JP2009230307A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009230307A
JP2009230307A JP2008072912A JP2008072912A JP2009230307A JP 2009230307 A JP2009230307 A JP 2009230307A JP 2008072912 A JP2008072912 A JP 2008072912A JP 2008072912 A JP2008072912 A JP 2008072912A JP 2009230307 A JP2009230307 A JP 2009230307A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
card
power
mode
information processing
processing apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008072912A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Shimizu
聡 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2008072912A priority Critical patent/JP2009230307A/ja
Publication of JP2009230307A publication Critical patent/JP2009230307A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Power Sources (AREA)

Abstract

【課題】より少ない追加回路でカード型媒体の電源の立ち下がり時間を短縮する。
【解決手段】CFカードが挿入されるカードスロット40と、カードスロット40に挿入されたCFカードへ、電源配線を介してカード電源を供給するカード電源制御回路と、カードスロット40に挿入されたCFカードに対するデータの入出力を制御するカードコントローラ60と、カードスロット40とカードコントローラ60とを接続する信号線100と、電源配線と信号線100とを接続するプルアップ回路110とを有する。そして、カードコントローラ60は、カード電源回路からのカード電源の供給が停止されたときは、プルアップ回路110が接続されている信号線100を接地して、電源配線から強制的にディスチャージする。
【選択図】図2

Description

本発明は、カード電源のディスチャージに要する時間の短縮化を図った情報処理装置に関する。
パーソナルコンピュータなどの情報処理装置でデータを保存したり、データ通信をしたりするためのカード型媒体として、CF(コンパクトフラッシュ(登録商標))カードがある。このCFカードに対応した情報処理装置には、CFカード用のカードスロットが設けられており、ユーザがこのカードスロットにCFカードを挿入することにより、情報処理装置はこのCFカードにアクセスができるようになる。
CFカードがサポートする動作モードには、メモリモードとTrueIDEモードとカードI/Oモードの3つがある。メモリモードとTrueIDEモードは、メモリカード用に用意された動作モードであり、カードI/Oモードは、このメモリカードの発展型であるCF+と呼ばれる規格であり、I/Oカードをサポートするために追加された動作モードである。
CFカードがメモリカードである場合には、CFカードは、メモリモードとTrueIDEモードの双方の動作モードに対応しているが、CFカードがI/Oカードである場合には、TrueIDEモードに対応していない。
このため、情報処理装置は、CFカードに対して、これら3つの動作モードのうちのいずれかの動作モードでアクセスする必要があるが、CFカードをメモリカードとして用いる場合、データ転送速度がメモリモードよりTrueIDEモードの方が速い場合があることから、TrueIDEモードでアクセスする方が望ましいことがある。
但し、挿入されたCFカードが、メモリモードやTrueIDEモードに対応したメモリカードであるのか、カードI/Oモードに対応したI/Oカードであるのかは、情報処理装置がTrueIDEモードでCFカードにアクセスしても分からず、メモリモードでCFカードにアクセスする必要がある。もし、TrueIDEモードに対応していないCFカードに対して、TrueIDEモードでアクセスすると、当然CFカードは正常に動作しないこととなる。
このため、カードスロットに挿入されたCFカードが、メモリモードやTrueIDEモードに対応したメモリカードであるのか、カードI/Oモードに対応したI/Oカードであるかを調べるためには、メモリモードでCFカードにアクセスし、CFカードが保持するカード属性情報のCIS(Card Information Structure)情報を読み込む必要がある。このカード属性情報のCIS情報は、TrueIDEモードでCFカードにアクセスしても読み出すことはできず、メモリモード又はカードI/OモードでCFカードにアクセスする必要がある。そして、CIS情報に基づいて、このCFカードがTrueIDEモードに対応しているメモリカードであるかどうかを判断し、対応していないCFカードであれば、エラーメッセージを表示するなどした上で、データ転送処理を中止するなどの動作を行う必要がある。
無論、このような判断をせずに、最初からTrueIDEモードでCFカードにアクセスする手法も考えられる(例えば、特開2004−355476号公報)。このような手法は、CFカードの仕様に準拠したマイクロドライブを情報処理装置に内蔵して、ハードディスクドライブの代わりにCFカードを使用する場合には有益である。この場合、マイクロドライブの情報は事前に判明しており、ユーザによりCFカードとして差し換えられることがないことから、TrueIDEモードに固定しても問題は生じない。一方、ユーザがカードスロットにCFカードを任意に差し換えて使用する場合、様々な種類のCFカードが挿入される可能性があるため、TrueIDEモードに固定することはできない。
したがって、一旦、メモリモードでCFカードにアクセスし、CIS情報を読み込み、カードがTrueIDEモードに対応していることを確認した上で、TrueIDEモードに移行する必要がある。但し、メモリモードからTrueIDEモードに移行するためには、一旦、CFカードの電源をオフにし、OE信号をグランドレベルに固定してから、再度電源をオンにする必要がある。これは、CFカードは、電源がオンになった際に、OE信号が供給される9番ピンがグランドであればTrueIDEモードで立ち上がり、そうでなければメモリモードで立ち上がる設計になっているためである。
しかし、一旦CFカードの電源をオフにしても、CFカードの負荷は軽いことから、電源を供給していた電源配線の電圧がなかなか立ち下がらず、ユーザの待ち時間が長くなってしまうという問題が生じる。具体的な立ち下がり時間は、CFカードの種類により様々であるが、例えば数百ミリ秒から2秒程度の時間が必要である。
特に、CFカードに格納されている静止画データや、動画データ、音楽データなどを再生するような場合、ユーザはその待ち時間を長く感じる傾向がある。例えば、CFカードに格納されている静止画データを読み出して、表示画面にサムネイル画像を表示をしようとしているような場合には、電源の立ち下がり時間が長くなると、ユーザが操作してから最初のサムネイル画像が表示されるまでの時間が長くなり、ユーザは不快に感じる恐れがある。
このようなCFカードの電源をオフにする際に長い時間が必要となってしまうという問題は、CFカードの動作モードを切り換える場合だけでなく、単にCFカードの電源をオフにしてCFカードを抜去する場合にも生じる。また、このような問題はCFカードに限らず、他の種類のカード型媒体の電源をオフにする場合にも生じ得る。
この問題を解決するために、特許文献1には、カード電源ディスチャージ回路を備えた情報処理装置が記載されている。
特開2007−172047号公報
しかしながら、カード電源ディスチャージ回路を備えた場合、部品点数が増加することにより、実装面積及びコストに影響を与える。
そこで、本発明の目的は、より少ない追加回路でカード型媒体の電源の立ち下がり時間を短縮することである。
本発明の一つの実施態様に従う情報処理装置は、カード型記録媒体が挿入されるカードスロットと、前記カードスロットに挿入された前記カード型記録媒体へ、電源配線を介してカード電源を供給するカード電源回路と、前記カードスロットに挿入されたカード型記録媒体に対するデータの入出力を制御するカードコントローラと、前記カードスロットと前記カードコントローラとを接続する信号線と、前記電源配線と前記信号線とを接続するプルアップ回路とを有する。そして、前記カードコントローラは、前記カード電源回路からのカード電源の供給が停止されたときは、前記プルアップ回路が接続されている信号線を接地して、前記電源配線から強制的にディスチャージする。
好適な実施形態では、前記カードコントローラは、前記信号線を介してカードスロットへ出力すべき信号と、カード電源制御信号とを入力信号とし、出力信号を前記信号線へ出力するAND回路を有してもよい。このとき、前記カード電源制御信号は、前記カードスロットへ前記カード電源が供給されているときにハイレベル信号、前記カードスロットへ前記カード電源の供給が停止されているときはローレベル信号であってもよい。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態を説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
図1は、本実施形態に係る情報処理装置10の内部構成の一例を説明するブロック図である。情報処理装置10は、カードスロットを備える種々の情報処理装置であり、例えば、小型の携帯情報端末やデジタルカメラ、ノート型若しくはディスクトップ型のコンピュータなどがある。
この図1に示すように、本実施形態に係る情報処理装置10は、CPU(Central Processing Unit)20と、RAM(Random
Access Memory)22と、ROM(Read Only Memory)24と、ハードディスクドライブ26と、ユーザインターフェース30と、ビデオデコーダ32と、表示画面34とを備えて構成されている。
CPU20とRAM22とROM24とハードディスクドライブ26とは、内部バスを介して相互に接続されている。このため、CPU20は、内部バスを介して、これらRAM22、ROM24、ハードディスクドライブ26に任意にアクセス可能である。
CPU20からは、画像データがビデオデコーダ32に出力され、このビデオデコーダ32で画像データがデコードされて、表示画面34に表示される。この表示画面34は、LCD(Liquid Crystal Display)やCRT(Cathode Ray Tube)などにより構成されている。
また、CPU20には、ユーザインターフェース30から様々なユーザの操作指示が入力される。このユーザインターフェース30は、例えば、1又は複数のボタンや、キーボード、ポインティングデバイスなどから構成することができ、また、これらの組み合わせから構成することができる。図1の例では、情報処理装置10自体にユーザインターフェース30が設けられて構成されているが、このユーザインターフェース30は情報処理装置10の外部に設けられていてもよい。CPU20では、ユーザインターフェース30からの操作指示に基づいて、様々な処理を実行する。
また、本実施形態に係る情報処理装置10には、カードスロット40が設けられている。本実施形態では、このカードスロット40には、CFカード50がユーザにより挿入される。したがって、ユーザにより、様々な種類のCFカード50がカードスロット40に挿入されることとなり、様々なモードに対応しているCFカード50が挿入されることになる。
特に本実施形態では、このカードスロット40に挿入されるCFカード50は、メモリモードとTrueIDEモードの双方で動作可能なメモリカードである場合と、メモリモードとカードI/Oモードで動作可能なI/Oカードである場合とが想定されている。無論、これ以外の規格が制定されれば、新たな規格のCFカードが挿入されることもあり得る。
このカードスロット40に挿入されたCFカード50の制御は、CPU20からカードコントローラ60を介して行われる。すなわち、カードスロット40にCFカード50が挿入されたかどうかを、CPU20は、カードスロット40から出力されるカード検出信号に基づいて判断する。また、CFカード50が挿入されている場合には、CPU20は、モード切り換え信号をカードコントローラ60に出力し、メモリモードでアクセスするか、TrueIDEモードでアクセスするかの切り換えを行う。また、情報処理装置10がカードI/Oモードをサポートしている場合には、このモード切り換え信号により、カードI/Oモードへの切り替えも行う。
このカードコントローラ60とカードスロット40との間は、多数の信号線で接続されており、カードコントローラ60を介して、データのやり取りがCPU20とカードスロット40に挿入されたCFカード50との間で行われる。
また、カードスロット40に挿入されたCFカード50には、カード電源制御回路62から電源配線を介してカード電源が供給される。カード電源制御回路62がカード電源を供給するかどうかは、CPU20が出力するカード電源制御信号に基づいて制御される。すなわち、CPU20がCFカード50が挿入されたことを検出した場合や、CPU20がCFカード50にアクセスしようとしている場合には、CPU20はカード電源制御回路62にカード電源を供給するカード電源制御信号を出力する。これとは逆に、CFカード50が抜去されたことをCPU20が検出した場合や、カードアクセス状態からCPU20が抜け出た場合には、CPU20はカード電源制御回路62にカード電源の供給を停止するカード電源制御信号を出力する。例えば、本実施形態では、カード電源を供給する場合のカード電源制御信号はハイレベル(H)であり、カード電源を供給しない場合のカード電源制御信号はローレベル(L)である。
本実施形態においては、このCPU20から出力されたカード電源制御信号は、カードコントローラ60にも供給されている。
図2に、カード電源のディスチャージに関連する構成を示す。カードコントローラ60はカードスロット40と多数の信号線100で接続されている。カードコントローラ60は、CPU20から入力されるデータ信号に基づいて、各信号線100に対して出力するカード用データ信号を生成する。本実施形態のカードコントローラ60では、一つ以上の信号線100に対して、本来のカード用データ信号をそのまま出力するのではなく、図2に示すようなAND回路120を介して出力する。このAND回路120は、カード用データ信号及びカード電源制御信号を入力信号とする。そして、AND回路120の出力信号が、各信号線100に出力される。このAND回路120は、例えばCMOSなどで実現してもよい。
信号線100は、カード電源に繋がる配線に対してプルアップ回路110を介して接続されている。プルアップ回路110は、プルアップ抵抗で構成されている。
各AND回路120の真理値表200を図3に示す。
同図に示すように、カード電源を供給しない場合、カード電源制御信号210がローレベル(L)であるから、信号線100への出力230は常にローレベル(L)である。一方で、カード電源を供給する場合のカード電源制御信号210がハイレベル(H)であるから、カード用データ信号220がそのまま出力230となる。
ここで、カード電源制御信号210がローレベル(L)のときは、プルアップ回路110を介してカード電源に繋がる電源配線がグランドに接続される。さらに、このときは、カード電源制御回路からカード電源が供給されていない。従って、このカード電源の電源配線が強制的にディスチャージされて、カード電源が急速にグランドレベルまで下がることとなる。
なお、カード電源制御信号210がハイレベル(H)、カード用データ信号220がローレベル(L)であるとき、出力230はローレベル(L)となるが、このときにはディスチャージは起こらない。
なお、どのような条件でカード電源をオンにして、どのような条件でカード電源をオフにするかは、情報処理装置10やCFカード50の仕様により種々に設定される。
図4は、カードコントローラ60にAND回路120がない情報処理装置におけるカード電源制御信号とカード電源の動作波形を示す図であり、図5は、カードコントローラ60にAND回路120を備えた情報処理装置10のカード電源制御信号とカード電源との動作波形を示す図である。
図4に示すように、CFカード50が挿入されると、CPU20はメモリモードでCFカード50にアクセスするために時刻T1でカード電源制御信号をハイレベルにして、CFカード50にカード電源を供給する。そして、メモリモードでCFカード50からCIS情報を読み出す。続いて、CFカード50をメモリモードからTrueIDEモードに切り換えるために、時刻T2でカード電源制御信号をローレベルにしてCFカード50へのカード電源の供給を停止する。この時刻T2の後、長い時間をかけて、カード電源が立ち下がる。そして、CPU20は時刻T3で再びカード電源制御信号をハイレベルにして、CFカード50へのカード電源の供給を開始し、TrueIDEモードでCFカード50に対するアクセスを開始する。
一方、カードコントローラ60にAND回路120を備える場合には、図5に示すように、時刻T2でカード電源制御信号をローレベルにすると、プルアップ回路110及びAND回路120を介して強制的にカード電源の電源配線をディスチャージするので、短い時間でカード電源が立ち下がる。このため、CFカード50にアクセスしようとしているユーザの待ち時間を、その分、短くすることができる。
次に、図6及び図7を用いて、情報処理装置10がCFカード50にアクセスする際に実行するカードアクセス処理を説明する。このカードアクセス処理は、ROM24又はハードディスクドライブ26に格納されているカードアクセスプログラムをCPU20が読み込んで実行することにより実現する処理である。また、このカードアクセス処理は、CPU20がCFカード50にアクセスする場合に実行される処理である。
図6に示すように、情報処理装置10は、カードスロット40にCFカード50が挿入されているかどうかを判断する(ステップS10)。本実施形態においては、上述したカードスロット40から出力されるカード検出信号に基づいて、カードスロット40にCFカード50が挿入されているかどうかを判断する。より具体的には、カードスロット40におけるCD1信号及びCD2信号の両方の信号がハイレベルからローレベルに変化した場合に、CFカード50がカードスロット40に挿入されたと判断する。すなわち、CFカード50が挿入されている間は、これらCD1信号及びCD2信号はローレベルになる。
ステップS10でCFカード50が挿入されていないと判断した場合(ステップS10:NO)には、このステップS10を繰り返して、カードスロット40にCFカード50が挿入されるまで待機する。なお、この場合、カードスロット40にCFカード50が挿入されていない旨をユーザに通知するようにしてもよい。この通知は、例えば、表示画面34にメッセージとして表示したり、音声を発したりすることにより実現可能である。
一方、ステップS10でCFカード50がカードスロット40に挿入されていると判断した場合(ステップS10:YES)には、情報処理装置10は、カードコントローラ60の初期化を行う(ステップS12)。
次に、情報処理装置10は、CFカード50のRESET信号をアサートする(ステップS14)。続いて、情報処理装置10は、カード電源制御信号をハイレベルにして、カード電源を立ち上げる(ステップS16)。この時は、メモリモードでCFカード50を立ち上げる。このステップS16が、図5の時刻T1に対応している。
次に、情報処理装置10は、カード電源が安定するまで待った後、カードコントローラ60のカード側のインターフェースを、ハイインピーダンス状態から出力可能状態に切り換える(ステップS18)。続いて、情報処理装置10は、RESET信号をネゲートする(ステップS20)。
次に、図7に示すように、情報処理装置10は、メモリモードで、カード属性情報であるCIS情報を読み出す(ステップS30)。
次に、情報処理装置10は、この読み出したCIS情報に基づいて、挿入されているCFカード50がTrueIDEモードに対応しているかどうかを判断する(ステップS32)。この具体的な判断手法は、特開2007−172047号公報に記載されている手法を用いてもよい。
挿入されているCFカード50がTrueIDEモードに対応していないと判断した場合(ステップS32:NO)、つまりI/Oカードである場合には、情報処理装置10は、エラーをユーザに通知して(ステップS34)、この処理を終了する。エラーの通知は、例えば、表示画面34に挿入されているCFカード50がTrueIDEモードに対応していない旨のエラーメッセージを表示したり、音声を発したりすることにより、実現可能である。
一方、ステップS32で、挿入されているCFカード50がTrueIDEモードに対応していると判断した場合(ステップS32:YES)、つまりメモリカードである場合には、情報処理装置10は、CFカード50のRESET信号をアサートする(ステップS36)。続いて、カード電源制御信号をローレベルにして、カード電源を一旦オフにする(ステップS38)。カード電源制御信号をローレベルにすることにより、カードコントローラの出力がローレベルに切り替わる(ステップS40)。この結果、プルアップ回路110及びAND回路120を介して、カード電源の電源配線がグランドに接続されて強制的にディスチャージされる。このステップS40が、図5の時刻T2に対応している。
そして、情報処理装置10は、所定の時間が経過するのを待つ(ステップS42)。図5を用いて説明したように、本実施形態では、この待ち時間は極めて短くすることができる。
この待ち時間の経過後、情報処理装置10は、カードコントローラ60を初期化(ステップS44)した後、CFカード50のOE信号をグランドに固定した状態で、カード電源制御信号をハイレベルにする(ステップS46)。これにより、CFカード50に再びカード電源が供給されるようになり、CFカード50がTrueIDEモードで立ち上がる。このステップS46が、図5の時刻T3に対応している。
次に、情報処理装置10は、カードコントローラ60をハイインピーダンス状態から出力可能状態に切り換える(ステップS48)。続いて、情報処理装置10は、RESET信号をネゲートする(ステップS50)。
次に、情報処理装置10は、TrueIDEモードでCFカード50が対応可能な通信速度を調べる(ステップS52)。すなわち、TrueIDEモードでも、CFカード50の種類によって、対応可能な通信速度が異なるため、対応可能な通信速度を調べる必要がある。
一般に、TrueIDEモードの転送モードには、大きく分けて、PIOモード、Multiword
DMAモード、Ultra DMAモードの3つがある。これらの3つの転送モードには、それぞれ、対応速度別にいくつかのモードが用意されている。本実施形態に係る情報処理装置10では、これら3つの転送モードのうち、PIOモードにのみ対応していると仮定する。
さらに、本実施形態に係る情報処理装置10は、PIOモードのうち、最新のリビジョンであるRevision3.0版(CF+ and Compact Flash Specification Revision 3.0)に対応していると仮定する。Revision3.0のPIOモードでは、PIOモード0からPIOモード6まで定義されているので、このいずれのPIOモードに挿入されているCFカード50が対応しているかを判断する。具体的には、IdentifyDeviceコマンドにより、CFカード50が対応しているPIOモードを特定する。PIOモードは、PIOモード0が最も通信速度が遅く、PIOモード6に行くに従って通信速度が速くなる。したがって、情報処理装置10は、CFカード50がサポートしているPIOモードの中で、最も通信速度の速いモードを選択する。
次に、情報処理装置10は、ステップS52で選択した通信速度のモードで、CFカード50へのアクセスを開始する(ステップS54)。これにより、CPU20が必要としているCFカード50へのアクセスができる状態となる。このアクセスが終了することにより、このカードアクセス処理が終了する。このCFカード50へのアクセスができる状態は、例えば、CFカード50がカードスロット40から抜かれるまで維持されてもよいし、或いは、CFカード50へのアクセスがなくなってから所定時間が経過するまで維持されてもよい。
以上のように、本実施形態に係る情報処理装置10によれば、カードコントローラ60にAND回路120を設け、カード電源がオフになっているときに、プルアップ回路100を介してカード電源の電源配線をグランドに接続するようにした。このため、カード電源をオンからオフに切り換える際に、カード電源を短い時間で立ち下げることができ、ユーザの待ち時間を短縮することができる。
また、ユーザがCFカード50をカードスロット40から抜く際にも、CFカード50に供給されているカード電源は自動的にオフにする必要があるが、本実施形態によれば、これまでよりも短い時間でカード電源を立ち下げることができるので、ユーザが素早くCFカード50を抜いたような場合でも、CFカード50にダメージを与えないようにすることができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されず種々に変形可能である。例えば、上述した実施形態では、カード型媒体としてCFカード(コンパクトフラッシュ(登録商標)カード)を例に説明したが、他の種類のカード型媒体であっても同様に本発明を適用することができる。すなわち、カード電源を立ち下げる時間の短縮化を図る必要のあるカード型媒体に対して、本発明を適用することができる。
また、本発明は、上述したメモリモード、TrueIDEモード、カードI/Oモード以外の様々な動作モードについても本発明を適用することができる。すなわち、カード型媒体の種類に応じて、様々な動作モードが用意されているため、この用意されている動作モードに応じて、本発明を適用することができる。特に、本発明は、動作モードを切り換える際にカード電源の供給を一旦停止する必要のある場合に有効である。
また、上述の実施形態で説明したカードアクセス処理については、このカードアクセス処理を実行するためのプログラムをフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、ROM、メモリカード等の記録媒体に記録して、記録媒体の形で頒布することが可能である。この場合、この記録媒体に記録されたプログラムを情報処理装置10に読み込ませ、実行させることにより、上述した実施形態を実現することができる。
本発明の一実施形態に係る情報処理装置の内部構成を説明するためのブロック図である。 カード電源のディスチャージに関連する構成を示す図である。 AND回路の真理値表200である。 AND回路がない情報処理装置におけるカード電源とカード電源制御の動作波形の一例を示す図である。 AND回路を備えた情報処理装置におけるカード電源とカード電源制御の動作波形の一例を示す図である。 情報処理装置が実行するカードアクセス処理の一例を説明するためのフローチャートを示す図である(その1)。 情報処理装置が実行するカードアクセス処理の一例を説明するためのフローチャートを示す図である(その2)。
符号の説明
10 情報処理装置
30 ユーザインターフェース
40 カードスロット
50 CFカード
60 カードコントローラ
62 カード電源制御回路
100 信号線
110 プルアップ回路
120 AND回路

Claims (2)

  1. カード型記録媒体が挿入されるカードスロットと、
    前記カードスロットに挿入された前記カード型記録媒体へ、電源配線を介してカード電源を供給するカード電源回路と、
    前記カードスロットに挿入されたカード型記録媒体に対するデータの入出力を制御するカードコントローラと、
    前記カードスロットと前記カードコントローラとを接続する信号線と、
    前記電源配線と前記信号線とを接続するプルアップ回路とを有し、
    前記カードコントローラは、前記カード電源回路からのカード電源の供給が停止されたときは、前記プルアップ回路が接続されている信号線を接地して、前記電源配線から強制的にディスチャージすることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記カードコントローラは、前記信号線を介してカードスロットへ出力すべき信号と、カード電源制御信号とを入力信号とし、出力信号を前記信号線へ出力するAND回路を有し、
    前記カード電源制御信号は、前記カードスロットへ前記カード電源が供給されているときにハイレベル信号、前記カードスロットへ前記カード電源の供給が停止されているときはローレベル信号であることを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
JP2008072912A 2008-03-21 2008-03-21 情報処理装置 Pending JP2009230307A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008072912A JP2009230307A (ja) 2008-03-21 2008-03-21 情報処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008072912A JP2009230307A (ja) 2008-03-21 2008-03-21 情報処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009230307A true JP2009230307A (ja) 2009-10-08

Family

ID=41245648

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008072912A Pending JP2009230307A (ja) 2008-03-21 2008-03-21 情報処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009230307A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7900035B2 (en) Electronic appliance and startup method
US7856518B2 (en) Information processing device
JP4186170B2 (ja) 情報処理装置
US9967417B2 (en) Managing apparatus power states
US7832639B2 (en) Information processing device
CN101807385B (zh) 图像再现控制装置以及图像再现控制方法
JP4910391B2 (ja) 情報処理装置
US7500022B2 (en) Computer system with built-in multimedia system where multimedia system is operable independent of the operating system of the computer system and where computer system is capable of outputting video
JP4742849B2 (ja) 情報処理装置及びカード電源ディスチャージ回路
JP6590718B2 (ja) 情報処理装置及びその制御方法
US8015328B2 (en) Information storage device, information processing system, and setting method of data transfer mode of information processing device
JP2009230307A (ja) 情報処理装置
US7523339B2 (en) Information processing apparatus and media storage apparatus using the same
US20060294556A1 (en) Method for multimedia processing in a computer system and related device
JP4835977B2 (ja) 情報処理装置
US7975152B2 (en) Apparatus for controlling a supply of power to a second apparatus including an instant television function that operates independently of a first apparatus
JP4502686B2 (ja) 通信方法及びプロセッサ
JP2009163556A (ja) 情報処理装置
US8041846B2 (en) Apparatus with reduced latency for master and slave storage devices
JP2007183879A (ja) 情報処理装置
JP5334904B2 (ja) 情報処理装置、情報処理装置の識別方法、情報処理装置の識別プログラム及びマザーボード
US11943545B2 (en) Image processing device
JP6128833B2 (ja) 処理装置
TWI772438B (zh) 用於計算設備中的動態緩衝器大小設定的系統和方法
JP2017102623A (ja) メモリを備える機能モジュールを制御する制御装置及び機能モジュールへのアクセスを制御する制御方法