JP2009226739A - 補助流路ユニット及びこれが取り付けられた液体吐出ヘッド、並びにアタッチメント、これが取り付けられたインクジェットヘッド、及びインクジェットプリンタ - Google Patents

補助流路ユニット及びこれが取り付けられた液体吐出ヘッド、並びにアタッチメント、これが取り付けられたインクジェットヘッド、及びインクジェットプリンタ Download PDF

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Abstract

【課題】小型化を可能にすると共に変形を防止する。
【解決手段】板状の本体部21にインクジェットヘッドのインク供給口に送られるインクが通過する供給流路28と、インクジェットヘッドのインク排出口から排出されたインクが通過する排出流路29とを形成する。供給流路28の一部を、板状の本体部21の上面に形成された環状突起11及び環状突起11の上端に溶着されたフィルム15で構成する。排出流路29の一部は、本体部21の下面において、平面視で環状突起11によって囲まれた領域に対向した領域を横切る。
【選択図】図9

Description

本発明は、記録媒体に液滴を吐出する液体吐出ヘッドに取り付ける補助流路ユニット及びこれが取り付けられた液体吐出ヘッド、並びにアタッチメント、これが取り付けられたインクジェットヘッド、及びインクジェットプリンタに関する。
液滴を吐出する液体吐出ヘッドの1つとして、インクジェットプリンタが有するインクジェットヘッドが知られている。インクジェットヘッドとしては、共通インク室、及び共通インク室からノズルに至る複数の個別インク流路が形成された流路ユニットと、共通インク室に連通するリザーバ、及びリザーバにインクを供給するインク供給口が形成されているリザーバユニットとを備えたものがある。かかるインクジェットヘッドにおいては、インク供給口に接続されておりインク供給流路として機能するインク管を介してリザーバユニットのリザーバにインクが供給される。このとき、インクと共にインク管及びインクを送出するためのポンプ内に残留している空気が、インク供給口を介してリザーバに流れ込むことがある。リザーバに流れ込んだ空気は微細なノズルを目詰まりさせる原因となる。ノズルが目詰まりするとインク滴の吐出性能が悪化する。そこで、特許文献1には、リザーバに流れ込んだ空気を外部に排出するインク排出口が形成されているとともに、インク排出口にインク排出流路として機能するインク管が接続されているインクジェットヘッドが開示されている。
また、特許文献2には、板状の流路構成部材を有するリザーバユニットが開示されている。流路構成部材の一方の表面には、該表面に直交する方向に突出している環状突起が形成されている。かかる環状突起の先端にはフィルムが貼り付けられており、環状突起の内周面とフィルムとで囲まれた空間はインクの流路の一部となっている。これにより、リザーバユニット内のインクの急激な圧力変動を、フィルムの撓みにより吸収することができる。このように、特許文献2のインクジェットヘッドは、ダンパ機能を有している。また、流路構成部材における環状突起の周囲には、流路構成部材の剛性を高めて変形を防止するために、表面に直交する方向に突出するリブが形成されている。
特開2007−268868号公報 特開2007−268829号公報
ここで、上述の特許文献1に開示されているインクジェットヘッドのインク供給口及びインク排出口にそれぞれ接続されるインク供給流路及びインク排出流路の2つの流路を、インクジェットヘッドに着脱可能なアタッチメントに形成すると、一度の操作で2つの流路をインクジェットヘッドに接続することが可能となる。しかしながら、このように2つの流路が形成されたアタッチメントは、大型化し易い。
また、上述の特許文献2に開示されている流路構成部材のダンパ機能を高めるためには、環状突起を形成する領域をできるだけ大きくとり、環状突起の先端に貼り付けるフィルムの面積を大きくする必要がある。しかしながら、環状突起で囲まれた領域内には剛性を高めるためのリブを形成することができないので、環状突起を形成する領域を大きくすると剛性が著しく低くなる。
よって、上述のようにインク供給流路及びインク排出流路が形成されたアタッチメントに特許文献2に記載されているようなダンパ機能を持たせた場合には、インクジェットヘッドへの取り付けを行う際に加わる力によって、アタッチメントが変形し、インクジェットヘッドとの接続部分でインク漏れが生じる虞がある。
そこで、本発明の目的は、小型化可能であり且つ変形を防止することができる補助流路ユニット及びこれが取り付けられた液体吐出ヘッド、並びにアタッチメント、これが取り付けられたインクジェットヘッド、及びインクジェットプリンタを提供することである。
本発明の補助流路ユニットは、記録媒体に液滴を吐出する複数のノズルに液体を分配する液体流路と、前記液体流路に液体を供給する液体供給口と、液体を前記液体流路から排出する液体排出口とを有する液体吐出ヘッドに着脱可能に取り付けられる補助流路ユニットである。そして、前記液体供給口に送られる液体が通過する供給流路及び前記液体排出口から排出される液体が通過する排出流路を有する板状の本体部を備え、前記供給流路の少なくとも一部は、前記本体部の一方の表面において、当該表面に直交する方向に突出して形成された環状の第1環状突起と、前記第1環状突起の先端に取り付けられた可撓性の第1フィルムとから構成され、前記排出流路の少なくとも一部は、前記本体部の他方の表面において、平面視で前記第1環状突起によって囲まれた領域に対向した領域を横切る。
この構成によると、平面視に関して重ならないように供給流路及び排出流路を形成する場合に比べて、平面視に関する本体部のサイズを小型化することができる。また、排出流路によって本体部の第1環状突起が形成された部分の剛性が高まるので、変形を防止することができる。
本発明の補助流路ユニットでは、前記第1環状突起の内周面と前記第1フィルムとで囲まれた部分の液体の第1流入口及び第1流出口を結ぶ線分と、前記排出流路の前記他方の表面に形成されている部分の液体の第2流入口及び第2流出口を結ぶ線分とが、平面視で交わっていることが好ましい。この構成によると、本体部にバランスの良い剛性が得られる。
本発明の補助流路ユニットでは、前記第1環状突起は、前記第1流入口から流路が拡幅する拡幅部を介して前記第1流出口に先細りで連通するように、前記本体部の両端縁部にそれぞれ沿って配置された対向部を有し、前記排出流路は、前記第1環状突起における前記対向部をそれぞれ繋ぐ連結部を平面視で横切るように形成されていてもよい。この構成によると、供給流路は、拡幅部において大きなダンパ効果を発揮することができる。また、同時に、供給流路の拡幅部を平面視で横切る排出流路によって、拡幅部における剛性低下を効果的に抑制することができる。
本発明の補助流路ユニットでは、前記排出流路は、前記本体部の前記他方の面において、当該表面に直交する方向に突出して形成され、前記第2流入口から前記第2流出口に向かって直線的に延びる環状の第2環状突起と、前記第2環状突起の先端に貼り付けられた可撓性の第2フィルムとから構成されていてもよい。この構成によると、排出流路もダンパ効果を持つことになり、液体中の圧力変動をさらに抑制できる。また、直線的に延びる第2環状突起によって、供給流路の拡幅部における剛性低下をより効果的に抑制することができる。
また、本発明の液体吐出ヘッドは、上述の補助流路ユニットのいずれかが取り付けられる。
本発明のアタッチメントは、記録媒体にインク滴を吐出する複数のノズルにインクを分配するインク流路と、前記インク流路にインクを供給するインク供給口と、インクを前記インク流路から排出するインク排出口とを有するインクジェットヘッドに着脱可能に取り付けられるアタッチメントである。そして、平面視で矩形の外形形状を有する板状部材であり、その一方の表面に形成され前記インク供給口に供給されるインクが通過する供給流路と、その他方の表面に形成され前記インク排出口から排出されるインクが通過する排出流路とを有する本体部と、前記本体部の前記他方の表面に突設され、その先端に形成されたスリットを介して前記供給流路と前記インク供給口とを連通する中空の第1連通管と、前記第1連通管が形成された前記表面に突設され、その先端に形成されたスリットを介して前記排出流路と前記インク排出口とを連通する中空の第2連通管とを備えている。また、前記供給流路の少なくとも一部は、前記本体部の前記一方の表面において、前記本体部の平行な端縁部に沿ってそれぞれ延びる対向部を有し、前記一方の表面に直交する方向に突出して形成された環状の第1環状突起と、当該第1環状突起の先端に取り付けられた可撓性の第1ダンパフィルムとから構成され、前記排出流路の少なくとも一部は、前記本体部の前記他方の表面において、前記第1環状突起における前記対向部をそれぞれ繋ぐ連結部を平面視で横切るように、前記本体部の一方の端縁部から他方の端縁部に向かって直線的に延びるとともに、前記他方の表面に直交する方向に突出して形成された第2環状突起と、当該第2環状突起の先端に取り付けられた可撓性を有する第2ダンパフィルムとから構成されている。
この構成によると、平面視に関して重ならないように供給流路及び排出流路を形成する場合に比べて、平面視に関する本体部のサイズを小型化することができる。また、排出流路によって本体部の第1環状突起が形成された部分の剛性が高まるので、変形を防止することができる。
本発明のアタッチメントでは、前記第1連通管及び前記第2連通管は、前記本体部からそれらの先端までのそれぞれの長さが互いに異なっていてもよい。この構成によると、アタッチメントを誤った方向でインクジェットヘッドへ取り付けるのを防ぐことができる。
また、本発明のインクジェットヘッドは、上述のアタッチメントのいずれかが取り付けられる。さらに、本発明のインクジェットプリンタは、上述のインクジェットヘッドを備えている。
上述のように、本発明の補助流路ユニット及びこれが取り付けられた液体吐出ヘッド、並びにアタッチメント、これが取り付けられたインクジェットヘッド、およびインクジェットプリンタは、平面視に関して重ならないように供給流路及び排出流路を形成する場合に比べて、平面視に関する本体部のサイズを小型化することができる。また、排出流路によって本体部の第1環状突起が形成された部分の剛性が高まるので、変形を防止することができる。
以下、本発明の好適な一実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
本実施の形態のアタッチメントは、インクジェットプリンタに備えられるインクジェットヘッドに取り付けられるものである。図1は、本発明の実施の形態にかかるアタッチメントが取り付けられた状態のインクジェットヘッドの概観斜視図である。図2は、図1に示すアタッチメント及びインクジェットヘッドの分解斜視図である。図3は、図1に示すインクジェットヘッドが設置されたプリンタを示す図である。
図3に示すように、インクジェットヘッド100は、アタッチメント1が取り付けられた状態で、プリンタ内のフレーム7に固定される。フレーム7は、用紙を図3の紙面に垂直な方向に搬送する搬送機構90の上方に設けられている。搬送機構90は、回転軸が互いに平行な一対のローラ91、92、及びローラ91、92に巻回されたエンドレスの搬送ベルト93からなる。インクジェットヘッド100は、搬送ベルト93の上面と対向し、搬送機構90によって搬送される用紙に対してインクを吐出して画像を形成する。
アタッチメント1は、フレーム7上に固定された支柱7aに架け渡された支持プレート7bに支持されている。これにより、万一アタッチメント1に力が加わっても、アタッチメント1とインクジェットヘッド100との連結部に無理な力が加わることがなく、アタッチメント1とインクジェットヘッド100との接続状態を良好に保つことができる。また、フレーム7の下には、インクタンク4が配置されている。インクタンク4内のインクは、アタッチメント1に接続された供給チューブ4a、及びアタッチメント1を介してインクジェットヘッド100へと送られる。また、アタッチメント1には、インクジェットヘッド100内のインクを外部に排出する排出チューブ4bが接続されている。
ここで、インクジェットヘッド100について詳細に説明する。図1に示すように、インクジェットヘッド100は、全体として平面視において一方向に長尺な形状を有している。なお、本実施の形態において、インクジェットヘッド100の平面視において長尺な方向が主走査方向であり、平面視において主走査方向と直交する方向が副走査方向である。また、主走査方向及び副走査方向に直交しており、インクジェットヘッド100から吐出されるインクの吐出方向を下方向とし、下方向とは反対の方向を上方向とする。
図2に示すように、インクジェットヘッド100は、インクを一時的に貯留するリザーバ41(図4参照)が形成されたリザーバユニット3と、複数のノズル61に連通する個別インク流路65(図8参照)が形成されており、上方に位置するリザーバユニット3からインクが供給される流路ユニット5とを主に備えている。リザーバユニット3には、後で詳述するように、リザーバ41にインクを供給するインク供給口42と、リザーバ41のインクを排出するインク排出口43とが形成されている(図4参照)。そして、インク供給口42及びインク排出口43には、供給弁機構70及び排出弁機構80がそれぞれ取り付けられている。
後で詳述するように、流路ユニット5の上面には、4つのアクチュエータユニット6が固定されている(図7参照)。そして、アクチュエータユニット6上には、配線部材であるFPC(Flexible Printed Circuit)8が貼り付けされている。また、リザーバユニット3の上方には、コネクタ9a及びコンデンサ9bなどの電子部品が実装された基板9が配置されている。FPC8は、流路ユニット5とリザーバユニット3との間からリザーバユニット3の側面に沿って上方に引き出され、基板9のコネクタ9aと接続される。なお、FPC8には、アクチュエータユニット6から基板9に至る途中で、ドライバIC8aが実装されている。
また、基板9は、図1に示すフレキシブルフラットケーブル(Flexible Flat Cable:FFC)10を介して、インクジェットヘッド100が備え付けられたプリンタ全体の制御を司る図示しない制御装置と電気的に接続されている。これにより、制御装置からの信号は、基板9で中継された後FPC8を介してドライバIC8aに伝達され、ドライバIC8aから出力された駆動信号がアクチュエータユニット6に供給される。なお、基板9及びFPC8は、サイドカバー2a及びヘッドカバー2bによって覆われている。
次に、図4を参照しつつ、リザーバユニット3についてより詳細に説明する。図4は、リザーバユニット3の主走査方向に沿う断面図である。なお、図4では説明の都合上、上下方向の縮尺を拡大し、且つ同一線に沿った断面図では通常描かれない流路も適宜に示している。図4に示すように、リザーバユニット3は、主走査方向に延在する上部リザーバ形成体30と、主走査方向に延在する3枚のプレート37〜39とが積層された積層構造となっている。なお、互いに積層されたプレート37〜39によって下部リザーバ形成体35が構成されている。
ここで、リザーバユニット3について、リザーバユニット3を構成する各部材の平面図である図5をさらに参照しつつ説明する。なお、図5(a)は、上部リザーバ形成体30の上方から見た平面図であり、図5(b)は、上部リザーバ形成体30の下方から見た平面図である。また、図5(c)〜(e)は、それぞれプレート37〜39の上方から見た平面図である。
上部リザーバ形成体30は、例えば、ポリエチレンテレフタラート樹脂やポリプロピレン樹脂のような合成樹脂からなる。上部リザーバ形成体30の長手方向両端部近傍には、後述するように下部リザーバ形成体35の最上層のプレート37に形成された開口37bと係合する爪部32が2つずつ形成されている。これにより、上部リザーバ形成体30は、下部リザーバ形成体35の上面に固定される。
上部リザーバ形成体30の内部には、上部リザーバ31が形成されている。上部リザーバ31は、上部リザーバ形成体30の長手方向に関して中央部(以降、単に「中央部」とする)から一端部(図4、図5中左側端部:以降、単に「一端」とする)までの間にのみ形成されており、流入流路32a、流出流路32b、及び接続流路32cの3つの流路で構成されている。上部リザーバ形成体30の一端部近傍における上面には、流入流路32a及び流出流路32bの延在方向の端部にそれぞれ連通していると共に、上方に向かって突出した筒状のジョイント部33、34が互いに近接して形成されている。そして、ジョイント部33、34の上端によって画定される開口が、上述のインク供給口42及びインク排出口43となっている。また、図4及び図5(b)に示すように、上部リザーバ形成体30の中央部には、下方の流路と連通する接続口31aが形成されている。
流入流路32aは、上部リザーバ形成体30の厚み方向(上下方向)関する下部(以降、単に「下部」とする)において、上部リザーバ形成体30の一端部から中央部付近まで延在するように形成されている。流出流路32bは、上部リザーバ形成体30の一端部から中央部付近まで細長く延在している。より詳細には、流出流路32bにおける一端部側の半分は、上部リザーバ形成体30の下部に形成されている。一方、流出流路32bの残りの半分は、上部リザーバ形成体30の厚み方向に関する上部(以降、単に「上部」とする)に形成されていると共に、中央部近傍において下方に延びて流入流路32aに合流している。接続流路32cは、流入流路32a及び流出流路32bの合流部分に繋がっていると共に、上部リザーバ形成体30の上部において中央部まで延在した後、下方に向かって接続口31aまで延在する。
流入流路32aの中央部側の半分は、平面視において略平行四辺形形状を有している。この流入流路32aの略平行四辺形形状部分は、通過するインクの異物を捕らえるフィルタ44がその厚み方向に関する略中央に配置されている。つまり、フィルタ44を挟む両側の空間部がフィルタ室である。すなわち、流入流路32aのフィルタ室は、フィルタ44によって、インク供給口42側の上流部と接続流路32c側の下流部とに分割されている。そして、流出流路32bは、流入流路32aのフィルタ室の上流部末端に連通する。ここで、フィルタ室、特にその上流部には、気泡が残留しやすい。本実施の形態では、この気泡が残留しやすいフィルタ室の上流部に流出流路32bが接続されていることにより、確実に残留気泡を排出することができる。
また、上部リザーバ形成体30の下面に溶着された可撓性を有するフィルム45が、流入流路32aの下面の流路壁となっている。言い換えれば、流入流路32aは、フィルム45を介して大気と接している。ここで、上部リザーバ形成体30の下面と下部リザーバ形成体35の上面との間には、僅かな隙間が形成されている。したがって、上部リザーバ31内において急激な圧力変動があったとき、フィルム45が自由に変形することでこの圧力変動を吸収する。すなわち、フィルム45はダンパとして機能する。さらに、上部リザーバ形成体30の下面に溶着されたフィルム46が、流出流路32bの下面の流路壁となっている。また、上部リザーバ形成体30の上面に溶着されたフィルム47及びフィルム48が、それぞれ流出流路32b及び接続流路32cの上面の流路壁となっている。いずれのフィルム46、47、48も、フィルム45と同様に、圧力変動の吸収に寄与している。
プレート37〜39は、例えば、ステンレス鋼等の金属プレートからなる。図4に示すように、互いに積層されたプレート37〜39で構成される下部リザーバ形成体35の内部には、上部リザーバ31内のインクを流路ユニット5に分配する流路となる下部リザーバ36が形成されている。
図5に示すように、プレート37〜39のうち、最上層のプレート37には、接続口31aを介して上部リザーバ31と連通する貫通孔(落込流路37a)が形成されている。また、プレート37の長手方向両端部近傍には、上述の上部リザーバ形成体30に形成された爪部32と係合する開口37bが2つずつ形成されている。さらに、最下層のプレート39には、後述するように流路ユニット5に形成されたインク流入口5a(図7参照)に連通する10個の貫通孔(連通流路39a)が形成されている。そして、プレート37とプレート39との間に位置するプレート38には、落込流路37aと10個の連通流路39aとを連通させる孔(接続流路38a)が形成されている。これら落込流路37a、接続流路38a及び連通流路39aにより、下部リザーバ36(図4参照)が形成されている。
なお、最上層のプレート37の長手方向における長さは、その他のプレート38、39の長手方向における長さよりも長い。したがって、プレート37〜39を積層し下部リザーバ形成体35を構成した状態では、プレート37の両端が、プレート38、39の両端よりも外側に突出する。このプレート37の突出した部分には、貫通孔37cがそれぞれ形成されている。貫通孔37cは、図3に示すように、インクジェットヘッド100をプリンタのフレーム7に取り付ける際に使用される。
上述のように、リザーバユニット3内には、上部リザーバ形成体30に形成された上部リザーバ31及び下部リザーバ形成体35に形成された下部リザーバ36からなるリザーバ41が形成されている。リザーバユニット3は、流路ユニット5にインクを供給する機能に加え、外部から供給されるインクを清浄化するフィルタ機能及びインク内の圧力変動を吸収するダンパ機能を有した多機能部材である。
ここで、図2及びインクジェットヘッド100のインク供給口42近傍の部分拡大断面図である図6を参照しつつ、供給弁機構70についてより詳細に説明する。供給弁機構70は、上述のように互いに近接して形成されたジョイント部33、34のうち、流入流路32aに連通するジョイント部33の上端によって画定されるインク供給口42に取り付けられる。供給弁機構70は、連通部材71と、固定部材73と、可動部材76と、付勢バネ79とを有している。
連通部材71は、インク供給口42を介してジョイント部33の内部から外部に延びる連通路72が形成されており、その下端側の外径がジョイント部33の内径よりも小さく、上端側の外径がジョイント部33の内径よりも大きい部材である。そして、連通部材71は、固定部材73によって、その下端側がジョイント部33内に挿入され、上端側がジョイント部33からはみ出した状態でジョイント部33に固定される。固定部材73は、筒状の部材であり、ジョイント部33の外径よりも若干大きな内径を有する大径部74と、ジョイント部33の外径よりも小さな内径を有する小径部75と、大径部74及び小径部75を繋ぐ接続部73aとからなる。そして、固定部材73は、大径部74内にジョイント部33が連通部材71を挟んで挿入されるように、上部リザーバ形成体30に取り付けられる。
このとき、図6に示すように、連通部材71のジョイント部33からはみ出た部分が、ジョイント部33の上端と、固定部材73の接続部73aとの間に挟まれた状態となる。ここで、ジョイント部33の外周面には、突起33aが形成されている。また、固定部材73の大径部74には、突起33aに係合する開口74aが形成されている。したがって、ジョイント部33の突起33aと固定部材73の開口74aが係合することによって、固定部材73を上部リザーバ形成体30に固定することができる。よって、固定された固定部材73によって連通部材71をジョイント部33に固定することができる。
ここで、図6に示すように、ジョイント部33の下方側部分の内径は、上方側部分の内径に比べて小さくなっている。また、ジョイント部33内には、ジョイント部33の伸延方向に延びるガイドピン33bが配置されている。可動部材76は、ジョイント部33の下方側部分の内径よりも小さな外径を有する円柱状部材であると共に、その一端にジョイント部33の下方側部分の内径及び連通部材71の下端の内径よりも大きな径を有する鍔部77が形成されている。そして、可動部材76は、鍔部77が上になるようにジョイント部33内に配置されている。さらに、可動部材76内には、孔が可動部材76の伸延方向の軸に沿って形成されており、ガイドピン33bが挿通されている。なお、この孔は鍔部77を残した可動部材76のほぼ全長に亘って延びている。したがって、可動部材76は、ガイドピン33bに沿って、ジョイント部33の伸延方向に上下に移動可能となっている。より詳細には、可動部材76は、その鍔部77が連通部材71の下端と当接して連通路72を封止する封止位置と、連通部材71から離隔して連通路72を開放する開放位置とを取り得る。すなわち、可動部材76が封止位置にある際には、インク供給口42は鍔部77によって封止され、開放位置にある際には、インク供給口42が開放される。
付勢バネ79は、ジョイント部33内の比較的内径が大きい上方側部分に配置されており、可動部材76の鍔部77を下側から上方の封止位置に向けて付勢している。これにより、供給弁機構70は、可動部材76が付勢バネ79による付勢方向とは反対方向に押圧されない限り、インク供給口42を封止状態に保つことができる。
排出弁機構80は、供給弁機構70と同様に、連通部材81、固定部材83、可動部材86、及び付勢バネ89を有しており、ジョイント部34の上端によって画定されるインク排出口43に取り付けられる。ここでは、排出弁機構80の説明は省略する。なお、図2に示すように、本実施の形態においては、供給弁機構70の連通部材71と、排出弁機構80の連通部材81とは、一体の部材で構成されている。より詳細には、連通部材71のジョイント部33からはみ出す上端側部分と、連通部材81のジョイント部34からはみ出す上端側部分とが繋がっている。同様に、供給弁機構70の固定部材73と、排出弁機構80の固定部材83とについても一体の部材で構成されている。より詳細には、固定部材73の大径部74と、固定部材83の大径部84とが繋がっている。
次に、流路ユニット5の詳細について図7及び図8を用いて説明する。図7は、流路ユニット5の平面図である。図8は、流路ユニット5の部分断面図である。流路ユニット5は、平面視矩形状を有しており、その上面に台形形状を有する4つのアクチュエータユニット6が千鳥状に配置されている。
流路ユニット5の下面おけるアクチュエータユニット6に対応する部分は、多数のノズル61が形成されたインク吐出領域となっている。また、流路ユニット5の上面には各ノズル61に連通する圧力室62が多数形成されている。そして、1つのアクチュエータユニット6は多数の圧力室62を覆うように配置されている。
流路ユニット5の内部には、流路ユニット5の上面に形成されたインク流入口5aに連通するマニホールド流路63、及びマニホールド流路63が分岐した副マニホールド流路63a、そして図8に示すように、副マニホールド流路63aの出口から圧力室62を経てノズル61に至る個別インク流路65が形成されている。これにより、リザーバユニット3からのインクは、インク流入口5aを介してマニホールド流路63に供給され、さらに各圧力室62に分配される。そして、アクチュエータユニット6により圧力室62に選択的に圧力が付与されると、圧力室62内のインクの圧力が上昇し、この圧力室62に連通するノズル61からインクが吐出される。
流路ユニット5は、図8に示すように、上から、キャビティプレート51、ベースプレート52、アパーチャプレート53、サプライプレート54、マニホールドプレート55、56、57、カバープレート58及びノズルプレート59が積層された積層構造を有している。すなわち、ノズルプレート59の下面にインク吐出領域が形成される。なお、各プレート51〜59は、ステンレス鋼等の金属プレートからなる。
これらプレート51〜59は、マニホールド流路63、副マニホールド流路63a、及び副マニホールド流路63aの出口から、絞りとして機能するアパーチャ64及び圧力室62を経てノズル61に至る、図8に示すような多数の個別インク流路65が形成されるように、互いに位置合わせしつつ積層される。
続いて、図9及び図10をさらに参照しつつ、アタッチメント1について説明する。図9(a)は、アタッチメント1を斜め下方から見た斜視図であり、図9(b)は、アタッチメント1を斜め上方から見た斜視図である。また、図10(a)は、アタッチメント1の上面図であり、図10(b)は、図10(a)のb−b線に沿う断面図であり、図10(c)は、アタッチメント1の下面図である。
アタッチメント1は、平面視で矩形の外形形状を有する板状の本体部21と、いずれも本体部21の下面に突設されており略筒状である供給弁開放部24及び排出弁開放部25とを主に有している。本体部21の上面は、図1及び図2に示すように、カバー1aで覆われる。また、供給弁開放部24及び排出弁開放部25は、図10(b)に示すように、本体部21の下面からの突出長さが互いに等しくなっている。
本体部21には、リザーバユニット3のインク供給口42に送られるインクが通過する供給流路28、及びインク排出口43から排出されたインクが通過する排出流路29が形成されている。そして、供給弁開放部24の内部は、供給流路28と繋がっている。一方、排出弁開放部25の内部は、排出流路29に繋がっている。また、本体部21には、供給流路28に繋がっているインク入口21a及び排出流路29に繋がっているインク出口21bが形成されている。インク入口21a及びインク出口21bは、いずれも上方の空間と連通している。すなわち、供給流路28は、本体部21において、供給弁開放部24が接続されている部分からインク入口21aまで延びている。一方、排出流路29は、排出弁開放部25が接続されている部分からインク出口21bまで延びている。
本体部21の上面には、上方に向かって突出した筒状のジョイント部27a、27bが形成されている。ジョイント部27aはインク入口21aと連通し、ジョイント部27bはインク出口21bと連通している。図3に示すように、ジョイント部27aには、インクタンク4に接続された供給チューブ4aの端部が接続される。一方、ジョイント部27bには、インクタンク4に接続された排出チューブ4bの端部が接続される。
ここで、供給弁開放部24及び排出弁開放部25は、本体部21の長手方向の一端部近傍において、本体部21の幅方向に互いに離隔するように本体部21に接続されている。また、インク入口21a及びインク出口21bは、本体部21の供給弁開放部24及び排出弁開放部25が接続されている側とは反対側の他端部近傍において、本体部21の幅方向に互いに離隔する位置に形成されている。より詳細には、インク入口21aは、供給弁開放部24が接続されている本体部21の幅方向一端側とは反対側の他端側に形成されており、インク出口21bは、排出弁開放部25が接続されている本体部21の幅方向他端側とは反対側の一端側に形成されている。
本体部21の上面には、この上面に直交する方向に突出している2つの環状突起11、13が形成されている。一方、本体部21の下面には、この下面に直交する方向に突出している2つの環状突起12、14が形成されている。また、これら環状突起11〜14の先端には、可撓性を有するフィルム15〜18がそれぞれ溶着されている。
環状突起11及びそれに溶着されたフィルム15、並びに環状突起12及びそれに溶着されたフィルム16は、供給流路28を画定する。なお、以降の説明において、供給流路28の環状突起11及びフィルム15で画定された部分を「上部供給流路」と称する。一方、環状突起13及びそれに溶着されたフィルム17、並びに環状突起14及びそれに溶着されたフィルム18は、排出流路29を画定する。なお、以降の説明において、環状突起14及びフィルム18で画定された部分を「下部排出流路」と称する。
すなわち、フィルム15〜18は、いずれも一方の面が大気と接し他方の面がインクと接することで、大気とインクとを分離する。フィルム15、16は、供給流路28内において急激な圧力変動があったとき、圧力変動を吸収するダンパとして機能する。一方、フィルム17、18は、排出流路29内において急激な圧力変動があったとき、圧力変動を吸収するダンパとして機能する。
供給流路28の一部を画定する環状突起11は、本体部21の上面における平面視で供給弁開放部24が接続されている部分から、インク入口21aの近傍までの範囲に形成されている。また、環状突起12は、本体部21の下面における平面視でインク入口21aの近傍からインク入口21aが形成された部分まで延びている。図10に示すように、環状突起12は本体部21の端縁部に沿って形成されている。環状突起11及び環状突起12は、それらによって囲まれる領域が、平面視でインク入口21aの近傍において重なるように形成されている。より詳細には、図10に示されるように、環状突起11で囲まれた領域は、その先細の端部が、環状突起12で囲まれた領域の端部と重なっている。環状突起12で囲まれた空間は、インク入口21aと繋がっている。本体部21の上面における環状突起11で囲まれた領域には、環状突起12で囲まれた空間に繋がる流入口28a及び供給弁開放部24内に繋がる流出口28bが形成されている。本実施の形態では、本体部21の上面は、環状突起11で囲まれた領域によって、その大部分が占められている。
また、環状突起11は、本体部21の幅方向両端縁部に沿ってそれぞれ延びる対向部11aを有している。すなわち、上部供給流路には、対向部11aによって本体部21の幅方向両端まで拡幅されている拡幅部19が形成されている。なお、環状突起11の対向部11aを除く部分は、連結部11bである。すなわち、一対の対向部11aは、連結部11bによって互いに連結され、環状突起11を構成している。また、上部供給流路の流路幅は、拡幅部19から流出口28bに向かって先細りしている。
排出流路29の一部を画定する環状突起13は、本体部21の上面において、平面視で排出弁開放部25が接続されている部分から、本体部21の幅方向他端部に向けて本体部21の長手方向に対して斜めに延在している。また、環状突起14は、平面視で環状突起13の排出弁開放部25が接続されている部分とは反対側の端部から、インク出口21bが形成されている部分まで直線的に延在する。すなわち、環状突起13で囲まれた領域及び環状突起14で囲まれた領域は、平面視においてその端部で互いに重なり合っている。環状突起13で囲まれた空間は、排出弁開放部25内と繋がっている。本体部21の下面における環状突起14で囲まれた領域には、環状突起13で囲まれた空間に繋がる流入口29a及びインク出口21bに繋がる流出口29bが形成されている。
図10(a)に示すように、上部供給流路の流入口28aと流出口28bとを結ぶ線分と、下部排出流路(図10(a)において破線で示す)の流入口29aと流出口29bとを結ぶ線分とは、平面視で交わっている。より詳細には、下部排出流路は、平面視で上部供給流路を画定する環状突起11における連結部11bを横切っている。言い換えると、下部排出流路は、上部供給流路の拡幅部19と上下方向に重なっている。
さらに、上部供給流路の流出口28bには、通過するインクの異物を捕らえるフィルタ23が配置されている。すなわち、アタッチメント1の内部には、フィルタ23によって、本体部21に形成された上流部と供給弁開放部24に形成された下流部とに分割されるフィルタ室が形成されている。このような構成により、上部供給流路は、ダンパ室とフィルタ室とを兼ねる。
また、本体部21の上面には環状突起11、13が形成されている領域を除く領域に、リブ26aが形成されている。一方、本体部21の下面には、環状突起12、14が形成されている領域を除く領域に、リブ26bが形成されている。リブ26a、26bは、いずれも略格子状である。リブ26a、26bにより、アタッチメント1の剛性が高められて変形が防止される。さらに、環状突起11で囲まれた拡開部内には、リブ26aは存在しない。しかし、下面において、直線的に延在した排出流路29の環状突起14が、平面視で上面の拡開部をクロスするように横切って配置されている。そのため、流路の形成、特に拡開部の形成によるアタッチメント2の剛性低下が抑制されている。
供給弁開放部24及び排出弁開放部25は、いずれも先端部分を残して先細りの形状を有している。また、供給弁開放部24及び排出弁開放部25の先端には、複数のスリット24a、25aがそれぞれ形成されている。そして、供給弁開放部24は、アタッチメント1がインクジェットヘッド100に取り付けられた際に、供給弁機構70の可動部材76を付勢バネ79による付勢方向とは反対の下方に向かって押圧する。可動部材76は開放位置まで移動され、供給弁機構70が開放される。一方、排出弁開放部25は、排出弁機構80の可動部材86を付勢バネ89による付勢方向とは反対の下方に向かって押圧する。可動部材86は開放位置まで移動され、排出弁機構80が開放される。このとき、アタッチメント2の供給流路28が、スリット24aを介して上部リザーバ形成体30の流入流路32aと連通し、排出流路29がスリット24bを介して流出流路32bと連通することになる。
ここで、図11を参照しつつ、供給弁開放部24による供給弁機構70の開閉動作を説明する。図11(a)は、供給弁機構70が開放される前の状態を表しており、図11(b)は、供給弁機構70が開放された状態を表している。なお、排出弁機構80の開閉動作は、供給弁機構70の開閉動作と同様であるので、ここでは説明を省略する。
まず、図11(a)に示すように、アタッチメント1をインクジェットヘッド100に取り付ける際には、供給弁開放部24は、供給弁機構70における固定部材73の小径部75内及び連通部材71の連通路72に挿通される。このとき、供給弁開放部24の先端は、供給弁機構70の可動部材76に当接する。その後、アタッチメント1を下方に押し込むことによって、供給弁開放部24の先端が、供給弁機構70の可動部材76を付勢バネ79による付勢方向とは反対の下方に向かって押圧する。これによって、可動部材76が、11図(a)に示す封止位置から、図11(b)に示す開放位置まで移動し、供給弁機構70は開放状態となる。すなわち、アタッチメント1の供給流路28内のインクが、供給弁開放部24の先端のスリット24aからジョイント部33内に流れ出る。
ここで、連通部材71は、図6に示すように、連通路72の途中部に内壁から内側に張り出した環状凸部71aが形成されている。環状凸部71aは、上述の供給弁開放部24の先端が可動部材76に当接した段階で、供給弁開放部24の外周面に接触する。連通部材71は、ゴムのような樹脂製の可撓性部材であり、供給弁開放部24と水密に接触する。供給弁開放部24がさらに押し込まれて、仮に、連通部材71と可動部材76との間の隙間からインクが逆流することがあっても、インクが外部に漏れることはない。
以上のように、本実施の形態のアタッチメント1は、供給流路28の一部が、板状の本体部21の上面に形成された環状突起11及び環状突起11の上端に溶着されたフィルム15で構成されている。そして、排出流路29の一部は、本体部21の下面において、平面視で環状突起11によって囲まれた領域に対向した領域を横切っている。したがって、平面視に関して重ならないように供給流路28及び排出流路29を形成する場合に比べて、平面視に関する本体部21のサイズを小型化することができる。また、排出流路29によって本体部21の環状突起11が形成された部分の剛性が高まる。したがって、アタッチメント1の変形を防止し、インクジェットヘッド100との接続部分でインク漏れが生じるのを防ぐことができる。
また、本実施の形態のアタッチメント1では、上部供給流路の流入口28a及び流出口28bを結ぶ線分と、下部排出流路の流入口29a及び流出口29bを結ぶ線分とが、平面視で交わっている。したがって、本体部21にバランスの良い剛性が得られる。
さらに、本実施の形態のアタッチメント1では、上部供給流路は、流入口28aから対向部11aが形成されており流路が拡幅する拡幅部19を介して流出口28bに先細りで連通している。そして、下部排出流路は、平面視で環状突起11における一対の対向部11aをそれぞれ繋ぐ連結部11bを横切るように形成されている。したがって、拡幅部19が形成された上部供給流路は、大きなダンパ効果を発揮することができる。また、同時に、上部供給流路の拡幅部19を平面視で横切る下部排出流路によって、拡幅部19における剛性低下を効果的に抑制することができる。
さらに、本実施の形態のアタッチメント1では、下部排出流路は、本体部21の下面に形成された環状突起14及び環状突起14の上端に溶着されたフィルム18で画定される。また、環状突起14は、流入口29aから流出口29bに向かって直線的に延びている。したがって、下部排出流路もダンパ効果を持つことになり、インクの圧力変動をさらに抑制できる。さらに、直線的に延びる環状突起14によって、上部供給流路の拡幅部19における剛性低下をより効果的に抑制することができる。
加えて、上述の供給弁機構70は、インクジェットヘッド100にアタッチメント1が取り付けられていない場合には、インク供給口42を塞いだ状態となり、アタッチメント1が取り付けられると、インク供給口42を開放する状態となる。したがって、本実施の形態では、別部材を必要とすることなく、アタッチメント1を外しておくだけでインク供給口42を塞いだ状態に保つことができる。また、アタッチメント1を取り付けるだけでインクをインクジェットヘッド100に供給可能な状態にすることができる。
また、本実施の形態では、リザーバユニット3に、その内部のリザーバ41のインクを排出するインク排出口43が形成されており、アタッチメント1に、インク排出口43から排出されたインクが通過する排出流路29が形成されている。また、インクジェットヘッド100には、インク排出口43を封止する状態と開放する状態とを取り得る排出弁機構80が取り付けられている。そして、排出弁機構80は、アタッチメント1がインクジェットヘッド100に取り付けられていない場合には、インク排出口43を塞いだ状態となり、アタッチメント1がインクジェットヘッド100に取り付けられると、インク排出口43を開放する状態となる。
したがって、本実施の形態では、インク排出口43から、リザーバ41内の気泡をインクと共に排出することができる。また、アタッチメント1を外しておくだけでインク排出口43を封止状態に保つことがで、且つアタッチメント1を取り付けるだけでインクを排出可能な状態にすることができる。
さらに、上述の供給弁機構70は、インク供給口42を介しリザーバユニット3の内部から外部に延びる連通路72が形成されリザーバユニット3に固定された連通部材71と、連通路72を封止する封止位置と連通路72を開放する開放位置との間で移動可能な可動部材76と、可動部材76を封止位置に向けて付勢する付勢バネ79とを有している。一方、排出弁機構80についても、供給弁機構70と同様に、連通部材81、可動部材86、及び付勢バネ89を有している。そして、アタッチメント1は、インクジェットヘッド100に取り付けられた状態において、連通路72、82にそれぞれ挿通される供給弁開放部24及び排出弁開放部25を有している。供給弁開放部24及び排出弁開放部25は、可動部材76、86を付勢バネ79、89による付勢方向とは反対方向にそれぞれ押圧することによって開放位置に移動させることができる。
したがって、本実施の形態では、例えばアクチュエータ等の複雑な機器や煩雑な操作を必要とすることなく、インク供給口42及びインク排出口43の封止及び開放を容易に行うことができる。
加えて、本実施の形態では、供給弁機構70の固定部材73と排出弁機構80の固定部材83とが一体に形成されている。また、供給弁機構70の連通部材71と排出弁機構80の連通部材81とについても一体に形成されている。したがって、部品点数を削減することができる。
<変形例>
ここで、上述の実施の形態の変形例について説明する。本変形例は、アタッチメントを誤った方向に装着することを回避可能な構成を有しており、誤装着されたとき、インクの供給だけが可能な構成(第1の変形例)と、インクの循環が可能な構成(第2の変形例)とがある。本変形例のアタッチメントは、いずれも上述の実施の形態における供給弁開放部24及び排出弁開放部25の構成を変更したものであり、その他の構成は上述の実施の形態の構成と同様である。なお、上述の実施の形態と同様の構成を有するものには、同一の符号を付している。
(第1の変形例)
まず、図12を参照しつつ、上述の実施の形態の第1の変形例について説明する。図12は、本変形例のアタッチメント101の供給弁開放部124及び排出弁開放部125、並びにインクジェットヘッドの供給弁機構170及び排出弁機構180が取り付け付けられた部分近傍の断面図である。
図12に示すように、本変形例のアタッチメント101では、本体部21の下面から供給弁開放部124の先端までの長さは、本体部21の下面から排出弁開放部125の先端までの長さよりも長い。すなわち、本変形例では、供給弁開放部124及び排出弁開放部125の本体部21の下面からの突出長さが互いに異なっている。より詳細には、図12(a)においてL1で示す供給弁開放部124及び排出弁開放部125の長さの差は、L2で示す供給弁機構170の可動部材176及び排出弁機構180の可動部材186が移動する封止位置と開放位置との間隔と同じかそれよりも大きい。
本変形例のアタッチメント101は、上述の実施の形態のアタッチメント1と同様に、小型化可能であり且つ変形を防止することができる。
さらに、本変形例のアタッチメント101は、供給弁開放部124及び排出弁開放部125の長さの差L1によって、視覚的に配置関係を認識し易く、間違った方向でインクジェットヘッドへ取り付けるのを防ぐことができる。アタッチメント101をより確実に正しい方向で装着するという観点から、図12に示すように、固定部材173、183の上方の開放端の高さを供給側と排出側とで異なるようにしてもよい。また、本体部21の下面から供給弁開放部124の先端までの長さが、本体部21の下面から排出弁開放部125の先端までの長さよりも長いので、仮に、アタッチメント101を誤った方向に装着しても、少なくともインクジェットヘッドへのインクの供給は行われる。したがって、インクジェットヘッドによる印字を可能とすることができる。
すなわち、アタッチメント101の取り付け方向を誤り、供給弁開放部124を排出弁機構180内に、排出弁開放部125を供給弁機構170内に挿入した場合、排出弁機構180の可動部材186は、供給弁開放部124の先端に押圧されることによりが開放位置に達する。これにより、排出弁機構180は開放状態となる。一方、このとき、排出弁開放部125は、図12(b)において破線で示すように、その先端が供給弁機構170の可動部材176と当接しない位置にある。つまり、このような状態では、排出弁開放部125は、可動部材176を押圧することができない。
(第2の変形例)
次に、図13を参照しつつ、上述の実施の形態の第2の変形例について説明する。図13は、本変形例のアタッチメント201の供給弁開放部224及び排出弁開放部225、並びにインクジェットヘッドの供給弁機構270及び排出弁機構280が取り付け付けられた部分近傍の断面図である。
図13に示すように、本変形例のアタッチメント201では、本体部21の下面から供給弁開放部224の先端までの長さは、本体部21の下面から排出弁開放部225の先端までの長さよりも長い。より詳細には、図13(a)においてL3で示す供給弁開放部224及び排出弁開放部225の長さの差は、L4で示す供給弁機構270の可動部材276及び排出弁機構280の可動部材286が移動する封止位置と開放位置との間隔よりも小さい。したがって、図13(b)に示すように、供給弁開放部224の先端が供給弁機構270の開放位置に達したとき、排出弁開放部225の先端は、供給弁機構270の開放位置よりも下方に位置する。また、L3は、図13においてL5で示す排出弁機構280の開放位置及び供給弁機構270の封止位置との間隔よりも小さい。
本変形例のアタッチメント201は、上述の実施の形態のアタッチメント1と同様に、小型化可能であり且つ変形を防止することができる。
さらに、本変形例のアタッチメント201は、供給弁開放部224及び排出弁開放部225の長さの差L3によって、視覚的に配置関係を認識し易く、間違った方向でインクジェットヘッドへ取り付けるのを防ぐことができる。アタッチメント201をより確実に正しい方向で装着するという観点から、図13に示すように、固定部材273、283の上方の開放端の高さを供給側と排出側とで異なるようにしてもよい。また、供給弁開放部224及び排出弁開放部225の長さの差L3が、可動部材276、286が移動する封止位置と開放位置との間隔L4よりも小さく、且つ、排出弁機構280の開放位置及び供給弁機構270の封止位置との間隔L5より小さいので、仮に、アタッチメント201を誤った方向に装着しても、アタッチメント201の供給流路28及び排出流路29をリザーバユニット3のリザーバ41にそれぞれ連通させることができる。
すなわち、アタッチメント201の取り付け方向を誤り、供給弁開放部224を排出弁機構280内に、排出弁開放部225を供給弁機構270内に挿入した場合、排出弁機構280の可動部材286は、供給弁開放部224の先端に押圧されることにより開放位置に達する。これにより、排出弁機構280は開放状態となる。すなわち、アタッチメント201の供給流路28とリザーバユニット3のリザーバ41とを繋ぐ流路が確保される。このとき、排出弁開放部225は、図13(b)において破線で示すように、その先端が供給弁機構270の封止位置よりも下方に位置する。つまり、このとき、供給弁機構270の可動部材276は、排出弁開放部225によって付勢バネ79による付勢方向とは反対の方向に押圧される。したがって、アタッチメント201を正しく取り付けた場合に比べて、流路抵抗の増加はあるが、アタッチメント201の排出流路29とリザーバユニット3のリザーバ41とを繋ぐ流路を確保することができる。
以上、本発明の好適な一実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて、様々な設計変更を行うことが可能なものである。例えば、上述の実施の形態では、上部供給流路の流入口28a及び流出口28bを結ぶ線分と、下部排出流路の流入口29a及び流出口29bを結ぶ線分とが、平面視で交わっている場合について説明したが、これらの線分は交わっていなくてもよい。
また、上述の実施の形態では、上部供給流路に拡幅部19が形成されており、下部排出流路が、平面視で上部供給流路の拡幅部19を横切る場合について説明したが、これには限定されない。上部供給流路に拡幅部19は形成されていなくてもよいし、また下部排出流路は平面視で拡幅部19を横切っていなくてもよい。
さらに、上述の実施の形態では、下部排出流路が、本体部21の下面において、流入口29aから流出口29bに向かって直線的に延びる環状突起14及びフィルム18で画定される場合について説明したが、これには限られない。例えば、下部排出流路は、本体部21の内部に形成された空洞の内壁で画定されていてもよいし、また直線的に延びていなくてもよい。
また、上述の第1及び第2の変形例では、本体部21の下面から供給弁開放部124(224)の先端までの長さが、本体部21の下面から排出弁開放部125(225)の先端までの長さよりも長い場合について説明したが、逆に本体部21の下面から排出弁開放部125(225)の先端までの長さが、本体部21の下面から供給弁開放部124(224)の先端までの長さよりも長くてもよい。
本発明の実施の形態にかかるアタッチメントが取り付けられた状態のインクジェットヘッドの概略斜視図である。 図1に示すアタッチメント及びインクジェットヘッドの分解斜視図である。 図1に示すインクジェットヘッドが設置されたプリンタを示す図である。 図2に示すリザーバユニットの主走査方向に沿う断面図である。 図2に示すリザーバユニットを構成する各部材の平面図である。 図2に示す本体ブロックのインク供給口近傍の部分拡大断面図である。 図2に示す流路ユニットの平面図である。 図7に示す流路ユニットの部分断面図である。 図1に示すアタッチメントの斜視図である。 図1に示すアタッチメントの平面図及び断面図である。 図2に示す供給弁機構の開閉動作を説明するための図である。 本実施の形態の第1の変形例にかかるアタッチメント及びインクジェットヘッドの部分断面図である。 本実施の形態の第2の変形例にかかるアタッチメント及びインクジェットヘッドの部分断面図である。
符号の説明
1 アタッチメント(補助流路ユニット)
11 環状突起(第1環状突起)
11a 対向部
11b 連結部
14 環状突起(第2環状突起)
15、18 フィルム(第1フィルム、第2フィルム)
19 拡幅部
21 本体部
24 供給弁開放部(第1連通管)
25 排出弁開放部(第2連通管)
24a、25a スリット
28 供給流路
28a、28b 第1流入口、第1流出口
29 排出流路
29a、29b 第2流入口、第2流出口
42 インク供給口(液体供給口)
43 インク排出口(液体排出口)
61 ノズル
100 インクジェットヘッド(液体吐出ヘッド)

Claims (9)

  1. 記録媒体に液滴を吐出する複数のノズルに液体を分配する液体流路と、前記液体流路に液体を供給する液体供給口と、液体を前記液体流路から排出する液体排出口とを有する液体吐出ヘッドに着脱可能に取り付けられる補助流路ユニットであって、
    前記液体供給口に送られる液体が通過する供給流路及び前記液体排出口から排出される液体が通過する排出流路を有する板状の本体部を備え、
    前記供給流路の少なくとも一部は、前記本体部の一方の表面において、当該表面に直交する方向に突出して形成された環状の第1環状突起と、前記第1環状突起の先端に取り付けられた可撓性の第1フィルムとから構成され、
    前記排出流路の少なくとも一部は、前記本体部の他方の表面において、平面視で前記第1環状突起によって囲まれた領域に対向した領域を横切るように構成されていることを特徴とする補助流路ユニット。
  2. 前記第1環状突起の内周面と前記第1フィルムとで囲まれた部分の液体の第1流入口及び第1流出口を結ぶ線分と、前記排出流路の前記他方の表面に形成されている部分の液体の第2流入口及び第2流出口を結ぶ線分とが、平面視で交わっていることを特徴とする請求項1に記載の補助流路ユニット。
  3. 前記第1環状突起は、前記第1流入口から流路が拡幅する拡幅部を介して前記第1流出口に先細りで連通するように、前記本体部の両端縁部にそれぞれ沿って配置された対向部を有し、
    前記排出流路は、前記第1環状突起における前記対向部をそれぞれ繋ぐ連結部を平面視で横切るように形成されていることを特徴とする請求項2に記載の補助流路ユニット。
  4. 前記排出流路は、
    前記本体部の前記他方の面において、当該表面に直交する方向に突出して形成され、前記第2流入口から前記第2流出口に向かって直線的に延びる環状の第2環状突起と、前記第2環状突起の先端に貼り付けられた可撓性の第2フィルムとから構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の補助流路ユニット。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の補助流路ユニットが取り付けられたことを特徴とする液体吐出ヘッド。
  6. 記録媒体にインク滴を吐出する複数のノズルにインクを分配するインク流路と、前記インク流路にインクを供給するインク供給口と、インクを前記インク流路から排出するインク排出口とを有するインクジェットヘッドに着脱可能に取り付けられるアタッチメントであって、
    平面視で矩形の外形形状を有する板状部材であり、その一方の表面に形成され前記インク供給口に供給されるインクが通過する供給流路と、その他方の表面に形成され前記インク排出口から排出されるインクが通過する排出流路とを有する本体部と、
    前記本体部の前記他方の表面に突設され、その先端に形成されたスリットを介して前記供給流路と前記インク供給口とを連通する中空の第1連通管と、
    前記第1連通管が形成された前記表面に突設され、その先端に形成されたスリットを介して前記排出流路と前記インク排出口とを連通する中空の第2連通管とを備え、
    前記供給流路の少なくとも一部は、
    前記本体部の前記一方の表面において、前記本体部の平行な端縁部に沿ってそれぞれ延びる対向部を有し、前記一方の表面に直交する方向に突出して形成された環状の第1環状突起と、当該第1環状突起の先端に取り付けられた可撓性の第1フィルムとから構成され、
    前記排出流路の少なくとも一部は、
    前記本体部の前記他方の表面において、前記第1環状突起における前記対向部をそれぞれ繋ぐ連結部を平面視で横切るように、前記本体部の一方の端縁部から他方の端縁部に向かって直線的に延びるとともに、前記他方の表面に直交する方向に突出して形成された第2環状突起と、当該第2環状突起の先端に取り付けられた可撓性を有する第2フィルムとから構成されていることを特徴とするアタッチメント。
  7. 前記第1連通管及び前記第2連通管は、前記本体部からそれらの先端までのそれぞれの長さが互いに異なっていることを特徴とする請求項6に記載のアタッチメント。
  8. 請求項6または7に記載のアタッチメントが取り付けられたことを特徴とするインクジェットヘッド。
  9. 請求項8に記載のインクジェットヘッドを備えたことを特徴とするインクジェットプリンタ。
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