JP2009230974A - 高周波放電灯システム - Google Patents

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Abstract

【課題】電磁波が反射することなく、電磁波を効率良く放電管内に照射すること。
【解決手段】電源部12から電磁波伝送部14を介して伝送する電磁波を導入して照射する電磁波照射部18と、電磁波照射部18から照射された電磁波を受けて生成されるプラズマにより放電発光する放電管22を備え、電磁波照射部18は、電磁波を導入する内部導体19と、内部導体19を覆う外部導体20を有し、放電管22は、内部に導体アッシー26、27が封入された封止部24、25を有し、放電管22のうち電磁波照射部18内に保持される保持領域の長さをL1とし、電磁波照射部18より外部へ露出する放電領域の長さをL2とし、εを放電管22の誘電率とし、λを電磁波の波長とした場合、内部導体19が保持領域を覆う位置まで延びていることを条件に、L1>λ/8(ε)1/2、L2<λ/4(ε)1/2の関係を満たしてなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、放電管内に電磁波を集中するためのアンテナを備えた高周波放電灯システムに関する。
高周波放電灯の一例として、放電空間内に電極を持たない無電極放電灯が知られている。この種の無電極放電灯は、放電空間内にフィラメントや電極がないため、フィラメントや電極の消耗によって寿命が低下することがなく、蛍光灯や白熱電球よりも長寿命化を図ることができる。また、無電極放電灯は、電極がないので、電極として使用可能な物質に制約を受けることがなく、発光性能の良い物質を放電空間に配置することができ、電極を用いた放電灯よりも効率を高めることができる。
従来、高周波放電灯として、例えば、内部導体と外部導体を有する電磁波伝送用同軸型導波管と、導波管先端部に接続された放電管を備え、放電管を、内部が放電空間として形成された楕円球状部と、楕円球状部の両端に封着され、かつ導体アッシーが封着された一対の封着部で構成されたダブルエンド型にし、導体アッシーが導波管の内部導体と近接するように、基端側封着部を導波管の先端開口部に挿入保持し、導体アッシーと外部導体先端部で電磁波照射部で構成し、導波管を伝送した高周波電磁波を電磁波照射部から放電空間内に照射するようにしたものが提案されている(特許文献1参照)。
この高周波放電灯によれば、同軸型導波管を伝送した電磁波は、石英ガラス面を介して照明されることなく、導体アッシーを介して放電空間内に照射されるので、石英ガラスによるジュール損失がなく、その分放電管の発光効率を高めることができる。
特開2007−220531号公報(第6頁から第7頁、図1参照)
従来技術では、放電管における封止部の一部が、電磁波照射部内に保持された構成を採用しているが、導体アッシーが埋め込まれた埋込部の長さについて配慮されていないので、埋込部の長さが十分でないときには、電磁波が反射して発光効率が低下する。例えば、電磁波照射部の端面(給電点)を起点に電界が発生するときに、導体アッシーと内部導体とが重複するラップ領域が少なく、ラップ領域の長さがλ(電磁波の波長)/8に満たないと、電磁波が反射し、放電空間内に電界が形成しにくくなる。
本発明は、前記従来技術の課題に鑑みて為されたものであり、その目的は、電磁波が反射することなく、電磁波を効率良く放電管内に照射することができる高周波放電灯システムを提供することにある。
前記目的を達成するために、請求項1に係る高周波放電灯システムにおいては、電磁波を発生する電源部と、前記電源部から発生した電磁波を伝送する電磁波伝送部と、前記電磁波伝送部より伝送する電磁波を導入して照射する電磁波照射部と、前記電磁波照射部により導入された電磁波を受けて生成されるプラズマにより放電発光する放電管とを備え、前記電磁波照射部は、前記電磁波を導入する内部導体と、前記内部導体を覆う筒状の外部導体を有し、前記放電管は、内部に導体アッシーが封入された封止部を少なくとも一つ有する高周波放電灯システムにおいて、前記放電管の封止部が前記電磁波照射部内に保持される保持領域の長さをL1とし、前記放電管が前記電磁波照射部より外部へ露出する放電領域の長さをL2とし、εを前記放電管の誘電率とし、λを前記電磁波の波長とした場合、前記内部導体が、前記保持領域に存在する封止部のほぼ全長を覆う位置まで延びていることを条件に、L1>λ/8(ε)1/2、L2<λ/4(ε)1/2の関係を満たしてなる構成とした。
(作用)電源部で発生した電磁波が電磁波伝送部を介して電磁波照射部に伝送し、電磁波照射部から放電管に照射されると、照射された電磁波により、放電管の放電空間内で高密度プラズマが発生して、放電空間内の発光物質が蒸発されるとともに励起されて発光する。この際、放電管の封止部が電磁波照射部内に保持される保持領域の長さをL1とし、放電管が電磁波照射部より外部へ露出する放電領域の長さをL2とし、εを放電管の誘電率とし、λを電磁波の波長とした場合、内部導体が、保持領域に存在する封止部のほぼ全長を覆う位置まで延びていることを条件に、L1>λ/8(ε)1/2、L2<λ/4(ε)1/2の関係を満たしているので、電源部で発生した電磁波(マイクロ波)が電磁波伝送部を伝送した後、電磁波照射部を伝送するときに、電磁波照射部で反射することなく、電磁波照射部から放電管内に集中して照射される。このため、放電管の発光効率の向上を図ることができる。
請求項2に係る高周波放電灯システムにおいては、請求項1に記載の高周波放電灯システムにおいて、前記封止部は、前記導体アッシーを外部に露出することなく、前記導体アッシー全体を内部に封止した封止構造とした。
(作用)封止部を、導体アッシーを外部に露出することなく、導体アッシー全体を内部に封止した封止構造にすることで、封止部に箔シール構造を採用する必要がなくなり、導体アッシーをガラスで封着することができるとともに、封止部外部へのリークを防止でき、耐久性の向上を図ることができる。また、導体アッシーから電磁波照射部の内部導体への熱流出がなくなり、熱ロスの低減に伴って、放電管の発光効率の向上を図ることができる。
請求項3に係る高周波放電灯システムにおいては、請求項1または2に記載の高周波放電灯システムにおいて、前記放電管の封止部は、ダブルエンド型またはシングルエンド型で構成した。
(作用)ダブルエンド型の放電管を用いた場合、封止部のうち電磁波照射部の外部に突出されている封止部内の導体アッシーがアンテナとして機能するので、シングルエンド型の放電管を用いるときよりも、放電管内にアークを安定した状態で形成することができる。一方、シングルエンド型の放電管を用いた場合、ダブルエンド型のような、アンテナとして機能する導体アッシーが存在しないので、ダブルエンド型の放電管を用いるときよりも、アンテナでの熱ロスがなく、その分放電管の発光効率を高めることができる。
以上の説明から明らかなように、請求項1によれば、放電管の発光効率の向上を図ることができる。
請求項2によれば、封止部外部へのリークを防止でき、耐久性の向上を図ることができるとともに、熱ロスの低減に伴って、放電管の発光効率の向上を図ることができる。
請求項3によれば、ダブルエンド型の放電管とすることで、放電管内にアークを安定した状態で形成することができ、一方、シングルエンド型の放電管とすることで、アンテナでの熱ロスがなく、その分放電管の発光効率を高めることができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施例を示す高周波放電灯システムの断面図、図2は、実験1における高周波放電灯システムの要部断面図、図3は、実験1の実験結果を示す特性図、図4は、実験2における高周波放電灯システムの要部断面図、図5は、実験2の実験結果を示す特性図、図6(a)、(b)、(c)は、実験3における高周波放電灯システムの要部断面図、図7は、実験3の実験結果を示す特性図、図8は、検証実験における高周波放電灯システムの要部断面図、図9は、検証実験の実験結果を示す特性図、図10は、放電管と電磁波照射部のサイズを最適としたときの両者の関係を説明するための要部断面図、図11(a)は、ダブルエンド型の封止部を備えた放電管の断面図、図11(b)は、シングルエンド型の封止部を備えた放電管の断面図である。
図1において、高周波放電灯システム10は、電磁波を発生する電源部12と、電源部12から発生した電磁波を伝送する電磁波伝送部14と、電磁波伝送部14より伝送する電磁波を導入して照射する電磁波照射部18と、電磁波照射部18により導入された電磁波を受けて生成されるプラズマにより放電発光する放電管22を備えている。
電源部12は、車載バッテリから供給される電力によってマイクロ波帯(300MHz〜100GHz)の電磁波を発生する発振部13を備え、発振部13は、例えば、マグネトロンや、半導体スイッチング素子(FETやバイポーラトランジスタ等)を用いた高周波アンプで構成されている。この際、発振部13は、電磁波の波長λが、真空中で50〜350mmとなる周波数、例えば、2.45GHzで発振するようになっている。
電磁波伝送部14は、金属製の円パイプ状内部導体15と、この内部導体15を取り囲む金属製の円パイプ状外部導体16と、円パイプ状に形成されて、内部導体15と外部導体16との間に介装された、絶縁部材である石英ガラス製の誘電体17が同軸状に一体化された構造で、例えば、同軸管や同軸ケーブルとして構成され、内部導体15とこれを取り囲む外部導体16間において電磁波が伝送される。
電磁波照射部18は、金属製の円パイプ状内部導体19と、略中空円筒状に形成されて、内部導体19を取り囲む金属製外部導体20と、円パイプ状に形成されて、内部導体19と外部導体20との間に介装された断熱部材、例えば、石英ガラス製のスペーサ21が同軸状に一体化された構造で、放電管22に電磁波を導入するためのランチャーとして、内部導体19の長手方向端部が放電管22の長手方向端部に接続されている。
内部導体19の長手方向一端側には円環状のフランジ19aが形成されており、このフランジ19aは、電磁波伝送部14の内部導体15の内周側に圧入されている。すなわち、内部導体15と内部導体19はフランジ19aを介して電気的に接続されている。また、外部導体20の長手方向一端側には円環状の段部20aが形成され、長手方向他端側には円環状のフランジ20bが形成されており、段部20aに、電磁波伝送部14の外部導体16の長手方向一端側が圧入されている。すなわち、外部導体16と外部導体20は段部20aを介して電気的に接続されている。さらに、スペーサ21の長手方向一端側は電磁波伝送部14の誘電体17の長手方向一端側に結合されており、スペーサ21の長手方向他端側は外部導体20のフランジ20bで支持されている。
放電管22は、長手方向の途中に楕円球状膨出部23が形成されたガラス(無水石英ガラス)管の両端部を封着(ピンチシール)することで、封着部(ピンチシール部)24、25に導体アッシー26、27が封着され、かつ楕円球状膨出部23内が放電空間28とされたダブルエンド型に構成されている。そして、放電管22の放電空間28内には、始動用希ガス(常温下1〜20気圧)が発光物質(NaI、ScI等)とともに封入されている。
封着部24、25のうち基端側封着部24に封着(固定)された導体アッシー26は、タングステン製導体棒26a、モリブデン箔26b、モリブデン製導体棒26cが直線状に接続されて一体化されている。モリブデン製導体棒26cは、その先端部が内部導体19の内側に、基端側封着部24の先端部を間にして圧入され、内部導体19とは電気的に接続されない状態にある。タングステン製導体棒26aは、その一部が放電空間28内に所定の長さだけ突出している。
一方、先端側封着部25に封着(固定)された導体アッシー27は、タングステン製導体棒27a、モリブデン箔27b、モリブデン製導体棒27cが直線状に接続されて一体化されている。タングステン製導体棒27aは、その一部が放電空間28内に所定の長さだけ突出され、モリブデン箔27b、モリブデン製導体棒27cは、先端側封着部25内に封着されている。
導体アッシー26、27を構成するタングステン製導体棒26a、27a、モリブデン製導体棒26c、27cは、例えば、外径0.25mmのカリウムドープタングステン線またはトリアドープタングステン線で構成され、26b、27bは、モリブデン箔で構成され、モリブデン製導体棒26c、27cは、タングステン製導体棒26a、27aよりも外径が大きいモリブデン線で構成されている。
この際、導体アッシー26、27は、内部導体19に電気的に接続されていないので、封着部24、25に箔シール構造を採用する必要はなく、封着部24、25をガラスで封着することもでき、導体アッシー26から内部導体19への熱流出及び導体アッシー27から外部への熱流出をなくし、放電管22の発光効率を高めることができるようになっている。
そして、放電管22の基端側封着部24のモリブデン製導体棒26cが電磁波照射部18の内部導体19の内側に圧入されると、封着部24が内部導体19に把持(挟持)されて軸方向および周方向に位置決め固定されるとともに、モリブデン製導体棒26cの先端部と内部導体19の長手方向端部が近接して配置される。
この状態で、電源部12から電磁波が発生すると、電源部12から電磁波伝送部14を伝送した電磁波は、基端側封着部24に封着されている導体アッシー26と、この導体アッシー26を取り囲む外部導体20によって放電空間28内に照射される。このとき、照射された電磁波(電磁波照射部18で発生した高周波電界)により、放電空間28内で高密度プラズマが発生して、放電空間28内の発光物質が蒸発されるとともに励起されて発光する。
この場合、電磁波照射部18を構成する導体アッシー26のタングステン製導体棒26aが放電空間28内に突出していることから、電磁波伝送部14によって伝送された電磁波はタングステン製導体棒26aを介して確実に放電空間28内に導入される。
また、放電管22の先端側封着部25に封着されている導体アッシー27も導体アッシー26と同様にアンテナとして作用し、導体アッシー27周辺にも高い電界が集中するため、アークが導体アッシー27に向かって収束し、アーク(形状)が安定する。特に、ヘッドランプ等の自動車用灯具の光源として用いる場合は、放電管22を水平点灯する形態で用いるが、アーク(形状)が安定するため、アークが管壁と接触しない最適形状となるように放電管22(管壁)の形状設計が可能となって、発光効率の向上につながる。
ここで、電源部12から発生する電磁波(マイクロ波)が電磁波伝送部14を伝送した後、電磁波照射部18で反射することなく、放電空間28内に集中して照射されることを検証するために、放電管22点灯時における発光効率を求める実験として、実験1〜実験4を行った。
各実験では、放電管22のモデルとして、水銀入りの発光管を用いた。
まず、実験1では、図2に示すように、発光管(放電管22)の長手方向両端の長さに対応した部位が受信アンテナとして機能すると仮定するとともに、発光管(放電管22)の長手方向両端の長さをアンテナ両端長さ=Lとし、このアンテナ両端長さLを数十mmの範囲(25mm〜32mm)で変化させて、発光管点灯時の発光効率を求めた。実験1の実験結果を図3に示す。
図3において、縦軸は、発光効率〔lm/W〕を示し、横軸は、アンテナ両端長さLを示す。また、グラフg61は、発光管への入力電力を60Wにしたときの特性を、グラフg51は、発光管への入力電力を50Wにしたときの特性を、グラフg41は、発光管への入力電力を40Wにしたときの特性を示す。
図3から、発光管への入力電力=40W〜60Wにおいて、アンテナ両端長さLを、L=31mmに設定することで、発光効率を最も高くできることが分かる。これは、発光管内にかかる電界は、アンテナ両端長さLを、L=31mmにしたときに、最も強くなり、アンテナ両端長さLが、L=31mmよりも短くなるほど弱くなることが考えられる。
実験2では、図4に示すように、アンテナ両端長さLを、L=31mmに固定し、差込量L1(発光管(放電管22)の封止部24のうち電磁波照射部18内に挿入されて、電磁波照射部18に保持された保持領域の長手方向の長さ)を数mmから数十mmの範囲(4mm〜12mm)で変化させて、発光管点灯時の発光効率を求めた。実験2の実験結果を図5に示す。
図5において、縦軸は、発光効率〔lm/W〕を示し、横軸は、発光管差込量L1を示す。また、グラフg62は、発光管への入力電力を60Wにしたときの特性を、グラフg52は、発光管への入力電力を50Wにしたときの特性を、グラフg42は、発光管への入力電力を出力40Wにしたときの特性を示す。
図5から、発光管への入力電力が50Wと60Wでは、差込量L1が長い程発光効率が高いが、発光管への入力電力が40Wでは、差込量L1が長くなると、発光効率が若干低下することが分かる。発光管への入力電力が50Wと60Wの場合、差込量L1が長い程、発光管内にかかる電界が強いことが考えられる。
実験3では、アンテナ両端長さLを一定にして、発光管(放電管22)の放電空間28の位置を変化させたときに、発光効率が変化するか否かを調査するために、3通りについて、発光管点灯時の発光効率を求めた。実験3の実験結果を図7に示す。
まず、最初の実験では、図6(a)に示すように、発光管(放電管22)のアンテナ両端長さLの中心が、放電空間28の中心となるように、発光管(放電管22)を差込量L1=4.0mmで電磁波照射部18に固定し、発光管への入力電力を40W、50W、60Wとした。このときの発光効率の特性を図7のグラフa1で示す。
2番目の実験では、図6(b)に示すように、発光管(放電管22)のアンテナ両端長さLの中心から、5.4mm先端寄りが、放電空間28の中心となるように、発光管を差込量L1=4.0mmで電磁波照射部18に固定し、発光管への入力電力を40W、50W、60Wとした。このときの発光効率の特性を図7のグラフb1で示す。
3番目の実験では、図6(c)に示すように、発光管(放電管22)のアンテナ両端長さLの中心から、5.4mm電磁波照射部18寄りが、放電空間28の中心となるように、発光管を差込量L1=4.0mmで電磁波照射部18に固定し、発光管への入力電力を40W、50W、60Wとした。このときの発光効率の特性を図7のグラフc1で示す。
実験3の実験結果から、発光管(放電管22)の発光効率は、放電空間28の中心を、発光管(放電管22)のアンテナ両端長さLの中心より、5.4mm電磁波照射部18寄りにしたときが、最も高くなるが、いずれの場合も大きな差はないことが分かる。これは、発光管(放電管22)の放電空間28の位置を変えても、発光管内にかかる電界の強さに大きな差はないと考えられる。
実験1から実験3の各実験結果から、発光管(放電管22)を電磁波照射部(ランチャー)18に近づけ、且つ発光管(放電管22)の内部導体19への差込量L1が長い程、発光管(放電管22)の発光効率が向上すると推定し、以下のような検証実験(追加実験)を行った。
検証実験(実験4)では、図8に示すように、発光管(放電管22)の電磁波照射部(ランチャー)18からの突き出し量(=電磁波照射部18の長手方向端面から放電管22先端側までの距離であって、外部に露出して放電に寄与する放電領域の長手方向の長さ)L2を16mmで固定し、アンテナ両端長さLとともに、差込量(アンテナ差込長さ)L1を数mmの範囲で変化させて、発光効率を求めた。この検証実験の結果を図9に示す。
図9おいて、縦軸は、発光効率〔lm/W〕を示し、横軸は、発光管(放電管22)の差込量(アンテナ差込長さ)L1を示す。また、グラフg63は、発光管への入力電力を60Wにしたときの特性を、グラフg53は、発光管への入力電力を50Wにしたときの特性を、グラフg43は、発光管への入力電力を出力40Wにしたときの特性を示す。
図9から、入力電力40W〜60Wにおいて、発光管(放電管22)の差込量(アンテナ差込長さ)L1が長くなる程、発光管(放電管22)の発光効率が高くなることが分かる。これは、発光管(放電管22)の差込量(アンテナ差込長さ)L1が長くなる程、発光管(放電管22)内に強い電界がかかるためであると考えられる。
以上の各実験結果を考察すると、以下のようになる。
(1)アンテナ両端長さLに対する放射抵抗の影響を調査したところ、アンテナ両端長さL=31mm付近で、発光管(放電管22)の発光効率が高くなったが、その影響は大きくないことが分かった。
(2)アンテナ両端長さL全体がアンテナになるという推定の基に実験2、実験3を行ったが、実験2、実験3では、発光管(放電管22)の発光効率が変化したことから、アンテナ両端長さL全体がアンテナになる、という推定は正確ではなかったと考えられる。
(3)実験2、実験3では、発光管(放電管22)が電磁波照射部(ランチャー)18に近いほど、発光管(放電管22)の発光効率が高かったのは、アンテナである電磁波照射部18に供給された電磁波(マイクロ波)が、発光管(放電管22)に到達するまでのエネルギー損失(アンテナを覆うガラス等によるエネルギー損失)が少ないことが原因と考えられる。
(4)検証実験(実験4)では、発光管(放電管22)の差込量(アンテナ差込長さ)L1が長い程、発光管(放電管22)の発光効率が高かったのは、電力供給側である、電磁波照射部18の差込部の長さが短いと、この電磁波照射部18の差込部端部で反射した電磁波(マイクロ波)が入射波と干渉することが原因と考えられる。
次に、上記(4)を検証するために、発光管(放電管22)の差込量(アンテナ差込長さ)L1を15mmより更に長くしたときに、発光管(放電管22)内にかかる電界の強度がどのように変化するかを調査するためのシミュレーションとして、電磁界シミュレータを用いて、電界強度分布解析を行った。
このシミュレーションでは、高密度プラズマは、ほぼ全ての原子が電離した状態で、非常に電流が流れやすい金属に似た電気特性を示し、また、プラズマ中ではエネルギーが光に変換されて消費されるため、エネルギーロスが発生することを考慮し、発光管(放電管22)のうち放電空間28内の放電部を、導電率が高く、内部抵抗を持つ物質とし、それ以外のものは、完全導電体とした。
また、このシミュレーションでは、発光管(放電管22)の差込量(アンテナ差込長さ)L1を一定とし、電磁波照射部(ランチャー)18端面から先端までの長さを変化させて、発光管(放電管22)内にかかる電界の強度がどのように変化するかを調査した。
電磁界シミュレータを用いて、電界強度分布解析を行ったところ、発光管(放電管22)の差込量(アンテナ差込長さ)L1を一定とし、電磁波照射部(ランチャー)18端面から先端までの長さを15mm前後にすると、発光管(放電管22)に最も強く電界がかかることが分かった。
これも、発光管(放電管22)の差込量(アンテナ差込長さ)L1と同様に、電磁波照射部(ランチャー)18端面から先端までの長さが15mmよりも短いと、電磁波照射部18の先端で反射した電磁波(マイクロ波)が入射波と干渉してしまうことが原因と考えられる。
そのため、発光管(放電管22)の熱容量を考慮すると、発光管(放電管22)の差込量(アンテナ差込長さ)L1はなるべく短い方が良く、電磁波照射部(ランチャー)18端面から先端までの長さ(距離)は、λ/4(ε)1/2=15.5mm程度が最適と考えられる。
シミュレーション結果から、図10に示すように、発光管(放電管22)は、以下のサイズが最適となる。
アンテナ両端長さL=31mm=λ/2(ε)1/2
封着部24のうち電磁波照射部18内に挿入された保持領域の長さ=発光管(放電管22)の差込量(アンテナ差込長さ)L1=15.5mm=λ/4(ε)1/2
電磁波照射部18の長手方向端面から放電管22先端までの距離を示す、放電領域の長さL2=15.5mm=1/4λ(ε)1/2
ここで、λは、電磁波(マイクロ波)の波長を示し、εは、発光管(放電管22)を構成する石英ガラスまたはセラミックの誘電率を示す。
一方、発光管(放電管22)には、導体アッシー26、27による熱ロスがあることを考慮すると、発光管(放電管22)は、封止部24が電磁波照射部18内に保持される保持領域をL1とし、発光管(放電管22)が電磁波照射部18より外部へ露出する放電領域をL2とし、εを発光管(放電管22)の誘電率とし、λを電磁波の波長とした場合、内部導体19が、保持領域に存在する封止部24のほぼ全長を覆う位置まで延びていることを条件に、
L1>λ/8(ε)1/2、L2<λ/4(ε)1/2の関係を満たすことが必要とされる。
この際、導体アッシー26、27による熱ロスを少なくすることを考慮すると、発光管(放電管22)は、L1≧(L2)/2の関係を満たすことが必要である。
また、放電管22としては、図11(a)に示すように、導体アッシー26、27を単一のタングステン製導体棒26a、27aで構成したダブルエンド型の放電管22aを用いることができる。
さらに、放電管22としては、図11(b)に示すように、石英ガラスまたはセラミックを用いて形成された膨出部29の内部に放電空間30が形成され、膨出部29の長手方向端部に、放電空間30に隣接して封着部(ピンチシール部)31が形成され、封着部31内に導体アッシー32が封着された、シングルエンド型の放電管22bを用いることもできる。
なお、導体アッシー32は、単一のタングステン製導体棒32aで構成されている。この導体アッシー32の長手方向一端側は放電空間30内に突出され、長手方向他端側は、外部に露出されることなく、封着部31内に収納されている。
放電管22a、22bは、封着部24、31がそれぞれ電磁波照射部18の内部導体19内に挿入されている。そして、封着部24、31のうち導体アッシー26、32が内部導体19とその長手方向において重複する保持領域の長さを、放電管22aの差込量(アンテナ差込長さ)として、L1に設定し、電磁波照射部18の長手方向端面から導体アッシー27の先端または放電空間30の先端までの長さを、放電領域に対応した長さとして、L2に設定し、εを放電管22a、22bの誘電率とし、λを電磁波の波長とした場合、内部導体19が封止部24、31のほぼ全長を覆う位置まで延びていることを条件に、
L1>λ/8(ε)1/2、L2<λ/4(ε)1/2の関係を満たすようになっている。
ダブルエンド型の放電管22aを用いた場合、導体アッシー27も導体アッシー26と同様にアンテナとして機能するので、シングルエンド型の放電管22bを用いるときよりも、放電管22内にアークを安定した状態で形成することができる。
一方、シングルエンド型の放電管22bを用いた場合、導体アッシー27が存在しないので、ダブルエンド型の放電管22aを用いるときよりも、アンテナへの熱ロスが少なく、その分放電管22bの発光効率を高めることができる。
本実施例によれば、封止部24が電磁波照射部18内に保持される保持領域の長さをL1とし、発光管(放電管22)が電磁波照射部18より外部へ露出する放電領域の長さL2とし、εを発光管(放電管22)の誘電率とし、λを電磁波の波長とした場合、内部導体19が、保持領域に存在する封止部24のほぼ全長を覆う位置まで延びていることを条件に、L1>λ/8(ε)1/2、L2<λ/4(ε)1/2の関係を満たすようにしたため、電磁波が反射することなく、電磁波を効率良く放電管22内に照射することができる。
また、本実施例によれば、放電管22の導体アッシー26と電磁波照射部18の内部導体19とを接続しないようにしたため、放電管22に箔シール構造を採用する必要がなくなり、導体アッシー26、27をガラスで封着することができるとともに、封止部24、25での外部へのガスリークを防止でき、耐久性の向上を図ることができる。この場合、導体アッシー26から電磁波照射部18の内部導体19への熱流出および導体アッシー27から外部への熱流出がなくなるので、熱ロスの低減に伴って、放電管22の発光効率をより高めることができる。
さらに、本実施例によれば、導体アッシー26を封着した封着部24のうち電磁波照射部18内に挿入された保持領域の長さ=放電管22の差込量(アンテナ差込長さ)L1を1/8λ(ε)1/2よりも長くし、電磁波照射部18の長手方向端面から放電管22先端までの距離を示す、放電領域の長さL2を1/4λ(ε)1/2にしたため、放電管22に高周波電界が集中し、放電管22の発光効率の向上を図ることができる。
本発明の一実施例を示す高周波放電灯システムの断面図である。 実験1における高周波放電灯システムの要部断面図である。 実験1の実験結果を示す特性図である。 実験2における高周波放電灯システムの要部断面図である。 実験2の実験結果を示す特性図である。 (a)、(b)、(c)は、実験3における高周波放電灯システムの要部断面図である。 実験3の実験結果を示す特性図である。 検証実験における高周波放電灯システムの要部断面図である。 検証実験の実験結果を示す特性図である。 放電管と電磁波照射部のサイズを最適としたときの両者の関係を説明するための要部断面図である。 (a)は、ダブルエンド型の封止部を備えた放電管の断面図、(b)は、シングルエンド型の封止部を備えた放電管の断面図である。
符号の説明
10 高周波放電灯システム
12 電源部
14 電磁波伝送部
15 内部導体
16 外部導体
18 電磁波照射部
19 内部導体
20 外部導体
22、22a、22b 放電管
24、25、31 封止部
26、27、32 導体アッシー
28、30 放電空間

Claims (3)

  1. 電磁波を発生する電源部と、前記電源部から発生した電磁波を伝送する電磁波伝送部と、前記電磁波伝送部より伝送する電磁波を導入して照射する電磁波照射部と、前記電磁波照射部により導入された電磁波を受けて生成されるプラズマにより放電発光する放電管とを備え、前記電磁波照射部は、前記電磁波を導入する内部導体と、前記内部導体を覆う筒状の外部導体を有し、前記放電管は、内部に導体アッシーが封入された封止部を少なくとも一つ有する高周波放電灯システムにおいて、
    前記放電管の封止部が前記電磁波照射部内に保持される保持領域の長さをL1とし、前記放電管が前記電磁波照射部より外部へ露出する放電領域の長さをL2とし、εを前記放電管の誘電率とし、λを前記電磁波の波長とした場合、前記内部導体が、前記保持領域に存在する封止部のほぼ全長を覆う位置まで延びていることを条件に、
    L1>λ/8(ε)1/2、L2<λ/4(ε)1/2の関係を満たしてなることを特徴とする高周波放電灯システム。
  2. 前記封止部は、前記導体アッシーを外部に露出することなく、前記導体アッシー全体を内部に封止した封止構造である請求項1に記載の高周波放電灯システム。
  3. 前記放電管の封止部は、ダブルエンド型またはシングルエンド型で構成されてなることを特徴とする請求項1または2に記載の高周波放電灯システム。
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