JP2009228980A - 貯湯式温水器 - Google Patents
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Abstract
【課題】湯温混合弁が異常モードに陥ったとしても、安全性の高い貯湯式温水器を提供すること。
【解決手段】本発明の貯湯式温水器は、湯を貯える貯湯タンク1と、貯湯タンク1内の湯水を加熱する加熱手段10と、貯湯タンク1下部へ水を供給する入水管2と、貯湯タンク1の上部から高温湯を出湯する給湯管3と、入水管2から分岐する給水管4と、給湯管3と給水管4とを接続する混合弁5と、給水管4から混合弁5をバイパスして給湯管3へ接続するバイパス管7と、バイパス管7の途中に配設したバイパス弁8と、混合弁5で混合し給湯端末へ供給する湯の温度を検出する湯温検知装置9とを備え、湯温検知装置9で検知した温度が、設定温度より高い状態をある一定時間検出した時には、バイパス弁8を開く。
【選択図】図1
【解決手段】本発明の貯湯式温水器は、湯を貯える貯湯タンク1と、貯湯タンク1内の湯水を加熱する加熱手段10と、貯湯タンク1下部へ水を供給する入水管2と、貯湯タンク1の上部から高温湯を出湯する給湯管3と、入水管2から分岐する給水管4と、給湯管3と給水管4とを接続する混合弁5と、給水管4から混合弁5をバイパスして給湯管3へ接続するバイパス管7と、バイパス管7の途中に配設したバイパス弁8と、混合弁5で混合し給湯端末へ供給する湯の温度を検出する湯温検知装置9とを備え、湯温検知装置9で検知した温度が、設定温度より高い状態をある一定時間検出した時には、バイパス弁8を開く。
【選択図】図1
Description
本発明は、湯温混合弁により出湯湯温を調整する貯湯式温水器に関するものである。
従来、湯温混合弁により出湯湯温を調整する貯湯式温水器は、貯湯タンク上部の高温水と給水管より供給される低温水とを設定温度へ混合し出湯していた(例えば、特許文献1参照)。
図3は、特許文献1に記載された従来の湯温混合弁により出湯湯温を調整する貯湯式温水器の構成を示すものである。
特開2007−278651号公報
しかしながら、前記従来の構成では、湯温混合弁のロック等の故障が発生すると、混合弁の開度変更ができなくなり、ひいては混合弁で混合する湯の温度の調節ができなくなってしまう。つまり、温度が高温側で混合弁がロックしてしまうと、設定温度よりも高い温度の湯がそのまま出湯されるという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、湯温混合弁が異常モードに陥ったとしても、安全性の高い貯湯式温水器を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の貯湯式温水器は、湯を貯える貯湯タンクと、前記貯湯タンク内の湯水を加熱する加熱手段と、前記貯湯タンク下部へ水を供給する入水管と、前記貯湯タンクの上部から高温湯を出湯する給湯管と、前記入水管から分岐する給水管と、前記給湯管と前記給水管とを接続する混合弁と、前記給水管から前記混合弁をバイパスして前記給湯管へ接続するバイパス管と、前記バイパス管の途中に配設したバイパス弁と、前記混合弁で混合し給湯端末へ供給する湯の温度を検出する湯温検知装置とを備え、前記湯温検知装置で検知した温度が、設定温度より高い状態をある一定時間検出した時には、前記バイパス弁を開くことにより、混合弁にロック等の異常が発生した場合であっても、出湯温度を低下させることが可能となり、安全性を向上させることができる。
本発明は、湯温混合弁が異常モードに陥ったとしても、安全性の高い貯湯式温水器を提供することができる。
第1の発明の貯湯式温水器は、湯を貯える貯湯タンクと、前記貯湯タンク内の湯水を加熱する加熱手段と、前記貯湯タンク下部へ水を供給する入水管と、前記貯湯タンクの上部から高温湯を出湯する給湯管と、前記入水管から分岐する給水管と、前記給湯管と前記給水管とを接続する混合弁と、前記給水管から前記混合弁をバイパスして前記給湯管へ接続するバイパス管と、前記バイパス管の途中に配設したバイパス弁と、前記混合弁で混合し給湯端末へ供給する湯の温度を検出する湯温検知装置とを備え、前記湯温検知装置で検知した温度が、設定温度より高い状態をある一定時間検出した時には、前記バイパス弁を開くことにより、混合弁にロック等の異常が発生した場合であっても、出湯温度を低下させることが可能となり、安全性を向上させることができる。
第2の発明の貯湯式温水器は、特に第1の発明において、前記バイパス弁に電磁弁を用いたことにより、確実に水温を低下させることができる。
第3の発明の貯湯式温水器は、特に第1の発明において、前記バイパス弁に流量制御弁を用いたことにより、バイパス管を通る水量を制御することができるので、混合弁がロックしたとしても、設定温度の湯が混合可能となる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図2は、本発明の第1の実施の形態における貯湯式温水器の構成図を示すものである。図2において、湯水を貯える貯湯タンク1の下部へ入水管2が接続してあり、上部には給湯管3が接続している。そして、入水管2の途中から給水管4が分岐しており、給水管4と給湯管3とが混合弁5で接続されている。そして、混合弁5の下流側の出湯管6には、湯温検知装置である出湯サーミスタ9が取り付けられており、混合弁5で混合される湯の温度を検知している。そして、出湯管6の湯は給湯端末11(例えば、蛇口など)に供給される。
図2は、本発明の第1の実施の形態における貯湯式温水器の構成図を示すものである。図2において、湯水を貯える貯湯タンク1の下部へ入水管2が接続してあり、上部には給湯管3が接続している。そして、入水管2の途中から給水管4が分岐しており、給水管4と給湯管3とが混合弁5で接続されている。そして、混合弁5の下流側の出湯管6には、湯温検知装置である出湯サーミスタ9が取り付けられており、混合弁5で混合される湯の温度を検知している。そして、出湯管6の湯は給湯端末11(例えば、蛇口など)に供給される。
また、給水管4から混合弁5をバイパスして給湯管3へ接続するバイパス管7が設けられている。そしてバイパス管7の途中にはバイパス弁8として電磁弁が用いられている。
一方、貯湯タンク1内には入水管2を通って、低温水が供給されるとともに、貯湯タンク1の下部の水を、熱源10で加熱し、貯湯タンク1の上部に戻す構成としている。なお、本実施の形態では、熱源10としてヒートポンプを用いているが、これに限定されることはなく、例えば、電気ヒーター等でも代用することができる。
以上のように構成された貯湯式温水器について、以下、その動作、作用を説明する。
図2は、混合弁の湯温調節の動作シーケンスの図である。図1、2において、給湯開始時には、電磁弁8は閉状態となっており、蛇口11を開く(STEP1)と同時に、貯湯タンク1内の高温水と水とが混合されて給湯端末から湯が出る。そして、出湯サーミスタ9で検出する温度が、台所などに設けられたリモコン(図示せず)で設定された設定温度となるように、混合弁5の開度を制御する(STEP2)。
そして、出湯サーミスタで検知される温度が設定温度であるかどうかを判断して(STEP3)、設定温度であれば正常動作であると判断する(STEP4)。一方、STEP3にて、検知される温度が設定温度でなければ、予め設定されている異常高温の判定温度と、現在の温度とを比較し(STEP5)、判定温度未満であれば、STEP2に戻って、混合弁を駆動して温度調節を行う。
しかしながら、STEP5にて検知される温度が設定温度よりも高ければ、時間をカウントし始める。そしてカウントし始めた時間が、予め設定された判定時間よりも長いか短いかを判定する(STEP6)。カウント時間が予め設定された判定時間以上でなければ、再度STEP2に戻って、混合弁を駆動して温度調節を行う。
そして、カウント時間が予め設定された判定時間以上であれば、異常動作であると判断する(STEP7)。異常動作であると判断されれば、バイパス弁(電磁弁)を開き、給湯管3に水を供給して、混合弁5に入る湯の温度を低下させる(STEP8)。そして、
リモコンの表示画面に、混合弁が異常であることの表示を行い、ユーザーに報知して、故障していることを認識させる。
リモコンの表示画面に、混合弁が異常であることの表示を行い、ユーザーに報知して、故障していることを認識させる。
以上のように、予め設定された温度よりも高い温度の状態が、予め設定された時間継続すると、バイパス弁を開くことで、混合弁に入る湯の温度を低下させ、ひいては、混合弁で混合された湯の温度を低くすることができるので、ユーザーへの安全性を向上させることができる。
また、バイパス弁8を電磁弁に替えて、流量制御弁としてもよい。この場合、混合弁に異常があると判断されると、出湯サーミスタ9で検出する温度が、設定温度となるように流量制御弁の開度を調節することで、混合弁がロック等の異常が発生して所望の温度に混合できない場合であっても、バイパス管を通して湯温をコントロールすることができるので、非常に使用性の高い貯湯式温水器を提供することができる。
以上のように、本発明にかかる貯湯式温水器は、ヒートポンプ給湯機だけでなく、電気ヒーターを熱源とした電気温水器等にも適用することができる。
1 貯湯タンク
2 入水管
3 給湯管
4 給水管
5 混合弁
6 出湯管
7 バイパス管
8 バイパス弁(電磁弁、流量制御弁)
9 出湯サーミスタ
10 熱源
11 蛇口
2 入水管
3 給湯管
4 給水管
5 混合弁
6 出湯管
7 バイパス管
8 バイパス弁(電磁弁、流量制御弁)
9 出湯サーミスタ
10 熱源
11 蛇口
Claims (3)
- 湯を貯える貯湯タンクと、前記貯湯タンク内の湯水を加熱する加熱手段と、前記貯湯タンク下部へ水を供給する入水管と、前記貯湯タンクの上部から高温湯を出湯する給湯管と、前記入水管から分岐する給水管と、前記給湯管と前記給水管とを接続する混合弁と、前記給水管から前記混合弁をバイパスして前記給湯管へ接続するバイパス管と、前記バイパス管の途中に配設したバイパス弁と、前記混合弁で混合し給湯端末へ供給する湯の温度を検出する湯温検知装置とを備え、前記湯温検知装置で検知した温度が、設定温度より高い状態をある一定時間検出した時には、前記バイパス弁を開くことを特徴とする貯湯式温水器。
- 前記バイパス弁に電磁弁を用いたことを特徴とする請求項1に記載の貯湯式温水器。
- 前記バイパス弁に流量制御弁を用いたことを特徴とする請求項1に記載の貯湯式温水器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008074902A JP2009228980A (ja) | 2008-03-24 | 2008-03-24 | 貯湯式温水器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008074902A JP2009228980A (ja) | 2008-03-24 | 2008-03-24 | 貯湯式温水器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2009228980A true JP2009228980A (ja) | 2009-10-08 |
Family
ID=41244589
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2008074902A Pending JP2009228980A (ja) | 2008-03-24 | 2008-03-24 | 貯湯式温水器 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2009228980A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011220645A (ja) * | 2010-04-14 | 2011-11-04 | Corona Corp | ヒートポンプ式給湯機 |
JP2014199160A (ja) * | 2013-03-29 | 2014-10-23 | 株式会社ガスター | 熱源装置 |
JP2017211371A (ja) * | 2016-05-20 | 2017-11-30 | 株式会社豊田自動織機 | 温度異常判定装置 |
JP2022032508A (ja) * | 2020-08-12 | 2022-02-25 | 株式会社ミヤワキ | 給湯システム |
-
2008
- 2008-03-24 JP JP2008074902A patent/JP2009228980A/ja active Pending
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JP2014199160A (ja) * | 2013-03-29 | 2014-10-23 | 株式会社ガスター | 熱源装置 |
JP2017211371A (ja) * | 2016-05-20 | 2017-11-30 | 株式会社豊田自動織機 | 温度異常判定装置 |
JP2022032508A (ja) * | 2020-08-12 | 2022-02-25 | 株式会社ミヤワキ | 給湯システム |
JP7303554B2 (ja) | 2020-08-12 | 2023-07-05 | 株式会社ミヤワキ | 給湯システム |
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