングと、前記第1の信号が前記基地局に到達したタイミングとの差分を示す第1のタイミング情報を前記基地局から受信する受信手段と、
    前記基地局の基準タイミングと、前記第1の信号が前記基地局に到達すると推定されるタイミングとの差分を示す第2のタイミング情報を算出する算出手段と、
    前記第1のタイミング情報および前記第2のタイミング情報を基にして、自端末装置固有の個別情報を含んだ第2の信号あるいは前記第1の信号を前記基地局に送信する第2送信手段と、
    を備えたことを特徴とする通信システム。
  2. 前記算出手段は、前記基地局と前記端末装置との距離もしくは前記基地局と前記端末装置との間で送受信される電波の遅延量のうち、少なくとも一つに基づいて前記第2のタイミング情報を算出することを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記第2送信手段は、自端末装置の移動速度もしくは電波の受信強度のうち、少なくとも一つを更に利用して、自端末装置固有の個別情報を含んだ第2の信号あるいは前記第1の信号を前記基地局に送信することを特徴とする請求項1または2に記載の通信システム。
  4. 前記第1送信手段は、予め用意された複数のプリアンブル番号のうち、いずれか一つのプリアンブル番号を前記第1の信号に設定して前記基地局に送信し、前記第2送信手段は、前記第1の信号を前記基地局に送信する場合に、前記第1の信号に設定されたプリアンブル番号を変更することを特徴とする請求項1、2または3に記載の通信システム。
  5. 前記第2送信手段は、前記第1の信号を前記基地局に送信する場合に、前記第1のタイミング情報に基づいて、前記第1の信号を送信するタイミングを変更することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の通信システム。
  6. 前記第2送信手段は、前記第1の信号を前記基地局に送信する場合に、前記第1の信号の送信電力を変更することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の通信システム。
  7. ランダムアクセス信号を利用して、基地局と通信を行う端末装置であって、
    前記端末装置は、
    前記基地局にプリアンブル番号を含む第1の信号を送信する第1送信手段と、
    前記基地局の基準タイミングと、前記第1の信号が前記基地局に到達したタイミングとの差分を示す第1のタイミング情報を前記基地局から受信する受信手段と、
    前記基地局の基準タイミングと、前記第1の信号が前記基地局に到達すると推定されるタイミングとの差分を示す第2のタイミング情報を算出する算出手段と、
    前記第1のタイミング情報および前記第2のタイミング情報を基にして、自端末装置固有の個別情報を含んだ第2の信号あるいは前記第1の信号を前記基地局に送信する第2送信手段と、
    を備えたことを特徴とする端末装置。
  8. 前記算出手段は、前記基地局と前記端末装置との距離もしくは前記基地局と前記端末装置との間で送受信される電波の遅延量のうち、少なくとも一つに基づいて前記第2のタイミング情報を算出することを特徴とする請求項7に記載の端末装置。
  9. 前記算出手段は、自端末装置の移動速度もしくは電波の受信強度のうち、少なくとも一つに基づいて、第2のタイミング情報を補正することを特徴とする請求項7または8に記載の端末装置。
  10. 前記第1送信手段は、予め用意された複数のプリアンブル番号のうち、いずれか一つのプリアンブル番号を前記第1の信号に設定して前記基地局に送信し、前記第2送信手段は、前記第1の信号を前記基地局に送信する場合に、前記第1の信号に設定されたプリアンブル番号を変更することを特徴とする請求項7、8または9に記載の端末装置。
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