JP2009230913A - 酸化物超電導電流リード - Google Patents

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Abstract

【課題】超電導線材と電流端子の接続部での偏流を防止し、通電時のクエンチの発生を防止した安定性の高い酸化物超電導電流リードを提供する。
【解決手段】表面に電気的絶縁層を有する銅からなる円筒状の電流リード支持体1の両端にGFRP等からなる中間部材2、3を介して円板4a、5aの一端にそれぞれ矩形状の接続端子部4b、5bを一体的に設けた導電性材料からなる電流端子4、5を接合し、電流リード支持体1上に複数のテープ状のReBaCu系酸化物超電導線材Aをその基板面を外側にして配置するとともに、酸化物超電導線材Aと電流端子4、5の各接続部分の接続抵抗を0.1μΩ以下となるようにして酸化物超電導電流リード10が構成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、超電導を応用した低温機器、例えば、超電導マグネットに電源から電流を供給するための酸化物超電導線材を用いた電流リードに関する。
超電導応用機器、例えば、超電導マグネットを運転する場合、マグネットを超電導状態とするために極低温に冷却する必要があり、この冷却方法として2つの方式が知られている。即ち、液体ヘリウムや液体窒素等の冷媒に浸漬する方式(浸漬冷却方式)と冷凍機や冷媒からの熱伝導を利用する方式(伝導冷却方式)である。この冷却したマグネットを励磁するためには、超電導コイルに電流を流さなければならず、電源から電流を供給するための電流リードが必要である。この場合、電流リードは導電体であることが必要であるが、電気抵抗が小さくかつ熱伝導率の大きいCuやAlなどの金属を使用すると、電流リード自体のジュール発熱に加え外部からの熱侵入により超電導マグネットの冷却効率が悪くなり、超電導状態を維持するためには冷却コストが膨大になるという問題があった。特に、冷凍機を用いた伝導冷却方式の場合にこの傾向は顕著であり、冷却が不可能となる場合も生ずる。
この問題を解決するためには、超電導マグネットに用いる電流リードとして、導電性と低熱伝導性を両立させる必要があり、超電導マグネットでは電流リード部分も液体窒素温度以下に冷却されるため、電気抵抗及び熱伝導率の小さい酸化物超電導体を電流リードとして使用することにより、電流を供給しつつ、熱侵入量を低く抑えることが可能となる。
この場合、超電導電流リードに使用される超電導体として、Bi(2223)系あるいはBi(2212)系等のBi系とYBaCu(YBCO)に代表されるRe系酸化物超電導体のバルク体を棒状あるいは円筒状に成型したものや、銀あるいは銀合金により被覆された超電導体部分の臨界電流密度(Jc)の高い銀シース線材が用いられてきており、銀マトリックス中に超電導フィラメントの多数本を配置したテープ状の電流リードが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
前者の酸化物超電導体のバルク体を電流リードに使用した場合、バルク体が脆く、かつ機械的強度が小さいため、その製作及び使用上の間題を生ずる。即ち、バルク体自身には可撓性がなく一定以上の曲げ歪を与えると破損するという問題があり、そのため、電流リードの取り付け方向は直線方向に限られるほか、取り付け作業の際のハンドリングやマグネット運転時の振動による歪の印加を避けるために、平編み線を電極部分に設けるなど歪がバルク体に伝わらない構造とする必要があった。
また、後者の銀あるいは銀合金シース線材は、結晶の配向性を高めるためには圧延加工を施してテープ状に形成する必要があり、そのため、ある程度の厚さの銀あるいは銀合金シースが必要となり、シース材が熱伝導率の非常に高い銀あるいは銀合金であるため、電流リード自体の熱伝導率が大きくなる結果をもたらすという難点がある。
一方、電流リードとして、金属基板上に酸化物超電導層を設けたテープ状の超電導体を用いることが検討されており、酸化物超電導体と銀テープとを交互に積層したテープ状の超電導電流リードが知られている(例えば、特許文献2及び3参照。)。この場合においても、電流リード自体の熱伝導率が大きくなるという問題がある。
さらに、金属基板上に形成された中間層と、中間層の上に形成された酸化物超電導層と、酸化物超電導層の上に形成された銀等の安定化層(保護層)を有するテープ状の酸化物超電導線材が知られており(例えば、特許文献4参照。)、このテープ状の酸化物超電導線材は、高い臨界電流値を有する上、金属基板として通常使用されているNi基合金基板は、銀あるいは銀合金と比較すると、その熱伝導率は1/4程度と小さく、また、このNi基合金基板の機械的強度は非常に大きくその取り扱いも容易で、酸化物超電導電流リードへの適用に適した線材であるといえる。
このテープ状の酸化物超電導線材のうち、特にRe系(Re=Y、Gd等)酸化物超電導体は、高磁場中でも高い臨界電流値(Ic)を保持する特徴を有し、テープ状に形成してもその高い特性が維持されることから、酸化物超電導電流リードへの適用に非常に適した線材であるといえる。
特開平9−115356号公報 特開平5−243044号公報 特開平6−28930号公報 特開2004−171841号公報
しかしながら、Re系酸化物超電導体はハステロイ(登録商標)等の高抵抗金属基板と銀等の薄い安定化層(保護層)を用いるため、通電電流が超電導層のIcを超えて超電導状態から常電導状態へ転移すると、電気抵抗が一気に増加する現象(クエンチ)が生じ、急激な発熱により線材が溶断する現象を生ずる。
一般に、超電導線材のクエンチは、超電導層にクラック等の欠陥がある場合や通電区間の一部で冷却が不十分な個所がある場合に生じ易いことが知られている。また、電流リードに複数の超電導線材を束ねて使用する場合には、本来、(1本当たりのIc×線材本数)分の通電量が期待されるが、電極部分での接続が不十分で各線材に均一な電流が供給されず、特定の線材のみに電流が流れる偏流が起きると、(1本当たりのIc×線材本数)分の通電量に至る前に一部の線材に過電流が供給されてクエンチを生ずることが問題となっている。
本発明は、以上の問題を解決するためになされたもので超電導線材と電流端子との接続部で生じ易い偏流を防止することにより、通電時のクエンチの発生を防止した酸化物超電導電流リードを提供することをその目的としている。
上記の問題を解決するために、本発明の酸化物超電導電流リードは、超電導機器に電力供給源から電力を供給するための電流リードであって、この電流リードは、電流リード支持体と、この電流リード支持体の両端にそれぞれ接合された導電性材料からなる電流端子と、この各電流端子間に接続された複数のテープ状の酸化物超電導線材とからなり、酸化物超電導線材と電流端子の各接続部分の接続抵抗を0.1μΩ以下としたものであり、特に、各接続部分の接続抵抗を0.05μΩ以下とすることが好適する。
上記の発明におけるテープ状の酸化物超電導線材としては、ハステロイ等のNi系合金基板上に中間層を介して積層された超電導層及び安定化層を備えたReBaCuOy系酸化物超電導線材(ここでReは、Y、Gd、Sm、Nd、Ho、Dy、Eu、Tb、Er、Ybから選択されたいずれか1種又は2種以上の元素を示し、x≦2、y=6.2〜7の範囲を示す。以下同じ。)を用いることができ、特にYBaCu(YBCO)超電導線材を用いることが好適する。
また、本発明の他の酸化物超電導電流リードは、電気的絶縁性及び低熱伝導性で、かつ非磁性の材料からなる円筒状または円柱状の電流リード支持体と、この電流リード支持体の両端にそれぞれ接合された導電性材料からなる電流端子と、電流リード支持体上にその基板面を外側にして配置され、各電流端子間に接続された複数のテープ状のReBaCu系酸化物超電導線材とからなり、酸化物超電導線材と電流端子の各接続部分の接続抵抗が0.1μΩ以下であり、かつ各接続部分のそれぞれの接続長が、テープ状の酸化物超電導線材の幅の3倍以上であるとともに、各接続部分において、(電流リード支持体の半径/テープ状の酸化物超電導線材の厚さ)≧50とするようにしたものである。
上記の酸化物超電導電流リードにおいて、電気的絶縁性及び低熱伝導性で、かつ非磁性の材料からなる円筒状または円柱状の電流リード支持体とこの電流リード支持体の両端にそれぞれ接合された導電性材料からなる電流端子に代えて、その表面に電気的絶縁層を有する銅または銅合金、アルミニウム又はアルミニウム合金、ステンレス合金、Ni基合金またはチタン合金のいずれか1種からなる円筒状または円柱状の電流リード支持体と電流リード支持体の両端に電気的絶縁性で、かつ低熱伝導性の中間部材を介してそれぞれ接合された導電性材料からなる電流端子を用いることもできる。
本発明によれば、各酸化物超電導線材と電流端子の各接続部分の接続抵抗を所定範囲内とすることにより、各超電導線材と各電流端子との接続部で生じ易い偏流を防止することができ、個々の線材に流れる電流を均一化することができるため、通電時のクエンチの発生を防止した安定性の高い酸化物超電導電流リードが得られる。
図1は、本発明の酸化物超電導電流リード10の平面図、図2は、その軸方向を含む断面図を示す。
図1及び図2において、酸化物超電導電流リード10は、その表面にカプトンテープ(登録商標)等の電気的絶縁層(図示せず)を有する銅または銅合金、アルミニウム又はアルミニウム合金、ステンレス合金、Ni基合金またはチタン合金のいずれか1種からなる円筒状の電流リード支持体1と、この電流リード支持体1の両端に電流リード支持体1と同径の電気的絶縁性で、かつ低熱伝導性のGFRP等からなる中間部材2、3を介してそれぞれ接合され、電流リード支持体と同径の円板4a、5aの一端にそれぞれ矩形状の接続端子部4b、5bを一体的に設けた導電性材料からなる電流端子4、5とを備えており、電流リード支持体1上に複数のテープ状のReBaCu系酸化物超電導線材Aがその基板面を外側にして配置されている。各超電導線材Aは電流端子間4,5間に接続されており、酸化物超電導線材Aと電流端子4、5の各接続部分の接続抵抗が0.1μΩ以下となるように構成されている。
上記の円筒状の電流リード支持体1の代わりに円柱状または平板状の支持体を用いることもでき、また、電流リード支持体1を電気的絶縁性及び低熱伝導性で、かつ非磁性の材料からなるFRP(繊維強化プラスチック)、セラミックまたは窒化物により形成することができ、この場合には、電流リード支持体1上の電気的絶縁層及びその両端の中間部材を省略することもできる。
図3は、テープ状の酸化物超電導線材Aと電流端子4の接続部分の一部拡大図を示したもので、同図において、電流端子4とこれに接続された酸化物超電導線材Aとの接続長Lが、テープ状の酸化物超電導線材Aの幅Wの3倍以上、特に4倍以上とすることが好まししく、電流端子5側も同様に形成される。
また、テープ状の酸化物超電導線材Aと各電流端子のそれぞれの接続部分において、電流リード支持体の半径をr、テープ状の酸化物超電導線材Aの厚さをtとしたとき、r/t≧50であるとすることが好適する。超電導線材Aと各電流端子のそれぞれの接続部分は平坦であることが好ましいが、円筒状または円柱状の電流リード支持体を用いる場合には、ReBaCu系酸化物超電導体は1%以上の曲げ歪を印加すると、そのIcが劣化することが知られており、このためにr/t≧50とすることが望ましい。r/t<50であると超電導線材Aに1%より大きい歪をその接続部分で与えることになり、曲げ歪による超電導特性の劣化により、接続部分での抵抗が増加し、結果として接続抵抗が大きくなり、偏流の原因となる。
上記のReBaCu系酸化物超電導線材Aは、通常その幅が1.0〜5.0mm、超電導層の厚さが0.5〜3.0μm、安定化層の厚さが0.01〜0.2mmの範囲内のものが用いられる。超電導線材の幅が1.0mm未満であると、電流リードとしての通電容量を確保することが困難となり、一方、その幅が5.0mmを超えると通常使用される小径の円柱状または円筒状の電流リード支持体の外周に巻回することが困難となる。また、超電導層の厚さが0.5μm未満であると電流リードとしての通電容量を確保することが困難となり、一方、その厚さが3.0μmを超えると、超電導層の密度の低下やクラックの発生により超電導特性が低下する。さらに、安定化層の厚さが0.01mm未満であると安定化層としての役割、即ち、過電流や温度上昇等により超電導状態から常電導状態に転移したときに安定化層に分流させて超電導層の焼損を防止することが困難となり、一方、その厚さが0.2mmを超えると熱侵入量が大きくなり、電流リードの性能を低下させる。
このReBaCu系酸化物超電導線材Aは、それぞれテープ状のReBaCu系酸化物超電導線材の複数枚を積層した積層体により構成することもでき、超電導線材Aは、その基板面を外側にして電流リード支持体1の外周に巻回することにより、曲げ歪が印加されたときの超電導特性の低下を抑制することができる。
実施例1
外径φ25mm、肉厚0.5mm、長さ100mmのSUS304からなる円筒状の電流リード支持体の両端に外径φ25mm、厚さ5mmのFRPからなる円板状のスペーサーを介して、外径φ25mmの円板の一側に矩形状の接続部材を備えた無酸素銅からなる電流端子を接合した。
上記の円筒状の電流リード支持体の外周にカプトンテープ(登録商標)を貼り付けた後、上記の電流リード支持体の両側に中間部材(スペーサー)を介して接合された電流端子間に、基板上に中間層を介して超電導層及び安定化層を設けた10本のテープ状のYBCO系酸化物超電導線材を、各テープ状の超電導線材の超電導層を内側にして(基板を外側にして)並列配置し、各電流端子とテープ状の酸化物超電導線材とのそれぞれの接続部分の接続長が20mmとなるように配置して、この接続部分の外周を厚さ0.1mm、幅5mmの銀テープで抑え巻きした後、半田接合した。
テープ状のYBCO系酸化物超電導線材は、ハステロイ(登録商標)基板上に、第1中間層としてCe−Gd−O系酸化物層及び第2中間層としてCe−Zr−O系酸化物層をMOD法により、さらに、第3中間層としてCeO酸化物層をRFスパッタ法により成膜した3層構造の中間層の上に、YBCO超電導層をTFA−MOD法により厚さ0.8μmに成膜した厚さ0.15mm、幅4.5mm、長さ150mmのものを使用した。このテープ状の超電導線材の臨界電流値(Ic)は、77K、自己磁場中で測定した結果、90Aであった。
以上のようにして製造した酸化物超電導電流リードの各電流端子とこの各電流端子間に接続されたテープ状の酸化物超電導線材とのそれぞれの接続長Lとテープ状の酸化物超電導線材の幅Wの比(L/W)は4.44、各電流端子とテープ状の酸化物超電導線材とのそれぞれの接続部分において、電流リード支持体の半径rとテープ状の酸化物超電導線材の厚さtの比(r/t)は約83であった。
また、酸化物超電導線材と電流端子の各接続部分の接続抵抗Rは、0.03〜0.06μΩ、酸化物超電導電流リードの臨界電流値(Ic)は、77K、自己磁場中で810Aの値を示した。
実施例2
外径φ30mm、肉厚0.5mm、長さ100mmのSUS304からなる円筒状の電流リード支持体の両端に外径φ30mm、厚さ5mmのFRPからなる円板状のスペーサーを介して、外径φ30mmの円板の一側に矩形上の接続部材を備えた銅製の電流端子を接合した。
上記の円筒状の電流リード支持体の外周に、14本のテープ状のYBCO系酸化物超電導線材を各電流端子と接続した他は実施例1と同様にして酸化物超電導電流リードを製造した。この酸化物超電導電流リードの各電流端子とこの各電流端子間に接続されたテープ状の酸化物超電導線材とのそれぞれの接続長Lとテープ状の酸化物超電導線材の幅Wの比(L/W)は4.44、各電流端子とテープ状の酸化物超電導線材とのそれぞれの接続部分において、電流リード支持体の半径rとテープ状の酸化物超電導線材の厚さtの比(r/t)は100であった。
また、酸化物超電導線材と電流端子の各接続部分の接続抵抗Rは、0.03〜0.05μΩ、酸化物超電導電流リードの臨界電流値(Ic)は、77K、自己磁場中で1150Aの値を示した。
実施例3
外径φ25mm、肉厚2.5mm、長さ100mmのアルミナ製の円筒状の電流リード支持体の両端に、外径φ25mmの円板の一側に矩形上の接続部材を備えた銅製の電流端子を接合した。
上記の円筒状の電流リード支持体の外周に、長さ140mmのテープ状のYBCO系酸化物超電導線材の10本を各電流端子と接続した他は実施例1と同様にして酸化物超電導電流リードを製造した。この酸化物超電導電流リードの各電流端子とこの各電流端子間に接続されたテープ状の酸化物超電導線材とのそれぞれの接続長Lとテープ状の酸化物超電導線材の幅Wの比(L/W)は4.44、各電流端子とテープ状の酸化物超電導線材とのそれぞれの接続部分において、電流リード支持体の半径rとテープ状の酸化物超電導線材の厚さtの比(r/t)は約83であった。
また、酸化物超電導線材と電流端子の各接続部分の接続抵抗Rは、0.04〜0.05μΩ、酸化物超電導電流リードの臨界電流値(Ic)は、77K、自己磁場中で815Aの値を示した。
実施例4
幅30mm、厚さ5mm、長さ100mmのFRPからなる平板状の電流リード支持体の両端に幅30mm、厚さ5mmの銅製の電流端子を接合した。
上記の平板状の電流リード支持体の両面に、それぞれ5本のテープ状のYBCO系酸化物超電導線材を、各テープ状の超電導線材の超電導層を内側にして(基板を外側にして)、各電流端子とテープ状の酸化物超電導線材との接続部分の接続長が20mmとなるように並列配置し、この接続部分の外周を厚さ0.1mm、幅5mmの銀テープで抑え巻きした後、半田接合した。テープ状のYBCO系酸化物超電導線材は、実施例1と同一の方法により製造した長さ140mmのものを使用した。
以上のようにして製造した酸化物超電導電流リードの各電流端子とこの各電流端子間に接続されたテープ状の酸化物超電導線材とのそれぞれの接続長Lとテープ状の酸化物超電導線材の幅Wの比(L/W)は4.44であった。
また、酸化物超電導線材と電流端子の各接続部分の接続抵抗Rは、0.02〜0.04μΩ、酸化物超電導電流リードの臨界電流値(Ic)は、77K、自己磁場中で750Aの値を示した。
比較例1
外径φ25mm、肉厚2.5mm、長さ100mmのアルミナ製の円筒状の電流リード支持体の両端に、外径φ25mmの円板の一側に矩形上の接続部材を備えた銅製の電流端子を接合した。
上記の円筒状の電流リード支持体の外周に、長さ120mmのテープ状のYBCO系酸化物超電導線材の10本を各電流端子との接続長を10mmにして接続した他は実施例1と同様にして酸化物超電導電流リードを製造した。この酸化物超電導電流リードの各電流端子とこの各電流端子間に接続されたテープ状の酸化物超電導線材とのそれぞれの接続長Lとテープ状の酸化物超電導線材の幅Wの比(L/W)は2.22、各電流端子とテープ状の酸化物超電導線材とのそれぞれの接続部分において、電流リード支持体の半径rとテープ状の酸化物超電導線材の厚さtの比(r/t)は約83であった。
また、酸化物超電導線材と電流端子の各接続部分の接続抵抗Rは、0.06〜0.15μΩであったが、700A通電時に線材が溶断した。
比較例2
外径φ13mm、肉厚2mm、長さ100mmのアルミナ製の円筒状の電流リード支持体の両端に、外径φ13mmの円板の一側に矩形上の接続部材を備えた銅製の電流端子を接合した。
上記の円筒状の電流リード支持体の外周に、長さ140mmのテープ状のYBCO系酸化物超電導線材の6本を各電流端子との接続長を20mmにして接続した他は実施例1と同様にして酸化物超電導電流リードを製造した。この酸化物超電導電流リードの各電流端子とこの各電流端子間に接続されたテープ状の酸化物超電導線材とのそれぞれの接続長Lとテープ状の酸化物超電導線材の幅Wの比(L/W)は4.44、各電流端子とテープ状の酸化物超電導線材とのそれぞれの接続部分において、電流リード支持体の半径rとテープ状の酸化物超電導線材の厚さtの比(r/t)は約43であった。
また、酸化物超電導線材と電流端子の各接続部分の接続抵抗Rは、0.05〜0.12μΩであったが、300A通電時に線材が溶断した。
本発明による酸化物超電導電流リードは、超電導機器に電力供給源電源から電流を供給するための電流リードに使用することができる。
本発明の酸化物超電導電流リードの一実施例を示す平面図である。 本発明の酸化物超電導電流リードの一実施例を示す軸方向を含む断面図である。 本発明の酸化物超電導電流リードの一実施例を示すテープ状の酸化物超電導線材と電流端子の接続部分の一部拡大図である。
符号の説明
10 酸化物超電導電流リード
1 電流リード支持体
2,3 中間部材
4a、5a 円板
4b、5b 接続端子部
4、5 電流端子
A テープ状のReBaCu系酸化物超電導線材
L 電流端子と酸化物超電導線材との接続長
W テープ状の酸化物超電導線材の幅W

Claims (16)

  1. 超電導機器に電力供給源から電力を供給するための電流リードであって、前記電流リードは、電流リード支持体と、前記電流リード支持体の両端にそれぞれ接合された導電性材料からなる電流端子と、前記各電流端子間に接続された複数のテープ状の酸化物超電導線材とからなり、前記酸化物超電導線材と前記電流端子の各接続部分の接続抵抗が0.1μΩ以下であることを特徴とする酸化物超電導電流リード。
  2. 酸化物超電導線材と電流端子の各接続部分の接続抵抗が0.05μΩ以下であることを特徴とする請求項1記載の酸化物超電導電流リード。
  3. 各電流端子とこの各電流端子間に接続されたテープ状の酸化物超電導線材とのそれぞれの接続長が、テープ状の酸化物超電導線材の幅の3倍以上であることを特徴とする請求項1または2記載の酸化物超電導電流リード。
  4. 接続長は、テープ状の酸化物超電導線材の幅の4倍以上であることを特徴とする請求項3記載の酸化物超電導電流リード。
  5. 電流リード支持体は、銅または銅合金、アルミニウム又はアルミニウム合金、ステンレス合金、Ni基合金またはチタン合金のいずれか1種からなり、その表面に電気的絶縁層を有することを特徴とする請求項項1乃至4いずれか1項記載の酸化物超電導電流リード。
  6. 電流端子は、電気的絶縁性で、かつ低熱伝導性の中間部材を介して電流リード支持体の両端に接合されていることを特徴とする請求項1乃至5いずれか1項記載の酸化物超電導電流リード。
  7. 電流リード支持体は、低熱伝導性で、かつ非磁性の材料からなることを特徴とする請求項1乃至4いずれか1項記載の酸化物超電導電流リード。
  8. 低熱伝導性で、かつ非磁性の材料は、FRP(繊維強化プラスチック)、セラミックまたは窒化物よりなることを特徴とする請求項7記載の酸化物超電導電流リード。
  9. 電流リード支持体は、円筒状または円柱状であることを特徴とする請求項1乃至8いずれか1項記載の酸化物超電導電流リード。
  10. 電流リード支持体は、平板状であることを特徴とする請求項1乃至8いずれか1項記載の酸化物超電導電流リード。
  11. テープ状の酸化物超電導線材と各電流端子のそれぞれの接続部分において、(電流リード支持体の半径/テープ状の酸化物超電導線材の厚さ)≧50であることを特徴とする請求項9記載の酸化物超電導電流リード。
  12. テープ状の酸化物超電導線材は、その複数枚を積層した積層体よりなることを特徴とする請求項1乃至4、10又は11いずれか1項記載の酸化物超電導電流リード。
  13. テープ状の酸化物超電導線材は、基板上に中間層を介して積層された超電導層及び安定化層を順次備えたReBaCu系酸化物超電導線材(ここでReは、Y、Gd、Sm、Nd、Ho、Dy、Eu、Tb、Er、Ybから選択されたいずれか1種又は2種以上の元素を示し、x≦2、y=6.2〜7の範囲を示す。以下同じ。)であることを特徴とする請求項1乃至4、10、11または12いずれか1項記載の酸化物超電導電流リード。
  14. テープ状の酸化物超電導線材は、基板面を外側にして電流リード支持体上に配置されていることを特徴とする請求項13記載の酸化物超電導電流リード。
  15. 超電導機器に電力供給源から電力を供給するための電流リードであって、前記電流リードは、電気的絶縁性及び低熱伝導性で、かつ非磁性の材料からなる円筒状または円柱状の電流リード支持体と、前記電流リード支持体の両端にそれぞれ接合された導電性材料からなる電流端子と、前記電流リード支持体上にその基板面を外側にして配置され、前記各電流端子間に接続された複数のテープ状のReBaCu系酸化物超電導線材とからなり、前記酸化物超電導線材と前記電流端子の各接続部分の接続抵抗が0.1μΩ以下であり、かつ前記各接続部分のそれぞれの接続長が、テープ状の酸化物超電導線材の幅の3倍以上であるとともに、前記各接続部分において、(電流リード支持体の半径/テープ状の酸化物超電導線材の厚さ)≧50であることを特徴とする酸化物超電導電流リード。
  16. 超電導機器に電力供給源から電力を供給するための電流リードであって、前記電流リードは、その表面に電気的絶縁層を有する銅または銅合金、アルミニウム又はアルミニウム合金、ステンレス合金、Ni基合金またはチタン合金のいずれか1種からなる円筒状または円柱状の電流リード支持体と、前記電流リード支持体の両端に電気的絶縁性で、かつ低熱伝導性の中間部材を介してそれぞれ接合された導電性材料からなる電流端子と、前記電流リード支持体上にその基板面を外側にして配置され、前記各電流端子間に接続された複数のテープ状のReBaCu系酸化物超電導線材とからなり、前記酸化物超電導線材と前記電流端子の各接続部分の接続抵抗が0.1μΩ以下であり、かつ前記各接続部分のそれぞれの接続長が、テープ状の酸化物超電導線材の幅の3倍以上であるとともに、前記各接続部分において、(電流リード支持体の半径/テープ状の酸化物超電導線材の厚さ)≧50であることを特徴とする酸化物超電導電流リード。
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